JPH0245912A - X線リングラフィ用マスクの製造方法 - Google Patents

X線リングラフィ用マスクの製造方法

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JPH0245912A
JPH0245912A JP63197355A JP19735588A JPH0245912A JP H0245912 A JPH0245912 A JP H0245912A JP 63197355 A JP63197355 A JP 63197355A JP 19735588 A JP19735588 A JP 19735588A JP H0245912 A JPH0245912 A JP H0245912A
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JP
Japan
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electron beam
ray
membrane
film
stress
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JP63197355A
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English (en)
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Katsuji Iguchi
勝次 井口
Masahiko Urai
浦井 正彦
Akio Kawamura
川村 昭男
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Sharp Corp
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はX線を利用するX線リソグラフィ用マスクの製
造方法に関するものである。
(ロ)従来の技術 一般に、半導体製造時のX線リソグラフィ技術は、最小
線幅0.3μm以下のパターンを有する64M b D
 RA M以上の集積度の超々LSIを量産するための
りソグラフィ技術として最ら有望視されている。
このXiリソグラフィではX線レンズがないために、プ
ロキシミティ方式によってウェハ上にマスクパターンが
1:1て投影される。従って、マスクパターンの線幅精
度及びパターン位置精度がそのままウェハ上のパターン
精度となって現れるため、X線吸収体パターンに対して
は、非常に厳しい線幅精度と位置精度が要求される。線
幅精度はパターン幅の1710の0.03μm程度、総
合位置合せ精度をパターン幅の115の0.06μmと
すればパターン位置精度は0.034on程度が必要と
なる。
第1O図は従来のX線リソグラフィ用マスクの構造を示
す断面図である。第1O図において、40はX線透過@
(メンブレン)であり、このX線透過膜40は外枠41
によって保持されている。
42はメンブレン40上に形成されたX線吸収体パター
ンである。具体的には、メンブレン40は単結晶シリコ
ン(Si)、水素化窒化珪素(SiNH)、水素化窒化
硼素(BNH) 、炭化硅素(SiC)、ポリイミド等
の軽元素材料からなっている。これらの材料の構成元素
はX線を吸収しにくくメンブレン40の膜厚はおおよそ
1μmから数μm程度と薄いため、メンブレンのX線に
対する透過率は十分に高い。マスク面を平坦にするfこ
め、メンブレン40は10 ”dyn/cm’オーダー
の引っ張り応力を持つ。
一方、吸収体42は金(Au)、タングステン(W)、
タンタル(Ta)等の重金属、及びタングステン、タン
タル等の窒化物等により構成されており、0.5μmか
ら1μmの厚みで十分なコントラストを得ている。パタ
ーン位置精度を高めるためには、吸収体応力をl X 
10 ”dyn/Cm’程度以下に制御する必要がある
(ハ)発明が解決しようとする課題 X線マスクは多量のX線を浴びるためその放射線耐性が
問題となる。その点において、水素化窒化珪素(SiN
H)、水素化窒化硼素(BNH)、ポリイミド等は不適
である。例えば水素化窒化硼素膜ではI KJ/cm”
程度の軟X線の照射により水素の離脱が起き、可視光透
過率が減少するとともに内部応力が圧縮応力側に変化す
る事が知られている。このような材料では、X線露光に
より膜がのびてしまい、吸収体パターンの位置ずれが起
きるため長期にわたって使用する事は困難である。
メンブレン40は裏面から均一にX線43を照射される
ため、応力変化が起きる場合には均一に伸縮する。メン
ブレンの応力変化量をΔζm、メンブレンに発生するひ
ずみをεとすると、εの大きさは外枠41との力の釣り
合いから、近似的に次式のように表される。
ts、tmはそれぞれ外枠41の厚さとメンブレン40
の厚さである。Esは外枠41のヤング率である。上記
(1)式において、例えば、301R角のマクスフィー
ルド内で0.03μmの位置精度を保つには、εは1O
−8以下でなければならず、Es=2X l O”dy
n/cm”、ts=500μm、tm=2μmとすれば
、△ζmは次式を満たさねばならない。
△ζm≦5 X I O”dyn/cm2(2)式X線
マスクメンブレンは将来の超々LSIの量産に使われた
場合には数百MJ/cm3からl GJ/cm3程度の
X線吸収に耐えなければならない。従って、メンブレン
材料としては、IGJ/cm’程度の放射線照射によっ
ても5 x 10 ’dyn/am2以上の応力変化か
生じない材料を選択する必要がある。
一方、吸収体材料でも同陣の問題点が予想される。第1
1図に示すように長さしのメンブレン40の左半分を吸
収体52が覆っている場合に、X線の照射によって吸収
体応力が△ζa (dyn/cm”)だけ変化すると吸
収体52のエツジは たけ移動する。ここで、t a、 t mはそれぞれ吸
収体52およびメンブレン40の厚さ、Em、νmはそ
れぞれメンブレン40のヤング率とポアソン比である。
ここで、Em/(1−νm) =2X101ffdyn
/am”、t a=0.5μm、  t m= 2 u
m、  L = 30 xlにとすると、△χが0.0
3μm以下であるためには△ζa≦3 X 107dy
n/cm2(4)式でなければならない事になる。実際
には第1t図に示すような状況はありえないのでΔζa
に対する制限はより緩くなるであろう。しから、LSI
のパターンの中で最ら大きなものでも100μmオーダ
ーであるため、Δこの許容値としては10’dyn/a
m”程度であれば十分と考えられる。従って、吸収体材
料の放射線耐性は十分評価されていない訳であるが、応
力変化の少ない材料を選択する必要がある。
本発明は上記の点に鑑みて創案されたものであり、簡単
な設備により放射線の吸収によるメンブレン及び/又は
吸収体の応力変化を低減できるX線リソグラフィ用マス
クの製造方法を提供することを目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用この発明は、
中央にX線入射窓を有する平面度の良好な枠材上に、軟
X線に対する吸収が少ない膜を張設し、次いで重金属も
しくはその窒化物からなる軟X線に対する吸収か大きい
吸収体層を形成し、さらにこの吸収体層をパターニング
してX線リソグラフィ用マスクを製造するに際し、前記
張設された膜と形成された吸収体層の少なくとも一方に
、X線の入射方向とは反対の方向から所定エネルギーの
電子線を照射し、それらの応力変動を予め飽和さすこと
を特徴とするX線リソグラフィ用マスクの製造方法であ
る。
すなわち、本発明はX線に対して高い透過率を有するX
線透過膜(メンブレン)と、このX線透過膜を保護する
支持枠とからなるX線マスクメンブレンの製造工程にお
いて、上記X線透過膜に電子線を照射する工程を含ませ
てなるものである。
また、本発明の好ましい実施例にあっては電子線のエネ
ルギーは数keVから数十keVであり、電子線によっ
てメンブレンに付与されるエネルギーはメンブレンの単
位体積当り100から200MJ/am3以下である。
そして、X線吸収によってメンブレンに発生しつる応力
変化をあらかじめ電子線照射により飽和させてしまうこ
とにより、実露光時にはメンブレンをほとんど応力変化
を生じさせないように構成することができる。
また、本発明はX線に対して高い透過率を存するX線透
過膜(メンブレン)と、このX線透過膜を保持する支持
枠と、X線透過膜上に形成された吸収体パターンとから
なるX線マスクの製造工程において、上記X線透過膜上
に形成されたX線吸収体層に電子線を照射する工程を含
ませてなるしのである。
そして、本発明の好ましい実施例にあっては、電子線の
エネルギーは数keVから数+keVであり、電子線に
よって吸収体に付与されるエネルギーは該吸収体の単位
体積当りlOOから200MJ/cm3以下である。
さらに、本発明にあっては、X線吸収によって吸収体層
に発生しうる応力変化をあらかじめ電子線照射により飽
和させてしまった後、吸収体パターンを形成し、実露光
時には吸収体をほとんど応力変化を生じさせないように
構成することができる。
この発明におけるX線透過膜(メンブレン)としては、
代表的にはSiC膜、5iNxHy膜、SiNx膜ある
いはBNxHy膜等、l GJ/cm3程度の放射線照
射によっても5 X 10 ”dyn/cm’以上、好
ましくは2 X I O8dyn/cm”以上の応力変
化が生じない材料が好都合なものとして挙げられる。ま
た、BNC膜も適用可能である。
この発明におけるX線吸収体(吸収体)としては、代表
的にはWNx膜、TaNx1W膜、Au膜あるいはTa
膜等、I O”dyn/am”以上の応力変化が生じな
い材料が好都合なものとして挙げられる。
以下、メンブレンおよび吸収体それぞれにおける各材料
の厚さ(t m)、(t a)、応力変化量(△ζm)
および(△ζa)、照射量(単位体積当りの吸収エネル
ギー)HmおよびHa、電子線のエネルギーEmおよび
Eaを表1および表2に列記する。
なお、表1.2中、下段の※は、上段の範囲のうち最も
好ましい値を示す。
(以下余白) この発明で用いる電子線照射装置の一構成例を第5図に
示す。
すなわら、第5図において、傍熱型の電子銃lOから引
き出され、20ke’/で加速された電子ヒーム2か、
そのまま試料ステージ13上に置かれた試料12に照射
されろ。試料ステージ【3は水冷されており、試料12
の1変か上がりすぎないようにしている。当然のことな
がら以上の装置は真空チェンバ14に納められ、例えば
、1×10−8Torrの高真空に保たれている。
また、他の構成例を第6図に示す。第6図において、2
1は熱電子を放出するタングステンフィラメントである
。22はフィラメントから電子を引出し加速する引出し
電極である。23は試料ホルダーで、24が検査される
マスクを含む試料である。25は試料に入射する電子線
強変をモニタするためのファラデイーカップである。マ
スクかできるだけ均一な電子線照射を受けるよう、フィ
ラメント21の折り返しの密度は高く、引出し電極22
は細かいメソシュ状になっている。又、フィラメント2
1からの輻射熱等で試料か加熱されないよう試料ホルダ
ー23は水冷されている。以上のユニットは高真空排気
可能な真空チェンバ(図示仕ず)に入っている。フィラ
メント2Iの端子26.26゛はフィラメント加熱電源
(図示せず)と加速電J!(図示せず)につながってい
る。加速電極端子27及び試料台は接地されている。8
はファラデイカツブ25からの出力端子て電流計(図示
せず)を介して接地されている。29は試料ホルダー2
3の冷却水配管である。以上のように本装置では、加速
電極22と試料24は接地されており、フィラメント2
1が加熱電源とともにバイアスされる方式をとっている
(ホ)実施例 以下、図面を参照して本発明の実施例として、電子線照
射によってメンブレンの応力変化を低減できるX線リソ
グラフィ用マスクにおけるメンブレンの製造方法につい
て説明する。
本発明者は、特開昭63−29506号公報において、
電子線を利用したX線マスクの放射線耐性評価法を提案
している。この評価法は低エネルギーの電子線がX線と
ほぼ同じ作用を物質に及ぼす事に着目し、X線マスクメ
ンブレンのX線耐性を電子線を利用して加速試験しよう
とするものである。
一方、前記電子線とX線の等優性は第7図に示す実験結
果によっても裏付けられる。
すなわち、第7図において、プラズマCVD法で作製し
た水素化窒化シリコン膜(SiNx:H)の電子線照射
による応力変化とX線照射による応力変化には特に差は
認められない。なお本実験における電子線のエネルギー
は1OKeV、 X線はシリコンの特性X線(SiKu
)で、7.1人である。
本発明は上記評価法を用いた、以下に示すメンブレン材
料評価結果に基づいている。即ち、スパッタ法で形成し
た非晶質炭化珪素(S iC)膜の一部の試料に電子線
を照射した際の応力変化結果を第8図に示す。この試料
では初期の100MJ/cm’の電子線照射によって大
きな応力変化が生じた後、顕著な応力変化が見られない
。従って、一定量の電子線をあらかじめ照射しておけば
このような材料でもメンブレンとして長期間使うことか
できる。
次に第1図に従ってメンブレンの製造方法の第1実施例
を具体的説明する。
第1図(a)において、外枠となるSi基板!上にメン
ブレンとなる1μm厚のSiC膜2をスパッタ法で堆積
する。3はSi基板lをバックエツチングする際にマス
クとする5isN4膜である。SiC膜2は基板温度5
00℃でSiCターゲットを10mTorr程度のAr
ガスでスパッタして堆積した。
RFパワーは約1kwであった。
次に第1図(b)において、SiC膜2上に1000人
のA12膜4を堆積し、A12膜4を電子ビーム電流を
モニタする電流計を介してアース電位に接続し電子線5
を照射した。電子線のエネルギーは20keVで、Si
C膜2の単位体積当りの吸収エネルギーが平均的に10
0MJ/co+’程度となるようにドーズ量を設定した
。SiC膜2の初期内部応力は1,3X109dyn/
cm”の引っ張り応力で、上記電子線照射により3 X
 l O’dyn/cm”の引っ張り応力に減少し、メ
ンブレンの応力としては好ましい値となった。
電子線照射は上述したように第5図に示すような簡便な
装置で行った。傍熱型の電子銃lOから引き出され、2
0keVで加速された電子ビームl!が、そのまま試料
ステージ13上に置かれた試料12に照射される。試料
ステージ13は水冷されており、試料12の温度が上が
り過ぎないようにしている。当然のことながら以上の装
置は真空チェンバ14に収納され、かつl X 10−
”Torrの高真空に保たれている。
そして、電子線の照射を完了したメンブレンに対し、8
0℃、24%の水酸化ナトリウム溶液で、Si基板1の
裏面エツチングを行いX線透過部6が形成されろ(第1
図(C)参照)。次いで吸収体膜7となるタングステン
からなる重金属が堆積される(第1図(d)参照)。
以上の工程は逆転させることも可能である。
すなわち、本発明の第2実施例として第2図に示す如く
、まず吸収体膜7を堆積した後、Si基板lの裏面エツ
チングを行って第1図(d)に示す構造を得る。最後に
吸収体膜7をパターンへと加工し吸収体パターン8を得
る。以上がX線マスク製造工程の概略である。
本工程で作製されたX線マスクに電子線をさらに照射し
、パターンの位置変化を評価したが、測定誤差0.02
5μm程度の変化しかみられなかった。
なお、上記第1.2実施例ではメンブレン材料としてS
iCを用いているが、本発明はこの材料に限定されろも
のではない。また電子線のエネルギーEm、照射量Hm
はメンブレンの厚さtm、放射線による応力変化特性等
に応じて決めるべき量であって、本実施例に示した値に
限定されるものではない。
以上のように上記第1.2実施例では、従来方法ではX
線照射によって大きな応力変化が生じるためメンブレン
材料としては不適当であった材料てら、あらかじめ電子
線照射によって応力変化を飽和させることによって利用
可能となり、メンブレン材料の利用範囲を拡大すること
ができろ。
次に、本発明の第3実施例として、電子線照射によって
X線吸収体の応力変化を低減できるX線マスク製造方法
について説明する。
本実施例は上記評価法を用いた以下に示す吸収体材料評
価結果に基づいている。
即ち、プラズマCVD法で形成した非晶質窒化タングス
テン膜(W N x )の一部の試料に電子線を照射し
た際の応力変化結果を第9図に示す。この試料では初期
の200MJ/cm’の電子線照射によって大きな応力
変化か生じた後、顕署な応力変化が見られない。従って
一定量の電子線をめらかしめ照射しておけばこのような
材料でもX線吸収体として長期間使うことができる。
次に第3図に従って本実施例を具体的に説明する。
すなわち、第3図(a)において、Si基11i31上
にメンブレンとなる1μm厚のSiC膜32を堆積し、
前記、Si基板31の裏面を80°Cの水酸化ナトリウ
ム液でバックエツチングし、X線透過部33を形成する
。バックエッチの際のマスクはSi3N、膜を用いたが
、これは図示していない。
次に第3図(b)において、メンブレン32上に0.7
μmyLのWNx膜34を堆積した。後述の電子線照射
によって応力がI X l O”dyn/am”以下に
なる条件を検討したところ、初期応力として5xlO”
dyn/cm’ (引っ張り応力)が適当である事がわ
かったため、初期応力は5 X l O’dyn/Cm
”の引っ張り応力になるよう制御した。そして、第3図
(c)に示すように、電子線35の照射を行った。電子
線のエネルギーは20keVで、WNX膜34の平均的
な吸収エネルギーが100MJ/am’程度となるよう
にドーズ量を設定した。
最後に第3図(d)において、W N x吸収体パター
ン38を形成してマスクを完成させる。
この際、P MMA/ S OG/ A Z 1400
の三層レジストを、順次、吸収体上に形成した後、電子
ビーム描画装置で露光し、P M M Aパターンを作
り、CHF s系RIEでSOGを加工し、さらに、O
2・RIEでA Z 1400を加工し、最後にSFs
+CCl2系RYEでWNN模膜34エツチングした。
本工程で作製されたX線マスクに、電子線をさらに照射
し、パターンの位置変化を評価したが、測定誤差0.0
25μm程度の変化しかみられなかっ几。
さらに第4図(a)から第4図(e)に従って本発明に
よる第4実施例としてX線リソグラフィ用マスクの製造
方法について説明する。第4図(a)において、51基
板31の表面にメンブレンとなる1μm厚のSiC膜3
2を堆積した。そして、第4図(b)においてメンブレ
ン32上に0,7μmFJのW N x膜34を堆積し
た後、第4図(C)に示すように、w N、膜上に電子
線35の照射を行っfこ。
この際、WNX膜34の初期応力、電子線照射条件等は
上記第3実施例と同一である。次にSi基板31の裏面
に形成した5IN4膜(図示仕ず)をマスクとしてバッ
クエツチングを行い、X線透過部33を形成した。そし
て最後に第4図(e)において、WNx膜を加工し、吸
収体パターン36を形成した。
即ち、本実施例ではSi基板のまま電子線照射をおこな
うから、′上記第3実施例に比べて照射工程を容易にて
きる。さりとて、吸収体形成後にバックエッチを行うた
め、歩留まりが低くなる場合が生じるおそれらある。
なお、上記第3.4本実施例ではメンブレン材料として
SiCを用い、吸収体材料として’vVN\を用いたか
、本発明はこれらの材料のみに、また上記作製方法のみ
に限定されろものではない。また電子線の照射エネルギ
ーEa、照射1kHaは、吸収体の厚さtaや、応力変
化特性等に応じて決めるべき量であって、上記各実施例
に示した値に限定されるしのではない。
以上のように上記第2,3実施例では、従来方法ではX
線照射によって大きな応力変化が生じるため吸収体材料
としては不適当であった材料でも、あらかじめ電子線照
射によって応力変化を飽和させることによって利用可能
となり、吸収体材料の利用範囲を拡大することができる
(へ)発明の効果 以上のように本発明によれば、X線に対して高い透過率
を有するX線透過膜と、該X線透過膜を保持する支持枠
と、該X線透過膜上に形成されたX線吸収体パターンと
からなるX線マスクの製造工程において、X線透過膜に
電子線を照射する工程を含むようにし、一方で、X線透
過膜上に形成されたX線吸収体層に電子線を照射した後
X線吸収体パターンを作成したので、X線照射によって
X線透過膜あるいはX線吸収体パターンに大きな応力変
化を生じるのを応力変化を飽和させろことによって防止
でき、これにより線幅精度および位置精度を向上できて
転写パターンの微細化を図ることができる。従って本発
明はX線マスクの開発及び生産において不可欠なしので
あり、X線リソグラフィの実用化を通じて社会に及ぼす
間接的効果が大であり、結果として本発明の工業的価値
は非常に高い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例を説明するための工程説
明図、第2図はこの発明の第2実施例を説明するための
構成説明図、第3図はこの発明の第3実施例を説明する
ための工程説明図、第4図はこの発明の第4実施例を説
明するための工程説明図、第5図および第6図はそれぞ
れこの発明において使用される電子線照射装置を示す構
成説明図、第7図はこの発明において使用される電子線
とX線とを比較した特性図、第8図は上記第1゜2実施
例におけるメンブレンの応力変化特性図、第9図は上記
第2.4実施例における吸収体の応力変化特性図、第1
O図は従来例のマスクを示す構成説明図、第11図は従
来例を説明するための構成説明図である。 1.31・・・・・・St基板、 2.32・・・・・・SiC膜、5.35・・団・電子
線、6.33・・・・・・X線透過部、 7.34・・・・・・X線吸収体層、 8.38・・・・・・吸収体パターン。 第1図 「] 第5図 第6図 第7図 qlダエネルギー(MJ/cm”)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、中央にX線入射窓を有する平面度の良好な枠材上に
    、軟X線に対する吸収が少ない膜を張設し、次いで重金
    属もしくはその窒化物からなる軟X線に対する吸収が大
    きい吸収体層を形成し、さらにこの吸収体層をパターニ
    ングしてX線リソグラフィ用マスクを製造するに際し、 前記張設された膜と形成された吸収体層の少なくとも一
    方に、X線の入射方向とは反対の方向から所定エネルギ
    ーの電子線を照射し、それらの応力変動を予め飽和さす
    ことを特徴とするX線リソグラフィ用マスクの製造方法
JP63197355A 1988-08-08 1988-08-08 X線リングラフィ用マスクの製造方法 Pending JPH0245912A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014156186A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 富士フイルム株式会社 保護膜のエッチング方法、テンプレートの製造方法およびそれらを利用して製造されたテンプレート

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