JP3391110B2 - X線露光用マスク及びx線露光用マスクブランク - Google Patents
X線露光用マスク及びx線露光用マスクブランクInfo
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LSI、VLSI,U
LSI等に代表される半導体集積回路をはじめとする極
めて微細なパターンを、X線リソグラフィーで形成する
際に必要となる露光用マスクパターンの形成されたX線
露光用マスク及び露光用マスクパターンが形成される以
前の中間製品であるX線露光用マスクブランクに関す
る。
LSI等に代表される半導体集積回路をはじめとする極
めて微細なパターンを、X線リソグラフィーで形成する
際に必要となる露光用マスクパターンの形成されたX線
露光用マスク及び露光用マスクパターンが形成される以
前の中間製品であるX線露光用マスクブランクに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、図13に示すように、X線露光
用マスクAは、タンタルやタングステン等の重金属によ
る0.2〜1.0μm膜厚のX線吸収性パターン膜1
(マスクパターン膜)と、該X線吸収性パターン膜1を
支持する窒化珪素、炭化珪素等の軽元素物質による0.
5〜2.0μm程度の膜厚のX線透過支持膜3と、該X
線透過支持膜3を外周側で支持する窓部7を孔設した厚
さ1mm程度の支持枠体5とからなる。なお、6は窓部
7をパターンエッチングにより形成した際に使用したバ
ックエッチングマスク(エッチングレジストパターン
膜)である。
用マスクAは、タンタルやタングステン等の重金属によ
る0.2〜1.0μm膜厚のX線吸収性パターン膜1
(マスクパターン膜)と、該X線吸収性パターン膜1を
支持する窒化珪素、炭化珪素等の軽元素物質による0.
5〜2.0μm程度の膜厚のX線透過支持膜3と、該X
線透過支持膜3を外周側で支持する窓部7を孔設した厚
さ1mm程度の支持枠体5とからなる。なお、6は窓部
7をパターンエッチングにより形成した際に使用したバ
ックエッチングマスク(エッチングレジストパターン
膜)である。
【0003】また、図14に示すように、X線露光用マ
スクブランクBとは、上記図13に示すX線露光用マス
クAにおいてX線吸収性パターン膜1がパターン形成さ
れる以前の段階のパターン形成用膜としてX線吸収性膜
8(例えば0.2〜1.0μm膜厚)と、0.5〜2.
0μm程度の膜厚のX線透過支持膜3と、支持枠体5を
形成する前の厚さ1mm程度の支持枠体基板9とからな
る。なお10は前記バックエッチングマスク6をパター
ン形成する以前の保護膜(エッチングレジスト膜)であ
る。
スクブランクBとは、上記図13に示すX線露光用マス
クAにおいてX線吸収性パターン膜1がパターン形成さ
れる以前の段階のパターン形成用膜としてX線吸収性膜
8(例えば0.2〜1.0μm膜厚)と、0.5〜2.
0μm程度の膜厚のX線透過支持膜3と、支持枠体5を
形成する前の厚さ1mm程度の支持枠体基板9とからな
る。なお10は前記バックエッチングマスク6をパター
ン形成する以前の保護膜(エッチングレジスト膜)であ
る。
【0004】また、X線露光用マスクA及びX線露光用
マスクブランクBは、支持枠体5の裏面のバックエッチ
ングマスク6に重ね合わせるかたちで、4〜5mm程度
のパイレックスガラス、石英ガラス、炭化珪素セラミッ
クス等の台座を貼り合わせるようにした構造のものもあ
る。
マスクブランクBは、支持枠体5の裏面のバックエッチ
ングマスク6に重ね合わせるかたちで、4〜5mm程度
のパイレックスガラス、石英ガラス、炭化珪素セラミッ
クス等の台座を貼り合わせるようにした構造のものもあ
る。
【0005】図13に示すようなX線パターン露光操作
に使用するX線露光用マスクAは、例えば、半導体基板
(シリコン基板)表面に塗工して設けられたX線感光性
のレジスト膜(X線露光用のフォトレジスト膜)上に平
行に近接して設置し、このX線露光用マスクAを透して
X線をマスクパターン状に照射し、上記レジスト膜の一
部をX線によって選択的に露光し、現像処理することに
より、パターン状に半導体基板表面を露出させるために
用いるものである。そして、この表面露出部位を選択的
に種々の方法で加工することにより所望の半導体素子を
得ることができる。
に使用するX線露光用マスクAは、例えば、半導体基板
(シリコン基板)表面に塗工して設けられたX線感光性
のレジスト膜(X線露光用のフォトレジスト膜)上に平
行に近接して設置し、このX線露光用マスクAを透して
X線をマスクパターン状に照射し、上記レジスト膜の一
部をX線によって選択的に露光し、現像処理することに
より、パターン状に半導体基板表面を露出させるために
用いるものである。そして、この表面露出部位を選択的
に種々の方法で加工することにより所望の半導体素子を
得ることができる。
【0006】ところで、上記X線感光性のレジスト膜の
露光に当たっては、半導体基板とX線露光用マスクAの
位置合わせ(アライメント)のため、この両者のそれぞ
れには予めアライメントマーク(見当合わせ用マーク)
が設けられている。そして、両者を平行に所定間隔をあ
けて近接させた後、上記X線露光用マスクAを透して上
記レジスト膜に感光しない波長(真空中又は大気中にお
ける波長が400〜700nmの可視域にある特定の波
長)のアライメント光を照射して、その半導体基板表面
とX線露光用マスクA表面からの反射光とを計測して、
両アライメントマークの位置を合致させることにより、
半導体基板とX線露光用マスクAの位置合わせを行って
いる。
露光に当たっては、半導体基板とX線露光用マスクAの
位置合わせ(アライメント)のため、この両者のそれぞ
れには予めアライメントマーク(見当合わせ用マーク)
が設けられている。そして、両者を平行に所定間隔をあ
けて近接させた後、上記X線露光用マスクAを透して上
記レジスト膜に感光しない波長(真空中又は大気中にお
ける波長が400〜700nmの可視域にある特定の波
長)のアライメント光を照射して、その半導体基板表面
とX線露光用マスクA表面からの反射光とを計測して、
両アライメントマークの位置を合致させることにより、
半導体基板とX線露光用マスクAの位置合わせを行って
いる。
【0007】しかるに、上記X線透過支持膜3の屈折率
nは、大気の屈折率n0 と大きく相違するため、この支
持膜3の表裏両面でアライメント光の反射が生じ、生じ
た反射光と上記半導体基板表面からの被測定光とが互い
に干渉して、その光強度が増大若しくは減少し、又は回
折現象が生じて、その結果として、アライメント精度の
低下を引き起こすことがある。係る精度の低下は上記X
線透過支持膜3の光学的膜厚を厳密に制御すれば防ぐこ
とができるが、この様な可視光線の干渉を防ぐための厳
密な膜厚制御は困難である。
nは、大気の屈折率n0 と大きく相違するため、この支
持膜3の表裏両面でアライメント光の反射が生じ、生じ
た反射光と上記半導体基板表面からの被測定光とが互い
に干渉して、その光強度が増大若しくは減少し、又は回
折現象が生じて、その結果として、アライメント精度の
低下を引き起こすことがある。係る精度の低下は上記X
線透過支持膜3の光学的膜厚を厳密に制御すれば防ぐこ
とができるが、この様な可視光線の干渉を防ぐための厳
密な膜厚制御は困難である。
【0008】そこで、上記X線露光用マスクAのX線透
過支持膜3の表裏両面に、図8に示すように、X線透過
支持膜3の屈折率nの平方根に略等しい屈折率を有する
第1反射防止膜2と第2反射防止膜4を設けることによ
り、上記X線透過支持膜3の表裏両面からの反射光を相
殺或いは抑制し、延いては上記アライメント精度を向上
させ得ることが知られている。
過支持膜3の表裏両面に、図8に示すように、X線透過
支持膜3の屈折率nの平方根に略等しい屈折率を有する
第1反射防止膜2と第2反射防止膜4を設けることによ
り、上記X線透過支持膜3の表裏両面からの反射光を相
殺或いは抑制し、延いては上記アライメント精度を向上
させ得ることが知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般的に上記X線露光
用マスクAのX線吸収性パターン膜1は、例えば、線幅
0.25μm以下の微細な半導体集積回路パターンが実
現可能な手法であるX線リソグラフィに使用されるマス
クパターンであり、等倍露光で行われるために、パター
ン膜1自体の線幅0.25μm以下の微細パターンが要
求される。
用マスクAのX線吸収性パターン膜1は、例えば、線幅
0.25μm以下の微細な半導体集積回路パターンが実
現可能な手法であるX線リソグラフィに使用されるマス
クパターンであり、等倍露光で行われるために、パター
ン膜1自体の線幅0.25μm以下の微細パターンが要
求される。
【0010】しかしながら、従来のX線露光用マスクA
では、X線吸収性パターン膜1をパターンニングする以
前のX線吸収性膜8とX線透過支持膜3との間の密着力
(接着力)が不足すると、特に反応性イオンエッチング
方式等にてX線吸収性パターン膜1をパターンニングす
る際のX線露光用マスク製造中においてX線吸収性膜8
がX線透過支持膜3に対して位置変位が発生して、パタ
ーンニングされるパターン膜1の間隙部分の幅0.2μ
m以下といった微細なパターンが蛇行し、隣接するパタ
ーン膜1同士が互いに重なってパターン形成されたりし
て、所定のパターンが得られないといった問題が生じて
いた。
では、X線吸収性パターン膜1をパターンニングする以
前のX線吸収性膜8とX線透過支持膜3との間の密着力
(接着力)が不足すると、特に反応性イオンエッチング
方式等にてX線吸収性パターン膜1をパターンニングす
る際のX線露光用マスク製造中においてX線吸収性膜8
がX線透過支持膜3に対して位置変位が発生して、パタ
ーンニングされるパターン膜1の間隙部分の幅0.2μ
m以下といった微細なパターンが蛇行し、隣接するパタ
ーン膜1同士が互いに重なってパターン形成されたりし
て、所定のパターンが得られないといった問題が生じて
いた。
【0011】また、窒化珪素や炭化珪素等による上記X
線透過支持膜3は、導電性が低いために、マスク製造後
に行なう電子線等を用いた製品検査の際に、電子線によ
る帯電によってチャージアップしてしまい、検査を行う
ことができなくなる場合があった。
線透過支持膜3は、導電性が低いために、マスク製造後
に行なう電子線等を用いた製品検査の際に、電子線によ
る帯電によってチャージアップしてしまい、検査を行う
ことができなくなる場合があった。
【0012】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、X線透過支持膜3とX
線吸収性膜8(若しくはX線吸収性パターン膜1)との
間の接着力を、導電性が比較的高く且つ接着力のある酸
化錫膜による第1反射防止膜2の介在によって強化する
ことにより、X線吸収性パターン膜1を反応性イオンエ
ッチングでパターン形成する際におけるパターンの蛇行
形成を抑止して、X線露光用マスクパターンのパターン
精度をより向上させるとともに、マスク製造後に行なう
電子線等を用いた製品検査のチャージアップを回避する
ことにある。
あり、その目的とするところは、X線透過支持膜3とX
線吸収性膜8(若しくはX線吸収性パターン膜1)との
間の接着力を、導電性が比較的高く且つ接着力のある酸
化錫膜による第1反射防止膜2の介在によって強化する
ことにより、X線吸収性パターン膜1を反応性イオンエ
ッチングでパターン形成する際におけるパターンの蛇行
形成を抑止して、X線露光用マスクパターンのパターン
精度をより向上させるとともに、マスク製造後に行なう
電子線等を用いた製品検査のチャージアップを回避する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、図1、図3、図7、図9の側断面図に示すように窓
部7が孔設されたシリコン製の枠体5と、枠体5に支持
されたX線透過支持膜3と、X線透過支持膜3上に設け
られた重金属によるX線吸収性パターン1とを備え、X
線吸収性パターン1とX線透過支持膜3との間に第1反
射防止膜2を備え、X線透過支持膜3面における枠体5
と接する面に第2反射防止膜4を備えたX線露光用マス
クにおいて、X線吸収性パターン1とX線透過支持膜3
とに対して密着性のある酸化錫膜による第1反射防止膜
2と、軽元素の物質からなるX線透過支持膜3と、酸化
錫膜である第2反射防止膜4とを備えることを特徴とす
るX線露光用マスクAである。
は、図1、図3、図7、図9の側断面図に示すように窓
部7が孔設されたシリコン製の枠体5と、枠体5に支持
されたX線透過支持膜3と、X線透過支持膜3上に設け
られた重金属によるX線吸収性パターン1とを備え、X
線吸収性パターン1とX線透過支持膜3との間に第1反
射防止膜2を備え、X線透過支持膜3面における枠体5
と接する面に第2反射防止膜4を備えたX線露光用マス
クにおいて、X線吸収性パターン1とX線透過支持膜3
とに対して密着性のある酸化錫膜による第1反射防止膜
2と、軽元素の物質からなるX線透過支持膜3と、酸化
錫膜である第2反射防止膜4とを備えることを特徴とす
るX線露光用マスクAである。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】また、本発明の請求項2の発明は、図1、
図3、図7、図9の側断面図に示すように窓部7が孔設
されたシリコン製の枠体5と、枠体5に支持されたX線
透過支持膜3と、X線透過支持膜3上に設けられた重金
属からなるX線吸収性パターン1とを備え、X線吸収性
パターン1とX線透過支持膜3との間に第1反射防止膜
2を備え、X線透過支持膜3面における枠体5と接する
面に第2反射防止膜4を備えたX線露光用マスクにおい
て、X線吸収性パターン1とX線透過支持膜3とに対し
て密着性のある酸化錫膜による第1反射防止膜2と、軽
元素の物質からなるX線透過支持膜3と、サイアロン膜
である第2反射防止膜4とを備えることを特徴とするX
線露光用マスクAである。
図3、図7、図9の側断面図に示すように窓部7が孔設
されたシリコン製の枠体5と、枠体5に支持されたX線
透過支持膜3と、X線透過支持膜3上に設けられた重金
属からなるX線吸収性パターン1とを備え、X線吸収性
パターン1とX線透過支持膜3との間に第1反射防止膜
2を備え、X線透過支持膜3面における枠体5と接する
面に第2反射防止膜4を備えたX線露光用マスクにおい
て、X線吸収性パターン1とX線透過支持膜3とに対し
て密着性のある酸化錫膜による第1反射防止膜2と、軽
元素の物質からなるX線透過支持膜3と、サイアロン膜
である第2反射防止膜4とを備えることを特徴とするX
線露光用マスクAである。
【0018】
【0019】
【0020】次に、本発明の請求項3の発明は、図2
(b)〜(c)、図4(a)、図5(a)〜(b)、図
6(a)〜(b)、図8(a)〜(b)、図10、図1
1、図12の側断面図に示すように、シリコン製の枠体
基板9上に、酸化錫膜である第2反射防止膜4と、軽元
素物質からなるX線透過支持膜3と、酸化錫膜からなる
第1反射防止膜2と、重金属からなるX線吸収性膜8が
この順序で設けられていることを特徴とするX線露光用
マスクブランクBである。
(b)〜(c)、図4(a)、図5(a)〜(b)、図
6(a)〜(b)、図8(a)〜(b)、図10、図1
1、図12の側断面図に示すように、シリコン製の枠体
基板9上に、酸化錫膜である第2反射防止膜4と、軽元
素物質からなるX線透過支持膜3と、酸化錫膜からなる
第1反射防止膜2と、重金属からなるX線吸収性膜8が
この順序で設けられていることを特徴とするX線露光用
マスクブランクBである。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】また、本発明の請求項4の発明は、図2
(b)〜(c)、図4(a)、図5(a)〜(b)、図
6(a)〜(b)、図8(a)〜(b)、図10、図1
1、図12の側断面図に示すように、シリコン製の枠体
基板9上に、サイアロン膜である第2反射防止膜4と、
軽元素物質からなるX線透過支持膜3と、酸化錫膜から
なる第1反射防止膜2と、重金属からなるX線吸収性膜
8がこの順序で設けられていることを特徴とするX線露
光用マスクブランクBである。
(b)〜(c)、図4(a)、図5(a)〜(b)、図
6(a)〜(b)、図8(a)〜(b)、図10、図1
1、図12の側断面図に示すように、シリコン製の枠体
基板9上に、サイアロン膜である第2反射防止膜4と、
軽元素物質からなるX線透過支持膜3と、酸化錫膜から
なる第1反射防止膜2と、重金属からなるX線吸収性膜
8がこの順序で設けられていることを特徴とするX線露
光用マスクブランクBである。
【0025】
【0026】
【0027】
【実施例】本発明の請求項1または2に係わるX線露光
用マスクA、及び該X線露光用マスクAの製造に用いる
本発明の請求項3または4に係るX線露光用マスクブラ
ンクBを、図面を参照しながら以下に示すそれらの製造
工程における具体的な各実施例に従って詳細に説明す
る。なお、上記本発明のX線露光用マスクにおいて、第
2反射防止膜4は、酸化錫膜、サイアロン膜のうちのい
ずれかであり、X線透過支持膜3は、窒化珪素膜、炭化
珪素膜のうちのいずれかであって、その組み合わせにつ
いては特に限定されず、それぞれスパッタリング方式、
減圧CVD方式等により形成されるものであり、また、
上記本発明のX線露光用マスクブランクにおいて、第2
反射防止膜4は、酸化錫膜、サイアロン膜のうちのいず
れかであり、X線透過支持膜3は、窒化珪素膜、炭化珪
素膜のうちのいずれかであって、その組み合わせについ
ては特に限定されないものであり、それぞれスパッタリ
ング方式、減圧CVD方式等により形成されるものであ
る。
用マスクA、及び該X線露光用マスクAの製造に用いる
本発明の請求項3または4に係るX線露光用マスクブラ
ンクBを、図面を参照しながら以下に示すそれらの製造
工程における具体的な各実施例に従って詳細に説明す
る。なお、上記本発明のX線露光用マスクにおいて、第
2反射防止膜4は、酸化錫膜、サイアロン膜のうちのい
ずれかであり、X線透過支持膜3は、窒化珪素膜、炭化
珪素膜のうちのいずれかであって、その組み合わせにつ
いては特に限定されず、それぞれスパッタリング方式、
減圧CVD方式等により形成されるものであり、また、
上記本発明のX線露光用マスクブランクにおいて、第2
反射防止膜4は、酸化錫膜、サイアロン膜のうちのいず
れかであり、X線透過支持膜3は、窒化珪素膜、炭化珪
素膜のうちのいずれかであって、その組み合わせについ
ては特に限定されないものであり、それぞれスパッタリ
ング方式、減圧CVD方式等により形成されるものであ
る。
【0028】<実施例1>まず、珪素基板(例えば、3
インキ径、厚さ1mm程度のシリコン基板)からなる枠
体基板9表面(主面)と裏面の両面に、軽元素物質であ
る窒化珪素を用いてスパッタリング方式あるいは減圧C
VD方式等にて蒸着し、該枠体基板9主面側に、X線透
過支持膜3(例えば膜厚2μm程度)、該枠体基板9裏
面に、バックエッチングマスク(バックエッチングレジ
ストパターン膜)形成用の保護膜10(例えば膜厚2μ
m程度)をそれぞれ成膜する。(図2(a)参照)
インキ径、厚さ1mm程度のシリコン基板)からなる枠
体基板9表面(主面)と裏面の両面に、軽元素物質であ
る窒化珪素を用いてスパッタリング方式あるいは減圧C
VD方式等にて蒸着し、該枠体基板9主面側に、X線透
過支持膜3(例えば膜厚2μm程度)、該枠体基板9裏
面に、バックエッチングマスク(バックエッチングレジ
ストパターン膜)形成用の保護膜10(例えば膜厚2μ
m程度)をそれぞれ成膜する。(図2(a)参照)
【0029】次に、X線透過支持膜3上に、酸化錫を用
いてスパッタリング方式等により、密着力強化用の第1
反射防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜す
る。(同図2(a)参照)
いてスパッタリング方式等により、密着力強化用の第1
反射防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜す
る。(同図2(a)参照)
【0030】次に、第1反射防止膜2上に、タンタル、
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式等
によりX線吸収性膜8(例えば膜厚700nm程度)を
成膜して、本発明のX線露光用マスクAを製造するため
のX線露光用マスクブランクBを得る。(図2(b)参
照)
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式等
によりX線吸収性膜8(例えば膜厚700nm程度)を
成膜して、本発明のX線露光用マスクAを製造するため
のX線露光用マスクブランクBを得る。(図2(b)参
照)
【0031】しかる後、前記保護膜10を、フォトリソ
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6(エッチングレジストパターン膜)を
形成する。(図2(c)参照) なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光用マス
クAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッチング
により形成するためのエッチングマスクとして用いる。
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6(エッチングレジストパターン膜)を
形成する。(図2(c)参照) なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光用マス
クAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッチング
により形成するためのエッチングマスクとして用いる。
【0032】次に、前記X線吸収性膜8を、電子線リソ
グラフィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手
法を用いてパターニングして、所望露光用マスクパター
ンとしての微細なX線吸収性パターン膜1を得る。(図
2(d)参照)
グラフィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手
法を用いてパターニングして、所望露光用マスクパター
ンとしての微細なX線吸収性パターン膜1を得る。(図
2(d)参照)
【0033】続いて、バックエッチングマスク6をエッ
チングマスクとして、前記シリコン製の枠体基板9を、
X線透過支持膜3面に到達するまで、熱アルカリ溶液
(例えば、濃度30%、液温90℃の水酸化カリウム水
溶液)をエッチャントとしてバックエッチングして、窓
部7を孔設した枠体5を形成する。(図2(e)参照)
チングマスクとして、前記シリコン製の枠体基板9を、
X線透過支持膜3面に到達するまで、熱アルカリ溶液
(例えば、濃度30%、液温90℃の水酸化カリウム水
溶液)をエッチャントとしてバックエッチングして、窓
部7を孔設した枠体5を形成する。(図2(e)参照)
【0034】最後に、枠体5の窓部7側からスパッタリ
ング方式等により軽元素物質(酸化錫膜、またはサイア
ロン膜)を用いて、第2反射防止膜4を成膜することに
より、図1に示す本発明のX線露光用マスクAが得られ
る。
ング方式等により軽元素物質(酸化錫膜、またはサイア
ロン膜)を用いて、第2反射防止膜4を成膜することに
より、図1に示す本発明のX線露光用マスクAが得られ
る。
【0035】<実施例2>まず、珪素基板(例えば、3
インキ径、厚さ1mm程度のシリコン基板)からなる枠
体基板9表面(主面)と裏面の両面に、軽元素物質であ
る窒化珪素を用いてスパッタリング方式あるいは減圧C
VD方式等にて、該枠体基板9主面側に、X線透過支持
膜3(例えば膜厚2μm程度)、該枠体基板9裏面に、
バックエッチング用の保護膜10(例えば膜厚2μm程
度)を、それぞれ成膜する。(図2(a)参照)
インキ径、厚さ1mm程度のシリコン基板)からなる枠
体基板9表面(主面)と裏面の両面に、軽元素物質であ
る窒化珪素を用いてスパッタリング方式あるいは減圧C
VD方式等にて、該枠体基板9主面側に、X線透過支持
膜3(例えば膜厚2μm程度)、該枠体基板9裏面に、
バックエッチング用の保護膜10(例えば膜厚2μm程
度)を、それぞれ成膜する。(図2(a)参照)
【0036】次に、X線透過支持膜3上に、酸化錫を用
いてスパッタリング方式等にて密着力強化用の第1反射
防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜する。
(同図2(a)参照)
いてスパッタリング方式等にて密着力強化用の第1反射
防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜する。
(同図2(a)参照)
【0037】次に、第1反射防止膜2上に、タンタル、
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式等
によりX線吸収性膜8(例えば膜厚650nm程度のタ
ングステン膜)を成膜する。(図2(b)参照)
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式等
によりX線吸収性膜8(例えば膜厚650nm程度のタ
ングステン膜)を成膜する。(図2(b)参照)
【0038】しかる後、前記保護膜10を、フォトリソ
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6を形成して、X線露光用マスクブラン
クBを得る。(図2(c)参照) なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光用マス
クAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッチング
により形成するためのエッチングマスクとして用いる。
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6を形成して、X線露光用マスクブラン
クBを得る。(図2(c)参照) なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光用マス
クAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッチング
により形成するためのエッチングマスクとして用いる。
【0039】次に、前記X線吸収性膜8を、電子線リソ
グラフィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手
法を用いてパターニングして、所望露光用マスクパター
ンとしての微細なX線吸収性パターン膜1を得る。(同
図2(d)参照)
グラフィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手
法を用いてパターニングして、所望露光用マスクパター
ンとしての微細なX線吸収性パターン膜1を得る。(同
図2(d)参照)
【0040】続いて、バックエッチングマスク6をエッ
チングマスクとして、前記シリコン製の枠体基板9を、
X線透過支持膜3面に到達するまで、熱アルカリ溶液
(例えば、濃度30%、液温90℃の水酸化カリウム水
溶液)をエッチャントとしてバックエッチングして、窓
部7を孔設した枠体5を形成する。(図2(e)参照)
チングマスクとして、前記シリコン製の枠体基板9を、
X線透過支持膜3面に到達するまで、熱アルカリ溶液
(例えば、濃度30%、液温90℃の水酸化カリウム水
溶液)をエッチャントとしてバックエッチングして、窓
部7を孔設した枠体5を形成する。(図2(e)参照)
【0041】最後に、枠体5の窓部7側からスパッタリ
ング方式等により軽元素物質(酸化錫膜、またはサイア
ロン膜)による第2反射防止膜4を成膜することにより
図1に示すような本発明のX線露光用マスクAが得られ
る。
ング方式等により軽元素物質(酸化錫膜、またはサイア
ロン膜)による第2反射防止膜4を成膜することにより
図1に示すような本発明のX線露光用マスクAが得られ
る。
【0042】<参考例1>
まず、珪素基板(例えば、3インキ径、厚さ1mm程度
のシリコン基板)からなる枠体基板9表面(主面)と裏
面の両面に、軽元素物質である窒化珪素を用いてスパッ
タリング方式あるいは減圧CVD方式等にて、該枠体基
板9主面側に、X線透過支持膜3(例えば膜厚2μm程
度)、該枠体基板9裏面に、バックエッチング用の保護
膜10(例えば膜厚2μm程度)を、それぞれ成膜す
る。(図2(a)参照)
のシリコン基板)からなる枠体基板9表面(主面)と裏
面の両面に、軽元素物質である窒化珪素を用いてスパッ
タリング方式あるいは減圧CVD方式等にて、該枠体基
板9主面側に、X線透過支持膜3(例えば膜厚2μm程
度)、該枠体基板9裏面に、バックエッチング用の保護
膜10(例えば膜厚2μm程度)を、それぞれ成膜す
る。(図2(a)参照)
【0043】次に、X線透過支持膜3上に、酸化錫を用
いてスパッタリング方式等にて密着力強化用の第1反射
防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜する。
(同図2(a)参照)
いてスパッタリング方式等にて密着力強化用の第1反射
防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜する。
(同図2(a)参照)
【0044】次に、第1反射防止膜2上に、タンタル、
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式等
によりX線吸収性膜8(例えば膜厚700nm程度のタ
ングステン膜)を成膜する。(図2(b)参照)
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式等
によりX線吸収性膜8(例えば膜厚700nm程度のタ
ングステン膜)を成膜する。(図2(b)参照)
【0045】しかる後、前記保護膜10を、フォトリソ
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6を形成する。(図2(c)参照) なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光用マス
クAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッチング
により形成するためのエッチングマスクとして用いる。
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6を形成する。(図2(c)参照) なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光用マス
クAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッチング
により形成するためのエッチングマスクとして用いる。
【0046】次に、前記枠体基板9を、接着剤を介し
て、予め窓部12の孔設されているパイレックスガラ
ス、石英ガラス等の台座11上に貼り合わせることによ
り、参考例のX線露光用マスクブランクBを形成する。
(図4(a)参照)
て、予め窓部12の孔設されているパイレックスガラ
ス、石英ガラス等の台座11上に貼り合わせることによ
り、参考例のX線露光用マスクブランクBを形成する。
(図4(a)参照)
【0047】続いて、X線吸収性膜8を、電子線リソグ
ラフィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手法
を用いてパターニングして、所望露光用マスクパターン
としての微細なX線吸収性パターン膜1をパターン形成
する。(図4(b)参照)
ラフィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手法
を用いてパターニングして、所望露光用マスクパターン
としての微細なX線吸収性パターン膜1をパターン形成
する。(図4(b)参照)
【0048】続いて、バックエッチングマスク6をエッ
チングマスクとして、前記シリコン製の枠体基板9裏面
から、X線透過支持膜3面に到達するまで、熱アルカリ
溶液(例えば、濃度30%、液温90℃の水酸化カリウ
ム水溶液)をエッチャントとしてバックエッチングし
て、窓部7を孔設した枠体5を形成し、その後、窓部7
側から、スパッタリング方式等によりアルミナ膜を成膜
して第2反射防止層4を形成することにより、参考例の
X線露光用マスクAを得る。(図3参照)
チングマスクとして、前記シリコン製の枠体基板9裏面
から、X線透過支持膜3面に到達するまで、熱アルカリ
溶液(例えば、濃度30%、液温90℃の水酸化カリウ
ム水溶液)をエッチャントとしてバックエッチングし
て、窓部7を孔設した枠体5を形成し、その後、窓部7
側から、スパッタリング方式等によりアルミナ膜を成膜
して第2反射防止層4を形成することにより、参考例の
X線露光用マスクAを得る。(図3参照)
【0049】<参考例2>
まず、珪素基板(例えば、3インキ径、厚さ1mm程度
のシリコン基板)からなる枠体基板9表面(主面)と裏
面の両面に、軽元素物質である炭化珪素を用いてスパッ
タリング方式あるいは減圧CVD方式等にて成膜し、該
枠体基板9主面側にX線透過支持膜3(例えば膜厚2μ
m程度)を、該枠体基板9裏面にバックエッチング用の
保護膜10(例えば膜厚2μm程度)をそれぞれ成膜す
る。(図2(a)参照)
のシリコン基板)からなる枠体基板9表面(主面)と裏
面の両面に、軽元素物質である炭化珪素を用いてスパッ
タリング方式あるいは減圧CVD方式等にて成膜し、該
枠体基板9主面側にX線透過支持膜3(例えば膜厚2μ
m程度)を、該枠体基板9裏面にバックエッチング用の
保護膜10(例えば膜厚2μm程度)をそれぞれ成膜す
る。(図2(a)参照)
【0050】次に、X線透過支持膜3上に、酸化錫を用
いてスパッタリング方式等にて密着力強化用の第1反射
防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜する。
(同図2(a)参照)
いてスパッタリング方式等にて密着力強化用の第1反射
防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜する。
(同図2(a)参照)
【0051】次に、第1反射防止膜2上に、タンタル、
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式等
によりX線吸収性膜8(例えば膜厚700nm程度のタ
ンタル膜)を成膜する。(図2(b)参照)
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式等
によりX線吸収性膜8(例えば膜厚700nm程度のタ
ンタル膜)を成膜する。(図2(b)参照)
【0052】しかる後、前記保護膜10を、フォトリソ
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6を形成する。(図2(c)参照) なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光用マス
クAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッチング
により形成するためのエッチングマスクとして用いる。
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6を形成する。(図2(c)参照) なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光用マス
クAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッチング
により形成するためのエッチングマスクとして用いる。
【0053】続いて、バックエッチングマスク6をエッ
チングマスクとして、前記シリコン製の枠体基板9裏面
から、X線透過支持膜3面に到達するまで、熱アルカリ
溶液(例えば、濃度30%、液温90℃の水酸化カリウ
ム水溶液)をエッチャントとしてバックエッチングし
て、窓部7を孔設した枠体5を形成する。(図5(a)
参照)
チングマスクとして、前記シリコン製の枠体基板9裏面
から、X線透過支持膜3面に到達するまで、熱アルカリ
溶液(例えば、濃度30%、液温90℃の水酸化カリウ
ム水溶液)をエッチャントとしてバックエッチングし
て、窓部7を孔設した枠体5を形成する。(図5(a)
参照)
【0054】次に、窓部7側から、スパッタリング方式
等により二酸化珪素膜を成膜して第2反射防止層4を形
成することにより、参考例のX線露光用マスクブランク
Bを得る。(図5(b)参照)
等により二酸化珪素膜を成膜して第2反射防止層4を形
成することにより、参考例のX線露光用マスクブランク
Bを得る。(図5(b)参照)
【0055】続いて、X線吸収性膜8を、電子線リソグ
ラフィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手法
を用いてパターニングして、所望露光用マスクパターン
としての微細なX線吸収性パターン膜1をパターン形成
して、参考例のX線露光用マスクAを形成する。(図1
参照)
ラフィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手法
を用いてパターニングして、所望露光用マスクパターン
としての微細なX線吸収性パターン膜1をパターン形成
して、参考例のX線露光用マスクAを形成する。(図1
参照)
【0056】<参考例3>
まず、珪素基板(例えば、3インキ径、厚さ1mm程度
のシリコン基板)からなる枠体基板9表面(主面)と裏
面の両面に、軽元素物質である窒化珪素を用いてスパッ
タリング方式あるいは減圧CVD方式等にて、該枠体基
板9主面側に、X線透過支持膜3(例えば膜厚2μm程
度)、該枠体基板9裏面に、バックエッチング用の保護
膜10(例えば膜厚2μm程度)を、それぞれ成膜す
る。(図2(a)参照)
のシリコン基板)からなる枠体基板9表面(主面)と裏
面の両面に、軽元素物質である窒化珪素を用いてスパッ
タリング方式あるいは減圧CVD方式等にて、該枠体基
板9主面側に、X線透過支持膜3(例えば膜厚2μm程
度)、該枠体基板9裏面に、バックエッチング用の保護
膜10(例えば膜厚2μm程度)を、それぞれ成膜す
る。(図2(a)参照)
【0057】次に、X線透過支持膜3上に、酸化錫を用
いてスパッタリング方式等にて密着力強化用の第1反射
防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜する。
(同図2(a)参照)
いてスパッタリング方式等にて密着力強化用の第1反射
防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜する。
(同図2(a)参照)
【0058】次に、第1反射防止膜2上に、タンタル、
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式等
により、X線吸収性膜8(例えば膜厚700nm程度の
タンタル膜)を成膜する。(図2(b)参照)
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式等
により、X線吸収性膜8(例えば膜厚700nm程度の
タンタル膜)を成膜する。(図2(b)参照)
【0059】しかる後、前記保護膜10を、フォトリソ
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6を形成する。(図2(c)参照) なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光用マス
クAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッチング
により形成するためのエッチングマスクとして用いる。
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6を形成する。(図2(c)参照) なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光用マス
クAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッチング
により形成するためのエッチングマスクとして用いる。
【0060】次に、前記枠体基板9を、接着剤を介し
て、予め窓部12の孔設されているパイレックスガラ
ス、石英ガラス等の台座11上に貼り合わせる。(図4
(a)参照)
て、予め窓部12の孔設されているパイレックスガラ
ス、石英ガラス等の台座11上に貼り合わせる。(図4
(a)参照)
【0061】続いて、バックエッチングマスク6をエッ
チングマスクとして、前記シリコン製の枠体基板9裏面
から、X線透過支持膜3面に到達するまで、熱アルカリ
溶液(例えば、濃度30%、液温90℃の水酸化カリウ
ム水溶液)をエッチャントとしてバックエッチングし
て、窓部7を孔設した枠体5を形成する。図6(a)参
照)
チングマスクとして、前記シリコン製の枠体基板9裏面
から、X線透過支持膜3面に到達するまで、熱アルカリ
溶液(例えば、濃度30%、液温90℃の水酸化カリウ
ム水溶液)をエッチャントとしてバックエッチングし
て、窓部7を孔設した枠体5を形成する。図6(a)参
照)
【0062】続いて、窓部7側から、スパッタリング方
式等によりアルミナ膜を成膜して第2反射防止層4を形
成することにより、X線露光用マスクブランクを得る。
(図6(b)参照)
式等によりアルミナ膜を成膜して第2反射防止層4を形
成することにより、X線露光用マスクブランクを得る。
(図6(b)参照)
【0063】その後、X線吸収性膜8を、電子線リソグ
ラフィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手法
を用いてパターニングして、所望露光用マスクパターン
としての微細なX線吸収性パターン膜1をパターン形成
することにより参考例のX線露光用マスクAを得る。
(図3参照)
ラフィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手法
を用いてパターニングして、所望露光用マスクパターン
としての微細なX線吸収性パターン膜1をパターン形成
することにより参考例のX線露光用マスクAを得る。
(図3参照)
【0064】<実施例3>
まず、珪素基板(例えば、3インキ径、厚さ1mm程度
のシリコン基板)からなる枠体基板9表面(主面)側
に、酸化錫を用いてスパッタリング方式等にて第2反射
防止膜4(例えば、膜厚150μm程度)を成膜し、そ
の後、該枠体基板9表裏両面に、軽元素物質である窒化
珪素を用いてスパッタリング方式等にて成膜し、第2反
射防止膜4上に、X線透過支持膜3(例えば膜厚2μm
程度)、該枠体基板9裏面に、バックエッチング用の保
護膜10(例えば膜厚2μm程度)をそれぞれ成膜す
る。(図8(a)参照)
のシリコン基板)からなる枠体基板9表面(主面)側
に、酸化錫を用いてスパッタリング方式等にて第2反射
防止膜4(例えば、膜厚150μm程度)を成膜し、そ
の後、該枠体基板9表裏両面に、軽元素物質である窒化
珪素を用いてスパッタリング方式等にて成膜し、第2反
射防止膜4上に、X線透過支持膜3(例えば膜厚2μm
程度)、該枠体基板9裏面に、バックエッチング用の保
護膜10(例えば膜厚2μm程度)をそれぞれ成膜す
る。(図8(a)参照)
【0065】次に、X線透過支持膜3上に、酸化錫を用
いてスパッタリング方式等にて密着力強化用の第1反射
防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜する。
(同図8(a)参照)
いてスパッタリング方式等にて密着力強化用の第1反射
防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜する。
(同図8(a)参照)
【0066】次に、第1反射防止膜2上に、タンタル、
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式等
によりX線吸収性膜8(例えば膜厚700nm程度のタ
ンタル膜)を成膜して、請求項3の発明のX線露光用マ
スクブランクBを得る。(同図8(a)参照)
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式等
によりX線吸収性膜8(例えば膜厚700nm程度のタ
ンタル膜)を成膜して、請求項3の発明のX線露光用マ
スクブランクBを得る。(同図8(a)参照)
【0067】しかる後、前記保護膜10を、フォトリソ
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6(エッチングレジストパターン膜)を
形成する。(図8(b)参照) なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光用マス
クAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッチング
により形成するためのエッチングマスクとして用いる。
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6(エッチングレジストパターン膜)を
形成する。(図8(b)参照) なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光用マス
クAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッチング
により形成するためのエッチングマスクとして用いる。
【0068】次に、X線吸収性膜8を、電子線リソグラ
フィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手法を
用いてパターニングして、所望露光用マスクパターンと
しての微細なX線吸収性パターン膜1をパターン形成す
る。(図8(c)参照)
フィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手法を
用いてパターニングして、所望露光用マスクパターンと
しての微細なX線吸収性パターン膜1をパターン形成す
る。(図8(c)参照)
【0069】続いて、バックエッチングマスク6をエッ
チングマスクとして、前記シリコン製の枠体基板9裏面
からX線透過支持膜3面に到達するまで、熱アルカリ溶
液(例えば、濃度30%、液温90℃の水酸化カリウム
水溶液)をエッチャントとしてバックエッチングして窓
部7を孔設した枠体5を形成することにより、請求項1
の発明のX線露光用マスクAを得る。(同図8(c)参
照)
チングマスクとして、前記シリコン製の枠体基板9裏面
からX線透過支持膜3面に到達するまで、熱アルカリ溶
液(例えば、濃度30%、液温90℃の水酸化カリウム
水溶液)をエッチャントとしてバックエッチングして窓
部7を孔設した枠体5を形成することにより、請求項1
の発明のX線露光用マスクAを得る。(同図8(c)参
照)
【0070】<実施例4>
まず、珪素基板(例えば、3インキ径、厚さ1mm程度
のシリコン基板)からなる枠体基板9表面(主面)側
に、酸化錫を用いてスパッタリング方式等にて第2反射
防止膜4(例えば、膜厚150μm程度)を成膜し、そ
の後、該枠体基板9表裏両面に、軽元素物質である炭化
珪素を用いてスパッタリング方式等にて成膜し、第2反
射防止膜4上にX線透過支持膜3(例えば膜厚2μm程
度)を、該枠体基板9裏面にバックエッチング用の保護
膜10(例えば膜厚2μm程度)をそれぞれ成膜する。
(図8(a)参照)
のシリコン基板)からなる枠体基板9表面(主面)側
に、酸化錫を用いてスパッタリング方式等にて第2反射
防止膜4(例えば、膜厚150μm程度)を成膜し、そ
の後、該枠体基板9表裏両面に、軽元素物質である炭化
珪素を用いてスパッタリング方式等にて成膜し、第2反
射防止膜4上にX線透過支持膜3(例えば膜厚2μm程
度)を、該枠体基板9裏面にバックエッチング用の保護
膜10(例えば膜厚2μm程度)をそれぞれ成膜する。
(図8(a)参照)
【0071】次に、X線透過支持膜3上に、酸化錫を用
いてスパッタリング方式等にて密着力強化用の第1反射
防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜する。
(同図8(a)参照)
いてスパッタリング方式等にて密着力強化用の第1反射
防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜する。
(同図8(a)参照)
【0072】次に、第1反射防止膜2上に、タンタル、
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式等
によりX線吸収性膜8(例えば膜厚700nm程度のタ
ンタル膜)を成膜する。(図8(a)参照)
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式等
によりX線吸収性膜8(例えば膜厚700nm程度のタ
ンタル膜)を成膜する。(図8(a)参照)
【0073】しかる後、前記保護膜10を、フォトリソ
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6を形成することにより、請求項3の発
明のX線露光用マスクブランクBを得る。(図8(b)
参照)なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光
用マスクAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッ
チングにより形成するためのエッチングマスクとして用
いる。
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6を形成することにより、請求項3の発
明のX線露光用マスクブランクBを得る。(図8(b)
参照)なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光
用マスクAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッ
チングにより形成するためのエッチングマスクとして用
いる。
【0074】次に、X線吸収性膜8を、電子線リソグラ
フィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手法を
用いてパターニングして、所望露光用マスクパターンと
しての微細なX線吸収性パターン膜1をパターン形成す
る。(図7参照)
フィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手法を
用いてパターニングして、所望露光用マスクパターンと
しての微細なX線吸収性パターン膜1をパターン形成す
る。(図7参照)
【0075】続いて、バックエッチングマスク6をエッ
チングマスクとして、前記シリコン製の枠体基板9裏面
からX線透過支持膜3面に到達するまで、熱アルカリ溶
液(例えば、濃度30%、液温90℃の水酸化カリウム
水溶液)をエッチャントとしてバックエッチングして窓
部7を孔設した枠体5を形成することにより、請求項1
の発明のX線露光用マスクAを得る。(同図7参照)
チングマスクとして、前記シリコン製の枠体基板9裏面
からX線透過支持膜3面に到達するまで、熱アルカリ溶
液(例えば、濃度30%、液温90℃の水酸化カリウム
水溶液)をエッチャントとしてバックエッチングして窓
部7を孔設した枠体5を形成することにより、請求項1
の発明のX線露光用マスクAを得る。(同図7参照)
【0076】<実施例5>
まず、珪素基板(例えば、3インキ径、厚さ1mm程度
のシリコン基板)からなる枠体基板9表面(主面)側
に、スパッタリング方式等にてサイアロン膜による第2
反射防止膜4(例えば、膜厚150μm程度)を成膜
し、その後、該枠体基板9表裏両面に、軽元素物質であ
る窒化珪素を用いてスパッタリング方式あるいは減圧C
VD方式等にて成膜し、第2反射防止膜4上にX線透過
支持膜3(例えば膜厚2μm程度)を、該枠体基板9裏
面にバックエッチング用の保護膜10(例えば膜厚2μ
m程度)をそれぞれ成膜する。(図8(a)参照)
のシリコン基板)からなる枠体基板9表面(主面)側
に、スパッタリング方式等にてサイアロン膜による第2
反射防止膜4(例えば、膜厚150μm程度)を成膜
し、その後、該枠体基板9表裏両面に、軽元素物質であ
る窒化珪素を用いてスパッタリング方式あるいは減圧C
VD方式等にて成膜し、第2反射防止膜4上にX線透過
支持膜3(例えば膜厚2μm程度)を、該枠体基板9裏
面にバックエッチング用の保護膜10(例えば膜厚2μ
m程度)をそれぞれ成膜する。(図8(a)参照)
【0077】次に、X線透過支持膜3上に、酸化錫を用
いてスパッタリング方式等にて密着力強化用の第1反射
防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜する。
(同図8(a)参照)
いてスパッタリング方式等にて密着力強化用の第1反射
防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜する。
(同図8(a)参照)
【0078】次に、第1反射防止膜2上に、タンタル、
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式あ
るいは減圧CVD方式等によりX線吸収性膜8(例えば
膜厚700nm程度のタングステン膜)を成膜する。
(図8(a)参照)
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式あ
るいは減圧CVD方式等によりX線吸収性膜8(例えば
膜厚700nm程度のタングステン膜)を成膜する。
(図8(a)参照)
【0079】しかる後、前記保護膜10を、フォトリソ
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6を形成する。(図8(b)参照) なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光用マス
クAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッチング
により形成するためのエッチングマスクとして用いる。
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6を形成する。(図8(b)参照) なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光用マス
クAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッチング
により形成するためのエッチングマスクとして用いる。
【0080】次に、前記枠体基板9を、接着剤を介し
て、予め窓部12の孔設されているパイレックスガラ
ス、石英ガラス等の台座11上に貼り合わせることによ
り請求項4の発明のX線露光用マスクブランクBを得
る。(図10参照)
て、予め窓部12の孔設されているパイレックスガラ
ス、石英ガラス等の台座11上に貼り合わせることによ
り請求項4の発明のX線露光用マスクブランクBを得
る。(図10参照)
【0081】次に、X線吸収性膜8を、電子線リソグラ
フィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手法を
用いてパターニングして、所望露光用マスクパターンと
しての微細なX線吸収性パターン膜1をパターン形成
し、続いて、バックエッチングマスク6をエッチングマ
スクとして、枠体基板9を前記シリコン製の枠体基板9
裏面の台座11側からX線透過支持膜3面に到達するま
で、熱アルカリ溶液(例えば、濃度30%、液温90℃
の水酸化カリウム水溶液)をエッチャントとしてバック
エッチングして、窓部7を孔設した枠体5を形成するこ
とにより、請求項2の発明のX線露光用マスクAを得
る。(図9参照)
フィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手法を
用いてパターニングして、所望露光用マスクパターンと
しての微細なX線吸収性パターン膜1をパターン形成
し、続いて、バックエッチングマスク6をエッチングマ
スクとして、枠体基板9を前記シリコン製の枠体基板9
裏面の台座11側からX線透過支持膜3面に到達するま
で、熱アルカリ溶液(例えば、濃度30%、液温90℃
の水酸化カリウム水溶液)をエッチャントとしてバック
エッチングして、窓部7を孔設した枠体5を形成するこ
とにより、請求項2の発明のX線露光用マスクAを得
る。(図9参照)
【0082】<実施例6>
まず、珪素基板(例えば、3インキ径、厚さ1mm程度
のシリコン基板)からなる枠体基板9表面(主面)側
に、スパッタリング方式等にてサイアロン膜による第2
反射防止膜4(例えば、膜厚150μm程度)を成膜
し、その後、該枠体基板9表裏両面に、軽元素物質であ
る炭化珪素を用いてスパッタリング方式あるいは減圧C
VD方式等にて、第2反射防止膜4上に、X線透過支持
膜3(例えば膜厚2μm程度)、該枠体基板9裏面に、
バックエッチング用の保護膜10(例えば膜厚2μm程
度)をそれぞれ成膜する。(図8(a)参照)
のシリコン基板)からなる枠体基板9表面(主面)側
に、スパッタリング方式等にてサイアロン膜による第2
反射防止膜4(例えば、膜厚150μm程度)を成膜
し、その後、該枠体基板9表裏両面に、軽元素物質であ
る炭化珪素を用いてスパッタリング方式あるいは減圧C
VD方式等にて、第2反射防止膜4上に、X線透過支持
膜3(例えば膜厚2μm程度)、該枠体基板9裏面に、
バックエッチング用の保護膜10(例えば膜厚2μm程
度)をそれぞれ成膜する。(図8(a)参照)
【0083】次に、X線透過支持膜3上に、酸化錫を用
いてスパッタリング方式等にて密着力強化用の第1反射
防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜する。
(同図8(a)参照)
いてスパッタリング方式等にて密着力強化用の第1反射
防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜する。
(同図8(a)参照)
【0084】次に、第1反射防止膜2上に、タンタル、
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式等
によりX線吸収性膜8(例えば膜厚650nm程度のタ
ンタル膜)を成膜する。(図8(a)参照)
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式等
によりX線吸収性膜8(例えば膜厚650nm程度のタ
ンタル膜)を成膜する。(図8(a)参照)
【0085】しかる後、前記保護膜10を、フォトリソ
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6を形成する。(図8(b)参照) なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光用マス
クAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッチング
により形成するためのエッチングマスクとして用いる。
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6を形成する。(図8(b)参照) なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光用マス
クAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッチング
により形成するためのエッチングマスクとして用いる。
【0086】続いて、バックエッチングマスク6をエッ
チングマスクとして、枠体基板9を前記シリコン製の枠
体基板9裏面の台座11側からX線透過支持膜3面に到
達するまで、熱アルカリ溶液(例えば、濃度30%、液
温90℃の水酸化カリウム水溶液)をエッチャントとし
てバックエッチングして、窓部7を孔設した枠体5を形
成することにより請求項4の発明のX線露光用マスクブ
ランクBを得る。(図11参照)
チングマスクとして、枠体基板9を前記シリコン製の枠
体基板9裏面の台座11側からX線透過支持膜3面に到
達するまで、熱アルカリ溶液(例えば、濃度30%、液
温90℃の水酸化カリウム水溶液)をエッチャントとし
てバックエッチングして、窓部7を孔設した枠体5を形
成することにより請求項4の発明のX線露光用マスクブ
ランクBを得る。(図11参照)
【0087】次に、X線吸収性膜8を、電子線リソグラ
フィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手法を
用いてパターニングして、所望露光用マスクパターンと
しての微細なX線吸収性パターン膜1をパターン形成す
ることにより、請求項2の発明のX線露光用マスクAを
得る。(図7参照)
フィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手法を
用いてパターニングして、所望露光用マスクパターンと
しての微細なX線吸収性パターン膜1をパターン形成す
ることにより、請求項2の発明のX線露光用マスクAを
得る。(図7参照)
【0088】<実施例7>
まず、珪素基板(例えば、3インキ径、厚さ1mm程度
のシリコン基板)からなる枠体基板9表面(主面)側
に、スパッタリング方式等にてサイアロン膜による第2
反射防止膜4(例えば、膜厚150μm程度)を成膜
し、その後、該枠体基板9表裏両面に、軽元素物質であ
る窒化珪素を用いてスパッタリング方式あるいは減圧C
VD方式等にて、第2反射防止膜4上に、X線透過支持
膜3(例えば膜厚2μm程度)、該枠体基板9裏面に、
バックエッチング用の保護膜10(例えば膜厚2μm程
度)を、それぞれ成膜する。(図8(a)参照)
のシリコン基板)からなる枠体基板9表面(主面)側
に、スパッタリング方式等にてサイアロン膜による第2
反射防止膜4(例えば、膜厚150μm程度)を成膜
し、その後、該枠体基板9表裏両面に、軽元素物質であ
る窒化珪素を用いてスパッタリング方式あるいは減圧C
VD方式等にて、第2反射防止膜4上に、X線透過支持
膜3(例えば膜厚2μm程度)、該枠体基板9裏面に、
バックエッチング用の保護膜10(例えば膜厚2μm程
度)を、それぞれ成膜する。(図8(a)参照)
【0089】次に、X線透過支持膜3上に、酸化錫を用
いてスパッタリング方式等にて密着力強化用の第1反射
防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜する。
(同図8(a)参照)
いてスパッタリング方式等にて密着力強化用の第1反射
防止膜2(例えば膜厚150nm程度)を成膜する。
(同図8(a)参照)
【0090】次に、第1反射防止膜2上に、タンタル、
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式等
によりX線吸収性膜8(例えば膜厚700nm程度のタ
ングステン膜)を成膜する。(図8(a)参照)
タングステン等の重金属を用いてスパッタリング方式等
によりX線吸収性膜8(例えば膜厚700nm程度のタ
ングステン膜)を成膜する。(図8(a)参照)
【0091】しかる後、前記保護膜10を、フォトリソ
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6を形成する。(図8(b)参照) なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光用マス
クAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッチング
により形成するためのエッチングマスクとして用いる。
グラフィ方式などを用いてパターニングして、バックエ
ッチングマスク6を形成する。(図8(b)参照) なお、該バックエッチングマスク6は、X線露光用マス
クAの窓部7(図1参照)相当部をパターンエッチング
により形成するためのエッチングマスクとして用いる。
【0092】次に、前記枠体基板9を、接着剤を介し
て、予め窓部12の孔設されているパイレックスガラ
ス、石英ガラス等の台座11上に貼り合わせる。(図1
0参照)次に、バックエッチングマスク6をエッチング
マスクとして、枠体基板9を前記シリコン製の枠体基板
9裏面の台座11側からX線透過支持膜3面に到達する
まで、熱アルカリ溶液(例えば、濃度30%、液温90
℃の水酸化カリウム水溶液)をエッチャントとしてバッ
クエッチングして、窓部7を孔設した枠体5を形成する
ことにより請求項4の発明のX線露光用マスクブランク
Bを得る。(図12参照)
て、予め窓部12の孔設されているパイレックスガラ
ス、石英ガラス等の台座11上に貼り合わせる。(図1
0参照)次に、バックエッチングマスク6をエッチング
マスクとして、枠体基板9を前記シリコン製の枠体基板
9裏面の台座11側からX線透過支持膜3面に到達する
まで、熱アルカリ溶液(例えば、濃度30%、液温90
℃の水酸化カリウム水溶液)をエッチャントとしてバッ
クエッチングして、窓部7を孔設した枠体5を形成する
ことにより請求項4の発明のX線露光用マスクブランク
Bを得る。(図12参照)
【0093】次に、X線吸収性膜8を、電子線リソグラ
フィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手法を
用いてパターニングして、所望露光用マスクパターンと
しての微細なX線吸収性パターン膜1をパターン形成す
ることにより請求項2の発明のX線露光用マスクAを得
る。(図9参照)
フィ方式若しくはフォトリソグラフィ方式などの手法を
用いてパターニングして、所望露光用マスクパターンと
しての微細なX線吸収性パターン膜1をパターン形成す
ることにより請求項2の発明のX線露光用マスクAを得
る。(図9参照)
【0094】上記本発明のX線露光用マスクA、及び本
発明のX線露光用マスクブランクBにおいて、それぞれ
前記第1反射防止膜2と第2反射防止膜4の膜厚は、d
=λ/4n(d;膜厚、λ;X線露光波長、n;膜の屈
折率)が最適である。もし、膜厚がこの値からずれてい
てもかなり高い効果を得られるが、なるべくこの値に近
い方が効果が高い。製品の要求仕様にもよるが、この値
に近ければ実用上はこの値から多少のずれがあっても上
記反射防止膜として使用でき、例えば、前記膜厚dに対
して±30%以内の範囲でも実用上はかなりの反射防止
作用を有する。
発明のX線露光用マスクブランクBにおいて、それぞれ
前記第1反射防止膜2と第2反射防止膜4の膜厚は、d
=λ/4n(d;膜厚、λ;X線露光波長、n;膜の屈
折率)が最適である。もし、膜厚がこの値からずれてい
てもかなり高い効果を得られるが、なるべくこの値に近
い方が効果が高い。製品の要求仕様にもよるが、この値
に近ければ実用上はこの値から多少のずれがあっても上
記反射防止膜として使用でき、例えば、前記膜厚dに対
して±30%以内の範囲でも実用上はかなりの反射防止
作用を有する。
【0095】また、前記第1反射防止膜厚2と第2反射
防止膜4のそれぞれ膜厚dは、本発明においては特に限
定はされないものの、反射防止膜自身の応力を制御する
という観点から、実際には少なくとも片側(前記第1反
射防止膜2と第2反射防止膜4のいずれか一方)の反射
防止膜の膜厚dは200nm以下が望ましい。
防止膜4のそれぞれ膜厚dは、本発明においては特に限
定はされないものの、反射防止膜自身の応力を制御する
という観点から、実際には少なくとも片側(前記第1反
射防止膜2と第2反射防止膜4のいずれか一方)の反射
防止膜の膜厚dは200nm以下が望ましい。
【0096】また、前記第2反射防止膜4に使用される
サイアロン膜とは、シリコン、アルミニウム、酸素及び
窒素からなる合金であり、サイアロンターゲットを用い
てスパッタリングにより形成することが可能である。
サイアロン膜とは、シリコン、アルミニウム、酸素及び
窒素からなる合金であり、サイアロンターゲットを用い
てスパッタリングにより形成することが可能である。
【0097】
【作用】本発明に係るX線露光用マスクA及びX線露光
用マスクブランクBは、X線透過支持膜3表面(主面)
と裏面の両面に、アライメント光(位置整合のための
光)の反射を抑止するための反射防止膜が、第1反射防
止膜2と第2反射防止膜4としてそれぞれ具備されてい
ることから、十分な反射防止作用による良好なアライメ
ント精度が得られる。
用マスクブランクBは、X線透過支持膜3表面(主面)
と裏面の両面に、アライメント光(位置整合のための
光)の反射を抑止するための反射防止膜が、第1反射防
止膜2と第2反射防止膜4としてそれぞれ具備されてい
ることから、十分な反射防止作用による良好なアライメ
ント精度が得られる。
【0098】また、上記第1反射防止膜2は、X線吸収
性パターン膜1(又はX線吸収性膜8)とX線透過支持
膜3との間の密着(接着)力を強化するための密着(接
着)強化膜として作用する酸化錫膜が用いられており、
X線吸収性膜8をマスクパターン形成する際の反応性イ
オンエッチングにおいて、イオンエッチングによる膜へ
の反応衝撃等によって、X線吸収性膜8、あるいはパタ
ーン形成されるパターン膜1が不規則にエッチングされ
たり、蛇行したりして形成されることを回避できる。
性パターン膜1(又はX線吸収性膜8)とX線透過支持
膜3との間の密着(接着)力を強化するための密着(接
着)強化膜として作用する酸化錫膜が用いられており、
X線吸収性膜8をマスクパターン形成する際の反応性イ
オンエッチングにおいて、イオンエッチングによる膜へ
の反応衝撃等によって、X線吸収性膜8、あるいはパタ
ーン形成されるパターン膜1が不規則にエッチングされ
たり、蛇行したりして形成されることを回避できる。
【0099】また、上記第1反射防止膜2は、導電性の
ある酸化錫膜であるため、電子線等を用いてX線露光用
マスクAをパターン検査する際に生じるマスク面への電
荷の帯電を防止することができ、適宜アースによって、
電荷を除電することが可能であり、電荷のチャージアッ
プによる検査における弊害を回避できる。
ある酸化錫膜であるため、電子線等を用いてX線露光用
マスクAをパターン検査する際に生じるマスク面への電
荷の帯電を防止することができ、適宜アースによって、
電荷を除電することが可能であり、電荷のチャージアッ
プによる検査における弊害を回避できる。
【0100】
【発明の効果】本発明に係るX線露光用マスク及びX線
露光用マスクブランクは、X線透過性支持膜の表裏両面
に第1反射防止膜と第2反射防止膜を備え、十分な反射
防止作用による良好なアライメント精度が得られ、X線
によるパターン露光精度の向上に効果がある。
露光用マスクブランクは、X線透過性支持膜の表裏両面
に第1反射防止膜と第2反射防止膜を備え、十分な反射
防止作用による良好なアライメント精度が得られ、X線
によるパターン露光精度の向上に効果がある。
【0101】また、X線吸収性膜、あるいはパターン形
成されるX線吸収性パターン膜の不規則な蛇行がなく、
従来よりも高精度のX線露光用マスクパターンが得ら
れ、高性能、高精度、高品質のX線露光マスク及びX線
露光用マスクブランクの製造に効果的である。
成されるX線吸収性パターン膜の不規則な蛇行がなく、
従来よりも高精度のX線露光用マスクパターンが得ら
れ、高性能、高精度、高品質のX線露光マスク及びX線
露光用マスクブランクの製造に効果的である。
【0102】また、電子線によるX線露光用マスクの検
査において、電荷のチャージアップによる検査の弊害を
回避でき、検査精度の向上にも効果がある。
査において、電荷のチャージアップによる検査の弊害を
回避でき、検査精度の向上にも効果がある。
【図1】本発明のX線露光用マスクの一実施例のマスク
を示す側断面図である。
を示す側断面図である。
【図2】(a)〜(e)は本発明のX線露光用マスクの
一実施例のマスクの製造工程の一例を示す側断面図であ
る。
一実施例のマスクの製造工程の一例を示す側断面図であ
る。
【図3】本発明のX線露光用マスクの他の実施例のマス
クを示す側断面図である。
クを示す側断面図である。
【図4】(a)〜(b)は本発明のX線露光用マスクの
他の実施例のマスクの製造工程の一例を示す側断面図で
ある。
他の実施例のマスクの製造工程の一例を示す側断面図で
ある。
【図5】(a)〜(b)は本発明のX線露光用マスクの
一実施例のマスクの製造工程のその他の例を示す側断面
図である。
一実施例のマスクの製造工程のその他の例を示す側断面
図である。
【図6】(a)〜(b)は本発明のX線露光用マスクの
他の実施例のマスクの製造工程の他の例を示す側断面図
である。
他の実施例のマスクの製造工程の他の例を示す側断面図
である。
【図7】本発明のX線露光用マスクのその他実施例のマ
スクを示す側断面図である。
スクを示す側断面図である。
【図8】本発明のX線露光用マスクのその他実施例のマ
スクの製造工程の一例を示す側断面図である。
スクの製造工程の一例を示す側断面図である。
【図9】本発明のX線露光用マスクのその他実施例のマ
スク(台座付き)を示す側断面図である。
スク(台座付き)を示す側断面図である。
【図10】本発明のX線露光用マスクのその他実施例の
マスク(台座付き)の製造工程の一例を示す側断面図で
ある。
マスク(台座付き)の製造工程の一例を示す側断面図で
ある。
【図11】本発明のX線露光用マスクのその他実施例の
マスクの製造工程の他の例を示す側断面図である。
マスクの製造工程の他の例を示す側断面図である。
【図12】本発明のX線露光用マスクのその他実施例の
マスク(台座付き)の製造工程の他の例を示す側断面図
である。
マスク(台座付き)の製造工程の他の例を示す側断面図
である。
【図13】従来のX線露光用マスクの一例を説明する側
断面図である。
断面図である。
【図14】従来のX線露光用マスクブランクの一例を説
明する側断面図である。
明する側断面図である。
1…X線吸収性パターン膜 2…X線支持膜主面側の第
1反射防止膜 3…X線透過支持膜 4…X線透過支持膜裏面側の第2
反射防止膜 5…シリコン製の枠体 6…バックエッチングマスク(エッチングレジストパタ
ーン膜) 7…窓部 8…X線吸収性膜 9…枠体基板 10…保護膜(エッチングレジスト膜) 11…ガラス
台座 12…窓部 A…X線露光用マスク B…X線露光用マスクブランク
1反射防止膜 3…X線透過支持膜 4…X線透過支持膜裏面側の第2
反射防止膜 5…シリコン製の枠体 6…バックエッチングマスク(エッチングレジストパタ
ーン膜) 7…窓部 8…X線吸収性膜 9…枠体基板 10…保護膜(エッチングレジスト膜) 11…ガラス
台座 12…窓部 A…X線露光用マスク B…X線露光用マスクブランク
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭61−128251(JP,A)
特開 平6−177017(JP,A)
特開 平8−51066(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G03F 1/00 - 1/16
Claims (4)
- 【請求項1】窓部7が孔設されたシリコン製の枠体5
と、枠体5に支持されたX線透過支持膜3と、X線透過
支持膜3上に設けられた重金属からなるX線吸収性パタ
ーン1とを備え、X線吸収性パターン1とX線透過支持
膜3との間に第1反射防止膜2を備え、X線透過支持膜
3面における枠体5と接する面に第2反射防止膜4を備
えたX線露光用マスクにおいて、X線吸収性パターン1
とX線透過支持膜3とに対して密着性のある酸化錫膜に
よる第1反射防止膜2と、軽元素の物質からなるX線透
過支持膜3と、酸化錫膜である第2反射防止膜4とを備
えることを特徴とするX線露光用マスク。 - 【請求項2】窓部7が孔設されたシリコン製の枠体5
と、枠体5に支持されたX線透過支持膜3と、X線透過
支持膜3上に設けられた重金属からなるX線吸収性パタ
ーン1とを備え、X線吸収性パターン1とX線透過支持
膜3との間に第1反射防止膜2を備え、X線透過支持膜
3面における枠体5と接する面に第2反射防止膜4を備
えたX線露光用マスクにおいて、X線吸収性パターン1
とX線透過支持膜3とに対して密着性のある酸化錫膜に
よる第1反射防止膜2と、軽元素の物質からなるX線透
過支持膜3と、サイアロン膜である第2反射防止膜4と
を備えることを特徴とするX線露光用マスク。 - 【請求項3】シリコン製の枠体基板9上に、酸化錫膜で
ある第2反射防止膜4と、軽元素物質からなるX線透過
支持膜3と、酸化錫膜からなる第1反射防止膜2と、重
金属からなるX線吸収性膜8がこの順序で設けられてい
ることを特徴とするX線露光用マスクブランク。 - 【請求項4】シリコン製の枠体基板9上に、サイアロン
膜である第2反射防止膜4と、軽元素物質からなるX線
透過支持膜3と、酸化錫膜からなる第1反射防止膜2
と、重金属からなるX線吸収性膜8がこの順序で設けら
れていることを特徴とするX線露光用マスクブランク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23568494A JP3391110B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | X線露光用マスク及びx線露光用マスクブランク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23568494A JP3391110B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | X線露光用マスク及びx線露光用マスクブランク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08101496A JPH08101496A (ja) | 1996-04-16 |
JP3391110B2 true JP3391110B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=16989684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23568494A Expired - Fee Related JP3391110B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | X線露光用マスク及びx線露光用マスクブランク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3391110B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-29 JP JP23568494A patent/JP3391110B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08101496A (ja) | 1996-04-16 |
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