JPH0636684B2 - 播種機の覆土装置 - Google Patents

播種機の覆土装置

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JPH0636684B2
JPH0636684B2 JP61044627A JP4462786A JPH0636684B2 JP H0636684 B2 JPH0636684 B2 JP H0636684B2 JP 61044627 A JP61044627 A JP 61044627A JP 4462786 A JP4462786 A JP 4462786A JP H0636684 B2 JPH0636684 B2 JP H0636684B2
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resistance
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正樹 折本
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は播種機の覆土装置に係り、土壌の軟硬に拘らず
均一な覆土を行なうことができるものに関する。
(従来の技術) 従来、播種溝に播種された種子を覆土すべく、後端に向
かうに従い播種溝に向かうよう傾斜する土寄せ面を有す
る覆土部材を備えた播種機においては、土寄せ面の傾斜
量は一定であった。
(発明が解決しようとする問題点) 土寄せ面の傾斜量が一定であると、土壌が硬い場合と軟
弱な場合とで覆土量が異なる。すなわち、土壌が硬い程
に土寄せ面によっては土寄せしにくく覆土量が少なくな
り、逆に軟弱土壌になると覆土量が多くなる。そのため
適正な覆土量を得ることができず、発芽不良、苗立不揃
等の問題があった。
本発明は上記問題点を解決することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明が、従来技術の問題点を解決するために講じる技
術手段の特徴とするところは、フロート12下面の外側部
に播種溝34を形成するための作溝器14を備え、作溝器14
後方の外側方側に、播種溝34に播種された種子を覆土す
べく、後端に向かうに従い播種溝34に向かうように内側
方に傾斜する覆土部材36を備えた播種機において、 前記覆土部材36の前端部が縦軸中心に揺動自在に支持さ
れ、後端に向かうに従ってフロート12外側方に突出する
ように傾斜した抵抗部材37が、覆土部材36の外側方に設
けられ、播種機1の前進に伴ない前記抵抗部材37が土壌
から抵抗を受けて後端側が播種溝34に向かって揺動する
ように、抵抗部材37の前端部が縦軸中心に揺動自在に支
持され、この抵抗部材37の揺動量に応じて覆土部材36の
後端側を播種溝34に向かって揺動させるべく、抵抗部材
37と覆土部材36とが連動連結され、さらに、抵抗部材37
と覆土部材36との後端側が播種溝34に向かって揺動する
のをその弾性力により制限するバネ38が設けられ、 前記抵抗部材37は、その前端部から後端に向けて次第に
下降するように傾斜され、抵抗部材37の前端部はフロー
ト12下面より上方に配置され、抵抗部材37の後端側はフ
ロート12下面より下方に配置されている点にある。
(作用) 播種機1の前進に伴なって抵抗部材37が土壌から受ける
抗力は、土壌が硬い程に大きく、軟弱な程に小さい。そ
うすると、その抗力によってバネ38の弾性力に抗して抵
抗部材37の後端側が播種溝34に向かって揺動し、それに
伴ない覆土部材36の後端側が播種溝34に向かって揺動す
る量は、土壌が硬い程に大きくなり、軟弱な程に小さく
なる。
そうすると、覆土部材36の土寄せ面39の、前端から後端
に向かうに従い播種溝34に向かうよう傾斜する傾斜量
は、土壌が硬い程に大きくなって土を寄せ易いものとな
り、土壌が軟弱な程に小さくなって土を寄せにくいもの
となる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。1は播
種機一例として示す湛水土中直播機であり、水田走行用
移動機体2を有し、該機体2は、エンジン3、ミッショ
ンケース4、該ミッションケース4の左右両側に配置さ
れた一対の伝動ケース5等から成る。
機体2からはハンドル6が後方に延設されると共に、伝
動ケース5を介して左右一対の駆動輪7が上下位置調整
自在に備えられている。
8はフロートで、機体2下腹部に装着されている。
9は播種ユニットで、移動機体2の後方で左右方向に等
間隔で複数配設されている。播種ユニット9は、播種装
置10、フロート12、作溝器14、第1・第2覆土装置15,
16等から成る。
播種装置10は、種籾等の種子を貯留する種子タンク18
と、エンジン3から後方に延出された駆動軸19等を介し
て駆動されて種子タンク18内の種子を繰出し播種する繰
出しロール20と、繰出しロール20から繰出された種子を
地面へ導く左右一対の案内ホース21を有する。
フロート12は、種子タンク18の下方で、機体2から延設
された支持アーム22下端部に左右方向の支軸23廻りに揺
動自在に取付けられている。フロート12は、前部に位置
する頭部24と、頭部24の左右方向中央部側から後方に一
体に延設された本体部25と、頭部24の左右両側端部から
後方に一体に延設されて本体部25と左右方向に関して対
向する一対の付設部26とから成り、本体部25と付設部26
間に、後方に開口する凹設部27が形成されて、凹設部27
の前端部内に案内ホース21の下端部が配設されて、前記
支持アーム22と取付部材28を介して固設されている。
又、本体部25の側部における後部は、前部より内側方に
段付状に凹入されて、凹入部29が形成されている。
13はブラケットで、前板31と左右一対の側板32とから成
る平面視門形状で、本体部25の後部に固設されている。
前板31の左右方向中央部には、前方に突出する左右一
対の支持板33が固設されて、該支持板33が支持アーム22
下端部に支軸23を介して枢支されている。各側板32後部
は、本体部25の後部の側端部に立設されている。
作溝器14はフロート12下面に固設されて、播種溝を形成
するもので、左右一対の側板35から成り、両側板35前部
は一体化されて凹設部27前方に位置し、両側板35の前後
方向中途部が後方に向うに従って次第に開拡されて、本
体部25と付設部26の前端部下方に位置し、その後部側が
凹設部27の前側両側で平行に対向しており、播種機1の
前進により播種溝34を形成する。そして、この播種溝34
内に案内ホース21から種子が繰出し播種される。
第一覆土装置15は作溝器14の外側の付設部26の後方に左
右一対設けられ、第一覆土部材36、抵抗部材37、引張バ
ネ38等を備える。
第一覆土部材36は、前端から後端に向かうに従い播種溝
34に向かうよう傾斜する土寄せ面39を有する。この第一
覆土部材36の前端には筒体40が固着され、この筒体40が
付設部26の後端に設けられた縦軸心のピン41に回転自在
に嵌合されて取付けられることにより、第一覆土部材36
は縦軸中心に揺動自在とされている。
抵抗部材37は、その前端が前記筒体40に固着され、後端
に向かうに従い播種溝34から離反するように傾斜されて
いる。これにより抵抗部材37は、播種機1の前進により
土壌から抗力を受けて縦軸まわりに揺動し、その揺動は
後端側が播種溝34に向かうものとなる。
そして、第一覆土部材36と抵抗部材37とは共にその前端
が筒体40に固着されて連動連結されているため、上記抵
抗部材37の揺動量に応じ、第一覆土部材36の後端側も播
種溝34に向かって揺動することになる。なお、第一覆土
部材36も土壌から抗力を受けるが、抵抗部材37が受ける
抗力より小さなものとされる。
引張バネ38は、一端が付設部26に取付けられると共に他
端が抵抗部材37に取付けられることにより、その弾性力
によって上記抵抗部材37と第一覆土部材36との後端側の
播種溝34に向かう揺動を制限するものとされている。
第二覆土装置16は、第一覆土装置36に対し、左右方向に
関して播種された種子を挟むようにして配置されてお
り、ブラケット13に支持軸42を介して上下揺動自在に取
付けられた第二覆土部材43を備えている。この第二覆土
部材43は、後端に向かうに従い播種溝34に向かうよう傾
斜する第二土寄せ面44を有する。
次に作用を説明する。水田圃場で湛水土中直播する際に
は、湛水土中直播機1を駆動輪7によって前進させると
共に、各播種ユニット9における繰出しロール20を回転
駆動させる。すると、各播種ユニット9において、フロ
ート12が地面に追従し乍ら摺動し、作溝器14が所定深さ
の播種溝34を形成し、その播種溝34に、繰出しロール20
から案内ホース21を介して種子が繰出し播種される。そ
して、この播種された種子に対して、第一覆土部材36が
まず、第一段階の覆土を行う。そして、第一覆土部材36
により覆土された種子に対して、第二覆土部材43が第二
段階の覆土を行う。
上記第一覆土部材36による覆土は、土寄せ面39が後端に
向かうに従い播種溝34に向かうよう傾斜しているため、
播種機1の前進によって播種溝34に土を寄せることでな
される。この際、土寄せ面39の傾斜量は土壌の軟硬に伴
ない変化する。すなわち、土壌が硬い程に抵抗部材37が
土壌から受ける抗力が大きくなり、バネ38の弾性力に抗
してその後端側が播種溝34に向かう揺動量は多くなり、
それに伴なう第一覆土部材36の後端側の播種溝34に向か
う揺動量も多くなる。逆に土壌が軟弱な程にその播種溝
34に向かう揺動量は少なくなる。これにより、土壌が土
寄せ面39によっては土寄せをしにくい硬質なものである
ときは、土寄せ面39は傾斜量が大きくされて土寄せ機能
が増大され、逆に土壌が土寄せをし易い軟弱なものであ
るときは、土寄せ面39は傾斜量が小さくされて土寄せ機
能が小さくされ、常に適正な覆土量を得ることができ、
従来のような発芽不良、苗立不揃を防止できる。
なお、抵抗部材37が土壌から抵抗を受ける面の面積、バ
ネ38の弾性力等は、必要とする覆土量に応じて適宜定め
る。
また、上記実施例では第一覆土装置15にのみ本発明を適
用しているが、第二覆土装置16に本発明を適用してもよ
い。
(発明の効果) 本発明によれば、土壌が土寄せをしにくい硬質なもので
あるときは、抵抗部材が土壌から受ける抗力が大きくな
ることに伴なう覆土部材後端の播種溝に向かう揺動量の
増大により、後端に向かうに従い播種溝に向かって傾斜
する土寄せ面はその傾斜量が大きくされて土寄せ機能が
増大される。逆に土壌が土寄せをし易い軟弱なものであ
るときは、土寄せ面はその傾斜量が小さくされて土寄せ
機能が小さくされる。これにより、播種溝に播種された
種子の覆土量を土壌の軟硬に拘らず常に適正なものとで
き、発芽不良や苗立不揃等を防止できる。
しかも、フロート12外側部であって作溝器14後方の外側
方側にある覆土部材36の外側方に、抵抗部材37が設けら
れ、抵抗部材37は、後端に向かうに従ってフロート12外
側方に突出するように傾斜しているので抵抗部材37の大
部分は、フロート12によって整地した部分の外側方を通
るし、また抵抗部材37が左右方向に対して前後に傾斜し
ているため、抵抗部材37で土壌に大きな通過あとを残す
ようなこともなく、抵抗部材37がフロート12の整地機能
を損なうような不都合を生じない。
また、前記抵抗部材37は、その前端部から後端に向けて
次第に下降するように傾斜され、抵抗部材37の前端部は
フロート12下面より上方に配置され、抵抗部材37の後端
側はフロート12下面より下方に配置されているので、抵
抗部材37前端部の枢支部分に土壌の泥水等がかかりにく
くなり、抵抗部材37前端部の枢支部分への泥の付着によ
って、抵抗部材37の縦軸中心の揺動が困難になるのを効
果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る播種機の要部平断面図、
第2図は同側面図である。 1…播種機、34…播種溝、36…覆土部材、37…抵抗部
材、38…バネ、39…土寄せ面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロート(12)下面の外側部に播種溝(34)を
    形成するための作溝器(14)を備え、作溝器(14)後方の外
    側方側に、播種溝(34)に播種された種子を覆土すべく、
    後端に向かうに従い播種溝(34)に向かうように内側方に
    傾斜する覆土部材(36)を備えた播種機において、 前記覆土部材(36)の前端部が縦軸中心に揺動自在に支持
    され、後端に向かうに従ってフロート(12)外側方に突出
    するように傾斜した抵抗部材(37)が、覆土部材(36)の外
    側方に設けられ、播種機(1)の前進に伴ない前記抵抗部
    材(37)が土壌から抵抗を受けて後端側が播種溝(34)に向
    かって揺動するように、抵抗部材(37)の前端部が縦軸中
    心に揺動自在に支持され、この抵抗部材(37)の揺動量に
    応じて覆土部材(36)の後端側を播種溝(34)に向かって揺
    動させるべく、抵抗部材(37)と覆土部材(36)とが連動連
    結され、さらに、抵抗部材(37)と覆土部材(36)との後端
    側が播種溝(34)に向かって揺動するのをその弾性力によ
    り制限するバネ(38)が設けられ、 前記抵抗部材(37)は、その前端部から後端に向けて次第
    に下降するように傾斜され、抵抗部材(37)の前端部はフ
    ロート(12)下面より上方に配置され、抵抗部材(37)の後
    端側はフロート(12)下面より下方に配置されていること
    を特徴とする播種機の覆土装置。
JP61044627A 1986-02-28 1986-02-28 播種機の覆土装置 Expired - Lifetime JPH0636684B2 (ja)

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JP61044627A JPH0636684B2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28 播種機の覆土装置

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JPS62201506A JPS62201506A (ja) 1987-09-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0117928Y2 (ja) * 1981-01-28 1989-05-25
JPS59187916U (ja) * 1983-05-31 1984-12-13 ヤンマー農機株式会社 培土板調整装置
JPS60162402U (ja) * 1984-04-07 1985-10-29 ヤンマー農機株式会社 湛水直播機における適正培土装置

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JPS62201506A (ja) 1987-09-05

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