JPH0415300A - 自動食器洗浄機用液体洗剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、スプレー式、シャワー式等の洗浄方式を採用
する自動食器洗浄機に用いられる液体洗剤組成物に関す
る。

〔従来の技術］ 食器類には油脂汚れが多く付着しているため、強アルカ
リを配合して加水分解により油脂汚れを可溶化し、洗浄
・除去するようにしている。

この際用いられる強アルカリとしては、苛性アルカリが
代表的である。これに更じこ珪酸塩を配合すると珪酸塩
はアルカリ剤として働くと同時にアルミやアルミ合金製
の食器器具、或いはガラス製コンブ類の表面の腐食↓こ
対するインヒビターとしての働きをする。

業務用の自動食器洗浄機においては、上記のようなアル
カリ剤、ビルダーを含む洗剤を用い、化学的洗浄力を高
める点と、衛生上の点とから、高温洗浄が行われる。

しかし、珪酸塩を配合した洗剤を用いて洗浄を繰り返す
と洗液が曇ったり、沈澱を生したり、洗浄力の低下やス
ポット汚れの発生成いはスケールの付着が起こったりす
るという問題がある。

特開昭５０−１５１９０６号公報、同５０−２２８１３
号公報、同５８−７４８００号公報、特公昭５８−４２
２３７号公報、特開昭６１〜１５５４９８号公報、同６
３−１５０３９３号公報、米国特許明細書第３５７９４
５５号、米国特許明細書第３６２７６８６号、特開昭５
８−１０８３００号公報、同６２−４５６９８号公報な
どには各種アルカリ、ビルダー、二価金属イオン捕捉剤
、界面活性剤、塩素系漂白剤などを配合した自動食器洗
浄機用液体洗剤組成物が記載されている。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、アルミやアルミ合金製の食器器具或いはガラ
ス製コツプ類の表面腐食を防止し、しかも洗浄力及びス
ケール付着防止効果に優れた自動食器洗浄機用の液体ア
ルカリ洗剤組成物を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明者らは上記の目的を達成すべく鋭意研究した結果
、強アルカリを主活性成分とし珪酸塩をビルダーとする
液体アルカリ洗剤に、ポリアクリル酸塩とアミノポリカ
ルボン酸塩を配合すれば、表面腐食を防止し、しかも洗
浄力及びスケール付着防止効果に優れた自動食器洗浄機
用洗浄剤組成物が得られることを見出し本発明を完成し
た。

すなわち本発明は、 （ａ）　　Ｎ　ａ　ＯＨ又はＭＯＨ５，０重量％未満ｆ
２）　　珪酸塩（ＳｉＯ□として）　　　　７〜１１重
量％（ｃ）　　ポリアクリル酸塩　　　　　１〜５重量
％（ｄｌ　　アミノポリカルボン酸塩　　１〜１０重置
％（ｅ）水　　　　　　　残部 からなる自動食器洗浄機用液体洗剤組成物を提供するも
のである。

上記（ａ）〜（ｅ）成分を限定された量含存する本発明
の洗剤組成物を用い、自動食器洗浄機により食器類を洗
浄することによりアルミ製食器やガラス製コツプ類の表
面腐食を防止し、しかも洗浄力及びスケール付着防止に
優れた効果を得ることができる。

以下、本発明の自動食器洗浄機用液体洗剤組成物につい
て更に詳細に説明する。

本発明の液体洗剤組成物においては、主活性成分として
ＮａＯＨ又はＭＯＨが組成物中に５重量％未満、好まし
くは４．５〜５．０重量％未満配合される。アルカリ荊
の配合量が５重量％以上では医薬周外劇物の該５品とな
り、従ってその取り扱いには危険が伴う上、取り扱いに
法的制限が加えられることになる。

本発明の洗剤組成物には、ビルダーとして水溶性珪酸塩
が配合される。この珪酸塩は一部アルカリ剤止して機能
する他、配管等洗浄機内部の腐食、アルミやアルミ合金
製の食器器具或いはガラス製のコツプ類の表面の腐食等
を防止する。塩としてはナトリウム塩、カリウム塩等が
用いられる。珪酸塩は洗剤組成物中にＳｉＯ□として７
〜１１重看％配合される。配合量が７重量％未満では腐
食の問題が生じ、１１重量％を越えるとガラス製コツプ
類や洗浄機にスケールの付着が起こり白化の原因となる
。

更に、本発明の洗剤組成物にはポリアクリル酸塩（塩と
してはナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩が好ま
しい）及びアミノポリカルボン酸塩が配合される。

これらのキレート剤は単独では食器やガラス製コツプ類
や洗浄機の十分な白化防止効果は得られないが、本発明
の如き組み合わせで用いることによって良好な白化防止
効果が得られる。

本発明に用いられるポリアクリル酸塩の分子量は４００
０〜２万、好ましくは５０００〜１５００ｔ）である。

ポリアクリル酸塩は組成物中にｌ〜５重量％配合される
。配合量か１重量％未満では効果か少なく、５重量％を
越えると液に濁りか生しやすい。

また、アミノポリカルボン酸塩は組成物中に１〜１０重
量％、好ましくは５〜１０重量％配合される。配合量が
１重量％未満では効果が少な（，１０重量％を越えて配
合してもそれ以上の効果は得られない。具体的なアミノ
ポリカルボン酸塩としては、エチレンジアミン四酢酸（
εＤＴＡ　）塩、ニトリロ三酢酸（ＮＴＡ）塩、ヒドロ
キシエチルイミノニ酢酸塩、ヒドロキシエチルエチレン
ジアミン三酢酸（）ＩＥＤＴＡ）塩等が挙げられ、塩と
してはナトリウム塩、カリウム塩が好ましい。

本発明の組成物は上記成分に水を加えてバランスをとる
。

本発明の組成物には上記成分の他に、必要に応じて炭酸
カリウム、食塩、塩化ナトリウム等の電解質、消泡剤等
を配合することもできる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、洗浄力、スボント汚れの発生防止効果
及びスケール汚れ防止（白化防止）効果に優れ、かつア
ルミ製食器やガラス製コツプの表面を腐食しない自動食
器洗浄機用液体洗剤組成物が得られる。

〔実　施　例〕

以下、実施例により本発明の効果をより具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。

以下に実施例及び比較例で用いた試験方法を説明する。

（１）アルミの防腐食性 水道水に０．２重量％相当の供試洗剤組成物をｍＭし、
１００　ｄのポリプロピレン製容器に８０ｄ取り、その
中にアルミニウムテストピース（品名ＪＩＳ　Ｆｌ、４
０００（Ａ　１０５０Ｐ）、寸法１．０×２０　Ｘ　５
０　（ｍｍ）、日本テストパネル工業製）を浸漬した後
、密栓し、５０°Ｃで１２時間保存した時の外観を肉眼
観察する。

０．ｇ食していない △：やや腐食している ×：完全に腐食している （２）イオン封鎖力 ＣａＣ１ｚ　Ｏ，１６ｇを純水１！に溶かして得た８ド
イツ硬度の硬水に０．２重量％相当の供試洗剤組成物を
溶解し、６０°Ｃで１時間放置した後に、その溶液の外
観を見る。

○：溶液は透明乃至僅かに曇る（イオン封鎖力に優れる
） Δ：曇っており、沈澱が僅かに生ずる（イオン封鎖力が
ある） ×：多量の沈澱を生じる（イオン封鎖力が劣る） （３）ガラスの白化 水道水に０．２重量％相当の供試洗剤組成物を溶解し、
その溶液にスライドガラス（マイクロスライドガラス、
７６　Ｘ　２６ｍｍ、厚さ０．９〜１．２閣、ＭＡＴＳ
［ＪＮＡＭＩガラス製）を６０°Ｃで１分間浸漬し、自
然乾燥する。

この操作を５回繰り返して、最後Ｓこイオン交換水で洗
浄し自然乾燥した後、肉眼観察する。

○：白化していない △：やや白化している ×：完全に白化している （４）ステンレスの白化 水道水に０．２重量％相当の供試洗剤組成物を溶解し、
その溶液にステンレステストピース（品名５ＵＳ−３０
４、寸法１．ＯＸ２０Ｘ５０（ｍｎ）、日本テストパネ
ル工業製）を６０゛ｃで１分間浸漬し、自然乾燥する。

この操作を５回繰り返して、最後にイオン交換水で洗浄
し自然乾燥した後、肉眼観察する。

○：白化していない △：やや白化している ×：完全に白化している （５）洗浄力 カユに生卵を混ぜたものを、平皿１個当たり５〜８ｇ塗
り、室温で３０分〜１時間乾燥した。

供試洗剤組成物を使用濃度が０．２％となるように自動
食器洗浄機に供給じ、Ｌ記の平皿に洗浄液を高圧スプレ
ーして洗浄し、洗浄液はポンプにより循環使用した。

洗浄後の平皿について、ヨウ素デンプン反応により汚れ
残りを検出し、非着色部の面積の割合で以下のように評
価した。

５点：１００〜８０％ ４点＝８０〜６０％ ３点：６０〜４０％ ２点：４０〜２０％ １点：２０％以下 これらの試験結果を表−１に示す。

注） 傘ｌ Ｂ；残 部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １（ａ）ＮａＯＨ又はＫＯＨ５．０重量％未満 （２）珪酸塩（ＳｉＯ＿２として）７〜１１重量％ （ｃ）ポリアクリル酸塩１〜５重量％ （ｄ）アミノポリカルボン酸塩１〜１０重量％ （ｅ）水残部 からなる自動食器洗浄機用液体洗剤組成物。