JPH04155396A - 楽音処理装置 - Google Patents

楽音処理装置

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JPH04155396A
JPH04155396A JP2280105A JP28010590A JPH04155396A JP H04155396 A JPH04155396 A JP H04155396A JP 2280105 A JP2280105 A JP 2280105A JP 28010590 A JP28010590 A JP 28010590A JP H04155396 A JPH04155396 A JP H04155396A
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Hideo Yamada
秀夫 山田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、記憶手段に記憶されたデータに基づいて楽
音を合成する電子楽器などに用いて好適な楽音処理装置
に関する。
「従来の技術」 従来より、電気的あるいは電子的な回路(いわゆるハー
ドウェア)によって楽音を合成する方法のほかに、ソフ
トウェア的に楽音を合成することも一般的に行われてい
る。そのために、一般のCPU(中央処理装置)や楽音
処理用のDSP(Di・gital Signal P
rocessor)などが用いられている。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述したCPUは本来汎用の制御装置であり
、他方のDSPは一般的な信号の処理装置であるため、
電子楽器に用いる楽音信号制御用の装置として利用する
には不向きな面があった。
すなわち、通常のCPtJやDSPでは、時分割処理に
よる複数系列の楽音制御(複数の楽音を1つの音源によ
り合成する;ポリフォニック)を行う場合には、各系列
のデータなどが系列を切換える度に所定のメモリ領域に
保存されることになる。
このため、CPUは、−旦、記憶したデータを、各系列
の処理毎に、所定の領域に読み出してくるか、あるいは
、各系列毎に独立した処理を行う必要があった。したが
って、一方のCPUにおいては、系列変更毎にそれらの
非常に大きなオーバーヘッドが存在することになってし
まう。また、他方のDSPにおいては、各系列毎にプロ
グラムが必要となるため、これを記憶しておく記憶領域
が・  大きくなってしまうという問題を生じ、かつ各
ブ、  ログラム毎にレジスタの内容を転送しなければ
ならないため、全体の処理能力が低下するという問題を
生じた。
この発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、楽
音制御処理の負担を軽減し、高速処理を可能とするとと
もに、各系列毎のデータやプログラムの共有化ができる
楽音処理装置を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 上記問題を解決するために、請求項1記載の発明では、
楽音を特徴付ける複数のパラメータが記憶される第1の
記憶手段と、 補償データが記憶される第2の記憶手段と、所定のタイ
ミングで前記第2の記憶手段から前記補償データを読み
出し、該補償データによって前記第1の記憶手段のアド
レスを修飾するアドレス修飾手段と、 前記補償データによって修飾されたアドレスの前記パラ
メータに基づいて楽音を形成する楽音形成手段と を具備することを特徴とする 請求項2記載の発明では、楽音を特徴付ける複数のパラ
メータが記憶される第1の記憶手段と、第1および第2
の補償データが記憶される第2の記憶手段と、 前記パラメータに基づいて楽音を形成するための複数の
手順が記憶される第3の記憶手段と、所定のタイミング
で、前記第2の記憶手段から前記第1の補償データを読
み出し、該第1の補償データによって前記第1の記憶手
段のアドレスを修飾するとともに、前記第2の補償デー
タを読み出し、該第2の補償データによって前記第3の
記憶手段のアドレスを修飾するアドレス修飾手段と、前
記第1の補償データによって修飾されたアドレスに記憶
されている前記パラメータに基づき、前記第2の補償デ
ータによって修飾されたアドレスに記憶されている前記
手順に従って楽音を形成する楽音形成手段と を具備することを特徴とする。
「作用」 請求項1記載の発明によれば、アドレス修飾手段が第1
の記憶手段のアドレスを第2の記憶手段に記憶された補
償データに基づいて修飾し、さらに、該補償データによ
って修飾されたアドレスのパラメータを読み出す。そし
て、楽音形成手段は、該読み出されたパラメータに基づ
いて楽音を形成す。
請求項2記載の発明によれば、アドレス修飾手段が第1
の記憶手段のアドレスを第2の記憶手段に記憶された第
1の補償データによって修飾し、楽音のパラメータを読
み出すとともに、第2の補償データによって第3の記憶
手段のアドレスを修飾する。そして、楽音形成手段は、
上記パラメータに基づいて、第2の補償データによって
修飾されたアドレスに記憶されている手順に従って楽音
を形成する。
「実施例」 次に図面を参照してこの発明の実施例について説明する
[第1実施例コ 第1図はこの発明の第1実施例の楽音制御装置を用いた
電子楽器の構成を示すブロック図である。
この図において、楽音処理用CPUIは、時分割多重化
および波形メモリによる楽音形成方式を用いて複数の楽
音(ポリフォニック)を合成する。
この楽音処理用CPtJ1は加算器ADIを介し、ワー
キングRAM (ランダム・アクセス・メモリ)2をア
クセスしてデータDIを授受する。ワーキングRAM2
は、デュアルポートRAMで構成されており、楽音処理
用CPUIが合成する各系列の楽音に関するパラメータ
(データDi)が記憶されている。ワーキングRAM2
のデータ構造は、例えば、第2図に示すように、発音数
+1のセグメントを有している。1セグメント余゛分に
持っている理由は、後述するKON処理ルーチンにおい
て用いられる発音の切換えのための領域である。
これらのセグメントは、オフセットの値によって示され
、各セグメントの内部には、楽音合成に必要なパラメー
タとして、キーコードKC,波形番号、EG波形番号、
タッチ情報、波形位相およびEG位相が記憶されている
。また、このワーキングRAM2は、その他、演算に必
要な一時記憶領域として用いられる。次に、アドレス管
理用CPU3は、オフセットメモリ4をアドレスA3に
よってアクセスしてデータD3を授受する。このデータ
D3は、アドレスオフセット情報OFIであり、第3図
に示すように、各チャンネル毎にオフセットメモリ4に
記憶されており、加算器ADIに供給される。すなわち
、アドレスオフセット情報OFIは、楽音処理用CPU
IがワーキングRAM2をアクセスする際のアドレスA
1を各系列毎に修飾してアドレスAl’とする。したが
って、楽音処理用CPUIは、系列が切換えられる度に
、レジスタを退避させる必要がなく、そのまま連続して
処理できるという特徴がある。各系列毎の切換えは、楽
音処理用CPUIが出力する割込み信号INTに同期し
て切替えられる。また、アドレス管理用CPU3は、ワ
ーキングRAM2をアドレスA2によって直接アクセス
するとともに、データD2を供給することによって楽音
処理用のパラメータを書き換えるようになっている。次
に、ROM (リード・オンリ・メモリ)5は、楽音合
成用の波形メモリとして用いられるとともに、楽音処理
用CPUIおよびアドレス管理用CPU3のプログラム
、その他さまざまの情報のテーブルなどが記憶されてい
る。操作子6は、鍵盤などの一般の電子楽器に付属して
いる操作子である。次に、サウンドシステム7は、D/
A変換器、音色調整回路や音量調整回路などから成り、
楽音処理用CPUIが出力する楽音データをアナログ信
号に変換し、所定の音量でスピーカSPによって楽音と
して発音する。上述した楽音処理用CPUI、アドレス
管理用CPU3、ROM5、操作子6およびサウンドシ
ステム7は、共通のデータバスDBによって接続されて
いる。
次に、上述した構成による動作について、第4図〜第1
0図に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、電子楽器の電源が投入されるか、演奏者による指
示があると、一方の楽音処理用CPU4によって第4図
に示すメインルーチンが実行される。この図において、
まず、ステップSAIにおいて、ワーキングRAM2を
クリアするなどのイニシャライズが行われる。次に、ス
テップSA2において、第5図に示す発音処理ルーチン
が実行される。
発音処理ルーチンでは、まず、ステップSBI〜SB6
において、ワーキングRAM2から各種パラメータを得
る。ステップSBIにおいて、アドレスA1を「0」に
してキーコードKCを得る。
次に、ステップSB2において、アドレスA1をrlJ
にして楽音の波形番号を得る。ステップSB3では、ア
ドレスΔ1を「2」にしてEG(エンベロープ)波形番
号を得る。次に、ステップSB4へ進み、アドレスA1
を「3」にしてタッチ情報を得る。そして、ステップS
B5において、アドレスA1を「4」にして波形位相を
得る。さらに、ステップSB6において、アドレスA1
を「6」にしてEG位相を得る。
次に、ステップSB7に進み、波形位相およびキーコー
ドKCに基づいて波形読み出しアドレスを演算する。そ
して、ステップSB8において、上記波形読み出しアド
レスによって楽音の波形値を読み出し、ステップSB9
へ進む。ステップSB9では、EG位相およびキーコー
ドKCに基づいてEG読み出しアドレスを演算する。次
に、ステップ5BIOへ進み、EG読み出しアドレスが
最終アドレスをオーバーしたか否かを判断する。
ここで、EG読み出しアドレスが最終アドレスをオーバ
ーした場合には、ステップ5DIOにおける判断結果は
rYEsJとなり、ステップ5B11へ進む。ステップ
5BIIでは、EG読み出しアドレスを最終アドレスに
する。
一方、EG読み出しアドレスがオーバーしていない場合
には、ステップ5DIOにおける判断結果は「NO」と
なり、ステップ5B12へ進む。
ステップ5B12では、EG読み出しアドレスを変える
必要はないが、DSPなどによる処−理においては処理
内容によって処理時間が異なるので、タイミングを合せ
るために時間調整を行う。
上記ステップ5B11または5B12の処理が終了する
と、ステップ5B13へ進む。ステップ5B12では、
EG読み出しアドレスに基づいてEG値を読み出し、該
EG値をタッチ情報によってスケーリングした後、上記
ステップSB8において読み出した波形値と乗算して最
終出力値を得る。次に、ステップ5B14へ進み、上記
最終出力値をサウンドシステム7へ出力する。サウンド
システム7は、最終出力値をアナログ信号に変換し、ス
ピーカSPから楽音として出力する。そして、ステップ
5B15において、現在の波形位相およびEG位相を書
き戻し、ステップ5B16へ進む。ステップ5B16で
は、アドレス管理用CPU3へ割込み信号INTを出力
する。そして、ステップ5B16が終了すると、当該発
音処理ルーチンを終了し、第4図に示すメインルーチン
へ戻る。発音処理用CPUIは、メインルーチンのステ
ップSA2における上述した発音処理ルーチンを繰返し
実行する。
また、他方のアドレス管理用CPU3は、第6図に示す
メインルーチンを実行する。まず、ステップSCIにお
いて、各種レジスタなどをクリアにするイニシャライズ
が行われる。次に、ステップSC2において、操作子6
をスキャンする。そして、ステップS03でスキャンの
結果に基づいてキーイベント、すなわち押鍵あるいは離
鍵が生じたか否かを判断する。
ここで、何等かのキーイベントが生じると、ステップS
C3における判断結果がrYESJとなり、ステップS
C4へ進む。ステップSC4では、キーイベントが押鍵
によるイベントであるか否かを判別するために、キーオ
ン信号KONが出力されたか否かを判断する。そして、
この場合、キーイベントが押鍵によって生じたとすると
、ステップSC4の判断結果はrYEsJとなり、ステ
ップSC5へ進む。ステップSC5では、第7図に示す
KON処理ルーチンが実行される。
KON処理ルーチンでは、まず、ステップSDIにおい
て、イニシャライズを行う。次に、ステップSD2にお
いて、操作子6からの情報に応じて発音のための諸デー
タを一時F I F O(FirstIn First
 0ut)に保存する。次に、ステップSD3へ進み、
ワーキングRAM2のEG位相の欄を調べて発音停止中
のチャンネルをサーチする。そして、ステップSD4に
おいて、発音停止中のチャンネルが有るか否かを判断す
る。これは、EG位相とEG波形番号によって現在のE
G出力値がわかるので、それが「0」であれば発音停止
中であると判断する。ここで、発音停止中のチャンネル
が無かった場合には、ステップSD4の判断結果はrN
OJとなり、ステップSD5へ進む。ステップSD5で
は、EG出力値が最低のチャンネルをサーチし、そのチ
ャンネルのダンプフラグを立てる。次に、ステップSD
6へ進み、上記チャンネルの現在の出力値が滑らかにダ
ンプできるようなEG波形番号、キーコードKCおよび
EG位相を強制的に書込む。これによって、該チャンネ
ルの楽音が強制的にダンプされて空きチャンネルが確保
される。このように、発音停止中のチャンネルが無かっ
た場合には、最も減衰の進んでいるチャンネルを強制的
にダンプするのであるが、ダンプにはある程度の時間が
かかるため、他の処理ルーチンによって行うようにして
いる(後述するダンプ処理ルーチン)。このため、該ル
ーチンでは、上述したように該チャンネルに対してダン
プ中であることを示すダンプフラグを立てるとともに、
該チャンネルの発音に関するデータのうち、EGに関す
るデータを強制的に書き換えることによって、フォーシ
ングダンプを行う。実際のダンプ処理と、そのダンプの
終了まで待機しているKON処理は、後述するダンプ処
理ルーチンにおいて処理される。
一方、発音停止中のチャンネルが有った場合には、ステ
ップSD4における判断結果はrYESJとなり、ステ
ップSD7へ進む。ステップSD7では、ワーキングR
AM2の空き領域へFIFOに保管された発音のための
諸データを転送する。
次に、ステップSD8へ進み、オフセットメモリ4の上
記発音停止中のチャンネルに対応する番地のオフセット
情報を書き換える。この時点から、新たな楽音の合成が
開始される。
上述したステップSD6およびSD8が終了すると、当
該KON処理ルーチンを終了して、第6図に示すメイン
ルーチンへ戻る。
メインルーチンでは、ステップSC9へ進み、第8図に
示すダンプ処理ルーチンを実行する。
ダンプ処理ルーチンでは、まず、ステップSE1におい
て、いずれかのダンプフラグが立っているか否かを判断
する。ここで、ダンプフラグが立っていない場合には、
ステップSELにおける判断結果はrNOJとなり、そ
のまま当該処理を終了し、メインルーチンへ戻る。
一方、ダンプフラグが立っている場合には、ステップS
EIにおける判断結果はrYEsJとなり、ステップS
E2へ進む。ステップSE2では、ダンプフラグが立っ
ていたチャンネルのダンプが終了しているか否かを判断
する。ここで、該当するチャンネルのダンプが終了して
いない場合には、ステップSE2おける判断結果はrN
OJとなり、ステップSE5へ進む。ステップSE5で
は、そのチャンネルには何もせずに、他にダンプフラグ
が立っているチャンネルが有るか否かを判断する。
ここで、他にダンプフラグが立っているチャンネルがあ
る場合には、ステップSE5における判断結果はrYE
sJとなり、上述したステップSE2へ戻る。そして、
再び、ステップSE2において、該当するチャンネルの
ダンプが終了しているか否かを判断する。ここで、再び
、ステップSE2における判断結果がrNOJの場合に
は、ステップSE5へ進み、上述した処理を繰り返す。
すなわち、ステップSE2およびステップSE5におい
て、ダンプフラグが立っているチャンネルを全てサーチ
し、既にダンプが終了したチャンネルを検索する。そし
て、ダンプが終了したチャンネルが在ると、ステップS
E2における判断結果はrYESJとなり、ステップS
E3へ進む。ステップSE3では、ワーキングRAM2
の空き領域へFIFOに保管された発音のための諸デー
タを転送する。次に、ステップSE4へ進み、オフセッ
トメモリ4の上記発音停止中のチャンネルに対応する番
地のオフセット情報を書き換えて楽音の発音を開始させ
る。
一方、他にダンプフラグが立っているチャンネルを全て
サーチしても、ダンプが終了したチャンネルがない場合
には、ステップSE5における判断結果は「NO」とな
り、そのまま当該処理を終了し、第4図に示すメインル
ーチンへ戻る。
メインルーチンでは、ステップSC2へ戻り、再び、処
理を繰り返し実行する。
一方、メインルーチンにおいて、前述したキーイベント
が押鍵によるものでない場合には、ステップSC4にお
ける判断結果はrNOJとなり、ステップSC6へ進む
。ステップSC6では、離鍵によるイベントであるか否
かを判別するために、キーオフ信号KOFFが出力され
たか否かを判断する。この場合、例えば、キーイベント
が離鍵によるものであるとすれば、ステップSC6の判
断結果はrYESJとなり、ステップSC7へ進む。
ステップSC7では、第9図に示すKOFF処理ルーチ
ンが実行される。
KOFF処理ルーチンでは、まず、ステップSF1にお
いて、ワーキングRAM2をサーチして、キーオフイベ
ントのあったキーコードKCに対応するチャンネルを検
索し、ステップSF2へ進む。
ステップSF2では、対応するチャンネルが存在するか
否かを判断する。ここで、対応するチャンネルが存在す
る場合には、上述したステップSF2における判断結果
はrYEsJとなり、ステップSF3へ進む。ステップ
SF3では、前述したダンプ処理と同様の方法で、上記
チャンネルの現在の出力値が滑らかにダンプするような
EG波形番号、キーコードKCおよびEG位相を強制的
に書込む。これによって、該チャンネルの楽音が強制的
にダンプされる。
一方、例えば、該当するチャンネルの楽音が前述したフ
ォーシングダンプなどによって強制的にダンプされて既
に存在せず、ステップSF2における判断結果が「NO
」となった場合か、または上述したステップSF3が終
了した場合には、該KOFF処理ルーチンを終了して第
6図に示すメインルーチンへ戻る。
メインルーチンでは、ステップSC9へ進み、前述した
ダンプ処理ルーチンを実行する。ステップSC9のダン
プ処理ルーチンが終了すると、ステップSC2へ戻り、
以後、ステップSC2〜S09を繰り返し実行する。
一方、メインルーチンにおいて、前述したキーイベント
が離鍵によるものでもない場合には、ステップSC6に
おける判断結果は「NO」となり、ステップSC8へ進
む。ステップS08では、押離鍵以外によるキーイベン
トに対応した処理を行う。次に、ステップSC9へ進み
、前述したダンプ処理を行う。また、キーイベントが全
く生じなかった場合には、前述したステップSC3にお
ける判断結果はrNOJとなり、直接、ステップS09
へ進み、前述したダンプ処理を行う。
そして、ダンプ処理が終了すると、ステップSC2へ戻
り、ステップSC2〜SC9を繰り返し実行する。
また、このメインルーチンの実行に並行して、第10図
に示す同期割込み処理ルーチンが実行される。この同期
割込み処理ルーチンは、前述した楽音処理用CPUIが
割込み信号INTを出力すると、強制的に実行される。
まず、ステップSG1において必要なレジスタ類の待避
が行われる。
次に、ステップSG2において、オフセットメモリ・カ
ウンタをインクリメントし、ステップSG3へ進む。ス
テップSG3では、オバーフローが生じたか否かを判断
する。オーバーフローが生じた場合には、ステップSG
3における判断結果はrYESJとなり、ステップSG
4へ進む。ステップSG4では、オフセットメモリ嗜カ
ウンタをリセットする。
一方、上述したステップSG3における判断結果がrN
OJの場合か、あるいは上記ステップS64の処理が終
了した場合には、ステップSG5へ進む。ステップSG
5では、待避したレジスタを復活した後、通常の処理へ
戻る。この同期割込み処理ルーチンによって、チャンネ
ルの切換えが行われる。
上述した処理の結果、得られたEG波形の例を第11図
(a)〜(e)に示す。同図(a)はピアノなどの打弦
楽器、同図(b)はギターなどの撥弦楽器および同図(
C)はバイオリンなどの擦弦楽器に用いられる。また、
同図(d)および(e)はフォーシングダンプ用の減衰
波形である。
[第2実施例コ 次に、この発明による第2実施例について、第12図に
示すブロック図を参照して説明する。なお、この図にお
いて、前述した第1実施例の各部に対応する部分につい
ては同一の符号を付けて説明を省略する。この実施例の
特徴は、アドレスのオフセットをワーキングRAM2だ
けでなく、プログラムROMl0にも応用しているとこ
ろにある。プログラムROMl0には、各系列毎の楽音
合成のための制御プログラムが記憶されている。
また、アドレス管理用CPU3 aは、加算器AD2に
もアドレスオフセット情報OF2を供給しており、これ
によって、各系列毎に上記制御プログラムが変更される
。制御プログラムの変更は、押鍵された鍵が、予め領域
分割した鍵盤のどの領域に属するかによって振分けられ
るようになっている。また、オフセットメモリ4には、
第13図に示すように、各チャンネル毎(この例の場合
、4チヤンネル)にデータ・オフセットアドレスとプロ
グラム・オフセットアドレスとが記憶されている。また
、ワーキングRAM2においては、第14図に示すよう
に、各チャンネル毎に、データ用のデータセグメントと
プログラム用のプログラムセグメントとが同一のメモリ
マツプ上にある。ただし、オフセットによってお互いの
領域に入り込んでしまわないように、充分層して設ける
か、あるいはオフセットの与えかたに注意する必要があ
る。また、ここでは、チャンネル1.4にはFMによる
楽音合成、チャンネル2.3にはPCMによる楽音合成
が指示されている。したがって、チャンネル3のデータ
を記憶しているセグメント2(チャンネル3に対応する
セグメントは、セグメント2であるとは限らない)には
、FM合成に必要な各種パラメータが記憶゛されている
次に、上述した構成による動作について、第15図〜第
17図に示すフローチャートを参照して説明する。電源
が投入されるか、あるいは演奏者による指示があると、
第6図に示す第1実施例のメインルーチンと同様の処理
が実行される。すなわち、まず、キーイベントが生じた
か否かが判断され、次に、キーイベントが生じた場合に
は、そのイベントが押鍵によるものか、離鍵によるもの
かが判断される。そして、押鍵によるキーイベントが生
じた場合には、第15図に示すKON処理ルーチンが実
行される。まず、ステップSHIにおいて、押鍵された
鍵の属する領域に基づいて制御プログラム(発音アルゴ
リズム)が決定される。
なお、この制御プログラムは、その他のタッチ情報によ
って決定したり、シーケンサなどによって予め各発音毎
に決定しておいてもよい。次に、ステップSH2へ進み
、キーコードKC,タッチデータや発音アルゴリズムに
応じて各種データを決定する。次に、ステップSH3へ
進み、発音のための各種データをFIFOに蓄える。そ
して、ステップSH4において、ワーキングRAMのE
G位相の欄を調べて発音停止中のチャンネルをサーチす
る。そして、ステップSH4において、発音停止中のチ
ャンネルが有るか否かを判断する。これは、前述した第
1実施例におけるKON処理ルーチンと同様に、EG位
相とEG波形番号によって現在のEG出力値がわかるの
で、それが「0」であれば発音停止中であると判断して
いる。ここで、発音停止中のチャンネルが無かった場合
には、ステップSH5の判断結果は「NO」となり、ス
テップSH6へ進む。ステップSH6では、EG出力値
が最低のチャンネルをサーチし、そのチャンネルのダン
プフラグを立てる。次に、ステップSH7へ進み、上記
チャンネルの現在の出力値が滑らかにダンプできるよう
なデータを発音アルゴリズムに応じて強制的に書込む。
この結果、該チャンネルの楽音が強制的にダンプされ、
空きチャンネルが確保される。このように、この実施例
のの特徴は、ダンプ時に発音アルゴリズムに応じた(ダ
ンプに関した)データを与えているところにある。
一方、発音停止中のチャンネルが有った場合には、ステ
ップSH5における判断結果はrYESJとなり、ステ
ップSH8へ進む。ステップSH8では、ワーキングR
AM2の空き領域へFIFOに保管された発音のための
諸データを転送する。
次に、ステップSH9へ進み、オフセットメモリ4の上
記発音停止中のチャンネルに対応する番地のオフセット
情報を書き換える。この時点から、新たな楽音の合成が
開始される。
上述したステップSH7およびSH9が終了すると、当
該KON処理ルーチンを終了して、第6図に示す第1実
施例と同様のメインルーチンへ戻リ、ダンプ処理が行わ
れる。
一方、離鍵によるキーイベントが生じた場合には、第1
6v!Jに示すKOFF処理ルーチンが実行される。こ
のKOFF処理ルーチンは、前述した第1実施例のルー
チンと実質的には同一である。
まず、ステップSIIにおいて、ワーキングRAM2を
サーチして、キーオフイベントのあったキーコードKC
に対応するチャンネルを検索し、ステップSI2へ進む
。ステップSI2では、対応するチャンネルが存在する
か否かを判断する。ここで、対応するチャンネルが存在
する場合には、上述したステップSI2における判断結
果は「YESJとなり、ステップSI3へ進む。ステッ
プSI3では、前述したダンプ処理と同様の方法で、上
記チャンネルの現在の出力値が滑らかにダンプするよう
なデータを発音アルゴリズムに応じて強制的に書込む。
これによって、該チャンネルの楽音が強制的にダンプさ
れる。
一方、例えば、該当するチャンネルの楽音が前述したフ
ォーシングダンプなどによって強制的にダンプされて既
に存在せず、ステップS12における判断結果がrNO
Jとなった場合か、または上述したステップSI3が終
了した場合には、該KOFF処理ルーチンを終了してメ
インルーチンへ戻り、ダンプ処理ルーチンを実行する。
他方、楽音処理用CPUIは、第17図に示す発音処理
ルーチンを実行する。まず、ステップS11において、
アドレスA1を「1」にして、位相データωCを得る。
次に、ステップSJ2において、アドレスA1を「2」
にして、位相データω■を得る。そして、ステップSJ
3では、アドレスA1を「5」にして、tを得る。次に
、ステップSJ4へ進み、I(t)およびA (t)を
得る。そして、ステップSJ5では、上述したステップ
において得たパラメータを用いて楽音波形Eを得る。
次に、ステップSJ6において上記楽音波形Eをサウン
ドシステム7へ出力する。サウンドシステム7は、最終
出力値をアナログ信号に変換し、スピーカSPから楽音
として出力する。次に、ステップSJ7へ進み、時間変
数tを進めてアドレスAI=r5Jに戻す。そして、ス
テップSJ8において、アドレス管理用CPU3へ割込
み信号■NTを・出力する。そして、ステップSJ8が
終了すると、当該発音処理ルーチンを終了し、メインル
ーチンへ戻る(図示路)。
また、この実施例においても、第1実施例と同様に第1
0図に示す同期割込み処理ルーチンが実行される。
以上のように、この実施例では、ワーキングRAM2の
アドレスだけでなく、プログラムRAM10のアドレス
のオフセットをも実現している。
なお、上述した第1および第2の実施例では、メモリの
アドレスを修飾したが、これに限らず、I10ポートな
ども行ってよい。
また、実施例としては、音源だけに限らず、各系列毎に
設けられた効果付与装置などに利用してもよい。
「発明の効果」 以上、説明したように、請求項1記載の発明によれば、
アドレス修飾手段が第1の記憶手段のアドレスを第2の
記憶手段に記憶された補償データに基づいて修飾し、さ
らに、該補償データによって修飾されたアドレスのパラ
メータを読み出す。
そして、楽音形成手段は、該読み出されたパラメータに
基づいて楽音を形成するようにし、さらに、請求項2記
載の発明によれば、アドレス修飾手段が第1の記憶手段
のアドレスを第2の記憶手段に記憶された第1の補償デ
ータによって修飾し、楽音のパラメータを読み出すとと
もに、第2の補償データによって第3の記憶手段のアド
レスを修飾する。そして、楽音形成手段は、上記パラメ
ータに基づいて、第2の補償データによって修飾された
アドレスに記憶されている手順に従って楽音を形成する
ようにしたため、高速処理を可能とするとともに、各系
列毎のデータやプログラムの共有化ができるという利点
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の構成を示すブロック図、
第2図は同実施例のワーキングRAM2のデータ構造を
示す概念図、第3図はオフセットメモリ4のデータ構造
を示す概念図、第4図は同実施例におけるアドレス管理
用CPU3の動作を説明するためのメインルーチンを示
すフローチャート、第5図は同実施例の発音処理ルーチ
ンを示すフローチャート、第6図は同実施例における楽
音処理用CPUIの動作を説明するためのメインルーチ
ンを示すフローチャート、第7図は同楽音処理用CPU
IのKON処理ルーチンを示すフローチャート、第8図
は同楽音処理用CPUIのダンプ処理ルーチンを示すフ
ローチャート、第9図は同楽音処理用CPUIのKOF
F処理ルーチンを示すフローチャート、第10図は同実
施例の同期割込み処理ルーチンを示すフローチャート、
第11図(a)〜(e)は同実施例のEG波形の例であ
り、同図(a)はピアノなどの打弦楽器に対するEG波
形図、同図(b)はギターなどの撥弦楽器に対するEG
波形図、同図(c)はバイオリンなどの撥弦楽器に対す
るEG波形図、また、同図(d)および(e)はフォー
シングダンプ用の減衰波形図、第12図は第2実施例の
構成を示すブロック図、第13図は同実施例のオフセッ
トメモリ4のデータ構造を示す概念図、第14図は同実
施例のワーキングRAM2のデータ構造を示す概念図、
第15図は同第2実施例の楽音処理用CPUIのKON
処理ルーチンを示すフローチャート、第16図は同第2
実施例の楽音処理用CPU1のKOFF処理ルーチンを
示すフローチャート、第17図は同第2実施例の発音処
理ルーチンを示すフローチャートである。 1−−・−ワーキングRAM (第1の記憶手段)、4
−−オフセットメモリ(第2の記憶手段)、1〇−m−
プログラムROM (第3の記憶手段)、3゜3a−−
アドレス管理用CPU (アドレス修飾手段)、7−−
サウンドシステム(楽音形成手段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)楽音を特徴付ける複数のパラメータが記憶される
    第1の記憶手段と、 補償データが記憶される第2の記憶手段と、所定のタイ
    ミングで前記第2の記憶手段から前記補償データを読み
    出し、該補償データによって前記第1の記憶手段のアド
    レスを修飾するアドレス修飾手段と、 前記補償データによって修飾されたアドレスの前記パラ
    メータに基づいて楽音を形成する楽音形成手段と を具備することを特徴とする楽音処理装置。
  2. (2)楽音を特徴付ける複数のパラメータが記憶される
    第1の記憶手段と、 第1および第2の補償データが記憶される第2の記憶手
    段と、 前記パラメータに基づいて楽音を形成するための複数の
    手順が記憶される第3の記憶手段と、所定のタイミング
    で、前記第2の記憶手段から前記第1の補償データを読
    み出し、該第1の補償データによって前記第1の記憶手
    段のアドレスを修飾するとともに、前記第2の補償デー
    タを読み出し、該第2の補償データによって前記第3の
    記憶手段のアドレスを修飾するアドレス修飾手段と、前
    記第1の補償データによって修飾されたアドレスに記憶
    されている前記パラメータに基づき、前記第2の補償デ
    ータによって修飾されたアドレスに記憶されている前記
    手順に従って楽音を形成する楽音形成手段と を具備することを特徴とする楽音処理装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5895397A (ja) * 1981-12-01 1983-06-06 松下電器産業株式会社 電子楽器の音源装置
JPS61170544A (ja) * 1985-01-22 1986-08-01 Nippon Arumitsuto Kk 半田こて先用合金
JPH02179694A (ja) * 1988-12-29 1990-07-12 Casio Comput Co Ltd 処理装置

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