JPS6329506A - X線マスクの検査方法 - Google Patents

X線マスクの検査方法

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JPS6329506A
JPS6329506A JP61173327A JP17332786A JPS6329506A JP S6329506 A JPS6329506 A JP S6329506A JP 61173327 A JP61173327 A JP 61173327A JP 17332786 A JP17332786 A JP 17332786A JP S6329506 A JPS6329506 A JP S6329506A
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は半導体製造技術におけるリソグラフィー技術、
特にX線を利用するX線リソグラフィー用マスクの製造
工程における検査方法に関するものである。
〈従来の技術〉 過去十数年間、ICの集積度はおおよそ3年で4倍のペ
ースで向上して来ている。この著しい集積度の向上を支
えて来たのは言うまでもなく、微細加工技術の発達であ
り、とりわけ15年で1名。
という線幅縮小を可能にしたフォトリングラフイー技術
の発達であった。現在、1.2μmルールのIMbDR
AMの生産が始まっており、0.8μmルールの4Mb
DRAMの研究発表が相次いでいる。
現在のLSI生産用リソグラフィー技術の主流は縮小投
影露光装置、いわゆる(フォト)ステッパである。現在
のステッパは水銀ランプを光源として436nm の水
銀原子の発光輝線(g線)を用いている。将来は365
nmのi線が用いられると予想されているが、可視光、
紫外光による露光装置の解像度限界は間近にせまってい
る。ステッパの限界は0.5μmルール前後、デバイス
では16MbDRAMクラスの集積度と考えられる。過
去の集積度の向上傾向から考えて、約10年後にはこの
限界に達し、次世代のリソグラフィー技術にとって変わ
られると予想されている。
危小線幅4μm、デバイスとして64 M b DRI
IrIクラスのLSI量産用リソグラフィー技術として
最も有力視されているのが、X線リングラフイー技術で
ある。特に輝度が高く、半影ぼけの少ないシンクロトロ
ン放射光(SOR)をX線源として用いるSORリソグ
ラフィー技術が注目されている。
X線リソグラフィーではX線用レンズが無いために、プ
ロキシミティ一方式の露光装置が利用される。マスクは
X線の透過をさまたげるX線吸収体(金、タングステン
、タンタル等の重金属)パターンとそれを保持するX線
透過膜(メンブレン)からなる。メンブレンはX線を吸
収しにくい軽元素からなる2μm前後の厚さの膜であり
、材料として5iNH,BNH,ポリイミド等が利用さ
れており、現在既に直径10CI11程度のマスクが形
成されている。グロキシミティ一方式ではマスクパター
ンのウェハ上への投影が1=1の比で行なわれるために
、マスクパターンの位置精度は非常に高くなければなら
ない。−括露光範囲は5cI!1角前後と予測されてお
り、その全領域内でパターンの位置誤差は0.05μm
以下でなければならない。従ってメンブレンは10 以
上ひずんではならないことになる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 X線露光ではマスクは大量のX線を浴びるため、放射損
傷によって、膜質が変化し歪みを発生する場合がある。
そこでまず、X線露光においてメンブレンが浴びるX線
量と予想される歪みを見積もってみる。
ウェハ1枚の露光によってメンブレンが浴びるX線量は
レジストの感度Sに比例する。現在のところ塩μm以下
のパターンが解像できるレジストは限定されており、感
度は低く5=IJ/at!程度である。しかも、耐ドラ
イエツチング性が悪い。そこで将来、耐ドライエツチン
グ性、感度の点でレジストの改善が進むと考えて、以後
レジスト感度をS=0.IJ/dと仮定する。メンブレ
ン中でのX線の減衰を無視すると、1シヨツトでのメン
ブレン単位体積あたりの吸収エネルギーεはε=Sμ 
       −−−−−−°−°f1+で表わされる
。ここでμはメンブレンのX線に対する吸収係数である
。X線リソグラフィーに適する波長10A前後のX線に
対するS i 3 N4 、 BNの吸収係数はおよそ
10〜2X10 cm  程度である。ここではμ=1
0cm  と仮定する。従って5は10 J/CINと
なる。これはおよそ6xlORadに対応する。ウェハ
1枚の露光あたりのメンブレンの被爆エネルギーEはウ
ェハ面積Aとマスク面積aとするとおおよそ E=A/a・ε     ・・・・・・・・・(2)で
表わされる。ウェハ径を8インチ、マスクが5備角とす
るとE=1.3X10  J/CI+!(7,6X10
 Rad)となる。
以上計算したような多量のX線を浴びた場合、メンブレ
ンがどのような変形を起こすか検討してみる必要がある
。非晶質石英では電子線、X線等による放射損傷によっ
て、収縮が起きることが知られている。10.8keV
の電子線については、体積収縮率δが被爆線量R(/1
0  Rad)とおおよそ0.647 δ=0.762D    の関係にあることが知られて
いる。8keVのX線についても、おおよそこの関係を
満足することが確かめられている。ただし、このデータ
はR>10 Radで実験値にツイツチイブされており
、それ以下の線量でこの関係が成り立つかどうかは不明
である。5i02膜をメンブレンとして用いた場合には
13枚程度のウェノ・の露光でδ=6X10   程度
の体積収縮を起こす可能性がある。現在までにメンブレ
ンに5i02が使われた例はないが、Si3N4.BN
等の非晶質膜についても類似の現像が起きる可能性が高
い。
上述の石英のような顕著な体積変化はメンブレンにはゆ
るされない。メンブレンに大きな歪みが発生しパターン
位置が変化するからである。従ってメンブレン材料とし
ては放射線に対し安定なものを選択することが不可欠で
ある。そのためにはメンブレンの開発及び生産において
メンブレンの放射線耐性を簡便に評価できる手段が是非
必要であり、とりわけ放射線耐性の加速試験が可能な手
段が重要である。
メンブレンのX線に対する放射線耐性を評価するには、
強力なX線光源が必要となる。通常の電子線衝撃型のX
線銃では均一で強度の高いX線は得られない。SORを
利用すると大規模な電子貯蔵リングが必要となるが、こ
のような設備は限られており、容易に利用できない。ま
た利用できたとしても加速試験用に利用するには強度不
足である。従ってX線によって放射線耐性を評価するこ
とは実際上不可能である。
本発明は上述の問題点に鑑みて創案されたものであり、
X線リソグラフィー用マスクメンブレンの開発及び生産
に不可欠なX線マスク、特にメンブレンのX線照射耐性
を評価するX線マスクの検査方法を提供することを目的
としている。
く問題点を解決するだめの手段及び作用〉上記の目的を
達成するため、本発明のX線マスクの検査方法は、中央
に窓を有する平面度の良好な枠材と、この枠材上に適当
な張力を加えて張った膜と、この枠材窓部の膜上に形成
された重金属パターンからなるマスクであって、上記の
膜は軟X線に対する吸収が少なく、上記の重金属パター
ンは上記の軟X線に対する吸収が大きく、この両者によ
って軟X線の照射を受けて軟X線のコントラストを生じ
るX線用マスクの製造工程において、上記の膜に所定エ
ネルギーの電子線を所定量照射し、上記の膜の応力、歪
み等の力学的特性の変化が所定値以下であることをもっ
て、良品マスクと判定するように構成している。
また、本発明の実施態様として上記電子線のエネルギー
は300keV以下であることが好ましく、50keV
以下であることがより好ましい。
また、X線マスクの検査に際しては、上記の膜の少なく
とも一方の面に高導電性の金属薄膜を付着して電子線を
照射するのが好ましい。
また上記のX線マスクの製造工程において、枠体として
シリコン基板を用いるのが好ましく、このシリコン基板
に上記の膜を形成した後の、重金属パターンを形成する
前に上記の電子線照射を行ない、照射前後での上記の膜
の内部応力変化が所定値以下であることをもって良品マ
スクと判定するのが好ましい。
また、上記のX線マスクの製造工程において、上記の膜
上に重金属パターンを形成し、かつ枠材窓部を形成した
状態で、上記の電子線照射を行ない、照射前後での前記
金属パターンの距離変化量が所定値以下であることをも
って良品マスクと判定することが好ましい。
本発明によれば上記のようにX線の代用として電子線を
利用することにより、安価で簡便な装置によりメンブレ
ンの放射線耐性の評価が行なわれる0 〈実施例〉 以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳細に説明す
る。
X線リソグラフィーでは、波長が10λ前後のX線によ
って最高の解像度が達成されると予測されており、利用
されるX線のエネルギーは1 keVから1.6keV
程度と考えられる。このエネルギー領域におけるX線の
吸収は光電効果が支配的である。従ってX線とメンブレ
ンの相互作用は、本質的にX線によって励起された光電
子及び内殻の空孔をもとに発生するオージェ電子による
電子とメンブレン構成原子との相互作用と考えられる。
空孔の消滅過程で螢光X線も発生するが、その影響も同
様に考えることができる。以上のようにX線による放射
損傷の大部分は、X線のエネルギー以下の低エネルギー
電子によって引き起こされると考えられる。
そこでこのような低エネルギー電子を多量にメンブレン
内に発生できる別の方法を開発する必要がちる。メンブ
レンの膜厚は1μmから5μm程度であるから、この程
度の厚さにわたってほぼ均一に電子を発生させる必要が
あり、透過力の強い放射線が必要である。又原子の移動
はX線では生じないことから、イオンや高エネルギー電
子は好ましくない。このような要求を満たすものは、3
00keV程度以下、更に好ましくは50keV程度以
下、より好適には5keVから30keV程人される電
子のエネルギーが高い点が問題である。
しかし軽元素の場合、電子のエネルギー損失は一回の非
弾性散乱につき平均10eVから200eV程度であり
、上記程度のエネルギー、特に5 keVから30ke
V程度の電子のメンブレンに対する影響は基本的にX線
光電子と同じだと考えられる。
露光用X線と電子線のメンブレンに対する影響度は比例
すると考えられるが、比例定数を正確に決定することは
困難である。しかし電子が非弾性散乱で失う平均的エネ
ルギーが電子のエネルギーに比べ小さいことから、大よ
そ両者のエネルギー比に一致すると考えられる。すなわ
ち、波長10λ程度のX線に対し10keVの電子線は
メンブレンに対し約8倍のエネルギーを付与することか
らX線の約8倍の影響を及ぼすと考えられる。ただし電
子の反射係数、透過係数等は考慮する必要があるQ 第1図において、1は熱電子を放出するタングステンフ
ィラメントである。2はフィラメントから電子を引き出
し加速する引き出し電極である。
3は試料ホルダーで、4が検査されるマスクを含む試料
でちる。5は試料に入射する電子線強度をモニタするた
めのファラデイーカップである。マスクができるだけ均
一な電子線照射を受けるよう、フィラメント1の折り返
しの密度は高く、引き出し電極2は細かいメツシュ状に
なっている。又、フィラメント1からの輻射熱等で試料
が加熱されないよう試料ホルダー3は水冷されている。
以上のユニットは高真空排気可能な真空チェンバ(図示
せず)に入っている。フィラメント1の端子6゜6′は
フィラメント加熱電源(図示せず)と加速電源(図示せ
ず)につながっている。加速電極端子7及び試料台は接
地されている。8はファラデイカツブ5からの出力端子
で電流計(図示せず)を介して接地されている。9は試
料ホルダー3の冷却水配管である。以上のように本装置
では、加速電極2と試料4は接地されており、フィラメ
ント1が加熱電源とともにバイアスされる方式をとって
いる。
電子線照射時の試料断面図を第2図に示している0 第2図において第1図に示す試料ホルダー3に対応した
試料台20に第4図に示すX線マスクの製造工程の(a
) 、 (b)を経て、枠材となるシリコ/ウェハ11
上にX線マスク用のメンブレン13を堆積した試料4が
固定される。
ここで、試料4の製造工程を説明する。
第4図(a)〜(g)はX線マスクの形成プロセスの1
例を示す工程図であり、まずメンブレン13の支持枠と
なるシリコン(Si)基板11の両面にLPCVD法で
窒化ケイ素膜(Si3N4 )12 、12’を堆積す
る(第4図(a) ) oこのSi3N4膜12゜12
′の膜厚は約1000Aである。次いでメンプレン13
となる水素化窒化ケイ素化膜(SiNxHy)をプラズ
マCVD法で基板表面に堆積する(第4図(b))。こ
の5iNXHY膜13の膜厚は約3 μmである。
この段階で、シリコン基板ノ・11上に堆積したメンブ
レン1!X線マスク用としての良、不良の検査のため、
第1図に示した装置の試料ホルダー3に対応した試料台
20に載置して検査する。
この検査を行なうに際しては、電子線照射時のチャージ
アップを防止するために、それぞれメンブレン13上と
シリコン(Si)基板11上に導電層21.22を堆積
する。この場合応力の低い0.1μmの厚さの蒸着アル
ミニウム(Al)膜を用いている。またシリコン(Si
)基板11と試料ホルダー3の密着性を良くし、冷却効
率を上げるため、試料ホルダー20の表面は鏡面研磨さ
れており、5μm以下のフラットネルを保っている。
厚さd=3μmのメンブレン13を堆積したシリコン(
Si)基板11は、まずフィゾー光干渉式のフラットネ
ステスターで曲率半径Rを測定する。
メンブレン13の内部応力σは次式で計算される。
EQ 、ν0はそれぞれシリコン(Si)基板11のヤ
ング率とポアソン比である。Tはシリコン(Si)基板
11の厚さである。次いで上記したように表面と裏面に
アルミニウム(Al)膜21.22を蒸着する。このア
ルミニウム(AJ)膜21.22による応力変化はない
。以上の準備の後このウニ・・11を試料台3に固定し
、真空排気し、電子線照射を行なう。電子線のエネルギ
ーはメンブレン13内をほぼ均一に照射するために10
keVにした。電子線の照射量は10mc/a(としだ
。これはレジストの感度を100mJ/c+J、−括露
光面積を51角。
ウェハサイズを8インチと仮定したとき、約1000枚
のウェハ処理で受けるX線照射とほぼ同等の放射線量で
ある。電子線の照射スピードは35μA/dでこの照射
に約1時間を要しだ。最後にウェノ・11の曲率半径を
再測定し、電子線の照射前後でのメンブレン13の応力
を比較した。この結果、ある試料は電子線照射前にメン
ブレン13は5 X 10  dyn/citの引張り
応力を示していたが、照射後は5X10.dy、佃と応
力が増加していた。
このように応力が顕著に変化するメンブレンはX線マス
クとして適切ではない。ところが、照射前に6X10 
 dyn/cJの圧縮応力を示していた一別のメンブレ
ンは照射後7 X 108dyn/c!lの引張り応力
を示すようになった。さらに照射を行なったが応力はほ
とんど変化しなかった。このメンブレンは電子線照射に
よって応力が変化したが、照射による応力変化は飽和し
、又応力自身もメンブレンとして好ましい値になってい
る。従って、電子線によるこのようなエージングプロセ
スを導入すれば、このように当初は好ましくない圧縮応
力を示すメンブレンでも、X線マスク用として利用でき
ることになる。
また、メンブレン堆積法に検討を加え、種々作成した試
料の各々について電子線照射を行なったところ、はとん
ど応力変化を示さないものが見出された。しだがってX
線マスクの作成工程において、電子線照射によるメンブ
レンの応力変化が所定値以下のものを良品メンブレンと
して抽出する検査を行なうことにより、X線マスク用と
して利用可能なメンブレンの選別がなされることになる
上記の検査工程を経たものにおいて、第4図(C)〜(
g)の各工程を経て、X線マスクを完成させた。
即ち、上記の検査工程においてメンブレン13の形成さ
れたシリコン基板11の表、裏画面に蒸着したアルミニ
ウム膜21.22を除去した後、第4図(C)に示すマ
スク領域となるメンブレン部のシリコン基板を取り除く
工程に移る。
単結晶シリコン(Si)はSi3N4に比べ約1万倍も
速く水酸化す) IJウム溶液に溶けるため、マスク領
域裏面のS i3 N4を取り除き、この部分のシリコ
ン(Sl)のみを溶解することができる。
S i3 N4膜12′のマスク領域裏面に対応した領
域の除去はフォトリングラフイー法によってマスク領域
外にのみレジストを残し、反応性イオンエツチング法を
利用して行ない、次に約25%の水酸化ナトリウム溶液
を80°Cに加熱し、シリコン基板11のエツチングを
行なう。エツチング速度は1,5μm/分程度であり、
0.5悶厚のシリコン(Si)基板11をエツチングし
て窓部14を形成するのに約6時間を要しだ。
次に第4図(d)に示すようにメンブレン13上にX線
吸収体となるタングステン15を堆積する。
このタングステン膜15はメンブレン13を破壊しない
ように、応力は低く制御してスパッタ法で0.6μmの
膜厚に形成している。更にタングステン膜15をパター
ン検出グするため、電子線レジスト膜を塗布し、電子ビ
ーム描画装置を用いてパターンを描画、現像し、レジス
トパターン16を形成する(第4図(f))。次にレジ
ストパターン16をマスクとしてタングステン膜15を
エツチングガスとして六フッ化硫黄(SFs)を用いて
反応性イオンエツチング法でエツチングする。エツチン
グ後、レジスト膜16を除去し、X線マスクを完成する
(第4図(g))。
上記のようにして作成したX線マスクについて、次に本
発明にしたがって電子線照射による検査を行なう。
第3図は、はぼ完成したX線マスクの電子線照射テスト
での試料断面を示す図である。第3図において、X線マ
スクは水冷された試料ホルダ30(第1図における試料
ホルダー3に対応)に固定されている。11はメンブレ
ン13を堆積する際の基板でありバックエツチングによ
って窓部14を形成した後はメンブレン13の支持枠と
なっているシリコン(Si)基板である。15は上記の
工程を経てメンブレン13上に形成されたタングステン
製の吸収体パターンである。まだ31及び32はチャー
ジアップ防止用の導電膜である。33ばX線マスクと試
料ホルタ゛−30の間に挿入された緩衝材である。34
のスペースには、マスクの冷却を効率的に行なうために
、熱伝導の良好な流体が充填されている。この例では気
体(He)を用いた。又、常温で液体である水銀、ガリ
ウム等を用いても良い。いずれによってもマスクを十分
冷却することができる。
検査されるX線マスクは、まずパターンの位置測定にか
けられる。ここではレーザスポットによってパターン検
出を行ない、パターン間の距離をレーザ干渉計で測定す
る方式の位置測定器(ランパス)を用いている。マスク
内に設けられた、マスク歪評価用パターンの座標を測定
し、先に説明した検査工程と同様の電子線照射にかけら
れる。
その後照射前と同様の座標測定が行なわれ、照射によっ
て発生するマスクの歪みが計算された。この結果、先の
検査工程において、電子線照射に対して応力が変化しな
い膜については、照射によるマスクの歪みは、1.5 
cm角内で150A以下であり、十分マスクとして利用
可能であることが明らかになった。したがってX線マス
クの作成工程において、電子線照射によるパターンの距
離変化量が所定値以下であるものを良品X線マスクとし
て抽出する検査を行なうことにより、作成したX線マス
クの評価が短時間で行なわれる。
〈発明の効果〉 以上のように、本発明によれば露光用X線によってマス
クに発生する放射線損傷を安価な簡便な装置によって、
短時間で評価することができる。
又、あらかじめ電子線照射によって、マスクをエージン
グし安定化させることも可能である。従って本発明は、
X線マスクの開発及び生産において不可欠であり、X線
リングラフイーの実用化を通じて、社会に及ぼす間接的
効果は大きく工業的価値は非常に高いものでちる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のX線マスクの検査方法を実施する際に
用いられる電子線照射装置の構成例を示す図、第2図及
び第3図はそれぞれ本発明の実施例における電子線照射
時の試料断面を模式的に示す図、第4図はX線マスクの
形成工程の一例を示す図である。 1・・・熱電子放出用タングステンフィラメント、3・
・・試料ホルダー、4・・・試料、11・・・(枠材と
なる)シリコン基板、13・・メンブレン、14・・・
窓部、15・・・タングステン製吸収体パターン、21
゜22.31.32・・導電体、20.30・・・試料
ホルダー。 第21! 第3WI 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、中央に窓を有する平面度の良好な枠材と、該枠材上
    に適当な張力を加えて張った膜と、該枠材窓部の膜上に
    形成された重金属パターンからなるマスクであって、上
    記膜は軟X線に対する吸収が少なく、上記重金属パター
    ンは上記軟X線に対する吸収が大きく、当該両者によっ
    て軟X線の照射を受けて軟X線のコントラストを生じる
    X線用マスクの製造工程において、 上記膜に所定エネルギーの電子線を所定量照射し、 上記膜の応力、歪み等の力学的特性の変化が所定値以下
    であることをもって、良品マスクと判定することを特徴
    とするX線マスクの検査方法。 2、前記電子線のエネルギーが300keV以下である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のX線マス
    クの検査方法。 3、前記膜の少なくとも一方の面に高導電性の金属薄膜
    を付着して前記電子線照射を行なうことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のX線マスクの検査方法。 4、前記X線マスクの製造工程において、前記枠材とな
    る基板材上に前記膜を形成した後、重金属パターン形成
    前に、前記電子線照射を行ない、照射前後での前記膜の
    内部応力変化が所定値以下であることをもって良品マス
    クと判定することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のX線マスクの検査方法。 5、前記X線マスクの製造工程において、前記膜上に重
    金属パターンが形成され、かつ枠材窓部が形成された状
    態で前記電子線照射を行ない、照射前後での前記重金属
    パターンの距離変化量が所定値以下であることをもって
    良品マスクと判定することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のX線マスクの検査方法。
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