JPH04163971A - 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents
窒化ガリウム系化合物半導体発光素子及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH04163971A JPH04163971A JP2290059A JP29005990A JPH04163971A JP H04163971 A JPH04163971 A JP H04163971A JP 2290059 A JP2290059 A JP 2290059A JP 29005990 A JP29005990 A JP 29005990A JP H04163971 A JPH04163971 A JP H04163971A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- electrode
- type
- light emitting
- compound semiconductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims abstract description 28
- 229910002601 GaN Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 26
- -1 Gallium nitride compound Chemical class 0.000 title claims abstract description 10
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 7
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims description 12
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 claims description 10
- JMASRVWKEDWRBT-UHFFFAOYSA-N Gallium nitride Chemical compound [Ga]#N JMASRVWKEDWRBT-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 7
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 3
- 229910052594 sapphire Inorganic materials 0.000 abstract description 8
- 239000010980 sapphire Substances 0.000 abstract description 8
- 238000002955 isolation Methods 0.000 abstract 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 107
- 229920002120 photoresistant polymer Polymers 0.000 description 8
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 8
- 239000011777 magnesium Substances 0.000 description 6
- KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-N Fluorane Chemical compound F KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 4
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 4
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 3
- CSCPPACGZOOCGX-UHFFFAOYSA-N Acetone Chemical compound CC(C)=O CSCPPACGZOOCGX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- FYYHWMGAXLPEAU-UHFFFAOYSA-N Magnesium Chemical compound [Mg] FYYHWMGAXLPEAU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- BLRPTPMANUNPDV-UHFFFAOYSA-N Silane Chemical compound [SiH4] BLRPTPMANUNPDV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical group [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000001312 dry etching Methods 0.000 description 2
- 229910052749 magnesium Inorganic materials 0.000 description 2
- NTWRPUHOZUFEDH-UHFFFAOYSA-N C[Mg]C1C=CC=C1 Chemical compound C[Mg]C1C=CC=C1 NTWRPUHOZUFEDH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 241000282326 Felis catus Species 0.000 description 1
- 241000531897 Loma Species 0.000 description 1
- GRYLNZFGIOXLOG-UHFFFAOYSA-N Nitric acid Chemical compound O[N+]([O-])=O GRYLNZFGIOXLOG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000012159 carrier gas Substances 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- PMHQVHHXPFUNSP-UHFFFAOYSA-M copper(1+);methylsulfanylmethane;bromide Chemical compound Br[Cu].CSC PMHQVHHXPFUNSP-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000295 emission spectrum Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000002488 metal-organic chemical vapour deposition Methods 0.000 description 1
- 229910017604 nitric acid Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000002902 organometallic compounds Chemical class 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000000206 photolithography Methods 0.000 description 1
- 229910000077 silane Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- JLTRXTDYQLMHGR-UHFFFAOYSA-N trimethylaluminium Chemical compound C[Al](C)C JLTRXTDYQLMHGR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- XCZXGTMEAKBVPV-UHFFFAOYSA-N trimethylgallium Chemical compound C[Ga](C)C XCZXGTMEAKBVPV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 1
- 239000012808 vapor phase Substances 0.000 description 1
- 238000000927 vapour-phase epitaxy Methods 0.000 description 1
- 238000001947 vapour-phase growth Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Led Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は青色発光の窒化ガリウム系化合物半導体発光素
子及びその製造方法に関する。
子及びその製造方法に関する。
従来、青色の発光ダイオードとしてGaN系の化合物半
導体を用いたものが知られている。そのGaN系の化合
物半導体は直接遷移であることから発光効率が高いこと
、光の3原色の1つである青色を発光色とすること等か
ら注目されている。 このようなGaN系の化合物半導体を用いた発光ダイオ
ードは、サファイア基板上に直接又は窒化アルミニウム
から成るバッファ層を介在させて、n型のGaN系の化
合物半導体から成るn層を成長させ、そのn層の上にp
型不純物を添加して半絶縁性の1型のGaN系の化合物
半導体から成るi層を成長させた構造をとっている(特
開昭62−119196号公報、特開昭63−1889
77号公報)。
導体を用いたものが知られている。そのGaN系の化合
物半導体は直接遷移であることから発光効率が高いこと
、光の3原色の1つである青色を発光色とすること等か
ら注目されている。 このようなGaN系の化合物半導体を用いた発光ダイオ
ードは、サファイア基板上に直接又は窒化アルミニウム
から成るバッファ層を介在させて、n型のGaN系の化
合物半導体から成るn層を成長させ、そのn層の上にp
型不純物を添加して半絶縁性の1型のGaN系の化合物
半導体から成るi層を成長させた構造をとっている(特
開昭62−119196号公報、特開昭63−1889
77号公報)。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構造の発光ダイオードの発光強度は未だ十
分ではなく、改良が望まれている。 又、窒化ガリウム系化合物半導体は、p型の不純物をド
ーピングしても、p型にならず、半絶縁性(n型)であ
った。 本発明者らは、研究を重ねた結果、窒化ガリウム系化合
物半導体において、p導電型の半導体を得ることに成功
した。 この結果、発光効率の高いpn接合を実現することが可
能となった。 しかしながら、同一面側から、p層及びn層の電極を取
り出す構造とする場合には、p層が導電性の高い半導体
であるため、n層の電極をp層に対して電気的に絶縁す
ることが必要となった。 本発明は、この問題を解決するものであり、窒化ガリウ
ム系化合物半導体の新規なpn接合と電極の取り出口構
造を有した発光素子を実現することにより、動作電圧の
低下及び青色の発光強度を向上させることを目的として
いる。
分ではなく、改良が望まれている。 又、窒化ガリウム系化合物半導体は、p型の不純物をド
ーピングしても、p型にならず、半絶縁性(n型)であ
った。 本発明者らは、研究を重ねた結果、窒化ガリウム系化合
物半導体において、p導電型の半導体を得ることに成功
した。 この結果、発光効率の高いpn接合を実現することが可
能となった。 しかしながら、同一面側から、p層及びn層の電極を取
り出す構造とする場合には、p層が導電性の高い半導体
であるため、n層の電極をp層に対して電気的に絶縁す
ることが必要となった。 本発明は、この問題を解決するものであり、窒化ガリウ
ム系化合物半導体の新規なpn接合と電極の取り出口構
造を有した発光素子を実現することにより、動作電圧の
低下及び青色の発光強度を向上させることを目的として
いる。
本発明は、窒化ガリウム系化合物半導体(AnxGal
−XN;X=Oを含む)で、n層の上にp層を形成し、
1層の一部をp型化し、部分的にpn接合を形成するこ
とと、上層のi層から両層の電極を取り出す構造を要旨
としている。 まず、n型の窒化ガリウム系化合物半導体から成るn層
が形成される。そのn層上にp型の不純物のドーピング
された窒化ガリウム系化合物半導体から成るi層を形成
する。窒化ガリウム系化合物半導体の場合には、p型の
不純物をドーピングしても、p型にはならず、絶縁体と
なる。 n層に対する電極は、i層にn層に至る孔を形成し、こ
の孔を通して1Ilii表面に形成される。 i層には、そのn層に対する電極をi層で絶縁分離する
ように、i層の所定領域にp型部が形成される。そのp
型部はi層の所定領域に電子線を照射することで形成さ
れる。即ち、n型(絶縁性)の窒化ガリウム系化合物半
導体は電子線を照射することにより抵抗率が減少し、p
型の半導体に変換される。このようにして変換されたp
層と下層のn層とでpn接合が形成される。 そして、このp型部上にp型部に対する電極が形成され
る。 このように、下層のn層に対する電極とp型部とは、i
層によって絶縁分離される。 尚、i層のドーピング元素は、例えば、マグネシウム(
Mg)である。電子線の照射条件としては、−例である
が、加速電圧IKV〜50にv1試料電流0゜1μA〜
1a+Aである。
−XN;X=Oを含む)で、n層の上にp層を形成し、
1層の一部をp型化し、部分的にpn接合を形成するこ
とと、上層のi層から両層の電極を取り出す構造を要旨
としている。 まず、n型の窒化ガリウム系化合物半導体から成るn層
が形成される。そのn層上にp型の不純物のドーピング
された窒化ガリウム系化合物半導体から成るi層を形成
する。窒化ガリウム系化合物半導体の場合には、p型の
不純物をドーピングしても、p型にはならず、絶縁体と
なる。 n層に対する電極は、i層にn層に至る孔を形成し、こ
の孔を通して1Ilii表面に形成される。 i層には、そのn層に対する電極をi層で絶縁分離する
ように、i層の所定領域にp型部が形成される。そのp
型部はi層の所定領域に電子線を照射することで形成さ
れる。即ち、n型(絶縁性)の窒化ガリウム系化合物半
導体は電子線を照射することにより抵抗率が減少し、p
型の半導体に変換される。このようにして変換されたp
層と下層のn層とでpn接合が形成される。 そして、このp型部上にp型部に対する電極が形成され
る。 このように、下層のn層に対する電極とp型部とは、i
層によって絶縁分離される。 尚、i層のドーピング元素は、例えば、マグネシウム(
Mg)である。電子線の照射条件としては、−例である
が、加速電圧IKV〜50にv1試料電流0゜1μA〜
1a+Aである。
上記のように、pn接合が実現できたので、動作電圧を
低下させることができた。 又、上記のように、下層のn層に対する電極とp層とを
i層により絶縁分離できるので、上層のp層とi層に画
電極の形成されたバンプ接合(フェースダウン)の発光
素子が実現できた。
低下させることができた。 又、上記のように、下層のn層に対する電極とp層とを
i層により絶縁分離できるので、上層のp層とi層に画
電極の形成されたバンプ接合(フェースダウン)の発光
素子が実現できた。
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。
第1図において、発光ダイオード10は、サファイア基
板1を有しており、そのサファイア基板1に500人の
AIMのバッファ層2が形成されている。そのバッファ
層2の上には、順に、膜厚的2゜2)aのGaNから成
る高キヤリア濃度n+層3と膜厚約1.5umのGaN
から成る低キヤリア濃度n層4が形成されており、更に
、低キヤリア濃度n層4の上に膜厚的0.2taのGa
Nから成る1層50が形成されている。又、その1層5
0の所定領域にはp型を示す9層5が形成されている。 1層50の上面からは、1層50と低キヤリア濃度n層
4とを貫通して高キャリア濃度n+層3に至る孔15が
形成されている。その孔15を通って高キャリア濃度n
+層3に接合されたアルミニウムで形成された電極52
が1層50上に形成されている。 又、9層5の上面には、9層5に対するアルミニウムで
形成された電極51が形成されている。 高キヤリア濃度n゛層3に対する電極52は、9層5に
対して1層50により絶縁分離されている。 次に、この構造の発光ダイオード10の製造方法につい
て説明する。 製造工程を示す第2図から第8図は、ウェハにおける1
素子のみに関する断面図であり、実際には図に示す素子
が繰り返し形成されたウェハに関して次の製造処理が行
われる。そして、最後に、ウェハが切断されて各発光素
子が形成される。 上記発光ダイオード10は、有機金属化合物気相成長法
(以下rMOVPE Jと記す)による気相成長により
製造された。 用いられたガスは、NH3とキャリアガスH2とトリメ
チルガリウム(Ga(CHs)s) (以下rTMGJ
と記す)とトリメチルアルミニウム(AI(CHs)s
) (以下rTMAJと記す)とシラン(SiH4)と
シクロペンタジェニルマグネシウムMg(CsHs)i
(以下、’CP2Mg」と記す)である。 第2図に示す構成に、各層が積層される。その手順を説
明する。 有機洗浄及び熱処理により洗浄したa面を主面とする単
結晶のサファイア基板1をMOVPE装置の反応室に載
置されたサセプタに装着する。 次に、常圧でH2を流速2!/分で反応室に流しながら
温度1100℃でサファイア基板1を気相エツチングし
た。 次に、温度を400℃まで低下させて、H2を20tl
/分、N)1. ヲ1011/分、TMA ヲ1.8x
lQ−’モル/分で供給してAINのバッファ層2が約
500人の厚さに形成された。 次に、サファイア基板1の温度を1150℃に保持し、
H7を201/分、NH,を101/分、TMGを1.
7X 10−’モル/分、H2で0.86ppmまで希
釈したシラ7 (Sin4)を200d/分の割合テ3
0分間供給し、膜厚的2.2um、キャリア濃度1.5
X 10”/ cIIrのGaNから成る高キャリア濃
度n+層3を形成した。 続いて、サファイア基板1の温度を1150℃に保持し
、H7を2OA/分、NH,ヲ101/分、TMG ヲ
1゜7X10−’モル/分の割合で20分間供給し、膜
厚的1.5−、キャリア濃度lXl0”/ cdのGa
Nから成る低キヤリア濃度n層4を形成した。 次に、サファイア基板1を900℃にして、H3を20
1/分、NH,を101/分、TMGを1.7X 10
−’モル/分、CP2Mgを3X 10−’モル/分の
割合で3分間供給して、膜厚0.2虜のGaNから成る
1層50を形成した。この状態では、1層50は絶縁体
である。 第3図に示すように、1層50の上に、スパッタリング
により5ins層11を200OAの厚さに形成した。 次に、そのSiO□層11上に7オトレジスト12を塗
布した。そして、フォトリングラフにより、1層50に
おいて1層4に至るように形成される孔15に対応する
電極形成部位Aのフォトレジストを除去した。 次に、第4図に示すように、フォトレジスト12によっ
て覆われていないS+Oi層11をフッ化水素酸系エツ
チング液で除去した。 次に、第5図に示すように、フォトレジスト12及び5
iOz層11によって覆われていない部位の1層50と
その下の低キヤリア濃度n層4と高キャリア濃度n′″
層3の上面一部を、真空度0.04T。 rr、高周波電力0.4411/cat、 CCCF2
ガスを10d/分の割合で供給しドライエツチングした
後、Arでドライエツチングした。この工程で、高キャ
リア濃度n+層3に対する電極取出しのための孔15が
形成された。 次に、第6図に示すように、1層50上に残っている5
iOz層11をフッ化水素酸で除去した。 次に、第7図に示すように、1層500所定領域にのみ
、反射電子線回折装置を用いて電子線を照射して、p型
半導体のp型部5が形成された。 電子線の照射条件は、加速電圧10KV、試料電流1μ
^、ビームの移動速度0.2−一/sec 、ビーム径
6〇−φ、真空度2. I X 10”’Torrであ
る。この電子線の照射により、1層50の抵抗率は10
1Ω口以上の絶縁体から抵抗率35Ω口のp型半導体と
なった。 この時、p型8B5以外の部分、即ち、電子線の照射さ
れなかった部分は、絶縁体の1層50のままである。従
って、p型部5は、縦方向に対しては、低キヤリア濃度
n層4とpn接合を形成するが、横方向には、p型部5
は、周囲に対して、1層50により電気的に絶縁分離さ
れる。 次に、第8図に示すように、p型部5と1層50の上面
と孔15を通って高キヤリア濃度n4層3とに、AI層
20が蒸着により形成された。そして、そのAI層20
の上にフォトレジスト21を塗布して、フォトリソグラ
フにより、そのフォトレジスト21が高キャリア濃度n
+層3及びp型部5に対する電極部が残るように、所定
形状にパターン形成した。 次に、そのフォトレジスト21をマスクとして下層のA
I層20の露出部を硝酸系エツチング液でエツチングし
、フォトレジスト21をアセトンで除去した。このよう
にして、第1図に示すように、高キャリア濃度n+層3
の電極52、p型部5の電極51を形成した。 その後、上述のように形成されたウェハが各素子毎に切
断された。 このようにして製造された発光ダイオード100発光強
度を測定したところ10mcdであった。これは、単純
にi層とキャリア濃度5X10”/ arl、厚さ4J
xnのn層とを接続した従来の発光ダイオードに比べて
、発光強度が10倍に向上した。 さらに、i層を使用したときの駆動電圧(lomA)は
10〜15Vとばらついたが、p型部を導入することに
より7層程度と低くなりばらつきも少なくなつた。 又、発光面を観察した所、発光点の数が増加しているこ
とも観察された。 尚、比較のために、低キヤリア濃度n層4のキャリア濃
度を各種変化させた上記試料を製造して、発光強度及び
発光スペクトラムを測定した。その結果を、第9図に示
す。 キャリア濃度が増加するに連れて、発光強度が減少し、
且つ、発光波長が赤色側に変位することが分かる。この
ことは、ドーピング元素のシリコンが1層50に不純物
元素として拡散または混入するためであると思われる。 尚、上記実施例で用いたマグネシウムMgのドーピング
ガスは、上述のガスの他、メチルシクロペンタジェニル
マグネシウムMg(CJS)CHIを用いても良い。 又、上記実施例では、n層を高キャリア濃度n“層3と
低キヤリア濃度n層4の二重層構造としたが、単層のn
層で構成しても良い。 二重層構造にすると、単層n層の場合に比べて発光輝度
が向上した。 又、二重層構造の場合には、上記低キヤリア濃度n層4
のキャリア濃度はl XIO” 〜lXl0’マ/dで
膜厚は0.5〜2μsが望ましい。キャリア濃度がlX
l0”/car以上となると発光強度が低下するので望
ましくなく、lXl0”/af以下となると発光素子の
直列抵抗が高く・なりすぎ電流を流すと発熱するので望
ましくない。又、膜厚が2層m以上となると発光素子の
直列抵抗が高くなりすぎ電流を流すと発熱するので望ま
しくなく、膜厚が0.54以下となると発光強度が低下
するので望ましくない。 更に、高キャリア濃度n′″層3のキャリア濃度はlX
l0”〜lXl0”/carで膜厚は2〜lO虜が望ま
しい。キャリア濃度がlXl0”/car以上となると
結晶性が悪化するので望ましくなく、lXl0”/d以
下となると発光素子の直列抵抗が高くなりすぎ電流を流
すと発熱するので望ましくない。又、膜厚が10Jxn
以上となると基板が湾曲するので望ましくなく、膜厚が
2uI11以下となると発光素子の直列抵抗が高くなり
すぎ電流を流すと発熱するので望ましくない。
板1を有しており、そのサファイア基板1に500人の
AIMのバッファ層2が形成されている。そのバッファ
層2の上には、順に、膜厚的2゜2)aのGaNから成
る高キヤリア濃度n+層3と膜厚約1.5umのGaN
から成る低キヤリア濃度n層4が形成されており、更に
、低キヤリア濃度n層4の上に膜厚的0.2taのGa
Nから成る1層50が形成されている。又、その1層5
0の所定領域にはp型を示す9層5が形成されている。 1層50の上面からは、1層50と低キヤリア濃度n層
4とを貫通して高キャリア濃度n+層3に至る孔15が
形成されている。その孔15を通って高キャリア濃度n
+層3に接合されたアルミニウムで形成された電極52
が1層50上に形成されている。 又、9層5の上面には、9層5に対するアルミニウムで
形成された電極51が形成されている。 高キヤリア濃度n゛層3に対する電極52は、9層5に
対して1層50により絶縁分離されている。 次に、この構造の発光ダイオード10の製造方法につい
て説明する。 製造工程を示す第2図から第8図は、ウェハにおける1
素子のみに関する断面図であり、実際には図に示す素子
が繰り返し形成されたウェハに関して次の製造処理が行
われる。そして、最後に、ウェハが切断されて各発光素
子が形成される。 上記発光ダイオード10は、有機金属化合物気相成長法
(以下rMOVPE Jと記す)による気相成長により
製造された。 用いられたガスは、NH3とキャリアガスH2とトリメ
チルガリウム(Ga(CHs)s) (以下rTMGJ
と記す)とトリメチルアルミニウム(AI(CHs)s
) (以下rTMAJと記す)とシラン(SiH4)と
シクロペンタジェニルマグネシウムMg(CsHs)i
(以下、’CP2Mg」と記す)である。 第2図に示す構成に、各層が積層される。その手順を説
明する。 有機洗浄及び熱処理により洗浄したa面を主面とする単
結晶のサファイア基板1をMOVPE装置の反応室に載
置されたサセプタに装着する。 次に、常圧でH2を流速2!/分で反応室に流しながら
温度1100℃でサファイア基板1を気相エツチングし
た。 次に、温度を400℃まで低下させて、H2を20tl
/分、N)1. ヲ1011/分、TMA ヲ1.8x
lQ−’モル/分で供給してAINのバッファ層2が約
500人の厚さに形成された。 次に、サファイア基板1の温度を1150℃に保持し、
H7を201/分、NH,を101/分、TMGを1.
7X 10−’モル/分、H2で0.86ppmまで希
釈したシラ7 (Sin4)を200d/分の割合テ3
0分間供給し、膜厚的2.2um、キャリア濃度1.5
X 10”/ cIIrのGaNから成る高キャリア濃
度n+層3を形成した。 続いて、サファイア基板1の温度を1150℃に保持し
、H7を2OA/分、NH,ヲ101/分、TMG ヲ
1゜7X10−’モル/分の割合で20分間供給し、膜
厚的1.5−、キャリア濃度lXl0”/ cdのGa
Nから成る低キヤリア濃度n層4を形成した。 次に、サファイア基板1を900℃にして、H3を20
1/分、NH,を101/分、TMGを1.7X 10
−’モル/分、CP2Mgを3X 10−’モル/分の
割合で3分間供給して、膜厚0.2虜のGaNから成る
1層50を形成した。この状態では、1層50は絶縁体
である。 第3図に示すように、1層50の上に、スパッタリング
により5ins層11を200OAの厚さに形成した。 次に、そのSiO□層11上に7オトレジスト12を塗
布した。そして、フォトリングラフにより、1層50に
おいて1層4に至るように形成される孔15に対応する
電極形成部位Aのフォトレジストを除去した。 次に、第4図に示すように、フォトレジスト12によっ
て覆われていないS+Oi層11をフッ化水素酸系エツ
チング液で除去した。 次に、第5図に示すように、フォトレジスト12及び5
iOz層11によって覆われていない部位の1層50と
その下の低キヤリア濃度n層4と高キャリア濃度n′″
層3の上面一部を、真空度0.04T。 rr、高周波電力0.4411/cat、 CCCF2
ガスを10d/分の割合で供給しドライエツチングした
後、Arでドライエツチングした。この工程で、高キャ
リア濃度n+層3に対する電極取出しのための孔15が
形成された。 次に、第6図に示すように、1層50上に残っている5
iOz層11をフッ化水素酸で除去した。 次に、第7図に示すように、1層500所定領域にのみ
、反射電子線回折装置を用いて電子線を照射して、p型
半導体のp型部5が形成された。 電子線の照射条件は、加速電圧10KV、試料電流1μ
^、ビームの移動速度0.2−一/sec 、ビーム径
6〇−φ、真空度2. I X 10”’Torrであ
る。この電子線の照射により、1層50の抵抗率は10
1Ω口以上の絶縁体から抵抗率35Ω口のp型半導体と
なった。 この時、p型8B5以外の部分、即ち、電子線の照射さ
れなかった部分は、絶縁体の1層50のままである。従
って、p型部5は、縦方向に対しては、低キヤリア濃度
n層4とpn接合を形成するが、横方向には、p型部5
は、周囲に対して、1層50により電気的に絶縁分離さ
れる。 次に、第8図に示すように、p型部5と1層50の上面
と孔15を通って高キヤリア濃度n4層3とに、AI層
20が蒸着により形成された。そして、そのAI層20
の上にフォトレジスト21を塗布して、フォトリソグラ
フにより、そのフォトレジスト21が高キャリア濃度n
+層3及びp型部5に対する電極部が残るように、所定
形状にパターン形成した。 次に、そのフォトレジスト21をマスクとして下層のA
I層20の露出部を硝酸系エツチング液でエツチングし
、フォトレジスト21をアセトンで除去した。このよう
にして、第1図に示すように、高キャリア濃度n+層3
の電極52、p型部5の電極51を形成した。 その後、上述のように形成されたウェハが各素子毎に切
断された。 このようにして製造された発光ダイオード100発光強
度を測定したところ10mcdであった。これは、単純
にi層とキャリア濃度5X10”/ arl、厚さ4J
xnのn層とを接続した従来の発光ダイオードに比べて
、発光強度が10倍に向上した。 さらに、i層を使用したときの駆動電圧(lomA)は
10〜15Vとばらついたが、p型部を導入することに
より7層程度と低くなりばらつきも少なくなつた。 又、発光面を観察した所、発光点の数が増加しているこ
とも観察された。 尚、比較のために、低キヤリア濃度n層4のキャリア濃
度を各種変化させた上記試料を製造して、発光強度及び
発光スペクトラムを測定した。その結果を、第9図に示
す。 キャリア濃度が増加するに連れて、発光強度が減少し、
且つ、発光波長が赤色側に変位することが分かる。この
ことは、ドーピング元素のシリコンが1層50に不純物
元素として拡散または混入するためであると思われる。 尚、上記実施例で用いたマグネシウムMgのドーピング
ガスは、上述のガスの他、メチルシクロペンタジェニル
マグネシウムMg(CJS)CHIを用いても良い。 又、上記実施例では、n層を高キャリア濃度n“層3と
低キヤリア濃度n層4の二重層構造としたが、単層のn
層で構成しても良い。 二重層構造にすると、単層n層の場合に比べて発光輝度
が向上した。 又、二重層構造の場合には、上記低キヤリア濃度n層4
のキャリア濃度はl XIO” 〜lXl0’マ/dで
膜厚は0.5〜2μsが望ましい。キャリア濃度がlX
l0”/car以上となると発光強度が低下するので望
ましくなく、lXl0”/af以下となると発光素子の
直列抵抗が高く・なりすぎ電流を流すと発熱するので望
ましくない。又、膜厚が2層m以上となると発光素子の
直列抵抗が高くなりすぎ電流を流すと発熱するので望ま
しくなく、膜厚が0.54以下となると発光強度が低下
するので望ましくない。 更に、高キャリア濃度n′″層3のキャリア濃度はlX
l0”〜lXl0”/carで膜厚は2〜lO虜が望ま
しい。キャリア濃度がlXl0”/car以上となると
結晶性が悪化するので望ましくなく、lXl0”/d以
下となると発光素子の直列抵抗が高くなりすぎ電流を流
すと発熱するので望ましくない。又、膜厚が10Jxn
以上となると基板が湾曲するので望ましくなく、膜厚が
2uI11以下となると発光素子の直列抵抗が高くなり
すぎ電流を流すと発熱するので望ましくない。
第1図は本発明の具体的な一実施例に係る発光ダイオー
ドの構成を示した構成図、第2図乃至第8図は同実施例
の発光ダイオードの製造工程を示した断面図、第9図は
低キヤリア濃度n層のキャリア濃度と発光強度及び発光
波長との関係を示した測定図である。 10°゛発光ダイオード 1−サファイア基板287〜
77層 3−高キャリア濃度n“層4゛低キャリア濃度
n層 5 p型部 50゛i層 51.52−電極 15−−孔
ドの構成を示した構成図、第2図乃至第8図は同実施例
の発光ダイオードの製造工程を示した断面図、第9図は
低キヤリア濃度n層のキャリア濃度と発光強度及び発光
波長との関係を示した測定図である。 10°゛発光ダイオード 1−サファイア基板287〜
77層 3−高キャリア濃度n“層4゛低キャリア濃度
n層 5 p型部 50゛i層 51.52−電極 15−−孔
Claims (2)
- (1)n型窒化ガリウム系化合物半導体(Al_XGa
_1_−_XN;X=0を含む)から成るn層と、 前記n層に接合し、p型不純物がドーピングされた半絶
縁性窒化ガリウム系化合物半導体(Al_XGa_1_
−_XN;X=0を含む)から成るi層と、前記i層の
上面から前記n層に至るまで前記i層に形成された孔を
通り前記n層と接合し、前記i層の上面に形成された、
前記n層のための第1の電極と、 前記第1の電極を前記i層で絶縁分離するように前記i
層の所定領域に電子線が照射されることによりp型に変
換されたp型部と、 前記p型部の上面に形成された前記p型部のための第2
の電極と を有する窒化ガリウム系化合物半導体発光素子。 - (2)n型窒化ガリウム系化合物半導体(Al_XGa
_1_−_XN;X=0を含む)から成るn層上に、p
型不純物のドーピングされた半絶縁性の窒化ガリウム系
化合物半導体(Al_XGa_1_−_XN;X=0を
含む)から成るi層を形成し、 前記i層の上面から前記n層に至るまで、前記n層に対
する電極を形成するための孔を前記i層に形成し、 前記孔を前記i層で分離するように、前記i層の所定領
域に電子線を照射することによりp導電型の半導体に変
換されたp型部と、 前記孔の周囲の前記p型部上において前記孔を通り前記
n層と接合する前記n層のための電極と、前記p型部の
上面において前記p型部のための電極とを形成する ことから成る窒化ガリウム系化合物半導体(Al_XG
a_1_−_XN;X=0を含む)発光素子の製造方法
。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2290059A JPH04163971A (ja) | 1990-10-27 | 1990-10-27 | 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子及びその製造方法 |
US07/781,913 US5281830A (en) | 1990-10-27 | 1991-10-24 | Light-emitting semiconductor device using gallium nitride group compound |
EP91118253A EP0483688B1 (en) | 1990-10-27 | 1991-10-25 | Light emitting semiconductor device using gallium nitride group compound |
DE69124190T DE69124190T2 (de) | 1990-10-27 | 1991-10-25 | Lichtemittierende Vorrichtung aus einer Verbindung der Galliumnitridgruppe |
CA002054242A CA2054242C (en) | 1990-10-27 | 1991-10-25 | Light-emitting semiconductor device using gallium nitride group compound |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2290059A JPH04163971A (ja) | 1990-10-27 | 1990-10-27 | 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04163971A true JPH04163971A (ja) | 1992-06-09 |
Family
ID=17751256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2290059A Pending JPH04163971A (ja) | 1990-10-27 | 1990-10-27 | 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04163971A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8934513B2 (en) | 1994-09-14 | 2015-01-13 | Rohm Co., Ltd. | Semiconductor light emitting device and manufacturing method therefor |
-
1990
- 1990-10-27 JP JP2290059A patent/JPH04163971A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8934513B2 (en) | 1994-09-14 | 2015-01-13 | Rohm Co., Ltd. | Semiconductor light emitting device and manufacturing method therefor |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5733796A (en) | Light-emitting semiconductor device using gallium nitride group compound | |
US5278433A (en) | Light-emitting semiconductor device using gallium nitride group compound with double layer structures for the n-layer and/or the i-layer | |
US6362017B1 (en) | Light-emitting semiconductor device using gallium nitride group compound | |
JP2698796B2 (ja) | 3族窒化物半導体発光素子 | |
JP2626431B2 (ja) | 窒素−3族元素化合物半導体発光素子 | |
US5905276A (en) | Light emitting semiconductor device using nitrogen-Group III compound | |
JP3795624B2 (ja) | 窒素−3族元素化合物半導体発光素子 | |
JPH06151968A (ja) | 窒素−3属元素化合物半導体発光素子 | |
JPH10107316A (ja) | 3族窒化物半導体発光素子 | |
JPH07263748A (ja) | 3族窒化物半導体発光素子及びその製造方法 | |
US6830992B1 (en) | Method for manufacturing a gallium nitride group compound semiconductor | |
JPH07131068A (ja) | 窒素−3族元素化合物半導体発光素子 | |
JPH03252177A (ja) | 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子 | |
JPH04163970A (ja) | 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の製造方法 | |
KR100289595B1 (ko) | 3족질화물반도체발광소자 | |
JPH0992880A (ja) | 3族窒化物半導体発光素子 | |
JP3026102B2 (ja) | 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子 | |
JP2663814B2 (ja) | 窒素−3属元素化合物半導体発光素子 | |
JPH04163971A (ja) | 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子及びその製造方法 | |
JPH06350137A (ja) | 窒素−3族元素化合物半導体発光素子 | |
JPH06291367A (ja) | 窒素−3族元素化合物半導体発光素子 | |
JPH03252178A (ja) | 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子 | |
JP2004080047A (ja) | 窒化ガリウム系化合物半導体の製造方法 | |
JP3383242B2 (ja) | 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子 | |
JPH09153643A (ja) | 3族窒化物半導体素子 |