JPH0415644A - 新規な写真用カプラー - Google Patents

新規な写真用カプラー

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JPH0415644A
JPH0415644A JP11923890A JP11923890A JPH0415644A JP H0415644 A JPH0415644 A JP H0415644A JP 11923890 A JP11923890 A JP 11923890A JP 11923890 A JP11923890 A JP 11923890A JP H0415644 A JPH0415644 A JP H0415644A
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JP
Japan
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coupler
group
color
groups
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JP11923890A
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Yutaka Kaneko
豊 金子
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH0415644A publication Critical patent/JPH0415644A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はカラー写真用素材として用いられる新規な写真
用カプラーに関し、詳しくは、熱・湿度および光に対す
る堅牢性の優れた色素画像を形成する写真用カプラーに
関する。
[発明の背景] ハロゲン化銀写真感光材料に露光を与えた後、発色現像
処理することにより、露光領域において、酸化された芳
香族第一級アミン発色現像主薬と色素形成カプラーとが
反応して色素か生成し、色画像が形成される。
一般に、この写真方法においては減色法による色再現法
が使われ、イエロー、マセンタおよびシアンの色画像が
形成される。
上記のイエロー色画像を形成させるために用いられる写
真用カプラーとしては、例えはアシルアセトアニリド系
カプラーがあり、また、マセンタ色画像形成用のカプラ
ーとしては例えばピラゾロン、ピラゾロベンズイミダゾ
ール、ピラゾロトリアゾールまたはインダシロン系カプ
ラーが知られており、さらにシアン色画像形成用のカプ
ラーとしては、例えばフェノールまたはナフトール系カ
プラーが一般的に用いられる。
二のようにして得られる色素画像は、長時間光に曝され
ても、高温、高温下に保存されても変褪色しないことが
望まれている。
しかしながら、シアン色素を形成する為のカフラーとし
て、研究が進められてきたフェノール系カプラーおよび
ナフトール系カプラーは、形成されたシアン色素画像の
分光吸収特性、耐熱性、耐湿性および耐光性等の点て今
一つ不十分てあり、この改良をめざして、置換基の工夫
をはじめどじ、種々の提案がなされているが、これらを
すべて満足するような化合物は未だ得られていない。
そこて木発明者等は、前記の点につき、更に研究を進め
た結果、熱・湿度および光に対して色相変化を起さない
シアン色素画像を形成しうる写真用カプラーを発見し、
本発明を完成するに至った。
[発明の目的] 本発明の第1の目的は、カラー写真用素材として用いら
れる新規な写真用カプラーを提供することにある。
本発明の第2の目的は、熱 42度および光に対シ色相
の変化を起こさないシアン色素画像を形成する写真用カ
プラーを提供することにある。
[発明の構成コ 本発明の上記目的は一般式[1]で表わされる写真用カ
プラーによって達成される。
−能代[I] [式中、R,、R2およびYは水素原子または置換基を
表す。Xは発色現像主薬の酸化体と反応して前説する基
を表わす。nは0〜4の整数を表し、nが2以上のとき
、複数のR2は同じでも異なっていてもよい。] 以下、より具体的に本発明を説明する。
本発明に用いられる一般式[1]で示される新規な写真
用カプラーは、トリアゾロビリタシン話導体である。
一般弐N]におりる11才5よひR2て表される置換基
は、アルキル、アリール、アニリノ、アシルアミノ、ス
ルポンアミド、アルキルチオ、アリールチオ、アルケニ
ル、シクロアルキル等の8基か挙げられるか、この他に
ハロゲン原子及びシクロアルケニル、アルキニル、複素
環、スルホニル、スルフィニル、ホスホニル、アシル、
カルバモイル、スルファモイル、シアノ、アルコキシ、
アリールオキシ、複素環オキシ、シロキシ、アシルオキ
シ、カルバモイルオキシ、アミノ、アルキルアミ八 イ
ミド、ウレイド、スルファモイルアミノ、アルコキシカ
ルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、ア
ルコキシ力ルホニル、アリールオキシカルボニル、複素
環チオの8基、ならびにスピロ化合物残基、有橋炭化水
素化合物残基、及びチオウレイド、カルボキシ、ヒドロ
キシ、メルカプト、ニトロ、スルホ等の8基が挙げられ
る。
前記のアルキル基としては、炭素数1〜32のものか好
ましく、直鎮ても分岐でもよい。
アリール基としては、フェニル基が好ましい。
アシルアミノ基としては、アリールスルホニルアミノ基
、アリールスルホニルアミノ基等が挙げられる。
スルホンアミド基としては、アルキルスルホニルアミノ
基、アリールスルホニルアミノ基等が挙げられる。
アルキルチオ基、アリールチオ基におけるアルキル成分
、アリール成分は前記のアルキル基、アリール基が挙げ
られる。
アルケニル基としては、炭素数2〜32のもの、シクロ
アルキル基としては炭素数3〜12、特に5〜7のもの
が好ましく、アルケニル基は直鎮ても分岐てもよい。
シクロアルケニル基としては、炭素数3〜12、特に5
〜7のものかル°了ましい。
スルホニル基としてはアルキルスルホニル基、アリール
スルホニル基等。
スルフィニル基としてはアルキルスルフィニル基、アリ
ールスルホニル基等 ホスホニル基としてはアルキルポスボニル基、アルコキ
シホスホニル基、アリールオキシホスホニル基、アリー
ルホスホニル基等ニ アシル基としてはアルキルカルボニル基、アルキルカル
ボニル基等: カルハモイル基とし2てはアルキルカルバモイル基、ア
リールカルバモイル基等; スルファモイル基としてはアルキルスルファモイル基、
アリールスルファモイル基等ニアシルオキシ基としては
アルキルカルボニルオキシ基、アリールカルボニルオキ
シ基等;カルバモイルオキシ基としてはアルキルカルバ
モイルオキシ基、アリールカルバモイルオキシ基等 ウレイド基としてはアルキルウレイド基、アリールウレ
イド基等; スルファモイルアミノ基としてはアルキルスルファモイ
ルアミノ基、アリールスルファモイルアミノ基等。
複素環基としては5〜7員のものが好ましく、具体的に
は2−フリル基、2−チエニル基、2ピリミジニル基、
2−ヘンジチアゾリル基、1ピロリル基、1−テトラゾ
リル基等; 複素環オキシ基としては5〜7員の複素環を有するもの
か好ましく、例えは3,4,5.5−テトラヒドロピラ
ニル−2−オキシ基、1−フェニルテトラゾール−5−
オキシ基等 複素環チオ基としては、5〜7員の複素環チオ基が好ま
しく、例えば2−ピリジルチオ基、2ベンゾチアゾリル
チオ基、2.4−ジフェノキシ−1,3,5−トリアゾ
ール−6−チオ基等シロキシ基としてはトリメチルシロ
キシ基、トリエチルシロキシ基、ジメチルブチルシロキ
シ基等; イミド基としてはコハク酸イミド基、3−ヘフタデシル
コハク酸イミド基、フタルイミド基、グルタルイミド基
等 スピロ化合物残基としてはスピロ[3,3]へブタン−
1−イル等 有橋炭化水素化合物残基としてはビシクロ[2,2,1
]へブタン−1−イル、トリシクロ[3,3,1,1”
]]デカンー1−イル7.7−シメチルヒシクロ[2,
2,1]へブタン−1−イル等が挙げられる。
R1,R2およびR3で表される置換基は、更に長鎖炭
化水素基やポリマー残基などの耐拡散性基や電子吸引基
等の置換基を有していてもよい。
nは0〜4の整数を表し、nが2以上のとき、複数のR
2は同しても異なっていてもよい。
Xて表される発色現像主薬の酸化体との反応により離脱
しつる基としては、例えは水素原子、ハロゲン原子(塩
素原子、臭素原子、弗素原子等)及びアルコキシ、アリ
ールオキシ、複素環オキシ、アシルオキシ、スルホニル
オキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシ
カルボニル、アルキルオキザリルオキシ、アルコキシオ
キザリルオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、複素環
チオ、アルキルオキシチオカルホニルチオ、アシルアミ
ノ、スルホンアミド、N原子で結合した含窒素複素環、
アルキルオキシカルボニルアミノ、アリールオキシカル
ボニルアミノ、カルホキシル、 (R,’、R,’、n  およびY′は、前記111、
J、nおよびYと同義てあり、llaおよび+’tbは
水素原子、アソル基、アルキル基又は複素環基を表す。
)等の多基が挙げられるが、好ましくはハロゲン原子、
特に塩素原子である。
Yは水素原子または置換基を表わずが、Yが表わす置換
基の好ましいものは、例えは、本発明の化合物が、現像
主薬酸化体と反応した後、前記化合物から脱離するもの
であるが、例えばYか表す置換基は、特開昭61−22
[1444号等に記載されているような、アルカリ条件
下で、離脱しつる基や、特開昭56−133734号等
に記載されているような現像主薬酸化体との反応により
、カップリング オフする置換基等が挙げられるが、好
ましくはYは水素原子である。
次に本発明の代表的化合物例を以下に示すが、本発明は
これらに限定されるものではなし)。
以下余白 前記の本発明のカプラーは、ヒエミツシュ・ベリヒテ(
Chem、Ber) 、1989.122 (10) 
、第1935頁〜第1938頁に記載の化合物を含み、
かつこれに記載されている合成法に従って合成すること
ができる。
本発明のカプラーは通常ハロゲン化銀1モル当りI X
 10”3モル〜1モル、好ましくはlXl0−2モル
〜s x io−’モルの範囲で用いることかできる。
また本発明のカプラーは他の種類のシアンカフラーと併
用することもてきる。
本発明のカプラーには、通常の色素形成力フラーにおい
て用いられる方法および技術か、同様に適用される。
本発明のカプラーには、いかなる発色法によるカラー写
真形成用素材としても用いることがでとるが、具体的に
は、外式発色法および内式発色法が挙げられる。外式発
色法として用いられる場合、本発明のカプラーはアルカ
リ水溶液あるいは有機溶媒(例えはアルコールなど)に
溶解して、現像処理液中に添加し使用することかできる
本発明のカプラーを内式発色法によるカラー写真形成用
素材として用いる場合、本発明のカプラーは写真感光材
料中に含有させて使用する。
典型的には、本発明のカプラーをハロゲン化銀乳剤に配
合し、この乳剤を支持体上に塗布してカラー感光材料を
形成する方法が好ましく用いられる。本発明のカプラー
は、例えはカラーのネガ及びポジフィルム並びにカラー
印画紙なとのカラー写真感光材料に用いられる。
このカラー印画紙を初めとする本発明のカプラーを用い
た感光材料は、単色用のものでも多色用のものでもよい
。多色用感光材料では、本発明のカプラーはいかなる層
に含有させてもよいが、通常は赤色感光性ハロゲン化銀
乳剤層に含有させる。多色用感光材料はスペクトルの3
原色領域のそれぞれに感光性を有する色素画像形成構成
単位を有する。各構成単位は、スペクトルのある一定領
域に対して感光性を有する単層または多層乳剤層から成
ることかてきる。画像形成構成単位の層を含めて感光材
料の構成層は、当業界で知られているように種々の順序
て配列することができる。
典型的な多色用感光材料は、少なくとも1つのシアンカ
プラーを含有する少なくとも1つの赤感光性ハロゲン化
銀乳剤層からなるシアン色素画像形成構成単位(シアン
カプラーの少なくとも1つは本発明のシアンカプラーで
ある。)、少なくとも1つのマゼンタカプラーを含有す
る少なくとも1つの緑感光性ハロゲン化銀乳剤層からな
るマゼンタ色素画像形成構成単位、少なくとも1つのイ
エローカプラーを含有する少なくとも1つの青感光性ハ
ロゲン化銀乳剤層からなるイエロー色素画像形成構成単
位を支持体上に担持させたものからなる。
感光材料は、追加の層たとえばフィルター層、中間層、
保護層、下塗り層等を有することかできる。本発明のカ
プラーを乳剤に含有せしめるには、従来公知の方法に従
えはよい。例えばトリクレジルポスフェート、ジブチル
フタレート等の沸点か175℃以上の高沸点有機溶媒ま
たは酢酸ブチル、プロピオン酸ブチル等の低沸点溶媒の
それぞれ単独にまたは必要に応じてそれらの混合液に本
発明のカプラーを単独でまたは併用して溶解した後、界
面活性剤を含むセラチン水溶液と混合し、次に高速度回
転ミキサーまたはコロイドミルで乳化した後、ハロゲン
化銀に添加して本発明に使用するハロゲン化銀乳剤を調
製することかできる。
本発明のカプラーを用いた感光材料に好ましく用いられ
るハロゲン化銀組成としては、塩化銀、塩臭化銀または
塩沃臭化銀かある。また更に、塩化銀と臭化銀の混合物
等の組合せ混合物てあフてもよい。即ち、ハロゲン化銀
乳剤がカラー用印画紙に用いられる場合には、特に速い
現像性が求められるので、ハロゲン化銀のハロゲン組成
として塩素原子を含むことが好ましく、受なくとも1%
の塩化銀を含有する塩化銀、塩臭化銀または塩沃臭化銀
であることが特に好ましい。
ハロゲン化銀乳剤は、常法により化学増感される。また
、所望の6長域に光学的に増感できる。
ハロゲン化銀乳剤には、感光材料の製造工程、保存中、
あるいは写真IA埋中のカブリの防止、及び/又は写真
性能を安定に保つことを目的とじて写真業界においてカ
ブリ防止剤または安定剤どして知られている化合物を加
えることかてぎる。
本発明のカプラーを用いたカラー感光材料には、通常感
光材料に用いられる色カブリ防止剤、色素画像安定化剤
、紫外線防止剤、!電防止剤、マット剤、界面活性剤等
を用いることかできる。
これらについては、例えはリヅーチ ディスクロージャ
ー (Research Disclosure) 1
76巻、22〜31頁(1978年12月)の記載を参
考にすることかできる。
本発明のカプラーを用いたカラー写真感光材料は、当業
界公知の発色現像処理を行うことにより画像を形成する
ことかてぎる。
本発明に係るカプラーを用いたカラー写真感光材料は、
親水性コロイド層中に発色現像主薬を発色現像主薬その
ものとして、あるいはそのプレカーサーとして含有し、
アルカリ性の活性化浴により処理することもてきる。
本発明のカプラーを用いたカラー写真感光材料は、発色
現像後、漂白処理、定着処理を施される。漂白処理は定
着処理と同時に行ってもよい。
定着処理の後は、通常は水洗処理が行われる。
また水洗処理の代替えとして安定化処理を行ってもよい
し、両者を併用してもよい。
[実施例] 次に本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体上に下記の
各層を支持体側より順次塗設し、赤色感光性カラー感光
材料試料1を作製した。尚、化合物の添加量は特に断り
のない限り1m2当りを示す(ハロゲン化銀は銀換算値
)。
第1層:乳剤層 セラチン1.3 g、赤感性塩臭化銀乳剤(塩化銀96
モル%含有) 0.30gおよびジオクチルホスフェー
ト1.50gに溶解した比較シアンカプラーa9.4 
Xl0−’モルからなる赤感性乳剤層。
第2層:保護層 セラチン0.50gを含む保護層。尚、硬膜剤として2
4−シクロロー6−ヒトロキシー5−f−リアジンナト
リウム塩をセラチン1g当り0.017 gになるよう
添加した。
次に、試料1において比較カプラーaを表1に示すカプ
ラー(添加量は比較カプラーaと同モル量)に代えた以
外は、全く同様にして、本発明の試料2〜8を作製した
上記で得た試料1〜8は、それぞれ常法に従ってウェッ
ジ露光を与えた後、次の工程て現像処理を行った。
(現像処理工程) 発色現像    38℃    3分30秒漂白定着 
   38℃     1分30秒安定化処理/または
水洗処理 25℃〜30℃   3分 乾   燥   75℃〜80℃     2分各処理
工程において使用した処理液組成は、下記の如くである
(発色現像液) ヘンシルアルコール         15  mpエ
チレングリコール 亜硫酸カリウム 臭化カリウム 塩化ナトリウム 炭酸カリウム ヒドロキシルアミン硫酸塩 ポリ燐酸(TPPS) 3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−(β−メタ
ンスルホンアミドエチル) アニリン硫酸塩 15   mF 2.0g 0.7g 0.2g 30.0g 3.0g 2.5g g 蛍光増白剤 水酸化カリウム 水を加えて全量を1にとし、 る。
(漂白定着液) (4,4’−ジアミノスチルベ ンジスルホン酸話導体) 1.0g 2、Og pH 10,20に調整す エチレンジアミン四酢酸第2鉄 アンモニウム2水塩 エチレンシアミン四酢酸 チオ硫酸アンモニウム(70%溶ン夜)亜硫酸アンモニ
ウム(40%溶液) 0   g g 100   mI+ 27.5mρ 炭酸カリウムまたは氷酢酸でpH7,1に調整し、水を
加えて全量を1でとする。
(安定化液) 5−クロロ−2−メチル−4− イソチアゾリン−3−オン      1.0gエチレ
ングリコール         10g水を加えて1ρ
とする。
上記で処理された試料1〜8について、濃度計(コニカ
株式会社製KD−7型)を用いて濃度を測定し、さらに
、上記各処理済試料を高温・高温(60℃、80%RH
)雰囲気下に360時間放置し、色素画像の耐熱・耐湿
性を調へた。
また、各試料をキセノンフェートメーターで250時間
照射した後、濃度を測定して、耐光性を調へた。結果を
表−1に示す。但し色素画像の耐熱性、耐湿性および耐
光性は初濃度10に対する耐熱、耐湿および耐光試験後
の色素残留パーセントで表す。
比較カプラ ー5HIl(t) し! 表−1 表−1の結果から明らかなように、本発明のカプラーを
用いた試料は、比較カプラーを用いた試料に比へて、い
ずれも色素残存率が高く、耐熱・耐湿性および耐光性に
優れており堅牢であることがわかる。
実施例2 下引済のトリアセテートフィルム上に、下記の各層を支
持体側より順次塗設し、赤色感光性カラー感光材料(試
料9)を作製した。尚、化合物の添加量は、特に断りの
ない限り、1m2当りを示す(ハロゲン化銀は銀換算値
)。
第1層:乳剤層 ゼラチン1.4 g、赤感性沃臭化銀乳剤(法化銀4モ
ル%含有)1.5gおよびトリクレジルホスフェート1
.1gに溶解し比較シアンカプラーb7.8 X 10
−’モルからなる赤感性乳剤層。
第2層;保護層 ゼラチン1.5gを含む保護層、尚、硬膜剤として2.
4−ジクロロ−6−ヒトロキシー5−t−リアジンナト
リウム塩をゼラチン1g当り、0.017 gになるよ
う添加した。
次に、試!1−49において、比較シアンカプラーbを
表−2に示すカプラー(添加量は比較カプラーbと同モ
ル量)に代えた以外は、全く同様にして、本発明の試料
lO〜15を作製した。
得られたフィルム試料は、通常の方法でウェッジ露光し
、下記のカラー用処理工程に従いカラー現像を行なった
比較カプラーb [処理工程] (処理温度38℃) 処理時間発色現像
           3分15秒漂   白    
              6分30秒水   洗 
                 3分15秒定  
 着                  6分30秒
水   洗                  3分
15秒安定化            1分30秒乾 
  燥 各処理工程において使用した処理液組成は下記の如くで
ある。
[発色現像液] 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N(β−ヒドロ
キシエチル)アニリン硫酸塩4.75g 無水亜硫酸ナトリウム ヒドロキシアミン1/2硫酸塩 無水炭酸カリウム 臭化ナトリウム ニトリロ三酢酸・3ナトリウム 水酸化カリウム 水を加えて1にとし、 いてp)110.6に調整する。
[漂白液] 水酸化ナト エチレンジアミン四酢酸鉄 アンモニウム塩 4.25g 2.0 g 75 g 1.3  g (1水塩) 2.5g 1.0g リウムを用 100.0g エチレンジアミン四酢酸 2アンモニウム塩         10.0g臭化ア
ンモニウム          150.0g氷酢酸 
              10.0g水を加えて1
℃とし、アンモニア水を用いてpHa、oに調整する。
[定着液] チオ硫酸アンモニウム        175.0 g
無水亜硫酸ナトリウム         8.6gメタ
亜硫酸ナトリウム         2.38水を加え
て1℃とし、酢酸を用いてpH8,0に調整する。
[安定化液] ホルマリン(37%水i?it)        1.
5mfコニダックス             7.5
mA(コニカ株式会社製) 水を加えてIPとする。
上記で処理された試料9〜16について、濃度計(コニ
カ株式会社製HD−7R型)を用いて透過濃度を測定し
、さらに、上ご己各処理済試料を高温・高温(60℃、
80%RH)雰囲気下に360時間放置し、色素画像の
耐熱・耐湿性を調べた。
また、各試料をキセノンフェードメーターで250時間
照射して、耐光性を調べた。結果を表−2に示す。但し
色素画像の耐熱性、耐湿性および耐光性は初濃度1.0
に対する耐熱・耐湿および耐光試験後の色素残留パーセ
ントで表す。
表−2 表−2の結果から明らかなように、本発明のカプラーを
用いた試料は、比較カプラーを用いた試料に比べて、い
づれも色素残存率が高く、耐熱耐湿性および耐光性に優
れており堅牢であることがわかる。
実施例3 トリアセチルセルロースフィルム支持体上に、下記の各
層を支持体側より順次塗設し、表−3に示すカプラーを
含有する赤感性カラー反転写真感光材料17〜22を作
製した。
第1J’9:乳剤層 ゼラチン1.3g、赤感性塩臭化銀乳剤(塩化銀95モ
ル%含有)0.5gおよびジブチルフタレート1.6g
に熔解した表−3に示すカプラー8.7×1O−4モル
からなる赤感性乳剤層。
第2層:保護層 ゼラチン0.5gを含む保護層、尚、硬膜剤として2.
4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−5−t−リアジンナト
リウム塩をゼラチン1g当り、0.017 gになるよ
う添加した。
上記で得た試料は、それぞれ常法に従フてウェッジ露光
を与えた後、次の工程で現像処理を行った。
[反転処理工程] 工程    時間    温 度 第−現像   6分     38℃ 水   洗     2分       38 ℃反 
  転     2分       38 ℃発色現像
   6分    38℃ 調   整     2分       38 ℃漂 
   白      6 分         38 
℃定   着     4分        3ば水 
  洗     4分       38 ℃安   
定     1分       38 ℃乾   燥 
             常  温処理液の組成は以
下のものを用いる。
[第一現像液コ テトラポリリン酸ナトリウム      2亜硫酸ナト
リウム           20ハイドロキノン・モ
ノスルフォネート 30炭酸ナトリウム(1水塩)30 1−フェニル−4−メチル−4−ヒ ドロキシメチル−3−ピラゾリドン  2臭化カリウム
             2チオシアン酸カリウム 
        Iヨウ化カリウム(01%熔7夜) 
     2水を加えて           100
0[反転液コ 水を加えて g ニトリロトリメチレンホスホン酸・ 6ナトリウム塩 塩化第1スズ(2水塩) p−アミノフェノール 水酸化ナトリウム 氷酢酸 水を加えて [発色現像液] テトラポリリン酸ナトリウム 亜硫酸ナトリウム 第3リン酸ナトリウム(12水塩) 臭化カリウム 沃化カリウムク0.1%溶液) 水酸化ナトリウム シトラジン酸 −4−アミンアニリン 硫酸塩 エチレンシアミン g 6   g g 90   +1’ g 1.58 g [調整液] 亜硫酸ナト リウム エチレンジアミンテトラ酢酸 ナトリウム(2水塩) チオグリセリン 氷酢酸 水を加えて [漂白液] エチレンジアミン四酢酸 ナトリウム(2水塩) エチレンジアミン四酢酸 鉄(II+ )アンモニウム(2水塩)臭化カリウム 水を加えて 「定着液コ チオ硫酸アンモニウム 亜硫酸ナトリウム 重亜硫酸ナトリウム 水を加えて [安定液] g 0.4mf 3  mρ 1000   mff 2.0g 120.0g 100.0g 1000   mρ 80.0g 5.0g 5.0g 1000   mj) ホルマリン(37重量%) コニダックス (コニカ株式会社製) 5.0mj 5 、0mR 水を加えて            1000nH1上
記で処理された各試料について、実施例2と同様に色素
画像の耐熱・耐湿性および耐光性を調へた。その結果を
表−3に示す。
表−3 る。
[発明の効果コ 本発明のカプラーから形成された色素画像は、熱、湿度
および先に対して堅牢であることがわかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  一般式[ I ]で表わされることを特徴とする写真用
    カプラー。 一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R_1、R_2およびYは水素原子または置換
    基を表す、Xは発色現像主薬の酸化体と反応して離脱す
    る基を表わす。nは0〜4の整数を表し、nが2以上の
    とき、複数のR_2は同じでも異なっていてもよい。]
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4863532A (en) * 1981-08-05 1989-09-05 Nippon Steel Corporation Grain-oriented electromagnetic steel sheet
US5354389A (en) * 1991-07-29 1994-10-11 Nkk Corporation Method of manufacturing silicon steel sheet having grains precisely arranged in Goss orientation
KR20240035910A (ko) 2019-04-23 2024-03-18 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 방향성 전자 강판의 제조 방법
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