JPH0416057Y2 - - Google Patents

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JPH0416057Y2
JPH0416057Y2 JP1985130914U JP13091485U JPH0416057Y2 JP H0416057 Y2 JPH0416057 Y2 JP H0416057Y2 JP 1985130914 U JP1985130914 U JP 1985130914U JP 13091485 U JP13091485 U JP 13091485U JP H0416057 Y2 JPH0416057 Y2 JP H0416057Y2
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JP
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saddle support
heat insulating
space
jacket
tank
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JP1985130914U
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はプロパンやプロピレンなどの低温液
化ガスを貯蔵する横型円筒状断熱タンクにおける
サドルサポート部の断熱構造に関するものであ
る。
(従来の技術) プロパンやプロピレンさらにはアンモニアなど
を液化して低温貯蔵する横型円筒状の断熱タンク
は、通称枕型低温タンクとして周知である。一般
にこの横型円筒状断熱タンクは、第3図および第
4図で示すように、横型円筒状の内槽1のまわり
に外殻2を設け、その内槽1と外殻2との間にパ
ーライト粒かグラスウールなどの断熱材を詰め込
んで保冷層3を形成したいわゆる二重殻構造の断
熱タンク本体4からなるものである。
そして、この断熱タンク本体4は、第3図、第
4図で示すように一対のサドルサポート5,5で
地上に支えられた構造となつているのが普通であ
る。
しかも、その支持方式としては、サドルサポー
ト5が断熱タンク本体4における内槽1下面に直
接接するいわゆる内槽支持型となつている。
すなわち低温液を収納する内槽1と外気温にさ
らされているサドルサポート5とが直接接続した
形となつている。
ところで内槽1内に収納された低温液体と外気
温にさらされたサドルサポート5との温度差はき
わめて大きいため、サドルサポート5を通じて外
気温が内槽1へ流れ、貯蔵された低温液へ影響を
与える。
そこで、この影響をできるだけ抑制するため、
従来は、第3図および第4図で示すように、内槽
1へのサドルサポート5の取付部周辺とその上半
部をジヤケツト6で囲い外気温の影響を防止する
よう配慮されている。
また、場合によつては、ジヤケツト6の内側に
形成される空間に、パーライト粒の断熱材を詰め
込んで、収納された内槽1内の低温液への外気温
の影響を可及的に抑制する構造としてある。
(従来技術の問題点) しかし、単にジヤケツト6を用いてサドルサポ
ート5の取付部周辺をカバーしたものにあつて
は、そのジヤケツト6の内側に形成された空間部
において、低温液体と外気温との温度差による熱
の対流現象が起り、それに基づく内槽1への外気
温の侵入がある。
また、これを防止するためジヤケツト6の内側
にパーライト粒の断熱材を詰め込んだものにあつ
ても、その断熱材が粒子構造であるため粒子と粒
子との間は通気性を有し、その結果、その粒子と
粒子との間隙を通じての熱の移動を抑止すること
はむづかしい。しかもジヤケツト6でカバーされ
るサドルサポート5は、その上半部に過ぎないた
め、下半部周辺に冷熱の影響による霜の付着など
の問題がある。
(問題点を解決するための手段) そこで一番端的な方法は、サドルサポート5の
全体をジヤケツト6でカバーし、かつその内側を
断熱材で気密に保冷することである。
しかし、この方法によるとそのためにかかる費
用がかさみ、建設費アツプにつながる。そこで本
考案においては、保冷性という機能面とコストと
いう経済性の両面より、より簡単な構造で低コス
トで、しかもより保冷効果のある断熱構造を提案
するものである。
(考案の構成) この考案の構成の特徴とするところは、内槽と
外殻との間に断熱材を詰めて保冷層を設けた二重
殻構造の横型円筒状断熱タンク本体をサドルサポ
ートを用いて内槽下面に直接接して地上に支持
し、さらにそのサドルサポートの上半部をジヤケ
ツトでカバーしてなる横型円筒状断熱タンクにお
いて、前記保冷層とジヤケツトとサドルサポート
との間に形成された空間の上部を、非通気性の隔
膜で仕切り、該隔膜を介して仕切られた空間にパ
ーライト粒の断熱材を充填するか、または前記空
間を非通気性のパーライトコンクリートなどの断
熱材を詰め込んで横型円筒状断熱タンク本体とサ
ドルサポート取付部周辺部の断熱構造としたこと
にある。
(実施例) 第1図は保冷層3とジヤケツト6とサイドサポ
ート5との間で形成された空間7の上部に非通気
性の隔膜8を設けて、空間7部と保冷層3間を仕
切つたものである。
なお、隔膜8としては薄い板状のゴム材や熱伝
導性の低い資材からなるもので気密性をもたせて
取付けた。
また、この場合その下部空間7にはパーライト
粒を充填してある。
第2図は、内槽1を直接支持し、下部を外気温
にさらされるサイドサポート5の上半部をカバー
するジヤケツト6の空間7部の全体に、気密性を
有するパーライトコンクリート9を詰め込んだも
のを示す。
(考案の作用・効果) 本考案は、以上説明したように、ジヤケツト6
で囲まれたサドルサポート5の取付部を非通気性
の隔膜8で仕切り、その仕切られたジヤケツト6
空間内にパーライト粒の断熱材を充填するか、ま
たは非通気性のパーライトコンクリート9を詰め
込むことにより、外気温にさらされているサドル
サポート5の下半部と低温液を収納する内槽1を
直接支持する上半部との間の熱の移動を遮断した
構造としてあるため外気温が内槽1内の低温液へ
侵入し影響を与えることはない。
とくに対流による熱移動およびサドルサポート
5を通した熱伝導が可及的に抑制され、しかもそ
の手段構成が簡単な構造であるため、コストへの
影響も少ないという利点がある。
また、容器の内槽本体を地上から直接支えるサ
ドルサポートは、従来のようにその上半部をカバ
ーするジヤケツトの中空部内の上部から下降する
冷熱によつて低温脆化を生じて弱くなるというこ
ともなくなり、一層強いサポートとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本考案の実施態様を示
すサドルサポート取付部の縦断面図、第3図は一
般的な横型円筒状断熱タンクの一部を破断して示
す正面図、第4図は第3図におけるX−X線縦断
側面図である。 1……内槽、2……外殻、3……保冷層、4…
…断熱タンク本体、5……サドルサポート、6…
…ジヤケツト、7……空間、8……隔膜、9……
パーライトコンクリート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内槽と外殻との間に断熱材を詰めて保冷層を設
    けた二重殻構造の横型円筒状の断熱タンク本体
    を、サドルサポートを用いて内槽下面に直接接し
    て地上に支持し、さらにそのサドルサポートの上
    半部をジヤケツトでカバーしてなる横型円筒状断
    熱タンクにおいて、前記保冷層とジヤケツトとサ
    ドルサポートとの間に形成された空間の上部を、
    非通気性のゴム材などの隔膜で仕切り、該隔膜を
    介して仕切られた空間にパーライト粒の断熱材を
    充填するか、または前記空間を非通気性のパーラ
    イトコンクリートなどの断熱材を詰め込んで断熱
    構造としたことを特徴とする横型円筒状断熱タン
    クにおけるサドルサポート部の断熱構造。
JP1985130914U 1985-08-29 1985-08-29 Expired JPH0416057Y2 (ja)

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JP1985130914U JPH0416057Y2 (ja) 1985-08-29 1985-08-29

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JPS6239099U JPS6239099U (ja) 1987-03-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4837816U (ja) * 1971-09-10 1973-05-09
JPS53125317U (ja) * 1977-03-16 1978-10-05

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