JPH0415833Y2 - - Google Patents

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JPH0415833Y2
JPH0415833Y2 JP17523686U JP17523686U JPH0415833Y2 JP H0415833 Y2 JPH0415833 Y2 JP H0415833Y2 JP 17523686 U JP17523686 U JP 17523686U JP 17523686 U JP17523686 U JP 17523686U JP H0415833 Y2 JPH0415833 Y2 JP H0415833Y2
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casing
pressure
rotating
sand
rotating casing
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JP17523686U
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はシールド掘進機の排土装置に関する。
従来の技術 一般に、圧力保持式シールド掘進機では、地山
崩壊を防止するために、土圧を測定しながらシー
ルド本体前部に形成された圧力室内に掘削土砂を
充満させて崩壊土圧に対抗するようにしている。
そのために排土に際しては、スクリユウコンベヤ
式排土装置が使用されるとともに掘削土砂を案内
する筒状ケーシング内に掘削土砂を締め固めて難
透水性のサンドプラグを形成し、対抗圧力を保持
させながら排土することが行なわれている。とこ
ろで、従来、サンドプラグの形成は、第5図に示
すように、筒状ケーシング61の後部内にスクリ
ユウ羽根62の無い静止空間部63を設ける場合
と、第6図に示すように、筒状ケーシング71途
中にスクリユウ羽根72の一ピッチ分よりも長く
された回転ケーシング73を設け、この回転ケー
シング73をスクリユウ羽根72と同一速度でも
つて回転させて土砂を共回りさせる場合とがあ
る。そして、サンドプラグ圧力の調整は、前者の
場合にあつては、筒状ケーシング61後端の排土
口61aを開閉するコーンバルブ64の開度調整
により行なわれており、また後者の場合にあつて
は、回転ケーシング73の回転によつて行なわれ
ていた。
考案が解決しようとする問題点 上記前者の構成によると、サンドプラグ圧力を
大きくする場合、コーンバルブの開度を小さくす
る必要が生じ、排土効率が低下するという問題が
ある。なお、静止空間部の長さLを調整すること
も考えられるが、構造が複雑になるとともにスペ
ース的に問題がある。また、上記後者の構成によ
ると、第4図の破線bにて示すように、サンドプ
ラグ圧力は回転ケーシングの回転速度がスクリユ
ウ羽根の回転速度に近づくと急激に上昇し、共回
り状態になると無限大になる。ところで、通常、
必要なサンドプラグ圧力Pは、第4図に示すよう
に、圧力曲線bの急激な変化部に相当するため、
少しの回転速度の変化でもサンドプラグ圧力が大
きく変化し、その制御が困難になるという問題が
ある。例えば、共回り状態になると、サンドプラ
グ圧力が急上昇して掘削土砂が回転ケーシング内
に詰まつて容易に除去できなくなる。
そこで、本考案は上記問題を解消し得るシール
ド掘進機の排土装置を提供することを目的とす
る。
問題を解決するための手段 上記問題を解決するため、本考案のシールド掘
進機の排土装置は、圧力室と大気圧室とに亘つて
設けられた筒状ケーシング内に土砂搬送用のスク
リユウ羽根が配置されるとともに、筒状ケーシン
グ内後部にサンドプラグ形成用の静止空間部が設
けられた排土装置において、上記筒状ケーシング
内の静止空間部直前箇所に、スクリユウ羽根の外
周回りで回転自在な回転ケーシングを配置すると
ともに、この回転ケーシングの長さをスクリユウ
羽根の1ピツチ以下となし、且つ上記回転ケーシ
ングを回転させる回転駆動装置をを設けたもので
ある。
作 用 上記構成において、掘削時には、掘削土砂はス
クリユウ羽根により静止空間部に送られ、切羽崩
壊土圧または地下水圧に対抗し得るサンドプラグ
が形成される。そして、さらに回転ケーシングを
スクリユウ羽根と同方向に回転させると、この部
分に掘削土砂の共回りゾーンが形成され、後続の
静止空間部と相俟つてより高圧に対処し得るサン
ドプラグが形成される。
実施例 以下、本考案の第1の実施例を図面に基づき説
明する。第1図において、1は例えば圧力保持式
シールド掘進機で、シールド本体2の前端部には
カツタヘツド3が旋回軸受4を介して回転自在に
支持されるとともに駆動用モータ(例えば油圧モ
ータ)5に連動連結されている。上記カツタヘツ
ド3内には、土砂取込用の圧力室6が形成される
とともに、シールド本体2内には、圧力室6内の
土砂を大気圧室7側の搬出コンベヤ(図示せず)
に排出するスクリユウコンベヤ式排土装置9が配
置されている。この排土装置9は、前端部が圧力
室6内に開口されるとともに後端部に大気圧室7
内に開口する排出口10aが形成された筒状ケー
シング10と、この筒状ケーシング10内に回転
自在に配置されたスクリユウ羽根11と、筒状ケ
ーシング10の後方に配置されるとともに回転軸
体12を介してスクリユウ羽根11を回転させる
駆動用モータ(例えば油圧モータ)13と、排出
口10aの開閉用コーンバルブ14と、筒状ケー
シング10内後部の静止空間部(スクリユウ羽根
の無い部分)15直前位置に設けられたサンドプ
ラグ圧力調整用の回転ケーシング16とから構成
されている。上記回転ケーシング16は、スクリ
ユウ羽根11外径より少し大きい内径を有する筒
状に構成されるとともにその長さはスクリユウ羽
根11の1ピツチ以下にされており、外側に膨出
するように筒状ケーシング10に形成された環状
凹部10b内に軸受17を介して回転自在に配置
されている。また、回転ケーシング16の外周に
はリングギヤ18が取付けられるとともに、この
リングギヤ18にはピニオン19を介して駆動用
モータ(回転駆動装置)20が連動連結されてい
る。なお、上記コーンバルブ14は、スクリユウ
羽根11の駆動用回転軸体12に外嵌されたさや
管21に摺動自在に支持されるとともに、シリン
ダー装置22により開閉動作が行なわれる。
上記構成において、掘削時には、掘削土砂はス
クリユウ羽根11により静止空間部15に送ら
れ、ここで切羽崩壊土圧または地下水圧に対抗し
得るサンドプラグが形成される。そして、より高
圧にしかも安定した状態で対処するために、回転
ケーシング16をスクリユウ羽根11の回転速度
に応じてスクリユウ羽根11と同方向に回転させ
る。すると、この部分に掘削土砂の共回りゾーン
が形成され、後続の静止空間部15と相俟つてよ
り高圧に対処し得るサンドプラグが形成される。
ところで、回転ケーシング16において生じるサ
ンドプラグ圧力と回転速度との関係は、第4図実
線aで示すように、圧力の変化は緩やかであり、
このサンドプラグ圧力P1に静止空間部15で生
じる一定の基準サンドプラグ圧力P0を加えると
所定の圧力Pになり、従来における回転ケーシン
グの回転速度V′に比べるとかなり低い回転速度
Vで所定のサンドプラグ圧力Pが得られる。した
がつて、圧力P1に相当する回転速度Vの調整域
が大となり第6図に示す単一の回転ケーシング7
3に比べてサンドプラグ圧力の制御が極めて容易
となる。なお、サンドプラグ圧力曲線が緩やかに
なるのは、回転ケーシング16長さをスクリユウ
羽根11の1ピツチ以下にしたので、両者を同一
回転速度にした場合でも、閉塞状態にならないか
らである。
次に、第2の実施例を第2図に基づき説明す
る。
本第2の実施例のものは、回転ケーシング31
の箇所で掘削土砂が固つてしまつた場合に、流体
(水または空気)を供給してその閉塞状態を解除
できるようにしたものである。すなわち、回転軸
体32内に、前端が回転ケーシング31内に開口
するとともに後端がロータリジヨイント33を介
して流体供給管34に接続された流体供給穴35
を形成したものである。
次に、第3の実施例を第3図に基づき説明す
る。
上記第1および第2の実施例においてスクリユ
ウ羽根を回転軸体を介して回転させるようにした
のに対して、本第3の実施例のものは、回転軸体
が静止空間部41を貫通しないスクリユウ羽根に
適用したものである。すなわち、静止空間部41
直前位置における筒状ケーシング42内に、スク
リユウ羽根43外周に固着された駆動用環44
と、サンドプラグ形成用の回転ケーシング45と
が前方から順次、それぞれ軸受46,47を介し
て回転自在に支持され、また駆動用環44および
回転ケーシング45側の軸受外輪46a,47a
に設けられたリングギヤ48,49を介してそれ
ぞれ駆動用モータ(例えば油圧モータ)50,5
1に連動連結されている。さらに、上記駆動用環
44および回転ケーシング45の長さは両方合わ
せてスクリユウ羽根43の1ピツチ以下にされて
おり、それぞれの割合は例えば1:1にされてい
る。さらに、上記回転ケーシング45には、掘削
土砂の閉塞状態解除用の流体供給管52が接続さ
れている。すなわち、回転ケーシング45の支持
用中央環状突部45aに流体供給穴53が形成さ
れるとともに、この流体供給穴53の入口部に対
応する位置において、環状水路54aを有する注
水リング54がスプリング55を介して中央環状
突部44a側に押圧付勢され、この注水リング5
4に上記流体供給管52が接続されている。した
がつて、回転ケーシング45が回転しても、流体
供給穴53は注水リング54を介して常に流体供
給管52に接続されていることになる。
考案の効果 上記本考案の構成によると、静止空間部の直前
位置に回転ケーシングを設けるとともにこの回転
ケーシングの長さをスクリユウ羽根の1ピツチ以
下にしたので、この回転ケーシング部で形成され
るサンドプラグ圧力は急激な変化がなく、その圧
力調整が容易となる。したがつて、後続の静止空
間部で形成されるサンドプラグと相俟つて所定の
サンドプラグ圧力を生じさせるようにすれば、従
来のものに比べて圧力調整が容易になるととも
に、コーンバルブの調整のみに依存しないため排
土効率の低下を招くことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の全体断面図、
第2図は第2の実施例の要部断面図、第3図は第
3の実施例の要部断面図、第4図はサンドプラグ
圧力と回転ケーシングの回転速度との関係を示す
グラフ図、第5図および第6図は従来例の要部断
面図である。 6……圧力室、7……大気圧室、9……排土装
置、10……筒状ケーシング、11……スクリユ
ウ羽根、15……静止空間部、16……回転ケー
シング、20……駆動用モータ(回転駆動装置)、
31……回転ケーシング、32……回転軸体、3
4……流体供給管、35……流体供給穴、41…
…静止空間部、43……スクリユウ羽根、44…
…駆動用環、45……回転ケーシング、50,5
1……駆動用モータ、52……流体供給管、53
……流体供給穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧力室と大気圧室とに亘つて設けられた筒状ケ
    ーシング内に土砂搬送用のスクリユウ羽根が配置
    されるとともに、筒状ケーシング内後部にサンド
    プラグ形成用の静止空間部が設けられた排土装置
    において、上記筒状ケーシング内の静止空間部直
    前箇所に、スクリユウ羽根の外周回りで回転自在
    な回転ケーシングを配置するとともに、この回転
    ケーシングの長さをスクリユウ羽根の1ピツチ以
    下となし、かつ上記回転ケーシングを回転させる
    回転駆動装置を設けたことを特徴とするシールド
    掘進機の排土装置。
JP17523686U 1986-11-14 1986-11-14 Expired JPH0415833Y2 (ja)

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JPS6381997U JPS6381997U (ja) 1988-05-30
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