JPH04146416A - カメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、シャッター秒時や絞り値等の撮影情報を入力
設定するためのカメラに関するものである。

［従来の技術〕 従来、カメラの情報設定装置としては、特開昭５２−６
９６２１号等で提案されているものがある。これは、シ
ャッター秒時（Ｔｖ）、絞り（Ａｙ）の両優先モードを
選択可能な自動露出カメラにおいて、Ｔｖ情報、Ａｖ情
報を同じ１つの入力手段、例えば回転ダイヤルで設定で
きるようにしたもので、優先モードの切換え手段の切　
換え操作に連動して表示円板の外周部と内周部に夫々表
示されたＴｖ情報とＡｖ情報のいずれかを平面的に覆い
隠すことにより切換え表示を行える構成になっている。

そして選択されたモードの情報は上記表示円板を覆う部
材に形成された扇形の窓部を通して確認できるようにな
っている。

［発明が解決しようとしている課題］ しかしながら、上記した従来例には以下のような欠点が
あった。

（１）切換え表示された結果は扇形の窓部を通して見る
ことになり、ＴｖＳＡｖ情報ともせいぜい両隣の情報し
か見えず、−目で全体の表示が確認できないため、上下
限値がすぐに分からない。

（２）平面上での表示切換えのため、表示円板の外周側
に比べて内周側の表示スペースが狭くなり、表示が見ず
ら（なったり、或はそれを避けるために内側に表示でき
るモードに制約を受ける。

（３）モードの切換え手段の切換え操作に連動した表示
切換え機構のため、構成が複雑となる。

これらの欠点を解決する為、本出願人は特願平２−１８
６１６号等にて第７図に示す提案を行なった。

これは第１の撮影モードに関する情報が表示されている
第１の面と、第２の撮影モードに関する情報が表示され
ている第２の面とを有する表示板２０１を、ダイヤル２
０２にビス２０３によって固定するもので、第１及び第
２の撮影モードのいずれかが選択されているかを、ビス
２０３の先端部の位置の差でスイッチ２０４によって検
出するものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は先の提案を更に改良したもので情報設定操作に
連動してカメラに対し相対移動可能に設けられており側
壁面に開口部を有する可動部材と、第１の撮影モードに
関する情報が表示されている第１の面と第２の撮影モー
ドに関する情報が表示されている第２の面とを有する表
示板と、該表示板の前記可動部材への装着状態を保持す
る保持手段と、前記可動部材から押し上げ方向に付勢す
る付勢手段と、前記第１及び第２の撮影モードのうちの
いずれの撮影モードが選択されたかを検出する検出手段
と、を設けることにより、表示板の操作が安全かつ確実
にできるようにしたものである。

［実施例］ 以下に図面を参照しつつ本発明の実施例について説明す
る。第１図〜第６図において、２０は円形に形成された
ダイヤル本体で、裏面側に形成された中空の回転軸２１
がカメラの外装カバー１０の嵌合孔１１に回転可能に嵌
合貫通しカメラ本体の上部に配置される。

またダイヤル本体２０の上面側には窪部２２が凹設され
、後記する表示板受け３０が略隙間なく嵌合装着される
ようになっている。

５０はカメラの外装カバー１０の裏面側において嵌合孔
１１の周囲に設けられたクリック板６０は一方にクリッ
クバネ部６１が設けられると共に他方に係合部６２が設
けられたクリックバネである。クリックバネ６０はダイ
ヤル本体２０の回転軸２１の軸端部に固定され、ダイヤ
ル本体２０を回転することより、クリックバネ部６１の
先端部に取付けられた凸部６１ａが付勢されてクリック
板５０の周部に形成されたクリック溝（図示なし）に嵌
り込んだ時にカチツというクリック感が得られるように
なっており、また、ダイヤル本体２０の抜けを防止して
いる。なおりリックバネ６０の他方に形成されている係
合部６２は、ダイヤル本体２０の停止位置、すなわち、
撮影情報の設定をカメラ本体のマイクロコンピュータに
入力するための電気信号を発生する撮影情報入力部７０
．８０を駆動するものである。

４０は表示板で第２図、第４図に示すように、一方の面
（以下第１の表示面と称す）４２には第１の露出モード
であるシャッター秒時優先時の情報が周方向に沿って表
示され、また、第１の表示面４２と反対面である第２の
表示面４１には第２の露出モードであり絞り優先時の情
報が周方向に沿って表示されている。

また表示板４０周方向の端面部には４０ａの８面を形成
することで表示板の着脱を容易にしている。

第２の表示面４１の中央には小径凹部４１ａを形成して
おり、表示板受け３０の小径凸部３０ａを形成する凸部
と小径凹部４１ａが当接している。

第１図、第３図に示すごとく小径凹部４１ａの有無を利
用して第１の露出モード（シャッター秒時優先ＡＥ）と
第２の露出モード（絞り優先ＡＥ）との電気的な切換え
信号を得るようにしている。なおこの信号切換えの機構
については後述する。第１の露出モードの時は表示板受
け３０の小径凸３０ａと表示板４０の小径凹部４１ａが
少しクリック感があって落ち込み、第２の露出モードの
時は小径凸３０ａと表示板の平面部が当接するのでクリ
ック感がない、従って第１の露出モードと第２の露出モ
ードの差がはっきりわかるので間違える恐れがない。

また表示板４０をダイヤル２０に装着した状態において
、表示板４０がダイヤル２０に対して回転すると適正な
設定ができなくなるので本実施例では第１図、第３図に
示すように表示板４０に切欠き部４４を形成すると共に
ダイヤル２０には切欠き部４４と嵌合する位置決め凸部
２５を形成している。ダイヤル２０の側壁部には開口部
２ｂを形成して表示板４０の着脱を可能としている。表
示板受け３０のダイヤル２０側の面には表示板受け３０
がダイヤル２０に対し上方に付勢力を持つ圧縮コイルバ
ネ１３０の端面が固着されている。圧縮コイルバネ１３
０の一方の端面はダイヤル２０に固定されている。

表示板受け３０は圧縮コイルバネ１３０の付勢力によっ
て常に上方に押し上げられその付勢力により表示板を保
持している。ダイヤル２０の上縁部には係止部２７が形
成されており装着された表示板４０が係止固定される。

次に第１の露出モードと第２の露出モードのうちのどの
露出モードが選択されたのかを表わす信号を発生する選
択モード検出信号発生手段について説明する。

９０はカメラ本体に固定されたダイヤル地板で、ダイヤ
ル２０の中空軸２１と同軸上に中空軸１００が貫通固定
され、また上面には該中空軸１００の軸心と同心に位相
検出板８０が固定されている。この位相検出板８０の表
面にはカメラ本体の制御用マイクロコンピュータに接続
される電気的な撮影情報信号を発生するパターン部が設
けられている。７０はパターン部に対向して中空軸ｌＯ
Ｏに回転可能に取付けられた切片塵で、下面にこのパー
タン部に接触する導電切片をなすブラシ７２が固定され
ていて、中空軸１００に設けられたバネ性を有するスラ
スト部材７３により位相検出板８０に向けて押圧付勢さ
れている。また、切片塵７０の上面側には、係合ピン７
１が突設されていて、前記したクリックバネ６０の他端
部に形成した係合部６２に係合し、ダイヤル本体２０の
回転と一体となって切片塵７０を回転させる。

一方、ダイヤル地板９０の裏面側で中空軸１００の下端
部には、ＧＮＤ切片１０１が固定され、またダイヤル地
板９０の裏面側には該ＧＮＤ切片１０１と接触可能であ
り且つ先端部が中空軸１００の孔部位置まで延びるバネ
性を有する切換えスイッチ可動片１２０が設けられ、こ
の切換えスイッチ可動片１２０とＧＮＤ切片ｌｏｔとに
より第１の露出モードと第２の露出モードとの切換え信
号を得るための常閉型のモード切換えスイッチを構成し
ている。そして、このモード切換えスイッチのオン、オ
フの切換えは、中空軸１００の中空軸部に下方から軸方
向移動自在に挿入貫通した切換えピン１１０によって行
なわれる。

切換えピン１１０はその下端頭部１１０ａが切換えスイ
ッチ可動片１２０の先端部に常時当接し、そのバネ力に
よってスイッチ可動片１２０がＧＮＤ切片１０１と接触
する位置まで押し上げられるようになっている。その際
、切換えピン１１０の先端はダイヤル本体２０の貫通孔
２４内に挿入された位置に位置しておりこの切換ビン１
１０をスイッチ可動片１２０のバネ力に抗して下方へ押
し下げるとモード切換えスイッチがオフする。本実施例
において、この切換えピン１１０の作動を表示板受け３
０の表面中央小径凸部３０ａと当接している表示板４０
中央部小径凹部４１ａの有無の差により行っている。即
ち第１の露出モード（即ちシャッター秒時優先第１図、
第２図）の場合は切換ピンは押し下げられることはない
のでモード切換えスイッチは閉成状態にあり、第１の露
出モードを示すオンの信号を上記のマイクロコンピュー
タに入力し、また第２の露出モード（即ち絞り優先第３
図、第４図）の場合は切換えピン１１０は押し下げられ
てモード切換えスイッチは開成状態となり第２の露出モ
ードを示すオフの信号を該マイクロコンピュータに入力
する。

次に表示板４０の第１の表示面４２と第２の表示面４１
を反転する時の操作方法について説明する。第１図は表
示板４０が切欠部４４とダイヤル２０の位置決め凸部２
５が係合しダイヤル２０に装着固定され第１の露出モー
ド（シャッター優先ＡＥ）に設定された状態である。こ
の状態から第２の露出モード（絞り優先ＡＥ）に変更し
たい場合は表示板４０の中央部を押し下げながらかつダ
イヤル２０の開口部２６と表示板の端部を合わせながら
横方向へ押すとダイヤル位置決め凸部２５と表示板の切
欠き部４４が外れ同時に表示板の小径凹部４１ａと表示
板受け３０の小径凸部３０ａが外れて続いて表示板４０
が開口部２６より横方向へ離脱する。この状態を示すの
が第５図（途中図）第６図（離脱図）である。第６図に
おいて表示板４０はフリー状態で第１の表示面４２から
第２表示面４１への反転が可能である。反転後は上記の
操作の逆を行えばよく即ち表示板４０の端とダイヤル２
０の開口部２６を合わせながら表示板４０を横方向へ押
しながらダイヤル２０の位置決め凸部２５と表示板４０
の切欠き部４４の位置を合わせて押し込むと係合され第
３図に示すごと（第２の露出モード（絞り優先ＡＥ）に
設定された状態に装着固定される。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば下記のような効果を
あげることができる。

（１）ビズが不要となりビスを損失する恐れがな（なる
。

（２）表示板の取外し取付けがワンタッチに近い動作で
迅速に操作できる。

（３）第１の撮影モードと第２の撮影モードでクリック
感がちがうためまちがえてモード設定する恐れが全くな
く安全性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例で第１の露出モード（シャッタ優先ＡＥ
）を選択設定した状態の断面図、第２図は同上面図、 第３図は実施例で第２の露出モード（絞り優先ＡＥ）を
選択設定した状態の断面図、 第４図は同上面図、 第５図は表示板の反転操作時の表示板の離脱途中を示す
断面図、 第６図は表示板の反転操作完了し表示板がフリー状態を
示す断面図、 第７図は従来例を示す断面図、 １０、カメラ外装カバー ２０：ダイヤル本体 ３０：表示板受け ４０：表示板 ５０：クリック板 ６０：クリックバネ ７０：切片塵 ８０：位相検出基板 ９０：ダイヤル地板 １００：中空軸 １１０：切換えピン １２０：スイッチ可動片 １３０：圧縮コイルバネ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）情報設定操作に連動してカメラに対し相対移動可
   能に設けられており側壁面に開口部を有する可動部材と
   、第１の撮影モードに関する情報が表示されている第１
   の面と第２の撮影モードに関する情報が表示されている
   第２の面とを有する表示板と、該表示板の前記可動部材
   への装着状態を保持する保持手段と、前記可動部材から
   押し上げ方向に付勢する付勢手段と、前記第１及び第２
   の撮影モードのうちのいずれの撮影モードのうちいずれ
   の撮影モードが選択されたかを検出する検出手段と、を
   有することを特徴とするカメラ。