JPH0416368B2 - - Google Patents

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JPH0416368B2
JPH0416368B2 JP2114187A JP2114187A JPH0416368B2 JP H0416368 B2 JPH0416368 B2 JP H0416368B2 JP 2114187 A JP2114187 A JP 2114187A JP 2114187 A JP2114187 A JP 2114187A JP H0416368 B2 JPH0416368 B2 JP H0416368B2
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JP
Japan
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conveyance
counter
interval
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JP2114187A
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JPS63189312A (ja
Inventor
Katsunaga Narita
Yutaka Iga
Makoto Mori
Masashi Nakayama
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2114187A priority Critical patent/JPS63189312A/ja
Publication of JPS63189312A publication Critical patent/JPS63189312A/ja
Publication of JPH0416368B2 publication Critical patent/JPH0416368B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この発明は、搬送ラインにおける被搬送物の搬
送不良検出システムに関するもので、特に、搬送
不良検出の時間遅れが少なく、誤検出も少ない搬
送不良検出システムに関する。 (従来の技術とその問題点) 次々と搬入される被搬送物に所定の処理を施し
つつ、これらの被搬送物を搬送ラインに沿つて搬
送する搬送システムが、種々の分野で用いられて
いる。このような搬送システムの一例を模式図と
して第11図に示す。第11図において、この搬
送システム1は搬送機構としてのベルトコンベヤ
2を備えている。そして被搬送物3は、このベル
トコンベヤ2によつて図のP方向に搬送され、着
目している搬送区間Rにおいて、所定の処理を受
ける。 ところが、このような搬送システムにおいて
は、搬送区間R内における被搬送物3の引掛りな
どによつて、被搬送物3の搬送不良が生じること
がある。このため、搬送不良を検出するためのシ
ステムが種々提案されている。 そのうちの第1のシステムでは、第11図中に
示すように、被搬送物3を検出するための検出セ
ンサ4a,4bを、搬送区間Rの入口側5aおよ
び出口側5bにそれぞれ設けている。この検出セ
ンサ4a,4bとしては、たとえば、反射形の光
センサが用いられる。そして、これらの検出セン
サ4a,4bの検出出力はタイマ6に与えられ
る。 このシステムでは、被搬送物3が入口側5aの
検出センサ4aによつて検出されるとタイマ6が
計時を開始する。また、出口側5bの検出センサ
4bによつて被搬送物3が検出されるとこのタイ
マ6がリセツトされる。このため、搬送区間Rの
内部で搬送不良が発生し、被搬送物3が出口側5
bに出てこなくなると、タイマ6はリセツトされ
ることなく計時を続ける。すると、タイマ6は所
定時間後にカウントアツプし、それによつて搬送
不良が検出される。 また、第2のシステムでは、入口側5aの検出
センサ4aを省略し、搬送区間Rの出口側5bの
みで被搬送物3を検出する。そして、検出センサ
4bが被搬送物3を検出していない状態になると
タイマ6の計時を開始させ、被搬送物3を検出す
るとタイマ5をリセツトする。このため、搬送不
良が生じて被搬送物3が検出されなくなると、タ
イマ6のリセツト動作が行なわれなくなり、タイ
マ6は所定時間後にカウントアツプする。それに
よつて搬送不良が検出され、警報などが発生す
る。 ところが、これらの従来のシステムのうち、第
1のシステムでは搬送不良検出の時間的遅れが大
きいという問題がある。つまり、ある時刻におい
て第11図の位置Qで搬送不良が発生しても、こ
の位置Qから出口側5bまでの区間に存在する被
搬送物3がすべて搬出され、その後、タイマ6の
カウントアツプ時間が経過した後でなければ搬送
不良を知ることができない。 また、第2のシステムでは、被搬送物3の搬入
間隔が長くなると搬送不良と判定され、誤警報な
どがでてしまうという問題がある。すなわち、単
なる作業中断などの場合にもタイマ6が計時を続
けるため、所定時間後にはカウントアツプによつ
て警報が出てしまうのである。 さらに、上記第1のシステムにおいて、搬送機
構の搬送速度を変更すると、タイマ6に設定して
いるカウントアツプ時間を再設定しなければなら
ず、搬送速度の変更に伴つて附随的な処理が必要
となるという問題もある。 (発明の目的) この発明は従来技術における上述の問題の克服
を意図しており、搬送不良検出の時間遅れが少な
く、誤検出の発生も防止できるとともに、搬送速
度の変更の影響を受けない搬送不良検出システム
を提供することを目的とする。 (目的を達成するための手段) 上述の目的を達成するため、この発明は、所定
の搬送機構によつて搬送される被搬送物につい
て、所定の搬送区間における搬送不良を検出する
ためのシステムであつて、前記搬送機構の駆動
量を検出する駆動量検出手段と、前記搬送区間
の入口側および出口側にそれぞれ設けられて、前
記被搬送物の搬入と搬出をそれぞれ検出する第1
と第2の被搬送物検出手段と、前記第2の被搬
送物検出手段によつて前記被搬送物の搬出が検出
されるごとに計時を開始し、前記駆動量に応じた
時間単位で計時を進める出口側計時手段と、前
記出口側計時手段における計時の開始から所定の
基準期間が経過するまでに次の被搬送物の搬出が
検出されないときに搬送不良警告信号を発生する
搬送不良警告信号発生手段と、前記第1の被搬
送物検出手段による検出に基づいて、前記被搬送
物の搬入時間間隔を前記駆動量に応じた時間単位
で計時する入口側計時手段と、前記搬入時間間
隔が前記基準期間よりも長いときには、検出され
た前記搬入時間間隔によつて前記基準期間を変更
する基準期間変更手段とを備え、前記搬送不良警
告信号に基づいて前記被搬送物の搬送不良を検出
することを特徴とする搬送不良検出システムを提
供する。 (実施例) A 実施例の概略構成 第1図はこの発明の一実施例である搬送不良検
出システムが組込まれた搬送システムの模式図で
ある。第1図において、この搬送システム10
は、第11図の搬送システム1と同様に、被搬送
物3を矢印P方向へと搬送するためのベルトコン
ベヤ2を備えている。このベルトコンベヤ2は、
第1図の左方から右方へと伸びる搬送ラインに沿
つて設けられている。また、このベルトコンベヤ
2のプーリ11はモータMに連結されており、こ
のモータMの駆動力によつて回転駆動される。 第2図に示すように、このモータMのロータシ
ヤフト12には、プーリ駆動用ギヤ13のほか
に、歯車状の回転板14が取付けられている。そ
して、この回転板14のエツジ付近には、発光素
子と受光素子とを備えた反射形の光センサ15が
配設されている。このため、この光センサ15か
らは、ベルトコンベヤ2の駆動量に応じた数だけ
のパルスを含んだ駆動量検出信号Sが出力され
る。つまり、上記回転板14とこの光センサ15
とによつて、「駆動量検出手段」が形成される。 一方、第1図のベルトコンベヤ2によつて搬送
される搬送区間Rの入口側5aおよび出口側5b
には、第11図のシステムと同様に、被搬送物3
を検出するための検出センサ4a,4bがそれぞ
れ設けられている。この検出センサ4a,4b
は、搬送区間Rの前後に設けられた他のベルトコ
ンベヤ16a,16bのベルト間隙を通して被搬
送物3を光学的に検出する。そして、これらの検
出センサ4a,4bのそれぞれの出力信号Sa,Sb
は、上記駆動量検出信号Sとともに、検出制御装
置20に与えられる。これらのうち、出力信号
Sa,Sbは、それぞれ、被搬送物3の搬入検出信号
および搬出検出信号としての意味を有する。 第3図はこの検出制御装置20の内部構成を示
す概略ブロツク図である。この検出制御装置20
はマイクロコンピユータ21を備えており、この
マイクロコンピユータ21はCPU22やメモリ
23などによつて構成されている。また、検出制
御装置20には、それぞれがタイマとしての機能
を果す6個のカウンタ31〜36や、警報表示の
ための表示装置24なども設けられており、これ
らは上記マイクロコンピユータ21に接続されて
いる。これらのカウンタ31〜36のうち、カウ
ンタ35はアツプカウンタであるが、他のカウン
タ31〜34,36はダウンカウンタである。ま
た、これらのカウンタ31〜36のクロツク信号
としては上記駆動量検出信号Sが与えられてい
る。このため、これらのカウンタ31〜36は、
ベルトコンベヤ2の駆動量に応じた時間単位でカ
ウント(計時)を行なうことになる。 B 実施例の動作 次に、このような概略構成を有する実施例の動
作を、各カウンタ31〜36の機能を中心にして
説明する。これらのカウンタ31〜36は互いに
関連しつつ動作するのであるが、以下では、理解
を容易にするため各カウンタ31〜36ごとに動
作を分説する。また、これらのカウンタ31〜3
6を区別するために、これらを次のように呼ぶこ
とにする。これらの用語を用いる理由は、後の説
明から理解できるため、ここでは詳述しない。 カウンタ31……先頭異常検出カウンタ (カウント設定値=DT,カウント値=CT) カウンタ32……出口間隔異常検出開始カウン
タ (カウント設定値=DS,カウント値=CS) カウンタ33……出口間隔異常検出カウンタ (カウント設定値=D,カウント値=C) カウンタ34……出口間隔異常検出終了カウン
タ (カウント設定値=De,カウント値=Ce) カウンタ35……入口間隔測定カウンタ (カウント設定値=“0”,カウント値=Cd) カウンタ36……初期化カウンタ (カウント設定値=Di,カウント値=Ci) これらのうち、カウンタ33,35がこの発明
における「出口側計時手段」、「入口側計時手段」
にそれぞれ相当する。 さらに、以下の説明内容の主要部をまとめて第
9図に示してあり、この第9図も適宜参照された
い。 (B−1) 先頭異常検出カウンタ31 このカウンタ31は、ロツト単位で搬送される
被搬送物3のうち、最初に搬入された被搬送物
(先頭被搬送物)に搬送不良が生じたか否かを判
定するために使用されるカウンタである。このカ
ウンタ31に関連するCPU22の動作が第4図
に示されており、以下、この第4図を参照する。 まず、ステツプS11において、第1図の検出
センサ4aから搬入検出信号Saがオンとなつてい
るかどうかをCPU21が判定する。そして、先
頭被搬送物が搬入されてこの信号Saがオンとされ
るとステツプS12に進み、先頭異常検出カウン
タ31のカウントを開始させる。このとき、後述
するように、出口間隔異常検出開始カウンタ32
のカウント開始も行なわれる。このうち、先頭異
常検出カウンタ31のカウント設定値DTは正常
な搬送動作が行なわれる場合に被搬送物3が入口
側の検出センサ4aから出口側の検出センサ4b
へ至るまでの所要時間aと、所定のマージンbと
を加えた値とされている。すなわち、 DT=a+b ……(1) である。(第9図a参照)ただし、これらの値は
駆動量検出信号Sのパルス数tを時間単位とした
値を持つている。後述する各量も同様である。 第4図の次のステツプS13では、後述する出
口間隔異常検出開始カウンタ32がアツプしてい
るかどうかを見る。このカウンタ32は、ここで
考えている先頭異常検出カウンタ31と同時に計
時を開始しており、そのカウント設定値DSは、 DS=a−c ……(2) で与えられている。ただし、cはマージンである
(第9図b参照)。 このため(2)式で示される時間が経過すると出口
間隔異常検出開始カウンタ32はアツプする。す
ると、CPU21内に設けられたフラグFが後述
する処理によつて“1”とされ、このフラグFが
“1”であることを知ることによつて、第4図の
ステツプS13からS14へと進む。このステツ
プS14では、先頭異常検出カウンタ31がアツ
プしたか否かを判定するが、 a−c<t<a+b ……(3) の期間内ではカウンタ31がアツプすることはな
い。このため、ステツプS14からS15へと進
み、出口側の検出センサ4bからの搬出検出信号
Sbがオン状態となつているかどうかを見る。 そして、この搬出検出信号Sbがオンとなつてい
る場合には(3)式の期間内で先頭被搬送物が出口側
5bに搬出されたことを意味するため、ステツプ
S16でこのカウンタ31をリセツトする。ま
た、フラグFを“0”にすることによつて、出口
間隔異常検出開始カウンタ32がアツプしたとい
う記憶をクリアし、このルーチンを終了する。 一方、搬出検出信号Sbがオンとならないままで
先頭異常検出カウンタ31がアツプすると、先頭
搬送物を搬入してから(a+b)以上の時間が経
過したにもかかわらず、この先頭搬送物が搬出さ
れていないことを意味する。このため、ステツプ
S14からS17へ進み、先頭搬送物の搬送不良
を知らせる搬送不良警告信号を発生して、警報表
示を第3図の表示装置24に行なわせる(第9図
a参照)。その後、ステツプS18でこのカウン
タ31をリセツトしてフローを終える。 このようにして、このカウンタ31は、ロツト
の先頭搬送物についての搬送不良を検出するため
に使用される。 (B−2) 出口間隔異常検出開始カウンタ32 このカウンタ32は、出口側5bにおける搬送
物3の搬出間隔の異常から搬送不良を検出するに
あたつて、その検出動作自身を適切な時点から開
始させるために使用される。つまり、間隔異常の
検出そのものは後述する出口間隔異常検出カウン
タ33によつて行なわれるわけであるが、この動
作は、先頭搬送物が搬出される予想時刻付近から
開始させることが望ましい。それは、あまり早く
からカウンタ33を動作させると、先頭搬送物が
搬出される以前にカウンタ33がアツプして搬送
不良(間隔異常)とされてしまうからである。 この出口間隔異常検出開始カウンタ32に関連
する動作が第5図に示されている。この第5図に
おいて、このカウンタ32は、入口側5aの検出
センサ4aから与えられる搬入検出信号Saがオン
となり、かつ後述する出口間隔異常検出終了カウ
ンタ34がアツプしていない状態下で、カウント
をスタートする(ステツプS21,S22,S2
3)。ただし、出口間隔異常検出終了カウンタ3
4がアツプして出口間隔異常検出終了の旨の指示
があつたときには、ステツプS24でカウンタ3
2をリセツトして第5図のフローを終了する。こ
れは、後述するように、搬入作業の中断などを行
なつた際に無用の警報を出さないようにする目的
で設けられているルーチンである。 ステツプS23でカウンタ32がカウントを開
始した後、既述した(2)式のカウント設定値だけの
カウントが完了するまでは、次のステツプS25
の判断は“NO”となり、ステツプS22へ戻
る。ただし、カウント開始後においては、ステツ
プS23は「カウント持続」と読替えられる。そ
して、(2)式で示される時間DSが経過した時点で
このカウンタ32がアツプする。このようなアツ
プが発生したという事実は、フラグFを“1”と
することによつて記憶される(ステツプS26)。 (B−3) 出口間隔異常検出カウンタ33 このようにして出口間隔異常検出開始カウンタ
32がアツプすると、それに応答して出口間隔異
常検出カウンタ33がカウントを始め、出口側5
bにおける搬送物3の間隔異常から搬送不良を検
出するルーチン(第6図)がスタートする(第9
図b,c参照)。このカウンタ33のカウンタ設
定値(基準期間)Dは、 D=DK+d ……(4) である。ただし、DKは正常な搬送が行なわれて
いる場合の被搬送物3の搬送間隔(基準間隔値)
であり、dは誤差を見込んだマージンである。こ
のうち、基準間隔値DKは、当初、あらかじめ設
定された初期値Kとされているが、後述するカウ
ンタ35,36の動作に基いて適宜変更されるよ
うになつている。 第6図において、出口間隔異常検出開始カウン
タ32がアツプした後、先頭の被搬送物3が搬出
終了して(ステツプS32)、ステツプS31か
らS33へ進む。この時点では出口間隔異常検出
カウンタ33はカウントを開始していないため、
このカウンタ33がアツプしていることはない。
このため、ステツプS31からS32,S33を
経てS36へ進む。ところが、被搬送物3の搬出
検出はまだ行なわれていないのが常態であるた
め、ステツプS36からS38へ移つてこのカウ
ンタ33のカウントを開始させ、ステツプS31
へ戻る。ただし、このステツプS38は、カウン
ト開始後には「カウント持続」と読替えられる。 このカウンタ33がアツプする前に搬出検出信
号SbがオンになるとステツプS32,S33,S
36からS37へ進み、このカウンタ33自身を
リセツトして設定値Dに戻す。そして搬出検出信
号SbがオフになるとステツプS36からS38へ
進むようになり、再びカウントを開始させる。つ
まり、設定値Dに相当する時間間隔内に次の被搬
送物3が搬出されれば正常な搬送状態であると判
断し、警報表示などを行なわないのである。 一方、カウンタ33がアツプしてしまつた場合
には、搬送物3の搬出間隔が大きくなり過ぎてお
り、何らかの搬送異常が生じているものと考える
ことができる。このため、この場合にはステツプ
S33からS34へ進んで搬送不良警告信号を発
生し、それによつて警報表示を行なわせるととも
に、ステツプS35でこのカウンタ33をリセツ
トしておく(第9図c参照)。 この出口間隔異常検出ルーチンでは、搬送不良
が発生してからそれが検出されるまでの遅れは、
搬送不良を生じる直前の被搬送物3が不良発生時
点から出口側5bに搬出されるまでの時間Tに上
記設定値Dを加えた時間である。一方、第11図
を参照して説明した従来の第1のシステムでは、
この遅れは(T+a)以上となる。そして、前述
したようにaはひとつの被搬送物3が搬入されて
からそれが搬出されるまでの標準時間であり、D
は搬送間隔に応じた基準期間に相当する。このた
め、通常Dはaよりもかなり小さく、この実施例
における検出遅れ(T+D)は、従来のシステム
における遅れ(T+a)よりもはるかに小さなも
のとなつている。 (B−4) 出口間隔異常検出終了カウンタ34 ところで、ロツトの切れ目などのように被搬送
物3の搬入が中断される際には、出口間隔異常検
出ルーチン(第6図)を止めておくことが望まし
い。それは、このような場合にも第6図のルーチ
ンを働かせたままでいると出口間隔異常とされて
しまうからである。 出口間隔異常検出終了カウンタ34にはこのよ
うな状況に対応して設けられているものであつ
て、カウント設定値De(=a)だけの期間に全く
被搬送物3が搬入されていないときには第6図の
ルーチンを止めるように作用する。換言すれば、
ベルトコンベヤ2の上に被搬送物3が存在しなく
なると第6図のルーチンを止めるのである。 この処理が第7図に示されている。まず、搬入
検出信号SaがオンでないときにはステツプS41
からS42へと進むが、このカウンタ34はまだ
カウントを開始していないためにさらにステツプ
S43へと進む。そして、このステツプS43で
カウンタ34のカウントをスタートさせる。スタ
ート後には、このステツプS43は「カウント持
続」に読替えられる。 このカウンタ34がアツプする前に搬入検出信
号Saがオンになると、期間De以内に次の被搬送
物3が搬入されたことになるため、ステツプS4
4でこのカウンタ34をリセツトし、新たにカウ
ントを始める。一方、次の被搬送物3が搬入され
ることなくカウンタ34がアツプすると、ステツ
プS41,S42からステツプS45へと進む。
そして、このステツプS45では、カウンタ3
2,33,35をリセツトするとともに、出口間
隔異常検出カウンタ33のカウント設定値Dを初
期値(K+d)に戻してステツプS41に戻る。
これらのうち、カウンタ35の性質や設定値Dの
変更などについては後述する。 次の被搬送物3が搬入されるまではステツプS
41,S42,S45を通るルーチンが繰返さ
れ、これによつてカウンタ32,33,35は実
質的にリセツトされ続ける。つまり、搬入の中断
などが発生すると、これらのカウンタ32,3
3,35のカウントに基く動作(出口間隔異常検
出ルーチンなど)は終了状態を維持することにな
る(第9図d,c参照)。 (B−5) 入口間隔測定カウンタ35、初期化
カウンタ36 これらのカウンタ35,36は、出口間隔異常
検出カウンタ33のカウント設定値(基準期間)
Dに含まれる基準間隔値DKの値を変更するため
に使用される。つまり、入口側5aにおける搬入
間隔Tiが大きくなると基準間隔値DKをそれに応
じた大きな値に変更し、搬入間隔Tiが小さくなる
と基準間隔値DKを初期値Kへと戻す作用を行な
う。このうち、前者はカウンタ35による計時に
基いて、また後者はカウンタ36による計時に基
いて、それぞれ実行される。 第8図はこれらのカウンタ35,36のカウン
ト動作に基く上記変更動作の詳細を示すフローチ
ヤートである。以下、この第8図を参照してこの
変更動作を説明する。ただし、カウンタ35のカ
ウント設定値Ddは当初、上記初期値Kに設定さ
れているものとする。また、他方のカウンタ36
のカウント設定値Diは、 Di=a+f ……(5) となつている。ただし、fは誤差マージンであ
る。 まず、搬入検出信号Saがオンとなつていない状
態では第8図のステツプS51とS52とを繰返
し、それによつて入口間隔測定カウンタ35のみ
がカウントを開始・持続する。そして、搬入検出
信号SaがオンとなるとステツプS51からS53
へと進み、入口間隔測定カウンタ35のカウント
値(測定値)Cdが基準間隔現在値DKと比較され
る。ただし、ここでは、先頭の被搬送物3は既に
搬入されており、2番目以後の被搬送物3が搬入
された時点を考えているものとする。 そして、Cd>DKであるときには、搬入間隔が
大きくなつていることを意味するため、ステツプ
S54に進んでカウント設定値の変更を行なう。
この変更は次の各処理を含んでいる。 基準間隔現在値DKを、カウント値Cdの値に
変更する。これは、次回の処理ループにおいて
ステツプS53における比較基準を変更させる
ために行なわれる。 上記によつて変更された後の基準間隔現在
値DKを用いて、出口間隔異常検出カウンタ3
3の新たな設定値(基準期間)Dとする。つま
り、前述した(4)式の基準間隔値DKを変更し、
それによつて出口間隔測定に基く搬送不良検出
での基準期間Dも変更するのである(第9図e
参照)。これによつて、搬入間隔が広がつたこ
とに起因する無用の誤警報の発生を防ぐことが
できるようになる。 なお、ステツプS54における他の処理は、入
口間隔測定カウンタ35と初期化カウンタ36と
のリセツトであり、これを終えるとステツプS5
1へと戻る。 一方、ステツプS53において入口間隔測定カ
ウンタ35のカウント値(測定値)Cdが基準間
隔現在値Dk以下であると判断されたときにはス
テツプS55へ進み、出口間隔異常検出カウンタ
33における基準間隔値DKが初期値Kであるか
どうかを見る。DK>Kであるときにはステツプ
S55を経てステツプS57に進み、さらにカウ
ント値Cdと初期値Kとを比較する。カウント値
Cdが初期値K以下であるときにはステツプS5
8へ進み、入口間隔測定カウンタ35をリセツト
するとともに初期化カウンタ36のカウントをス
タート・持続させる。そして、その直後ではステ
ツプS59が“NO”となつてステツプS51へ
戻る。 被搬送物3の搬入間隔測定値Cdが基準間隔初
期値K以下である状態が期間Di(=a+f)だけ
持続すると、初期化カウンタ36がアツプし、ス
テツプS59の判断が“YES”となる。このと
きには、搬入間隔が初期値K以下となつた直後の
被搬送物3が出口側5b付近にさしかかつてい
る。それは、上記期間Diに含まれる量aとして、
ベルトコンベヤ2の一端から他端まで被搬送物3
が搬送されるに要する標準的な時間を設定してい
るためである。 このため、次のステツプS60では、基準間隔
値DKを初期値Kに戻すとともに、このようにし
て変更された新たな基準間隔値DK(=K)によつ
て、出口間隔異常検出カウンタ33のカウント設
定値(基準期間)Dを(4)式で求め、それによつて
カウント設定値Dを初期値(K+d)に戻す(第
9図f参照)。また、入口間隔測定カウンタ35
および初期化カウンタ36をリセツトする。 なお、ステツプS55でDK=Kと判断された
場合には、基準間隔値DKを改めて初期値Kとす
る必要はないため、ステツプS56でカウンタ3
5,36をリセツトしてステツプS51に戻る。
また、ステツプS57でCd>Kと判断された場
合には、搬入間隔の減少はあまり生じていないこ
とになるため、やはりステツプS56のリセツト
動作を経てステツプS51へ戻る。 C 実施例のまとめ 以上のようにして、この実施例では、以下の動
作が行なわれることになる。 先頭被搬送物の搬送不良検出(カウンタ3
1) 出口側5bにおいて、基準間隔値DKに応じ
た基準期間Dが経過するまでに次の被搬送物3
が搬出されないときの搬送不良検出(カウンタ
33) 上記における搬出不良検出ルーチンの開始
と終了との制御(カウンタ32,34)。 搬入間隔が広がつたときに、それに応じて基
準間隔値Dk(したがつて基準期間D)を変更す
る処理(カウンタ35)。 搬入間隔が狭くなつたときに、それに応じて
基準間隔値DKを初期値へと変更する処理(カ
ウンタ36)。 ただし、これらのうち、この発明の特徴に直接
関係するのはおよびである。つまり、搬送不
良の検出遅れの改善はによつて達成され、誤警
報の防止や搬入間隔変更に伴う自動的な設定変更
はによつて達成される。,を行なえばさら
に自動化が進むが、マニユアル操作などによつて
,のルーチンの開始と終了とを指示させるこ
ともできる。また、の機能も設けておいた方が
よいが、搬入間隔が狭くなつたからといつて誤警
報が出てしまうわけではないため、このは省略
可能である。 また、この実施例では、ベルトコンベヤ2の駆
動量の変化に応じた時間単位を用いて計時を行な
つているため、ベルトコンベヤ2の駆動速度が変
化してもそれに追従して時間単位(駆動量検出信
号Sのパルス周期)が変化し、搬送不良検出には
影響を及ぼさないという利点がある。 D 変形例 上記実施例では、検出センサ4a,4bをベル
トコンベヤ2の外部に設けたが、第10図に示す
ように、ベルトコンベヤ2の内側に設けてもよ
い。つまり、着目している搬送区間Rが搬送機構
の搬送長さに一致している必要はない。搬送駆動
量検出手段は、ベルトコンベヤ2自体の走行距離
を測定して駆動量を検出するセンサなどであつて
もよい。 搬送機構もベルトコンベヤに限らず、他の種類
のコンベヤや、ケーブル吊による搬送機構であつ
てもよい。搬送不良警告信号によつて警報音の発
生や搬送機構の駆動停止などを行なわせることも
できる。 (発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、搬送
区間の出口側における被搬送物の搬出間隔が間隔
基準値以上となると搬送不良とされるとともに、
この間隔基準値を実際の搬入間隔に応じて変更さ
せるため、搬送不良検出の時間遅れが少なく、誤
警報の発生も防止できる。 また、搬送機構の駆動量に応じた時間単位を用
いて計時を行なうため、搬送速度の変更の影響を
受けることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を組込んだ搬送シ
ステムの模式図、第2図は搬送駆動量検出手段の
一構成例を示す図、第3図は実施例における検出
制御装置のブロツク図、第4図ないし第8図は実
施例の動作を示すフローチヤート、第9図は実施
例における各カウンタの機能の説明図、第10図
はこの発明の変形例の説明図、第11図は従来の
搬送不良検出システムの模式図である。 10……搬送システム、2……ベルトコンベ
ヤ、3……被搬送物、4a,4b……検出セン
サ、5a……入口側、5b……出口側、14……
回転板、15……光センサ、20……検出制御装
置、21……マイクロコンピユータ、31〜36
……カウンタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定の搬送機構によつて搬送される被搬送物
    について、所定の搬送区間における搬送不良を検
    出するためのシステムであつて、 前記搬送機構の駆動量を検出する搬送駆動量検
    出手段と、 前記搬送区間の入口側および出口側にそれぞれ
    設けられて、前記被搬送物の搬入と搬出とをそれ
    ぞれ検出する第1と第2の被搬送物検出手段と、 前記第2の被搬送物検出手段によつて前記被搬
    送物の搬出が検出されるごとに計時を開始し、前
    記駆動量に応じた時間単位で計時を進める出口側
    計時手段と、 前記出口側計時手段における計時の開始から所
    定の基準期間が経過するまでに次の被搬送物の搬
    出が検出されないときに搬送不良警告信号を発生
    する搬送不良警告信号発生手段と、 前記第1の被搬送物検出手段による検出に基づ
    いて、前記被搬送物の搬入時間間隔を前記駆動量
    に応じた時間単位で計時する入口側計時手段と、 前記搬入時間間隔が前記基準期間よりも長いと
    きには、検出された前記搬入時間間隔によつて前
    記基準期間を変更する基準期間変更手段とを備
    え、 前記搬送不良警告信号に基づいて前記被搬送物
    の搬送不良を検出することを特徴とする搬送不良
    検出システム。 2 出口側計時手段における計時は、先頭の被搬
    送物が搬入されて所定時間が経過した後に開始さ
    れる、特許請求の範囲第1項記載の搬送不良検出
    システム。 3 搬入時間間隔が狭くなつた際に、基準期間を
    初期値に変更する手段をさらに含む、特許請求の
    範囲第1項または第2項記載の搬送不良検出シス
    テム。
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