JPH041477Y2 - - Google Patents

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JPH041477Y2
JPH041477Y2 JP18287184U JP18287184U JPH041477Y2 JP H041477 Y2 JPH041477 Y2 JP H041477Y2 JP 18287184 U JP18287184 U JP 18287184U JP 18287184 U JP18287184 U JP 18287184U JP H041477 Y2 JPH041477 Y2 JP H041477Y2
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dynamometer
signal
setting
amplifier
control circuit
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はダイナモメータを2台直結して運転す
るタンデムダイナモメータのタンデム運転制御回
路に関する。
従来の技術 ダイナモメータを用いて各種機器の試験を行な
うに際し、直流ダイナモメータと渦電流型ダイナ
モメータを2台直結して運転するように構成する
ことがあり、このようなシステムをタンデムダイ
ナモメータと言つている。上記タンデムダイナモ
メータの運転時の制御方法を第3図、第4図につ
いて説明すると、1は直流ダイナモメータを用い
てなる第1ダイナモメータ、2は渦電流型ダイナ
モメータを用いてなる第2ダイナモメータ、3は
例えばエンジンのごとき被測定機である。第1ダ
イナモメータ1と第2ダイナモメータ2とはカツ
プリング(図示せず)を介して機械的に直結され
ており、第2ダイナモメータ2と被測定機3もカ
ツプリングで機械的に連結されている。
上記第1ダイナモメータ1と第2ダイナモメー
タ2の2台を運転する場合、従来は第4図に示す
制御方法により設定器4からの信号S1は各第1ダ
イナモメータ1と第2ダイナモメータ2に振り分
けて出力される。ここで今、第1ダイナモメータ
1、第2ダイナモメータ2ともに同定格で、
110kw.5000/10000(ベース回転/最高回転)
rpmとすると、最大吸収トルクは21.4Kgとなる。
しかして、上記の制御方法によると第1ダイナモ
メータ1で10Kgの吸収運転するように設定したと
すると、第2のダイナモメータ2では10Kgで吸収
運転ということである。
しかして、第1ダイナモメータ1つまり直流ダ
イナモメータと、第2ダイナモメータ2つまり渦
電流ダイナモメータを比較した場合、前者(すな
わち、直流ダイナモメータ)は回生制動ができ、
一方、後者(すなわち、渦電流型ダイナモメー
タ)は熱損失となるという特徴を有している。し
たがつて、仮りに、第1ダイナモメータ1と第2
ダイナモメータ2の吸収運転を適当に振り分け
て、回生制動できる第1ダイナモメータ1を主と
して使い、熱損失のある第2ダイナモメータ2を
従として使い分けることができれば省エネルギ的
に見てより有効である。
考案が解決しようとする問題点 しかるに、上述のように、従来のタンデムダイ
ナモメータの運転制御方式によると第1ダイナモ
メータ1と第2ダイナモメータ2は両者とも均等
に運転する制御方式であるから、省エネルギーの
点からなて最善の手段とは云えなかつた。
本考案はダイナモメータ制御の設定値のふり分
け方を変えて、第1ダイナモメータ1で能力一杯
の運転を行なつた後に、第2のダイナモメータ2
を運転する制御回路としたことにより上記の問題
点を解決したものである。
問題点を解決するための手段 すなわち、本考案は直流ダイナモメータである
第1ダイナモメータと、渦電流ダイナモメータで
ある第2ダイナモメータとを機械的に直結し、こ
れを被測定機に連結してなり、設定器からの設定
信号を第1ダイナモメータと第2ダイナモメータ
に入力する運転制御回路において、トルクパター
ン回路から出力する被測定機の回転速度検出信号
を前記設定器から出力した信号と突き合せ、それ
により出された偏差信号をリミツト付増幅器を介
して第2ダイナモメータに入力するようにしたこ
とを特徴とするダイナモメータのタンデム運転制
御回路である。
したがつて、上記のタンデム運転制御回路によ
ると、第1図にフローチヤートで示すように第1
ダイナモメータ1で能力一杯の運転が行なわれた
後に、第2ダイナモメータ2を運転できる。しか
して、前記の能力一杯の運転とは、そのダイナモ
メータの吸収能力一杯ということである。
すなわち、仮りに、第1ダイナモメータ1が
110kw,第2ダイナモメータ2が110kwとする
と、タンデム運転でのダイナモメータの能力は
220kwとなる。この時、第1ダイナモメータ1で
110kw能力一杯吸収運転して、吸収し切れない分
を第2ダイナモメータ2で吸収する運転回路とし
たことを意味する。ここで、吸収運転をする際の
設定は、トルク(kgm)で行なうことになるが、
ダイナモメータの吸収トルク特性はその回転数に
よつて変わる。すなわち、第2図の曲線lに示す
ようにトルクTは回転数Nがベース回転速度(例
えば2500rpm)以下では測定可能トルクが一定で
あり、かつベース回転速度から最高回転(例えば
6000rpm)までの間では測定可能トルクは回転速
度に反比例して減少する特性を有している。
したがつて、第1ダイナモメータ1により或る
一定の値を吸収して、吸収しきれない分を第2ダ
イナモメータ2で吸収するといつても、上記第2
図のごとく被測定機3の回転速度によつてトルク
が刻々と変るから、これを考慮する必要があり、
本考案では突き合せ回路によつてこれを処理して
いる。
実施例 第1図、第2図を参照して本考案の実施例を説
明する。第1図において、5a,5b,5cは増
幅器、6は突合せ回路、7はリミツタ付増幅器、
10は被測定器の回転速度を検出する速度検出器
である。しかして、設定部たとえばトルク設定器
4からの設定信号S1は増幅器5aと5bに入力さ
れる。増幅器5aの増幅出力信号S2は直流ダイナ
モメータ1に供給されるとともに、増幅器5bの
増幅出力信号S3は突合せ回路6に入力される。速
度検出器10からの速度検出信号は、増幅器5c
によつて増幅され、その増幅出力信号S5は、突合
せ回路6において信号S3と突合わされ第1ダイナ
モメータ1が吸収範囲をこえると偏差信号S6が出
力されるようになつている。
すなわち、速度検出器10は被測定機3の回転
速度を検出して、その信号S4を出力し、増幅器5
cの増巾信号S5を突き合せ回路6において信号S3
と突き合わせ、第1ダイナモメータ1の吸収範囲
を越えると偏差信号S6が出力され、リミツタ付増
幅器7で増幅された信号S7が第2ダイナモメータ
2に入力される。なお、リミツタ付増幅器7は、
第1ダイナモメータ1だけで吸収できる設定であ
つた場合に、正規には+の設定だけで良いのに−
が出るのを防いでいるものである。
考案の効果 以上の通りであり、本考案に係るタンデム運転
制御回路によると、直流ダイナモメータ(第1ダ
イナモメータ)と渦電流ダイナモメータ(第2ダ
イナモメータ)をタンデムにした場合に、回生制
動のできる直流ダイナモメータを主に使用して、
熱損失となる渦電流ダイナモメータを従として使
用することができ、これによりエネルギーの消費
をより少くすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るダイナモメータのタンデ
ム運転回路のフローチヤートを示す図、第2図は
ダイナモメータのトルクパターンを示す図、第3
図はダイナモメータのタンデム運転時の連結状態
を示す説明図、第4図は従来のタンデム運転制御
回路図である。 1……第1ダイナモメータ(直流ダイナモメー
タ)、2……第2ダイナモメータ(渦電流ダイナ
モメータ)、3……被測定機、4……設定器、5
a〜5c……増幅器、6……突合せ回路、7……
リミツタ付増幅器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 直流ダイナモメータである第1ダイナモメー
    タと、渦電流ダイナモメータである第2ダイナ
    モメータとを機械的に直結し、設定器からの設
    定信号を前記第1ダイナモメータと第2ダイナ
    モメータに入力して被測定機の特性を測定する
    ものにおいて、前記第1のダイナモメータに前
    記設定器の設定信号を入力する第1手段と、前
    記第2のダイナモメータに前記被測定機の回転
    速度検出信号と前記設定器からの設定信号との
    偏差信号を入力する第2手段とによつて構成し
    たことを特徴とするダイナモメータのタンデム
    運転制御回路。 (2) 前記第2の手段がマイナスの信号をカツトす
    るリミツタ付増幅器を有してなる実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載のダイナモメータのタ
    ンデム運転制御回路。
JP18287184U 1984-11-30 1984-11-30 Expired JPH041477Y2 (ja)

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JP18287184U JPH041477Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

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JPS6197736U JPS6197736U (ja) 1986-06-23
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ID=30740404

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2671358B2 (ja) * 1988-03-14 1997-10-29 三菱電機株式会社 動力計の制御装置

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JPS6197736U (ja) 1986-06-23

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