JPH041542Y2 - - Google Patents

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JPH041542Y2
JPH041542Y2 JP1984021936U JP2193684U JPH041542Y2 JP H041542 Y2 JPH041542 Y2 JP H041542Y2 JP 1984021936 U JP1984021936 U JP 1984021936U JP 2193684 U JP2193684 U JP 2193684U JP H041542 Y2 JPH041542 Y2 JP H041542Y2
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JP1984021936U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、双方向に揺動可能に軸支され、係
合手段を具備して駆動力を伝える駆動部材と、該
駆動部材の前記係合手段と係合する受動側係合手
段を具え、前記駆動力を受けて前記駆動部材の揺
動面とは交叉する面内に回動する受動部材と、該
受動部材の双方向回動によつて開閉制御される絞
り羽根とから成る絞り装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の絞り装置は、第1図のように駆
動部Aと絞り部Bとを備えている。
駆動部Aは、光軸O−O′に対し異なる方向、
例えば直交する方向に回転軸12b,12cを有
する環状コイル12aを備え、この環状コイル1
2aに供給する電流の方向によつて、回動方向を
規制するようになつている。
また絞り部Bは、駆動部Aの駆動力を受けて光
軸O−O′を中心に回動される絞り作動部材4を
有し、この絞り作動部材4に植設されたピン4b
によつて絞り羽根2を適宜方向に駆動し、絞り開
口2aの開放量を調節し、光量を制御するように
なつている。
そして、駆動部Aの駆動力を絞り部Bに伝達す
るピン12f(能動部材)が、駆動部Aの駆動力
を受ける絞り作動部材4(受動部材)に設けられ
たスリツト4pに嵌合されて、駆動部Aと絞り部
Bとが連結されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、ピン12fとスリツト4pとで駆動
部Aと絞り部Bとを連結した場合、ピン12fと
スリツト4pの回動平面が互に直交するため、絞
り開放時及び絞り閉成時において、それぞれ第2
図b或いは第2図dの状態になる。
従つて、スリツト4pのスリツト幅は、当然に
絞り開放状態及び絞り閉成状態において、ピン1
2fとスリツト4pとが噛み合うことのないよう
に設定しなければならない。
このため、連動範囲のほぼ中央に於ける連結状
態は、第2図a若しくは第2図cのように、ピン
12fとスリツト4pとの間に大きな隙間4dが
生じる。この隙間4dは、作動状態に於いて当然
ガタとなる。特に小絞り状態で絞り開口2aが発
振する所謂ハンチング現象が生じ、画像の明かる
さが揺らんだり、隙間4dにより絞り開口2aの
開放量が異なつて、作動方向による開放量のヒス
テリシスが大きい。
また、上記問題に対処するため、第3図のよう
に駆動部Aと絞り部Bとの連結をピン12fとピ
ン4qとで行つた場合には、常にピン12f,4
q同士が連結状態を保つように、一方のピン4q
を他方のピン12fに圧接させるバネ等の付勢手
段19が必要となる。
ところがこの付勢手段19による負荷の影響に
加え、振動・衝撃及び駆動部Aの急速な動作に付
勢手段19が追従せず、圧接状態を維持すること
が出来ないことも有り、被写体の明かるさの変動
に応じて、スムーズに光量調節を行なうことがで
きない。
〔考案の目的〕
この考案は、駆動部の能動部材と絞り部の受動
部材との連結部に生じる隙間を、出来るだけ小さ
く抑えることによつて、ハンチング現象の発生を
防止するとともに、ヒステリシスを小さくし、作
動がスムーズに行なえる絞り装置を得ることを目
的とする。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例について、第4図及
び第5図を参照して説明する。
この実施例の絞り装置は、第4図のように駆動
部Aと絞り装置Bとを備えている。
駆動部Aは、光軸O−O′を中心に形成された
環状コイル12aを備えている。この環状コイル
12aには、光軸O−O′に対し例えばほぼ直交
する方向に回転軸12b,12cが設けられ、図
示せぬ制御回路から供給される電流の方向に応じ
回動するようになつている。
絞り部Bは、孔2b,2cを有する複数の絞り
羽根2と、孔2cに嵌合するピン4bを有し、光
軸O−O′を中心として駆動部Aの駆動力を受け
て回動する絞り作動部材4とを備え、絞り作動部
材4の回動により孔2bに嵌合する図示せぬ固定
軸を支点に絞り羽根2が適宜方向に回動され、絞
り開口2aの開放量を制御するようになつてい
る。
そして、駆動部Aと絞り部Bとは、駆動部Aの
環状コイル12aと一体的に回動する能動部材で
あるピン12fと、絞り部Bの絞り作動部材4に
設けられ、ピン12fの回動方向に対し、点接触
可能にピン12fを嵌合する二股形状のピン嵌合
部材4a(受動部材)とで連結され、ピン12f
の回動全域で、常時このピン12fとピン嵌合部
材4aとの接触部が点接触となるように、嵌合受
部を曲面で構成している。尚、ピン嵌合部材4a
には、円柱状のピン4a1,4a2が設けられてい
る。
このため第3図のように、能動部材と受動部材
との圧接状態を維持するための付勢手段19が不
要で、しかも付勢手段19による負荷が加えられ
ることが無いので、作動がスムーズである。
特に第5図のように、従来の連結構造である第
5図aに対して、この実施例の連結構造である第
5図bの場合は、絞り作動部材4及びピン4a1
4a2の厚さ及び太さをlとすると、明らかにピン
12fを嵌合するスリツト幅は、従来のd1に対し
d2と狭く設定することができる。
〔変形例〕
以上この考案の一実施例について説明したが、
この考案は前記実施例に限定されるものではな
く、例えば次のような変形が可能である。
(1) 第6図はこの考案に係わる他の実施例で、第
7図は第6図のイ−イ′断面である。
第7図のように駆動部Aの駆動力を伝達する
能動部材12fと、この能動部材12fに嵌合
し、その駆動力を受け絞り部Bを制御すべく回
動される受動部材4sとの接触部は、第7図a
のように第4図の場合と同様に嵌合受部が曲面
であつても、第7図b及び第7図cのように嵌
合受部が先鋭状であつても良い。
(2) 前記実施例では、駆動部の能動部材をピン
で、絞り部の受動部材をピンを嵌合するピン嵌
合部材で構成したが、この構成を逆にしても良
い。
(3) 効果は半減するが、能動部材の一方向の回動
全域で、常時、能動部材と受動部材との接触部
が点接触可能に、嵌合受部を一方のみ曲面若し
くは先鋭状に構成しても良い。
〔考案の効果〕
以上要するにこの考案は、駆動部の駆動力を伝
達する能動部材の回動全域で、常時この能動部材
とこの能動部材によつて回動され、絞り部を制御
する受動部材との接触部が点接触となるように、
嵌合受部を曲面若しくは先鋭状に形成したので、
両部材との間に生じる隙間が、従来と比較し小さ
く抑えることが可能で、連結部でのガタが少なく
なり、ハンチングを起こすことが無く、しかもヒ
ステリシスも小さく、かつ付勢手段を用いずに連
結状態を維持することが出来、従来構造では得ら
れなかつた画像の明るさを一定に保つことがで
き、しかも絞り制御をスムーズに行なえる絞り装
置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は従来技術を説明するための図
である。第4図及び第5図はこの考案の一実施例
を示す図で、第4図が絞り装置の要部概略斜視
図、第5図a,bが従来技術と実施例との差を説
明するための図である。第6図及び第7図はこの
考案の変形例を示す図で、第6図が絞り装置の要
部概略斜視図、第7図a〜cがそれぞれ第6図に
おけるイ−イ′断面図である。 A……駆動部、B……絞り部、2……絞り羽
根、2a……絞り開口、4……絞り作動部材、4
a……ピン嵌合部材、12a……環状コイル、1
2b,12c……回転軸、12f……ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 双方向に揺動可能に軸支され、係合手段を具
    備して駆動力を伝える駆動部材と、該駆動部材
    の前記係合手段と係合する受動側係合手段を具
    え、前記駆動力を受けて前記駆動部材の揺動面
    とは交叉する面内に回動する受動部材と、該受
    動部材の双方向回動によつて開閉制御される絞
    り羽根とから成る絞り装置において、 駆動部材の前記係合手段および受動部材の前
    記受動側係合手段の何れか一方を棒状ピンと
    し、他方を該棒状ピンを挿通接触させるスリツ
    ト面を有するピン嵌合体に構成し、 前記棒状ピンと接するピン嵌合体の前記スリ
    ツト面を、互いに内側に向かつて断面が該棒状
    ピンと点接触する突出形状に形成するととも
    に、 前記スリツト面の内側に向かつて形成された
    前記形状の最突出点を結ぶ間隔は、前記ピン嵌
    合体と前記棒状ピンとの交叉角度が最大の時の
    双方の接触点を結ぶ間隔とほぼ等しくなるよう
    構成したことを特徴とする絞り装置。 (2) 上記ピン嵌合体のスリツト面を互いに内側に
    向かつて断面が円形状もしくは先鋭形状にした
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載の絞り装
    置。
JP2193684U 1984-02-17 1984-02-17 絞り装置 Granted JPS60135730U (ja)

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JP2193684U JPS60135730U (ja) 1984-02-17 1984-02-17 絞り装置

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JP2193684U JPS60135730U (ja) 1984-02-17 1984-02-17 絞り装置

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Publication Number Publication Date
JPS60135730U JPS60135730U (ja) 1985-09-09
JPH041542Y2 true JPH041542Y2 (ja) 1992-01-20

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ID=30513775

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JP2193684U Granted JPS60135730U (ja) 1984-02-17 1984-02-17 絞り装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS514857A (en) * 1974-04-11 1976-01-16 Kyapusutein Arekisandaa Hiita

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS514857A (en) * 1974-04-11 1976-01-16 Kyapusutein Arekisandaa Hiita

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JPS60135730U (ja) 1985-09-09

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