JPH0415177Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0415177Y2 JPH0415177Y2 JP1984160820U JP16082084U JPH0415177Y2 JP H0415177 Y2 JPH0415177 Y2 JP H0415177Y2 JP 1984160820 U JP1984160820 U JP 1984160820U JP 16082084 U JP16082084 U JP 16082084U JP H0415177 Y2 JPH0415177 Y2 JP H0415177Y2
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- JP
- Japan
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- brake
- lever
- attached
- stop motion
- shaft
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 22
- 238000009966 trimming Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
(産業上の利用分野)
本考案は、釦付けミシンで減速効果が必要な本
縫い釦付けミシンの上軸の一時低速回転に利用す
るサイクルミシンの減速機構に関するものであ
る。
縫い釦付けミシンの上軸の一時低速回転に利用す
るサイクルミシンの減速機構に関するものであ
る。
(従来技術)
従来の本縫い及び単環縫いの釦付けミシンにお
いて、1サイクルの終了時の停止は、先ずクラツ
チを切つて上軸がフリーになつた時、強制的に回
転中のプーリ軸を固定して停止していた。特に本
縫い釦付ミシンでは1サイクルの終了時期は縫製
終了の時で、この時期の停止は縫い終りの縫い目
形成に悪影響を与える虞れがあり、また回転軸を
急停止する場合、回転軸に減速機構がないと、慣
性エネルギーにより各構成部材に衝撃が加わつて
損傷を与える結果となり、調整された位置から狂
いが生じ、これがミシンの故障の原因にもなつて
いた。
いて、1サイクルの終了時の停止は、先ずクラツ
チを切つて上軸がフリーになつた時、強制的に回
転中のプーリ軸を固定して停止していた。特に本
縫い釦付ミシンでは1サイクルの終了時期は縫製
終了の時で、この時期の停止は縫い終りの縫い目
形成に悪影響を与える虞れがあり、また回転軸を
急停止する場合、回転軸に減速機構がないと、慣
性エネルギーにより各構成部材に衝撃が加わつて
損傷を与える結果となり、調整された位置から狂
いが生じ、これがミシンの故障の原因にもなつて
いた。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案は、従来の回転軸の急停止による各構成
部品の衝撃が、ミシンの故障原因になる等の問題
点を解決しようとするものである。
部品の衝撃が、ミシンの故障原因になる等の問題
点を解決しようとするものである。
(問題点を解決するための手段)
このため本考案は、プーリ軸に回転を伝達する
クラツチ機構に押し付けられる駆動プーリの押圧
を、1サイクルの終了前に解除するようにしたサ
イクルミシンにおいて、前記プーリ軸より駆動が
伝達される下軸、該下軸のベルトプーリに掛けら
れたタイミングベルトを介し同径のベルトプーリ
を経て回転が与えられる上軸、該上軸に取付けら
れたブレーキホイール、該ホイールに接離可能な
ブレーキシユー、該ブレーキシユーを一端に取付
け、他端がブレーキ作動レバーの中央部に固定さ
れたブレーキレバー、前記ブレーキ作動レバーの
一端に連結され、該作動レバーを前記ブレーキレ
バー側と反対方向に引張るよう付勢されたブレー
キ調節バネ、前記ブレーキ作動レバーの他端に上
端が連結され、下端がブレーキ始動レバーに連結
されたブレーキリンク、該ブレーキ始動レバーを
連結すると共に、ストツプモーシヨン台ピンに取
付けられた糸切り腕、該ストツプモーシヨン台ピ
ンに取付けられ、前記クラツチ機構に押し付けら
れる駆動プーリの移動を司るボール押し板を連結
したストツプモーシヨン台、該ストツプモーシヨ
ン台の先端に取付けられた回転ストツパ、前記ク
ラツチ機構に取付けられ、該回転ストツパが係合
するとミシンの回転を停止させるストツプモーシ
ヨン板、前記ストツプモーシヨン台ピンに取付け
られ先端にコロを有するストツプ腕、該コロを介
して前記ストツプモーシヨン台ピンに動作を伝達
する深浅二段の凹部を持ち、送りカム軸に固定さ
れた針数調節輪を備え、前記ストツプモーシヨン
台ピンが反時計方向に回転すると、前記ブレーキ
始動レバー、ブレーキリンク、ブレーキ作動レバ
ー及びブレーキレバーが作動し、該ブレーキレバ
ーの一端に取付けられたブレーキシユーが、前記
上軸に取付けられたブレーキホイールに、上軸の
回転速度に関係なく常に一定距離移動して接触し
上軸を減速せしめるようにしてなるもので、これ
を問題点解決のための手段とするものである。
クラツチ機構に押し付けられる駆動プーリの押圧
を、1サイクルの終了前に解除するようにしたサ
イクルミシンにおいて、前記プーリ軸より駆動が
伝達される下軸、該下軸のベルトプーリに掛けら
れたタイミングベルトを介し同径のベルトプーリ
を経て回転が与えられる上軸、該上軸に取付けら
れたブレーキホイール、該ホイールに接離可能な
ブレーキシユー、該ブレーキシユーを一端に取付
け、他端がブレーキ作動レバーの中央部に固定さ
れたブレーキレバー、前記ブレーキ作動レバーの
一端に連結され、該作動レバーを前記ブレーキレ
バー側と反対方向に引張るよう付勢されたブレー
キ調節バネ、前記ブレーキ作動レバーの他端に上
端が連結され、下端がブレーキ始動レバーに連結
されたブレーキリンク、該ブレーキ始動レバーを
連結すると共に、ストツプモーシヨン台ピンに取
付けられた糸切り腕、該ストツプモーシヨン台ピ
ンに取付けられ、前記クラツチ機構に押し付けら
れる駆動プーリの移動を司るボール押し板を連結
したストツプモーシヨン台、該ストツプモーシヨ
ン台の先端に取付けられた回転ストツパ、前記ク
ラツチ機構に取付けられ、該回転ストツパが係合
するとミシンの回転を停止させるストツプモーシ
ヨン板、前記ストツプモーシヨン台ピンに取付け
られ先端にコロを有するストツプ腕、該コロを介
して前記ストツプモーシヨン台ピンに動作を伝達
する深浅二段の凹部を持ち、送りカム軸に固定さ
れた針数調節輪を備え、前記ストツプモーシヨン
台ピンが反時計方向に回転すると、前記ブレーキ
始動レバー、ブレーキリンク、ブレーキ作動レバ
ー及びブレーキレバーが作動し、該ブレーキレバ
ーの一端に取付けられたブレーキシユーが、前記
上軸に取付けられたブレーキホイールに、上軸の
回転速度に関係なく常に一定距離移動して接触し
上軸を減速せしめるようにしてなるもので、これ
を問題点解決のための手段とするものである。
(作用)
さて1サイクル終了時期のプーリ軸の約2回転
手前の時点において、1サイクル1回転する針数
調整輪の浅い凹部に先ずストツプ腕コロが入る。
これによりストツプモーシヨン台ピンが動作し、
これに取付けられたボール押し板が反時計方向に
揺動するため、駆動プーリを押さなくなり、クラ
ツチ機構が働かず、プーリ軸は自由な慣性力で回
転している状態となる。従つて下軸及び上軸も自
由な回転状態となり、同時に糸切り腕、ブレーキ
リンク、ブレーキ作動レバー及びブレーキレバー
を介してブレーキシユーをブレーキホイールに押
し付けて上軸を減速する。次に1サイクルが終了
する半回転程前になると、針数調節輪の深い方の
凹部にコロが入るので、ストツプモーシヨン台の
先端の回転ストツパがストツプモーシヨン板の突
起に衝突して該ストツプモーシヨン板を強制停止
させ、これによりプーリ軸が固定され、ミシンが
停止する。
手前の時点において、1サイクル1回転する針数
調整輪の浅い凹部に先ずストツプ腕コロが入る。
これによりストツプモーシヨン台ピンが動作し、
これに取付けられたボール押し板が反時計方向に
揺動するため、駆動プーリを押さなくなり、クラ
ツチ機構が働かず、プーリ軸は自由な慣性力で回
転している状態となる。従つて下軸及び上軸も自
由な回転状態となり、同時に糸切り腕、ブレーキ
リンク、ブレーキ作動レバー及びブレーキレバー
を介してブレーキシユーをブレーキホイールに押
し付けて上軸を減速する。次に1サイクルが終了
する半回転程前になると、針数調節輪の深い方の
凹部にコロが入るので、ストツプモーシヨン台の
先端の回転ストツパがストツプモーシヨン板の突
起に衝突して該ストツプモーシヨン板を強制停止
させ、これによりプーリ軸が固定され、ミシンが
停止する。
本考案は主軸に減速の特徴を有し、ストツプモ
ーシヨン台ピンが反時計方向に回転すると、ブレ
ーキ作動レバー、ブレーキリンク、ブレーキ作動
レバー、ブレーキレバーと作用が伝達され、ブレ
ーキシユーが機械的に移動して上軸に配設された
ブレーキホイールに接触する。この場合は上軸の
回転速度に関係なくブレーキシユーの移動する距
離は同じで、ブレーキシユーがブレーキホイール
にかける力は同じである。
ーシヨン台ピンが反時計方向に回転すると、ブレ
ーキ作動レバー、ブレーキリンク、ブレーキ作動
レバー、ブレーキレバーと作用が伝達され、ブレ
ーキシユーが機械的に移動して上軸に配設された
ブレーキホイールに接触する。この場合は上軸の
回転速度に関係なくブレーキシユーの移動する距
離は同じで、ブレーキシユーがブレーキホイール
にかける力は同じである。
(実施例)
以下本考案の実施例を図面について説明する
と、第1図〜第6図は本考案の実施例を示し、第
1図及び第2図は本縫い釦付けミシンの上軸のブ
レーキ機構を示す。図において1はベルトプーリ
で下軸4に止ネジ10で固定されており、上軸4
1に固定された同径のベルトプーリ24との間に
タイミングベルト23を掛け、下軸4と上軸41
は同回転数の同方向回転として伝えられる。上軸
41は針棒、天秤を駆動させるためのものであ
り、下軸4は釜、送りカム等を駆動させるための
もので、両軸ともミシンがスタートしてサイクル
が完了する時点で停止するストツプ機構によりス
トツプ動作を有するミシン構造となつている。
と、第1図〜第6図は本考案の実施例を示し、第
1図及び第2図は本縫い釦付けミシンの上軸のブ
レーキ機構を示す。図において1はベルトプーリ
で下軸4に止ネジ10で固定されており、上軸4
1に固定された同径のベルトプーリ24との間に
タイミングベルト23を掛け、下軸4と上軸41
は同回転数の同方向回転として伝えられる。上軸
41は針棒、天秤を駆動させるためのものであ
り、下軸4は釜、送りカム等を駆動させるための
もので、両軸ともミシンがスタートしてサイクル
が完了する時点で停止するストツプ機構によりス
トツプ動作を有するミシン構造となつている。
1サイクル終了時期の2回転手前の時点におい
てサイクルミシンの1サイクルに要する運針数を
決める針数調節輪35が、送りカム軸37に取付
けられており、1サイクルでは該調節輪35が1
回転する。針数調節輪35の外周には浅い凹部3
5aと、深い凹部35bがあり、浅い凹部35a
にストツプ腕34の先端のコロ38が入ると後述
するクラツチが切れて上軸41にブレーキがかか
り、更に二段目の深い凹部35bにコロ38が入
ると、前記ストツプ機構が作動する。ストツプ腕
34は止ネジ33によりストツプモーシヨン台ピ
ン32に取付けられている。
てサイクルミシンの1サイクルに要する運針数を
決める針数調節輪35が、送りカム軸37に取付
けられており、1サイクルでは該調節輪35が1
回転する。針数調節輪35の外周には浅い凹部3
5aと、深い凹部35bがあり、浅い凹部35a
にストツプ腕34の先端のコロ38が入ると後述
するクラツチが切れて上軸41にブレーキがかか
り、更に二段目の深い凹部35bにコロ38が入
ると、前記ストツプ機構が作動する。ストツプ腕
34は止ネジ33によりストツプモーシヨン台ピ
ン32に取付けられている。
またストツプモーシヨン台ピン32には糸切り
腕27が取付けられており、該糸切り腕27には
ブレーキ始動レバー5が止ネジ6で取付けられ、
その先端にはブレーキリンク9を、止ネジ8とナ
ツト7で装着してあり、前記ピン32が反時計方
向に揺動すると、ブレーキリンク9は上方へ移動
する。またブレーキリンク9の上部先端には、ブ
レーキ作動レバー15の一端が連結されており、
該レバー15の他端にはブレーキ調節バネ13が
取付けられ、該バネ13の他端はブレーキ調節バ
ネレバー12に係止しており、このバネ13の引
張力がブレーキ作動力となる。バネ13の引張力
の調節は、ブレーキ始動レバー止ネジ6aを緩
め、前記レバー12を止ネジ28aを支点にして
移動させて調節する。ブレーキリンク9が上昇す
ると、前記レバー15が中央の軸15aを中心に
時計方向に揺動する。
腕27が取付けられており、該糸切り腕27には
ブレーキ始動レバー5が止ネジ6で取付けられ、
その先端にはブレーキリンク9を、止ネジ8とナ
ツト7で装着してあり、前記ピン32が反時計方
向に揺動すると、ブレーキリンク9は上方へ移動
する。またブレーキリンク9の上部先端には、ブ
レーキ作動レバー15の一端が連結されており、
該レバー15の他端にはブレーキ調節バネ13が
取付けられ、該バネ13の他端はブレーキ調節バ
ネレバー12に係止しており、このバネ13の引
張力がブレーキ作動力となる。バネ13の引張力
の調節は、ブレーキ始動レバー止ネジ6aを緩
め、前記レバー12を止ネジ28aを支点にして
移動させて調節する。ブレーキリンク9が上昇す
ると、前記レバー15が中央の軸15aを中心に
時計方向に揺動する。
ブレーキ作動レバー15の中央部には、軸15
a、プツシユ22、止ネジ14を介してブレーキ
レバー16が固定されており、該レバー16の先
端にはブレーキシユー19を取付けたブレーキ1
7を、連結ピン40で可動状態とし、ピン止ネジ
39で固定している。18はブレーキシユー止ネ
ジ、20はブレーキバネ止ネジ、21はブレーキ
バネ、25はベアリング受け、26は上軸41に
固定されたブレーキホイールである。このブレー
キホイール26の外周には前記ブレーキシユー1
9がブレーキ調節バネ13の引張力により接触
し、ブレーキシユー19との摩擦力により上軸4
1を減速させる。
a、プツシユ22、止ネジ14を介してブレーキ
レバー16が固定されており、該レバー16の先
端にはブレーキシユー19を取付けたブレーキ1
7を、連結ピン40で可動状態とし、ピン止ネジ
39で固定している。18はブレーキシユー止ネ
ジ、20はブレーキバネ止ネジ、21はブレーキ
バネ、25はベアリング受け、26は上軸41に
固定されたブレーキホイールである。このブレー
キホイール26の外周には前記ブレーキシユー1
9がブレーキ調節バネ13の引張力により接触
し、ブレーキシユー19との摩擦力により上軸4
1を減速させる。
次いで次の1サイクルのスタート時点の始動動
作により糸切り腕27が上昇するため、これと同
期してブレーキリンク9が下方へ移動し、ブレー
キシユー19がブレーキホイール26の外周から
離れることにより、上軸が再び無負荷状態とな
り、回転が可能な状態となる。また28は糸切り
リンク止ネジ、29は糸切りリンク、30は糸切
り連結レバー、31は糸切り作動リンクである。
作により糸切り腕27が上昇するため、これと同
期してブレーキリンク9が下方へ移動し、ブレー
キシユー19がブレーキホイール26の外周から
離れることにより、上軸が再び無負荷状態とな
り、回転が可能な状態となる。また28は糸切り
リンク止ネジ、29は糸切りリンク、30は糸切
り連結レバー、31は糸切り作動リンクである。
次にクラツチの係合離脱について説明する。今
1サイクル始動に必要なスタート動作として始動
レバー42の先端を下方に引くと、これに接触し
ているストツプモーシヨン台45及びこれに取付
けられているボール押し板49が、ストツプモー
シヨン台ピン32を中心に時計方向に揺動する。
同時に回転ストツパ51が上昇し、プーリ軸59
に装着しているストツプモーシヨン板52が自由
となる。
1サイクル始動に必要なスタート動作として始動
レバー42の先端を下方に引くと、これに接触し
ているストツプモーシヨン台45及びこれに取付
けられているボール押し板49が、ストツプモー
シヨン台ピン32を中心に時計方向に揺動する。
同時に回転ストツパ51が上昇し、プーリ軸59
に装着しているストツプモーシヨン板52が自由
となる。
またボール押し板49の先端にボール50があ
り、これを球面状の受け皿になつているプーリ5
3で受けており、ボール押し板49が時計方向に
移動すると、ボール50をプーリ軸59のスラス
ト方向に移動させ、ストツプモーシヨン板52に
取付けられたクラツチ板54にプーリ53の内面
が接触し、この摩擦力によりミシン側の駆動源で
あるプーリ53の回転力がプーリ軸59に伝達さ
れる。
り、これを球面状の受け皿になつているプーリ5
3で受けており、ボール押し板49が時計方向に
移動すると、ボール50をプーリ軸59のスラス
ト方向に移動させ、ストツプモーシヨン板52に
取付けられたクラツチ板54にプーリ53の内面
が接触し、この摩擦力によりミシン側の駆動源で
あるプーリ53の回転力がプーリ軸59に伝達さ
れる。
プーリ軸59が回転すると、該軸59に取付け
てあるネジ歯車55が下軸4に取付けられたネジ
歯車58と噛合つているため、下軸4が回転す
る。また下軸4にはウオーム57が取付けてあ
り、該ウオーム57は送りカム軸37が取付けて
あるウオームギヤ56に噛合つているので、送り
カム軸37が減速されて回転する。
てあるネジ歯車55が下軸4に取付けられたネジ
歯車58と噛合つているため、下軸4が回転す
る。また下軸4にはウオーム57が取付けてあ
り、該ウオーム57は送りカム軸37が取付けて
あるウオームギヤ56に噛合つているので、送り
カム軸37が減速されて回転する。
送りカム軸37の先端に装着された針数調節輪
35が回転し、1サイクルが終了するプーリ軸5
9の2回転程前になると、該調節輪35の浅い凹
部35aにストツプ腕34の先端に取付けたコロ
38が入り込み、ストツプモーシヨン台ピン32
がストツプ腕34を介して反時計方向に揺動す
る。従つてストツプモーシヨン台45及びボール
押し板49が反時計方向に揺動し、ボール押し板
49がボール50の押圧を止めるため、プーリ5
3とクラツチ板54との摩擦力が無くなり、プー
リ53からの駆動力がプーリ軸59に伝わらなく
なり、プーリ軸59は自由の慣性力で回転してい
る状態となる。
35が回転し、1サイクルが終了するプーリ軸5
9の2回転程前になると、該調節輪35の浅い凹
部35aにストツプ腕34の先端に取付けたコロ
38が入り込み、ストツプモーシヨン台ピン32
がストツプ腕34を介して反時計方向に揺動す
る。従つてストツプモーシヨン台45及びボール
押し板49が反時計方向に揺動し、ボール押し板
49がボール50の押圧を止めるため、プーリ5
3とクラツチ板54との摩擦力が無くなり、プー
リ53からの駆動力がプーリ軸59に伝わらなく
なり、プーリ軸59は自由の慣性力で回転してい
る状態となる。
次いで1サイクルが終了する半回転程前になる
と、針数調節輪35の深い凹部35bにコロ38
が入り込むため、ストツプモーシヨン台ピン32
は更に反時計方向に揺動する。従つて前記の如く
糸切り腕27が第1図で反時計方向に揺動すると
共に、ストツプモーシヨン台45の先端にある回
転ストツパ51が、ストツプモーシヨン板52の
外周に接触する程度の位置まで反時計方向に移動
する。ストツプモーシヨン板52の外周には強制
停止させるための突起があり、この部分と回転ス
トツパ51が衝突してプーリ軸59が固定されミ
シンが停止する。
と、針数調節輪35の深い凹部35bにコロ38
が入り込むため、ストツプモーシヨン台ピン32
は更に反時計方向に揺動する。従つて前記の如く
糸切り腕27が第1図で反時計方向に揺動すると
共に、ストツプモーシヨン台45の先端にある回
転ストツパ51が、ストツプモーシヨン板52の
外周に接触する程度の位置まで反時計方向に移動
する。ストツプモーシヨン板52の外周には強制
停止させるための突起があり、この部分と回転ス
トツパ51が衝突してプーリ軸59が固定されミ
シンが停止する。
以上詳細に説明した如く本考案は構成されてい
るので、1サイクルの終了時の前にプーリの駆動
力がプーリ軸に伝わらなくなり、これにより下軸
及び上軸に駆動力が伝わらなくなり、その後上軸
にブレーキがかかつて減速される。次いで慣性で
回つているプーリ軸が固定されるので、従来のよ
うに各構成部品に衝撃が加わるようなことはな
い。
るので、1サイクルの終了時の前にプーリの駆動
力がプーリ軸に伝わらなくなり、これにより下軸
及び上軸に駆動力が伝わらなくなり、その後上軸
にブレーキがかかつて減速される。次いで慣性で
回つているプーリ軸が固定されるので、従来のよ
うに各構成部品に衝撃が加わるようなことはな
い。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は上軸ブ
レーキ機構の側面図、第2図は同正面図、第3図
は第1図の要部の平面図、第4図は下軸駆動機構
の平面図、第5図は同側面図、第6図は第4図の
A矢視図である。 図の主要部分の説明、1……ベルトプーリ、4
……下軸、9……ブレーキリンク、13……ブレ
ーキ調節バネ、15……ブレーキ作動レバー、1
9……ブレーキシユー、23……タイミングベル
ト、24……ベルトプーリ、26……ブレーキホ
イール、27……糸切り腕、32……ストツプモ
ーシヨン台ピン、34……ストツプ腕、35……
針数調節輪、35a……浅い凹部、35b……深
い凹部、38……ストツプ腕コロ(コロ)、41
……上軸、45……ストツプモーシヨン台、49
……ボール押し板、50……ボール、51……回
転ストツパ、52……ストツプモーシヨン板、5
3……駆動プーリ、54……クラツチ板、59…
…プーリ軸。
レーキ機構の側面図、第2図は同正面図、第3図
は第1図の要部の平面図、第4図は下軸駆動機構
の平面図、第5図は同側面図、第6図は第4図の
A矢視図である。 図の主要部分の説明、1……ベルトプーリ、4
……下軸、9……ブレーキリンク、13……ブレ
ーキ調節バネ、15……ブレーキ作動レバー、1
9……ブレーキシユー、23……タイミングベル
ト、24……ベルトプーリ、26……ブレーキホ
イール、27……糸切り腕、32……ストツプモ
ーシヨン台ピン、34……ストツプ腕、35……
針数調節輪、35a……浅い凹部、35b……深
い凹部、38……ストツプ腕コロ(コロ)、41
……上軸、45……ストツプモーシヨン台、49
……ボール押し板、50……ボール、51……回
転ストツパ、52……ストツプモーシヨン板、5
3……駆動プーリ、54……クラツチ板、59…
…プーリ軸。
Claims (1)
- プーリ軸に回転を伝達するクラツチ機構に押し
付けられる駆動プーリの押圧を、1サイクルの終
了前に解除するようにしたサイクルミシンにおい
て、前記プーリ軸より駆動が伝達される下軸、該
下軸のベルトプーリに掛けられたタイミングベル
トを介し同径のベルトプーリを経て回転が与えら
れる上軸、該上軸に取付けられたブレーキホイー
ル、該ホイールに接離可能なブレーキシユー、該
ブレーキシユーを一端に取付け、他端がブレーキ
作動レバーの中央部に固定されたブレーキレバ
ー、前記ブレーキ作動レバーの一端に連結され、
該作動レバーを前記ブレーキレバー側と反対方向
に引張るよう付勢されたブレーキ調節バネ、前記
ブレーキ作動レバーの他端に上端が連結され、下
端がブレーキ始動レバーに連結されたブレーキリ
ンク、該ブレーキ始動レバーを連結すると共に、
ストツプモーシヨン台ピンに取付けられた糸切り
腕、該ストツプモーシヨン台ピンに取付けられ、
前記クラツチ機構に押し付けられる駆動プーリの
移動を司るボール押し板を連結したストツプモー
シヨン台、該ストツプモーシヨン台の先端に取付
けられた回転ストツパ、前記クラツチ機構に取付
けられ、該回転ストツパが係合するとミシンの回
転を停止させるストツプモーシヨン板、前記スト
ツプモーシヨン台ピンに取付けられ先端にコロを
有するストツプ腕、該コロを介して前記ストツプ
モーシヨン台ピンに動作を伝達する深浅二段の凹
部を持ち、送りカム軸に固定された針数調節輪を
備え、前記ストツプモーシヨン台ピンが反時計方
向に回転すると、前記ブレーキ始動レバー、ブレ
ーキリンク、ブレーキ作動レバー及びブレーキレ
バーが作動し、該ブレーキレバーの一端に取付け
られたブレーキシユーが、前記上軸に取付けられ
たブレーキホイールに、上軸の回転速度に関係な
く常に一定距離移動して接触し上軸を減速せしめ
ることを特徴とするサイクルミシンの減速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984160820U JPH0415177Y2 (ja) | 1984-10-24 | 1984-10-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984160820U JPH0415177Y2 (ja) | 1984-10-24 | 1984-10-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6175271U JPS6175271U (ja) | 1986-05-21 |
JPH0415177Y2 true JPH0415177Y2 (ja) | 1992-04-06 |
Family
ID=30718734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984160820U Expired JPH0415177Y2 (ja) | 1984-10-24 | 1984-10-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0415177Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57115205A (en) * | 1980-06-27 | 1982-07-17 | Koeflach Sportgeraete Gmbh | Buckle for connecting metal parts of shoes |
JPS5923835A (ja) * | 1982-07-28 | 1984-02-07 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 硼化物分散合金の製造方法 |
-
1984
- 1984-10-24 JP JP1984160820U patent/JPH0415177Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57115205A (en) * | 1980-06-27 | 1982-07-17 | Koeflach Sportgeraete Gmbh | Buckle for connecting metal parts of shoes |
JPS5923835A (ja) * | 1982-07-28 | 1984-02-07 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 硼化物分散合金の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6175271U (ja) | 1986-05-21 |
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