JP4380222B2 - 操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ等に設けられる操作装置に関し、操作装置に複数の機能を持たせた場合の操作性を向上させるものである。
【0002】
【従来の技術】
画面上に設定された複数のフォーカスエリアからいずれかを選択可能なカメラがある。フォーカスエリアの手動選択には所定の選択操作部材が用いられるが、この操作部材が不用意に操作されると、撮影者の意図に反してフォーカスエリアが変更されてしまう。そこで、フォーカスエリアの選択を無効化するメカ的なロック機能を設けることで、撮影者の意図に反したフォーカスエリアの変更を防止したものがある(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−344753号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した選択操作部材をフォーカスエリア専用ではなく、他のカメラ機能を選択設定するための操作部材としても兼用可能とすることで、カメラの操作部材の数を減らすことができる。カメラ機能の選択にあたっては、液晶表示装置等に階層構造を持つメニュー画面を表示し、項目の選択および決定操作を繰り返すことで目的の機能を設定する方式が多用されている。通常、このような機能選択にあたっては、操作部材が撮影者の意図に反して操作されてしまうことはないから、操作部材をロックする機能は不要である。しかし、上述したメカ的なロック機構を設けると、機能選択の際にも操作部材が不所望にロックされるため、いちいちロックを解除してから操作しなければならず、使い勝手が悪い。
【0005】
本発明の目的は、選択操作部材に複数の機能を持たせた場合の使い勝手を向上させた操作装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、焦点検出エリアの選択およびその他のカメラ機能の選択に択一的に用いられ、複数の操作部を有する単一の選択操作部材と、複数の操作部に対応する複数のスイッチと、選択操作部材の周囲に、少なくとも第1および第2の位置に回転操作可能に設けられ、その回転位置が視覚的に識別可能な回転操作部材と、該回転操作部材の回転操作位置を検出する検出装置と、回転操作部材が第1の位置にあることが検出装置により検出されているときには、選択操作部材による焦点検出エリアの選択を無効とするとともに、他の操作部材の同時操作なしでの選択操作部材の単独操作によるその他のカメラ機能の選択を有効とし、回転操作部材が第2の位置にあることが検出されているときには、他の操作部材の同時操作なしでの選択操作部材の単独操作による焦点検出エリアの選択および他の操作部材の同時操作なしでの選択操作部材の単独操作によるその他のカメラ機能の選択を有効とする制御装置とを具備する。
請求項2の発明は、第1機能選択および第2機能選択に択一的に用いられ、複数の操作部を有する単一の選択操作部材と、複数の操作部に対応する複数のスイッチと、選択操作部材の周囲に回転操作可能に設けられ、その回転位置が視覚的に識別可能な回転操作部材と、該回転操作部材の回転操作位置を検出する検出装置と、検出装置の検出結果に基づき、回転操作部材の操作位置に応じて他の操作部材の同時操作なしでの選択操作部材の単独操作による第1機能選択の有効/無効を切換える一方、回転操作部材の回転操作位置に拘わらず他の操作部材の同時操作なしでの選択操作部材の単独操作による第2機能選択を有効とする制御装置とを具備する。
請求項3の発明は、回転操作部材に投光し、その反射光を受光するフォトリフレクタにて検出装置を構成し、投光される部分の反射率を回転操作部材の回転位置によって変えたものである。
請求項4の発明は、複数のスイッチのうち隣接する2つのスイッチの間にフォトリフレクタを配置したものである。
請求項5の発明は、フォトリフレクタから投光された光が、選択操作部材を支持する支持部材に設けた窓部を通って回転操作部材に導かれるよう構成され、窓部には光透過部材を配置したものである。
請求項6の発明は、フォトリフレクタの周囲全体を遮光性の壁によって覆い、壁の頂部が光透過部材に当接するようにしたものである。
請求項7の発明は、フォトリフレクタから投光された光が、選択操作部材を支持する光透過性の支持部材を透過して回転操作部材に導かれるよう構成したものである。
請求項8の発明は、フォトリフレクタの周囲全体を壁によって覆い、壁の頂部を支持部材に当接させたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1〜図6により本発明をカメラの操作装置に適用した場合の一実施形態を説明する。
図1は本実施形態におけるカメラの概略斜視図である。カメラの背面カバー3には、選択操作部材としてのセレクタ1、および回転操作部材としてのロックレバー2が設けられるとともに、液晶表示装置等のモニタ4が設けられる。図2の拡大図に示すように、セレクタ1は円形とされ、上下左右の押圧部1a〜1dと、中央の押圧部1jとを有する。つまりセレクタ1は5種類の押圧操作が可能とされ、それらの操作により焦点検出エリアの手動選択およびメニュー画面における項目選択が行える。
なお、デジタルスチルカメラを想定して背面カバーとしたが、銀塩カメラであれば裏蓋となる。
【0008】
本実施形態では、図6に示すように画面内に5つの焦点検出エリア5a〜5d,5jが設定され、撮影者はファインダを介して各焦点検出エリアの位置を確認できる。また現在選択されているエリアは、例えばスーパーインポーズ表示により他のエリアよりも明るく表示される。そして、セレクタ1の上下押圧部1a,1bの操作により選択エリアが上下に、左右押圧部1c,1dの操作により左右にそれぞれ移動し、また中央押圧部1jを操作すると選択エリアが中央エリア5jに移動する。焦点調節時には、選択エリアの被写体にピントが合わせられる。
【0009】
ただし、上述した焦点検出エリアの選択は、ロックレバー2がアンロック位置にあるときにのみ許容され、ロックレバー2がロック位置にあるときには禁止される。すなわち、ロックレバー2における「ロック」とは、焦点検出エリア選択の無効化を意味する。
【0010】
一方、セレクタ1は、カメラ機能を設定するための操作部材としても機能する。カメラ機能の設定にあたっては、不図示のメニューボタンによりモニタ4にメニュー画面を表示する。メニュー画面は階層構造を持ち、表示された複数の項目からいずれかを選択し決定する操作を繰り返すことで、最終的に目的の機能が設定されるようになっている。項目選択はセレクタ1の上下左右押圧部1a〜1dにより、決定は中央押圧部1jにより行う。なお、このセレクタ1によるカメラ機能の設定は、ロックレバー2の位置に拘わらず行える。
【0011】
図3〜図5も参照して上記セレクタ1とロックレバー2とを含む操作装置の詳細を説明する。
カメラ本体内には、背面カバー3の円形孔3hに対向して、裏打ち板17,フレキシブルプリント基板(以下、FPC)15,ゴムボタン14,セレクタ軸支持部材13が順に重ねられ、裏打ち板17と軸支持部材13とが、FPC15およびゴムボタン14を挟み込む状態でビス52により背面カバー3に螺着される。FPC15には、中央に皿ばね状のスイッチ16が設けられるとともに、その周囲4箇所にスイッチパターン15e〜15hが設けられている。一方、ゴムボタン14には、中央に孔があけられるとともに、周囲の4箇所にスイッチ部14e〜14hが設けられる。これらのスイッチ部14e〜14hとFPC15のパターン15e〜15hが、セレクタ1の押圧部1a〜1dに対応する4つのスイッチを構成する。
【0012】
セレクタ1のセンタ軸1zは、クリックばね6およびボール10を貫通し、先端にワッシャ11,12が嵌め込まれる。セレクタ1は、ロックレバー2とともに背面カバー3の孔3hに配置され、クリックばね6がセレクタ軸支持部材13にビス51で固定される。これにより、図4の如くボール10がクリックばね6のボール10押さえ部6zと軸支持部材13とで回転可能に挟持され、セレクタ1の軸方向の位置決めがなされる。そして、ボール10の回転運動によってセレクタ1の上下左右の押圧操作が可能となる。
【0013】
セレクタ1の裏面には、上下左右押圧部1a〜1dに対応する位置にボス1e〜1h(1eのみ図4に図示)がそれぞれ設けられ、これらのボス1e〜1hの先端がゴムボタン14のスイッチ部14e〜14hにそれぞれ接触している。いずれかの押圧部が押圧操作されると、対応するボスが対応するスイッチ部を弾性変形させ、そのスイッチ部の裏面導通部がFPC15の対応するパターンと接触し、スイッチオンとなる。一方、セレクタ1のセンタ軸1zは、FPC15上の皿ばねスイッチ16に接触している。セレクタ1の中央押圧部1jを押圧すると、センタ軸1zにより皿ばねスイッチ16が弾性変形してオンとなる。セレクタ1の操作を解除すると、スイッチ部14e〜14hおよび皿ばねの弾性力によりスイッチはオフする。これら計5個のスイッチ信号は、FPC15を介してCPU100(図3)に入力され、CPU100は入力信号に応じていずれの押圧部が操作されたかを認識する。
【0014】
ここで、皿ばねスイッチ16を弾性変形させるのに必要な力量は、スイッチ部14e〜14hを弾性変形させるのに必要な力量よりも大きく設定されており、これにより上下左右の押圧部を1a〜1dを押圧操作したときに不所望にスイッチ16がオンしてしまうことはない。
【0015】
ロックレバー2は、円環部2Aと操作部2Bとから成り、円環部2A内に上記セレクタ1が収容される。図5から分かるように、ロックレバー2に設けられた突起2bは、背面カバー3に形成された回転制限溝3bに収容され、これによりロックレバー2は、セレクタ1の中心軸回りに溝3bの範囲内で回転可能とされる。突起2bが溝3bの一端に達する回転位置がロック位置であり、溝3bの他端に達する位置がアンロック位置である。図5,図2はセレクタ1がアンロック位置にある状態を示し、ロック位置に操作したときの操作部2Bの位置を二点鎖線で示してある。アンロック位置では背面カバー3の指標3aがセレクタ1の指標1mを指示し、ロック位置にするとL字状の指標1nを指示する。
【0016】
円環部2Aに設けられた2箇所の山型突起2aは、クリックばね6の凸部6aと係合可能とされ、ロック位置からアンロック位置に(およびその逆に)ロックレバー2を回転操作する際、突起2aがクリックばね6の凸部6aを押し上げながら乗り越える。これによりロックレバー2の操作にクリック力が付与されるとともに、ロックレバー2は、ロック位置とアンロック位置の間の中途半端な位置に留まることがなく、必ずいずれかの位置に保持される。
【0017】
ロックレバー2の回転位置に応じてセレクタ1の機能を変更するには、その回転位置を検出する機構が必要である。本実施形態では、ロックレバー2の回転位置検出機構として、FPC15に実装されたフォトセンサ(フォトリフレクタ)8が用いられる。フォトセンサ8は投光部と受光部とを有し、FPC15上の互いに隣接するスイッチパターン13eと13hの間に配置される。ゴムボタン14には、スイッチ部14eと14hとの間にフォトセンサ8を露出させるための孔が形成され、その孔の周囲は壁14aで囲まれている。またセレクタ軸支持部材13には、フォトセンサ8に対応する位置に窓13wが形成され、この窓13wに透明板9が固着される。組立状態においては、図4の如くフォトセンサ8が壁14aで囲まれ、壁14aの頂部全体が透明板9に当接する。すなわち、壁14aで囲まれたフォトセンサ配置空間は、透明板9によって蓋をされた状態となる。
【0018】
フォトセンサ8の投光部から発した光は、透明板9および窓13wを透過してロックレバー2の円環部2Aの裏面に照射される。円環部2Aの裏面には、所定位置に反射板7が貼着され、反射板7に光が照射された場合には、その反射光が窓13wおよび透明板9を介してフォトセンサ8の受光部に受光される。そして、ロックレバー2がアンロック位置にあるときには、図5に示すように反射板7がフォトセンサ8の射出光路から退避し、ロック位置に回転操作すると射出光路に挿入されるよう反射板7の位置が定められている。したがって、フォトセンサ8の受光部の出力は、アンロック位置でLレベル、ロック位置でHレベルとなり、CPU100はその出力からロックレバー2の位置を検知する。
【0019】
以上のように構成されたカメラにおいて、不図示のレリーズボタンを半押し操作すると、CPU100はフォトセンサ8を駆動して投光部から光を照射せしめる。半押しが継続している間、また半押しが解除されても半押しタイマが切れるまでは光の照射が継続する。撮影者は、焦点検出エリアを選択する場合には、ロックレバー2をアンロック位置に操作する。この位置では、上述したようにフォトセンサ8の出力はLレベルであり、CPU100は焦点検出エリアの変更を有効とする。これにより撮影者は、セレクタ1を用いて焦点検出エリアの変更を行える。なお、半押し操作がなされておらず、かつ半押しタイマも作動していなければ、ロックレバー2の位置に拘わらず焦点検出エリアは変更できない。
【0020】
焦点検出エリアの変更が済んだら、ロックレバー2をロック位置に操作する。これによりフォトセンサ8の出力はHレベルとなり、CPU100は焦点検出エリアの選択を無効とする。したがって、半押し中または半押しタイマ作動中に誤ってセレクタ1が操作されても焦点検出エリアが不所望に変更されることはない。
【0021】
一方、撮影者が上述したメニュー画面を表示すると、CPU100はロックレバー2の位置に拘わらず、また半押しタイマの作動/非作動に拘わらずセレクタ1による項目選択および決定を有効とする。したがって、撮影者はいちいちロックレバー2をアンロック位置に操作することなくカメラの機能設定を行え、操作性が向上する。
【0022】
ここで、上述したようにロックレバー2がセレクタ1の周囲を回転する構成にすると、操作装置全体の配置スペースが小さくて済み、かつロックレバー2とセレクタ1との関連付けが明確となり、操作性が向上するという利点が得られる。一方、セレクタ1の機能をロックレバー2の位置に応じて変えなければならないから、ロックレバー2の回転位置を検出する機構が必要となるが、上記構成ではその検出機構を設けるのがスペース的に難しい。ロックレバー2をセレクタ1から離れた位置に配置すれば、検出機構のスペース的な問題は解消するが、その場合はセレクタ1とロックレバー2との関連性が薄まり、操作性が悪化する。
【0023】
本実施形態では、ロックレバー2の回転位置検出機構として、光学的検出機構であるフォトリフレクタ8を用いることでスペースの問題を解決している。つまりフォトリフレクタ8を、互いに隣接するスイッチ部材(スイッチ部やスイッチパターン)の間の狭い隙間に配置し、かつセレクタの支持部材13に窓を設けることでロックレバー2への光の照射および反射光の受光を可能とした。これにより、セレクタ1の周囲をロックレバー2が回転する構成でもロックレバー2の回転位置を問題なく検出でき、上記のような操作性のよい操作装置を実現できる。
【0024】
しかもフォトセンサ8は、その周囲をゴムボタン14の壁14aで囲まれているので、関係のない光がフォトセンサに受光されるのを抑制でき、誤検出を防止できる。さらに壁14aおよびその上部に配置された透明板9は、外部の塵埃や水分などの侵入を阻止してFPC上の電気部品やパターンを保護する役割を果たし、以て防塵,防滴性の優れた操作装置を提供できる。
【0025】
図7,図8は他の実施形態における操作装置を示し、この操作装置は、セレクタ軸支持部材13’を透明の部材で構成した点が先の実施形態と異なる。軸支持部材13’を透明にすることにより、先の実施形態のような窓13wをあける必要がなく、また透明板9も不要となり、部品点数の低減と組立作業効率の向上が図れる。図に13bで示した部分は上記窓13wの位置に相当し、この部分だけ光透過率を上げるために薄肉とされている。壁14aの頂部は軸支持部材13’の裏面に当接し、これにより上述と同様の防塵,防滴性が確保できる。なお、その他の構成は先の実施形態と同様である。
【0026】
以上では、回転操作部材であるロックレバーが2位置に設定可能な例を示したが、回転操作部材を3位置以上に設定可能とし、その回転位置に応じてセレクタの機能を複数通りに切換えられるようにしてもよい。またカメラにて説明したが、カメラ以外の機器に用いられる操作装置にも本発明を適用できる。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の操作部を有する選択操作部材の周囲に回転操作部材を設け、回転操作部材の回転操作位置を検出し、その回転操作位置に応じて選択操作部材の機能を有効化/無効化するようにしたので、機能によっては無効化することにより不所望な機能変更を防止し、無効化が不要な機能は無効化せずに操作性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態におけるカメラの斜視図。
【図2】カメラ背面のセレクタおよびロックレバーを示す拡大図。
【図3】セレクタおよびロックレバーを含む操作装置の分解斜視図。
【図4】上記操作装置の断面図。
【図5】図2のセレクタを取り外した状態を示す図。
【図6】ファインダ画面を示す図。
【図7】他の実施形態における操作装置の分解斜視図。
【図8】図7の操作装置の断面図。
【符号の説明】
1 セレクタ
1a〜1d,1j 押圧部
1z センタ軸
2 ロックレバー
2A 円環部
2B 操作部
3 背面カバー
4 モニタ
5a〜5d,5j 焦点検出エリア
6 クリックばね
7 反射板
8 フォトリフレクタ
9 透明板
13 セレクタ軸支持部材
13a 窓
14 ゴムボタン
14a 壁
14e〜14h スイッチ部
15 フレキシブルプリント基板(FPC)
15e〜15h スイッチパターン
16 皿ばねスイッチ
17 裏打ち板

Claims (8)

  1. 焦点検出エリアの選択およびその他のカメラ機能の選択に択一的に用いられ、複数の操作部を有する単一の選択操作部材と、
    前記複数の操作部に対応する複数のスイッチと、
    前記選択操作部材の周囲に、少なくとも第1および第2の位置に回転操作可能に設けられ、その回転位置が視覚的に識別可能な回転操作部材と、
    該回転操作部材の回転操作位置を検出する検出装置と、
    前記回転操作部材が前記第1の位置にあることが前記検出装置により検出されているときには、前記選択操作部材による前記焦点検出エリアの選択を無効とするとともに、他の操作部材の同時操作なしでの前記選択操作部材の単独操作による前記その他のカメラ機能の選択を有効とし、前記回転操作部材が前記第2の位置にあることが検出されているときには、他の操作部材の同時操作なしでの前記選択操作部材の単独操作による前記焦点検出エリアの選択および他の操作部材の同時操作なしでの前記選択操作部材の単独操作による前記その他のカメラ機能の選択を有効とする制御装置とを具備することを特徴とする操作装置。
  2. 第1機能選択および第2機能選択に択一的に用いられ、複数の操作部を有する単一の選択操作部材と、
    前記複数の操作部に対応する複数のスイッチと、
    前記選択操作部材の周囲に回転操作可能に設けられ、その回転位置が視覚的に識別可能な回転操作部材と、
    該回転操作部材の回転操作位置を検出する検出装置と、
    前記検出装置の検出結果に基づき、前記回転操作部材の操作位置に応じて他の操作部材の同時操作なしでの前記選択操作部材の単独操作による前記第1機能選択の有効/無効を切換える一方、前記回転操作部材の回転操作位置に拘わらず他の操作部材の同時操作なしでの前記選択操作部材の単独操作による前記第2機能選択を有効とする制御装置とを具備することを特徴とする操作装置。
  3. 前記検出装置は、前記回転操作部材に投光し、その反射光を受光するフォトリフレクタにて構成され、前記投光される部分の反射率を前記回転操作部材の回転位置によって変えたことを特徴とする請求項1または2に記載の操作装置。
  4. 前記フォトリフレクタは、前記複数のスイッチのうち隣接する2つのスイッチの間に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の操作装置。
  5. 前記フォトリフレクタから投光された光は、前記選択操作部材を支持する支持部材に設けた窓部を通って前記回転操作部材に導かれるよう構成され、該窓部には光透過部材が配置されていることを特徴とする請求項3または4に記載の操作装置。
  6. 前記フォトリフレクタは周囲全体を遮光性の壁によって覆われ、壁の頂部全体が前記光透過部材に当接していることを特徴とする請求項5に記載の操作装置。
  7. 前記フォトリフレクタから投光された光は、前記選択操作部材を支持する光透過性の支持部材を透過して前記回転操作部材に導かれるよう構成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の操作装置。
  8. 前記フォトリフレクタは周囲全体を壁によって覆われ、壁の頂部が前記支持部材に当接していることを特徴とする請求項7に記載の操作装置。
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