JP2000251335A - 光情報記録媒体製造方法 - Google Patents

光情報記録媒体製造方法

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JP2000251335A
JP2000251335A JP11046307A JP4630799A JP2000251335A JP 2000251335 A JP2000251335 A JP 2000251335A JP 11046307 A JP11046307 A JP 11046307A JP 4630799 A JP4630799 A JP 4630799A JP 2000251335 A JP2000251335 A JP 2000251335A
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stamper
ultraviolet
curable resin
curing
master
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Takayuki Asukata
孝幸 飛鳥田
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Nippon Columbia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2P法を用いた光情報記録媒体において、スタ
ンパを剥離する際に、紫外線硬化樹脂層及び透明基板に
欠陥が発生する確率を低くする。 【解決手段】スタンパのピット列または案内溝が転写さ
れた面上に紫外線硬化樹脂を塗布し、紫外線硬化樹脂に
基板を密着させ、基板側から紫外線を照射し紫外線硬化
樹脂を硬化度が70%以上80%以下である状態に硬化
させ、硬化した紫外線硬化樹脂とスタンパとを剥離し、
スタンパから剥離した紫外線硬化樹脂に紫外線を照射し
紫外線硬化樹脂を完全硬化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク等の光
情報記録媒体の製造方法に関し、特に、基板上に紫外線
硬化樹脂を塗布し、当該紫外線硬化樹脂にスタンパに形
成された微細パターンを転写する2P(Photo Polymeri
zation)成形法を用いた光情報記録媒体の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、紫外線硬化樹脂を基板上に塗
布し、スタンパのピット列や案内溝等の微細パターンを
有する面を紫外線硬化樹脂に密着させ、紫外線を照射す
ることにより紫外線硬化樹脂を硬化させてスタンパに形
成された微細パターンを紫外線硬化樹脂に転写する2P
成形法が知られている。
【0003】図6は、従来の2P成形法を用いた光情報
記録媒体の製造工程の一部を説明する図である。図中、
601は透明基板、602は紫外線硬化樹脂層、603
はスタンパ、604は紫外線照射装置、605は紫外線
である。厚さが1.2mmのポリカーボネート樹脂、ア
クリル樹脂、ガラス等からなる透明基板601上に、ス
ピンコート法等により、紫外線硬化樹脂を塗布し、膜厚
が約50μmである紫外線硬化樹脂層602を形成する
(図6(a))。
【0004】ニッケル製のスタンパ603のピット列ま
たは案内溝等の微細パターンが形成されている情報記録
面を紫外線硬化樹脂層602の表面に密着させる(図6
(b))。次に、紫外線硬化樹脂層602が完全硬化状
態(紫外線硬化樹脂の硬化度が99%以上である状態)
となるまで、透明基板601側から紫外線照射装置60
4により紫外線605を照射する(図6(c))。
【0005】紫外線硬化樹脂層602が硬化し完全硬化
状態となったら、紫外線の照射を停止し、スタンパ60
3を紫外線硬化樹脂層602から剥離する(図6
(d))。以上、図6(a)〜(d)の工程によって、
透明基板601上に形成した紫外線硬化樹脂層602の
表面に、スタンパ603の情報記録面に記録されたピッ
ト列を転写することができる。
【0006】ピット列が転写された紫外線硬化樹脂層6
02の表面は、アルミニウム、金等の金属またはシリコ
ン窒化物等の誘電体等からなる反射膜で覆われ、当該反
射膜の表面に保護層等を形成することにより光ディスク
を作製することができる。
【0007】CD(Compact Disc)は、厚さ1.2mm
の透明基板に1.6mmのトラックピッチで最短ピット
長が約0.9μmのピット列が形成されている。また、
CDの記録密度を約7倍以上に高めたDVD(Digital
Versatile Disc)は、厚さ0.6mmの透明基板に0.
74μmのトラックピッチで最短ピット長が約0.4μ
mのピット列が形成されている。
【0008】DVDの透明基板を上述したような2P成
形法により作製することができる。また、DVDには片
面に2層の情報面を有するタイプのものがある。このタ
イプのDVDでは、射出成形法により透明基板に形成さ
れた第1層目の情報面を覆って形成された反射膜上に第
2層目の情報面を2P成形法により形成することができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】DVD用のスタンパに
はCD用のスタンパに形成されているピットの数に対し
て約5倍の数のピットが形成されており、さらに、再生
信号のノイズを減少させるためにピットの側面の傾斜を
CDのピットの側面の傾斜よりも垂直に近い状態として
いるため、CD用のスタンパを用いた場合よりもDVD
用のスタンパを用いた場合の方が、完全硬化状態である
紫外線硬化樹脂との密着力が大きい。
【0010】したがって、DVD用のスタンパを、完全
硬化状態の紫外線硬化樹脂から剥離することが困難とな
り、剥離の際に、紫外線硬化樹脂にひび割れを生じさせ
たり、0.6mmと薄い厚さである下地の透明基板に反
りを発生させたりしてしまうという課題がある。
【0011】また、2層の情報面を有するタイプのDV
Dを製造する場合においては、スタンパを完全硬化状態
の紫外線硬化樹脂から剥離する際に、紫外線硬化樹脂と
下地の反射層との界面に剥離が生じてしまうという課題
がある。
【0012】本発明は、2P法を用いた光情報記録媒体
の製造方法において、スタンパを剥離する際に、紫外線
硬化樹脂層、反射膜及び透明基板に欠陥が発生する確率
を低くすることができ、高い歩留率で光情報記録媒体を
製造することができる光情報記録媒体製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願の請求項1記載の発明は、ピット列または案内
溝が記録されたマスタ原盤を作製するマスタ原盤作製工
程と、前記マスタ原盤に記録された前記ピット列または
案内溝を転写したスタンパを作製するスタンパ作製工程
と、前記スタンパに転写された前記ピット列または案内
溝を転写した透明基板を作製する透明基板作製工程とを
備える光情報記録媒体製造方法において、前記透明基板
作製工程は、前記スタンパの前記ピット列または案内溝
が転写された面上に紫外線硬化樹脂を塗布する塗布工程
と、前記紫外線硬化樹脂に基板を密着させる密着工程
と、前記基板側から紫外線を照射し前記紫外線硬化樹脂
を硬化度が70%以上80%以下である状態に硬化させ
る第1硬化工程と、前記第1硬化工程により硬化された
前記紫外線硬化樹脂と前記スタンパとを剥離する剥離工
程と、前記剥離工程により前記スタンパから剥離された
前記紫外線硬化樹脂に紫外線を照射し前記紫外線硬化樹
脂を完全硬化状態に硬化させる第2の硬化工程とを備え
ることを特徴とする。
【0014】本願の請求項2記載の発明は、ピット列ま
たは案内溝が記録されたマスタ原盤を作製するマスタ原
盤作製工程と、前記マスタ原盤に記録された前記ピット
列または案内溝を転写したスタンパを作製するスタンパ
作製工程と、前記スタンパに転写された前記ピット列ま
たは案内溝を転写した透明基板を作製する透明基板作製
工程とを備える光情報記録媒体製造方法において、前記
透明基板作製工程は、基板上に紫外線硬化樹脂を塗布す
る塗布工程と、前記紫外線硬化樹脂に前記スタンパの前
記ピット列または案内溝が転写された面を密着させる密
着工程と、前記基板側から紫外線を照射し前記紫外線硬
化樹脂を硬化度が70%以上80%以下である状態に硬
化させる第1硬化工程と、前記第1硬化工程により硬化
された前記紫外線硬化樹脂と前記スタンパとを剥離する
剥離工程と、前記剥離工程により前記スタンパから剥離
された前記紫外線硬化樹脂に紫外線を照射し前記紫外線
硬化樹脂を完全硬化状態に硬化させる第2の硬化工程と
を備えることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の光情報記録媒体
製造方法の一実施例を説明する図である。本実施例で
は、DVDを製造する場合を例に上げて説明する。図1
に示すように、本実施例の光情報記録媒体製造方法はマ
スタ原盤作製工程(a)と、スタンパ作製工程(b)
と、透明基板作製工程(c)と、成膜貼合工程(d)と
からなる。
【0016】本実施例の光情報記録媒体製造方法では、
マスタ原盤作製工程(a)、スタンパ作製工程(b)及
び成膜貼合工程(d)は、従来のDVDを製造する場合
におけるそれぞれの工程と同様であるが、透明基板作製
工程(c)は、従来のDVDを製造する場合における透
明基板作製工程とは異なっている。以下、工程順に各工
程について説明する。
【0017】図2は、本発明の光情報記録媒体製造方法
の一実施例におけるマスタ原盤作製工程を説明するため
の図である。マスタ原盤作製工程(a)は、次に示す6
つの工程からなっている。ガラス原盤研磨工程(a−
1)では、厚さ6mm、直径200mmのガラス原盤を
研磨する。プライマ層形成工程(a−2)では、ガラス
原盤と後述するフォトレジスト層との密着力を高めるた
めにガラス原盤表面にプライマをスピンコート法により
塗布し、プライマ層を形成する。
【0018】フォトレジスト層形成工程(a−3)で
は、プライマ層上にフォトレジストをスピンコート法に
より塗布し、フォトレジスト層を120nmの膜厚にな
るように形成する。プリベーク工程(a−4)では、フ
ォトレジスト層に含まれる溶剤を揮発させるために、フ
ォトレジスト層が形成されたガラス原盤をオーブンの中
に設置し、70℃で5分間乾燥する。
【0019】カッティング工程(a−5)では、ガラス
原盤をカッティングマシンに設置し、フォトレジスト層
の直径40mm〜直径117mmの領域にレーザ光を照
射し、ピット列または案内溝を記録する。現像工程(a
−6)では、ピット列または案内溝が記録されたフォト
レジスト層に現像液を塗布し、レーザ光が照射された部
分のフォトレジスト層を除去する。洗浄工程(a−7)
では、現像液が塗布されたフォトレジスト層を純水によ
り洗浄する。ポストベーク工程(a−8)では、フォト
レジスト層を洗浄した純水を除去するために、洗浄した
ガラス原盤をオーブンの中に設置し、70℃で5分間乾
燥する。
【0020】以上に示したマスタ原盤作製工程(a)に
よって、ピット列または案内溝がフォトレジスト層上に
凹凸として形成されたマスタ原盤を得ることができる。
【0021】図3は、本発明の光情報記録媒体製造方法
の一実施例におけるスタンパ作製工程を説明するための
図である。スタンパ作製工程(b)は、以下に示す4つ
の工程からなっている。導電膜形成工程(b−1)で
は、マスタ原盤作製工程(a)によってピット列または
案内溝がフォトレジスト層上に凹凸として形成されたマ
スタ原盤をスパッタリング装置に取付け、フォトレジス
ト層表面に膜厚50nmのニッケル、クロム等の導電膜
を形成する。
【0022】電鋳工程(b−2)では、導電膜を形成し
たマスタ原盤を電鋳装置の陰極に取付け、導電膜表面に
ニッケル電鋳物を堆積させ、厚さ0.3mmのニッケル
電鋳板を作製する。電鋳板剥離工程(b−3)では、ニ
ッケル電鋳板をガラス原盤から剥離する。スタンパ仕上
工程(b−4)では、剥離したニッケル電鋳板の裏面を
研磨し、所望の形状(本実施例では外径120mmの円
盤状)に加工する。
【0023】以上に示したスタンパ作製工程(b)によ
って、片面にマスタ原盤から転写されたピット列または
案内溝を有するスタンパを得ることができる。
【0024】図4は、本発明の光情報記録媒体製造方法
の一実施例における透明基板作製工程を説明する図であ
る。透明基板作製工程(c)は、以下に示す5つの工程
からなっている。紫外線硬化樹脂形成工程(c−1)で
は、外径120mm、内径15mm、厚さ0.6mmの
ポリカーボネート樹脂からなる透明基板301の片面に
紫外線硬化樹脂(日本化薬社製 MPZ−2411)を
塗布し、紫外線硬化樹脂層302を形成する。
【0025】スタンパ密着工程(c−2)では、スタン
パ作製工程(b)によって得られたスタンパ303を、
透明基板301上に形成された紫外線硬化樹脂層302
に密着させる。このとき、紫外線硬化樹脂層302の厚
さが約40μmとなるようにスタンパ303に圧力を加
える。
【0026】第1硬化工程(c−3)では、透明基板3
01との距離が10cmの位置から紫外線305が照射
されるように、紫外線硬化樹脂層302にスタンパ30
3を密着した透明基板301を紫外線照射装置304に
配置し、窒素雰囲気中において、1000mJ/cm2
のエネルギーで紫外線を照射する。
【0027】このとき、紫外線硬化樹脂層302の硬化
度が70%以上80%以下の範囲となるよう照射時間を
調整する。本実施例では、照射時間を3分以上、4分以
下とした場合、紫外線硬化樹脂層302は、硬化度が7
0%以上80%以下の範囲である状態となった。
【0028】紫外線硬化樹脂層302の硬化度が70%
未満であると、後述するスタンパ剥離工程においてスタ
ンパを剥離する際に、紫外線硬化樹脂層302がスタン
パ303から完全に剥離されず、一部の紫外線硬化樹脂
がスタンパに付着してしまう確率が70%以上であっ
た。
【0029】紫外線硬化樹脂層302の硬化度が80%
を超えると、紫外線硬化樹脂層302とスタンパ303
との密着力が強くなりすぎ、剥離の際に、紫外線硬化樹
脂層302にひび割れを生じさせたり、透明基板301
に反りを発生させる確率が70%以上であった。
【0030】第1硬化工程(c−3)において、紫外線
硬化樹脂層302の硬化度が70%以上80%以下の範
囲となるように硬化させた後、スタンパ剥離工程(c−
4)では、スタンパ303を紫外線硬化樹脂層302か
ら剥離する。紫外線硬化樹脂層302の硬化度を70%
以上80%以下の範囲となるようにした場合は、スタン
パ剥離工程(c−4)においてスタンパを剥離する際
に、紫外線硬化樹脂層302や透明基板301に欠陥が
発生する確率が5%以下であった。
【0031】第2硬化工程(c−5)では、紫外線硬化
樹脂層302にスタンパ303を密着した透明基板30
1を紫外線照射装置304に再度配置し、第1硬化工程
(c−3)と同じ条件で、さらに2分間紫外線305を
照射し、紫外線硬化樹脂層302を完全硬化状態(本実
施例では、紫外線硬化樹脂の硬化度が99%以上である
状態)に硬化させた。
【0032】図5は、本発明の光情報記録媒体製造方法
の一実施例における成膜貼合工程を説明する図である。
成膜貼合工程(d)は、以下に示す3つの工程からなっ
ている。
【0033】反射膜形成工程(d−1)では、透明基板
作製工程(c)において得られた透明基板を、スパッタ
リング装置に設置し、透明基板のピット列または案内溝
が形成された面上に、アルミニウム、金等の金属または
窒化シリコン等の誘電体等からなる反射膜を、スパッタ
リング法により約60〜100nmの膜厚に形成する。
【0034】保護膜形成工程(d−2)では、反射膜形
成工程(d−2)において反射膜が形成された透明基板
をスピンコータに設置し、スピンコート法により反射膜
上に紫外線硬化樹脂を約10〜30μmの膜厚となるよ
うに塗布し、紫外線を照射することにより紫外線硬化樹
脂を完全硬化状態に硬化させて保護膜を形成する。
【0035】貼り合わせ工程(d−3)では、保護膜形
成工程(d−2)において保護膜が形成された透明基板
と、ピット列または案内溝を有しないダミー基板とを接
着剤を介して貼り合わせる。また、貼り合わせ工程(d
−3)では、ダミー基板とではなく、上述したマスタ原
盤作製工程(a)〜成膜貼合工程(d)の保護膜形成工
程(d−2)によって得られた、ピット列または案内溝
を有し、反射膜、保護膜が形成された2枚の透明基板を
貼り合わせても良い。
【0036】以上に示した工程によって得られた光情報
記録媒体に対して検査用再生装置により再生信号特性を
検査したところ、本実施例の透明基板作製工程(c)に
おいて紫外線硬化樹脂302または透明基板301に欠
陥が発生しなかった光情報記録媒体の全数がDVD規格
値を満足した。
【0037】以上のように、本発明の光情報記録媒体製
造方法によれば、透明基板作製工程(c)において紫外
線硬化樹脂層302や透明基板301に欠陥が発生する
確率を低くすることができる。したがって、高い歩留率
で光情報記録媒体を製造することができる。
【0038】上述した実施例では、透明基板作製工程
(c)の紫外線硬化樹脂層形成工程(c−1)におい
て、透明基板上に紫外線硬化樹脂を塗布し、当該紫外線
硬化樹脂にスタンパを密着させるようにしたが、スタン
パのピット列または案内溝が形成された面上に紫外線硬
化樹脂を塗布し、当該紫外線硬化樹脂に透明基板を密着
させてもよい。
【0039】また、射出成形により形成された透明基板
のピット列または案内溝を有する面上にアルミニウム、
金等の金属または窒化シリコン等の誘電体等からなる反
射膜を形成し、当該反射膜上に、本実施例の透明基板作
製工程(c)と同様の工程により、紫外線硬化樹脂層を
塗布し、スタンパに形成されたピット列または案内溝を
転写するようにした場合も、紫外線硬化樹脂層、反射膜
及び透明基板に欠陥が発生する確率は5%以下と低かっ
た。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、2P法を用いた光情報
記録媒体の製造方法において、スタンパを紫外線硬化樹
脂層から剥離する際に、紫外線硬化樹脂層、反射膜及び
透明基板に欠陥が発生する確率を低くし、高い歩留率で
光情報記録媒体を製造できる光情報記録媒体製造方法を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光情報記録媒体製造方法の一実施例を
説明する図。
【図2】本発明の光情報記録媒体製造方法の一実施例に
おけるマスタ原盤作製工程を説明するための図。
【図3】本発明の光情報記録媒体製造方法の一実施例に
おけるスタンパ作製工程を説明するための図。
【図4】本発明の光情報記録媒体製造方法の一実施例に
おける透明基板作製工程を説明する図。
【図5】本発明の光情報記録媒体製造方法の一実施例に
おける成膜貼合工程を説明する図。
【図6】従来の2P成形法を用いた光情報記録媒体の製
造工程の一部を説明する図。
【符号の説明】
301 透明基板 302 紫外線硬化樹脂 303 スタンパ 304 紫外線照射装置 305 紫外線 601 スタンパ 602 紫外線硬化樹脂層 603 スタンパ 604 紫外線照射装置 605 紫外線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピット列または案内溝が記録されたマスタ
    原盤を作製するマスタ原盤作製工程と、 前記マスタ原盤に記録された前記ピット列または案内溝
    を転写したスタンパを作製するスタンパ作製工程と、 前記スタンパに転写された前記ピット列または案内溝を
    転写した透明基板を作製する透明基板作製工程とを備え
    る光情報記録媒体製造方法において、 前記透明基板作製工程は、 前記スタンパの前記ピット列または案内溝が転写された
    面上に紫外線硬化樹脂を塗布する塗布工程と、 前記紫外線硬化樹脂に基板を密着させる密着工程と、 前記基板側から紫外線を照射し前記紫外線硬化樹脂を硬
    化度が70%以上80%以下である状態に硬化させる第
    1硬化工程と、 前記第1硬化工程により硬化された前記紫外線硬化樹脂
    と前記スタンパとを剥離する剥離工程と、 前記剥離工程により前記スタンパから剥離された前記紫
    外線硬化樹脂に紫外線を照射し前記紫外線硬化樹脂を完
    全硬化状態に硬化させる第2の硬化工程とを備えること
    を特徴とする光情報記録媒体製造方法。
  2. 【請求項2】ピット列または案内溝が記録されたマスタ
    原盤を作製するマスタ原盤作製工程と、 前記マスタ原盤に記録された前記ピットまたは案内溝を
    転写したスタンパを作製するスタンパ作製工程と、 前記スタンパに転写された前記ピット列または案内溝を
    転写した透明基板を作製する透明基板作製工程とを備え
    る光情報記録媒体製造方法において、 前記透明基板作製工程は、 基板上に紫外線硬化樹脂を塗布する塗布工程と、 前記紫外線硬化樹脂に前記スタンパの前記ピット列また
    は案内溝が転写された面を密着させる密着工程と、 前記基板側から紫外線を照射し前記紫外線硬化樹脂を硬
    化度が70%以上80%以下である状態に硬化させる第
    1硬化工程と、 前記第1硬化工程により硬化された前記紫外線硬化樹脂
    と前記スタンパとを剥離する剥離工程と、 前記剥離工程により前記スタンパから剥離された前記紫
    外線硬化樹脂に紫外線を照射し前記紫外線硬化樹脂を完
    全硬化状態に硬化させる第2の硬化工程とを備えること
    を特徴とする光情報記録媒体製造方法。
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