JPH0416388B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はウエブ材料、すなわち膜状材料（以下
ウエブと称す）、特に紙ウエブを少なくとも１本
のもどしプーリを介して曲げて進行させるウエブ
案内装置に関する。

下記の記載においては紙巻きたばこ製造機に対
して用いられる場合について述べているが、本発
明の対象であるウエブ案内装置は、作業者が近づ
くことが困難であるような非直線軌道に沿つて細
帯状材料すなわちウエブ、特に紙ウエブが走行す
るような機械装置の何れかに対しても応用可能で
あることは明らかである。

〔従来の技術〕

紙巻きたばこ製造機はリールから巻戻された紙
ウエブを供給する供給装置を通常含む。この供給
装置において、紙ウエブは複数の作動ユニツトを
経てウエブが曲げられるもどしプーリに達し、更
に紙ウエブはベツドの上を水平方向に進む。ベツ
ドの上で紙ウエブは徐々に横方向に曲げられて細
長い円筒形状を形成するに至る。前記ベツドに沿
つて進行する紙ウエブは、前記もどしプーリ近く
で裁断されたたばこの葉の連続層を受け、たばこ
の葉を前記紙ウエブの細長い円筒体の中に包み込
むことによつて、細長い紙巻きたばこのロツドが
形成される。

紙巻きたばこ製造機の作動中に、紙ウエブが前
記もどしプールの上流で切断すると、ウエブが走
行している軌道に通常せつけられているセンサが
紙巻きたばこ製造機の作動を中断し、それによつ
て作業員が機械に触れることが可能になる。

作業員が機械を再度作動させる前に行わなけれ
ばならない多数の作業の中で、最もやつかいな作
業は明らかに紙ウエブを前記もとしプーリのまわ
りに添わせて通すこと、前記たばこの葉の層を供
給するコンベアの端部と前記ベツドとの間の通常
は狭い〓間に紙ウエブを引通すことである。

このような作業は紙巻きたばこ製造機で紙巻き
たばこのロツドを１本形成するときでさえ困難で
あり、同時に２本の紙巻きたばこのロツドを製造
することのできる２ロツド式紙巻きたばこ製造機
においては前記のような作業を行うことは殆ど不
可能になる。すなわち２ロツド式紙巻きたばこ製
造機では、２本の紙ウエブが用いられており、２
本の紙ウエブが２本のロツドに形成されるベツド
に沿つて進行する前に、２本の紙ウエブは互いに
同軸に配置された夫々のもどしプーリの外周に添
わせて通さなければならない。

その結果、前記２本のもどしプーリの内の１個
はその他方のもどしプーリに対して作業しなけれ
ばならない作業者には完全にかくれたものとな
り、したがつてそのもどしプーリに近づくことが
実際上できない。公知のウエブ案内装置が本願発
明と同一の出願人ジー．デイー・ソシエナ・ベ
ル・アテイオニから出願されたイタリヤ特許出願
第50484−Ａ−79号明細書に開示されている。こ
の公知のウエブ案内装置では前記もどしプーリの
外周に紙ウエブを添わせて通す作業が自動的に行
われ、前記もどしプーリと紙ウエブ用に設けられ
た軌動に沿つてもどしプーリの近くに配置された
他の固定機素と可動機素とが中空に作られており
そして紙ウエブと接触する区域に複数の穴が設け
られている。

前記もどしプーリと前記機素の内側は真空源に
連通しており、したがつて紙ウエブを前記移動可
能な吸引機素の中で最も近づきやすい上流の最初
の機素に触れさせるという簡単な作業で、紙ウエ
ブを前記もどしプーリの周りに添わせて進めさせ
てロツドを形成するベツドに到着させることがで
きる。

前記の型式の装置は、紙巻きたばこ製造機に関
する前述の諸問題を全く完全に解消するものであ
るけれど、非常に複雑であり且つ高価な装置であ
る。更に紙巻きたばこ製造機を連続使用してある
期間が経過すると、この型式の装置は前記吸引穴
の幾つかが塞がつてくることによつて機能が低下
してくることが判明した。吸引穴は紙ウエブを変
形したり又損傷したりしないように極く小さい寸
法に作ることが必要である。そのために長期間使
用するとこれらの吸引穴は紙ウエブ自体から脱落
した紙のちりや破片によつて時々塞がれることに
なる。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明の目的は人手を要する作業無しにプーリ
の周りに添わせてウエブを自動的に通すことので
きるような信頼性の高いウエブ案内装置を提供す
ることである。より具体的には紙巻きたばこ製造
機、特に紙巻きたばこのロツド形成用の少くとも
１個のベツドの上流の直ぐ側に配置された夫々の
もどしプーリの回りに少なくとも１本の紙の帯状
物を自動的に添わせて通すことが可能である２ロ
ツド式紙巻きたばこ製造機にも取付けることがで
きる簡単且つ経済的なウエブ案内装置を提供する
ことを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の目的は、少くとも一方を駆動するよう
に、互いに間隔をあけて設けられた２本の水平プ
ーリの周りに案内されるウエブ移送装置に、該ウ
エブ移送装置の下側から上側にウエブを案内する
ウエブ案内装置であつて、前記ウエブ移送装置が
下側から上側に変向される側の水平プーリの水平
方向外側にウエブ移送装置の走行間隔をあけて近
接して配置され、且つそれらの外周によつてウエ
ブ移送装置の走行方向に連続するようにＵ形状の
ウエブ走行軌道を形成する、中間曲面部分と該中
間曲面部分の前後に配置された第１部分と第２部
分とから成るウエブ湾曲手段と、前記第１部分の
上流のウエブ移送装置の領域に配置されてウエブ
をウエブ移送装置に沿わせるように作動するウエ
ブ保持手段と、前記中間曲面部分と協働して前記
第１部分から送出されたウエブを前記第２部分に
向けて案内する案内手段から成り、前記中間曲面
部分の周速がウエブ移送装置の走行速度と実質的
に同一速度になるように構成されていることを特
徴とするウエブ案内装置によつて達成される。

以下本発明の一実施態様を添附した図面を参照
して詳述する。

第１図及び第２図に本発明の第１の実施態様で
ある紙巻きたばこ製造機の入口端部を示し、図中
１は紙巻きたばこのロツド形成用ベツドを示す。
前記ベツドは紙巻きたばこ製造機の機台（図示せ
ず）に実質的に水平位置で固定され、前記ベツド
１が通気性があるように作られている２本の隣接
したコンベアベルト３の上方部分２を摺動可能に
支えている。上方と下方が夫々壁５および壁６に
よつて境界が定められたボツクス４が前記ベツド
１の入口端部に配置される。壁５がベツド１の上
部面と同一平面にある上方表面７を定め、一方第
２図に示すように壁６は左方から右方へ上向きに
傾斜して下方表面８を定める。前記ボツクス４の
ベツド１と反対側の端部の近くで、前記機台が共
通の水平軸を中心として回転可能な２本の隣接し
たプーリ９を支える。２本のコンベアベルト３が
２本のプーリ９の周りに夫々添わせて通されて連
続ループを形成する。コンベアベルトの下方部分
１０は一対の変向プーリ１１とボツクス４の壁６
の周りに添つて進む。

コンベアベルト３の上方部分２はベツド１の上
部表面に沿つて進行することができるようになつ
ており、夫々のコンベアベルト３の上の紙ウエブ
１２，１３には裁断されたたばこの葉の層（図示
せず）が出口端部分のみが示されている公知の供
給装置１４を用いて供給される。

均一に配置された半径方向の複数の穴１７を有
する管１６から構成されたプーリ１５がベツド１
の入口端部に対して２本のプーリ９の反対側に、
且つ２本のプーリ９の近くで水平位置に配置され
る。このプーリ１５は２本のプーリ９の回転軸に
平行な水平軸を中心として図示してない駆動手段
の作動を受けて回転するように、紙巻きたばこ製
造機の機台（図示せず）に回転可能に支えられ
る。

管１６が円筒チヤンバ１８の境界を定め、円筒
チヤンバ１８に一方において穴１７を経て外部と
連通し、他方において吸引装置（図示せず）に連
通する。吸引装置の入口ダクト１９は円筒チヤン
バ１８から軸線方向に延びる。この円筒チヤンバ
１８の中に、紙巻きたばこ製造機の機台に対して
は固定した位置でスクリーン機素２０が設けられ
る。スクリーン機素２０は少くとも180°を越える
角度が拡がる弧状表面２１によつて外側形状を定
められている。

前記弧状表面２１はプーリ１５と同軸に配置さ
れており、管１６の内側円筒表面の２個の弧状表
面の中２個のプーリ９に面する方の弧状表面と気
密シールを形成するよう協働する。

ボツクス４は上部と下部を夫々壁５および壁６
によつて境界を定められた内部チヤンバ２２を有
する。壁５および壁６は夫々均一に配置された複
数の貫通穴２３，２４を有し、且つ２本のベルト
３の上方部分２および下方部分１０と夫々接触す
る表面７と表面８を有する。チヤンバ２２は一方
において貫通穴２３，２４を経て外部と連通し、
他方において前記吸引装置（図示せず）と連通す
る。吸引装置の吸込ダクト２５はボツクス４の側
壁から外へ延びている。

前記プーリ９と前記プーリ１５の間には前記機
台に支えられてダブルフエース案内ブロツク２６
が配置され、案内ブロツク２６の両側面はプーリ
９とプーリ１５の外郭線に正しく合せて作られて
おり、且つ案内ブロツク２６の平表面２７，２８
は前記表面７と表面８と夫々同一平面を形成する
ように作られて配置されている。

プーリ１５はその外周面に複数の環状溝２９を
有し、前記案内ブロツク２６にはプーリ１５に向
けて水平方向に延びる夫々の突起体３０が設けら
れ、突起体３０は前記環状溝２９に摺動しながら
係合する。第１図に示したように、２枚の紙ウエ
ブは下方から夫々の変向プーリ３１に供給され、
それから実質的にＵ形状をした軌道に沿つて夫々
のコンベアベルト３の上方部分２上に進む。前記
Ｕ形状のウエブ走行軌道は中間曲面部分と案内ブ
ロツク２６の平表面２８である第１部分と案内ブ
ロツク２６の平表面２７である第２部分とで形成
される。前記中間曲面部分はプーリ１５の外表面
の一部分である。なお前記第１部分はプーリ１１
とプーリ１５の間で且つベルト３の下方部分１０
から平表面２８にかけて接線方向に延びる第１直
行部分の一部を形成し、一方前記第２部分は平表
面２７からベルト３の上方部分２にかけて接線方
向に延びる第２直行部分の一部を形成する。より
詳しくは、前記Ｕ形状軌道の曲面部分では複数の
穴１７がスクリーン機素２０によつてカバーされ
ておらず、したがつてダクト１９と直接連通して
いるプーリ１５の円周部分に沿つて延びている。

前記プーリに当接して全体として３２で示され
る案内手段が置かれる。案内手段はベルト３、プ
ーリ１５および前記吸引手段と組合されて本発明
の対象を構成するウエブ案内装置を形成する。前
記案内手段３２は自由ローラ３３を有し、自由ロ
ーラ３３の軸線はプーリ１５の軸線と平行であり
そして自由ローラ３３は下部が軸３５に固定され
た２本の実質的に垂直なアーム３４によつてプー
リ１５に実質的に接触して支えられている。軸３
５はプーリ１５の軸線と平行であり且つ前記機台
によつてプーリ１５の下方で回転可能に支えられ
ている。らせん形状のばね３６が軸３５の一部分
の周りに巻かれ、そしてばね３６の一端はアーム
３４の片方に係合し、ばね３６の他端は機台に固
定されたピン３７に係合する。

ローラ３３の円周表面は高摩擦係数を有するゴ
ム又はそれに類する他の弾性材料から作られてい
るのが好ましい。そしてローラ３３はスプリング
３６によつてプーリ１５に向けて押付けられてい
る。たゞし清掃を行う時やその他の理由のために
ローラ３３をプーリ１５から引離すことができる
ようになつている。

使用時において、作動の開始時あるいは作動が
開始された後に起きるウエブ１２とウエブ１３の
片方又は両方の切断が生じた時でウエブ１２とウ
エブ１３とをプーリ１５を越えて通さなければな
らい時に、ウエブ１２とウエブ１３はウエブの自
由端部すなわち先端がプーリ３１の上に表れる迄
減速した速度で前進させられる。この時に前記吸
引装置（図示せず）を廻すことによつて、チヤン
バ２２とトヤンバ１８内に真空を発生させること
ができ、したがつて穴２３と穴２４およびスクリ
ーン機素２０でカバーされていない部分の穴１７
を通つて空気流を発生させることができる。した
がつて、ウエブ１２とウエブ１３は夫々のベルト
３によつてプーリ１５に向けて供給される。この
場合ウエブ１２とウエブ１３は夫々のベルト３を
介してボツクス２２の壁６に付着する。

ウエブ１２とウエブ１３がプーリ１５に到達す
ると、ウエブ１２とウエブ１３の夫々の先端は吸
引されてプーリ１５の外表面に引付けられてプー
リ１５とローラ３３の間に挿入されるようにな
る。プーリ１５に実質的に接触するので摩擦によ
つて回転させられているローラ３３はベルト３と
前記吸引手段と協働してウエブ１２とウエブ１３
を確実にベツド１に向けて前進させる。

その結果ウエブ１２とウエブ１３の先端は案内
ブロツク２６を越えて押し出されて最初にベルト
３の部分２とベツド１に到達する。この時にウエ
ブ１２とウエブ１３は壁５の複数の穴２３を通つ
て与えられた吸引力によつてベルト３にくつつい
ている。

前述の方法でウエブ１２とウエブ１３がベルト
３の部分２に到達したときには、当然ダクト１９
とダクト２５を通つて与えられた吸引空気流は停
められる。前記ローラ３３がプーリ１５に当接す
るように位置決めされていることが本発明のウエ
ブ案内装置を非常に信頼性の高いものにし、ウエ
ブ１２とウエブ１３とがそれらウエブを搬送する
各機素との間でスリツプするのを防いでいるとい
うことが強調される。

さらに、ローラ３３を前述の吸引力によつて作
用する複数の引付け機素と組合せで用いる代わり
に、引付け機素なしでローラ３３だけを用いても
満足する作動を得ることができるということが確
められている。この場合にはウエブ１２とウエブ
１３をローラ３３とプーリ１５の間のニツプへ手
動で運んでニツプに挿入しなければならない。な
お前記ニツプの下流のウエブ１２とウエブ１３の
自由表面の適当な場所に固定又は可動の案内手段
（図示せず）を当接するように設ければ、ウエブ
１２とウエブ１３のベツド１に向けての正しい移
送を促進する。

第３図に本発明の装置の他の実施態様を示す。
前述の第１の実施様態において、ボツクス４の壁
５と壁６によつて占められた位置と正確に同一位
置に２個の壁３８，３９が配置されている。前記
穴付きプーリ１５は穴のあいてないプーリ４０に
代えられる。案内手段３２は２本のアーム４２
（第３図ではその内の１本だけが図示されている）
を含んで構成された案内手段４１に代えられ、案
内手段４１の長さと形状はウエブ１２とウエブ１
３がベルト３の下方部分１０に沿い且つプーリ４
０に添つて走行する軌道の該当する部分に実質的
に対応した長さと形状になつている。２本のアー
ム４２はプーリ４０の軸線に平行な軸４３によつ
て支えられ、そして２本のアーム４２が前記プー
リ４０に平行に且つアーム４２に沿つて規則正し
く配置された複数のローラ４４を回転可能に支え
る。複数のローラ４４は壁３９に近接したベルト
３と案内ブロツク２６の表面２８とプーリ４０か
ら成る一連の連続部分とに当接するように配置さ
れている。ローラ４４の夫々の円周表面は、ロー
ラ３３と同様に、高摩擦係数を有するゴム又は他
の弾性材料から作られていると好ましい。さらに
複数のローラ４４を弾性的に２本のアーム４２に
載置することを試みてもよい。この弾性的に載置
する方法は当業者にとつて明らかなことであるの
で本明細書に図示あるいは説明する必要はないも
のと考える。

前記固定案内手段を２本のアーム４２で構成す
ることができる。

第３図に示した装置の作動は第１の実施態様の
装置の作動と非常に類似した方法で行われる。２
本のベルトが減速して進む間に、ウエブ１２とウ
エブ１３の先端は夫々のプーリ３１を廻つて通さ
れて２本のベルト３の下方部分１０と案内手段４
１の間の挿入される。そしてこれらのウエブ１２
とウエブ１３は複数のローラ４４と２本のベルト
３との間ではさまれながらプーリ４０迄搬送され
る。

前記案内手段４１を前に説明した吸引手段と組
合せて作動させることもできる。前記吸引手段を
案内手段３２又は案内手段４１に協働させれば、
本発明のウエブ案内装置の信頼性は前に記載した
公知の装置の信頼性に比して著しく増加すること
はこれ迄に説明されたことから明らかであろう。
又前記吸引手段がない場合でも本発明の装置に明
らかにマイナスと思われるような性能を与えるこ
となしに、装置を経済的に作ることができる。

こゝに説明した２種類のウエブ案内装置は２本
の紙巻きたばこ用ロツドを同時に形成するために
２枚の紙ウエブがベツド１に沿つて進められるよ
うな紙巻きたばこ製造機について述べているが、
紙ウエブを移送し且つ案内する全ての部材の軸線
方向の寸法を短くすることによつて一枚の紙ウエ
ブを取扱えるようにすることができる。

本発明の原理は本発明の特許請求の範囲から離
れることなく数多くの変形例を前記装置に与える
ことができる。例えば案内手段４１の複数のロー
ラ４４が連続的に作動する１本以上のエンドレス
ベルトによつて囲まれるようにしてウエブ１２と
ウエブ１３に当接して走行するようにすることも
できる。この場合にはローラ４４の数を減少する
ことができる。

〔発明の効果〕

本発明によるウエブ案内装置は前述のように構
成されているので、もどしプーリの外周にウエブ
を添わせる作業を作業員が直接もどしプーリの近
傍に接近する事なく行うことができ、且つ簡単な
構造であるので安価に供給できるという利点を有
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のウエブ案内装置の第１の実施
例の平面図であり、第２図は第１図のウエブ案内
装置の略断面図であり、第３図は本発明のウエブ
案内装置の第２の実施例の略断面図である。 １……ベツド、３……コンベアベルト、１２，
１３……ウエブ、１５，４０……プーリ、１７，
２３，２４……吸引手段（穴）、３３，３４……
ローラ、４２……固定案内部材（アーム）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 少くとも一方を駆動するように、互いに間隔
   をあけて設けられた２本の水平プーリの周りに案
   内されるウエブ移送装置に、該ウエブ移送装置の
   下側から上側にウエブを案内するウエブ案内装置
   であつて、 前記ウエブ移送装置３が下側から上側に変向さ
   れる側の水平プーリ９の水平方向外側にウエブ移
   送装置３の走行間隔をあけて近接して配置され、
   且つそれらの外周によつてウエブ移送装置３の走
   行方向に連続するようにＵ形状のウエブ走行軌道
   を形成する、中間曲面部分１５と該中間曲面部分
   １５の前後に配置された第１部分２８と第２部分
   ２７とから成るウエブ湾曲手段と、前記第１部分
   ２８の上流のウエブ移送装置３の領域に配置され
   てウエブ１２，１３をウエブ移送装置３に沿わせ
   るように作動するウエブ保持手段２４，４１と、
   前記中間曲面部分１５と協働して前記第１部分２
   ８から送出されたウエブ１２，１３を前記第２部
   分２７に向けて案内する案内手段３３，３４から
   成り、前記中間曲面部分１５の周速がウエブ移送
   装置３の走行速度と実質的に同一速度になるよう
   に構成されていおることを特徴とするウエブ案内
   装置。 ２ 前記案内手段が前記中間曲面部分１５の軸線
   と平行な軸線を有する少くとも１個のローラ３３
   を含んで構成され、前記中間曲面部分１５と対応
   して作動することを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載のウエブ案内装置。 ３ 前記案内手段が前記中間曲面部分１５の軸線
   と平行な軸線を有する一連のローラ４４を含んで
   構成され、前記第１部分２８の上流の前記ウエブ
   移送装置３に近接して配置されることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載のウエブ案内装置。 ４ 前記案内手段が、前記第２部分２７の上流の
   前記ウエブ移送装置３に近接して配置された、少
   くとも２個のローラ４４の周りにループ状に巻付
   けられた、少くとも１個のベルトを含んで構成さ
   れることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   のウエブ案内装置。 ５ 前記ローラ３３，３４が弾性的に支えられて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第２項、第
   ３項又は第４項の何れかの項に記載のウエブ案内
   装置。 ６ 前記ローラ３３，３４の円周表面が高摩擦係
   数を有する弾性材料から作られていることを特徴
   とする特許請求の範囲第２項、第３項、第４項又
   は第５項の何れかの項に記載のウエブ案内装置。