JPH05152195A - X線マスクおよび転写方法 - Google Patents

X線マスクおよび転写方法

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JPH05152195A
JPH05152195A JP33786291A JP33786291A JPH05152195A JP H05152195 A JPH05152195 A JP H05152195A JP 33786291 A JP33786291 A JP 33786291A JP 33786291 A JP33786291 A JP 33786291A JP H05152195 A JPH05152195 A JP H05152195A
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JP
Japan
Prior art keywords
ray
ray mask
pattern
thin film
mask
Prior art date
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Pending
Application number
JP33786291A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Suzuki
克美 鈴木
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP33786291A priority Critical patent/JPH05152195A/ja
Publication of JPH05152195A publication Critical patent/JPH05152195A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 約44オングストロ―ムないし50オングス
トロ―ムの波長の軟X線による転写用のX線マスクおよ
びそのX線マスクによる転写方法を提供する。 【構成】 所望のパタ―ンを開口せしめたSiもしくは
Si化合物からなる薄膜14の周囲を支持枠11aで支
持する。 【効果】 X線吸収体の内部応力による歪がなくなり、
X線マスクの重ね合わせ精度が向上すると共に、高精度
なパタ―ンが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長波長の軟X線を図形
の転写媒体とするX線マスクおよびこのマスクを用いた
軟X線による転写方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、X線転写用マスク(以後、X線マ
スクと称する。)は、図3に示すように、軟X線を良く
透過する軽元素を主成分とする薄膜基板31上に、X線
をよく吸収する重金属からなるX線吸収体パタ―ン32
を形成し、前記薄膜基板をSiもしくはガラス等の支持
枠33に固着したものが用いられる。このX線マスクを
X線に対する感光性を有するレジストを塗布したウエハ
に近接して配置し、該X線マスクの裏面よりX線を照射
してX線吸収体で形成したパタ―ンを該レジストに転写
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記の方法に
おいては、X線吸収体パタ―ンが一般にタングステンや
タンタル等の重金属で形成されるために、該重金属の成
膜時に発生する内部応力によって薄膜基板に歪を生じ、
複数のX線マスクによる重ね合わせ露光を必要とする場
合には、十分な合わせ精度が得られないという問題があ
った。更に、前記重金属は一般にSiやその化合物に比
べドライエッチングが困難であり、1μm近い膜厚の重
金属を用いて0.1μm程度の超微細パタ―ンを所望の
精度で形成することは至難の技であった。本発明の目的
は、このような従来の問題点を解決して、精度よく簡便
にX線の転写をすることのできるX線マスクおよび転写
方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、Siもしくは
Si化合物からなる薄膜に所望のパタ―ンが形成され、
該薄膜の周囲が支持枠で保持されてなることを特徴とす
るX線マスクである。また、このX線マスクを用いた転
写方法は、X線マスクを、任意のレジストを塗布した基
板表面に近接して配置し、このX線マスクの裏面より4
4オングストロ―ムないし50オングストロ―ムに最大
強度を有する軟X線を照射し、予め該X線マスクの薄膜
に形成したパタ―ンをレジストに転写することを特徴と
する。
【0005】
【作用】本発明は、X線マスク基板として用いられる薄
膜基板に所望のパタ―ンを直接形成することで、従来の
X線マスクにおいて用いられていた重金属パタ―ンを排
除し、重金属パタ―ンの内部応力によるX線マスクの歪
をなくするとともに、X線マスクのパタ―ン形成を飛躍
的に容易にするものである。図形の転写媒体には、従来
の数オングストロ―ムないし十オングストロ―ムの軟X
線に代わり、約44オングストロ―ムないし50オング
ストロ―ムの軟X線を用いる結果、前記X線マスクによ
り十分なコントラストが得られる。本発明のX線マスク
は、(1)X線吸収体の成膜工程が不要である、(2)
X線吸収体パタ―ン用重金属の内部応力によるマスクの
歪がない、(3)X線マスクパタ―ン形成が容易であ
る、などの長所を有し、X線マスクの製造コストが低減
されるほか、X線マスク相互の位置合わせ精度が改善さ
れる。X線マスクパタ―ンの加工精度が向上する、など
の利点がある。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明のX線マスクの製造方
法の一例を工程順に示す断面図である。まず図1(a)
に示すように、(100)単結晶Si基板11の両面
に、減圧CVDもしくはECRプラズマCVD等の方法
により、約0.5μmないし1μm厚のSiまたはSi
CもしくはSiNx等の薄膜12を、その内部応力が約
2×108dyn/cm2となるような成膜条件で堆積す
る。次に通常のフォトリソグラフィ技術とドライエッチ
ング技術を用い、前記Si基板裏面の薄膜12の所定の
領域をエッチング除去し、12aとする(図1
(b))。しかるのち、該Si基板11表面の薄膜12
上に塗布したレジストに、電子ビ―ム露光もしくはフォ
トリソグラフィ等の方法により所望のパタ―ン13を形
成し(図1(c))、該レジスパタ―ン13をマスクに
前記薄膜12を反応性イオンエッチング等の方法で蝕刻
除去し、開口パタ―ン14を形成する(図1(d))。
最後に、前記薄膜パタ―ン12aを保護膜にしてSi基
板11の所定の領域を蝕刻除去すれば、図1(e)に示
すような所望のパタ―ン状に開口した薄膜14をSiか
ら成る支持枠11aで保持したX線マスクが得られる。
支持枠11aはガラスやセラミックスでもよい。
【0007】図2は本発明のX線マスクによる転写方法
に用いられる装置の一例の構成図である。シンクロトロ
ン21の高真空電子ビ―ム軌道を周回する数百MeVな
いし1GeVの電子ビ―ムから放射されるシンクロトロ
ン軌道放射光22を、数μm厚のダイヤモンド薄膜もし
くはダイヤモンド状カ―ボン膜からなる真空窓23を通
して減圧He中に取り出し、PtもしくはSiC等の材
料で形成したミラ―24で全反射させたのち、X線マス
ク25を通してウエハ26上に塗布したレジストに照射
する。前記真空窓は約50オングストロ―ム以上の長波
長成分と約30オングストロ―ムないし43オングスト
ロ―ムの軟X線を吸収し、またミラ―は約40オングス
トロ―ム以下の短波長X線を吸収するように反射角を予
め調整される結果、X線マスクおよびレジストにはおよ
そ44オングストロ―ムないし50オングストロ―ムの
波長帯の軟X線が照射される。上記波長帯の軟X線は、
炭素からなる真空窓は十分透過するが、SiCもしくは
SiNx等の材料で形成したX線マスク基板により吸収
されるため、このマスク基板に形成した開口パタ―ン部
のみがX線を透過し、ウエハ上のレジストを露光し、パ
タ―ンが転写される。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、従来不可欠であったX
線吸収体の堆積が不要となり、X線マスクの製造工程が
簡素化されるほか、X線吸収体の内部応力による歪がな
くなり、X線マスクの重ね合わせ精度が向上する。また
X線マスクパタ―ンは、ドライエッチングが容易なSi
CもしくはSiNx等に直接加工されるため、高精度な
パタ―ンが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線マスク製造方法を工程順に示す断
面図である。
【図2】本発明の転写方法に用いられる装置の一例の構
成図である。
【図3】従来のX線マスクの断面図である。
【符号の説明】
11 単結晶Si基板 11a,33 支持枠 12 薄膜 13 レジストパタ―
ン 14 開口パタ―ン 21 シンクロトロン 22 シンクロトロン軌道放射光 23 真空窓 24 ミラ― 25 X線マスク 26 ウエハ 31 X線透過性薄膜基板 32 X線吸収体パタ
―ン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SiもしくはSi化合物からなる薄膜に
    所望のパタ―ンが形成され、該薄膜の周囲が支持枠で保
    持されてなることを特徴とするX線マスク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のX線マスクを、任意のレ
    ジストを塗布した基板表面に近接して配置し、このX線
    マスクの裏面より44オングストロ―ムないし50オン
    グストロ―ムに最大強度を有する軟X線を照射し、予め
    該X線マスクの薄膜に形成したパタ―ンをレジストに転
    写することを特徴とする軟X線による転写方法。
JP33786291A 1991-11-28 1991-11-28 X線マスクおよび転写方法 Pending JPH05152195A (ja)

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