JP7374628B2 - 撮像装置、光学機器、およびアクセサリ装置 - Google Patents

撮像装置、光学機器、およびアクセサリ装置 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、光学機器、およびアクセサリ装置に関し、特に、回転可能な操作リング(回転リング)を備える撮像装置、光学機器、およびアクセサリ装置に関する。
一般に、デジタルカメラ又はビデオカメラなどの撮像装置では、フォーカス、絞りおよびズームなどの撮影条件に関する設定を調整するため、レンズ鏡筒やレンズアダプタの外周部に回転可能な操作リング(回転リング)を備えるものがある。この操作リングでは、回転操作を検出する所謂光学式エンコーダが用いられることがある。
光学式エンコーダにおいては、操作リングの回転操作を行うと、フォトセンサであるフォトリフレクタ又はフォトインタラプタのオン状態およびオフ状態の切替が行われる。例えば、フォトリフレクタを用いる際には、操作リングに反射率が異なる面を交互に形成した反射面を設ける。一方、フォトインタラプタを用いる際には、操作リングに光を遮る遮光板を備えて、操作リングの回転操作に応じて遮光板が光を遮光するようにする。
なお、操作リングの回転操作によって、フォトリフレクタ又はフォトインタラプタのオン状態およびオフ状態の切替が行われて、これによって、操作リングの回転および回転量を検知する。そして、操作リングの回転操作に応じて、撮影の際の各種パラメータが変更される。
ところで、上述の操作リングでは、円滑な回転操作を行うためには周辺部品とのクリアランスが必要となり、当該クリアランスによって多少のがたつきが生じる。さらには、部品の公差、保持機構、および組立のばらつきに起因して部品間の隙間によるがたつきが個々の操作リングで変化することがある。この結果、光学式エンコーダによる検知の際、検知タイミングおよび回転量などの数値が操作リングの個体によって異なり安定しないことがある。
このような問題に対処するため、例えば、操作リングとともに回転する環状リングを備えて、環状リングの回転に応じて光学式エンコーダ(例えば、フォトインタラプタ)のオン状態およびオフ状態を検知する手法が提案されている(特許文献1)。そして、特許文献1では、クリック感を生じさせるためのボールが嵌る穴を操作リングの全周に均等に配置している。さらに、特許文献1では、ボールおよびフォトインタラプタを所定の円の中心を軸として角度90°以内に配置している。
このようにして、特許文献1では、がたつきが発生した際に、検知用の穴が形成された環状リングはボールを軸として回転方向にずれる。これによって、ボールとフォトインタラプタを角度90°以内に配置すれば、比較的ズレ量が少ない位置にフォトインタラプタを位置づけることができる。
特開2011-39385号公報
上述のように、特許文献1では、ズレ量が少ない位置にフォトインタラプタを配置して検知誤差を少なくしているものの、操作リングのがたつき量によってその位置が変化する。
さらには、操作リングを回転操作する際に、操作する力がいずれの方向に強いかによってフォトインタラプタによる検知結果が異なり、安定した検知を行うことが難しい。さらには、クリック機構にも位置ずれが生じることを考慮すると、不可避的に検知誤差が生じる。
よって、本発明の目的は、レンズ鏡筒等の外周に設けられた回転リングの回転操作を安定して検知することのできる撮像装置、光学機器、およびアクセサリ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置は、レンズ鏡筒の外周に設けられた回転リングと、前記回転リングの内周に設けられ、且つ前記回転リングが嵌合して保持される円筒状の嵌合部材を有する保持部材と、前記回転リングを回転操作した際、前記回転リングの回転方向および回転量を検出する回転検出部材と、前記回転リングを前記保持部材に対して前記回転リングの回転軸と直交する方向である付勢方向に付勢する付勢手段と、を備える撮像装置であって、前記回転検出部材による検出方向と前記付勢手段による前記付勢方向とが平行であり、前記回転リングの内周には、複数の溝部が周方向に形成されており、前記嵌合部材と前記回転リングとの間に配置され、前記回転リングを回転操作した際に作動するクリック機構を備え、前記付勢手段は、バネ性を有する付勢板を有し、前記クリック機構は、前記付勢板に形成された開口部に嵌合し、前記付勢板によって前記レンズ鏡筒の内側から外側に向かって付勢され、前記回転リングを回転操作した際、前記溝部に当接する当接状態と、前記溝部に当接しない非当接状態とを繰り返す球を有し、前記付勢板は、前記嵌合部材の内周に形成され、一部が貫通部として構成された切欠き部の内部に配置され、前記球は、前記貫通部を介して前記溝部に当接する、ことを特徴とする。
また、本発明による光学機器は、撮像装置に着脱可能なレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒の外周に設けられた回転リングと、前記回転リングの内周に設けられ、且つ前記回転リングが嵌合して保持される円筒状の嵌合部材を有する保持部材と、前記回転リングを回転操作した際、前記回転リングの回転方向および回転量を検出する回転検出部材と、前記回転リングを前記保持部材に対して前記回転リングの回転軸と直交する方向である付勢方向に付勢する付勢手段と、を備える光学機器であって、前記回転検出部材による検出方向と前記付勢手段による前記付勢方向とが平行であり、前記回転リングの内周には、複数の溝部が周方向に形成されており、前記嵌合部材と前記回転リングとの間に配置され、前記回転リングを回転操作した際に作動するクリック機構を備え、前記付勢手段は、バネ性を有する付勢板を有し、前記クリック機構は、前記付勢板に形成された開口部に嵌合し、前記付勢板によって前記レンズ鏡筒の内側から外側に向かって付勢され、前記回転リングを回転操作した際、前記溝部に当接する当接状態と、前記溝部に当接しない非当接状態とを繰り返す球を有し、前記付勢板は、前記嵌合部材の内周に形成され、一部が貫通部として構成された切欠き部の内部に配置され、前記球は、前記貫通部を介して前記溝部に当接する、ことを特徴とする。
また、本発明によるアクセサリ装置は、撮像装置に着脱可能であり、且つレンズ鏡筒が装着可能なレンズアダプタと、前記レンズアダプタの外周に設けられた回転リングと、前記回転リングの内周に設けられ、且つ前記回転リングが嵌合して保持される円筒状の嵌合部材を有する保持部材と、前記回転リングを回転操作した際、前記回転リングの回転方向および回転量を検出する回転検出部材と、前記回転リングを前記保持部材に対して前記回転リングの回転軸と直交する方向である付勢方向に付勢する付勢手段と、を備えるアクセサリ装置であって、前記回転検出部材による検出方向と前記付勢手段による前記付勢方向とが平行であり、前記回転リングの内周には、複数の溝部が周方向に形成されており、前記嵌合部材と前記回転リングとの間に配置され、前記回転リングを回転操作した際に作動するクリック機構を備え、前記付勢手段は、バネ性を有する付勢板を有し、前記クリック機構は、前記付勢板に形成された開口部に嵌合し、前記付勢板によって前記レンズ鏡筒の内側から外側に向かって付勢され、前記回転リングを回転操作した際、前記溝部に当接する当接状態と、前記溝部に当接しない非当接状態とを繰り返す球を有し、前記付勢板は、前記嵌合部材の内周に形成され、一部が貫通部として構成された切欠き部の内部に配置され、前記球は、前記貫通部を介して前記溝部に当接する、ことを特徴とする。
本発明によれば、レンズ鏡筒等の外周に設けられた回転リングの回転操作を安定して検知することができる。
本発明の第1の実施形態によるレンズ鏡筒を備える撮像装置の一例についてその外観を正面側から示す斜視図である。 図1に示すフロントカバーユニットをレンズ鏡筒とともに分解して示す斜視図である。 図1に示すフロントカバーユニットに備えられたクリック機構の構成を説明するための図である。 図2に示すフォトセンサの配置を説明するための図である。 図2に示す操作リングを回転操作した際にフォトセンサから出力される検出信号波形の一例を示す図である。 フォトセンサの配置および検出方向の説明図である。 図4に示すフォトセンサとクリック機構との配置関係を説明するための図である。 図7に示す操作リングの片寄りの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態によるレンズ鏡筒で用いられる操作リングの一例を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態によるレンズアダプタを用いた撮像装置の一例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態によるレンズ鏡筒を備える撮像装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態によるレンズ鏡筒を備える撮像装置の一例についてその外観を正面側から示す斜視図である。
図示の撮像装置は、例えば、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)10であり、撮影レンズを備えるレンズ鏡筒12がカメラ本体と一体化されている。なお、例えば後述の第3の実施形態に示されるように、カメラ10は、カメラ本体にレンズ鏡筒12が着脱可能なカメラであってもよい。
カメラ10は、その前面側にフロントカバーユニット11を有している。カメラ10には光学像を撮像素子(図示せず)に結像するレンズ鏡筒12が設けられており、レンズ鏡筒12の外周にはフロントカバーユニット11に設けられる操作リング(回転操作部材、回転リング)101が配置されている。つまり、カメラ10はレンズ鏡筒12を介して結像した光学像に応じた画像を生成する撮像素子を有している。
レンズ鏡筒12は円筒状に成形されており、操作リング101の内周側にはレンズ鏡筒12の外周の全周に亘って中空部が形成されている。そして、操作リング101は固定部材102とフロントカバー(保持部材)100とに挟んで保持されている。
撮影者は、操作リング101に撮影条件を変更するための任意の機能を割り当てることができる。例えば、撮影者は操作リング101を回動させて焦点位置および露出値などの撮影条件を変更することができる。
図2は、図1に示すフロントカバーユニット11をレンズ鏡筒12とともに分解して示す斜視図である。
フロントカバーユニット11は、内側(本体側)がポリカーボネートなどの硬質樹脂で成形され、外観側がグリップ性の良い弾性樹脂で2色成形されたフロントカバー100を備えている。操作リング101はアルミ材を切削加工することによって成形されており、その外周は凹凸状に成形され、外周表面はブラスト処理によって粗い表面に仕上げられる。このような加工によって、操作リング101を回転操作する際に指が滑りにくくなるので、操作性が向上する。
操作リング101はフロントカバー100に対して設けられており、レンズ鏡筒12の外周に対応する円筒部100aの外周部に対して回転可能に嵌合して保持される。フロントカバー100の円筒部100aは、操作リング101の内周側に設けられている。そして、操作リング101はフロントカバーユニット11の前端側に配置された固定部材102とフロントカバー固定部100bとによって回転可能に狭持される。
前述のように、操作リング101はアルミ材を切削加工することによって成形されている。この結果、操作の際の把持によって変形しにくく、かつ寸法精度が高いので、円筒部100aとの摺動を一定に保つことが可能となる。さらには、操作リング101を薄くした際においても剛性が保たれ変形することが少ない。
円筒部100aの一部が切り欠かれて、当該切り欠き部分から露出するようにしてフォトセンサ(検出部、回転検知部材)120aおよび120bが配置されている。これらフォトセンサ120aおよび120bは、後述するフレキシブル配線基板121に固定されている。そして、フレキシブル配線基板121は後述する保持板金122によって固定される。
操作リング101の内径部には、反射領域と非反射領域とを交互に有するパターン(被検出部、回転検出パターン)101bが形成されている。反射領域はフォトセンサ120aおよび120bの反射光を検知可能なレベルで反射する領域であり、非反射領域はフォトセンサ120aおよび120bの反射光を反射しない領域である。
固定部材102は固定部材固定ビス103によって円筒部100aの前端部に締結されて保持される。固定部材102の周方向に延びる溝部(図示せず)内には、摺動シート104が両面テープ(図示せず)によって貼りつけられている。摺動シート104は弾性部材により成形されクッション性を有している。
これによって、操作リング101において回転軸方向(スラスト方向)のガタツキを抑制している。また、摺動シート104において操作リング101と接する面は摺動性を良好とするためのシート部材が用いられる。
フロントカバー100には付勢板金(付勢部材)110が板金固定ビス105によって固定されている。付勢板金110はステンレス、リン青銅、又はチタン銅系などのばね性を有する材料で成形されている。そして、フロントカバー100において、付勢板金110の前端側には後述する開口部110aが形成され、当該開口部110aには鋼球111が係合されている。
付勢板金110は、円筒部100aの一部が切り欠かれた切欠き部100c内に配置されている。そして、鋼球111は、後述される円筒部100aに形成された貫通部100dに配置されており、円筒部100aから露出している。操作リング101の内周部には全周に亘って多数の溝部が形成されている。
付勢板金110は、レンズ鏡筒12の光軸方向に直交(交差)する方向に鋼球111を操作リング101に対して付勢している。鋼球111は、円筒部100aに形成された貫通部100d内で、操作リング101に形成された溝部101aに当接している。つまり、付勢板金110によって鋼球111が付勢されて、鋼球111が操作リング101に形成された溝部101aに当接する。
これによって、回転自在に保持された操作リング101を回転操作した際には、鋼球111が1つの溝101aを乗り越えて隣の溝101aに当接する動作が繰り返される。これによって、クリック感を得られるクリック機構が構成される。
付勢板金110および鋼球111はレンズ鏡筒12の外側に位置し、操作リング101との間に配置されている。付勢板金110は、レンズ鏡筒12の光軸に沿って外側に向かって、つまり、カメラの内部から外側に向かって鋼球111を操作リング101に対して付勢している。
操作リング101の内周部に溝を形成して、鋼球111を付勢板金110によって外側に向かって付勢することによって、クリック機構を構成する溝が外側から見えないので、外観を損なうことがない。また、付勢板金110を円筒部100aに形成された切り欠き部100c内に配置すること、および操作リング101に溝101aを形成することによって、クリック機構によってカメラ自体が大型化することなく省スペース化を実現できる。
図3は、図1に示すフロントカバーユニット11に備えられたクリック機構の構成を説明するための図である。
クリック機構は、付勢板金110、鋼球111、及び溝部(溝)101aによって構成される。前述のように、付勢板金110は板金固定ビス105によってフロントカバー100に締結され、鋼球111は付勢板金110に係合している。
付勢板金110はバネ性を有しており、その先端部付近には円形状の開口部110aが形成されている。そして、開口部110aには鋼球111が開口部110aに係合されて、図3において矢印Mで示す方向に付勢される。
操作リング101の内側面、つまり、円筒部100aに近接する面には複数の溝部101aが形成されている。溝部101aは操作リング101の内周360°に均等に配置されている。付勢板金110および鋼球111は円筒部100aにおいてレンズ鏡筒12側である内側に形成された切欠き部100cに配置されている。
これによって、円筒部100aにおいて肉厚tの部分内にクリック機構の構成要素である付勢板金110および鋼球111が収納される。そして、溝部101aは操作リング101の内周面に形成されているので、クリック機構の配置によってカメラ自体が大型化することなく、省スペース化することができる。
円筒部100aに形成された切欠き部100cの一部は貫通部100dとして構成され、当該貫通部100dを介して鋼球111は操作リング101側に露出する。溝部101aにはその側面が傾斜して側面傾斜部101cが構成され、静止の場合には付勢板金110の付勢力によって鋼球111が溝部101aに当接する。これによって、鋼球111は側面傾斜部101cに当接する。
操作リング101を回転操作すると、鋼球111は側面傾斜部101cに沿って溝部101aから出て、当接していた溝部101aに隣接する溝部101aとの間に位置する摺動部101dに乗り上げる。さらに、操作リング101を回転操作すると、当該隣接する溝部101aに嵌まり込んで当接するので、撮影者はクリック感を得ることができる。
ここでは、クリック機構を構成する溝部101aと鋼球111とが当接するようにしたが、この例には限られない。例えば、鋼球111の代わりに溝部101aと当接する部分がR形状部を有する樹脂ピンを用いるようにしてもよい。さらには、付勢板金110にR形状を備えて、当該部分を溝部101aと当接させるようにしてもよい。
このように、操作リング101の内周部に溝部101aを均等に形成し、フロントカバー100に付勢板金110および鋼球111を備えるクリック機構を構成する。これによって、レンズ鏡筒12近傍の全周に亘ってクリック機構を設ける必要がなく、カメラ自体が大型化することなく省スペース化を実現することができる。
図4は、図2に示すフォトセンサの配置を説明するための図である。そして、図4(a)はフォトセンサを概略的に示す断面図であり、図4(b)はフォトセンサとパターンとの配置を概略的に示す図である。
本実施形態において、操作リング101の回転を検知する検知手段(回転検出部材)は、発光素子(投光部)と受光素子(受光部)とを平面上に併置した反射型フォトセンサ(フォトリフレクタ)である。検知手段は、操作リング101の内周面に設けられたパターン101bに向けて照射した光の反射を検知する。
なお、フォトセンサは以上の構成に限定されない。例えば、検知手段として、操作リング101の内周部に設けられた遮光部材(後述)を用いて検知を行う透過型フォトインタラプタが用いられてもよい。
図4(a)に示すようにフォトセンサ120aおよび120bはフレキシブル配線基板121に実装されている。そして、フォトセンサ120aおよび120bは、操作リング101の内周面側に配置され、操作リング101の中心軸から外側に向いている。また、フレキシブル配線基板121は保持板金122によって保持されている。
保持板金122はビス(図示せず)によってフロントカバー100に固定されている。前述のように、操作リング101の内周面には反射領域と非反射領域とが交互に形成されたパターン101bが形成されている。このパターン101bはフォトセンサ120aおよび120bに対向する位置に配置される。
図4(b)に示すように、パターン101bはアルミ材の切削加工による光沢を有する反射領域1010と、光沢がないように塗装を施した非反射領域1020とを有している。そして、これら反射領域1010および非反射領域1020は等しい幅で規則的に(例えば、交互に)配列されている。
よって、操作リング101の回転操作に伴って、フォトセンサ120aおよび120bの受光部では受光状態と非受光状態とが交互に生じることになり、受光部の出力である検出信号は信号処理回路(図示せず)に送られる。
図4(b)を参照すると、フォトセンサ120aが反射領域1010の略中心に位置する際、フォトセンサ120bは反射領域1010と非反射領域1020との境界線に実質的に位置するように、フォトセンサ120aおよび120bが配置される。操作リング101を回転させた時に以上の配置となることによって、フォトセンサ120aおよび120bから出力される検出信号の位相差を最大化することができる。以上の構成によって、位相差の変化が認識される。
回転方向を検出する際には、二つの検出信号の位相差を得る必要がある。位相差によって、操作リング101の回転方向に応じてフォトセンサ120aが受光した際にフォトセンサ120bが受光するか否かの差異が発生する。当該差異によって、信号処理回路は操作リング101がいずれの方向に回転しているかについて判別することができる。
図5は、図2に示す操作リングを回転操作した際にフォトセンサ120aおよび120bから出力される検出信号波形の一例を示す図である。
図5には、操作リング101を回転操作した際にフォトセンサ120aおよび120bから出力される検出信号波形が示されている。ここでは、ハイレベル(H)である範囲が受光状態を示している。そして、ローレベル(L)である範囲が非受光状態を示している。ここでは、フォトセンサ120aおよび120bから出力される検出信号波形は略半位相分の位相差を有している。
図示の例では、操作リング101を回転操作してフォトセンサ120bが受光した際に、フォトセンサ120aが受光していなければ、操作リング101は時計回りに回転操作されたことになる。一方、フォトセンサ120bが受光した際に、フォトセンサ120aが受光していれば、操作リング101は反時計回りに回転操作されたことになる。
フォトセンサ120aおよび120bの検出信号波形に位相差がない場合には、操作リング101をいずれの方向に回転操作してもフォトセンサ120aおよび120bの検出信号波形は同一となる。この結果、操作リング101の回転方向を検出することができない。
フォトセンサ120aおよび120bの検出信号波形において位相差が少ない場合には、位相差にばらつきが生じて、操作リング101の回転方向を誤検知する要因となる。さらには、フォトセンサ120aおよび120bとパターン101bとの距離が一定ではなく安定していない場合には、検出信号波形が変化してしまい誤検知の要因となる。
信号処理回路は、フォトセンサ120bの検出信号波形がLからHになった際に1ピッチ分回転したとして、操作リング101の回転量を検出する。前述のように、操作リング101の内周面には反射領域1010および非反射領域1020が交互に同一のピッチで全周に亘って周期的に形成されている。つまり、操作リング101を当該1ピッチ回転させる毎に、操作リング101の回転を検出することができる。
鋼球111が溝部101aに当接するクリック位置におけるフォトセンサ120aおよび120bとパターン101bとの配置関係は、図5に示す関係となる。つまり、溝部101aに鋼球111が当接するクリック位置にあって操作リング101の回転が停止している場合、フォトセンサ120aおよび120bとパターン101bとの位置関係は検出信号波形がHの範囲(関係)とされる。
クリック位置は、操作リング101に360°に亘って均等に配置された溝部101aの数だけ存在する。よって、操作リング101の位置がクリック位置になる毎に、フォトセンサ120aおよび120bとパターン101bとは図4(b)に示す関係から図5に示すクリック停止位置となるように配置される。
フォトセンサ120aおよび120bはパターン101bに対して、図4(a)に矢印Nで示す方向が検出方向となるように配置されて、フレキシブル配線基板121に対して垂直に固定される。
次に、図6を参照して、フォトセンサ120aおよび120bの配置および検出方向について詳述する。図6(a)は、本実施形態に係る反射型フォトセンサ(フォトリフレクタ)であるフォトセンサ120aおよび120bの内部構造を概略的に示す概略構造図である。
本実施形態のフォトセンサ120aおよび120bは、操作リング101の回転を検知する検知手段であって、平面上に併置された発光素子(投光部)120cと受光素子(受光部)120dとを内部に有する反射型フォトセンサである。フォトセンサ120aおよび120bは、回転操作リング101の内周面に設けられるパターン101bに向かって照射した光束の反射を検出している。
フォトセンサ120aおよび120bは、フレキシブル配線基板121の表面の平面上に、図6のように実装されている。フォトセンサ120aおよび120bの内部には、図6に示すように発光素子120cと受光素子120dが配置されている。発光素子120cは、赤外線LED等の赤外光を照射(出射)する。
フォトセンサ120aおよび120bにおいては、フォトセンサ120aおよび120bのフレキシブル配線基板121が実装されている面と対向する面の方向に対して赤外光が照射するように発光素子120cが配置されている。つまり、発光素子120cは、操作リング101の回転を検知するためのパターン101bに向かって赤外光を照射するように配置されている。以上の方向は、フォトセンサ120aおよび120bの実装面に対して面直方向であり、フォトセンサ120aおよび120bの検出方向である矢印Nの方向である。
発光素子120cが赤外光を照射すると、図4に示すパターン101bにおける白色領域1010によって赤外光が反射され、反射された光が受光素子120dに入射する。なお、発光素子120cから黒色領域1020へ照射された赤外光は、黒色領域1020に吸収されるので反射されない。
パターン101bは、赤外光が反射しない黒色領域1020と赤外光が反射する白色領域1010とを有するので、操作リング101が回転した際に赤外光が反射する領域と反射しない領域とが発生する。以上の特性に基づいて、図5を参照して前述したような検出信号が出力され、ハイレベル(H)かローレベル(L)かが判断される。
なお、フォトセンサは以上の反射型フォトセンサ(フォトリフレクタ)に限定されない。例えば、検知手段として、操作リング101の内周部に設けられた遮光部材(後述)を用いて検知を行う透過型フォトインタラプタが用いられてもよい。
図6(b)は、本実施形態における別の例である透過型フォトインタラプタを用いた検知手段であるフォトセンサ120aおよび120bの内部構造を概略的に示す概略構造図である。フォトインタラプタを用いた本例の構成においては、操作リング101の内周部(不図示)に遮光板1010が放射状に配置される。
フォトセンサ120aおよび120bは、操作リング101の回転を検知する検知手段であって、互いに向かい合って配置される発光素子120cと受光素子120dとを有する。受光素子120dは、発光素子120cから照射された光を受光する。発光素子120cと受光素子120dとの間を通る光を遮光物体が遮ることによって、オン状態およびオフ状態の検出が行われる。
遮光物体である遮光板1010は、発光素子120cと受光素子120dとの間を遮るように、操作リング101の内周部に櫛歯状に配置されている。操作リング101を回転操作した際に、発光素子120cと受光素子120dとの間を遮光板1010が遮る状態と遮らない状態とが交互に発生することで、操作リング101の回転が検知される。
フォトインタラプタをセンサとして用いる本例のフォトセンサ120aおよび120bにおいて、フォトインタラプタが実装されたフレキシブル基板121の面に直交する方向を、検出方向Nとする。なお、フォトインタラプタの検出方向は本例に限定されず、発光素子120cまたは受光素子120dが向いている方向を検出方向N’としてもよい。
本実施形態では、フォトセンサ120aおよび120bによって回転を検出する検知手法が採用されている。しかしながら、ブラシ形状の金属板バネがフレキシブル配線基板に接触することで信号が出力される接点パターンを用いる検知手法や、磁気センサを用いる検知手法が採用されてもよい。金属板バネを用いる検知手法においては、板バネを付勢する方向を検出方向とすればよく、磁気センサを用いる検知手法においては、ホール素子等の検出部と回転部材に配置した磁石との最短距離部を検出方向とすればよい。
図7は、図4に示すフォトセンサとクリック機構との配置関係を説明するための図である。
フォトセンサ120aおよび120bと、鋼球111を備えるクリック機構とは、操作リング101の回転軸に対して略対称の位置に配置される。また、付勢板金110が溝部101aに対して付勢する付勢方向Mは、フォトセンサ120aおよび120bの検出方向である方向Nと略平行である。
前述のように、付勢板金110はバネ性を有している。付勢板金110は、鋼球111を介して、溝部101aを有する操作リング101を付勢方向Mに付勢している。すなわち、付勢板金110および鋼球111は、前記操作リング101を付勢する付勢手段を構成する。操作リング101はフロントカバー100に備えられた円筒部100aと嵌合する。ここでは、円筒部100aは樹脂成形部品であって、操作リング101はアルミ材の切削品である。
円筒部100aと操作リング101とは摺動するので、温度変化による熱収縮の相違によって摺動抵抗値が増加する。よって、操作リング101の操作性が悪化しないようにするため、円筒部100aと操作リング101との間にはクリアランスが設けられている。
図8は、図7に示す操作リングの片寄りの一例を示す図である。
円筒部100aおよび操作リング101を保持して固定する多数の部品がその周辺に介在しているので、部品の公差およびクリアランスが存在する。これによって、図8に示すように、操作リング101と操作リング101を嵌合保持する円筒部100aとの間に隙間Yが生じる。この隙間Yは操作リング101の内周全周に亘って発生する。一方、付勢板金110によって鋼球111を介して操作リング101を付勢方向Mに付勢しているので、操作リング101には全周において隙間Y分のがたつきが発生することがなく、操作リング101は常にクリック機構側に(すなわち、付勢方向Mに対して)片寄せされる。
前述のように、フォトセンサ120aおよび120bと鋼球111を有するクリック機構とは操作リング101の回転軸に対して略対象の位置に配置されている。図4(a)に示すフォトセンサ120aおよび120bの検知方向Nと図3に示す付勢板金110の付勢方向Mとは略平行となっている。
よって、円筒部100aと操作リング101との間に隙間が生じたとしても、付勢板金110の付勢力によって操作リング101は付勢板金110を備えるクリック機構側に(すなわち、付勢方向Mに対して)片寄せされる。このため、フォトセンサ120aおよび120b側に位置する操作リング101と円筒部100aとの間には隙間が生じることがなく、常に一定の距離に保たれる。つまり、フロントカバー100に固定されたフォトセンサ120aおよび120bと操作リング101に形成されたパターン101bとは常に一定の距離に保たれる。
以上の構成によれば、操作リング101と円筒部100aとの間にクリアランスを設け、成形上のばらつきに起因して部品毎に寸法が異なって隙間が異なったとしても、フォトセンサ120aおよび120bによって安定して検出を行うことができる。
このように、本発明の第1の実施形態では、レンズ鏡筒の外周に設けられた操作リング(回転リング)の回転操作を安定して検知することができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態によるカメラについて説明する。なお、第2の実施形態によるカメラは、操作リングおよびその付勢構造が第1の実施形態と異なるのみで、他の構成は同様である。第1の実施形態では、操作リング101を回転操作した際にクリック機構がクリック感を発生させている。他方、第2の実施形態の構成においては、操作リング101を回転操作した際にクリック感が発生しない。
図9は、本発明の第2の実施形態によるレンズ鏡筒を備えるカメラで用いられる操作リングの一例を説明するための図である。
図示の例では、付勢板金110はバネ性を有しており、その先端部付近には円形状の開口部110aが形成されている。開口部110aには鋼球111が開口部110aに係合されて、鋼球111は図中に示される方向Mに付勢されている。
操作リング101の内周面側、つまり、円筒部100aに近接する面には接地部101eが備えられている。この接地部101eは操作リング101の内周に亘って操作リング101と同心円状に形成されている。
鋼球111が操作リング101に当接する面は、操作リング101と同心円状の円形状であるので、操作リング101を回転操作する際には、クリック感が生じることがなく、操作リング101は円滑に回転する。
鋼球111と接地部101eとは、操作リング101を回転操作する際には常時当接しており、付勢板金110による方向Mの付勢力によって操作リング101は鋼球111を介して常時方向Mに付勢される。操作リング101に形成された接地部101eは、操作リング101の回転操作の際には鋼球111に当接した状態で回転するので、接地部101eには鏡面加工などの摩擦抵抗の少ない加工処理が施されている。この結果、操作リング101を回転操作する際には、撮影者はざらつき感および引っ掛かり感などを受けることがない。
第2の実施形態では、操作リング101は円筒部100aに嵌合される。そして、円筒部100aは樹脂成形部品であり、操作リング101はアルミ材の切削品である。前述のように、操作リング101は円筒部100aに対して摺動するので、温度変化による熱収縮の相違によって摺動抵抗が増加して、操作性が悪化しないようにする必要がある。このため、円筒部100aと操作リング101との間にはクリアランスが設けられている。
さらに、円筒部100aおよび操作リング101を保持して固定する多数の部品がその周辺に介在するので、部品の公差およびクリアランスが存在する。これによって、図8で説明したように、操作リング101と円筒部100aとの間に隙間Yが生じる。この隙間Yは円筒部100aおよび操作リング101の内周の全周に亘って生じる。一方、付勢板金110によって鋼球111を介して操作リング101は方向Mに付勢されるので、操作リング101において全周に亘って隙間Y分のがたつきが発生することはなく、常に付勢板金110を備える付勢機構の側に片寄せされる。
付勢板金110とフォトセンサ120aおよび120bとは、操作リング101の回転軸に対して略対称に配置されている。そして、付勢板金110の付勢方向Mは、図4(a)に示すフォトセンサ120aおよび120bの検知方向Nと略平行とされる。
付勢板金110による付勢力によって、操作リング101は付勢板金110の側に片寄せされている。操作リング101の中心軸に略対象に位置するフォトセンサ120aおよび120bと操作リング101、つまり、パターン101bとの間隔は一定となっている。このため、操作リング101と円筒部100aとの間にクリアランスを設け、かつ部品のばらつきによって部品毎に寸法が異なって隙間が異なったとしてもフォトセンサ120aおよび120bは安定して検出を行うことができる。
第2の実施形態では、操作リング101は回転方向にのみ回動可能に保持されているが、この限りでない。例えば、操作リング101の内周面に、第1の実施形態で説明した溝部101aを形成して、かつ光軸方向において溝部101aに隣接する位置に接地部101eを形成するようにしてもよい。これによって、操作リング101を光軸方向に移動可能として、クリック感の有無を切り替えるようにしてもよい。
さらには、光軸方向に移動する対象は、操作リング101でなくてもよい。例えば、付勢板金110および鋼球111を光軸方向に移動させて、鋼球が操作リング101と当接する部位を溝部101a又は接地部101eに切り替えるようにしてもよい。
加えて、第2の実施形態では、回転検出を行うための光学式エンコーダとして反射型フォトセンサ(フォトリフレクタ)を用いるようにしたが、例えば、透過型フォトインタラプタを用いるようにしてもよい。
このように、本発明の第2の実施形態においても、レンズ鏡筒の外周に設けられた操作リング(回転リング)の回転操作を安定して検知することができる。
[第3の実施形態]
続いて、本発明の第3実施形態によるレンズアダプタおよび交換レンズを装着可能な撮像装置であるデジタルカメラ(以下、カメラ)1000について説明する。本実施形態において、第1実施形態および第2実施形態と共通または類似する要素には、同一の符号を付すか、同一または類似の構成である旨を記して、詳細な説明を省略することがある。
図10は、カメラ1000、レンズアダプタ(アクセサリ装置)2000、および交換レンズ(光学機器)2500を光軸方向の前方(被写体側)から見た斜視図である。図10(a)は、カメラ1000にレンズアダプタ2000を装着し、レンズアダプタ2000に交換レンズ2500を装着したレンズ装着状態を示す図である。他方、図10(b)は、カメラ1000、レンズアダプタ2000、および交換レンズ2500を分解したレンズ未装着状態を示す図である。
図10(b)に示すように、カメラ1000の前面側の中央部にはマウント取付部1500が設けられている。マウント取付部1500には、交換レンズの他、規格の異なる交換レンズをカメラ1000に装着するための変換アダプタ(レンズアダプタ)を装着可能である。
本実施形態では、マウント取付部1500にレンズアダプタ2000を装着している。レンズアダプタ2000をマウント取付部1500に装着することによって、マウント取付部1500に直接装着できない交換レンズ2500をカメラ1000において使用することが可能となる。
レンズアダプタ2000の外周には、アダプタ操作リング(回転操作部材、回転リング)2010が配置されている。前述の実施形態の操作リング101と同様に、撮影者は、アダプタ操作リング2010に撮影条件を変更するための任意の機能を割り当てることが出来る。例えば、撮影者は、アダプタ操作リング2010を回動させて焦点位置および露出値などの撮影条件を変更することができる。
レンズアダプタ2000には、交換レンズ2500が取り付けられるレンズ取付部2050が設けられている。本実施形態では、図10(a)に示すように、レンズアダプタ2000がカメラ1000に装着され、交換レンズ2500がレンズアダプタ2000に装着されている。すなわち、交換レンズ2500は、レンズアダプタ2000を介してカメラ1000に装着されている。
交換レンズ2500の外周には、レンズ操作リング(回転操作部材、回転リング)2510が配置されている。前述の実施形態の操作リング101および上記したアダプタ操作リング2010と同様に、撮影者は、レンズ操作リング2510に撮影条件を変更するための任意の機能を割り当てることが出来る。
以上のように、交換レンズ2500をレンズアダプタ2000に装着した状態では、各々の要素に回転操作可能な回転リングが備えられることになる。それぞれの操作リング2010,2510に相異なる機能を割り当てることによって、撮影時における種々の詳細な設定を容易に変更することが可能となる。
上記した構成では、交換レンズ2500が、レンズアダプタ2000を介してカメラ1000に装着されている。本実施形態は上記構成に限定されず、カメラ1000のマウント取付部1500に交換レンズが直接的に装着されてもよい。
レンズアダプタ2000に設けられたアダプタ操作リング2010、および交換レンズ2500に設けられたレンズ操作リング2510は、それぞれ、前述の第1および第2実施形態に記載する操作リング101と同様に構成されている。以下に説明する。
アダプタ操作リング2010の内側部およびレンズ操作リング2510の内側部には、それぞれ、クリック機構が設けられている。以上のクリック機構は、操作リング2010,2510を回転軸から外周方向に向けて付勢すると共に、操作リング2010,2510の回転時にクリック感を発生させる。
アダプタ操作リング2010の内周部およびレンズ操作リング2510の内周部には、それぞれ、パターン101bが設けられている。レンズアダプタ2000および交換レンズ2500には、フォトセンサ(回転検出部材)120aおよび120bが設けられている。
クリック機構並びにフォトセンサ120aおよび120bは、第1実施形態の図7を参照して説明した構成と同様に配置されている。
以上の構成によれば、交換レンズのレンズ鏡筒の外周やレンズアダプタの外周に設けられた操作リング(回転リング)の回転操作を安定して検知することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 フロントカバー
100a 円筒部
101 操作リング
101a 溝部
101b パターン
101e 接地部
110 付勢板金
111 鋼球
120a,120b フォトセンサ
2010 アダプタ操作リング
2510 レンズ操作リング

Claims (12)

  1. レンズ鏡筒の外周に設けられた回転リングと、
    前記回転リングの内周に設けられ、且つ前記回転リングが嵌合して保持される円筒状の嵌合部材を有する保持部材と、
    前記回転リングを回転操作した際、前記回転リングの回転方向および回転量を検出する回転検出部材と、
    前記回転リングを前記保持部材に対して前記回転リングの回転軸と直交する方向である付勢方向に付勢する付勢手段と、を備える撮像装置であって、
    前記回転検出部材による検出方向と前記付勢手段による前記付勢方向とが平行であり、
    前記回転リングの内周には、複数の溝部が周方向に形成されており、
    前記嵌合部材と前記回転リングとの間に配置され、前記回転リングを回転操作した際に作動するクリック機構を備え、
    前記付勢手段は、バネ性を有する付勢板を有し、
    前記クリック機構は、前記付勢板に形成された開口部に嵌合し、前記付勢板によって前記レンズ鏡筒の内側から外側に向かって付勢され、前記回転リングを回転操作した際、前記溝部に当接する当接状態と、前記溝部に当接しない非当接状態とを繰り返す球を有し、 前記付勢板は、前記嵌合部材の内周に形成され、一部が貫通部として構成された切欠き部の内部に配置され、
    前記球は、前記貫通部を介して前記溝部に当接する、ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記回転リングの内周には、前記回転検出部材が前記回転リングの回転方向および回転量を検出するための回転検出パターンが形成されており、
    前記付勢手段は、前記回転リングを前記レンズ鏡筒の内側から外側に向かって付勢している、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記回転検出部材は、投光部と、受光部とを有するフォトセンサであり、
    前記回転検出部材による前記検出方向は、前記投光部から出射する光束の方向又は受光部に入射する光束の方向である、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記回転リングの内周には、前記回転リングを回転操作した際にクリック感を生じさせる前記溝部と、前記クリック感を生じさせない接地部とが形成されている、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 撮像装置に着脱可能なレンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒の外周に設けられた回転リングと、
    前記回転リングの内周に設けられ、且つ前記回転リングが嵌合して保持される円筒状の嵌合部材を有する保持部材と、
    前記回転リングを回転操作した際、前記回転リングの回転方向および回転量を検出する回転検出部材と、
    前記回転リングを前記保持部材に対して前記回転リングの回転軸と直交する方向である付勢方向に付勢する付勢手段と、を備える光学機器であって、
    前記回転検出部材による検出方向と前記付勢手段による前記付勢方向とが平行であり、
    前記回転リングの内周には、複数の溝部が周方向に形成されており、 前記嵌合部材と前記回転リングとの間に配置され、前記回転リングを回転操作した際に作動するクリック機構を備え、
    前記付勢手段は、バネ性を有する付勢板を有し、
    前記クリック機構は、前記付勢板に形成された開口部に嵌合し、前記付勢板によって前記レンズ鏡筒の内側から外側に向かって付勢され、前記回転リングを回転操作した際、前記溝部に当接する当接状態と、前記溝部に当接しない非当接状態とを繰り返す球を有し、 前記付勢板は、前記嵌合部材の内周に形成され、一部が貫通部として構成された切欠き部の内部に配置され、
    前記球は、前記貫通部を介して前記溝部に当接する、ことを特徴とする光学機器。
  6. 前記回転リングの内周には、前記回転検出部材が前記回転リングの回転方向および回転量を検出するための回転検出パターンが形成されており、
    前記付勢手段は、前記回転リングを前記レンズ鏡筒の内側から外側に向かって付勢している、ことを特徴とする請求項5に記載の光学機器。
  7. 前記回転検出部材は、投光部と、受光部とを有するフォトセンサであり、
    前記回転検出部材による前記検出方向は、前記投光部から出射する光束の方向又は受光部に入射する光束の方向である、ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の光学機器。
  8. 前記回転リングの内周には、前記回転リングを回転操作した際にクリック感を生じさせる溝部と、前記クリック感を生じさせない接地部とが形成されている、ことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の光学機器。
  9. 撮像装置に着脱可能であり、且つレンズ鏡筒が装着可能なレンズアダプタと、
    前記レンズアダプタの外周に設けられた回転リングと、
    前記回転リングの内周に設けられ、且つ前記回転リングが嵌合して保持される円筒状の嵌合部材を有する保持部材と、
    前記回転リングを回転操作した際、前記回転リングの回転方向および回転量を検出する回転検出部材と、
    前記回転リングを前記保持部材に対して前記回転リングの回転軸と直交する方向である付勢方向に付勢する付勢手段と、を備えるアクセサリ装置であって、
    前記回転検出部材による検出方向と前記付勢手段による前記付勢方向とが平行であり、
    前記回転リングの内周には、複数の溝部が周方向に形成されており、
    前記嵌合部材と前記回転リングとの間に配置され、前記回転リングを回転操作した際に作動するクリック機構を備え、
    前記付勢手段は、バネ性を有する付勢板を有し、
    前記クリック機構は、前記付勢板に形成された開口部に嵌合し、前記付勢板によって前記レンズ鏡筒の内側から外側に向かって付勢され、前記回転リングを回転操作した際、前記溝部に当接する当接状態と、前記溝部に当接しない非当接状態とを繰り返す球を有し、 前記付勢板は、前記嵌合部材の内周に形成され、一部が貫通部として構成された切欠き部の内部に配置され、
    前記球は、前記貫通部を介して前記溝部に当接する、ことを特徴とするアクセサリ装置。
  10. 前記回転リングの内周には、前記回転検出部材が前記回転リングの回転方向および回転量を検出するための回転検出パターンが形成されており、
    前記付勢手段は、前記回転リングを前記レンズ鏡筒の内側から外側に向かって付勢している、ことを特徴とする請求項9に記載のアクセサリ装置。
  11. 前記回転検出部材は、投光部と、受光部とを有するフォトセンサであり、
    前記回転検出部材による前記検出方向は、前記投光部から出射する光束の方向又は受光部に入射する光束の方向である、ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載のアクセサリ装置。
  12. 前記回転リングの内周には、前記回転リングを回転操作した際にクリック感を生じさせる溝部と、前記クリック感を生じさせない接地部とが形成されている、ことを特徴とする
    請求項9から請求項11のいずれか1項に記載のアクセサリ装置。
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