JPH0416903Y2 - - Google Patents

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JPH0416903Y2
JPH0416903Y2 JP1985039247U JP3924785U JPH0416903Y2 JP H0416903 Y2 JPH0416903 Y2 JP H0416903Y2 JP 1985039247 U JP1985039247 U JP 1985039247U JP 3924785 U JP3924785 U JP 3924785U JP H0416903 Y2 JPH0416903 Y2 JP H0416903Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、複数色に染め分けられたカラーイン
クリボンを用いて打点カラー記録を行うカラード
ツトレコーダに関するものである。
(従来の技術) 第4図は、従来のカラードツトレコーダの要部
の一例を示す構成説明図である。第4図におい
て、10はインクリボンユニツト、11は幅方向
に沿つて複数色に染め分けられたインクリボン、
12はインクリボン11を収納するインクリボン
カセツト、20はインクリボン11の各色帯に対
応するように図示しないキヤリツジの移動方向に
沿つて複数個配列されたワイヤハンマユニツト、
21はワイヤハンマユニツト20を構成するワイ
ヤハンマ、22はワイヤハンマ21を記録信号に
応じて選択的に駆動する駆動機構、30は記録
紙、40はプラテンである。なお、これらインク
リボンユニツト10およびワイヤハンマユニツト
20は、インクリボン11を介してワイヤハンマ
21が記録紙30と対向するようにして図示しな
いキヤリツジに設けられている。
このような構成において、キヤリツジは記録紙
30の送り方向と直交する方向に記録紙30のゼ
ロ、スパンを含む有効記録幅を往復移動しながら
記録信号の大きさに応じた位置で停止する。キヤ
リツジが停止している間にワイヤハンマ21を記
録信号に従つて選択的に駆動させ、対応したイン
クリボン11の色帯を記録紙30に押し付けてカ
ラードツト記録を行わせる。インクリボン11は
ワイヤハンマ21の駆動に従つて記録紙30の送
り方向に沿つて一定量ずつ送られる。記録紙30
は通常キヤリツジが折り返す時点で一定量ずつ送
られ、キヤリツジが折り返し点に達しない間は停
止している。
第5図は、このようなカラードツトレコーダに
おけるインクリボン11とワイヤハンマ21との
対応関係の一例を示す説明図であつて、インクリ
ボン11の各色帯c1〜c6には矢印Aで示すキヤリ
ツジの移動方向に沿つて1本ずつワイヤハンマ2
1〜216が設けられている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、このような従来の構成によれば、キヤ
リツジにインクリボンユニツト10および複数の
ワイヤハンマユニツト20を設けていることか
ら、部品点数が多くなり、コストが高くなるとい
う欠点がある。また、キヤリツジの移動方向に沿
つて複数のワイヤハンマユニツト20を設けてい
ることから相対的に記録紙30の有効記録幅が狭
くなり、一定の有効記録幅を確保するためには装
置の幅を広げなければならない。また、キヤリツ
ジが重くなることから、キヤリツジを高速に移動
させるためには比較的大型の高出力モータを用い
なければならず、消費電力が増大し、発熱量も多
くなつてしまう。また、キヤリツジが重いことか
ら、駆動用の繰り糸の剛性不足や駆動用モータの
トルク不足による不感帯などにより記録品質の低
下を招くことになる。また、従来の構成によれ
ば、インクリボンカセツト12の交換にあたつて
はインクリボンカセツト12をワイヤハンマ21
の打点方向に沿つて移動させなければならず、作
業性が悪い。さらに、このような構成によれば、
記録紙30上を比較的大きなキヤリツジが移動す
ることから、記録結果を読み取りにくいという欠
点もある。
本考案は、このような欠点を解決したものであ
つて、その目的は、キヤリツジの小型軽量化を図
ることによつて実質的に記録紙の有効記録幅を拡
大するとともに高性能化を図り、インクリボンカ
セツトを簡単に交換できるようにして操作性を高
め、さらに記録直後の記録結果を容易に読み取れ
る低コストのカラードツトレコーダを提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) このような目的を達成する本考案は、打点動作
を行う1本のワイヤハンマを有し、記録紙の幅方
向に沿つて移動可能に配置されたキヤリツジと、 幅方向に複数色に染め分けられたエンドレスの
インクリボンが記録紙の有効記録幅に対向するよ
うに張り渡された状態で一定の方向に移動可能に
収納されたインクリボンカセツトと、 レコーダ本体前面の側板間の上部に回動可能に
取り付けられ、張り渡されたインクリボンワイヤ
ハンマと記録紙の間に位置するようにインクリボ
ンカセツトが着脱可能に取り付けられるカセツト
ホルダと、 カセツトホルダを記録紙の送り方向に沿つて前
後方向に揺動させる揺動機構と、 カセツトホルダが記録紙の送り方向の上流側に
回転されてインクリボンとワイヤハンマが対向し
ない基準位置まで回転したことを検出して基準位
置信号を出力する基準位置信号発生機構とを具備
し、 記録時にはカセツトホルダを基準位置から所定
角度回転させて測定チヤンネルに応じて割り当て
られたインクリボンの所望の色帯をワイヤハンマ
と対向させた状態でワイヤハンマによるドツト記
録を行い、 非記録時にはカセツトホルダを基準位置まで回
転させて記録紙上の記録結果が読み取れるように
したことを特徴とする。
(実施例) 以下、図面を用いて詳細に説明する。
第1図は、本考案の一実施例の要部を示す構成
説明図であり、第4図と同一部分には同一符号を
付けている。第1図において、51はキヤリツジ
52を案内軸53に沿つて移動させるためのモー
タであり、例えばステツプモータを用いる。この
モータ51の回転出力はプーリ54および繰り糸
55を介してキヤリツジ52に伝達される。56
はフオトセンサ、57はキヤリツジ52により駆
動されフオトセンサ56の光出力を断続するよう
に回転自在に取り付けられたレバーであり、これ
らフオトセンサ56およびレバー57によりキヤ
リツジ52の基準位置の検出が行われる。58は
幅方向に複数色に染め分けられたエンドレスのカ
ラーインクリボンであり、記録紙30の有効記録
幅に対向した状態で一定の方向に移動可能にイン
クリボンカセツト59に収納されている。60は
インクリボンカセツト59が板ばね61を介して
装置本体の前面から着脱可能に取り付けられるカ
セツトホルダである。このカセツトホルダ60は
装置本体の前面の側板62,63間の上部に回転
可能なように軸(例えば64)を介して取り付け
られている。65はカセツトホルダ60に一体化
されたセクタギアであり、このセクタギア65は
シフト用のモータ66により往復方向に回転駆動
される。これにより、カセツトホルダ60は軸
(例えば64)を中心にして記録紙30の送り方
向に沿つて揺動することになる67はフオトセン
サ、68はフオトセンサ67の光出力を断続する
ようにカセツトホルダ60に一体化されたレバー
であり、これらフオトセンサ67およびレバー6
8によりカセツトホルダ60の揺動基準位置の検
出が行われる。69はギア列70を介してインク
リボン58を一定の方向に送るためのモータであ
る。
第2図は、本考案で用いるキヤリツジ52の具
体例を示す要部の構成説明図である。なお、キヤ
リツジ52は本体とカバーとで形成されている
が、第2図ではこれらを重ね合わせて一体化した
ものとして2点鎖線で示している。第2図におい
て、本体の一端近傍には軸受71が設けられてこ
の軸受71にはコイルばね72を介してワイヤハ
ンマ73が垂直方向に変位可能に挿入され、他端
近傍にはヨーク74が配置されるとともにヨーク
74の上にはコイル75およびアーマチユア76
が積層配置されて磁気回路が形成されている。7
7はカバーの内面に取り付けられアーマチユア7
6の押えばねとして作用する板ばねであり、自由
端がアーマチユア76を介してヨーク74の端面
にほぼ対向するようにして取り付けらている。ア
ーマチユア76は、途中部分がカバーの内面の途
中部分にアーマチユア76を垂直方向に変位可能
に案内するように形成されたガイド78に嵌め合
い、一端がワイヤハンマ73の端部を押圧し、他
端が板ばねにより押圧されてヨーク74およびコ
イル75に対向するように形成されている。そし
て、カバーの板ばね77の近傍の内面には板ばね
77の自由端よりも突出するようにして突起79
が設けられるとともにアーマチユア76の板ばね
77側の端部近傍には突起79に嵌め合う穴80
が設けられていて、カバーは板ばね77およびア
ーマチユア76を取り付けた状態で本体に重ね合
わせるようにして取り付けられる。これにより、
第2図に示すようなキヤリツジ52が構成される
ことになり、アーマチユア76はコイル75の励
磁の有無に応じてヨーク74および板ばね77と
の接触部を回転中心にして回転変位し、選択的に
ワイヤハンマ73をほぼ垂直方向に変位させるこ
とになる。
このように構成された装置の動作について説明
する。
まず、電源を投入することにより、キヤリツジ
52は一旦0%側(左方向)に移動し、レバー5
7を回動変位させてフオトセンサ56から基準位
置信号を発生させるとともに基準位置で停止す
る。一方、カセツトホルダ60も第3図に示すよ
うにインクリボン58がワイヤハンマ73と対向
しないように設定された基準位置まで反時計方向
に回転してレバー68を回転変位させ、フオトセ
ンサ67から基準位置信号を発生させるとともに
基準位置で停止する。これにより、キヤリツジ5
2およびインクリボン58の初期化が行われるこ
とになる。
次に、インクリボン58の第1チヤンネルの色
帯がワイヤハンマ71と正対するように、セクタ
ギア65およびモータ66によりカセツトホルダ
60が第3図に示す基準位置から時計方向に所定
の角度回転駆動される。
このようにしてカセツトホルダ60を基準位置
から所定の角度回転駆動させた後、キヤリツジ5
2を基準位置(0%)から100%側に向かつて一
定の速度で移動させる。そして、キヤリツジ52
が移動の途中で第1チヤンネルの記録位置に到達
することによりキヤリツジ52は停止し、コイル
75が選択的に励磁されてワイヤハンマ73によ
る打点記録動作が行われる。これにより、記録紙
30には第1チヤンネルに割り当てられた所定の
色で第1チヤンネルの測定信号の大きさがドツト
記録させることになる。打点記録が終わると、キ
ヤリツジ52は100%位置まで移動して停止する。
キヤリツジ52が100%位置に到達したらカセ
ツトホルダ60を第3図に示す基準位置まで反時
計方向に回転変位させて、フオトセンサ67から
基準位置信号を発生させるとともに基準位置で停
止させる。これにより、インクリボン58は記録
紙30上の記録部分から移動することになり、記
録直後の記録結果を容易に読み取ることができ
る。そして、一定時間経過後、インクリボン58
の第2チヤンネルの色帯がワイヤハンマ71と正
対するようにセクタギア65およびモータ66に
よりカセツトホルダ60を基準位置から所定の角
度時計方向に回転駆動させる。
このようにしてカセツトホルダ60をインクリ
ボン58の第2チヤンネルの色帯がワイヤハンマ
71と正対するように回転駆動させた後、キヤリ
ツジ52を100%位置から0%側に向かつて一定
の速度で移動させる。そして、キヤリツジ52が
移動の途中で第2チヤンネルの記録位置に到達す
ることによりキヤリツジ52は停止し、コイル7
5が選択的に励磁されてワイヤハンマ73による
打点記録動作が行われる。これにより、記録紙3
0には第2チヤンネルに割り当てられた所定の色
で第2チヤンネルの測定信号の大きさがドツト記
録されることになる。打点記録が終わるとキヤリ
ツジ52は0%位置まで移動して停止し、カセツ
トホルダ60は第3図に示す基準位置まで反時計
方向に回転変位して停止する。
以下、同様な動作をインクリボン58の色帯の
数だけ繰り返すことにより多数チヤンネルのカラ
ードツト記録を行うことができ、必要に応じて各
種の文字記号などもドツトパターンにより記録す
ることができる。
なお、カセツトホルダ60の基準角度位置検出
は、実施例で示すように各チヤンネルの記録を行
う毎に行つてもよいし、全チヤンネルの記録を終
えた後に選択的に行うようにしてもよい。また、
キヤリツジ52移動時はカセツトホルダ60を基
準位置にホールドしておき、打点動作時にのみ所
定の位置まで揺動させるようにしてもよい。
ここで、インクリボン58は、キヤリツジ52
の送り動作に同期してあるいはキヤリツジ52の
移動とは関係なく一定方向に一定の速度で送られ
る。
このように構成することにより、キヤリツジ5
2には1本のワイヤハンマ73が設けられている
のみであり、従来に比べて部品点数を大幅に削減
でき、キヤリツジ52の小型軽量化が図れ、コス
トも低くできる。また、キヤリツジ52の小型化
が図れることから、相対的に記録紙30の有効記
録幅が広くなり、一定の有効記録幅を確保するた
めに必要な装置の幅を従来に比べて狭くできる。
また、キヤリツジ52が軽くなることから、比較
的小型のモータ51でキヤリツジ52を高速に移
動させることができ、消費電力が節約でき、発熱
量も小さくできる。また、駆動用の繰り糸55の
剛性不足や駆動用モータ51のトルク不足による
不感帯などに起因する記録品質の低下を軽減する
ことができる。また、インクリボンカセツト59
の交換を装置の前面から行うことができ、交換作
業が容易となる。さらに、カセツトホルダ60を
選択的に第3図に示す基準位置まで反時計方向に
回転変位させてインクリボン58を記録紙30上
の記録部分から移動させているので、記録直後の
記録結果を容易に読み取ることができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、キヤリ
ツジの小型軽量化を図ることによつて実質的に記
録紙の有効記録幅を拡大するとともに高性能化を
図り、インクリボンカセツトを簡単に交換できる
ようにして操作性を高め、さらに記録直後の記録
結果を容易に読み取れる低コストのカラードツト
レコーダが実現でき、実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部を示す構成説
明図、第2図は本考案で用いるキヤリツジの具体
例を示す要部の構成説明図、第3図は第1図にお
けるインクリボンの揺動説明図、第4図は従来の
カラードツトレコーダの要部の一例を示す構成説
明図、第5図は従来のカラードツトレコーダにお
けるインクリボンとワイヤハンマとの対応関係の
一例を示す説明図である。 30……記録紙、40……プラテン、52……
キヤリツジ、58……インクリボン、59……イ
ンクリボンカセツト、60……カセツトホルダ、
65……セクタギア、66……モータ、73……
ワイヤハンマ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 打点動作を行う1本のワイヤハンマを有し、記
    録紙の幅方向に沿つて移動可能に配置されたキヤ
    リツジと、 幅方向に複数色に染め分けられたエンドレスの
    インクリボンが記録紙の有効記録幅に対向するよ
    うに張り渡された状態で一定の方向に移動可能に
    収納されたインクリボンカセツトと、 レコーダ本体前面の側板間の上部に回転可能に
    取り付けられ、張り渡されたインクリボンがワイ
    ヤハンマと記録紙の間に位置するようにインクリ
    ボンカセツトが着脱可能に取り付けられるカセツ
    トホルダと、 カセツトホルダを記録紙の送り方向に沿つて前
    後方向に揺動させる揺動機構と、 カセツトホルダが記録紙の送り方向の上流側に
    回転されてインクリボンとワイヤハンマが対向し
    ない基準位置まで回転したことを検出して基準位
    置信号を出力する基準位置信号発生機構とを具備
    し、 記録時にはカセツトホルダを基準位置から所定
    角度回転させて測定チヤンネルに応じて割り当て
    られたインクリボンの所望の色帯をワイヤハンマ
    と対向させた状態でワイヤハンマによるドツト記
    録を行い、 非記録時にはカセツトホルダを基準位置まで回
    転させて記録紙上の記録結果が読み取れるように
    したことを特徴とするカラードツトレコーダ。
JP1985039247U 1985-03-19 1985-03-19 Expired JPH0416903Y2 (ja)

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JPS61155725U JPS61155725U (ja) 1986-09-27
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