JPH04148640A - ブロック状生肉の包装体及びブロック状生肉の包装方法 - Google Patents

ブロック状生肉の包装体及びブロック状生肉の包装方法

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JPH04148640A
JPH04148640A JP2273560A JP27356090A JPH04148640A JP H04148640 A JPH04148640 A JP H04148640A JP 2273560 A JP2273560 A JP 2273560A JP 27356090 A JP27356090 A JP 27356090A JP H04148640 A JPH04148640 A JP H04148640A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はブロック状生肉の包装体及び包装方法に関し、
特に牛肉、豚肉、鳥肉、馬肉、羊肉等の畜肉のブロック
状生肉の雑菌の繁殖による品質、歩留りの低下を防止し
得る真空包装用のプロ・ツク状生肉の包装体及び包装方
法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来、
牛肉、豚肉、鳥肉、馬肉、羊肉等の畜肉のブロック状生
肉は、プラスチック製の袋内に入れられた後、真空包装
され、流通販売、冷蔵保存、冷凍保存等に供せられてい
る。
このような包装方法においては、長期間保存すると雑菌
が繁殖することがある。特にプロ・ツク状生肉の組織内
からドリップが滲出すると、肉の表面の部分的な水分活
性の上昇を招き、雑菌の繁殖が起こりやすくなったり、
ドリップ中でも雑菌の繁殖が起こったりし、これに伴い
歩留りが低下する等の問題がある。
したがって本発明の目的は、長期間冷凍保存しても雑菌
の繁殖を防止し得る真空包装用のプロ・ツク状生肉の包
装体、及び包装方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本発明者らは、ブロッ
ク状生肉を、少なくとも酸素バリアー層とヒートシール
層の2層以上からなり、かつヒートシール層の少なくと
もブロック状生肉と接触する層(最内面の層)に抗菌剤
を含有させたフィルムからなる袋状体に入れ、真空包装
すれば、雑菌の繁殖を著しく抑制することができること
を見出し、本発明に想到した。
すなわち、本発明のブロック状生肉の包装体は、内側に
ヒートシール層と、外側に酸素パリγ層とを有するフィ
ルムでブロック状生肉を包装してなり、前記ヒートシー
ル層が単層又は多層構造を有し、少なくともブロック状
生肉と接する層に抗菌剤を含有することを特徴とする。
またブロック状生肉を袋状体に入れた後、減圧下にヒー
トシールして密封する本発明のブロック状生肉の包装方
法は、前記袋状体が、内側にヒートシール層と、外側に
酸素パリγ層とを有するフィルムからなり、前記ヒート
シール層は単層又は多層構造を有し、少なくともブロッ
ク状生肉と接する層に抗菌剤を含有することを特徴とす
る。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明において、ブロック状生肉の包装体は、抗菌剤を
含有するヒートシール層と、酸素バリア層とを有するフ
ィルムからなる。
上記フィルムは、例えば以下に示す+11乃至(3)の
ような方法により製造することができる。
(1)酸素バリア性を有するフィルムと、抗菌剤を含有
したヒートシール性を有するフィルムとをラミネー′ト
する方法。
(2)酸素バリア性を有するフィルム状物に、抗菌剤を
含有したヒートシール性を有する熱可塑性樹脂をコーテ
ィングする方法。
(3)酸素バリア性を有する熱可塑性樹脂と、抗菌剤を
含有したヒートシール性を有する熱可塑性樹脂とを共押
出しし、フィルムとする方法。
上記(1)の方法で、抗菌剤を含有したヒートシール性
を有するフィルムは、ポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー等の熱可
塑性樹脂をベースとした樹脂成分に抗菌剤を配合し、イ
ンフレーション法や、Tダイ法等の公知の方法により作
成することができる。
上記抗菌剤としては、抗菌作用を有する金属イオンをイ
オン交換により保持しているゼオライト(以下抗菌ゼオ
ライトとする)が安定性、衛生面の観点から好ましい。
このような抗菌ゼオライトとしては、例えば特開昭58
−7361号に開示されているアルミノシリケートより
なる天然または合成ゼオライトのイオン交換可能な部分
に抗菌作用を持つ金属イオンを保持しているものが挙げ
られる。
上記抗菌作用を持つ金属イオンとしては、鎖、銅、亜鉛
、錫、鉛、ビスマス等のイオンが挙げられる。上記金属
イオンとしては、特に銀、銅、亜鉛が好ましい。なお上
記金属イオンは、単独で使用しても、二種以上を併用し
てもよい。
またゼオライトとは、一般に三次元的に発達した骨格構
造を有するアルミノシリケートであり、Altosを基
準として、下記一般式:%式% (式中、Mはイオン交換可能な通常−価乃至二価の原子
価の金属イオンであり、nは金属イオンの原子価であり
、Xは金属酸化物の割合を示す係数であり、yはシリカ
の割合を示す係数であり、Zは結晶水の割合を示す係数
である。)で表される。
このようなゼオライトとしては、その組成比、細孔径、
比表面積等の異なる多くのものが知られているが、本発
明においてはその固体粒子の比表面積が150 rrr
/g (無水ゼオライト基準)以上のものが好ましい。
またその構成成分であるSin、とAl2O、とのモル
比(SiOz/Aj2 *0*)は通常14以下であり
、好ましくは11以下である。
上記ゼオライトの形状は粉末粒子状が好ましく、その粒
子径は特に制限されないが、通常0.1〜数100−で
ある。
このような特性を有するゼオライトを使用することによ
り、前記抗菌性金属イオンの保持量をイオン交換法によ
り任意に調節して、所望の抗菌性を有する抗菌ゼオライ
トを調製することができる。
殺菌性を有する金属の配合量は、抗菌ゼオライト全体に
対して0.1重量%〜飽和量である。ここで飽和量とは
、使用するゼオライトのイオン交換容量の飽和値である
。0.1重量%より低い金属含有量では、十分な抗菌作
用が得られない。好ましい金属配合量は0.3〜10重
量%である。
ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂への抗菌剤の配合
方法としては、例えば熱可塑性樹脂と抗菌剤とを溶融混
練する方法、抗菌剤を含有するマスターバッチをあらか
じめ作成しておき、これと樹脂成分とをトライブレンド
してフィルムに加工する方法等が挙げられる。
なお、ヒートシール性を有するフィルムは、単層物であ
る必要はなく、多層構造として、最内層(ブロック状生
肉と接触する面)のみに、抗菌剤を配合すれば、抗菌剤
の配合量を少量とすることができ好ましい。
このようなヒートシール性を有するフィルムの厚さは通
常5〜100ρ程度である。なお、上記フィルムが多層
構造を有する場合、抗菌剤を含有する層の厚さは1〜4
0虜程度である。
抗菌剤を含有する層中の抗菌剤の含有量は0.1〜lO
重量%が望ましい。含有量が0.1重量%以下では十分
な抗菌性を発揮できず、また10重量%をこえても効果
は増大せず、コスト高となるだけで意味がない。
また酸素バリア性を有するフィルムとしては、ポリアミ
ドフィルム、ポリエステルフィルム、二軸延伸ポリアミ
ドフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルム、塩化ビニ
リデンコート層を有する二軸延伸ポリアミドフィルム、
塩化ビニリデンコート層を有する二軸延伸ポリエステル
フィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化フィルム
、塩化ビニリデンフィルム等が挙げられる。
このような酸素パリγ性を有するフィルムの厚さは通常
5〜30虜程度である。
上述したような抗菌剤を含有するヒートシール性を有す
るフィルムと、酸素バリア性を有するフィルムとをラミ
ネートする方法としては、ドライラミネート、エクスト
ルージョンラミネート等の公知の方法を用いることがで
きる。
(2)酸素バリア性を有するフィルムに、抗菌剤を含有
したヒートシール性を存する熱可塑性樹脂をコーティン
グする方法において、ヒートシール性を有する熱可塑性
樹脂及び抗菌剤としては、上述した(11の方法のもの
と同様のものを用いることができる。
また抗菌剤の含有は上述の(1)の場合と同様の方法に
より行うことができる。
なお、ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂のコーティ
ング層は単層である必要はなく、多層構造として、最内
層(ブロック状生肉と接触する面)のみを抗菌剤を配合
した樹脂層とすれば、抗菌剤の配合量を少量とすること
ができ好ましい。
このようなコーティング層の厚さは通常5〜l100u
程度である。なお、上記コーティング層が多層構造を有
する場合、抗菌剤を含有する層の厚さは1〜40−程度
である。
また酸素バリア性のフィルムとしては、上述の(1)の
方法に使用し得るものと同様のものを使用することがで
きる。
抗菌剤を含有するヒートシール性を存する樹脂を、酸素
バリア性を有するフィルムにコーティングする方法とし
ては、通常のエクストルージョンコーティング法等の公
知の方法を用いることができる。
(3)抗菌剤を含有したヒートシール性を有する熱可塑
性樹脂と、酸素バリア性を有する熱可塑性樹脂とを共押
出しし、フィルムとする方法において、ヒートシール性
を有する熱可塑性樹脂及び抗菌剤としては、上述した(
1)の方法と同様のものを用いることができる。
抗菌剤の含有は上述の(1)の場合と同様の方法により
行うことができる。
また酸素バリア性を有する熱可塑性樹脂としては、ポリ
アミド、塩化ビニリデン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体鹸化物等を挙げることができる。
上述したようなヒートシール性を有する熱可塑性樹脂及
び酸素バリア性を有する熱可塑性樹脂をの共押出しの方
法としては、多層インフレーション法、多層Tダイ法等
を挙げることかできる。
このようにして得られる多層フィルムにおいて、抗菌剤
を含有したヒートシール性を有する熱可塑性樹脂層の厚
さは5〜l00AIn程度であり、酸素バリア性を有す
る熱可塑性樹脂層の厚さは5〜30un程度である。
このようにして得られる多層フィルムは、いずれも23
℃での酸素透過度が1oOcc/rr? −24hr 
−atm以下であるのが好ましい。酸素透過度が100
cc/rd・24hr−atm以下を越えると、包装後
の生肉の保存中に内申のミオグロミンのメト化が促進さ
れ、肉色が変化するため好ましくない。
このような袋状体資用いて、ブロック状生肉を包装する
には、まずブロック状生肉を上述の袋状体に入れ、減圧
下でヒートシールすることにより真空包装すればよい。
上記真空包装は、通常100mmHg以下の減圧下で行
う。減圧度が100mm1gを越えると、生肉と包装袋
との密着度が低下するため、包装袋内で生肉が移動しや
すくなり、傷みの原因となるため好ましくない。
また真空包装時に発生するシワを除去するために、包装
袋となるフィルムに収縮性を付与するのが好ましい。フ
ィルムの好ましい収縮率は、95℃の熱水に30分間浸
漬した場合の収縮率で流れ方向、幅方向共に5%以上で
ある。また袋を収縮させるには、例えば70℃以上の熱
水中に1秒〜1分間浸漬すればよい。浸漬時間が1秒未
満では、収縮が不十分となる場合があり、また1分間を
越えると生肉が「煮えた」状態となるため好ましくない
なお、収縮能を袋状体のフィルムに付与するには、上述
の(1)及び(2)の方法の場合には酸素バリア性フィ
ルムとして、収縮ナイロンフィルム、収縮塩化ビニリデ
ンフィルム等の収縮性のものを用いればよい。また、上
記(3)の方法のように共押出しによりフィルムを製造
する場合には、酸素バリア性を有する樹脂として、塩化
ビニリデンを選択すればよい。
このようにしてブロック状生肉を包装することにより、
ブロック状生肉及びそれから滲出するドリップ中での雑
菌の繁殖を飛躍的に抑制することができる。
〔作 用〕
本発明の包装方法によれば、ブロック状生肉を保存した
際の雑菌の繁殖が大幅に抑制されるので、ブロック状生
肉の保存性を大幅に向上させることができる。
このような効果が得られる理由は、本発明の包装体のブ
ロック状生肉と接する層が抗菌剤を含有しているためで
あると考えられる。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 低密度ポリエチレン(三井石油化学工業(掬製、ミラソ
ン16) 80重量部を加熱溶融した後、抗菌剤(鐘紡
■製 バクテキラ−BM501A) 20重量部を添加
し、混合して抗菌剤含有量が20重量%のマスク−バッ
チを作成した。
上記マスターバッチ25重量部を線状低密度ポリエチレ
ン(三井石油化学工業■製、ウルトゼックス3021F
)75重量部と混合したものを第1層とし、第2層とし
て線状低密度ポリエチレン(出光石油化学■製、モアチ
ック0238N)を用いて、多層インフレーション法に
より、厚さ30IInのヒートシール性を存するフィル
ムを得た。
なお、各層の厚さは第1層が10pm、第2層が20虜
であった。
次に厚さ15JJI11の塩化ビニリデン層を有する二
軸延伸ナイロンフィルム(興人■製、ボニールK)と、
上記抗菌剤を含有した厚さ30μsのフィルムとをウレ
タン系2液硬化型接着剤(武田薬品工業■製、タケラッ
クA315−タケネートAl0)を用いて接着し、積層
フィルムを作成した。
得られた積層フィルムを用いて350 +nm X 6
00 mmサイズのパウチを作成した。
上記パウチに、牛肉(テンダーロイン、5kg)を入れ
、60mmHgの減圧度で真空包装し、フィルムを肉に
密着させた。
この牛肉包装パウチを0°Cで7日間保存した後開封し
、肉及びドリップ中の一般生菌数及び大腸菌数を測定し
た。
また0°Cで14日間保存した後の肉及びドリップ中の
一般生菌数及び大腸菌数を測定した。
これらの測定結果を第1表に示す。
実施例2 低密度ポリエチレン(三井石油化学工業■製、ミラソン
16) 80重量部を加熱溶融した後、抗菌剤(鐘紡+
a+製 バクテキラ−BM501A) 20重量部を添
加し、混合して抗菌剤含有量が20重量%のマスターバ
ッチを作成した。
上記マスターバッチ25重量部を線状低密度ポリエチレ
ン(三井石油化学工業■製、ミラソン11)75重量部
と混合したものを第1層とし、第2層として低密度ポリ
エチレン(三井石油化学工業■製、ミラソン11)を用
いて、多層エクストルージョン法により、厚さ15um
の収縮2軸延伸ナイロンフイルム(出光石油化学■製、
5300)上に抗菌剤を含有するヒートシール層をコー
ティングし、積層フィルムを作成した。
なお、コーティング層の厚さは約30uIrIであり、
各層の厚さは第1層かIO虜、第2層が20μsであっ
た。
得られた積層フィルムを用いて350 l1un X 
600 mmサイズのパウチを作成した。
上記パウチに、牛肉(テンダーロイン、5kg)を入れ
、60mmHHの減圧度で真空包装した後、80°Cの
熱水中でフィルムを収縮させ、肉に密着させた。
この牛肉包装パウチを0°Cて7日間保存した後開封し
、肉及びドリップ中の一般生菌数及び大腸菌数を測定し
た。
また0°Cで14日間保存した後の肉及びドリップ中の
一般生菌数及び大腸菌数を測定した。
これらの測定結果を第1表に示す。
比較例1 線状低密度ポリエチレン(三井石油化学工業■製、ウル
トゼックス3021F)を第1層とし、第2層として線
状低密度ポリエチレン(出光石油化学(掬製、モアチッ
ク0238N)を用いて、多層インフレーション法によ
り、厚さ30ρのヒートシール性を有するフィルムを得
た。
なお、各層の厚さは第1層が1Oun、第2層が20ρ
であった。
次に厚さ15IIInの塩化ビニリデン層を有する二軸
延伸ナイロンフィルム(興人■製、ボニールK)と、上
記抗菌剤を含有した厚さ30AInのフィルムとをウレ
タン系2液硬化型接着剤(武田薬品工業■製、タケラッ
クA315−タケネートAl0)を利用して接着し、積
層フィルムを作成した後、積層フィルムを用いて350
 mm X 600 tmサイズのパウチを作成した。
上記パウチに、牛肉(テンダーロイン、5kg)を入れ
、60mmHgの減圧度で真空包装し、フィルムを肉に
密着させた。
この牛肉包装パウチを0°Cで7日間保存した後開封し
、肉及びドリップ中の一般生菌数及び大腸菌数を測定し
た。
また0℃で夏4日間保存した後の肉及びドリップ中の一
般生菌数及び大腸菌数を測定した。
これらの測定結果を第1表に示す。
比較例2 低密度ポリエチレン(三井石油化学工業■製、ミラソン
11)をエクストルージョンコーティング法により、厚
さ1sunの収縮2軸延伸ナイロンフイルム(出光石油
化学■製、5300)上にコーティングし、積層フィル
ムを作成した後、積層フィルムを用いて350 mm 
X 600 mmサイズのパウチを作成した。
なお、コーティング層の厚さは約30μsであった。
上記パウチに、牛肉(テンダーロイン、5kg)を入れ
、60mml(gの減圧度で真空包装した後、80°C
の熱水中でフィルムを収縮させ、肉に密着させた。
この牛肉包装パウチを0°Cで7日間保存した後開封し
、肉及びドリップ中の一般生菌数及び大腸菌数を測定し
た。
また0℃で14日間保存した後の肉及びドリップ中の一
般生菌数及び大腸菌数を測定した。
これらの測定結果を第1表に示す。
第1表より明らかなように、本発明の包装方法による実
施例1.2による牛肉包装体は、それぞれ対応する比較
例I、2による牛肉包装体よりOoCで7日間保存した
後の肉及びドリップ中の一般生菌数及び大腸菌群の数が
好くなかった。
さらに0°Cで14日間保存した後の肉及びドリップ中
の一般生菌数及び大腸菌群の数は、大幅に少ないもので
あった。
〔発明の効果〕
以上詳述した通り、本発明のブロック状生肉の包装方法
によれば、ブロック状生肉を、少なくとも酸素バリアー
層とヒートシール層の2層以上からなり、かつヒートシ
ール層の少なくともブロック状生肉と接触するプラスク
ック層(最内面の層)に抗菌剤を含有させたフィルムか
らなる袋状体に入れ、真空包装しているので、ブロック
状生肉及びそれから滲出するドリップての雑菌の繁殖を
大幅に抑制することかできる。
このため、ブロック状生肉の保存性を大幅に向上させる
ことができる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内側にヒートシール層と、外側に酸素バリア層と
    を有するフィルムでブロック状生肉を包装してなり、前
    記ヒートシール層が単層又は多層構造を有し、少なくと
    もブロック状生肉と接する層に抗菌剤を含有することを
    特徴とするブロック状生肉の包装体。
  2. (2)ブロック状生肉を袋状体に入れた後、減圧下でヒ
    ートシールして密封する包装方法において、前記袋状体
    が、内側にヒートシール層と、外側に酸素バリア層とを
    有するフィルムからなり、前記ヒートシール層は単層又
    は多層構造を有し、少なくともブロック状生肉と接する
    層に抗菌剤を含有することを特徴とするブロック状生肉
    の包装方法。
  3. (3)請求項2に記載のブロック状生肉の包装方法にお
    いて、前記袋状体のフィルムの23℃での酸素透過度が
    100cc/m^2・24hr・atm以下であること
    を特徴とするブロック状生肉の包装方法。
  4. (4)請求項2又は3に記載のブロック状生肉の包装方
    法において、前記袋状体を95℃の熱水に30分間浸漬
    した場合の収縮率が5%以上のフィルムにより形成し、
    前記ブロック状生肉を真空包装した後、前記袋状体を7
    0℃以上の熱水に1秒〜1分間浸漬し、前記フィルムを
    収縮させ、ブロック状生肉との密着度を向上させること
    を特徴とするブロック状生肉の包装方法。
  5. (5)請求項2乃至4のいずれかに記載のブロック伏生
    肉の包装方法において、前記抗菌剤を含有するヒートシ
    ール層の厚さが1〜50μmであることを特徴とするブ
    ロック状生肉の包装方法。
  6. (6)請求項5に記載のブロック状生肉の包装方法にお
    いて、前記抗菌剤が抗菌作用を有する金属イオンをイオ
    ン交換により保持しており、比表面積が150m^2/
    g以上で、SiO_2とAl_2O_3とのモル比(S
    iO_2/Al_2O_3)が14以下のゼオライト系
    固体粒子であることを特徴とするブロック状生肉の包装
    方法。
  7. (7)請求項6に記載のブロック状生肉の包装方法にお
    いて、前記ゼオライト系固体粒子が、A型ゼオライト、
    X型ゼオライト、Y型ゼオライト、モルデナイトから選
    ばれた一種または二種以上から構成されていることを特
    徴とするブロック状生肉の包装方法。
  8. (8)請求項6又は7に記載のブロック状生肉の包装方
    法において、前記抗菌作用を有する金属イオンが、銀、
    胴、亜鉛から選ばれた一種または二種以上の金属イオン
    であることを特徴とするブロック状生肉の包装方法。
  9. (9)請求項2乃至8のいずれかに記載のブロック状生
    肉の包装方法において、前記抗菌剤を含有するヒートシ
    ール層が、前記抗菌剤を0.1〜10重量%含有するこ
    とを特徴とするブロック状生肉の包装方法。
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