JP2502595B2 - X線露光用マスクの製造方法 - Google Patents

X線露光用マスクの製造方法

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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、半導体集積回路製造のために利用される微
細パタン形成技術である、X線露光技術に係わり、微細
高精度で、しかも、欠陥の少ないX線露光用マスクの製
造方法に関するものである。
(従来技術) 半導体集積回路の高性能化に伴い、サブミクロン領域
の微細パタンを形成する技術として、波長:4〜20Å程度
の軟X線を線源として用いるX線露光技術がある。そし
て、この技術に不可欠な構成要素としてX線露光用マス
クがある。X線マスクは、軟X線を良く遮断(吸収)す
る吸収体パタンと、この吸収体パタンを支持し、しか
も、よく軟X線を透過するマスク基板(メンブレン)と
から構成されている。そして、X線マスク基板としては
減圧CVD(LP−CVD)法で製造される窒化ケイ素(Si
xNy)に代表される無機材料やポリイミド等の有機高分
子材料等が利用されており、また、X線吸収体材料とし
てはX線阻止能や微細加工性などの観点から、Ta,W,Mo
等に代表される高融点・高密度金属材料が利用されてい
る。
第3図では、X線露光用マスクの従来の製造方法につ
いて説明する。
ここで、1はX線マスク支持基板、2はマスク基板
(メンブレン材料)、4はエッチング保護用の第1の中
間膜(エッチング用マスク層)、3はX線吸収体膜、5
はレジストパタン、4′は第1の中間膜のパタン、3′
はX線吸収体パタン、10はメンブレン領域(ウインドウ
部)である。
X線マスク支持基板1の上にLP−CVD法、プラズマCVD
法或はスピンコート法等により、0.1〜5μmの厚さにS
ixNy(xとyは整数),BN,SiC膜などに代表される無機
材料或はポリイミドやマイラー等の有機材料(高分子
膜)等からなるメンブレン2を形成する(3A)。次に、
上記メンブレン2の表面上に、X線吸収体膜3としてT
a,W,Re,Mo,Au,Pt等に代表される原子番号の大きい高密
度材料(重金属)の膜を、スパッタ法、プラズマCVD
法、真空蒸着法、メッキ法などの膜形成技術によって形
成し、更に、上記X線吸収体膜3の上に酸化シリコン、
窒化シリコン等に代表される無機膜或はポリイミドなど
の高分子膜からなる第1の中間膜(エッチング保護膜)
4を、スパッタ法、プラズマCVD法やスピンコート法な
どの膜形成技術によって、所望とする膜厚に形成する
(3B)。続いて、上記第1の中間膜4の表面に、PMMAな
どの紫外線レジストや電子線レジストを所望の膜厚でコ
ーティングした後、紫外線、電子線やX線などにより所
望とするパタンを形成してレジストパタン5を形成する
(3C)。さらに、上記レジストパタン5をマスクとし
て、スパッタエッチング法、反応性スパッタエッチング
法或はイオンエッチング法などの微細加工技術によっ
て、上記第1の中間膜4を加工して、レジストパタン5
を忠実に反映した第1の中間膜のパタン4′を形成す
る。更に、上記第1の中間膜のパタン4′をマスクとし
て、反応性スパッタエッチング法等の微細加工技術によ
って、上記X線吸収体膜3を加工し、所望とするパタン
の形成されたX線吸収体パタン3′を形成する(3D)。
次に、X線吸収体パタン3′の上に残存している第1の
中間膜のパタン4′をスパッタエッチング法や反応性ス
パッタエッチング法などによって除去した後、上記X線
マスク支持基板1の裏面側にウインドウ部をスパッタエ
ッチング法や反応性スパッタエッチング法などによって
形成する(3E)。最後に、X線マスク支持基板1の裏面
側から、ウインドウパタンをマスクとして図に示すごと
く選択エッチングし、X線マスク支持基板1にメンブレ
ン領域(ウインドウ部)10を設けることによりX線露光
用マスクを完成させ所望とするマスクを得る(3F)。
ここで、X線露光技術の重要な課題として、デバイス
の歩留りや信頼性向上のために、X線露光用マスクの品
質向上が挙げられる。そして、その実現のための手段と
して、マスクの自動欠陥検査技術やマスクパタンの修正
技術などの開発・実用化が行われている。
一般に、レジストワークやエッチング工程を利用する
X線マスクの製造プロセスにおいて、各工程で使用する
装置内の汚染、試料取扱い時の諸問題等の原因によって
パタン欠陥を生ずる。マスクに発生する欠陥としては、
白点(ピンホール)、凹み、切断、切れ不良、欠落(欠
損)などの欠損欠陥と黒点、ダスト、突起、コンタミネ
ーション、ブリッジなどの残留欠陥に大別される。した
がって、X線マスクの高品質化の観点からは、これらの
吸収体パタンに発生する欠陥を解消する必要がある。
一般に、マスクの品質とデバイスの歩留りとの間に
は、次のような関係が成り立つことが知られている。
Y={1/(1+DA)} ここで、Yはデバイスの歩留り(%)、Dはマスクの
欠陥密度(個/cm2)、Aはチップ面積(cm2)、Nはデ
バイス工程数を表す。
この関係式は、デバイスのチップサイズが拡大した分
だけ欠陥数を減少させなければ、デバイスの歩留りが低
下するということを意味するとともに、ある程度のマス
ク欠陥があっても良品デバイスが生産できるということ
にもなる。しかし、発散形のX線源を用いるX線露光技
術においては、パタンの解像性や装置の幾何学的形状か
ら生ずるパタンぼけやランナウト誤差などの観点から、
ステップ アンド リピート方式(ステッパ方式)が採
用される。このステッパ方式では、1枚のオリジナルマ
スクを使ってシリコンウエハ全面に露光をステップ状に
繰り返すため、欠陥のあるオリジナルマスクを使用すれ
ば全チップに欠陥を生むことになる。したがって、ステ
ッパ方式のX線露光においては無欠陥のX線露光用マス
クが必要となる。
従来、X線露光用マスクの高品質化のために提案され
てきたマスク修正は、第3図のマスクプロセス終了後
に、0.1μm以下の直径に集束させる能力を有し(高解
像度)、非常に高い集束電流密度が得られるフォーカス
ド・イオンビーム(FIB)技術を利用して行われてき
た。第4図にパタン修正技術について説明する。
ここで11は細く絞られたイオンビーム、12は残留欠陥
材料の飛散物、13は残留欠陥、14は欠損欠陥、15は不透
明膜の原材料としてのガス分子、16は堆積した不透明
膜、17は不透明膜用原材料としてのガス分子供給用ノズ
ル、3′はX線吸収体パタンである。
まず、(イ)図に示す残留欠陥の修正について説明す
る。
フォーカスド・イオンビーム(FIB)は、液体金属の
イオン源を用いて作られる。ガリウムは、その腐食作用
が低いことや蒸気圧の低いことなどにより、フォーカス
ド・イオンビームの発生にとって理想的な材料であると
一般に考えられている。
ガリウムはタンクで加熱され、タングステン針に沿っ
て引き出し電極に向かって流出させることができる。タ
ングステン針と引き出し電極の間に4〜10KVを印加する
と、ガリウム・イオンがタングステン針から発生する。
このガリウム・イオンは、一連のアインツェルンレンズ
を介して集束され、10〜100KVの引き出し電圧によって
加速される。このように集束・加速されたガリウム・イ
オン11は、精密に位置決めされた残留欠陥13の位置で、
集束・加速されたガリウム・イオン11のスパッタリング
効果を精密に制御することによって、残留欠陥13をエッ
チングしてX線吸収体パタン3′上に存在する残留欠陥
13を除去する。
一方、(ロ)図に示す欠損欠陥の修正は、基本的には
アモルファス・カーボンなどを、欠損欠陥領域に堆積さ
せていくものである。即ち、イオンビームの励起に伴う
化学効果と不透明膜用原材料としてのガス分子供給ノズ
ルとを組合せて用い、アモルファス・カーボンの不透明
膜を選択的に堆積させることによって、X線吸収体パタ
ン上の欠損欠陥を修正する。アモルファス・カーボンの
不透明膜は、集束・加速されたビーム状の励磁されたガ
リウム粒子11と不透明膜用原材料としてのガス分子供給
ノズル17から噴射するカーボンガス粒子14の衝突により
形成される。カーボンの不透明膜は、ガリウムビームの
掃引されたところに選択的に堆積し、堆積膜16を形成し
ながら、吸収体上に存在する欠損欠陥を徐々に埋めなが
ら修正してゆく。ここで、カーボン膜は波長:4〜20Å程
度の軟X線に対する阻止能が小さいため、X線マスク吸
収体パタンの欠損欠陥の修正用材料としては利用できな
い。したがって、X線マスク吸収体パタンの欠損欠陥修
正用材料としては吸収体材料と同様の重金属を堆積させ
る必要がある。
FIB技術を利用するX線露光用マスク吸収体パタン修
正技術は、以上説明したような原理に基づいて、マスク
パタン上に存在する残留欠陥や欠損欠陥を修正するもの
である。
なお、微細なパタン修正方法については、たとえば、
文献マイクロエレクトロニック マニュファクチュアリ
ング アンド テスイング,1986年2月号(Microelectr
onic Manufacturing and Testing)に開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) 従来のX線露光用マスク製造プロセスとマスク吸収体
パタンの修正プロセスが独立しており、FIB技術を利用
して膜厚が厚く、しかも、重金属(高密度・高融点)材
料から成るマスク吸収体パタンを修正することによっ
て、無欠陥X線露光用マスクの製造を行う方法では、 (i)マスク製造プロセスと欠陥修正プロセスとが独立
しているため、プロセスが繁雑となり、効果的でなかっ
た、 (ii)X線露光用マスクの製造プロセスにおいて、欠損
欠陥や残留欠陥の多くはレジストパタンの形成工程にお
いて発生するものが大半であるにもかかわらず、残留欠
陥や欠損欠陥を持つレジストパタンを利用して吸収体パ
タンに残留欠陥や欠損欠陥を形成した後、改めてX線吸
収体パタン上の残留欠陥や欠損欠陥を修正することは非
効率であり、生産性に欠けていた、 (iii)X線露光用マスクとしてのX線吸収体パタン
は、軟X線を遮断(吸収)する必要があるため、通常、
0.4〜0.8μm程度の厚膜となる。従って、このような厚
膜で、しかも高密度・高融点材料をフォーカスド・イオ
ンビームを利用してパタン修正するためには、非常に長
時間を要していた、 (iv)0.4〜0.8μmと比較的厚膜のX線吸収体パタン
は、0.1〜4μm程度の比較的薄いメンブレン上に配置
されているため、フォーカスド・イオンビームで吸収体
パタン修正を実施する際、イオンビームによるメンブレ
ンへのダメージが避けられなかった、 (v)欠損欠陥を修正するためには、従来技術で用いら
れるカーボン膜は利用できず、軟X線に対する阻止能が
大きい重金属膜の堆積が必要となる、 等の本質的な問題を含んでいる。
(発明の目的) 本発明はこのような点に鑑みて提案されたものであ
り、X線露光用マスク吸収体パタンの修正プロセスを、
マスク吸収体形成プロセスの1工程としてマスク吸収体
形成プロセスの中に組み込み、厚い膜厚を有する吸収体
をエッチングする以前に、吸収体のエッチングマスク用
としての中間膜パタンの形態でパタン欠陥を修正するこ
とによって、無欠陥エッチングマスクによる吸収体加工
を行うことで、微細高精度で、しかも、無欠陥のX線露
光用マスクを実現することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 前記従来技術の問題点を解決するため、本発明は、X
線マスク支持基板にX線透過材料から成るメンブレンを
形成する工程と、ついで前記メンブレン上に、X線吸収
体膜を堆積する工程と、ついで前記X線吸収体膜の上
に、第1の中間膜を堆積する工程と、ついで前記第1の
中間膜上に、第2の中間膜を堆積する工程と、ついで前
記第2の中間膜上に、レジストをコーティングした後、
レジストパタンを形成する工程と、ついで前記レジスト
パタンに基づいて前記第2の中間膜を加工し、第2の中
間膜のパタンを形成する工程と、ついで前記加工で生じ
た前記第2の中間膜パタンの欠陥を修正する工程と、つ
いで前記欠陥修正した前記第2の中間膜のパタンに基づ
いて第1の中間膜を加工し、前記第1の中間膜のパタン
を形成する工程と、ついで前記第1の中間膜のパタンに
基づいてX線吸収体膜を加工する工程とを具備すること
を特徴とするX線露光用マスクの製造方法を発明の特徴
とするものである。
(作用) X線吸収体パタンの修正プロセスを、X線吸収体パタ
ン製造プロセスの1工程としてX線吸収体パタン製造プ
ロセスを構成するため、レジスト膜(レジストパタン)
とX線吸収体膜の第1の中間膜(エッチングマスク)と
の間にパタン修正用の第2の中間膜として金属、金属化
合物、無機化合物、有機高分子のいずれかから成る薄膜
を配置し、しかも、レジストパタンの形状等を反映した
パタン修正用の第2の中間膜のパタンを、従来のパタン
修正技術で修正し、このパタン修正を施した無欠陥の金
属、金属化合物、無機化合物、有機高分子のいずれかか
ら成る第2の中間膜のパタンをX線吸収体膜のエッチン
グマスクとして利用することによって、 (イ)レジストパタンの形成工程においてその大半が発
生するパタン欠陥(残留欠陥や欠損欠陥)をX線吸収体
膜のエッチングマスクの段階で修正できるとともに、 (ロ)パタン修正用としての第2の中間膜は非常に薄
く、しかも、密度の低い金属、金属化合物、無機化合
物、有機高分子のいずれかが利用できるため、FIB技術
による残留欠陥や欠損欠陥のパタン修正において、修正
時間の大幅な時間短縮が可能となり、 (ハ)パタン修正用の第2の中間膜はX線吸収体膜のエ
ッチング保護膜(第一の中間膜パタン)を形成するため
のエッチングマスクとして利用するため、従来のFIB技
術による欠損欠陥のパタン修正において、カーボン膜が
利用できるとともに、従来問題とされていたカーボン膜
の耐性が問題となることはない。
(実施例) 次に本発明の実施例について説明する。
なお実施例は一つの例示であって、本発明の精神を逸
脱しない範囲で、種々の変更あるいは改良を行いうるこ
とは言うまでもない。
(第1実施例) 第1図は、本発明の実施例を説明するマスク製造工程
である。
1はX線マスク支持基板、2はマスク基板(メンブレ
ン)、3はX線吸収体膜、3′はX線吸収体パタン、4
は第1の中間膜(エッチングマスク)、4′は第1の中
間膜のパタン、5はレジストパタン、10はメンブレン領
域(ウインドウ部)、30は第2の中間膜、30′は欠陥修
正前の第2の中間膜のパタン、30″は欠陥修正後の第2
の中間膜のパタンである。
X線マスク支持基板1の一主平面側と反対面にLP−CV
D(Low Pressure−Chemically Vapor Deposited)法、
プラズマCVD法或はスピンコート法等の膜形成技術によ
り0.1〜5μmの厚さにSixNy,BN,SiC等に代表される無
機材料或はポリイミドやマイラーなどに代表される有機
高分子膜から成るX線透過材料としてのメンブレン2を
形成する(1A)。次に、上記一主面側に形成されたメン
ブレン2の表面上にX線吸収体膜3としてTa,W,Re,Mo,A
u,Ptなどに代表される原子量(質量)や密度の大きい重
金属の膜或は上記材料を主成分とする化合物から成る膜
をスパッタ法、プラズマCVD法、真空蒸着法、メッキ
法、イオンプレーティング法などの膜形成技術によって
所望とする膜厚に堆積させた後、上記X線吸収体膜3の
表面上に酸化シリコン、窒化シリコン等に代表される無
機材料膜或はポリイミドなどの有機高分子膜から成る第
1の中間膜4をスパッタ法、プラズマCVD法、イオンプ
レーティング法等の乾式膜形成技術やスピンコート法等
の湿式膜形成技術によって、所望とする膜厚に第1の中
間膜4を形成する。更に、上記第1の中間膜4の上面に
Si,Ti,V,Cr,Niなどに代表される低密度金属材料やTa,W,
Moなどの吸収体材料と同様な高密度金属材料或は上記金
属材料を主成分とする化合物から成る第2の中間膜30
を、スパッタ法やプラズマCVD法に代表される膜形成技
術により所望とする膜厚に堆積する(1B)。続いて、上
記第2の中間膜30の表面にPMMA等の紫外線レジストや電
子線・X線レジストを所望の膜厚でコーティングした
後、紫外線、電子線やX線などの露光技術でパタンを創
成し、所望とするパタンを形成してレジストパタン5と
する(1C)。更に、上記レジストパタン5をマスクとし
て、スパッタエッチング法、反応性スパッタエッチング
法やイオンエッチング法等の微細加工技術を用いて第2
の中間膜30を加工してレジストパタン5を忠実に反映し
た欠陥修正前の第2の中間膜パタン30′を形成する(1
D)。次に、公知の技術であるレーザー光やFIBを利用し
たマスクパタン修正技術を利用して欠陥修正前の第2の
中間膜パタン30′上に存在する欠損欠陥14や残留欠陥13
を修正して第1の中間膜4の上に上記材料から成る欠陥
修正後の第2の中間膜パタン30″を形成する(1E)。次
に、パタン修正を実施した上記無欠陥の欠陥修正後の第
2の中間膜パタン30″をマスクとして、スパッタエッチ
ング法、反応性スパッタエッチング法或はイオンエッチ
ング法等の微細加工技術によって、上記第1の中間膜4
を加工し、欠陥修正後の第2の中間膜のパタン30″を忠
実に反映した第1の中間膜のパタン4′を形成する。さ
らに、上記第1の中間膜のパタン4′をマスクとして、
反応性スパッタエッチング法等の選択エッチングができ
る微細加工技術によって上記X線吸収体膜3を加工して
所望とする形態を有するX線吸収体パタン3′を形成す
る(1F)。次に、上記X線吸収体パタン3′の上に残存
している第1の中間膜のパタン4′をスパッタエッチン
グ法や反応性スパッタエッチング法等によって除去した
後、上記X線マスク支持基板1の裏面側にウインドウ部
をスパッタエッチング法や反応性スパッタエッチング法
等の加工技術で形成する(1G)。最後に、X線マスク支
持基板1の裏面側からウインドウパタンをマスクとして
図に示すごとく選択エッチングし、X線マスク支持基板
1にメンブレン領域(ウインドウ部)10を設けることに
より、無欠陥のX線露光用マスクを完成させ所望とする
マスクを得る(1H)。なお、第3図の(1G)工程におい
て、上記X線吸収体パタン3′上に残存している第1の
中間膜のパタン4′を除去しなくともX線マスクの特性
上なんら支障をきたすことがないことは明らかである。
(第2実施例) 第2図は、第2の中間膜30として無機材料或は有機高
分子膜を用いた場合のX線マスク製造方法について説明
する。
X線マスク支持基板1の一主平面と反対面にX線透過
材料2を所望とする膜厚で形成する(2A)。次に、上記
X線マスク支持基板1の一主平面上に形成された前記X
線透過材料2の上にX線吸収体膜3を所望の膜厚に堆積
させた後、上記X線吸収体膜3の表面に、吸収体膜の反
応性スパッタエッチングに際して吸収体膜のエッチング
速度に対して遅いエッチング速度を有する第2の中間膜
の機能を持つ第1の中間膜4a(エッチングマスク、エッ
チングマスクに対する吸収体のエッチング選択比が2倍
以上が確保できること)としての無機材料或は有機高分
子膜を所望とする膜厚に形成する(2B)。続いて、前記
第1の中間膜4aの上にレジスト膜を形成した後、パタン
創成技術によって所望とするパタンを形成してレジスト
パタン5とする(2C)。次に、上記レジストパタン5を
エッチングマスクとして、前記第1の中間膜4aを加工し
てレジストパタンを忠実に反映した前記第1の中間膜の
パタン4a′を形成する(2D)。続いて、パタン修正技術
によって前記第1の中間膜のパタン4a′上に存在する欠
損欠陥や残留欠陥を修正してX線吸収体膜3の上に欠陥
を修正した第1の中間膜のパタン4a″を形成する(2
E)。次に、パタン修正を実施した上記無欠陥の前記欠
陥を修正した第1の中間膜のパタン4a″をマスクとして
選択エッチングが可能な微細加工技術によって上記X線
吸収体膜3を加工して所望とする形態を有するX線吸収
体パタン3′を形成する(2F)。その後、第1の実施例
と同様にバックエッチングを実施して無欠陥のX線露光
用マスクをうることができる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によればレジスト膜(レ
ジストパタン)と第1の中間膜との間に第2の中間膜と
して金属、金属化合物、無機化合物、有機高分子のいず
れかから成る薄膜を配置し、しかも、レジストパタンの
形状を反映した上記パタン修正用中間膜のパタンを修正
し、このパタン修正した金属、金属化合物、無機化合
物、有機高分子のいずれかから成る無欠陥の中間膜パタ
ンを吸収体膜のエッチングマスクとして利用することに
よって無欠陥のX線露光用マスクを実現するX線露光用
マスクの製造方法においては以下に挙げる効果がある。
(i)レジストパタン製造工程で発生するパタン欠陥
(欠損欠陥や残留欠陥)をマスクプロセスの初期工程で
修正できるため、プロセスの短縮ができる、 (ii)パタン修正用としての第2の中間膜は非常に薄
く、しかも、密度の低い金属膜、上記金属を主成分とす
る化合物、無機化合物、有機高分子のいずれかを利用で
きるとともに、パタン修正時間の大幅な時間短縮ができ
る、 (iii)パタン修正用として第2の中間膜は吸収体膜の
エッチングマスクを形成するためのエッチングマスクと
して利用するため、欠損欠陥の修正にはカーボン等の不
透明膜が利用できるとともに、上記不透明膜の耐性は問
題とならない、 (iv)レーザー光やFIBによるパタン修正は吸収体膜の
エッチングマスクならびに吸収体膜の上で実施するた
め、非常に薄いメンブレンへの熱的影響などのダメージ
がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のX線露光用マスクの製造方法の第1実
施例、第2図は本発明の第2実施例、第3図は従来のX
線露光用マスクの製造方法、第4図はFIB技術を利用し
たパタン修正方法を示す。 1……X線マスク支持基板、2……マスク基板(メンブ
レン)、3……X線吸収体膜、3′……X線吸収体パタ
ン、4……第1の中間膜、4′……第1の中間膜のパタ
ン、5……レジストパタン、10……メンブレン領域(ウ
インドウ部)、11……細く絞られたイオンビーム、12…
…残留欠陥構成材料の飛散物、13……残留欠陥、14……
欠損欠陥、15……不透明膜の原材料としてのガス分子、
16……堆積した不透明膜、17……不透明膜用原材料とし
てのガス分子供給用ノズル、30……第2の中間膜、30′
……欠陥修正前の第2の中間膜パタン、30″……欠陥修
正後の第2の中間膜パタン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線マスク支持基板にX線透過材料から成
    るメンブレンを形成する工程と、 ついで前記メンブレン上に、X線吸収体膜を堆積する工
    程と、 ついで前記X線吸収体膜の上に、前記X線吸収体膜のエ
    ッチング保護膜と成りうる第1の中間膜を堆積する工程
    と、 ついで前記第1の中間膜上に、金属、金属化合物、無機
    化合物、有機高分子のいずれかから成る薄膜状の第2の
    中間膜を堆積する工程と、 ついで前記第2の中間膜上に、レジストをコーティング
    した後、レジストパタンを形成する工程と、 ついで前記レジストパタンに基づいて前記第2の中間膜
    を加工し、第2の中間膜のパタンを形成する工程と、 ついで前記加工で生じた前記第2の中間膜パタン欠陥を
    修正する工程と、 ついで前記欠陥修正した前記第2の中間膜のパタンに基
    づいて第1の中間膜を加工し、前記第1の中間膜のパタ
    ンを形成する工程と、 ついで前記第1の中間膜上のパタンに基づいてX線吸収
    体を加工する工程とを具備することを特徴とするX線露
    光用マスクの製造方法。
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