JP7130511B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、回転可能な操作リングを備える撮像装置に関する。
一般に、デジタルカメラ又はビデオカメラなどの撮像装置では、フォーカス、絞りおよびズームなどの撮影条件に関する設定を調整するため、レンズ鏡筒外周部に回転可能な操作リングを備えるものがある。この操作リングには、操作者が回転操作を行ったことを認知できるようにするため、クリック感を発生させる機構を備えているものがある。
例えば、環状リングを操作リングに係合して、操作リングの回転に同期して環状リングを回転させるものがある(特許文献1参照)。そして、特許文献1においては、環状リングにクリック感を発生させるための櫛歯形状の溝部を形成し、固定部材にボールおよびバネを保持して、環状リングの溝部にボールを押し当てるようにしている。これによって、操作者が操作リングを回転させた際に、操作リングとともに回転する環状リングの溝部をボールが移動してクリック感を生じさせる。
特開2011-8970号公報
ところが、特許文献1においては、操作リングを360°回転させた際においてもクリック感を得るためには、少なくとも環状リングをレンズ鏡筒の周りに全周に亘って形成する必要がある。このため、環状リングを配置すべき位置に他の部品などを配置することができず、不可避的にレンズ鏡筒が大型化してしまうことになる。
従って、本発明の目的は、大型化を回避して省スペースで回転操作の際に容易にクリック感を得ることのできる撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置は、少なくとも一部がレンズ鏡筒の外周部に備えられ、回転操作に応じた操作を規定するとともに、内周に沿って形成された複数の溝部を有する回転操作リングと、前記レンズ鏡筒の外周部に配置されて前記回転操作リングが嵌合される円筒状の嵌合部材と、前記回転操作リングを当該回転操作リングの回転軸に交差する方向に付勢して、前記回転操作リングが回転操作された際に前記溝部に当接する当接状態と前記溝部に当接しない非当接状態とを繰り返すクリック機構と、を有する撮像装置であって、前記クリック機構は、前記レンズ鏡筒の外周部と前記回転操作リングの内周部との間に配置され、前記クリック機構は、バネ性を有する付勢板と、前記付勢板に形成された開口部に係合されて前記付勢板によって前記レンズ鏡筒の内側から外側に向かって付勢され、前記回転操作リングが回転操作された際に前記当接状態と前記非当接状態とを繰り返す球と、を備え、前記付勢板は、前記嵌合部材の内周に形成された切欠き部に配置され、前記球は、前記切欠き部に形成された貫通部を介して前記溝部に当接することを特徴とする。
本発明によれば、大型化を回避して省スペースで回転操作の際に容易にクリック感を得ることができる。
本発明の第1の実施形態によるレンズ鏡筒を備える撮像装置の一例についてその外観を正面側から示す斜視図である。 図1に示すフロントカバーユニットをレンズ鏡筒とともに分解して示す斜視図である。 図1に示すフロントカバーユニットに備えられたクリック機構の構成を説明するための図である。 図2に示すフォトリフレクタの配置を説明するための図である。 図2に示す操作リングを回転操作した際にフォトリフレクタから出力される検出信号波形の一例を示す図である。 図4に示すフォトリフレクタとクリック機構との配置関係を説明するための図である。 図6に示す操作リングの片寄りの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態によるレンズ鏡筒を備えるカメラで用いられる操作リングの一例を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態によるレンズ鏡筒を備えるカメラで用いられる操作リングの一例を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態によるレンズ鏡筒を備える撮像装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態によるレンズ鏡筒を備える撮像装置の一例なついてその外観を正面側から示す斜視図である。
図示の撮像装置は、例えば、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)10であり、撮影レンズを備えるレンズ鏡筒12がカメラ本体と一体化されている。なお、カメラ本体(撮像装置本体)にレンズ鏡筒12が着脱可能であり、レンズ鏡筒12をカメラ本体に装着するカメラであってもよい。
カメラ10は、その前面側にフロントカバーユニット11を有している。カメラ10には光学像を撮像素子(図示せず)に結像するレンズ鏡筒12が備えられており、レンズ鏡筒12の外周部にはフロントカバーユニット11に備える操作リング(回転操作部材)101が配置されている。つまり、カメラ10はレンズ鏡筒12を介して結像した光学像に応じた画像を生成する撮像素子を有している。
レンズ鏡筒12は円筒状に成形されており、操作リング101はレンズ鏡筒12の外周(円周)の全周に亘って中空部が形成されている。そして、操作リング101は固定部材102とフロントカバー100とに狭持されて保持されている。
撮影者は、操作リング101に撮影条件を変更するための任意の機能を割り当てることができる。例えば、撮影者は操作リング101を回動させて焦点位置および露出値などの撮影条件を変更することができる。
図2は、図1に示すフロントカバーユニットをレンズ鏡筒とともに分解して示す斜視図である。
フロントカバーユニット11は、内側がポリカーボネートなどの硬質樹脂、そして、外観側がグリップ性の良い弾性樹脂で2色成形されたフロントカバー100を備えている。操作リング101はアルミ材を切削加工することによって成形されており、その外周は凹凸状に成形され、外周表面はブラスト処理によって粗い表面に仕上げられる。このような加工によって、操作リング101を回転操作する際に指が滑りにくくなって、操作性が向上する。
操作リング101はフロントカバー100に備えられており、レンズ鏡筒12の外周部に対応する円筒部(嵌合部材)100aの外周部に回転可能に嵌合して保持される。そして、操作リング101はフロントカバーユニット11の前端側に配置された固定部材102とフロントカバー固定部100bとによって回転可能に狭持される。
前述のように、操作リング101はアルミ材を切削加工することによって成形されている。この結果、操作の際の把持によって変形しにくく、かつ寸法精度が高いので、円筒部100aとの摺動を一定に保つことが可能となる。さらには、操作リング101を薄くした際においても剛性が保たれ変形することが少ない。
円筒部100aの一部が切り欠かれて、当該切り欠き部分から露出するようにしてフォトリフレクタ(検出部)120aおよび120bが配置されている。これらフォトリフレクタ120aおよび120bは、後述するフレキシブル配線基板121に固定されている。そして、フレキシブル配線基板121は後述する保持板金122によって固定される。
操作リング101の内径部には、反射領域と非反射領域とを交互に有するパターン(被検出部)101bが形成されている。反射領域はフォトリフレクタ120aおよび120bの反射光を検知可能なレベルで反射する領域であり、非反射領域はフォトリフレクタ120aおよび120bの反射光を反射しない領域である。
固定部材102は固定部材固定ビス103によって円筒部100aの前端部に締結されて保持される。固定部材102の周方向に延びる溝部(図示せず)内には、摺動シート104が両面テープ(図示せず)によって貼りつけられている。摺動シート104は弾性部材により成形されクッション性を有している。
これによって、操作リング101において回転軸方向(スラスト方向)のガタツキを抑制している。また、摺動シート104において操作リング101と接する面は摺動性を良好とするためのシート部材が用いられる。
フロントカバー100には付勢板金(付勢部材)110が板金固定ビス105によって固定されている。付勢板金110はステンレス、リン青銅、又はチタン銅系などのばね性を有する材料で成形されている。そして、フロントカバー100において、付勢板金110の前端側には後述する開口部110aが形成され、当該開口部110aには鋼球111が係合されている。
付勢板金110は、円筒部100aの一部が切り欠かれた切欠き部100c内に配置されている。そして、鋼球111は貫通部に配置されており、円筒部100aから露出している。操作リング101の内周部には全周に亘って多数の溝部が形成されている。
付勢板金110は鋼球111をレンズ鏡筒12の光軸方向に直交(交差)する方向に付勢しており、鋼球111は円筒部100aに形成された貫通部100dを介して操作リング101に形成された溝部101aに当接している。つまり、付勢板金110によって鋼球111が付勢されて、鋼球111が操作リング101に形成された溝部101aに当接する。
これによって、回転自在に保持された操作リング101を回転操作した際には、鋼球111が1つの溝101aを乗り越えて隣の溝101aに当接する動作が繰り返される。これによって、クリック感を得られるクリック機構が構成される。
付勢板金110および鋼球111はレンズ鏡筒12の外側に位置し、操作リング101との間に配置されている。付勢板金110はレンズ鏡筒12の光軸に沿って外側に向かって、つまり、カメラの内部から外側に向かって付勢されている。
操作リング101の内周部に溝を形成して、鋼球111を付勢板金110によって外側に向かって付勢することによって、クリック機構を構成する溝が外側から見えず、外観を損なうことがない。また、付勢板金110を円筒部100aに形成された切り欠き部に配置する。さらに、操作リング101に溝101aを形成することによって、クリック機構によってカメラ自体が大型化することなく省スペースとなる。
図3は、図1に示すフロントカバーユニットに備えられたクリック機構の構成を説明するための図である。
クリック機構は、付勢板金110、鋼球111、及び溝部(溝)101aによって構成される。前述のように、付勢板金110は板金固定ビス105によってフロントカバー11に締結され、鋼球111は付勢板金110に係合している。
付勢板金110はバネ性を有しており、その先端部付近には円形状の開口部110aが形成されている。そして、開口部110aには鋼球111が開口部110aに係合されて、図3においてMで示す方向に付勢される。
操作リング101の内側面、つまり、円筒部100aに近接する面には複数の溝部101aが形成されている。溝部101aは操作リング101の内周360°に均等に配置されている。付勢板金110および鋼球111は円筒部100aにおいてレンズ鏡筒12側である内側に形成された切欠き部100cに配置されている。
これによって、円筒部100aにおいて肉厚tの部分内にクリック機構の構成要素である付勢板金110および鋼球111が収納される。そして、溝部101aは操作リング101の内周面に形成されているので、クリック機構の配置によってカメラ自体が大型化することなく、省スペース化することができる。
円筒部100aに形成された切欠き部100cの一部は貫通部100dとして規定され、当該貫通部100dを介して鋼球111は操作リング101側に露出する。溝部101aにはその側面が傾斜して側面傾斜部101cが規定され、静止の場合には鋼球111は付勢板金110の付勢力によって溝部101aに当接する。これによって、鋼球111は側面傾斜部101cに当接する。
操作リング101を回転操作すると、鋼球111は側面傾斜部101cに沿って溝部101aを乗り上げて、1つの溝部101aに隣接する溝部101aの間に位置する摺動部101dに当接する。さらに、操作リング101を回転操作すると、当該隣の溝部101aに当接して、撮影者はクリック感を得ることができる。つまり、鋼球111は操作リング101が回転操作された際に溝部101aに当接する当接状態と溝部101aに当接しない非当接状態とを繰り返すこととになる。
ここでは、クリック機構を構成する溝部101aと鋼球111とが当接するようにしたが、この例には限られない。例えば、鋼球111の代わりに溝部101aと当接する部分がR形状部を有する樹脂ピンを用いるようにしてもよい。さらには、付勢板金110にR形状を備えて、当該部分を溝部101aと当接させるようにしてもよい。
このように、操作リング101の内周部に溝部101aを均等に形成し、フロントカバー100に付勢板金110および鋼球111を備えるクリック機構を構成する。これによって、レンズ鏡筒12近傍の全周に亘ってクリック機構を設ける必要がなく、カメラ自体が大型化することなく省スペースとすることができる。
図4は、図2に示すフォトリフレクタの配置を説明するための図である。そして、図4(a)はフォトリフレクタを概略的に示す断面図であり、図4(b)はフォトリフレクタとパターンとの配置を概略的に示す図である。
図4(a)に示すようにフォトリフレクタ120aおよび120bはフレキシブル配線基板121に実装されている。そして、フォトリフレクタ120aおよび120bは、操作リング101の内周面側に配置され、操作リング101の中心軸から外側に向いている。また、フレキシブル配線基板121は保持板金122によって保持されている。
保持板金122はビス(図示せず)によってフロントカバー100に固定されている。前述のように、操作リング101の内周面には反射領域と非反射領域とが交互に形成されたパターン101bが形成されている。このパターン101bはフォトリフレクタ120aおよび120bに対向する位置に配置される。
図4(b)に示すように、パターン101bはアルミ材の切削加工による光沢を有する反射領域1010と、光沢がないように塗装を施した非反射領域1020とを有している。そして、これら反射領域1010および非反射領域1020は等しい幅で規則的に配列されている。
よって、操作リング101の回転操作に伴って、フォトリフレクタ120aおよび120bの受光部では受光状態と非受光状態とが交互に生じることになり、受光部の出力である検出信号は信号処理回路(図示せず)に送られる。
図4(b)を参照すると、フォトリフレクタ120aが反射領域1010のほぼ中心に位置する際、フォトリフレクタ120bは反射領域1010と非反射領域1020との境界線にほぼ位置するように、フォトリフレクタ120aおよび120bが配置される。この配置によって、フォトリフレクタ120aおよび120bから出力される検出信号位相差を最大化することができる。
回転方向を検出する際には、二つの検出信号の位相差を得る必要がある。位相差によって、操作リング101の回転方向に応じてフォトリフレクタ120aが受光した際にフォトリフレクタ120bが受光するか否かの差異が発生する。当該差異によって、信号処理回路は操作リング101がいずれの方向に回転しているについて判別することができる。
図5は、図2に示す操作リングを回転操作した際にフォトリフレクタから出力される検出信号波形の一例を示す図である。
図5には、操作リング101を回転操作した際にフォトリフレクタ120aおよび120bから出力される検出信号波形が示されている。ここでは、ハイレベル(H)である範囲が受光状態を示している。そして、ローレベル(L)である範囲が非受光状態を示している。ここでは、フォトリフレクタ120aおよび120bから出力される検出信号波形はほぼ半位相分の位相差を有している。
図示の例では、操作リング101を回転操作してフォトリフレクタ120bが受光した際に、フォトリフレクタ120aが受光していなければ、操作リング101は時計回りに回転操作されたことになる。一方、フォトリフレクタ120bが受光した際に、フォトリフレクタ120aが受光していれば、操作リング101は反時計回りに回転操作されたことになる。
フォトリフレクタ120aおよび120bの検出信号波形に位相差がない場合には、操作リング101をいずれの方向に回転操作してもフォトリフレクタ120aおよび120bの検出信号波形は同一となる。この結果、操作リング101の回転方向を検出出することができない。
フォトリフレクタ120aおよび120bの検出信号波形において位相差が少ない場合には、位相差の有無にばらつきが生じて、操作リング101の回転方向を誤検知する要因となる。さらには、フォトリフレクタ120aおよび120bとパターン101bとの距離が一定でなく安定していない場合には、検出信号波形が変化してしまい誤検知の要因となる。
信号処理回路は、フォトリフレクタ120bの検出信号波形がLからHになった際に1ピッチ分回転したとして、操作リング101の回転量を検出する。前述のように、操作リング101の内周面には反射領域1010および非反射領域1020が交互に同一のピッチで全周に亘って形成されている。つまり、操作リング101を当該1ピッチ回転させる毎に、操作リング101の回転を検出することができる。
図示の例では、鋼球111が溝部101aに当接するクリック位置におけるフォトリフレクタ120aおよび120bとパターン101bとの配置関係は図5に示す関係となる。つまり、操作リング101が溝部101aに鋼球111が当接するクリック位置にあって回転が停止している場合、フォトリフレクタ120aおよび120bとパターン101bとの位置関係は検出信号波形がHの範囲(関係)とされる。
クリック位置は操作リング101に360°亘って均等に配置された溝部101aの数だけ存在する。よって、操作リング101の位置がクリック位置になる毎に、フォトリフレクタ120aおよび120bとパターン101bとは図4(b)に示す関係から図5に示すクリック停止位置となるように配置される。
フォトリフレクタ120aおよび120bはパターン101bに対して、図4(a)にNで示す方向が検出方向となるように配置されて、フレキシブル配線基板121に垂直に固定される。
図6は、図4に示すフォトリフレクタとクリック機構との配置関係を説明するための図である。
フォトリフレクタ120aおよび120bと鋼球111を備えるクリック機構とは操作リング101の回転軸に対して略対象の位置に配置される。また、付勢板金110が溝部101aに対して付勢する付勢方向Mは、フォトリフレクタ120aおよび120bの検出方向であるN方向と略平行である。
前述のように、付勢板金110はバネ性を有しており、鋼球111を付勢することによって鋼球111を介して、鋼球111が当接する溝部101aを備える操作リング101を付勢方向Mに押圧する。操作リング101はフロントカバー100に備えられた円筒部100aと嵌合する。ここでは、円筒部100aは樹脂成形部品であって、操作リング101はアルミ材の切削品である。
円筒部100aと操作リング101とは摺動するので、温度変化による熱収縮の相違によって摺動抵抗値が増加する。よって、操作リング101の操作性が悪化しないようにするため、円筒部100aと操作リング101との間にはクリアランスが設けられている。
図7は、図6に示す操作リングの片寄りの一例を示す図である。
円筒部100aおよび操作リング101を保持して固定する多数の部品がその周辺に介在しているので、部品の公差およびクリアランスが存在する。これによって、図7に示すように、操作リング101と操作リング101を嵌合保持する円筒部100aとの間に隙間Yが生じる。この隙間Yは操作リング101の内周全周に亘って発生する。一方、付勢板金110によって鋼球111を介して操作リング101を付勢方向Mに付勢しているので、操作リング101には全周において隙間Y分のがたつきが発生することがなく、操作リング101は常にクリック機構側に片寄せされる。
前述のように、フォトリフレクタ120aおよび120bと鋼球111を有するクリック機構とは操作リング101の回転軸に対して略対象の位置に配置されている。図4(a)に示すフォトリフレクタ120aおよび120bの検知方向Nと図3に示す付勢板金110の付勢方向Mとは略平行となっている。
よって、円筒部100aと操作リング101との間に隙間が生じたとしても、付勢板金110の付勢力によって操作リング101は付勢板金110を備えるクリック機構側に片寄せされる。このため、フォトリフレクタ120aおよび120b側に位置する操作リング101と円筒部100aとの間には隙間が生じることがなく、常に一定の距離に保たれる。つまり、フロントカバー100に固定されたフォトリフレクタ120aおよび120bと操作リング101に形成されたパターン101bとは常に一定の距離に保たれる。
これによって、操作リング101と円筒部100aとの間にクリアランスを設け、成形上のばらつきに起因して部品毎に寸法が異なって隙間が異なったとしてもフォトリフレクタ120aおよび120bによって安定して検出を行うことができる。
このように、本発明の第1の実施形態では、レンズ鏡筒外周部に操作リングを配置した際、操作リングの回転操作を安定して検知することができるばかりでなく、レンズ鏡筒を小型化することができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態によるカメラについて説明する。なお、第2の実施形態によるカメラは、操作リングが第1の実施形態と異なるのみで、他の構成は同様である。
図8は、本発明の第2の実施形態によるレンズ鏡筒を備えるカメラで用いられる操作リングの一例を説明するための図である。そして、図8(a)は斜視図であり、図8(b)は断面図である。
図示の操作リング101は、リング状の把持部(把持部材)1200およびリング状の溝形成部(溝形成部材)1210を有しており、把持部1200は撮影者による回転操作の際に把持される。また、溝形成部1210には、前述の溝部101aが形成され、当該溝形成部1210は把持部1200に取り付けられている。
把持部1200はアルミ材を切削加工して成形されており、その外周面は凹凸状(凹凸面)とされ、さらに、その表面はブラスト処理によって粗い表面に仕上げられている。把持部1200の内周面(内径部)は旋盤加工で加工されており、当該内径部には、前述のパターン101bが形成されている。
溝形成部1210はポリカーボネートなどの硬質樹脂成形品(樹脂材料)で成形されており、その内周面(内周部)には全周360°に亘って均等に溝部101aが形成されている。そして、前述のように、溝部101aの側面は傾斜面とされる。
把持部1200には係合凸部1201が形成され、溝形成部1210には係合凹部1211が形成されている。把持部1200および溝形成部1210は係合凸部1201および係合凹部1211によって所定の位相で係合され、接着剤によって固定される。
図8(b)に示すように、溝部101aは把持部1200よりも操作リング101の回転軸方向において外側に位置し、溝形成部1210は撮像装置10において撮影者側に位置する。さらに、パターン101bおよび溝部101aが所定の位相となるように、係合凸部1201および係合凹部1211によって把持部1200および溝形成部1210は組み立てられる。
これによって、図3に示す鋼球111は溝部101aに当接するクリック位置と図5に示すクリック停止位置とに規定される。
前述の第1の実施形態では、操作リング101をアルミ材の切削加工で成形して、さらに、溝部101aを切削加工によって形成する。この際には、溝部101aを操作リング101の内周面の全周に亘って均等に形成する必要がある。つまり、操作リング101を回転操作した際のクリック数分の溝部101aが必要となるので、多数の溝部を切削加工で形成しなければならない。このため、溝部101aを形成する際の切削加工時間が長くなって、操作リング101自体が高価となってしまう。
一方、第2の実施形態では、溝形成部1210は樹脂成形品であるので、溝形成部1210自体を樹脂成形する際に溝部101aを形成すればよく加工時間が長くなることはなく、結果的に、操作リング自体を安価とすることができる。
このように、操作リング101を剛性が必要な把持部1200と溝部101aが形成される溝形成部1210とに分けて成形し、前述のように組み立てることによって品質を向上させつつ、コストを低減することができる。
このように、本発明の第2の実施形態においても、レンズ鏡筒外周部に操作リングを配置した際、操作リングの回転操作を安定して検知することができるばかりでなく、レンズ鏡筒を小型化することができる。
[第3の実施形態]
続いて、本発明の第3の実施形態によるカメラについて説明する。なお、第3の実施形態によるカメラは、操作リングが第1および第2の実施形態と異なるのみで、他の構成は同様である。
図9は、本発明の第3の実施形態によるレンズ鏡筒を備えるカメラで用いられる操作リングの一例を説明するための図である。そして、図9(a)は斜視図であり、図9(b)は断面図である。
図示の例では、溝形成部1210は把持部1200の内周部に形成される。前述の第2の実施形態においては、把持部1200および溝形成部1210を回転軸方向に重なるように配置しているので、溝形成部1210の外周部の一部は外観を構成することになる。このため、レンズ鏡筒の外観上の品位を高めるために塗装およびシボ加工などの外観処理を行う必要がある。
一方、第3の実施形態では、溝形成部1210は把持部1200の内周部に収納される。つまり、溝形成部1210は把持部1200で完全に覆われるので、溝形成部1210には外観上の品位が求められない。
これによって、操作リング101の外観上の品位を保ちつつ、溝形成部1210のコストを削減できるので、さらに、品質を向上させつつ、コストを低減することができる。
このように、本発明の第3の実施形態においても、レンズ鏡筒外周部に操作リングを配置した際、操作リングの回転操作を安定して検知することができるばかりでなく、レンズ鏡筒を小型化することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 フロントカバー
100a 円筒部
101 操作リング
101a 溝部
101b パターン
110 付勢板金
111 鋼球
120a,120b フォトリフレクタ
1200 把持部
1210 溝形成部

Claims (2)

  1. 少なくとも一部がレンズ鏡筒の外周部に備えられ、回転操作に応じた操作を規定するとともに、内周に沿って形成された複数の溝部を有する回転操作リングと、前記レンズ鏡筒の外周部に配置されて前記回転操作リングが嵌合される円筒状の嵌合部材と、前記回転操作リングを当該回転操作リングの回転軸に交差する方向に付勢して、前記回転操作リングが回転操作された際に前記溝部に当接する当接状態と前記溝部に当接しない非当接状態とを繰り返すクリック機構と、を有する撮像装置であって、
    前記クリック機構は、前記レンズ鏡筒の外周部と前記回転操作リングの内周部との間に配置され、
    前記クリック機構は、バネ性を有する付勢板と、前記付勢板に形成された開口部に係合されて前記付勢板によって前記レンズ鏡筒の内側から外側に向かって付勢され、前記回転操作リングが回転操作された際に前記当接状態と前記非当接状態とを繰り返す球と、を備え、
    前記付勢板は、前記嵌合部材の内周に形成された切欠き部に配置され、
    前記球は、前記切欠き部に形成された貫通部を介して前記溝部に当接することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記回転操作リングを回転操作した際、前記回転操作リングの回転方向および回転量を検出するフォトリフレクタを有し、
    前記回転操作リングには、前記回転操作リングの内周部に配置され且つ前記フォトリフレクタによって検出される被検出部が形成されており、
    前記フォトリフレクタと前記クリック機構は前記回転操作リングの回転軸に対して対称の位置に配置されて前記フォトリフレクタによる前記被検出部の検出方向と前記付勢板による前記球の付勢方向は平行であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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