JPH04157637A - プラスチック・スタンパーの製造方法 - Google Patents

プラスチック・スタンパーの製造方法

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JPH04157637A
JPH04157637A JP2282758A JP28275890A JPH04157637A JP H04157637 A JPH04157637 A JP H04157637A JP 2282758 A JP2282758 A JP 2282758A JP 28275890 A JP28275890 A JP 28275890A JP H04157637 A JPH04157637 A JP H04157637A
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JP
Japan
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resin
layer
resist
substrate
manufacturing
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JP2282758A
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English (en)
Inventor
Seiji Morita
成二 森田
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光ディスク又はその前駆体の製造に使用される
プラスチック・スタンパーの製造方法に関するものてあ
り、特に電鋳工程を必要としない点に特徴かある。
〔従来の技術〕
光ディスクは、大きく分けて、再生専用室と一回だけ記
録できる追記型と、−旦記録しても消去でき何度でも繰
り返し記録か可能な書換え可能型の3種に分けられる。
再生専用型では、情報は、輻0.3〜0,4μm程度、
高さ又は深さか115nλ〜1/6nλ(λは再生時に
照射する光ビームの波長、nは基板の屈折率)のビット
と呼はれる島状突起又はくほみの有無て表される。
追記型ては、記録層は一般に、蒸発し易い金属薄膜ある
いは有機色素薄膜からなる。この記@層に、光ビームを
照射することて、ビットと呼ばれる孔か開けられる。情
報は、このビットの有無又はピットの長さて表される。
書換え可能型には、相変化型記録媒体や光磁気記録媒体
なとかある。いずれも、光ビームにより、光学的性質の
異なるヒツト(マークとも呼はれる)か記録層のトラッ
ク上に形成される。ピットは、幅か最低0.7〜1μm
程度である。情報は、このピットの有無又はピットの長
さて表される。
追記型及び書換え可能型では、記録時に、光ビームをト
ラックに沿って誘導する案内手段か必要なことから、一
般にはトラックとトラックとの間に溝を形成する。溝と
溝との間をランド部と言い、ランド部か一般にトラック
となる。このトランク上にトラック長手方向に情報(ピ
ット)か記録される。
この追記型及び書換え可能型でも、媒体の一部に、柔め
、トラック番号やセクタ一番号などを表す、くほみから
なるピット(プリピットと呼はれる)を形成することか
ある。
以上の通り、再生専用壓ては、トランク表面に点々と連
なるピット(高さは一定)かあり、追記型及び書換え可
能型では、トラックの隣りに溝やトラック上にプリピッ
トかある。
いずれにせよ、光ディスクには、微細な凹凸が必要にな
る。従って、安価に大量に光ディスクを製造するには、
プラスチック(合成樹脂)を使用し、スタンバ−と呼は
れる鋳型(金型)により、このプラスチック上に微細な
凹凸を転写することか好ましい。転写は、成形と同時に
成されるので、成形法で呼ふと、射出成形、注型成形、
プレス成形などと呼ぶこともてきる。
再生専用室媒体ては、ピットたけあれは良いので、プラ
スチック成形物かそのまま媒体になりうるか、実際には
反射率を高めるために表面にアルミニウムの反射層を蒸
着することが多い。この意味で、プラスチック成形物は
光ディスクの前駆体と呼ぶこともてきる。
追記型及び書換え可能型では、当然に記録層が必要にな
るので、溝やプリピットを与える凹凸を有するプラスチ
ック成形物は、光ディスクの前駆体と呼ぶ。尚、基板と
溝材層とからなり、この溝材層をプラスチック成形物と
する前駆体もある。
これを2P法と呼ぶ。
いずれにせよ、光ディスク又はその前駆体をプラスチッ
ク成形物で製造するには、スタンバ−と呼ばれる鋳梨(
金型)か必要になる。
従来、スタンバ−は、第2図に示すような手順て製造さ
れている。
第1工程・第1基板(ガラス板■)の片面上にレジスト
■を塗布した後(第2図a)、情報信号に対応して変調
されたレーザービームてレノストを露光し、現像するこ
とにより、所定パターンを有するレジスト層をガラス板
上に形成する(第2図b)。
第2工程 Niスパッタや無電解N1メツキによって表
面を導電化し、次いて、電鋳により厚いNit鋳層を形
成する。第2図Cには、導電層と電鋳層を合わせてN1
層■として示す。
第3工程 厚いN1層■からなるNiスタンバ−を、前
記レジスト層から剥離する。
第4工程・剥離したNiスタンパ−表面の残留レジスト
をアッシング(酸素ガスによるトライエツチング)によ
り除去する(第2図d)。
しかしながら、このようなNiスタンパ−の製造方法に
は、次のような問題点かあった。
・電鋳時の条件(電鋳液組成、温度およびpH)を常時
一定に保つことか難しく、光デイスク原盤を長期間にわ
たり安定して製造することか困難である。
・スルファミン酸ニッケル液等の電鋳液は公害の原因と
なるため廃液処理等が難しい。
・電鋳工程に長時間を必要とする。
・電鋳装置か高価である。(約1億円)そこで、電鋳を
使用しないプラスチック・スタンパーか提案された。こ
のスタンバ−の製造方法を第3図に示す。
この製法は、 第1工程 第1基板表面に所定パターンのレジスト層を
形成する(第3図a、b)。
第2工程・RFスパッタリングにより、N1薄膜等の金
属薄膜からなる離型層■を形成する(第3図C)。
第3工程 前記離型層の上に紫外線硬化性樹脂σ・を塗
布する。
第4工程 前記樹脂の上に第2基板を押しつける(第3
図d)。
第5工程 前記樹脂に紫外線を照射してこれを硬化させ
る。
第6工程:・硬化した樹脂と第2基板とからなる半製品
を前記離型層■から剥離する(第3図e)。
第7工程: 硬化した樹脂表面に、真空薄膜成形技術に
より、表面強化層■(例えは、金属又は誘電体又は無機
化合物)を形成する(第3図f)。
〔発明か解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のプラスチック・スタンパ−の製造
方法は、次のような新たな問題点を套していた。
第6工程:で硬化した樹脂と第2基板とからなる半製品
を離型層から剥離する場合、レジストや離型層である金
属薄膜の一部か硬化した紫外線硬化性樹脂表面にしはし
は残留してしまう(第4図参照ンという問題点である。
この金属膜は、アッシングや溶剤て溶解除去することか
、非常に困難で、そのため、不良品としてプラスチック
・スタンパ−を廃棄しなければならない。つまり、提案
されたプラスチック・スタンパ−の製造方法は、良品率
(生産性)か低し1゜本発明の目的は、良品率の高いプ
ラスチック・スタンパ−の製造方法を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上述のように、従来は、レジスト層と紫外線硬化性樹脂
との間に離型層を介在させることか必要条件と考えられ
ていた。これは、レジスト層も紫外線硬化性樹脂も共に
樹脂であることから、そのような同定概念か存在した。
しかし、本発明者は、この固定概念に逆らう方向で、鋭
意研究した結果、(1)L/レジスト層上に直接に紫外
線硬化性樹脂を塗布しても、硬化した紫外線硬化性樹脂
には、さほどレジストか付着してこないこと、及び(2
)付着した少量のレジストは、適当な溶剤を見つければ
、きれいに溶解除去てきることを見比し、本発明を成す
に至った。
よって、本発明は、 第1工程・第1基板表面に所定パターンのレジスト層を
形成する。
第2工程 紫外線硬化性樹脂を塗布する;第3工程:前
記樹脂の上に第2基板を押しつける。
第4工程 前記樹脂に紫外線を照射してこれを硬化させ
る。
第5工程 硬化した樹脂と第2基板とからなる半製品を
前記レジスト層から剥離する。
第6工程: 剥離した半製品の表面に残留したレジスト
を溶剤て溶解除去する。
第7工程: 硬化した樹脂表面に、真空薄膜成形技術に
より、表面強化層を形成する。
からなることを特徴とするプラスチック・スタンパ−の
製造方法を提供する。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するか、
本発明はこれに限られるものではない。
〔実施例〕
本発明の実施例を、第1図に沿って説明する。
第1工程: まず、第1基板■の表面、レジスト■を塗布する(第1
図a)。ここでは、基板■としては、レジストとガラス
基板との接着性を高めるために、予め表面に例えばHM
DS (ヘキサメチルジシラサン)を、スピンコード法
により塗布したガラス板を使用する。
レジスト■としては、例えばヘキスト製AZI350な
とのポジ型レジストか使用される。またはネガ型レジス
トを使用してもよい。
基板■上のレジスト■に、高エネルギービーム(例えば
、波長457.9nmアルゴンレーサー光)で所定パタ
ーン、例えば溝やビット形状に照射し、レジスト■を露
光する。ビットで情報を表すためには、情報に応じてレ
ーザー光が変調される。その後現像することにより、所
定パターンのレジスト層か形成される。レジストパター
ンを形成した時点を第1図すに示す。
第2工程 次いて、紫外線硬化性樹脂■を塗布する。
第3工程 塗布した樹脂■の上に第2基板■を押し付ける。
これにより、紫外線硬化性樹脂を第1基板■と第2基板
■とてサンドイッチする。第2基板■としては、紫外線
硬化性樹脂との接着力を高めるために、たとえばシラン
カップリング剤で予め表面処理されたガラス板を使用す
る。
第4工程: 前記樹脂に第2基板■を紫外線を照射してこれを硬化さ
せる。この状態を第1図Cに示す。
第5工程。
硬化した樹脂■と第2基板■とからなる半製品を前記レ
ジスト層から剥離する。得られた半製品を第1図eに示
す。
第6工程: 剥離した半製品の表面に残留したレジストを溶剤で溶解
除去する。これは、硬化した樹脂9表面にはレジスト■
の一部かとうしても付着してくるためである。そこで、
有機溶剤を用いて表面を洗浄し、残留レジストを除去す
る。
本実施例においては、溶剤としてアセトンを用いて30
秒間洗浄した後、超純水で60秒間洗浄し、さらに高速
スピン乾燥法て表面を乾燥させた。この時の回転数は]
、500rpmて60秒間回転させた。アセトンによる
洗浄の場合、3分間以上の処理は紫外線硬化性樹脂か損
傷をうけるため望ましくない。
他に残留レジストの除去方法として酸素プラズマによる
アラソングも考えられるか、この方法では紫外線硬化性
樹脂表面か酸素との化学反応によりダメージを受けるた
め適当てはない。
その後、紫外線硬化性樹脂より水分を除去するために温
度80℃のクリーンオーブンで30分間乾燥させた。
第7工程:: 硬化した樹脂表面に、真空薄膜成形技術例えばスパッタ
リング法、真空蒸着法、プラズマCVD法などにより、
表面強化層■を好ましくは300〜1000人の厚さに
形成する(第1図f)。
表面強化層■としては、例えば、金属又は誘電体又は無
機化合物か使用される。具体的には、例えば5i02.
 Si2N4.5iON  なとのシリコン酸化物や窒
化物、又はA1. Ni、 Fe、 Orなとの金属や
、A1□0.、 AINなどの金属酸化物や窒化物が使
用される。
こうして、レジストパターンか転写されたプラスチック
・スタンパーが完成する。
〔発明の効果〕
以上のとおり、本発明によれば、離型層(金属薄膜)を
設けないことから、プラスチック・スタンパーの製造工
程か簡単になり、そのため、製造時間及びコストか低減
され、かつ良品率が高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(f)は、実施例のプラスチック・スタ
ンパーの製造方法を説明する工程図である。 第2図(a)〜(d)は、従来のNiスタンバ−の製造
方法を説明する工程図である。 第3図(a)〜(f)は、従来のプラスチック・スタン
パーの製造方法を説明する工程図である。 第4図は、従来の製造方法で製造されたプラスチック・
スタンパーのうち不良品を示す概略垂直断面図である。 〔主要部分の符号の説明〕 l・・・・・・第1基板     2・・・・・・レジ
スト3・・・・・第2基板

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 第1工程:第1基板表面に所定パターンのレジスト層を
    形成する; 第2工程:紫外線硬化性樹脂を塗布する; 第3工程:前記樹脂の上に第2基板を押しつける; 第4工程:前記樹脂に紫外線を照射してこれを硬化させ
    る; 第5工程:硬化した樹脂と第2基板とからなる半製品を
    前記レジスト層から剥離する; 第6工程:剥離した半製品の表面に残留したレジストを
    溶剤で溶解除去する; 第7工程:硬化した樹脂表面に、真空薄膜成形技術によ
    り、表面強化層を形成する; からなることを特徴とするプラスチック・スタンパーの
    製造方法。
JP2282758A 1990-10-19 1990-10-19 プラスチック・スタンパーの製造方法 Pending JPH04157637A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009113357A1 (ja) * 2008-03-14 2009-09-17 公立大学法人大阪府立大学 光インプリント方法、モールド複製方法及びモールドの複製品
JP5456465B2 (ja) * 2007-06-04 2014-03-26 丸善石油化学株式会社 微細加工品およびその製造方法

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