JPH04171915A - X線リソグラフィー用マスクに用いるx線透過膜 - Google Patents

X線リソグラフィー用マスクに用いるx線透過膜

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、X線リソグラフィー用マスクに用いるX線透
過膜に関し、特に、優れた可視光透過性。
耐高エネルギービーム照射性、耐薬品性、耐温性を有し
、平滑で且つしわやピンホールのないX線リソグラフィ
ー用マスクに用いるX線透過膜に関するものである。
〔従来の技術〕
半導体デバイスにおけるパターン形成の微細化に伴い、
将来のリソグラフィー技−術としてX線リソグラフィー
技術が最も有望視されている。X線リソグラフィーに用
いられるX線リソグラフィー用マスクは、X線透過膜の
表面上にX線吸収体を所望の形状に形成したものを保持
体で補強したもので、そのX線透過膜は、”X線吸収体
を支持することからX線支持体(膜)あるいはX線透過
用メンブレンとも呼ばれている。
X線透過膜は、−船釣に、X線吸収係数の小さい軽元素
より成る無機物の10μ麗以下の薄膜状のものであって
、X線吸収体には、金(Au)、タングステン(W)や
タンタル(Ta)等のX線吸収係数の大きい重元素より
成る無機物が用いられる。
X線透過膜としては、一般に次のような性能が要求され
る。
(i)高エネルギー電子線やシンクロトロン放射光(S
OR光)のような光エネルギービームの照射に耐える材
料であること。
(it)高精度のアライメント(位置合わせ)作業が可
能な可視光透過性を有すること。
(iti)良好な耐薬品性や耐湿性を有し、エツチング
工程や洗浄工程で損傷されないこと。
(辻)メンブレン中表面が平滑で1反り、しわ。
傷あるいはピンホールがないこと。
従来、X線リソグラフィー用マスクのX線透過膜の素材
としては、窒化はう素(BN)、四三窒化けい素(Si
3N4)や炭化けい素(SiC)等の材料が提案されて
いる。しかし、BNは良好な可視光透過性を有する反面
、耐高エネルギービーム性が不充分であり、Si、N4
は、耐薬品性及び耐湿性が充分でなく、またSiCは可
視光透過性が不充分であるなど、いずれも一長一短があ
る。従って、これまでのところ前記の諸性能を全て満足
するのもは見出されていない。
更に、これらのBN、Si3N、及びSiC等のX線透
過膜は、通常、化学気相蒸着法(CVD)により製造さ
れるが、このCVD法は、原料ガスの化学反応及び分解
を伴うから、得られるX線透過膜中に他の元素や成分が
不純物として取り込まれ易く、そのためSOR光エネル
ギービームの照射によりメンブレン中の不純物、特に水
素が離脱して、メンブレンの歪みの発生、応力の変動2
機械的強度の低下あるいは光学的な透明性の低下等をき
たし、またメンブレン表面にピンホールやノジュールを
発生し易いので、良好なメンブレンが得難い等の問題が
回避できない。
これらの材料の中では、SiCが、特に高いヤング率を
有するため、耐高エネルギー性の点て最も有利なメンブ
レン材料ではないかといわtている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者らは、上記のような従来のX線リソグラフィー
用マスクに用いるX線透過膜の欠点を解明する過程にお
いて、特に、薄膜の成分の詳細な分析検討を行った結果
、従来の膜は、極めて僅かではあるがSiがCより高い
原子濃度を有すること、そしてそのような僅かな濃度差
が可視光透過率を低下させることを知った。
本発明者らは、かかる知見に基づいて前記のようなX線
透過膜の欠点を解消すべく、特にSiCをターゲットと
してそのスパッター法による可視光透過性のよい膜の形
成について研究を重ねた結果、前記′X線透過用膜に要
求される諸性能を満足すると共に、X線リソグラフィー
用マスクとして極めて望ましいX線透過膜膜を見出した
従って、本発明の課題は、上記のような従来のX線透過
膜の欠点を克服した。SiとCが実質的に等しい原子濃
度を有する可視光透過性の良好なX線リソグラフィー用
マスクに用いるX線透過膜を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、炭化けい素とカーボンより成るタ
ーゲットを用い、スパッター法により得られる無機薄膜
より成るX線リソグラフィー用マスクに用いるX線透過
膜を提供する。
本発明は1本来価れた耐高エネルギービーム照射性、耐
薬品性及び耐漏性を有するSiCの特性を損なうことな
く、好ましくは、37%以上の可視光透過率と、 I 
X 10” 〜I X 10”dyne/ dの範囲の
引張応力を有するSiC薄膜が、X線リソグラフィー用
マスクに用いるX線透過膜として極めて有用であり、そ
のような膜が、SiCに特定範囲量のカーボンを組み合
わせた。焼結体をターゲットとしてスパッター法より基
板上にSiCメンブレンを形成させることにより容易に
提供されるという予期されなかった技術的発見に基づい
ている。
しかして、そのSiCとCのスパッター化率の差は、ス
パッター法の条件により異なるため、それぞれのスパッ
ター条件に応じて、最適のC添加割合が選択される。
本発明に係る上記X線透過膜は、高精度の位置合わせが
可能な透明性を有することが重要で、更に、上記のよう
な特定範囲の引張応力をもつことが技術的に極めて重要
である。
透過膜の透過率が37%未満では、高精度を要求される
位置合わせ作業が困難となるので好ましくない、また膜
の引張応力が、  I X 10”dyne/ alよ
り小さいと、メンブレンにしわやたるみが発生し。
I X 10”dyne/ aJを超えるとメンブレン
が破壊するので不都合である。膜の好ましい引張応力範
囲は、 5.0 X 10’ 〜5.OX lO’dy
ne/ dのである。
このような膜の製造に用いられるターゲットは、好まし
くは、SiCとCのモル比が、99.9 : 0.1〜
70 : 30の範囲割合の混合物を焼結したものであ
る。
Cの混合量が0.1モル未満では可視光透過性が充分で
なく、また、30モルを超えた場合にも同様に可視光透
過性の向上が得られないので採用できない、SiCとC
の望ましい組成モル比は、97:3〜85 : 15で
ある。このターゲット形成用SiCとCは、いずれも9
9%以上、好ましくは99.9%以上の可及的高純度の
ものが好都合に用いられる。
また、これらの混合成分中には、その他の成分として、
例えば、はう素(B)や各種窒化けい索類等を少量添加
使用することができる。
ターゲットは、通常、微細に粉砕されたそれぞれの粉状
体の所定量を均一に混和し、ホットプレス等の通常知ら
れた方法により成形し、焼結して提供されるが、各成分
単独の焼結ターゲットを組み合わせて、ピンホール型、
分割型と呼ばれる複合ターゲットとして適用することも
できる。
本発明に係るX線透過膜は、スパッター法によって製造
されるが、無機物を成膜する目的からすれば高周波スパ
ッター法が好ましく、更に、工業的生産性を考慮すれば
、成膜速度の大きい高周波マグネトロンスパッター法が
最も有利に採用される。
また1本発明のX線透過膜の形成に用いられる基板は、
その表面にメンブレンを形成させる基板であるから、表
面が平滑で且つ通常、100〜1500℃の成膜温度に
耐える材料であれば、素材としては特に制限されないが
、メンブレン工程でのエツチングの容易さを考慮すれば
シリコンウェハが特に望ましい。
ターゲットに印加する単位面積当たりの電力は。
高いほど成膜速度が増大するので有利であって。
通常、5 W/aJ以上が採用される。5W/ai未満
では、成膜速度が小さいだけでなく、基板と膜の密着が
不充分となるので好ましくない、実用的に望ましい電力
は、例えば、10〜30W/diの範囲である。
また、本発明のスパッター法おいて用いられる圧力は、
1.OX 10−” 〜1.OX 10−’Torr程
度が採用されるが、その圧力は成膜された膜の内部応力
に大きな影響を与えるので、無機ガス、ターゲットの組
成及びスパッターの他の条件と関連して、所望の引張応
力となるようなスパッター圧力を選択することが必要で
ある0本発明方法においては、特に、1.OX 10−
” 〜5 X 10−1丁orr程度が有利に採用され
る。
本発明のスパッターに使用されるキャリアガスは、無機
ガス、例えば、アルゴンやキセノンが用いられる。これ
らのガスは、99.9%以上の可及的高純度のものが好
ましく用いられ、それに応じて高純度の望ましい透過膜
を形成させることができる。これらのガスは単独で用い
てもよく、また混合して使用することもできる。更に、
ヘリウムや窒素等の他の不活性ガスを同伴させてもよい
本発明方法のスパッター法においては、SiC/Cの焼
結体ターゲットをカソードとし、研磨したシリコンウェ
ハを7ノードとして、上記雰囲気条件及び加熱条件下に
両電極間に電圧を印加し、グロー放電を起こさせて、シ
リコンウェハ基板の表面に目的とする薄膜を効果的に形
成させることができる。
〔作用〕
本発明によれば、X線透過膜として優れた可視光線透過
性能を有し、且つ優れた高エネルギービーム照射耐性、
耐薬品性、耐温性を有すると共に。
しわやピンホールのないX線リソグラフィ用マスクとし
て実用的に極めて有用な表面平滑なX線透過膜が提供さ
れる。
〔実施例〕
次に、本発明を具体例により、更に詳細に説明する。
なお、以下の製造例によって得られた膜の物性、特に成
膜速度、膜の応力、メンブレン化適性及び可視光透過率
の測定方法、評価方法は次の通りである。
羞JJI: シリコン基板の表面の一部を他のシリコン基板でマスク
して、一定時間スパッターを行った後。
マスクに用いたシリコン基板を取り除き、成膜面と非成
膜面の境界の段差を、サーフコーダー5E−30G (
小板研究所製商品名)で測定して膜厚を求め、成膜速度
を算出する。
I立皮左 成膜前と成膜後のシリコンウェハの反りの変化から膜の
応力値を算出する。
j詠夕乙に2」j[作: 成膜後の基板の裏面にプラズマCVD法でアモルファス
BN (a−BN)を1.0μ園の厚みに成膜し、得ら
れた膜をかせいカリ(KOH)のエツチング液の保護膜
とする。次に中央部に25m+角の開口部を有するステ
ンレス板をドライエツチング用マスクとしてa−BN膜
の上にセットし、4%の酸素を含む四ふっ化メタンガス
でドライエツチングを行い、露出しているa−BN膜を
除去した。
次に、ウェットエツチング液として20%KOH水溶液
を用いて露出したシリコン面を溶出してメンブレン化す
る。
メンブレン化適性の判定は、仕上げられたメンブレンに
、傷、ピンホール、しわが認められず。
平滑な表面を有する場合を良好とし、その他を不良とす
る。
可視光透過率: 波長633nmにおけるメンブレンの透過率をMPS 
−5000(島津製作所製測定機)を用いて測定。
X線透過膜としては、実用上37%以上が要望される。
実施例1 高周波マグネトロンスパッター装置(日型アネルバ社製
のS P F−332H)を用い、純度99.9%のS
iCの粉末380gと純度99.99%のカーボン粉末
6g(SiCとカーボンのモル比は、95:5)を均一
に混合し、ホットプレスで焼結して得られた直径3イン
チ(7,6am)で、厚さが5鵬のターゲットをカソー
ド側にセットした。
アノード側基板ホルダーに、直径3インチ、厚さ600
μ園の両面を研磨したシリコンウェハをセットした。
次に、このシリコンウェハの一部を他のシリコンウェハ
でマスクし、基板シリコンウェハを800℃に加熱した
状態でアルゴンガスを15cc/分の流量で流しつつ、
パフ−密度をisw/ ti、圧力を60丁orrに設
定して、 60分間スパッターを行った。成膜後の膜厚
から成膜速度は、55人/分であった。
次に、上記において、マスク用シリコンウェハを設けな
いで同様にスパッターを行い、膜厚1.0μ■のSiC
膜を作成した。
成膜後のシリコンウェハ基板の反りから換算した膜の応
力は、0.8 X 10gdyne/ dの引張応力で
あった。
得られたSiC膜のメンブレン化適性は極めて良好で、
また、その膜の可視光透過率を測定した結果は、50.
4%であり、X線透過膜として良好な透過率を有するこ
とが判った。
この膜をRBS法で元素分析した結果、SiとCは、 
50 : 50のatomic%であり、理想的なSi
Cが形成されていることが確認された。
更に、このSiC膜のX線回折を測定した結果、2θ=
35.5度においてシャープなピークが認められ、良好
な結晶性を有することが認められた。
実施例2〜7 ターゲットとしてSiCとCの各種モル比組成のものを
用い、実施例1と同様の方法及び条件でそれぞれの膜を
作成し、得られた膜の応力、メンブレン化適性及び可視
光透過率を測定した。
ターゲット組成及び各測定結果を、下掲表1にまとめて
示す。
表     1 ターゲット組成膜の応力(×メンブレ可視光SiC/C
(モル比) 109dyne/d)ン化適性透過率(%
)実施例2 99.910.01  1.0    良
好  48.0ff  3 97/3   1.2  
  良好  48.5N  4 93/7  0.7 
   良好  46.0n  5 90/10  0.
7    良好  43.9n  6 85/15  
0.6    良好  41.7n  7 70/30
  0.6    良好  40.5上表より、本発明
の透過膜は、優れた膜の応力。
メンブレン化適性及び可視光透過率を有し、実用的に極
めて望ましいものであることが判る。
比較例1 ターゲットとして、カーボンを加えないSiC単品を用
い、実施例1と全く同様に操作して、膜厚が1.0μ−
のSiC膜を作成した。
得られた膜について各種物性等を検べたところ、成膜速
度は52人/分、引張応力は1.8 X 10’dyn
e/−で、メンブレン化適性は良好であった。しかし、
可視光透過率は、35.5%しかなく、実用上不満足な
ものであった。
このメンブレンの元素分析を行った結果、SiとCの原
子比(atomic%)は、50.2 : 49.8で
あり、僅かにSiがリッチなSiC膜が形成されている
ことが判った。
また、このSiC膜の薄膜X線回折を測定した結果、2
θ=35.5度におけるピークが、前記実施例1で得ら
れた膜のピークはど鋭くなく、結晶性が低いことが示さ
れた。
添付図面に、前記実施例1で得られた本発明に係る薄膜
のX線回折チャート、及び上記比較例1で得られた薄膜
のX線回折チャートをそれぞれ図1及び図2で示した。
両チャートを比較して、実施例1の膜が、比較例1の膜
より遥かに高いシャープなピークを有し、優れた結晶性
と透明性を有することが理解される。
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば、高い耐熱性、耐薬品性及び耐湿
性を有し、しかも優れた可視光透過性と表面特性を有す
るSiC膜が効果的に提供される。
本発明に係るこの膜は、X線リソグラフィー用マスクに
用いるX線透過膜として極めて有用であり、当該技術分
野におけるその利用性は、工業的に高く評価できる。
【図面の簡単な説明】
図1及び図2は、実施例1で得られた本発明に係る薄膜
のX線回折チャート、及び比較例1で得られた薄膜のX
線回折チャートである。 Sdフ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、炭化けい素とカーボンより成るターゲットを用い、
    スパッター法により得られる無機薄膜より成るX線リソ
    グラフィー用マスクに用いるX線透過膜。 2、ターゲットが、99.9:0.1〜70:30のモ
    ル比の炭化けい素とカーボンから成る請求項1記載のX
    線リソグラフィー用マスクに用いるX線透過膜。 3、請求項1において、膜が、37%以上の光波長63
    3nmの透過率と、1×10^■〜1×10^1^■d
    yne/cm^2の引張応力を有するX線リソグラフィ
    ー用マスクに用いるX線透過膜。 4、請求項1において、膜が、50.1/49.9〜4
    9.9/50.1のモル比範囲のけい素/カーボンから
    構成される炭化けい素から成るX線リソグラフィー用マ
    スクに用いるX線透過膜。
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