JP2001347477A - 搬送用ロボット - Google Patents

搬送用ロボット

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JP2001347477A
JP2001347477A JP2000172462A JP2000172462A JP2001347477A JP 2001347477 A JP2001347477 A JP 2001347477A JP 2000172462 A JP2000172462 A JP 2000172462A JP 2000172462 A JP2000172462 A JP 2000172462A JP 2001347477 A JP2001347477 A JP 2001347477A
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motors
robot
arm
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Application number
JP2000172462A
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English (en)
Inventor
Matsuo Nose
松男 野瀬
Kazuhiro Hatake
一尋 畠
Shinji Suzuki
信二 鈴木
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Komatsu Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動部の軸方向長さを短くできて、駆動部の
小形化、及びトランスファチャンバ下部のメンテナンス
性の向上を図る。 【解決手段】 複数のモータと、各モータの出力部材
に、アームと、このアームにリンクを介して連結された
搬送台とからなるロボットリンク機構を結合してなる搬
送用ロボットにおいて、各モータの固定子、回転子、位
置検出器、及び回転子を支承する軸受を、軸方向におい
て略同一位置に設け、この各モータを同心状で、かつ軸
方向に位置をずらせて配置し、1つのモータの回転子に
結合した出力部材を、他のモータの回転子に結合した出
力部材に貫通して各モータの出力部材を同一方向に延出
し、各モータの出力部材に上記ロボットリンク機構のア
ームを固着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送用ロボットに
関し、さらに詳細にいえば、マルチチャンバタイプの半
導体製造装置や、LCD製造装置等のように、プロセス
チャンバにて加工処理されるウエハ等の薄板状のワーク
を、プロセスチャンバへ搬送するようにした製造装置に
おける搬送用ロボットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】マルチチャンバタイプの半導体製造装置
は、図1に示すようになっていて、トランスファチャン
バ1の周囲に、複数のプロセスチャンバからなるプロセ
スチャンバステーション2a,2b,2c,2d,2e
と、外部に対してワークの受け渡しを行うワーク受け渡
しステーション3とが配設されており、トランスファチ
ャンバ1内は常時真空装置にて真空状態が保たれてい
る。
【0003】そして上記トランスファチャンバ1は、図
2に示すようになっていて、これの中心部に図3に示す
ような、すなわち特表平8−506771号公報に記載
のような搬送用ロボットAが回転可能に備えてある。
トランスファチャンバ1の周壁であって、プロセスチャ
ンバステーション2a,2b,2c,2d,2e及びワ
ーク受け渡しステーション3に対向している仕切り壁5
には、各プロセスチャンバステーションへのワークの出
入口となるゲート6が設けてある。このゲート6はトラ
ンスファチャンバ2の内側に各ゲート6に対向して設け
られた図示しない開閉扉にて開閉されるようになってい
る。
【0004】上記搬送用ロボットAは、いわゆるフロ
ッグレッグ式の双腕型といわれているもので、その構成
は図3,図4,図5に示すようになっている。
【0005】搬送用ロボットAの中心部に同長の2本
のアーム7a,7bがそれぞれ回転可能に設けられてい
る。搬送用ロボットAは、同一形状の2つの搬送台8
a,8bを有しており、この各搬送台8a,8bの基部
に、同長の2本のリンク9a,9bの一端が連結されて
いる。この両リンク9a,9bの一端は搬送台8a,8
bに対してフロッグレッグ式の搬送台姿勢規制機構を介
して連結されており、両リンク9a,9bは各搬送台8
a,8bに対して完全に対称方向に回転するようになっ
ている。そして各搬送台8a,8bに連結した2本のリ
ンクのうちの一方のリンクは一方のアームに、他方のリ
ンクは他方のアームにそれぞれ連結されている。
【0006】図4(a),(b)は、上記フロッグレッ
グ式の搬送台姿勢規制機構を示している。搬送台8a,
8bに連結される2本のリンク9a,9bの先端部は図
4(a)に示すように、互いに噛合う歯車9c,9cか
らなる歯車構成により結合されており、搬送台8a,8
bに対するリンク9a,9bの姿勢角θR,θLが常に
同じになるようにしている。これにより、搬送台8a,
8bは、リンク9aとリンク9bとのなす角度を変えて
も、常にトランスファチャンバ1の半径方向に向けられ
ると共に、この角度を変えることにより半径方向へ動作
させられる。上記リンク9a,9bの先端部の連結は歯
車に代えて、図4(b)に示すように、リンク9a,9
bの先端部に設けた同一径のプーリ9e,9eにベルト
9dをたすき掛けした構成によるものもある。
【0007】図5は図3で示した従来の搬送用ロボット
のアーム7a,7bをそれぞれ独立して回転するた
めの従来の機構を示すものである。各アーム7a,7b
の基部はそれぞれ回転軸13a,13bに結合され、そ
れぞれの回転軸13a,13bは同心状に配置されてい
る。このそれぞれの回転軸13a,13bは、トランス
ファチャンバ1のフレーム1aに同心状にして軸方向に
位置をずらせて支持されたダイレクトドライブタイプの
モータ14a,14bの出力部に連結されている。この
とき、一方のモータ14aの回転軸13aは長くなって
いて、他方のモータ14bを貫通して上方へ延長されて
いる。また、この従来の技術にあっては、真空環境側で
あるトランスファチャンバと、外側の環境との仕切りを
モータ内で行うようになっており、このためモータ14
a,14bを構成する固定子16と回転子17との間に
隔壁18が設けられており、この隔壁18にて上記両環
境を隔離している。
【0008】そして、図3に示すように、両アーム7
a,7bが回転中心に対して直径方向に対称位置にある
ときには、両搬送台8a,8bに対してリンク9a,9
bが最も拡開するよう回転された状態となり、従って両
搬送台8a,8bは回転中心側へ移動されている。
【0009】この状態で両アーム7a,7bを同一方向
に回転することにより、両搬送台8a,8bは半径方向
の位置を維持したまま回転中心に対して回転される。ま
た両アーム7a,7bを、これらが互いに近付く方向
(互いに逆方向)に回転することにより、両アーム7
a,7bでなす角度が小さくなる方に位置する搬送台8
aがリンク9a,9bに押されて放射方向外側へ突出動
されて、トランスファチャンバ1に対して放射方向外側
に隣接して設けられた上記ステーション2a,2b,2
c,2d,2e,3の1つのステーションのプロセスチ
ャンバ内に突入する。
【0010】このとき、他方の搬送台は回転中心側へ移
動されるが、各アーム7a,7bとリンク9a,9bと
のなす角度の関係上、その移動量はわずかとなる。
【0011】また、既存技術として上記した特表平8−
506771号公報に示されるものほかに、特開平10
−128692号公報に示されているような機構を有す
るダイレクトドライブタイプの真空用モータを用いた搬
送用ロボットも知られている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の技術に
あっては、2つのモータを軸方向(上下方向)に位置を
ずらせているうえに、各モータ部において回転子を固着
した各回転軸を支承する軸受が回転子の軸方向両側に配
置されていたため、この軸受の配置スペース分だけモー
タ構成部の軸方向長さが長くなり、このモータ構成部が
トランスファチャンバの下部に大きく突出してしまい、
トランスファチャンバ下部のメンテナンススペースが狭
くなるという問題があった。
【0013】また、上記したように、モータ構成部が軸
方向に長くなることにより、少なくとも、出力部から遠
い方(下側)のモータの出力軸が長くなってしまい、従
ってこのモータの出力軸の剛性が低下し、ねじれ振動に
より位置決め精度が低下するといった問題が生じる恐れ
があった。
【0014】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、駆動部の軸方向長さを短くできて、この部分のト
ランスファチャンバ下部への突出寸法を減らすことがで
き、駆動部の小形化と、トランスファチャンバ下部のメ
ンテナンス性を向上させることができるようにし、ま
た、駆動部の軸方向長さを短くできることにより、ロボ
ットリンク機構から遠い方のモータの出力軸の長さを短
くでき、このモータの出力軸の剛性を大きくして、この
モータの位置決め精度を向上することができるようにし
た搬送用ロボットを提供することを目的とするものであ
る。
【0015】また、ロボットリンク機構を真空等の特殊
環境中に位置させた場合でも、少なくとも駆動部に大気
用のモータを用いることができて、このモータの構成材
料に通常の安価な材料を用いることができるようにした
搬送用ロボットを提供することを目的とするものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するために、第1の発明に係る搬送用ロボットは、
複数のモータと、各モータの出力部材に、アームと、こ
のアームにリンクを介して連結された搬送台とからなる
ロボットリンク機構を結合してなる搬送用ロボットにお
いて、少なくとも1つのモータの固定子、回転子、位置
検出器、及び回転子を支承する軸受を、軸方向において
略同一位置に設け、この各モータを同心状で、かつ軸方
向に位置をずらせて配置し、1つのモータの回転子に結
合した出力部材を、他のモータの回転子に結合した出力
部材に貫通して各モータの出力部材を同一方向に延出
し、各モータの出力部材に上記ロボットリンク機構のア
ームを固着した構成になっている。
【0017】この発明によれば、駆動部を構成する各モ
ータの軸方向の大きさを小さくすることができ、従って
この駆動部の軸方向長さを短くできて、駆動部の小形化
を図ることができる。また、この部分のトランスファチ
ャンバ下部への突出寸法を減らすことができ、トランス
ファチャンバ下部のメンテナンス性を向上することがで
きる。
【0018】また、駆動部の軸方向長さを短くできるこ
とにより、出力部材のロボットリンク機構との連結部よ
り遠い方のモータの出力軸の長さを短くでき、このモー
タの出力軸の剛性を大きくでき、モータの位置決め精度
を向上することができる。
【0019】また、第2の発明に係る搬送用ロボット
は、複数のモータと、各モータの出力部材に、アーム
と、このアームにリンクを介して連結された搬送台とか
らなるロボットリンク機構を結合してなる搬送用ロボッ
トにおいて、少なくとも1つのモータの固定子、回転
子、位置検出器、及び回転子を支承する軸受を、軸方向
において略同一位置に設け、この各モータを同心状で、
かつ軸方向に位置をずらせて配置し、1つのモータの回
転子に結合した出力部材を、他のモータの回転子に結合
した出力部材に貫通して各モータの出力部材を同一方向
に延出し、上記各出力部材を含む各モータ全体を隔壁部
材にて気密状に隔離し、各出力部材の隔壁部材を隔てた
外側に、従動部材を回転自在にして設けると共に、各出
力部材と従動部材とをマグネットカップリングを介して
磁気的に連結し、各従動部材に上記ロボットリンク機構
のアームを固着した構成になっている。
【0020】この発明によれば、上記した第1の発明に
より奏することができる作用効果のほかに、隔壁部材に
てロボットリンク機構側と駆動部とが気密状に隔離され
ることにより、ロボットリンク機構を例えば真空等の特
殊な雰囲気内に位置させた場合でも、駆動部を大気中に
位置することができ、これにより、少なくともこの駆動
部に大気用のモータを用いることができ、このモータの
構成材料に通常の安価な材料を用いることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図6以下に
基づいて説明する。なお、この実施の形態において、図
1から図5に示した従来の技術のものと同一構成の部材
は同一符号を付して説明する。
【0022】図6から図8は本発明の第1の実施の形態
を示す。この実施の形態における搬送用ロボットA
2つの搬送台8a,8bを有するもので、この各搬送台
8a,8bはトランスファチャンバ1の中心部に同心状
で、かつ軸方向(上下方向)にずれて下側から順に配置
される第1・第2のボス部材20a,20bにて軸直角
方向に、及び/あるいは回転方向に作動されるようにな
っている。
【0023】各ボス部材20a,20bはこれらより下
側に位置されると共に、上下に同心状に積み重ね配置さ
れる第1・第2のモータ21a,21bのそれぞれの出
力軸22a,22bに固着されている。
【0024】第1のボス部材20aを駆動する第1のモ
ータ21aは上側に位置し、これの出力軸22aは中空
状になっている。第2のボス部材20bを駆動する第2
のモータ21bは下側に位置し、これの出力軸22bは
上記第1のモータの出力軸22a及び第1のボス部材2
0aを貫通して第2のボス部材20bに固着されてい
る。
【0025】第1・第2のモータ21a,21bはダイ
レクトタイプのものが用いられており、トランスファチ
ャンバ1のフレーム1に固着されたハウジング23内に
配置されている。ハウジング23の下方端には基台24
が固着されており、この基台24に第2のモータ21b
の出力軸22bが第2モータ支持軸受25bを介して支
承されており、第1のモータ21aは第2のモータ21
bの出力軸22bに第1モータ支持軸受25aを介して
支承されている。
【0026】第1のモータ21aは第1モータ支持軸受
25aを介して支承される第1の回転子26aと、この
回転子26aに半径方向外側に対向すると共にハウジン
グ23側に固着された固定子27aと、回転子26aの
回転方向の位置を検出する位置検出器28aとからなっ
ている。同様に、第2のモータ21bは出力軸22bに
固着された回転子26bと、この回転子26bに半径方
向外側に対向すると共にハウジング23側に固着された
固定子27bと、回転子26bの回転方向の位置を検出
する位置検出器28bとからなっている。そして第1の
モータ21aの回転子26aに第1の出力軸22aが固
着されている。
【0027】上記した第1・第2のモータ支持軸受25
a,25bはそれぞれのモータの回転子26a,26b
の半径方向内側に位置されており、これにより、各モー
タ21a,21bにおいて、回転子26a,26bと固
定子27a,27bはそれぞれ軸方向に略同一位置に配
置されている。
【0028】両モータ21a,21bの回転子26a,
26bには固定子27a,27bに対向する部分に永久
磁石Mが固着してある。そしてこの永久磁石Mを固着す
る回転子26a,26bの構成材料には、透磁率の高い
材料、例えば、鉄を用いる。また固定子27a,27b
には巻線が用いられている。
【0029】搬送用ロボットAの第1のボス部材20
aの側面には第1・第2のアーム30a,30bが、ま
た、第2のボス部材20bの側面には第3のアーム30
cが、さらに、この第2のボス部材20bの頂面に脚柱
30eを介して第4のアーム30dがそれぞれ放射方向
に突設されており、第4のアーム30dの先端部下面が
回転支点となっており、他のアームは、それぞれのアー
ムの先端部上面が回転支点となっている。
【0030】上記各アーム30a〜30dのそれぞれの
回転支点のリング状ボス中心からの半径は同一寸法にな
っている。そして、上記各アーム30a〜30dの回転
支点には実質的に同長の第1・第2・第3・第4のリン
ク31a,31b,31c,31dの一端部が回転自在
に連結されている。そして第1のアーム30aの先端上
面側に設けられた回転支点に連結された第1のリンク3
1aが、この回転支点部を外側へオーバハング状に上方
へ折り曲げてコ字状になっている。なお、上記第1のア
ーム30aの回転支点は必ずしもこれの先端上面側でな
く、第1のアーム30aの先端を外側へオーバハング状
に上方へ折り曲げてコ字状とし、回転支点部を第1のア
ームの先端下面側に設け、この第1のアームの先端の下
面側にリンクの先端部を連結するようにしてもよい。
【0031】第1のリンク31aと上記第4のリンク3
1dの先端部に、フロッグレッグ式の搬送台姿勢規制機
構を介して第1の搬送台8aが連結されており、これに
よって第1のロボットリンク機構Bが構成されてい
る。このとき、上記第1のリンク31aのコ字状の立ち
上がり高さは、搬送台8aがボス部材より上側に位置
し、かつ後述する第2のロボットリンク機構Bの搬送
台8bおよび一方のアーム30cとリンク31cがこの
第1のアーム30aとリンク31aの間をくぐり抜けて
移動できるようにしてある。また第2・第3のリンク3
1b,31cの先端部にフロッグレッグ式の搬送台姿勢
規制機構を介して第2の搬送台8bが連結されており、
これによって第2のロボットリンク機構Bが構成され
ている。そしてこの両ロボットリンク機構B,B
位相をずらせてリング状ボスに取り付けることにより、
搬送台8a,8bは回転方向に、α(例えば60゜)だ
けずれていて回転方向に重複しないようになっており、
かつワーク搭載面は上下方向に同一位置となっている。
【0032】上記両ロボットリンク機構B,Bの搬
送台8a,8bの回転方向への位置のずれ量は、少なく
とも、両搬送台8a,8bが回転方向に重複しないよう
にし、好ましくは、各搬送台8a,8b上にワークを載
置したときに、この両ワークが互いに干渉しない範囲に
わたってずれることができる。
【0033】搬送用ロボットAは、各搬送台8a,8
bが旋回中心から見て半径方向へ同一距離に位置するよ
うな姿勢を待機状態としている(図7)。そしてこの待
機状態のときでは、両搬送台8a,8bは上記したよう
にαだけ回転方向に位置がずれており、この状態から、
各ボス部材20a,20bの互いに逆方向への回転によ
り各搬送台8a,8bがボス部材20a,20bの半径
方向に出没動作され(図8)、また上記待機状態で各ボ
ス部材20a,20bの互いに同方向への回転により搬
送用ロボットAが回転動作されるようになっている。
【0034】図9は本発明の第2の実施の形態による搬
送用ロボットAを示している。この実施の形態は図6
で示した第1の実施の形態の搬送用ロボットAと駆動
部の構造は同一であり、第1・第2の出力部材20a,
20bにて1つの搬送台8aを出没動作するようにして
ある。
【0035】この第2の実施の形態における搬送用ロボ
ットAは図10に示すようになっていて、第1・第2
のボス部材20a,20bのそれぞれに1つずつのアー
ム30a,30bを設け、この各アーム30a,30b
の先端に連結したリンク31a,31bの先端に1つの
搬送台8aを連結した構成になっている。
【0036】この実施の形態では、両ボス部材20a,
20bを互いに逆方向に回転することにより、搬送台8
aが軸直角方向に出没動作し、両ボス部材20a,20
bを同一方向へ回転することにより搬送台8aがボス部
材20a,20bの軸心のまわりを回動される。
【0037】図11は本発明の第3の実施の形態におけ
る搬送用ロボットAを示している。この実施の形態の
搬送用ロボットAの駆動部の第1・第2のモータ21
a,21bの構成は図6に示した第1の実施の形態のも
のと同一である。
【0038】そしてこの第3の実施の形態における搬送
用ロボットAにあっては、第1・第2の各モータ21
a,21bのボス部材20a′,20b′は、帽状に形
成され、かつ基端をハウジング23に固着した隔壁部材
35にて気密状にカバーされている。そしてこの各ボス
部材20a′,20b′の隔壁部材35より外側に、内
周面が各ボス部材20a′,20b′の外周面に隔壁部
材35を介して対向させたリング状の第1・第2の従動
部材36a,36bがそれぞれ回転自在に支承されてい
る。そして第1のボス部材20a′と第1の従動部材3
6aは隔壁部材35を介して対向する第1のマグネット
カップリング37aにて回転方向に磁気的に結合されて
いる。また第2のボス部材20b′と第2の従動部材3
6bは隔壁部材35を介して方向する第2のマグネット
カップリング37bにて回転方向に磁気的に結合されて
いる。なお、下側に位置する第1の従動部材36aは隔
壁部材35の基部に軸受38aを介して、また上側に位
置する第2の従動部材36bは下側の第1の従動部材3
6aに軸受38bを介してそれぞれ支承されている。
【0039】そして上記第1の従動部材36aには第1
のアーム30aが、また第2の従動部材36bには第2
のアーム30bがそれぞれ結合されていて、第1・第2
の従動部材36a,36bには上記第2の実施の形態の
場合と同様のロボットリンク機構が備えられている。
【0040】この実施の形態ではボス部材20a′,2
0b′を含む駆動部と、従動部材36a,36bを含む
ロボットリンク機構とが隔壁部材35にて気密状に隔離
されている。従って、例えばロボットリンク機構を真空
にしたトランスファチャンバ1内に配置した場合におい
て、駆動部を大気側に配置することができる。これによ
り、各モータ21a,21bを含む駆動部を構成する各
部材を大気中にて用いられる通常の材質の材料にて構成
できる。
【0041】なお、図9、図11で示した第2・第3の
実施の形態では、図10に示したロボット機構のほか
に、図3で示した従来の搬送用ロボットにも適用するこ
とができる。
【0042】さらに、上記各実施例においては、搬送台
8a,8bが軸直角方向への出没動と、軸のまわり方向
への回転動の両動作を行う例を示したが、搬送用ロボッ
トの使用条件によっては搬送台8a,8bは、軸直角方
向への出没動あるいは軸のまわり方向への回転動のいず
れか一方だけ行う場合もある。
【0043】上記した本発明の第1・第2の各実施の形
態にあっては、モータの出力軸にボス部材を固着し、こ
のボス部材にロボットリンク機構の各アームを固着した
例を示したが、この各アームは出力軸に直接固着しても
よい。要は各モータの出力軸及びこれに固着したボス部
等を含む出力部材にロボットリンク機構のアームを固着
する。
【0044】図12は本発明の第4の実施の形態におけ
る搬送用ロボットAを示している。この実施の形態の
駆動部は図6に示した第1の実施の形態のものと同一で
ある。そしてこの駆動部の第1・第2の出力軸22
a′,22b′にスカラー型の作動リンク機構40が結
合されている。
【0045】すなわち、第1の出力軸22a′の先端に
は第1のアーム41の一端が固着されており、また第2
の出力軸22b′の先端には第1のプーリ42が固着さ
れている。そして第1のアーム41の先端付近に第2の
プーリ43が回転自在に支持されており、第1・第2の
プーリ42,43にベルト44が巻き掛けてある。第2
のプーリ43には第2のアーム45が固着されている。
【0046】このスカラー型の作動リンク機構40は、
第1の出力軸22a′が回転することにより第1のアー
ム41が回動し、第2の出力軸22b′が回転すること
によりプーリ42,43及びベルト44を介して、第2
のアーム45が第1のアーム41に対して回動されるよ
うになっており、これにより第2のアーム45の先端に
備えた搬送台等の作業機構を作動するようになってい
る。
【0047】第1・第2・第4の実施例において、ロボ
ットを真空等の特殊環境で使用する場合は、ハウジング
23および基台24で特殊環境と大気が隔離される。そ
して、特殊環境が例えば真空である場合、真空中でのモ
ータ部材からの放出ガスが問題となる場合がある。この
ような問題の対策として、例えばモータや位置検出器に
巻線等が用いられている場合は、これら巻線等を特殊環
境から分離する部材(図示しない)を用いて大気側に隔
離する手段もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】マルチチャンバタイプの製造装置の一例である
半導体製造装置の概略的な平面図である。
【図2】トランスファチャンバを概略的に示す斜視図で
ある。
【図3】搬送用ロボットの一例を示す平面図である。
【図4】(a),(b)は搬送台姿勢規制機構を示す説
明図である。
【図5】従来の搬送用ロボットのアーム回転機構を示す
断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図8】本発明の第1の実施の出没動作状態を示す斜視
図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図10】本発明の第2の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図11】本発明の第3の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図12】本発明の第4の実施の形態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
,A,A,A,A,…搬送用ロボット、B
,B…ロボットリンク機構、1a…フレーム、1…
トランスファチャンバ、2a,2b,2c,2d,2e
…プロセスチャンバステーション、3…ワーク受け渡し
ステーション、5…仕切り壁、6…ゲート、7a,7
b,30a,30b,30c,30d,41,45…ア
ーム、8a,8b…搬送台、9a,9b,31a,31
b,31c,31d…リンク、9c…歯車、9d…ベル
ト、13a,13b…回転軸、14a,14b,21
a,21b…モータ、18…隔壁、20a,20b,2
0a′,20b′…ボス部材、17,26a,26b…
回転子、22a,22b,22a′,22b′…出力
軸、23…ハウジング、24…基台、25a,25b…
モータ支持軸受、16,27a,27b…固定子、28
a,28b…位置検出器、35…隔壁部材、36a,3
6b…従動部材、37a,37b…マグネットカップリ
ング、38a,38b…軸受、40…作動リンク機構、
42,43…プーリ、44…ベルト、M…永久磁石。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畠 一尋 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内 (72)発明者 鈴木 信二 東京都豊島区北大塚1丁目15番1号 山洋 電気株式会社内 Fターム(参考) 5F031 CA02 CA05 GA02 GA43 GA47 GA50 LA11 LA13 NA05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のモータと、 各モータの出力部材に、アームと、このアームにリンク
    を介して連結された搬送台とからなるロボットリンク機
    構を結合してなる搬送用ロボットにおいて、 少なくとも1つのモータの固定子、回転子、位置検出
    器、及び回転子を支承する軸受を、軸方向において略同
    一位置に設け、 この各モータを同心状で、かつ軸方向に位置をずらせて
    配置し、 1つのモータの回転子に結合した出力部材を、他のモー
    タの回転子に結合した出力部材に貫通して各モータの出
    力部材を同一方向に延出し、 各モータの出力部材に上記ロボットリンク機構のアーム
    を固着したことを特徴とする搬送用ロボット。
  2. 【請求項2】 複数のモータと、 各モータの出力部材に、アームと、このアームにリンク
    を介して連結された搬送台とからなるロボットリンク機
    構を結合してなる搬送用ロボットにおいて、 少なくとも1つのモータの固定子、回転子、位置検出
    器、及び回転子を支承する軸受を、軸方向において略同
    一位置に設け、 この各モータを同心状で、かつ軸方向に位置をずらせて
    配置し、 1つのモータの回転子に結合した出力部材を、他のモー
    タの回転子に結合した出力部材に貫通して各モータの出
    力部材を同一方向に延出し、 上記各出力部材を含む各モータ全体を隔壁部材にて気密
    状に隔離し、 各出力部材の隔壁部材を隔てた外側に、従動部材を回転
    自在にして設けると共に、各出力部材と従動部材とをマ
    グネットカップリングを介して磁気的に連結し、 各従動部材に上記ロボットリンク機構のアームを固着し
    たことを特徴とする搬送用ロボット。
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