JPH0412154Y2 - - Google Patents

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JPH0412154Y2
JPH0412154Y2 JP12659487U JP12659487U JPH0412154Y2 JP H0412154 Y2 JPH0412154 Y2 JP H0412154Y2 JP 12659487 U JP12659487 U JP 12659487U JP 12659487 U JP12659487 U JP 12659487U JP H0412154 Y2 JPH0412154 Y2 JP H0412154Y2
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sand plug
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sand
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、土圧式シールド工法に用いるシー
ルド機のずり出し装置等として用いられ、スクリ
ユーの前側にサンドプラグゾーンを形成するスク
リユーコンベアに関する。
〈従来の技術〉 土圧式シールド工法においては、スクリユーコ
ンベアの回転数を調節してスクリユーコンベア内
に掘削土砂を充満させてサンドプラグを形成し、
切羽水圧に対抗することが工法の基本である。
従来、この種のスクリユーコンベアとして、た
とえば第5図に示すものが知られている(実開昭
61−193197号)。このスクリユーコンベアは、第
1部分116と第2部分117とからなり、第1
部分116においては、円筒形ケーシング122
の中にスクリユー軸118aとスクリユー羽根1
18bとからなる第1スクリユー118を、ま
た、第2部分117においては、円筒形ケーシン
グ135とそのケーシング135の外周に軸方向
に移動自在に嵌合するケーシング136の中にス
クリユー軸124aとスクリユー羽根124bと
からなる第2スクリユー124を設けている。第
1,2スクリユー118,124の間にはサンド
プラグゾーン138が形成される。第2スクリユ
ー124は後端部に駆動モータ123を有し、ス
クリユー軸124aの後端がこの駆動モータ12
3に固定されている。一方、サンドプラグゾーン
138に対向するスクリユー軸124aの先端部
は固定されないフリーな状態にある。このスクリ
ユーコンベアは、第1,2スクリユー118,1
24の回転速度の違いによつてサンドプラグゾー
ン138内の第2スクリユー124の前側に土塊
すなわちサンドプラグ150を形成し、それによ
つて切羽水圧に対抗するようにシールド機のチヤ
ンバー内の土圧を維持しながらずり出しを行うも
のである。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところで、上記従来のスクリユーコンベアにお
いては、サンドプラグ150は通常第2スクリユ
ー124の先端部に形成されるため、第2スクリ
ユー124はサンドプラグ150による大きな軸
力を受けることになる。この場合、第7図bの水
圧分布に示すように、サンドプラグ150の圧力
はスクリユー軸124aのみならずスクリユー羽
根124bの端部にも作用するので、第2スクリ
ユー124の軸荷重が大きくなり、ひいては、回
転トルクが大きくなるという問題があつた。
また、第2スクリユー124の先端は支持され
ていないため、サンドプラグ150を形成してい
る回転途中で偏倚し易い。このように傾いた第2
スクリユー124には、スクリユー軸124aお
よびスクリユー羽根124b全体から、サンドプ
ラグ150の大きな圧力がかかつているため、第
6図bに示すように、第2スクリユー124に曲
げが生じ、このため、スクリユー羽根124bの
一部がケーシング135あるいは136の内壁に
接触して摩擦抵抗が増加することになる。したが
つて、第2スクリユー124の回転トルクが非常
に大きくなり、ずり出し用として一般に考えられ
ている駆動用モータのトルクでは、トルク不足と
なつて、ときには回転不能の事態が生じるという
問題があつた。
そこで、本考案の目的は、スクリユーの前側に
サンドプラグゾーンを形成するスクリユーコンベ
アにおいて、スクリユーの偏倚並びにそれに付随
する曲げを防止することによつて、スクリユーの
回転トルクを低減することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本考案は、スクリユ
ーの前側にサンドプラグゾーンを形成するスクリ
ユーコンベアにおいて、上記スクリユーの前端部
の回転中心部に、回転軸方向に上記スクリユーの
羽根端よりも突出する突起を設けたことを特徴と
している。
〈作用〉 スクリユーが回転すると、このスクリユーの前
端部の回転中心部に設けられた突起の先端部また
はその前方に止水膜すなわちサンドプラグが形成
される。上記突起はスクリユーの羽根端よりも軸
方向に突出しているため、第7図aに示す水圧分
布より明らかなように、スクリユーの羽根端部分
にはサンドプラグの圧力が直接作用しなくなり、
サンドプラグの圧力は高々突起のみに作用するた
めスクリユーに作用する軸力が小さくなり、その
回転トルクが減少する。さらにまた、上記突起の
先端部は、このサンドプラグゾーンの中心部に常
に貫入した状態となり、サンドプラグゾーン内の
土砂等がスクリユーの回転軸受として作用する。
したがつて、スクリユーは回転途中で偏倚しなく
なるため、サンドプラグの切羽圧に相当する圧力
はスクリユーの軸方向のみで支持することがで
き、スクリユー軸の曲げも生じず、スクリユーの
羽根がスクリユーコンベアのケーシングに接触す
ることが回避され、回転トルクは増大しない。
〈実施例〉 以下、この考案を図示の実施例により詳細に説
明する。
第1図はシールド機を示し、1は円筒形のスキ
ンプレート、2は前面に切削刃3,3,…を有す
る面板2aとスキンプレート1に回転自在に支持
された後方の筒部2bとからなるカツタードラ
ム、5は前方の面板2aと後方の隔壁6と筒部2
bの円錐形の内面とで囲まれたチヤンバー、7は
カツタードラム2を回転させるモータであつて、
カツタードラム2の回転により、切削刃3で土砂
を掘削し、土砂をチヤンバー5内に取り込むよう
にしている。
また、11はチヤンバー5内にベントナイト、
増粘材、粘土、砂等の作泥材を注入するために隔
壁6に設けた作泥材注入口、12は隔壁6のフラ
ンジ部6aと筒部2bの後端部内周との間に設け
られてシール材としての役目も兼ねるラジアル軸
受、13はスキンプレート1に設けたブラケツト
1aと筒部2bの後端面との間に設けられたスラ
スト軸受、19,19はスキンプレート1の内面
に固定された推進用ジヤツキである。
また、15は前方の第1部分16と後方の第2
部分17からなつて、チヤンバー5内の土砂をチ
ヤンバー5内の圧力を保持しながら搬出するスク
リユーコンベアであり、18は隔壁6を貫通して
チヤンバー5内に突出する第1部分16のスクリ
ユー、21は第1部分16の円筒形ケーシング2
2の外周に固定され、第1スクリユー18を回転
駆動する第1駆動装置、23は第2部分17の後
端に固定され、第2部分17の第2図に示すスク
リユー24を回転駆動する第2駆動装置、25は
第2部分17のスクリユー24を軸方向に前後進
させるためのスライド用油圧シリンダ、26は第
2部分17の排出口28から排出される土砂29
を受けて後方に搬送するベルトコンベアである。
スクリユーコンベア15の第1部分16のスク
リユー18は、第2図に示すように、軸18aと
その回りに巻回したスクリユー羽根18bとから
なる。スクリユー18は先端をチヤンバー5内に
突出させる一方、後部をケーシング22から突出
させている。ケーシング22の後側には同軸に筒
体31を回動自在に設け、その筒体31の内周に
スクリユー18のスクリユー羽根18bを溶接で
固定している。筒体31の外周にはアウターギア
31aを形成し、このアウターギア31aに噛合
するギア30を第1駆動装置21で回転駆動して
第1スクリユー18を回転させるようにしてい
る。ギア31a,30はカバー33で覆つてい
る。
一方、スクリユーコンベア15の第2部分17
は、筒体31の後方に同軸に延びるケーシング3
5とそのケーシング35の外周に軸方向に移動自
在に嵌合するケーシング36を備える。ケーシン
グ35とケーシング36との間はシール部材37
でシールしている。ケーシング36の後端壁36
aには軸24aとスクリユー羽根24bとからな
るスクリユー24を回転自在に装着している。そ
して、スクリユー24は後端壁36aに対して軸
方向には移動できないようになつている。スクリ
ユー24は後端壁36aに固定した第2駆動装置
23で回転駆動するようにしている。
第2スクリユー24の軸24aの前端は、第3
図に拡大して示されるように、回転軸方向にスク
リユー羽根24bの端部24b′よりも延長させ
て、突起43を形成している。この突起43の長
さは、スクリユー24のスクリユーピツチaの
0.5〜1倍となるようにしている。
上記第2部分17のケーシング35とケーシン
グ36には、第1図に示すように、スライド用の
油圧シリンダ25の両端部をピン結合で夫々連結
して、油圧シリンダ25の伸縮作動によつて、ケ
ーシング36を軸方向に前後進させて、第2スク
リユー24を軸方向に前後進させるようにしてい
る。これにより、第2スクリユー24の突起43
の前方に形成されるサンドプラグゾーン38の軸
方向の長さLが調節できるようになつている。こ
のサンドプラグゾーン38は第1スクリユー18
の後端と第2スクリユー24の羽根24bで挾ま
れてスクリユー羽根の存在しない領域である。
上記構成において、サンドプラグゾーン38の
長さLを細粒土分の少ない透水性よい土砂の場合
は長く、そうでない場合は短く油圧シリンダ25
で調節した後、作泥材注入口11からチヤンバー
5内に作泥材を注入し、第2スクリユー24を停
止あるいは遅く回転させ、第1スクリユー18を
第2スクリユー24よりも速く回転駆動させる
と、この両スクリユー24,18の回転速度の違
いを利用する公知の方法(実開昭61−193197号公
報参照)によつて、第2,3図に示すように、突
起34の先端を含む前側の位置に、第1スクリユ
ー18によつて送られてくる作泥材を含む土砂か
らなるサンドプラグ50が形成される。したがつ
て、第3図に示すように、この突起34の先端は
形成されたサンドプラグ50の中心部に常に貫入
した状態となる。サンドプラグ50は作泥材を含
む土砂が圧縮された土塊であるため、適度の硬度
と潤滑性を有し、このため、サンドプラグ50は
スクリユー24の回転軸受として作用する。した
がつて、第2スクリユー24の前端の突起43が
回転自在に支持された状態になつて、第2スクリ
ユー24はケーシング35,36側へ偏倚しなく
なり、偏倚に起因する第2スクリユー24の曲げ
が生じることがなくなり、そのため、スクリユー
羽根24bとケーシング35,36との接触が防
止される。また、サンドプラグ50の切羽水圧に
相当する大きな圧力は、第7図aに示すように、
第2スクリユー24の突起43の端面のみが受け
ることになり、従来のものに比して第2スクリユ
ー24にかかる軸力が小さくなるため、回転トル
クが小さくなり、スクリユーの回転不能等の問題
を回避することができ、かつ、第2スクリユー2
4の軸力による曲がり、座屈を防止できる。
第4図は他の実施例を示し、第2図に示す第2
部分17と同様の部分57を直接に隔壁6に連結
したものである。この実施例においても、スクリ
ユー54の回転速度を駆動装置61で調節するこ
とによつて、先の実施例と同様に、スクリユー5
4のスクリユー軸54aの突起63の先端を含む
前側にサンドプラグ60を形成して、このサンド
プラグ60に突起63を貫入するようにしてい
る。
上記両実施例では、軸付きのスクリユーを用い
たが、軸がないいわゆるリボンスクリユーを用い
てもよい。また、第2スクリユー24、スクリユ
ー54の突起43,63はそれぞれスクリユー軸
24a,54aを延長することによつてスクリユ
ー羽根端よりも突出させて形成したが、同等の長
さを有する管等を溶接等の方法によつて取り付け
てもよい。
〈考案の効果〉 以上より明らかなように、この考案によれば、
スクリユーの前側にサンドプラグゾーンを形成す
るスクリユーコンベアにおいて、上記スクリユー
の前端部の回転中心部に、回転軸方向に上記スク
リユーの羽根端よりも突出する突起を設けたの
で、サンドプラグゾーン内に突起が常に貫入して
いる状態になつて、突起の周囲のサンドプラグゾ
ーン内の土砂等がスクリユーの回転軸受として作
用し、したがつて、スクリユーの前端部が回転自
在に支持された状態になつて、スクリユーの偏倚
が防止され、それに起因する曲げ、さらにはスク
リユー羽根とケーシングとの接触が回避されて、
スクリユーの回転トルクを低減でき、また、スク
リユーコンベアの寿命が延びるという利点があ
る。
また、この考案によれば、突起がサンドプラグ
内に入つている場合でも、サンドプラグにかかる
切羽水圧に相当する大きな圧力は、突起の端面の
みに作用し、スクリユー羽根端で上記大きな圧力
を受けることがなくなるので、スクリユーにかか
る軸力が減少し、その回転トルクが低減する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例のスクリユーコン
ベアを用いたシールド機の断面図、第2図は上記
スクリユーコンベアの要部断面図、第3図は上記
スクリユーコンベアの突起部分を示す図、第4図
は他の実施例を示す図、第5図は従来例を示す断
面図、第6図は従来例における正常な位置にある
スクリユーと曲がつた状態にあるスクリユーを示
す略図、第7図は本実施例と従来例における水圧
分布を示す図である。 15……スクリユーコンベア、16……第1部
分、17……第2部分、18……第1スクリユ
ー、22,35,36……ケーシング、24……
第2スクリユー、38……サンドプラグゾーン、
43,63……突起、50,60……サンドプラ
グ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スクリユーの前側にサンドプラグゾーンを形成
    するスクリユーコンベアにおいて、 上記スクリユーの前端部の回転中心部に、回転
    軸方向に上記スクリユーの羽根端よりも突出する
    突起を設けたことを特徴とするスクリユーコンベ
    ア。
JP12659487U 1987-08-19 1987-08-19 Expired JPH0412154Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12659487U JPH0412154Y2 (ja) 1987-08-19 1987-08-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12659487U JPH0412154Y2 (ja) 1987-08-19 1987-08-19

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Publication Number Publication Date
JPS6431195U JPS6431195U (ja) 1989-02-27
JPH0412154Y2 true JPH0412154Y2 (ja) 1992-03-25

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ID=31378256

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JP12659487U Expired JPH0412154Y2 (ja) 1987-08-19 1987-08-19

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JPS6431195U (ja) 1989-02-27

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