JPH04147231A

JPH04147231A - カメラ

Info

Publication number: JPH04147231A
Application number: JP2273594A
Authority: JP
Inventors: Tatsuo Konno; 今野　達夫
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1990-10-11
Filing date: 1990-10-11
Publication date: 1992-05-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、シャッター秒時や絞り値等の撮影情報を入力
設定するカメラに関するものである。

〔従来の技術〕

従来、カメラの情報設定装置としては、特開昭５２−６
９６２１号等で提案されているものがある。

これは、シャッター秒時（Ｔｖ）、絞り（Ａｖ）の両優
先モードを選択可能な自動露出カメラにおいて、Ｔｖ情
報、Ａｖ情報を同じ１つの入力手段、例えば回転ダイヤ
ルで設定できるようにしたもので、優先モードの切換え
手段の切換え操作に連動して表示円板の外周部と内周部
に夫々表示されたＴｖ情報とＡｖ情報のいずれを平面的
に覆い隠すことにより切換え表示を行なえる構成になっ
ている。

そして、選択されたモードの情報は上記表示円板を覆う
部材に形成された扇形の窓辺を通して確認できるように
なっている。

〔発明が解決しようとしている課題〕

しかしながら、上記した従来例には以下のような欠点が
あった。

（１）切換え表示された結果は扇形の窓部を通して見る
ことになり、Ｔｖ、Ａｖ情報ともせいぜい両隣の情報し
か見えず、−目で全体の表示が確認できないため、上・
下限値がすぐに分からない。

（２）平面上での表示切換えのため、表示円板の外周側
に比べて内周側の表示スペースが狭くなり、表示が見ず
らくなったり、或はそれを避けるために内側に表示でき
るモードに制約を受ける。

（３）モードの切換え手段の切換え操作に連動した表示
切換え機構のため、構成が複雑となる。

これらの欠点を解決する為、本出願人は特願平２−１８
６１６号公報等にて第７図に示す提案を行った。これは
第１の撮影モードに関する情報が表示されている第１の
面と、第２の撮影モードに関する情報が表示されている
第２の面とを有する表示板２０１をダイヤル２０２にビ
ス２０３によって固定するもので、第１及び第２の撮影
モードのいずれが選択されているかを、ビス１０３の先
端部の位置の差でスイッチ２０４によって検出するもの
である。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、先の提案を更に改良したもので、情報設定操
作に連動してカメラに対し相対移動可能に設けられてい
る可動部材と、第１の撮影モードに関する情報が表示さ
れている第１の面と、第２の撮影モードに関する情報が
表示されている第２の面とを有する表示板と、該表示板
を反転可能に軸支する軸支手段と、該表示板または該軸
支手段を前記可動部材から離脱する方向に付勢する付勢
手段と、該付勢手段の付勢力に抗して前記表示板または
軸支手段を前記可動部材に装着固定ならしめる固定手段
と、前記第１及び第２の撮影モードのうちのいずれかの
撮影モードが選択されたかを検出する検出手段と、を設
けることにより、表示板をカメラ本体から取り外すこと
なく、ワンタッチで表裏の反転を可能にしたものである
。

Ｃ実施例〕以下に図面を参照しつつ本発明の第１の実施例について
説明する。

第１図〜第５図において、２０は円形に形成されたダイ
ヤル本体で、裏面側に形成された中空の回転軸２１がカ
メラの外装カバー１０の嵌合孔１１に回転可能に嵌合貫
通し、カメラ本体の上部に配置される。また、ダイヤル
本体２０の上面側には窪部２２が凹設され、後記する表
示板ホルダー３０が略隙間なく嵌合装着されるようにな
っている。

５０はカメラの外装カバー１０の裏面側において嵌合孔
１１の周囲に設けられたクリック板、６０は一方にクリ
ックバネ部６１が設けられると共に、他方に係合部６２
が設けられたクリックバネ、である。クリックバネ６０
はダイヤル本体２０の回転軸２１の軸端部に固定され、
ダイヤル本体２０を回転することにより、クリックバネ
部６１の先端部に取付けられた凸部６１ａが付勢されて
クリック板５０の周部に形成されたクリック溝（図示な
し）に嵌り込んだ時にカチツ、というクリック感が得ら
れるようになっており、また、ダイヤル本体２０の抜け
を防止している。なお、クリックバネ６０の他方に形成
されている係合部６２は、ダイヤル本体２０の停止位置
、すなわち、撮影情報の設定をカメラ本体のマイクロコ
ンピュータに入力するだめの電気的信号を発生する撮影
情報入力部７０．８０を駆動するものである。

４０は表示板で、第２図、第４図に示すように、−方の
面（以下第１の表示面と称す）４２には、第１の露出モ
ードであるシャッター秒時優先時の情報が周方向に沿っ
て表示され、また第１の表示面４２と反対面である第２
の表示面４Ｉには、第２の露出モードである絞り優先時
の情報が周方向に沿って表示されている。

第２の表示面４１の中央には小径凹部４１ｂが形成され
、第１図及び第３図に示すごと（、小径凹部４１ｂの有
無を利用して、第１の露出モード（シャッター秒時優先
ＡＥ）と、第２の露出モード（絞り優先ＡＥ）との電気
的な切換え信号を得るようにしている。なお、この信号
切換えの機構については後述する。また第１の表示面４
２及び第２の表示面４１の夫々の中央部には後説する表
示板４０の反転操作時に使用するつまみ部４２ａ、４１
ａが形成されている。また表示部４０の周面上には対向
する２ケ所に嵌合穴４３が配設されており、表示板ホル
ダー３０に一体的に設けられた軸部３１と嵌合すること
により、その周りに回転可能に構成されている。

表示板ホルダー３０のダイヤル２０側の面には、表示板
ホルダー３０がダイヤル２０から離脱する方向、即ち上
方に付勢力を持つ圧縮コイルバネ１３０の端面が固着さ
れている。圧縮フィルバネ１３０の一方の端面はダイヤ
ル２０に固定されている。表示板ホルダー３０の外周面
上には、対向する２ケ所に突起部３２が設けられており
、ダイヤル２０の内周面上の対応する２ケ所に形成され
たＬ字溝２３と係合することにより、表示板ホルダー３
０がダイヤル２０に装着固定されるようになっている。

次に、第１の露出モードと第２の露出モードのうちどの
露出モードが選択されたのかを表わす信号を発生する選
択モード検出信号発生手段について説明する。

９０はカメラ本体に固定されたダイヤル地板で、ダイヤ
ル２０の中空軸２１と同軸上に中空軸１００が貫通固定
され、また上面には該中空軸１００の細心と同心に位相
検出板８０が固定されている。この位相検出板８０の表
面にはカメラ本体の制御用マイクロコンピュータに接続
される電気的な撮影情報信号を発生するパターン部が設
けられている。７０はパターン部に対向して中空軸１０
０に回転可能に取付けられた切片塵で、下面にこのパタ
ーン部に接触する導電切片をなすブラシ７２が固定され
ていて、中空軸１００に設けられたバネ性を有するスラ
スト部材７３により位相検出板８０に向けて押圧付勢さ
れている。また、切片塵７０の上面側には、係合ピン７
１が突設されていて、前記したクリツリバネ６０の他端
部に形成した係合部６２に係合し、ダイヤル本体２０の
回転と一体となって切片塵７０を回転させる。

一方、ダイヤル地板９０の裏面側で中空軸１００の下端
部には、ＧＮＤ切片１０１が固定され、またダイヤル地
板９０の裏面側には該ＧＮＤ切片１０１と接触可能であ
り且つ先端部が中空軸１００の孔部位置まで延びるバネ
性を有する切換えスイッチ可動片１２０が設けられ、こ
の切換えスイッチ可動片１２０とＧＮＤ切片１０１とに
より第１の露出モードと第２の露出モードとの切換え信
号を得るための常閉型のモード切換えスイッチを構成し
ている。そして、このモード切換えスイッチのオン、オ
フの切換えは、中空軸１００の中空軸部に下方から軸方
向移動自在に挿入貫通した切換えピン１１０によって行
われる。切換えピン１１０はその下端頭部１１０ａが切
換えスイッチ可動片１２０の先端部に常時当接し、その
バネ力によってスイッチ可動片１２０がＧＮＤ切片１０
１と接触する位置まで押し上げられるようになっている
。その際、切換えピン１１０の先端はダイヤル本体２０
の貫通孔２４内に挿入された位置に位置しており、この
切換えピン１１０をスイッチ可動片１２０のバネ力に抗
して、下方へ押し下げると、モード切換えスイッチがオ
フする。

本実施例において、この切換えピン１１０の作動を表示
板４０表面中央部での小径凹部４１ｂの有無の差により
行っている。

即ち、第１の露出モード（すなわち、シャッター秒時優
先第１図、第２図）の場合は、切換えピン１１０は押し
下げられることはないので、モード切換えスイッチは閉
成状態にあり、第１の露出モードを示すオンの信号を上
記のマイクロコンピュータに入力し、また第２の露出モ
ード（すなわち、絞り優先第３図、第４図）の場合は、
切換えピン１１０は押し下げられてモード切換えスイッ
チは開成状態となり、第２の露出モードを示すオフの信
号を該マイクロコンピュータに入力する。

次に表示板４０の第１の表示面４２と第２の表示面４１
を反転する時の操作方法について説明する。

第１図は、表示板ホルダー３０の２ケ所の突起部３２と
ダイヤル２０の２ケ所のＬ字溝部２３が係合し、表示板
ホルダー３０がダイヤル２ｏに装着固定され、第１の露
出モード（シャッタ優先ＡＥ）に設定された状態である
。この状態から、第２の露出モード（絞り優先ＡＥ）に
変更したい場合は、つまみ部４２のつまみ、圧縮コイル
バネのねじれ力に抗して反時計方向に回すと突起部３２
がＬ字溝部２３との係合位置２３ａから開放位置２３ｂ
に移動する為、係合が解かれ、圧縮コイルバネの付勢力
にょって、表示板ホルダー３０は上方に離脱する。この
状態を示すのが第５図である。第５図において表示板４
ｏは表示面ホルダー３０の軸部３１の周りに回転自在と
なっており、よって第１の表示面４２から第２表示面４
１への反転が可能となる。反転後は上記の操作の逆を行
えばよく、即ちつまみ部４１ａをつまんで圧縮コイルバ
ネ１３０に抗して押し下げ、かつ突起部３２をＬ字溝部
２３の開放位置２３ｂに合わせる様にわずかに反時計方
向にねじりながら挿入し、そこから時計方向に戻せば係
合位置２３ａと係合する。

よって第３図に示すごとく、第２の露出モード（絞り優
先ＡＥ）に設定された状態に装着固定される。

（他の実施例〕第６図は本発明における第２の実施例である。図中、第
１の実施例と共通のもについては同一番号を付し、その
説明は省略する。１４０は表示板で、第１の実施例と同
様に第１の表示面１４２と第２の表示面１４１が有り、
第２の表示面の中央部には小径凹部１４１ｂが形成され
ている。その機能は第１実施例の４１ｂと全く同様であ
る。

また中央内部には嵌合穴１４３が形成され、圧縮コイル
バネ１５０から伸びたアーム部１５１と嵌合しており、
このアーム部１５１の周りに表示板１４０は回転可能と
なっている。更に表示板１４０の外周面上には、ダイヤ
ル２０のＬ字溝部２３と係合する突起部１４４が対向す
る２ケ所に形成されており、第１実施例における表示板
ホルダー３０の突起部３２と同様に、表示板１４０をダ
イヤル２０に接着固定する働きをする。以上の構成にお
いて、表示板１４０の反転操作は、第１実施例と同様に
つき説明を省略する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば表示板やその取付
ネジをカメラ本体から取外すことなく、第１及び第２の
露出モードのいずれかを選択できる為、部品を損失する
恐れが全くなくなると共に、表示板の迅速な反転操作が
可能となり、安全性及び操作性が極めて向上するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１実施例で第１の露出モード（シャッタ優先
ＡＥ）を選択設定した状態の断面図、第２図は同上面図
、第３図は第１実施例で第２の露出モート（絞り優先ＡＥ
）を選択設定した状態の断面図、第４図は同上面図、第５図は表示板の反転操作時の表示板ホルダーの離脱状
態を示す断面図、第６図は第２の実施例を示す断面図、第７図は従来例を示す断面図。１０・・・カメラ外装カバー２０・・・ダイヤル本体３０・・・表示板ホルダー４０・表示板５０・・クリック板６０・・・クリックバネ７０・・・切片塵８０・・・位相検出基板９０・・・ダイヤル地板１００・・・中空軸１１０・・・切換えピン１２０・・・スイッチ可動片１３０・・・圧縮コイルバネ第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）情報設定操作に連動してカメラに対し相対移動可
能に設けられている可動部材と、第１の撮影モードに関
する情報が表示されている第１の面と、第２の撮影モー
ドに関する情報が表示されている第２の面とを有する表
示板と、該表示板を反転可能に軸支する軸支手段と、該
表示板又は該軸支手段を前記可動部材から離脱する方向
に付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して前
記表示板又は軸支手段を前記可動部材に装着固定ならし
める固定手段と、前記第１及び第２の撮影モードのうち
のいずれの撮影モードが選択されたかを検出する検出手
段と、を有することを特徴とするカメラ。