JPH04166180A - アール状角部を有する方形生地製品の周縁かがりつけ方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は細長方形状のボディジャンプ用タオルや、方形
状のあか落としタオルなどの如き方形状で各角部がアー
ル状の丸味を有する製品の周縁かがりつけ方法に関する
ものである。

（従来の技術） 合成繊維糸条と発泡性紐条を使用し、発泡性紐条を合成
繊維糸条間に所要間隔毎に配してう・ッシエル機等によ
り編成又は織成し、細長方形状又は方形状の生地素材を
作り、その周縁をかがりつけてボディジャンプ用タオル
やあか落としタオルなどを作成することが行われている
が、この種製品は通常、その各コーナ一部（角部）がア
ールを付した丸味を有して作成されており、周縁かがり
つけはオーバーロック縫ミシンを使用するとは云え、角
部に丸味を有することから一々、人手により行われてい
る。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上述の如く人手に依存する状況では人手
不足の今日、非効率的であり、その自動化による効率化
が強く望まれていた。

本発明はかかる時代の趨勢に対応し、ミシンの配置とミ
シン縫製に伴う前記ボディジャンプ用タオルなどの方形
生地素材の一連の動かし方を可能とする作動器具を見出
すことにより方形生地素材の動きを自動化し同生地素材
の角部のアール状かがりつけ操作を簡略化して周縁かが
りつけ作業の作業性を高めることを目的とするものであ
る。

（課題を解決するための手段） しかして、上記目的を達成する本発明の特徴は、側辺に
沿う所要位置にミシンを配設した作業台の前記ミシン上
方位置に軸支して、先端に係止部を備えた屈曲腕杆を設
け、この腕杆を前記軸支部を中心として作業台上で略１
８０度往復回動可能として下記（イ）〜（ト）の操作又
は作動順序によって自動的に方形生地素材のアール状角
部かがりっけを含む周縁かがりっけを施し、アール状角
部を含む全周縁かがりっけの施された方形生地製品を作
成することにある。

（イ）先ず方形の生地素材を周縁かがりつけ部を残した
稍小形の一対の金属板からなり、上部金属板上面に所定
の間隔をもって第１．第２の係止突起を設けた挟着板間
に予め挟着保持させておく。

（ロ）次に腕杆を作業台側方の待機位置に位置させた状
態で上記一対の挟着板に挟着保持させた生地素材をミシ
ン取り付け位置に対応する作業台上のかがりつけ開始位
置に作業台の側縁に沿って略平行に位置決めして配置す
る。

（ハ）その後、ミシンを作動し上記配置した生地素材の
一辺に直線状にかがりっけを施すと共に作業台上におい
て該生地素材を一方向に摺動させる。

（ニ）そして方形生地素材を挟着する挟着板上面の第１
の係止突起が待機中の腕杆先端の係止部に係止したとき
、腕杆がその係止により挟着板に挟着された生地素材を
携えて軸支部を中心として自動的に１８０度回動し、方
形生地素材の第１の角部にミシンにより前記直線状のか
がりつけに続きアール状にかがりっけを施し、更に第１
の角部に続く第２辺ならびに第２の角部にかがりっけを
施す。

（ホ）かくて前記腕杆が１８０度回動じ、当初の反対側
一に到達したとき、その係止部を挟着板上面の第１の係
止突起より外し、腕杆を原位置に回動復帰させると共に
、挟着板に挟着した生地素材の第３辺に対し作業台側辺
に沿ってミシンによるかがりっけを施す。

（へ）そして方形生地素材第３辺に対するかがりつけに
より該生地素材が作業台上を一方向に摺動し、挟着板上
面の第２の係止突起が、復帰待機した前記腕杆の係止部
に係止すると、再び腕杆は生地素材を携行して軸支部を
中心として自動的に１８０度回動し、方形生地素材の第
３の角部にアール状かかりっけを施し、更に第４辺に直
線状かがりつけ、第４の角部にアール状かかりっけを順
次自動的に施す。

（ト）上記の作動と並行して腕杆の係止部を挟着板上面
の係止突起より外し、腕杆を原位置に再び回動復帰させ
ると共に、全周縁にががりつけの終了した方形生地素材
を作業台上より取り出すの各操作ならびに作動である。

（実施例） 以下、更に添付図面を参照し上記本発明の具体的態様を
説明する。

第１図は本発明方法に使用する装置の概要であり、図に
おいて（１）は作業台を示し、本発明方法に必要最小限
の半円形状として作成されており、その−側の直線部略
中間位置にオーバーロックミシンなどの如き自動かがり
ミシン（２）が配設されている。そして、上記ミシン（
２）に対し積上方位置に軸支部（４）を有して先端にフ
ォーク状係止部（５）を内向させて備えた屈曲腕杆（３
）が作業台（１）上に延び出し前記軸支部（４）を回動
中心として作業台（１）上を往復回動可能に設けられて
いる。

なお、図中、（６）は操作盤、（７）は照明用ランプで
ある。

そして、本発明方法を実施するに際しては上記の如き作
業台装置と共に被加工素材である方形生地素材を保持す
る挟着板が用いられる。第１図における（８）は該挟着
板（図においては上面側のみが示されている。）であり
、上下一対の挟着板（８）の間に方形生地素材（Ｍ）を
挟着保持せしめて爾後のかがりつけに備え、これをミシ
ン（２）位置に対応して作業台（１）側辺に沿って作業
台（１）に位置決め配置する。

挟着板（８）は通常、一対のアルミ板からなり、かがり
つけしようとする方形生地素材（Ｍ）の大きさより稍小
形の類似形状に作られており、下側の挟着板には」二記
方形生地素材（Ｍ）の固定を確実にするだめの固着部が
設けられる一方、上面側の挟着板（８）には図示の如く
第１．第２の係止突起（９）（１０）が第１図における
挟着板（８）の左端より第２の係止突起（１ｏ）までの
距離と第１の係止突起（９）から挟着板右端までの距離
が対応し、略等しくなるように設けられている外、必要
に応じラベル布片の位置を決めるための位置決め（１１
）が設けられている。

本発明は以上のような作業台装置と、方形生地素材（Ｍ
）を挟着保持する挟着板（８）を用意し、以下に述べる
順序に従って順次、方形生地素材の周縁に四隅を夫々ア
ール状にして自動オーバーロックミシンによる縁かがり
が実施される。

第２図ないし第４図は、第１図に示す実線位置より２点
鎖線位置に挟着板（８）で挟着した方形生地素材（Ｍ）
が移動したのに続く作動状況を示しており、第５図は各
作動を総合的に示している。

以下、これら各図にもとづき本発明による周縁かがりを
説明する。

先ず腕杆（３）を第５図実線で示される作業台（１）側
方の待機位置（原位置）に位置させた状態で一対の挟着
板（８）で挟着した方形生地素材（Ｍ）を作業台（１）
の直線状側辺に沿って平行して第５図実線に示すように
その前端をミシン（２）の下部に位置させて配置する。

そしてこの状態で操作盤（６）を操作し、かがりつけ開
始動作を行わせると、生地素材（Ｍ）はその−辺に直線
状のミシン目によるがかりつけ（Ｓｌ）が施されると共
に生地素材（Ｍ）は作業台（１）上において一方向に移
動し、その前端が待機中の腕杆（３）に近付いて方形生
地素材（Ｍ）を挟着する挟着板（８）の上面に設けられ
た第１の係止突起（９）が腕杆（３）先端のフォーク状
係止部（５）に嵌入し係止する。

このとき、この係止を受止すると腕杆の作動が始まり、
腕杆（３）は第２図、第３図及び第５図に示すように挟
着板に挟着された生地素材を携えて軸支部（４）を中心
として自動的に１８０度回動し、方形生地素材（Ｍ）の
第１の角部にミシンにより前記直線状のかがりつけ（Ｓ
ｌ）に続きアール状にかがりつけ（Ｓ２）を施し、更に
第１の角部に続く第２辺ならびに第２の角部に順次、か
がりつけ（Ｓ：ｌ）　（Ｓｌ）を施す。

か（て前記腕杆（３）が１８０度回動し、当初の反対側
位置に到達したとき（第４図参照）、その係止部（５）
を挟着板（８）上面の第１の係止突起（９）より外し、
腕杆（３）を原位置に回動復帰させると共に、並行して
挟着板に挟着した生地素材（Ｍ）の第３辺に対し作業台
側辺に沿ってミシンによるかがりつけ（８５）（第６図
参照）を施す。

なお、挟着板（８）上面の係止突起（９）より腕杆（３
）の係止部（５）を解放するためには方形生地素材（Ｍ
）の移動によることも勿論であるが、スイッチ作動によ
り腕杆（３）の先端係止部（５）を腕杆（３）の屈曲部
を伸ばし、後退させることによっても行うことができる
。そのため、腕杆（３）は屈曲腕杆であることが有利で
ある。

以上のようにして第４図に示す状態で腕杆（３）が挟着
板の係止部（５）より外れ、生地素材（Ｍ）の第３辺に
対するかがりつけ（Ｓｓ）動作が始まり、生地素材（Ｍ
）が作業台（１）上を再び第４図及び第５図実線矢示の
方向に摺動してゆくと、挟着板上面の第２の係止突起（
１０）が復帰待機している前記腕杆（３）の係止部（５
）に係止する。このとき再び腕杆（３）は生地素材（Ｍ
）を携行して軸支部（４）を中心として自動的に１８０
度回動し、方形生地素材（Ｍ＞の第３の角部にアール状
かかりつけ（Ｓ６）を施し、更に第４辺に直線状かがり
つけ（Ｓ、）、第４の角部にアール状かがりつけ（Ｓ、
）を順次自動的に施す。

なお、この過程において必要に応じラベル小片を取着す
るときは、その位置決め（１１）を目安にして該小片を
とりつけ、同時にミシンにより縫着する一方、上記第３
辺以降のかがりつけ作動と並行して腕杆（３）は前記と
同様にその係止部（５）を係止突起（１０）より外し、
原位置に再び回動復帰する。

かくして、斜上のようにして方形生地素材（Ｍ）の全周
縁にかがりっけが施され第６図に示した状態の方形生地
製品が得られると、これを作業台（１）上より取り外し
、一対の挟着板（８）からも外して所要の製品をとして
取り出す。

以後、順次、上記作動を繰り返すことにより方形生地素
材の全周縁に対してアール状部を含め、かがりっけを施
した、例えばボディジャンプ用タオルなどの如き細長長
方形状の製品を始め、各種方形形状製品を効率よく生産
することができる。

（発明の効果） 本発明は以上のように作業台に往復回動可能な腕杆を配
設して方形生地素材を作業台上で回動させ、直線送りと
回動送りを組み合わせて、方形生地素材の四隅のアール
状かかりっけを含む周縁かがりっけを容易ならしめたも
のであり、従来、−々、人手によるミシン縫製により行
われていたアール状かがりっけを含む周縁のかがりっけ
を自動化し、方形生地素材を所定の位置に配置するだけ
で簡単に上記周縁かがりっけを可能として大巾に生産効
率を高めることができる顕著な効果を奏するものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法を実施する作業台装置の概要を示す
斜視図、第２図ないし第４図は本発明方法の各作動を順
序的に示す作動説明図、第５図は本発明方法における方
形生地素材及び腕杆の作動態様を示す平面概要図、第６
図は方形生地素材に周縁かがりっけを行った状態の斜視
図である。 （１）・・・作業台、 （２）・・・ミシン、 （３）・・・屈曲腕杆、 （４）・・・軸支部、 （５）・・・係止部、 （８）・・・挟着板、 （９）（１０）・・・係止突起、 （Ｓｌ）〜（Ｓ８）・・・かがりつけ部。 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、作業台の一側辺に沿う所要位置にミシンを配設し、
   該ミシン上方位置に軸支して、先端に係止部を備えた屈
   曲腕杆を前記軸支部を中心として作業台上で略１８０度
   往復回動可能に設けて下記（イ）〜（ト）の操作及び作
   動により方形生地素材に自動的にアール状角部を含む周
   縁かがりつけを施すことを特徴とするアール状角部を有
   する方形生地製品の周縁かがりつけ方法。 （イ）方形の生地素材を周縁かがりつけ部を残した稍小
   形の一対の金属板からなり、上部金属板上面に所定の間
   隔をもって第１、第２の係止突起を設けた挟着板間に予
   め挟着保持させておくこと、 （ロ）腕杆を作業台側方の待機位置に位置させた状態で
   上記一対の挟着板に挟着保持させた生地素材をミシン取
   り付け位置に対応する作業台上のかがりつけ開始位置に
   作業台の側縁に沿って略平行に位置決めして配置するこ
   と、 （ハ）ミシンを作動し上記配置した生地素材の一辺に直
   線状にかがりつけを施すと共に作業台上において該生地
   素材を一方向に摺動させること、 （ニ）方形生地素材を挟着する挟着板上面の第１の係止
   突起が待機中の腕杆の係止部に係止したとき、腕杆がそ
   の係止により挟着板に挟着された生地素材を携えて軸支
   部を中心として自動的に１８０度回動し、方形生地素材
   の第１の角部にミシンにより前記直線状のかがりつけに
   続きアール状にかがりつけを施し、更に第１の角部に続
   く第２辺ならびに第２の角部にかがりつけを施すこと、 （ホ）前記腕杆が１８０度回動し、当初の反対側一に到
   達したとき、その係止部を挟着板上面の第１の係止突起
   より外し、腕杆を原位置に回動復帰させると共に、挟着
   板に挟着した生地素材の第３辺に対し作業台側辺に沿っ
   てミシンによるかがりつけを施すこと、 （ヘ）方形生地素材第３辺に対するかがりつけにより該
   生地素材が作業台上を一方向に摺動し、挟着板上面の第
   ２の係止突起が、復帰待機した前記腕杆の係止部に係止
   すると、再び腕杆は生地素材を携行して軸支部を中心と
   して自動的に１８０度回動し、方形生地素材の第３の角
   部にアール状かがりつけを施し、更に第４辺に直線状か
   がりつけ、第４の角部にアール状かがりつけを自動的に
   行うこと、 （ト）腕杆の係止部を挟着板上面の係止突起より外し、
   腕杆を原位置に再び回動復帰させると共に、全周縁にか
   がりつけを施した方形生地素材を作業台上より取り出す
   こと、