JPH0415148B2 - - Google Patents

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JPH0415148B2
JPH0415148B2 JP60184539A JP18453985A JPH0415148B2 JP H0415148 B2 JPH0415148 B2 JP H0415148B2 JP 60184539 A JP60184539 A JP 60184539A JP 18453985 A JP18453985 A JP 18453985A JP H0415148 B2 JPH0415148 B2 JP H0415148B2
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JP
Japan
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mold
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holding plate
support leg
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JP60184539A
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JPS6243359A (ja
Inventor
Takao Yamaguchi
Minoru Niwa
Masamitsu Tsukahara
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication of JPS6243359A publication Critical patent/JPS6243359A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、エンジン作動中の振動や走行時の振
動により自動車のステアリングホイールが共振し
て振動することを防止する振動抑制装置に関す
る。
〈従来の技術〉 従来、この種の振動抑制装置では、第7,8図
に示すものがあつた。
この振動抑制装置1は、ステアリングホイール
Sのボスプレート6上に配設されるもので、略六
角板状の板金製で中央にステアリングシヤフト7
が突出可能な貫通孔2aを備えてボスプレート6
上面に配設されるベースプレート2と、鋳鉄等か
ら形成される略六角柱状で中央にステアリングシ
ヤフト7へのステアリングホイールS固定用のナ
ツト8が挿入可能な貫通孔4aを備えてベースプ
レート2上方に配設される質量体4と、ベースプ
レート2と質量体4との間の周線3箇所に介在さ
れて両者に加硫接着されて一体化されるゴム製の
支持脚3とからなつていた。
そして、支持脚3を形成する金型11は、第9
図に示すように、固定型12と可動型13の他、
3個のスライドコア14を必要としていた。
ちなみに、固定型12には、支持脚3における
内側面3aを形成するキヤビテイ用型面12aを
備える突片12bが形成され、この突片12bは
型閉時ベースプレート2の長円形の挿通孔2bを
貫通して質量体4に当接するものであつた。ま
た、スライドコア14は、それぞれ、支持脚3の
外側面3bを形成するキヤビテイ用型面14aを
備える他、支持脚3における内側面3aと外側面
3bとの間の両側面3c・3cを形成するキヤビ
テイ用型面14bを備える突片14cが形成され
ていた。
なお、12cは、型閉時に固定型12のキヤビ
テイ用型面12aとスライドコア14のキヤビテ
イ用型面14a,14bとから形成さえるキヤビ
テイ11a内に支持脚3を成形するゴム材料Mを
ベースプレート挿通孔2cを経て注入可能なラン
ナゲートである。また、13aは、可動型13に
おけるベースプレート2及び質量体4のセツト用
の突起である。
ところで、支持脚3を成形する金型11とし
て、スライドコア14を利用せず、スライドコア
14におけるキヤビテイ用型面14a,14bを
可動型13側に形成し、固定型12とその可動型
13との2つ割りの金型を使用することも考えら
れる。しかし、そのように構成すると、型開時
に、支持脚3の外側面3bと両側面3cとを形成
した型面(キヤビテイ用型面14a,14b)が
質量体4外周面と摺接することとなり、それら型
面近傍にバリが付着していると、質量体4の高さ
寸法分、離型時のストロークが長くなることとあ
いまつて、それら型面が変形する虞れが生じ、ス
ライドコア14が必要となつていた。
〈発明が解決しようとする問題点〉 したがつて、従来の振動抑制装置1では、支持
脚3が質量体4に直接加硫接着されるものである
ため、支持脚3の成形時にゴムの充填不良が発生
すると、ベースプレート2と併せて大きな質量体
4ごと不良品となつて破棄しなければならず、材
料が無駄となる場合があつた。
また、従来の振動抑制装置1では、支持脚3が
質量体4に加硫接着可能な材質でなければなら
ず、質量体の材質が限定されていた。
さらに、従来の振動抑制装置1では、支持脚3
が質量体4に直接加硫接着されるものであるの
で、支持脚3の成形時に使用する金型11がスラ
イドコア14を必要とし、金型11の構造が複雑
となつていた。
本発明は、既述の問題を解決するもので、支持
脚の成形時にゴム材料の充填不良が生じても材料
があまり無駄とならず、また、質量体に加硫接着
ができない材質のものを使用することができて、
質量体の材質が限定されず、さらに、支持脚成形
時に使用する金型の構造が、スライドコアを利用
することなく、簡単となる振動抑制装置を提供す
ることを目的とする。
〈問題点と解決するための手段〉 本発明に係る振動抑制装置は、ボスプレート上
面に固定され、ステアリングシヤフト挿通用の貫
通孔を備えるベースプレートと、 該ベースプレート上方に配設される質量体と、 前記ベースプレートと質量体との間に介在され
て両者に加硫接着されて一体化されるゴム製の複
数の支持脚と、 を具備し、前記各支持脚を二つの割型で成形可能
なステアリングホイールの振動抑制装置であつ
て、 前記質量体が、環状の保持プレートと、該保持
プレート上面にねじ止め可能な質量体本体と、か
ら形成され、 前記ベースプレートが、大部分を前記保持プレ
ートの内周部位より小さい外形とするとともに、
周縁に、外方へ突出して、前記保持プレートにお
ける前記質量体本体のねじ止め部位を外した部位
と上下方向で重なる複数の突片を備え、 前記支持脚が、前記保持プレートと前記突片と
の重複部部位の全面相互に加硫接着されて形成さ
れていることを特徴とする。
〈発明の作用・効果〉 本発明に係る振動抑制装置では、質量体が保持
プレートと保持プレートの上面にねじ止め可能な
質量体本体とから形成され、ベースプレートと保
持プレートとの間に支持脚が加硫接着されて形成
されるものであり、支持脚の成形時にゴム材料の
充填不良が生じても、保持プレートとベースプレ
ートとの廃棄だけですみ、大きな質量体本体を廃
棄しなくともよく、従来の製品全体の廃棄に比べ
て材料の無駄を低減させることができる。また、
質量体のうち保持プレートが支持脚と加硫接着さ
れ、質量体本体は保持プレートにねじ止めされる
だけであるため、質量体本体に支持脚を加硫接着
させることのできない材質のものを使用すること
ができ、保持プレートの材質さえ考慮すれば、質
量体本体の材料が限定されることなく、質量体に
種々の材料を使用することができる。
さらに、本発明に係る振動抑制装置では、ベー
スプレートが、大部分を保持プレートの内周部位
より小さい外形とするとともに、周縁に、外方へ
突出して、保持プレートにおける質量体本体のね
じ止め部位を外した部位と上下方向で重なる複数
の突片を備えている。また、支持脚が、保持プレ
ートと各突片との重複部部位の全面相互に加硫接
着されて形成されている。
そのため、各支持脚を成形する場合には、各支
持脚の内周面側が、保持プレート側の一方の割型
で成形でき、各支持脚の内周面側に除いた側面
が、ベースプレート側に他方の割型で成形でき
る。そして、型開時における各支持脚から割型が
離れるストロークは、支持脚の高さにベースプレ
ート若しくは保持プレートの厚み分加わるだけで
あり、従来のものより短かく、バリによる割型の
変形が抑えられることもあいまつて、支持脚成形
時に使用する金型が、スライドコアを使用するこ
とのない二つの割型でよく、金型の構造を簡単に
することができる。
〈実施例〉 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1〜4図に示す実施例の振動抑制装置21
は、従来と同様に、ステアリングホイールSのボ
スプレート6上に配設されるもので、ベースプレ
ート22と、3つの支持脚23と、筒状の質量体
本体25及び環状の保持プレート26からなる質
量体24とを備えている。
ベースプレート22は、鉄等のゴム材料が加硫
接着され易い板金製で、大部分を保持プレート2
6の内周部位より小さい外形とする略六角板状と
し、中央にステアリングシヤフト7を挿通可能な
貫通孔22aを備え、周縁3箇所に挿通孔22c
を備えて外方へ突出する突片22bが形成されて
いる。
質量体24の保持プレート26は、ベースプレ
ート22と同様なゴム材料が加硫接着され易い板
金製であり、ベースプレート22と上下方向に重
ねた際に3つの突片22b全面と重なる重複部2
6b部位を備える略六角環状に形成され、それら
の重なつた部位全面にゴム製で四角柱状の支持脚
23の上下面が加硫接着されて一体化されてい
る。また、保持プレート26には、支持脚23の
配設されない部位の所定3箇所にねじ孔26aが
形成されている。
質量体24における保持プレート26上面に配
設される質量体本体25は、略六角筒状の鉛製
で、中央にステアリングシヤフト7へのステアリ
ングホイールS固定用のナツト8が挿入可能な貫
通孔25aを備え、周縁の保持プレート26にお
けるねじ孔26aに対応する位置にねじ27を挿
入可能な挿通孔25bが形成されている。なお、
25cは、質量体本体25の重量の関係上形成さ
れた略六角柱状の下方延設部である。
そして、この質量体本体25は、ねじ27が挿
通孔25bを経て保持プレート26のねじ孔26
aへ螺合されることにより保持プレート26に固
着されている。なお、28は座金である。
したがつて、実施例の振動抑制装置21では、
質量体本体25が保持プレート26にねじ27止
めされて配設されるものであり、予め、ベースプ
レート22と保持プレート26とに支持脚23を
加硫接着させて一体化させておき、その後に質量
体本体25をねじ27止めして形成することがで
きる。そのため、質量体本体25に支持脚23を
加硫接着させることのできない材質のもの、例え
ば鉛を使用することができ、質量体本体25の材
質が限定されず、質量体24に種々の材料を使用
することができる。また、支持脚23の成形時に
ゴム材料の充填不良が生じても、保持プレート2
6とベースプレート22との破棄だけですみ、従
来の製品全体の破棄に比べて、質量体本体25の
材料分無駄がなくなる。
そして、実施例の振動抑制装置21では、保持
プレート26とベースプレート22とが、上下方
向で対向して重ねた際にベースプレート22の突
片22bが保持プレート26の重複部26bと重
なる形状としており、その重複している部位22
b,26b全面に支持脚23における上下面が加
硫接着されて一体化されるものである。そのた
め、支持脚23の内側面23aの周囲は保持プレ
ート26側で開放され、支持脚23の外側面23
bの周囲は保持プレート26とベースプレート2
2との両側で開放され、また、支持脚23におけ
る内側面23aと外側面23bとの間の両側面2
3c,23cがその周囲をベースプレート22側
で開放されることとなつて、第5,6図に示す固
定型32と可動型33とからなる2つ割りの金型
31で支持脚23を成形することができ、支持脚
23を成形する際に使用する金型31の構造を簡
単にすることができる。
ちなみに、固定型32には、それぞれの支持脚
23の外側面23bを形成するキヤビテイ用型面
32aと両側面23c,23cを形成するキヤビ
テイ用型面32b,32bとが形成されており、
可動型33には、それぞれの支持脚23の内側面
23aを形成するキヤビテイ用型面33aを備え
るベースプレート22及び保持プレート26のセ
ツト用の突起33bが形成されている。
なお、32cは、型閉時に固定型32のキヤビ
テイ用型面32a,32bと可動型33のキヤビ
テイ用型面33aとから形成されるキヤビテイ3
1a内に支持脚23を成形するゴム材料Mをベー
スプレート突片22bの挿通孔22cから注入可
能なランナゲートであり、また、34はエジエク
タピンである。
そして、この金型31を使用して支持脚23を
成形する場合には、保持プレート26及びベース
プレート22を可動型33にセツトし、型閉じさ
せてキヤビテイ31a内にゴム材料を注入すれば
よい。そしてその後の型開時には、支持脚23か
ら金型31のキヤビテイ用型面32a,32b,
33aが離れるストロークが、支持脚23の高さ
寸法にベースプレート22若しくは保持プレート
26の厚み寸法分加わるだけの、従来の質量体4
に直接加硫接着させて支持脚3を形成するものに
比べて短かくなるため、型面32a,32b,3
3a付近にバリが発生していても、離型時のスト
ロークが短かくなることから、固定型32及び可
動型33の変形を極力小さくすることができ、支
持脚23成形時に使用する金型31が2分割の割
型でも支障なく成形できる。
なお、実施例の振動抑制装置21では、ステア
リングホイールSへの取付時に、ステアリングホ
イールSをステアリングシヤフト7へ組付ける際
に使用するナツト8を利用し、そのナツト8でベ
ースプレート22の貫通孔22a周縁を押圧し、
ステアリングホイールSをステアリングシヤフト
7へ組付けると同時に取付けるものを示したが、
勿論、例えばベースプレート22における突片2
2bを外方へ延出させて、その延出させた部位を
利用してボスプレート6にねじ止めさせるように
構成してもよく、そのように構成した場合には、
ステアリングホイールSに予め振動抑制装置を取
付けておくことができるため、ステアリングシヤ
フト7へのステアリングホイールSの組付時に手
間がかからない。ちなみに、ベースプレート22
における突片22bに外方へ延びる延出部を形成
した場合には、支持脚23の外側面23bを形成
する型面を第5図に示す可動型33側に形成すれ
ば支持脚23の成形に支障がない。
また、支持脚23の成形時、支持脚23が加硫
接着されるベースプレート22と保持プレート2
6との面を予めバフイイングしておいたり、ある
いは、それらの面に接着剤を塗布しておいて通常
の加硫接着を行なつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における実施例の振動抑制装置
の使用態様を示す断面図、第2図は同実施例の平
面図、第3図は同実施例の分解斜視図、第4図は
同実施例における支持脚を形成したベースプレー
ト側から見た図、第5図は同実施例における支持
脚の成形時を示す断面図、第6図は第5図の−
断面図、第7図は従来の振動抑制装置の使用態
様を示す断面図、第8図は従来の振動抑制装置の
平面図、第9図は従来の支持脚成形時を示す断面
図である。 1,21……振動抑制装置、2,22……ベー
スプレート、3,23……支持脚、4,24……
質量体、6……ボスプレート、22b……突片
(重複部)、25……質量体本体、26……保持プ
レート、26b……重複部、27……ねじ、31
……金型、32……(割型)固定型、33……
(割型)可動型、S……ステアリングホイール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ボスプレート上面に固定され、ステアリング
    シヤフト挿通用の貫通孔を備えるベースプレート
    と、 該ベースプレート上方に配設される質量体と、
    前記ベースプレートと質量体との間に介在されて
    両者に加硫接着されて一体化されるゴム製の複数
    の支持脚と、 を具備し、前記各支持脚を二つの割型で成形可能
    なステアリングホイールの振動抑制装置であつ
    て、 前記質量体が、環状の保持プレートと、該保持
    プレート上面にねじ止め可能な質量体本体と、か
    ら形成され、 前記ベースプレートが、大部分を前記保持プレ
    ートの内周部位より小さい外形とするとともに、
    周縁に、外方へ突出して、前記保持プレートにお
    ける前記質量体本体のねじ止め部位を外した部位
    と上下方向で重なる複数の突片を備え、 前記支持脚が、前記保持プレートと前記突片と
    の重複部部位の全面相互に加硫接着されて形成さ
    れていることを特徴とするステアリングホイール
    の振動抑制装置。
JP60184539A 1985-08-22 1985-08-22 ステアリングホイ−ルの振動抑制装置 Granted JPS6243359A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60184539A JPS6243359A (ja) 1985-08-22 1985-08-22 ステアリングホイ−ルの振動抑制装置

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JP60184539A JPS6243359A (ja) 1985-08-22 1985-08-22 ステアリングホイ−ルの振動抑制装置

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JPS6243359A JPS6243359A (ja) 1987-02-25
JPH0415148B2 true JPH0415148B2 (ja) 1992-03-17

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JP60184539A Granted JPS6243359A (ja) 1985-08-22 1985-08-22 ステアリングホイ−ルの振動抑制装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0248267A (ja) * 1988-08-10 1990-02-19 Nippon Plast Co Ltd ステアリングホイール
US9581215B2 (en) * 2013-03-15 2017-02-28 Autoliv Asp, Inc. Steering wheel vibration suppressors

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5763776U (ja) * 1980-10-02 1982-04-15
JPS59124767U (ja) * 1983-02-10 1984-08-22 トヨタ自動車株式会社 ステアリング装置の振動抑制装置
JPS59174963U (ja) * 1983-05-11 1984-11-22 三菱自動車工業株式会社 ハンドルダイナミックダンパ

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JPS6243359A (ja) 1987-02-25

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