JP2712286B2 - X線露光方法 - Google Patents

X線露光方法

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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、微細パターンの高精度転写を目的とするX
線露光方法およびシンクロトロン軌道放射光を図形の転
写媒体とするSR露光装置に関する。
(従来の技術) 従来のSR露光装置においては、放射光強度のピークが
数Åないし10Åにある電子ストレージ・リングを光源と
し、真空ビーム・ライン中に放射光を取り出し、数十μ
m厚のBe箔を用いて該ビーム・ラインと仕切られたHe雰
囲気中において、SiNxまたはSiCもしくはSi等の薄膜を
基板とするX線露光マスクを用いてパターン転写を行っ
ている(例えばノースホランドパブリッシングカンパニ
ー(North−Holland Publishing Company)刊行のニュ
ークリアインスツルメンツアンドメソッズ(Nuclear In
struments and Methods)第208巻(1983年)第281頁参
照)。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来のSR露光装置に限らず従来のプラズマX
線源や電子ビーム励起X線源を使った露光装置でも、高
々10Å前後の波長の軟X線を利用していたため、十分な
マスクのコントラストを得るにはマスクパターン(X線
吸収体パターン)をおよそ1μm近い膜厚の重金属で形
成しなければならず、縦横比(アスペクト比)の大きい
マスクパターンの形成が不可欠であった。ところが、ア
スペクト比の大きいX線吸収体パターンの形成並びに欠
陥修正は非常に難しく、所望のX線吸収体パターンを形
成することができなかったばかりでなく、高々1μmな
いし2μmの厚さのマスク基板上に1μmもの膜厚のX
線吸収体パターンを形成するため、X線吸収体パターン
の応力によるマスクの歪が増大し、転写パターンの寸法
に見合った位置合わせ精度を確保することが極めて困難
であった。
本発明は、X線露光技術の最大の欠点であるX線露光
マスクの製造の困難さを軽減し、且つ精度を向上させる
ために、通常のフォトマスクと同等もしくはそれ以下の
膜厚のX線吸収体パターンで十分なコントラストを得ら
れるX線露光方法とそれに用いるX線露光装置とを提供
するものである。
(課題を解決するための手段) 上記の問題点を解決するために本発明は、従来より長
い波長の軟X線を露光用として用い、44Å以上の軟X線
に対する透過率の大きいダイヤモンド状カーボン膜基板
上に0.1μmないし0.2μmの膜厚の重金属パターンを形
成したX線露光マスクを用いてパターン転写を行う。X
線露光マスクの温度上昇を防ぐため、X線露光マスクは
減圧He雰囲気中に設置される。電子ストレージ・リング
側の真空中へのHEガスの進入を防ぐための隔離窓には、
ダイヤモンド状カーボン膜を用いる。
(作用) 本発明の構成においては、20Å以上44Å以下の波長の
軟X線はダイヤモンド状カーボンマスク基板に殆ど吸収
されてしまうため、パターン転写は44Å以上の軟X線に
よって行われる。44ÅにK吸収端を有し、それ以上の波
長領域における透過率の大きい炭素を除いては、20Å以
上の波長領域では、あらゆる元素の吸収が大きく、この
ため例えばX線露光マスクパターン材料としてAuを用い
た場合、X線マスクに必要なコントラスト値20を得るた
めに、必要なパターン厚は、従来の7Åないし8ÅのX
線露光では約0.7μmないし0.9μmであるのに対し、44
Åでは0.1μmでよく、X線露光マスクの作製並びにパ
ターンの欠陥修正が格段に容易になる。またレジストに
よる吸収効率も飛躍的に増大するため、露光時間は大幅
に短縮される。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。第1図に示すように、放射光の臨界波長が20Å
ないし80Åの電子ストレージ・リング11の電子軌道の接
線方向にビーム・ライン12を接続し、ビーム・ライン12
の内部を真空排気装置を用いて少なくとも10-5Pa以下の
圧力まで減圧する。電子ストレージ・リング11から放射
される軟X線13を前記ビーム・ライン中12に取り出し、
このビーム・ラインの真空中に設置したミラー14で全反
射させる。ビーム・ライン12の中間を約1μm厚のダイ
ヤモンド状カーボン膜15で封止し、このダイヤモンド状
カーボン膜15とビーム・ライン12の終端部の間の試料室
16にHeガスを導入し、圧力制御装置を用いてHe圧力が10
0Paないし1000Paになるように制御する。厚さ約1μm
のダイヤモンド状カーボン膜基板上に厚さ約0.1μmな
いし0.2μmのAuまたはW等の重金属でパターンを形成
したX線置露光マスク17をX線レジスト例えばFBM(商
品名)やCPMSを塗布したウエハ18に任意の方法で重ね合
わせて前記試料室16内に設置し、露光シャッター19を所
定の時間開放して、前記ミラーから全反射された軟X線
を照射して該パターンをウエハに転写する。
第2図(a)〜(e)はダイヤモンド状カーボン膜の
製造プロセスの一例を示す。数百μmないし数mmの厚さ
を有するSiウエハ21の一表面上にこのSiウエハの所定の
領域をエッチング除去するためのエッチングマスクパタ
ーン22を例えばLPCVD SI3N4膜を用いて形成する(第2
図(a))。Siウエハ21の他方の表面上に反応ガスとし
てCH4とH2を用いたDCグロー放電により、数百nmないし
1μm程度の厚みのダイヤモンド状カーボン膜23を堆積
した後、前記ダイヤモンド状カーボン膜23の内部応力が
約2×108dyn/cm2ないし1×109dyn/cm2になるまで約30
0℃ないし400℃のN2雰囲気中で約1時間ないし2時間ア
ニールする。続いてスパッタリング法もしくは電子ビー
ム蒸着法などの方法により、約0.1μm厚のW、Auもし
くはTa等のいずれかの重金属薄膜24を前記ダイヤモンド
状カーボン膜23の表面状に堆積し、この重金属薄膜24上
に電子ビーム露光技術もしくは集束イオンビーム露光技
術を用いて所望のレジストパターン25を形成する(第2
図(c))。しかるのちレジストパターン25をマスクに
用いて反応性イオンエッチングもしくはイオンミリング
などの方法により、前記重金属薄膜24をパターニングす
る(第2図(d))。最後に前記重金属パターン24を任
意の治具を用いて保護しつつ、沸騰した30Wt%KOH水溶
液でSi3N4膜パターン22をマスクとしてSi基板21の所定
の領域をエッチングすれば所望のX線マスクが得られ
る。(第2図(e)) このX線マスクの製造プロセスにおいてX線吸収体パ
ターンの形成プロセスを省略すれば、ダイヤモンド状カ
ーボン膜を用いたX線取り出し窓が得られる。
本発明ではX線マスクの、X線吸収体パターンの膜厚
がわずか0.1μmでよいので、レジストをマスクに用い
た反応性イオンエッチングもしくはイオンミリングによ
るパターン形成が可能であり、従来のX線マスクのX線
吸収体パターンのように多層レジスト技術を用いた複雑
なパターン形成プロセスは不用となる。また従来は殆ど
不可能であったX線吸収体パターンの欠陥修正も、集束
イオンビームリソグラフィ技術を用いてマスク基板を殆
ど損傷させずに行うことができ、X線露光マスクの歩留
りを飛躍的に向上させることができた。
(発明の効果) 本発明は以上説明したように、44Å以上の長波長軟X
線を図形の転写媒体としているので、X線吸収体パター
ンが約0.1μmないし0.2μmと従来のおよそ1/5ないし1
/10の厚みで十分なコントラストが得られる。従ってX
線露光マスクの作製が格段に容易になったばかりでな
く、パターン欠陥の検査および修正も飛躍的に容易にな
った。またX線吸収体パターンの厚みの減少に比例して
X線吸収体パターンの内部応力によるマスクの歪も低減
したため、X線露光におけるマスクの位置合わせ精度も
飛躍的に向上した。更にレジストによる軟X線の吸収効
率は約50倍高められ、露光時間は約1/10以下に短縮され
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のX線露光装置の一実施例を示す基本構
成図、第2図(a)〜(e)はX線露光マスクの製造プ
ロセスを示す模式断面図である。 11……電子ストレージ・リング、12……ビーム・ライ
ン、13……軟X線、14……ミラー、15……ダイヤモンド
状カーボン膜、16……試料室、17……X線露光マスク、
18……ウエハ、19……露光シャッター、21……Siウエ
ハ、22……Si3N4、23……ダイヤモンド状カーボン膜、2
4……重金属薄膜、25……レジストパターン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイヤモンド状カーボン膜を介して44Å以
    上の波長の軟X線を減圧He雰囲気中に導き、ダイヤモン
    ド状カーボン膜を基板とするX線露光マスクに形成した
    パターンを基板表面に転写するX線露光方法。
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