JPH0416956Y2 - - Google Patents

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JPH0416956Y2
JPH0416956Y2 JP1986008727U JP872786U JPH0416956Y2 JP H0416956 Y2 JPH0416956 Y2 JP H0416956Y2 JP 1986008727 U JP1986008727 U JP 1986008727U JP 872786 U JP872786 U JP 872786U JP H0416956 Y2 JPH0416956 Y2 JP H0416956Y2
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screw
fixing
fixing screw
watch
threaded
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は指針表示式電子時計のネジ締め構造に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来の指針表示式電子時計のネジ締め構造を第
5図に示す。第5図は従来の変換機周辺のネジ締
め構造を示す断面図である。
第5図において、21は時計基台、22は時計
基台21に押圧されたネジ支柱でネジ部22a,
ツバ部22bが形成されている。ツバ部22bは
時計基台21のツバ逃げ浚い部21aに当接し、
ネジ支柱22の上方向へ抜け及び傾れを防止して
いる。23は板状ステータで駆動コイル25が巻
回それたコイル芯24により励磁される。コイル
芯24の上面にはコイルリード板26が配設さ
れ、コイル芯24に形成された凸部24aにより
位置決めされている。コイルリード板26の上面
には駆動コイル25の端末を固着したり、水晶振
動子やIC等が搭載された回路基板27と導通を
取るためのパターン(図示せず)が形成されてい
る。さらに回路基板27の上側には指針をステツ
プ運針させるための輪列群を支持する輪列受28
が配設されている。この様な配置構造のもとで、
固定ネジ29は前記板錠状ステータ23とコイル
芯24、コイルリード板26と回路基板27を密
着固定するために輪列受28の上面よりネジ支柱
22に締め込まれている。固定ネジ29とネジ支
柱22のネジ部22aとの嵌合丈は締め込み部品
点数も多く、締め込み部の高さのバラツキも大き
くなるので長目に設定されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 以上の構成のように、時計基台にはネジ支柱を
圧入固定するためにおよそφ1〜φ1.2mmの穴が開
き、さらにネジ支柱の上方向への抜け防止及び傾
れ防止用のネジ支柱ツバ逃げ浚い部が設定されね
ばならなかつた。又、この様に固定ネジを締め込
むためにネジ支柱が必要となる構造では、ネジ支
柱を時計基台に圧入固定するための組立コストや
ネジ支柱を固定するためのネジ支柱ツバ逃げ浚い
部の加工コスト及びネジ支柱加工コストが必要に
なり、時計コストを下げることに問題が有つた。
そこで、時計基台に直接ネジを切つてネジ締め
する構造をも考えられるが、積層部品が多いと部
品のバラツキによりネジ丈が安定しない。特に回
路基板の如き樹脂部材でできた部品が積層される
部品はバラツキが大きくなる。
本考案は以上のような問題点を解消させ、安く
て品質の安定した指針表示式電子時計のネジ締め
構造を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は次のよう
な構成としている。すなわち、最下部に配置され
た時計基台と最上部に配置された輪列受とにより
複数の積層部品を挟持する構造で、前記時計基台
と前記輪列との間に回路基板を含む3層以上の積
層部品を配置し、ネジによつて固定した第1のネ
ジ締め部と、前記時計基台と前記輪列受との間に
1層の積層部品を配置し、ネジによつて固定した
第2のネジ締め部とを有する指針表示式電子時計
において、前記時計基台は前記第1のネジ締め部
に対応する部分に、第1の固定ネジを固定するた
めの第1のネジ部を設けた凸部を有するととも
に、前記第2のネジ締め部に対応する平坦部に、
第2の固定ネジを固定するための第2ネジ部を有
しており、前記第2の固定ネジは、前記輪列受と
前記1層の積層部品に設けた穴部を貫いて前記2
ネジ部に固定されるとともに、前記第1の固定ネ
ジは、前記輪列受と前記3層以上の積層部品に設
けた穴部を貫いて前記第1ネジ部に固定されてお
り、更に前記第1の固定ネジは前記第2の固定ネ
ジよりも丈が短く、且つネジ部とツバ部の間に
は、前記第2のネジが貫通する前記輪列受の穴部
の径より大きい径を有するコブ部を有することを
特徴としている。
〔実施例〕 以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は本考案の実施例を示す指針表示式電
子時計の平面図であり、第2図は第1のネジ締め
部を示す第1図の断面図AA部である。第3図は
第2のネジ締め部を示す第1図の断面図BB部で
あり、第4図は第3図に示す第1図の断面BB部
に第2図で示した固定ネジを組み込んだ状態を示
す図である。
第1図、第2図において、1は時計を構成する
各部品を組み立てる上で基準となる板状の時計基
台であり、該時計基台1には凸部1aが設けら
れ、さらに該凸部1a内にはネジ部1bが形成さ
れている。2は永久磁石からなるロータ3をほぼ
包囲する円弧状端面を有する板状ステータであ
り、4は該板状ステータ2を励磁するための駆動
コイル5が巻回されたコイル芯である。尚、前記
凸部1aは板状ステータ2の位置決めに使用する
ことも可能である。6はコイル芯4の上面に位置
決め固定され前記駆動コイル5の端末を固着した
りするためのパターンが形成されたコイルリード
板、7はIC7aや水晶振動子7bか搭載された
回路基板である。8は前記ロータ3に連結し指針
をステツプ運針させるための輪列群9の上枠を回
転可能に支持する輪列受である。10は前記板状
ステータ2、コイル芯4、コイルリード板6、回
路基板7、輪列受8の穴部を貫き、前記時計基台
1のネジ部1bとネジ嵌合する固定ネジであり、
11は時計基台1の下面側に密着して配設された
文字板である。以上に示した各部品は限られたス
ペースを有効に利用するために平面的には第1図
に示す様に配置され、AA断面で示す第1のネジ
締め部では第2図に示す様に時計基台1の上面側
に板状ステータ2、コイル芯4、コイルリード板
6、そして板厚のバラツキの非常に大きい回路基
板7、輪列受8の5部品が図に示すような順序で
積層されている。そして輪列受8の上面側に配設
された固定ネジ10を時計基台1に形成されたネ
ジ部1bにネジ嵌合されて前記各部品を固定する
構造になつている。
以上のことにより、コイル芯4に位置決め固定
されたコイルリード板6は回路基板7と密着固定
され、それぞれ対向する面に形成されたパターン
により電気的に接続される。そのためIC7aか
ら出された電気信号はコイルリード板6を通して
駆動コイル5に接続され磁界を発生する。さらに
密着固定された高導磁率材からなる板状ステータ
2とコイル芯4はコイル芯4に巻回された駆動コ
イル5より発生した磁界を板状ステータ2に導
き、時計基台1と輪列受8により回転可能に支持
されたロータ3を回転させて指針をステツプ運針
させる。
また、前述の如くこの部分は、板厚のバラツキ
易い回路基板7を含む多層積層構造なので、積層
部分の厚さがバラツクことにより時計基台1の下
面側に密着して配置される文字板11に、固定ネ
ジ10のネジ部先端10aが接触しない様にする
必要がある。そのため、固定ネジ10はネジ部先
端10aと文字板11との間に間隙aができるよ
うに、後述すね止めネジ13よりも若干短くなつ
ている。この間隙aはネジ締め固定される数種類
の前記時計部品の板厚のバラツキ量や、固定ネジ
10の長さのバラツキ等を考慮して決められ、お
よそ150〜200μ程度必要がある。又時計基台1の
上面側に形成される凸部1aは下面側よりプレス
にて半抜きされて形成され、そのために下面側に
は凹部1cが出来る。凸部1aの高さbと下面側
の凹部1cの深さcはほぼ同じで、凸部1aの高
さbは前記間隙aとほぼ同じかそれ以上に設定さ
れ、凸部1a内に形成されたネジ部1bと固定ネ
ジ10のネジ締め固定力を確保する。
この様に固定ネジ10を若干短くした分だけ、
凸部1aによつてネジ部1bを輪列受8側へ近づ
けることにより、固定ネジ10を時計基台1へ確
実に固定できる。
次に第3図と第4図に基づき、第2のネジ締め
部を説明するとともに、第2図に示した固定ネジ
10のコブ部について説明する。第3図におい
て、時計基台1の上面側にスぺーサ12と輪列受
8の2部品が積層されており、輪列受8の上面側
に配設された止めネジ13を時計基台1に形成さ
れたネジ部1dにネジ嵌合させて前記スペーサ1
2と前記輪列受8を固定する構造になつている。
この様な構造ではネジ締め固定する部品が2種類
と少く、時計基台位置の下面側に密着して配設さ
れた文字板11と止めネジ13のネジ部先端13
aとの間隙dも前記部品の板厚のバラツキの影響
が少いので、50〜70μ程度に設定でき、前記時計
基台1に凸部を設け、該凸部内にネジ部を形成し
なくても止めネジ13とネジ部1dのネジ締め固
定力を確保することができる。
したがつて輪列受8と時計基台1をネジ止めす
る構造で、上記第2のネジ締め部における輪列受
8とネジ部1dの距離は、前述した第1のネジ締
め部におけるそれよりも長くなるので、止めネジ
13の長さも固定ネジ10より長くなつている。
一般に時計モジユールにおいては複数のネジを
用いて輪列受等を時計基台へ固定するが、その際
できる限り1種類のネジのみを使用したい。しか
し、前述のような2種類のネジ締め構造を使用す
ると、長さの異なる2本のネジを使用することに
なり、次のような問題を生じる。
即ち、第3図に示す構造をした板厚が薄い時計
基台1のネジ部1dに間違つてネジ丈が止めネジ
13より100〜150μ以上短い別の止めネジを作業
規格として指示されるネジ締めトルク(150〜
200gcm)でネジ締めすると時計基台1のネジ部
1dが破壊される(一般に止めネジの材質より時
計基台1の材質の方が軟らかいため)。この様に
間違つた部品をネジ締めする操作は、小売店での
修理で発生したり、時計を製品化する製造部門で
もたびたび発生する。そこで本考案では止めネジ
13より長さが100〜150μ短い固定ネジ10につ
いて第4図で示す様な構造を採用した。すなわ
ち、第4図は第3図で示した止めネジ13の代わ
りに第2図で示した固定ネジ10を組み込んだ状
態を示す断面図である。固定ネジ10はツバ部1
0bに連続させてネジ部10cより太い径を有す
る部分を一定長さ構成する。これをコブ部10d
と称することとする。固定ネジ10のコブ部10
dの外径は輪列受8の穴部8aより大きく設定さ
れているため、固定ネジ10は図に示された様な
状態になり、固定ネジ10のネジ部先端10aは
時計基台1のネジ部1dとネジ嵌合しないためネ
ジ部1dを破壊することはない。
〔考案の効果〕
以上の説明より明らかな如く、時計基台の上面
側に積層された多くの部品を密着固定すするため
に、時計基台の上面側にネジ部が形成された凸部
と前記各部品の最上部に配設された固定ネジとを
ネジ締め嵌合させる方法が採用されたことによ
り、従来のネジ締め構造に採用されていたネジ支
柱は不用となつた。ネジ支柱を使つた従来の構造
では、ネジ支柱を時計基台に圧入固定するための
アセンブリーコストやネジ支柱を固定するための
ネジ支柱ツバ逃げ浚い部の加工コスト及びネジ支
柱コストが必要であるが、ネジ支柱を使わない本
考案の構造では、時計基台に凸部とネジ部を形成
するだけでよく、加工方法としても帯材状態で連
続的に処理できるのでネジ支柱を使つた従来構造
に比べてはるかに安い加工コストになる。そのた
め時計の製品コストが安くなり、競争力のある時
計の製品化が可能になる。
また、固定ネジのツバ部の下面側にコブ部を付け
ることにより間違つた組み込みを行つても時計基
台を破損することがなく、市場でトラブルがなく
修理のしやすい品質の安定した時計を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す指針表示式電子
時計の平面図、第2図は第1図のAA断面を示す
断面図、第3図は第1図のBB断面を示す断面
図、第4図は第3図で示した止めネジのかわりに
第2図で示した固定ネジを組み込んだ状態を示す
断面図、第5図は従来のネジ締め構造を示す断面
図である。 1……時計基台、1a……凸部、1b……ネジ
部、2……板状ステータ、4……コイル芯、5…
…駆動コイル、6……コイルリード板、7……回
路基板、8……輪列受、10……固定ネジ、10
c……ネジ部、10d……コブ部、11……文字
板、13……止めネジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 最下部に配置された時計基台と最上部に配置さ
    れた輪列受とにより複数の積層部品を挟持する構
    造で、前記時計基台と前記輪列受との間に回路基
    板を含む3層以上の積層部品を配置し、ネジによ
    つて固定した第1のネジ締め部と、前記時計基台
    と前記輪列受との間に1層の積層部品を配置し、
    ネジによつて固定した第2のネジ締め部とを有す
    る指針表示式電子時計において、前記時計基台は
    前記第1のネジ締め部に対応する部分に、第1の
    固定ネジを固定するための第1のネジ部を設けた
    凸部を有するとともに、前記第2のネジ締め部に
    対応する平坦部に、第2の固定ネジを固定するた
    めの第2ネジ部を有しており、前記第2の固定ネ
    ジは、前記輪列受と前記1層の積層部品に設けた
    穴部を貫いて前記2ネジ部に固定されるととも
    に、前記第1の固定ネジは、前記輪列受と前記3
    層以上の積層部品に設けた穴部を貫いて前記第1
    ネジ部に固定されており、更に前記第1の固定ネ
    ジは前記第2の固定ネジよりも丈が短く、且つネ
    ジ部とツバ部の間には、前記第2のネジが貫通す
    る前記輪列受の穴部の径より大きい径を有するコ
    ブ部を有することを特徴とする指針表示式電子時
    計のネジ締め構造。
JP1986008727U 1986-01-24 1986-01-24 Expired JPH0416956Y2 (ja)

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JP1986008727U JPH0416956Y2 (ja) 1986-01-24 1986-01-24

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JP1986008727U JPH0416956Y2 (ja) 1986-01-24 1986-01-24

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JPS62121589U JPS62121589U (ja) 1987-08-01
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2555865Y2 (ja) * 1990-09-28 1997-11-26 シチズン時計株式会社 電子時計

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS581185B2 (ja) * 1978-08-26 1983-01-10 新日本製鐵株式会社 有機複合めつき鋼材の製造方法

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