JPH0415565B2 - - Google Patents

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JPH0415565B2
JPH0415565B2 JP60137580A JP13758085A JPH0415565B2 JP H0415565 B2 JPH0415565 B2 JP H0415565B2 JP 60137580 A JP60137580 A JP 60137580A JP 13758085 A JP13758085 A JP 13758085A JP H0415565 B2 JPH0415565 B2 JP H0415565B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
wire
tensile strength
high tensile
tension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP60137580A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61294710A (ja
Inventor
Hiroyuki Hoshino
Yoji Fukushima
Shoji Nomura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば架空電線の内部に光フアイバ
を収納してなる光フアイバ複合架空電線ならびに
その製造方法の改良に関するものである。
〔従来の技術と問題点〕
架空地線の内部に光フアイバを収納してなる光
フアイバ複合架空地線は、機械的強度が大きく伸
びも比較的大きい金属よりなる架空地線と機械的
に強度が小さく伸びも小さい光フアイバとを複合
するものであり、延線時の張力や架線張力が直接
上記強度の弱い光フアイバに伝達されないよう
に、光フアイバをプレフオームして収納室内にゆ
るく収納したりテンシヨンメンバーの外周に巻回
せしめたりなどさまざまな工夫がなされている。
第1図は、かかる従来例の光フアイバ複合架空
地線10の一実施例を示すものであり、高抗張力
線であるテンシヨンメンバー1の外周に光フアイ
バ2を巻回し、これをパイプ3の収納室4内に収
納し、その外周に素線5,5を撚合せた例を示す
ものである。このような構造を有せしめることに
より、万が一光フアイバ2に張力が負荷されても
その張力をテンシヨンメンバー1にのみ分担せし
めるようにして、光フアイバ2に直接応力が負荷
されないように配慮するものである。上記におい
て、テンシヨンメンバー1に巻回された光フアイ
バ2の状態がパイプ3内において均一的であれば
かかる期待も可能であるが、単に巻回されただけ
の光フアイバは製造や架線作業中に負荷される応
力あるいは径間の高低差や架線後の温度差による
電線の伸縮さらには風などによる振動などのさま
ざまな因子によつてずれを生じ、パイプ3内にお
いて部分的に寄り合い状態となつたりすることが
避けられず、かかる寄り合いとなり集中した部分
が生ずると、極小曲げや過大側圧の発生のおそれ
があり、伝送特性の悪化や最悪の場合には破断の
原因となるおそれすらある。また、電線に負荷さ
れる張力は全長に均一とばかりは限らず、局部的
に異常張力の発生することがあるが、単にテンシ
ヨンメンバーに巻回してあるだけでは、かかる異
常張力を具合よく分散吸収せしめることができ
ず、その異常張力が直接光フアイバに伝達されて
しまうおそれもある。
〔発明の目的〕
本発明は上記のような実情にかんがみなされた
ものであつて、光フアイバをパイプなどの収納室
内に収納した場合にも、前記極小曲げや応力の局
部的異常の発生を完全に防止し得た光フアイバ複
合架空電線を提供しようとするものである。
〔発明の概要〕
すなわち、本発明の要旨は、光フアイバの収納
室内に収納する光フアイバを高抗張力線の外周に
添設した構造とし、当該光フアイバと高抗張力線
とを長手方向に間歇的に接着せしめるものであつ
て、これにより光フアイバの応力分布をつねに均
一化せしめることを可能ならしたものである。
〔実施例〕
以下に実施例に基いて説明する。
第2図は、本発明に係る光フアイバ複合架空地
線において前記パイプ3内に収納する光フアイバ
ユニツトの一例を示すものであり、高抗張力線で
あるテンシヨンメンバー1に巻回される光フアイ
バ2は、接着剤6により当該テンシヨンメンバー
1の長手方向に間歇的に接着点7において接着せ
しめられている。かかる長手方向に局部的に接着
せしめるには、第2図のように光フアイバ2がス
パイラル状に巻回せしめられる構成であれば、第
2図に示したようにテンシヨンメンバー1の外周
面に直線状に接着剤を塗布する方法を用いるのが
よい。しかして、光フアイバ2が第2図のように
局部的にテンシヨンメンバー1に接着せしめられ
ていれば、光フアイバ2は確実にテンシヨンメン
バー1に追随可能となるから、最初テンシヨンメ
ンバーへの巻回作業さえ正確であれば、その後に
おいて前記ずれを生じ寄り合い集中部分をつくる
おそれはない。また、電線に局部的な異常張力の
発生部分が生じても、その張力を光フアイバと接
着状態にあるテンシヨンメンバーが完全に吸収す
るから、光フアイバに直接異常応力が伝達される
心配も解消するのである。
上記第2図に示したような間歇的な接着によ
り、上記光フアイバの健全状態を確保する上で格
段の効果を発揮し得るが、さらにその効果を顕著
ならしめるためには、前記接着に際してテンシヨ
ンメンバー1にバツクテンシヨンを負荷しておく
のがよい。かかるバツクテンシヨン負荷状態で光
フアイバを間歇的に接着せしめ、しかる後にその
バツクテンシヨンを解放するのである。当然テン
シヨンメンバーが縮小し光フアイバにはその分だ
け余長を生ずることとなり、第3図に示したよう
に、光フアイバ2はテンシヨンメンバー1に間歇
的に接着点7,7において接着せしめられた状態
で、それぞれの接着点の間においてゆるく余長を
有した状態に保持される。このような余長を有す
れば、前記電線の異常張力の発生があつても、そ
の張力が光フアイバに伝達される危険性はより一
層完全に解消せしめられるのである。
上記した構成に加え、光フアイバの最外層をフ
ロン系のポリマーによつて被覆することにより、
張力負荷防止効果が一層顕著となる。すなわち、
フロン系のポリマー例えば4弗化エチレンや4弗
化エチレン6弗化プロピレンなどは摩擦係数がき
わめて小さい材料として知られており、かかるる
フロン系被覆をした光フアイバ2をパイプ3内に
収納した場合、パイプ3の内壁と光フアイバ2と
の間の摩擦が最小のものとなり、電線に異常張力
や異常伸びが発生しても光フアイバ2との間で具
合よく滑りが発生し、それによつて光フアイバに
張力負荷の生ずるおそれがきわめて効果的に解消
せしめられる。
なお、光フアイバの最外層がフロン系被覆によ
り構成された場合、これとテンシヨンメンバーと
の接着が困難となることが考えられる。この問題
を解決するには、フロン係被覆に周知のテトラH
(商品名)処理を施し、表面よりの脱弗素処理を
すればよく、これによつて通常の接着剤を使用し
て容易にテンシヨンメンバーとの接着を行わせる
ことができる。
また、上記におけるテンシヨンメンバーとして
は、一般にFRPが望ましいが、これに限定され
るものではなく、アラミド樹脂や鋼線などの金属
など適宜選択使用できるものであることはいうま
でもない。
さらに、上記実施例においては、光フアイバ2
をテンシヨンメンバー1の外周に巻回する具体例
を示したが、必ずしもかかる巻回にのみ限定され
るものではなく、例えば第4図に示したようにテ
ンシヨンメンバー1に縦添えするような構成であ
つてもよいのである。また、対象とする電線を架
空地線に限定して説明したが、もしも架空送電線
そのものを光フアイバと複合せしめるような場合
においても、本発明の技術思想が適用可能であ
り、本発明の技術的範囲に含まれるものであるこ
とは勿論である。
〔発明の効果〕 以上、本発明に係る光フアイバ複合架空電線に
よれば、光フアイバがテンシヨンメンバーに間歇
的に接着せしめられているから、電線に生じた異
常応力やそれに附随する異常伸びに対してこれを
具合よく吸収分散せしめ得るものであり、さらに
その構成を光フアイバの外周にフロン系プラスチ
ツクを被覆した構成としあるいは接着点間の光フ
アイバに余長を与えることにより、その効果を一
層顕著ならしめ得たものであつて、光フアイバ複
合架空電線の実用化が本格化しつつある今日時宜
を得た提案としてその意義は高く評価されるべき
ものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、光フアイバ複合架空地線の一実施例
を示す断面図、第2〜4図は本発明に係る電線に
使用する光フアイバユニツトの具体例を示す説明
図である。 1……高抗張力線、2……光フアイバ、3……
パイプ、6……接着剤、7……接着点。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高抗張力線の外周に光フアイバを添設し、当
    該光フアイバと高抗張力線とを長手方向に所定間
    隔をおいて接着せしめ、これらを架空電線の収納
    室内に収納してなる光フアイバ複合架空電線。 2 光フアイバが接着点の間でゆるく余長を有し
    てなる特許請求の範囲第1項記載の光フアイバ複
    合架空電線。 3 高抗張力線がFRPよりなる特許請求の範囲
    第1または2項記載の光フアイバ複合架空電線。 4 光フアイバの最外周がフロン系ポリマーより
    なる特許請求の範囲第1または2項記載の光フア
    イバ複合架空電線。 5 高抗張力線に光フアイバを接着添設する場合
    に、当該光フアイバを高抗張力線にバツクテンシ
    ヨンを与えた状態で長手方向に間歇的に接着せし
    め、前記バツクテンシヨンを解放した状態で架空
    地線の収納室内に収納する光フアイバ複合架空電
    線の製造方法。
JP60137580A 1985-06-24 1985-06-24 光フアイバ複合架空電線およびその製造方法 Granted JPS61294710A (ja)

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JP60137580A JPS61294710A (ja) 1985-06-24 1985-06-24 光フアイバ複合架空電線およびその製造方法

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JPS61294710A JPS61294710A (ja) 1986-12-25
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JPS63155109U (ja) * 1987-03-31 1988-10-12
JPS63155111U (ja) * 1987-03-31 1988-10-12
JPS63155112U (ja) * 1987-03-31 1988-10-12
JP6281228B2 (ja) * 2013-10-07 2018-02-21 富士通株式会社 光ファイバケーブル及び温度分布測定システム

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