JPH04166412A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、電気自動車やガソリンエンジン自動車等の車
両に搭載する車両用空気調和装置に係り、特に冷凍サイ
クルのコンパクト化、軽量化及び据付はメンテナンスの
簡易化を図った車両用空気調和装置に関する。

（従来の技術） 従来、車両用空気調和装置として、例えば第５図に示す
ようなものが一般に知られていた。

この車両用空気調和装置は、ボンネット１の下方に室外
熱交換器２を、また、運転席３前方に備えられた室内ブ
ロア４から運転席３に連通するブロア室５内に室内熱交
換器６を夫々配置するとともに、側熱交換器２，６とコ
ンプレッサ８とをサイクル配管７で連結して冷凍サイク
ルを構成したものである。コンプレッサ８はコンプレッ
サユニット９内に設けられている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来例においては、各熱交換器２，
６及びコンプレッサユニット８とか分離され、サイクル
配管７がエンジンルーム内を複雑に配管されていたため
、次のような問題点があった。

■　冷凍サイクル機器が分離されているため、エンジン
ルーム内を迂回して配管されるサイクル配管７の長さが
長くなり、コンパクト化、軽量化に欠け、バッテリ消費
率を極力減らしたい電気自動車では、更に改善が必要と
なる。一方、ガソリンエンジン自動車の場合、コンプレ
ッサの回転駆動源はエンジンであるため、空気調和装置
の取付位置がエンジンの配置及び方向等で決まってしま
い、このコンパクト化が困難である。

■　各熱交換器、コンプレッサ及びサイクル配管等を個
々に取付ける必要があるため、取付はメンテナンス作業
に困難性を伴う。

■　車種形状（ボディ、フレーム形状）の変化に対応さ
せて、冷凍サイクルの配置位置を変化させなければなら
ず、車種間の空気調和装置の標準化に欠けてしまう。

本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、空気
調和装置を構成する冷凍サイクルを一体化してコンパク
ト化・軽量化が図れるようにした車両用空気調和装置を
提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明に係る車両用空気調和
装置は、冷凍サイクルを構成する熱交換器、コンプレッ
サ、サイクル配管及びその他の機器を１個のケーシング
内に収納して車両搭載用のエアコンユニットを構成した
ものである。

その他の機器を１個のケーシング内に収納して車両搭載
用のエアコンユニットを構成したものである。

（作用） 上記のように構成した本発明によれば、各熱交換器、コ
ンプレッサユニット、サイクル配管及びその他の機器を
１個のケーシング内に収納して車両搭載用のエアコンユ
ニットを構成することにより、空気調和装置を構成する
冷凍サイクルを一体化させることができる。

（実施例） 以下、本発明に係る車両用空気調和装置の一実施例につ
いて第１図乃至第３図を参照して説明する。

この車両用空気調和装置は、冷凍サイクルを構成する室
外熱交換器２、室内熱交換器６、サイクル配管７、コン
プレッサ８及びその他の機器は、−個のウオールスルー
形のボックス状ケーシング１０の内部に収納されて、車
両搭載用のエアコンユニット１１が構成されている。

このエアコンユニット１１は、ホンネット１の下に挿入
方式で脱着可能に取り付けられる。このエアコンユニッ
ト１１はボンネット１を開き、エアコンユニット１１を
挿入装着後、ボンネット１を閉めることにより取付けら
れている。

これによって、エアコンユニット１１の車体への装着を
容易にするとともに、ボンネット１とによって作り出す
空間を利用して、効率の良い熱交換を行うようにするこ
とができる。

ここに、室外熱交換器２は、ボンネット１に設けられた
空気流通口１ａの下方に位置するように、また室内熱交
換器６は、運転席３前方の室内ブロア４を備え連通口１
２を介して運転席３に連通するブロア室５内に夫々位置
するように配置されている。

このようにして、各熱交換器２，６、コンプレッサ８、
サイクル配管及びその他の機器を１個のケーシング１０
内に収納して車両搭載用のエアコンユニット１１を構成
することにより、空気調和装置を構成する冷凍サイクル
を一体化させ、コンパクト化・軽量化を図ることができ
る。

第４図は、ボックスケーシング１０の外形寸法を示すも
のである。

なお、第１図および第３図において、符号１５は室外フ
ァンである。

このように、ケーシング１０の長さし×幅Ｗ×高さＨを
規格化し、標準化しておくことにより、車種間及び空調
負荷（乗客定員）に応じた空気調和装置を車両に簡単に
装着するようにすることができる。

なお、上記実施例の場合、−量化させた空気調和装置を
車体のフロント側に装着した例を示しているが、リア側
に装着することもできることは勿論である。

〔発明の効果〕 本発明は上記のような構成であるので、以下のような効
果がある。

■　冷凍サイクルを一体化させることにより、コンパク
ト化・軽量化が図れ、特にコンプレッサ電源をバッテリ
としている電気自動車での最大のメリットとなる。

■　空気調和装置のコンパクト化、軽量化及び車内容積
の有効活用、更にはバッテリの消費率の低減を図ること
ができる。

■　冷凍サイクル配管を簡素化して、短くすることがで
き、サイクル配管の信頼性の向上を図ることができ、ま
た、サイクル配管の応力設計が容易になる。

■　空気調和装置の取付は及びメンテナンス作業が容易
となる。特に、メンテナンス時は、容易に取外すことが
できるため、メンテナンス中でも車体の走行が可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る車両用空気調和装置の一実施例を
備えた車両の平面図、第２図は上記車両用空気調和装置
の正面図、第３図は車両用空気調和装置の要部拡大断面
図、第４図はケーシングの外形を示す斜視図、第５図は
従来の車両用空気調和装置の例を示す平面図である。 ２・・・室外熱交換器、６・・・室内熱交換器、７・・
・サイクル配管、８・・・コンプレッサ、１０・・・ケ
ーシング、１１・・・エアコンユニット。 出願人代理人　　　波　多　野　　　久１図 館２図 第３ｇｍ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　冷凍サイクルを構成する熱交換器、コンプレッサ、サ
   イクル配管及びその他の機器を１個のケーシング内に収
   納して車両搭載用のエアコンユニットを構成したことを
   特徴とする車両用空気調和装置。