JPH0414968Y2 - - Google Patents

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JPH0414968Y2
JPH0414968Y2 JP1984147533U JP14753384U JPH0414968Y2 JP H0414968 Y2 JPH0414968 Y2 JP H0414968Y2 JP 1984147533 U JP1984147533 U JP 1984147533U JP 14753384 U JP14753384 U JP 14753384U JP H0414968 Y2 JPH0414968 Y2 JP H0414968Y2
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soil
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sowing
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は湛水土中直播器における覆土装置に関
する。
〈従来の技術〉 湛水土中直播機としては、土壌の硬軟にかかわ
らず、播種深さを所定深さとすべく、実公昭56−
10313号公報で示すように、フロートに備えた作
溝器により播種溝を形成し、該播種溝に、播種装
置により種子を繰出し播種し、フロートに、播種
された種子を覆土する覆土部材を左右方向の支軸
廻りに上下回動自在に備え、フロートに、下り勝
手とされて接地する検出部材を左右方向の支軸廻
りに上下回動自在に備え、検出部材と、覆土部材
とを、検出部材の上下回動によつて覆土部材を検
出部材の回動方向とは反対方向に回動させる連動
機構により連動連結したものがある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記装置では、土壌の硬軟に応じて検出部材が
上下回動し、これにより、覆土部材が上下回動せ
しめられるのであるが、土壌が硬い場合には、覆
土部材により土壌を播種溝側へ大きな力で強制的
に送り込むようにして、覆土しないと、覆土部材
の上下回動だけでは、覆土部材による覆土量を所
定量とできず、播種深さを所定深さとできなかつ
た。本考案は、土壌の硬軟に関係なく、覆土量を
略所定量に維持でき、播種深さを略所定深さに維
持できる湛水土中直播機における覆土装置を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の特徴とす
る処は、覆土部材16を、下降しながら播種溝3
4側へ移行するように、上下方向及び前後方向に
対して斜めに設けられた支軸42に回動自在に枢
支した点にある。
〔作用〕
本考案によれば、作溝器14により形成された
播種溝34に、播種装置10により種子が繰出し
播種され、播種された種子が覆土部材16により
覆土される。そして、土壌が硬い場合には、検出
部材36が浮上つて、連動機構38を介して覆土
部材16を下降させながら播種溝34側へ移行さ
せる。これにより覆土部材16によつて硬い土壌
が播種溝34側へ大きな力で強制的に送り込まれ
て、種子に対して覆土せしめられて覆土量が略所
定量に維持される。又、土壌が軟らかい場合に
は、検出部材36は土壌内へ沈み込んで、連動機
構38を介して、覆土部材16を上昇させながら
播種溝34の外側方に移行させる。これにより、
覆土部材16による大量の泥押し等によつて、覆
土量が所定量より大幅に増加することを防止で
き、覆土量を略所定量に維持できる。上記のよう
に、土壌の硬軟に関係なく、覆土量は略一定とな
り、播種深さを略所定深さにできる。
〈実施例〉 以下、本考案を湛水土中直播機に適用した一実
施例を図面に基づき説明すれば、湛水土中直播機
1は水田走行用移動機体2を有し、該機体2は、
エンジン3、ミツシヨンケース4、ミツシヨンケ
ース4の左右両側に配着された一対の伝動ケース
5から成る。
機体2からはハンドル6が後方に延設されると
共に、伝動ケース5を介して左右一対の駆動輪7
が上下位置調整自在に備えられている。
8はフロートで、機体2下腹部に装着されてい
る。
9は播種ユニツトで、移動機体2の後方で左右
方向に等間隔で複数配設されている。播種ユニツ
ト9は、播種装置10と、感知センサ11と、フ
ロート12と、ブラケツト13と、作溝器14
と、第1・第2覆土部材15,16と、検出部材
36と、付勢機構37と、連動機構38等から構
成されている。
播種装置10は、種籾等の種子を貯留する種子
タンク18と、エンジン3から後方に延出された
駆動軸19等を介して駆動された種子タンク18
内の種子を繰出し播種する繰出しロール20と、
繰出しロール20から繰出された種子を地面へ導
く左右一対の案内シユート21等から成る。
案内シユート21の下端部には、該シユート2
1の下端開口を開閉する前後一対の蓋体62が支
軸63により枢支されると共に、支軸63に捲周
された弾機64により、蓋体62は開放側へ付勢
されている。65は蓋体62のストツパである。
従つて、蓋体62は通常は開放体勢にあるが、蓋
体62外面に泥土が当つた際には、蓋体62は閉
じて、シユート21の下端開口が泥土により閉塞
されるのを防止する。
フロート12は、種子タンク18の下方で、支
持アーム22下端部に左右方向の支軸23廻りに
揺動自在に取付られている。フロート12は、前
部に位置する頭部24と、頭部24の左右方向中
央部側から後方に一体に延設された本体部25
と、頭部24の左右両側端部から後方に一体に延
設されて本体部25と左右方向に関して対向する
一対の付設部26とから成り、本体部25と付設
部26間に、後方に開口する凹設部27が形成さ
れて、凹設部27の前端部内に案内シユート21
の下端部が配設されて、支持アーム22に取付部
材28を介して固設されている。又、本体部25
の側部における後部は、前部より内側方に段付状
に凹入されて、凹入部29が形成されている。
ブラケツト13は、前板31と左右一対の側板
32とから成る平面視門形状で、本体部25の後
部に固設されている。前板31の左右方向中央部
には、前方に突出する左右一対の支持板33が固
設されて、該支持板33が支持アーム22下端部
に支軸23を介して枢支されている。各側板32
後部は、本体部25の後部の側端部に立設されて
いる。
作溝器14はフロート12下面に固設されて、
播種溝34を形成するもので、左右一対の側板3
5から成り両側板35前部は一体化されて凹設部
27前方に位置し、両側板35の前後方向中途部
が後方に向うに従つて次第に開拡されて、本体部
25と付設部26の前端部下方に位置し、その後
部側が凹設部27の前部側両側で平行に対向して
おり、播種溝34内に案内シユート21から種子
が繰出し播種される。
第1覆土部材15は、作溝器14の外側の側板
35後方にあつて、付設部26下面に固設され、
繰出し播種された種子に、第1段階の少量の覆土
を行う。
第2覆土部材16は、第1覆土部材15に対し
て、左右方向に関して播種された種子を挾むよう
にして配置されると共に、第1覆土部材15より
も後方に位置し、第1覆土部材15により覆土さ
れた種子に対して、第1覆土部材15による覆土
量よりも大量の覆土量で、第2段階の最終的な覆
土を行う。第2覆土部材16の前端部には筒体4
0が固設され、又、ブラケツト13の側板32の
前後方向中途部からは支軸42が外側方に突設さ
れて、該支軸42に筒体が套嵌されることで、第
2覆土部材16は上下回動自在とされている。そ
して、支軸42は、先端に向うに従つて徐々に上
方と前方側に移行するように、左右方向に対して
傾斜せしめられており、第2覆土部材16は下降
しながら播種溝34側へ移行し上昇しながらに播
種溝34の外側方へ移行する。第2覆土部材16
は凹入部29の外側方に位置して、その前部が、
播種溝34の側端部上に位置するが、後部は覆土
部43とされて、後方に向うに従つて外側方に移
行するように、前後方向に対して傾斜せしめられ
ている。
検出部材36は下り勝手とされて接地するもの
で、凹入部29の内部及びその後方側区域に配置
されている。検出部材36はロツドにより構成さ
れて、前部が前傾状とされ、後部が水平状検出部
44とされて、接地する。検出部44は覆土部4
3の後方で且つその進行方向線近傍に位置する。
検出部材36の前端部には筒体45が固設され、
又、ブラケツト13の側板32における筒体40
後方側からは支軸46が外側方に突設されて、該
支軸46に筒体45が套嵌されることで、検出部
材36は支軸46廻りに上下回動自在とされてい
る。
付勢機構37は検出部材36を接地方向に所望
の付勢力で付勢するもので、ブラケツト13の側
板32の後端部から外側方に突設された突片部4
8と、突片部48に後傾姿勢で進退自在に螺挿さ
れてロツクナツト49により固定される調整ボル
ト50と、調整ボルト50と検出部材36の前後
方向中途部間に弾発状に介装されて一端が調整ボ
ルト50に固定されたコイルバネにて示す弾機5
1と、検出部材36から弾機51の他端部内に突
設された係止軸52とから成る。
連動機構38は、検出部材36と第2覆土部材
16とを連動連結して、検出部材36の上下回動
によつて第2覆土部材16を、検出部材36の回
動方向とは反対方向に回動させる。連動機構38
は、筒体45から上方斜め前方に突設された連動
部54と、筒体40から下設された連動部55
と、両連動部54,55を連動連結する伸縮調整
自在な連結リンク56とから成る。
次に作用を説明する。水田圃場で湛水土中直播
する際には、湛水土中直播機1を駆動輪7によつ
て走行させると共に、各播種ユニツト9における
繰出しロール20を回転駆動させる。すると、各
播種ユニツト9において、フロート12が地面に
追従し乍ら摺動し、作溝器14が所定深さの播種
溝34を形成し、その播種溝34に、繰出しロー
ル20から案内シユート21を介して種子が繰出
し播種される。そして、この播種された種子に対
して、第1覆土部材15がまず、第1段階の少量
の覆土を行ない、次に第2覆土部材16が第2段
階の最終的な覆土を行ない、播種深さを所定の深
さとする。
この場合において、土壌が硬い場合には、検出
部材36は弾機51に抗して浮上つて、連動機構
38を介して、第2覆土部材16を下降させなが
ら播種溝34側へ移行させる。これにより、覆土
部43によつて、硬い土壌が播種溝34側へ大き
な力で強制的に送り込まれて、種子に対して覆土
せしめられて、覆土量が略所定量に維持される。
又、土壌が軟らかい場合には、検出部材36は弾
機51の弾発力により土壌内へ沈み込んで、連動
機構38を介して、第2覆土部材16を上昇させ
ながら播種溝34の外側方に移行させる。これに
より、覆土部43による大量の泥押し等によつ
て、覆土量が所定量より大幅に増加することを防
止でき、覆土量を略所定量に維持できる。上記の
ように、土壌の硬軟に関係なく、覆土量は略一定
となり、播種深さを略所定深さにできる。
そして、第2覆土部材16による覆土量の調整
は付勢機構37を調整して、検出部材36の接地
圧を調整することにより、容易に行える。
又、第1覆土部材15と第2覆土部材16とは
前後方向にずらしてあるので、両覆土部材15,
16間で、これらにより掻き集められた土が溜つ
たりすることがなく、良好な覆土作業を行うこと
ができる。
更に、検出部材36の検出部44が、第2覆土
部材16の覆土部43の進行方向線近傍にあつ
て、覆土部43が作用する土壌と、検出部44が
接地する土壌とは左右方向に関して大きく離間し
ておらず、従つて、第2覆土部材16をこれが作
用する土壌の硬軟に略的確に対応させて制御でき
る。
尚、実施例では、第2覆土部材のみ制御するよ
うにしたが、第1覆土部材も制御するようにして
もよい。
〈考案の効果〉 以上詳述したように、本考案は、覆土部材を、
下降しながら播種溝側へ移行するように枢支した
ので、覆土部材の上下回動と、これに付随する覆
土部材の播種溝に対する進退との複合作用によつ
て、土壌の硬軟に関係なく、覆土両を略所定量に
維持でき、播種深さを略所定深さに維持できる。
本発明は上記利点を有し、実益大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は要部
の側面図、第2図は全体側面図、第3図は要部の
平面図、第4図は要部の斜視図、第5図は案内シ
ユートの縦側断面図、第6図は第5図のA−A線
矢視断面図である。 1……湛水土中直播機、9……播種ユニツト、
10……播種装置、12……フロート、14……
作溝器、15,16……第1・第2覆土部材、3
4……播種溝、36……検出部材、38……連動
機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロート12に備えた作溝器14により播種溝
    34を形成し、該播種溝34に、播種装置10に
    より種子を繰出し播種し、フロート12に、播種
    された種子を覆土する覆土部材16を上下回動自
    在に枢支し、フロート12に、下り勝手とされて
    接地する検出部材36を上下回動自在に枢支し、
    検出部材36と覆土部材16とを、検出部材36
    の上下回動によつて覆土部材16を検出部材36
    の回動方向とは反対方向に回動させる連動機構3
    8により連動連結した湛水土中直播機において、
    覆土部材16を、下降しながら播種溝34側へ移
    行するように、上下方向及び前後方向に対して斜
    めに設けられた支軸42に回動自在に枢支したこ
    とを特徴とする湛水土中直播機における覆土装
    置。
JP1984147533U 1984-09-28 1984-09-28 Expired JPH0414968Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6160608U JPS6160608U (ja) 1986-04-24
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