JP2574046B2 - カメラの情報入力装置 - Google Patents

カメラの情報入力装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、シャッター秒時や絞り値等の撮影情報を入
力設定するカメラの情報入力装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、カメラの情報入力装置としては、特開昭52−69
621号等で提案されているものがある。
これは、シャッター秒時(Tv)、絞り(Av)の両優先
モードを選択可能な自動露出カメラにおいて、Tv情報、
Av情報を同じ1つの入力手段、例えば回転ダイヤルで設
定できるようにしたもので、優先モードの切換え手段の
切換え操作に連動して表示円板の外周部と内周部に夫々
表示されたTv情報とAv情報のいずれかを平面的に覆い隠
すことにより切換え表示を行なえる構成になっている。
そして、選択されたモードの情報は上記表示円板を覆
う部材に形成された扇形の窓部を通して確認できるよう
になっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記した従来例には以下のような欠点
があった。
(1)切換え表示された結果は扇形の窓部を通して見る
ことにより、Tv、Av情報ともせいぜい両隣の情報しか見
えず、一目で全体の表示が確認できないため、上下限値
がすぐに分からない。
(2)平面上での表示切換えのため、表示円板の外周側
に比べて内周側の表示スペースが狭くなり、表示が見ず
らくなったり、或はそれを避けるために内側に表示でき
るモードに制約を受ける。
(3)モードの切換え手段の切換え操作に連動した表示
切換え機構のため、構成が複雑となる。
本発明の目的は、簡単な構成で選択したモードの全て
の情報を一目で確認でき、モードの切換えも自動的に行
なえるカメラの情報入力装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の目的を達成するための要旨とするところは、
第1の撮影モードに関する情報を一方の面に記すと共
に、該一方の面と反対の面に第2の撮影モードに関する
情報を記した撮影情報部材と、該撮影情報部材をそのい
ずれの面を上向きにしても保持可能とし、該撮影情報部
材の情報をカメラの制御手段に入力する保持部材と、該
撮影情報部材が該保持部材に装着された状態でその一方
の面又は他方の面を検知して第1の撮影モード又は第2
の撮影モードを判別するモード判別手段とから構成した
ことを特徴とするカメラの情報入力装置にある。
[作用] 上記の如く構成したカメラの情報入力装置は、撮影情
報部材を保持部材に装着すると、いずれか一方の選択し
た撮影モードの全ての情報が一目で確認でき、撮影情報
部材の装着と同時にモード判別手段が選択したモードを
判別する。
[実施例] 実施例1 第1図乃至第7図は本発明によるカメラの情報入力装
置の実施例1を示す。
第1図及び第2図において、20は円形に形成されたダ
イヤル本体で、裏面側に形成された中空の回転軸23が、
外装カバー10の嵌合孔11に回転可能に嵌合貫通し、第5
図に示すようにカメラ本体Cの上部に配置される。ま
た、ダイヤル本体20の上面側には窪部21が凹設され、後
記する表示板30が略隙間なく嵌合装着されるようになっ
ており、取付けビス40のネジ部をダイヤル本体20の回転
軸23の貫通孔24のネジ部25に螺着することによって、表
示板30はダイヤル本体20に抜けることなく固定される。
50は外装カバー10の裏面側であって嵌合孔11の周囲に
設けられたクリック板、60は一方にクリックバネ部61が
設けられると共に、他方に係合部62が設けられたクリッ
クバネで、ダイヤル本体20の回転軸23の軸端部26に固定
され、ダイヤル本体20を回転することにより、クリック
バネ部61の先端部に取付けられた凸部61aが付勢されて
クリック板50の周部に形成されたクリック溝51に嵌り込
み、カッチといったクリック感が得られるようになって
おり、またダイヤル本体20の抜けが防止される。なお、
クリックバネ60の他方に形成されている係合部62は、ダ
イヤル本体20の回転、すなわち撮影情報の設定をカメラ
本体のマイクロコンピュータに入力するための電気的信
号を発生する撮影情報入力部(70、80)を駆動するもの
であるが、これについては後述する。
30は中央部から周端方向に厚みが漸減する円盤形状に
形成された表示板で、第3図(a)、(b)、(c)に
示すように、一方の面(以下第1の表示面と称す)32に
は、第1の露出モードであるシャッター秒時優先時の表
示が周方向に設けられ、また第1の表示面32と反対面で
ある第2の表示面33には、第2の露出モードである絞り
優先時の表示が周方向に設けられている。また、表示板
30が、ダイヤル本体20の窪部21に嵌り込んだ状態におい
て、その表面の有する曲面と連続性を有する曲面にダイ
ヤル本体20の上面部27が形成され、ダイヤル本体20と表
示板30とが見かけ上一体の球面形状となるようにしてい
る。
表示板30は中心部が空所のドーナツ型でもあり、該空
所の周囲には表示板取付け用の取付けビス40の頭部と当
接するフランジ部30aが形成されている。このフランジ
部30aの第1の表示面32側における第1のビス受面36
と、第2の表示面33側における第2のビス受面37とは、
夫々の表示面側における第1の頂面部34、第2の頂面35
との深さが異なる座グリ面に形成されている。本実施例
では、第1の表示面32を上面にしてダイヤル本体20に表
示板30を嵌合した第1図に示す状態において、ダイヤル
本体20の窪部21の平坦な底部21aに当接する第2の頂面3
5と第1のビス受面36との距離をl1とし、また第2の表
示面33を上面にしてダイヤル本体20に表示板30を嵌合し
た第4図に示す状態において、ダイヤル本体20の窪部21
の平坦な底部21aに当接する第1の第1の頂面34と第2
のビス受面37との距離をl2とすると、l1>l2なるように
している。
したがって、第1の露出モードを選択するために、第
1の表示面32を上面にして表示板30をダイヤル本体20に
装着し、取付けビス40を所定の締め込み位置までねじ込
んだ際における取付けビス40の先端部41の先端位置(以
下第1の押込み位置とする)と、第2の露出モードを選
択するために第2の表示面33を上面にして表示板30をダ
イヤル本体20に装着し、取付けビス40を所定の締め込み
位置までねじ込んだ際における取付けビス40の先端部41
の先端位置(以下第2の押込み位置とする)とは、取付
けビス40の軸方向においてダイヤル本体20の回転軸23に
対し異なり、第1の押込み位置が第2の押込み位置より
も上方位置に位置することになり、この位置の差を利用
して、第1の露出モードと、第2の露出モードとの電気
的な切換え信号を得るようにしている。なお、この信号
切換えの機構については後述する。
また、表示板30をダイヤル本体20に装着した状態にお
いて、表示板30がダイヤル本体20に対し回転すると、適
正な設定ができなくなるので、本実施例では、表示板30
に切欠き部31を形成すると共に、表示板30が嵌合する窪
部21の内周部に該切欠き部31が嵌合する位置決め凸部22
を形成している。
すなわち、第5図(a)に示すシャッター秒時優先の
第1の露出モードを選択した場合、及び第5図(b)に
示す絞り優先の第2の露出モードを選択した場合とも、
夫々のモードでの設定値等のすべての情報が何ら覆い隠
されることなく表示されることになり、カメラ本体Cの
上端部に設けられたダイヤル本体20を回転し、表示板30
に表示された値をカメラ本体Cに設けられた指標Aに合
わせることにより、その値での撮影条件が設定されるこ
とになる。表示板30の第1及び第2の表示面32、33には
共通の情報表示が設けられており、切欠き部31から反時
計方向の位置に順に、セルフタイマーモードを示すセル
フタイマー表示38aとカメラのバッテリーチェックを示
すバッテリーチェック表示38bが設けられ、また切欠き
部31から時計方向の隣接する位置にプログラム撮影を表
示するプログラムモード表示38cが設けられ、さらに切
欠き部31をロックポジションとしており、そのためにこ
の切欠き部31が嵌合するダイヤル本体20の位置決め凸部
22にロックポジションの表示22aを設けている。
第1の表示面32には上記した共通の表示以外に、B、
4(1/4)、8(1/8)、15(1/15)、30(1/30)、60
(1/60)、125(1/125)、250(1/250)、500(1/50
0)、1000(1/1000)、2000(1/2000)の表示を含めて
計15の表示があり、これらの表示部が前記した指標Aに
合った位置でクリックが作用するように、クリック板50
のクリック溝51が対応して形成されている。
また、第2の表示面33には、上記の共通表示が第1の
表面と同一位置で表示されるようになっており、シャッ
ター秒時表示ポジションにかわり、絞り値(1.0、1.4、
2.0、2.8、4.0、5.6、8.0、11.0、16.0、22.0、32.0)
が表示されていて、各表示位置が指標Aに合った位置で
クリックが作用するようになっている。
一方、ダイヤル本体20のバッテリーチェックの操作に
際し、セルフタイマー表示38aを指標Aに合わせた位置
から時計方向にバッテリーチェック表示38bを指標Aの
位置まで回転し指をダイヤル本体20から離すと、ダイヤ
ル本体20は、第27図に示す自動復帰バネ機構により、セ
ルフタイマー表示38aの位置に戻され、バッテリーチェ
ックが解除されるようになっている。なお、バッテリー
チェックポジションの設定の際、後述するようにブザー
によりバッテリーチェックの警告を発するようにしてい
る。
第27図(a)、(b)は自動復帰バネ機構を示してい
る。
500は自動復帰バネで、板バネを円形状に変形させて
形成され、カメラ本体Cに固定された一端部511を固定
端とし、L時形状の他端部を可動端512とし、これをカ
メラ本体Cに設けたバネストッパー513に当接させ、常
に反時計回りへ弾性力が付与されるように第27図(a)
に示す如く保持されている。
一方、ダイヤル本体20には、ダイヤルストッパー514
が設けられ、ダイヤル本体20を時計回りに回転しセルフ
タイマーポジションを通過すると、ダイヤルストッパー
514が自動復帰バネ500の可動端512に係合し、さらに回
転すると自動復帰バネ514が変形し始めて復帰力が蓄勢
される。そして、ダイヤル本体をバッテリーチェックポ
ジションまで回転しその位置で指をダイヤル本体20から
離すと、自動復帰バネ514の復帰力にてダイヤル本体20
が反時計方向へ回転し、バッテリーチェックが解除され
てセルフタイマーポジションに戻ることになる。
本実施例において、露出モードの切換えの際は取付け
ビス40の取り外しが必要となり、再度取付けビス40をダ
イヤル本体20に螺着する操作を行なう場合、ビス40の締
め過ぎを防ぐために、上記したバッテリーチェック表示
をセルフタイマー表示の位置に自動復帰させるためのバ
ネを利用している。
すなわち、取付けビス40を締付け方向が時計方向であ
る右ネジとすることにより、表示板30をダイヤル本体20
の所定位置にセットした後、取付けビス40を締付けてい
くと、締付け力によりダイヤル本体20は時計方向に回転
していく。上記の自動復帰用のバネのバネ力をある程度
付勢力の強いものにしておくことにより、取付けビス40
は該自動復帰用のバネの付勢力に抗して締付けられてい
くので、バッテリーチェックポジションに達すると、十
分に締付けられることになり、同時にバッテリーチェッ
クが行なえることになる。
また本実施例では、表示板30をダイヤル本体20の窪部
21に装着した状態において、窪部21の底部21aを平坦面
とし、表示板30を球面形状とすることにより、該底部21
aの外周部側と表示板30の下側の表示面との間に空所21b
を設けているので、第6図に示すように取付けビス40を
取り外した後、位置決め凸部22の反対側で表示板30を指
で下向きに押すと、第7図に示すように、該押された方
の表示板30が空所21bに沈み込むと共に位置決め凸部22
側の表示板30が浮き上がり、これを摘むことにより表示
板30の取り出しが容易に行なえることができ、表示板30
がダイヤル本体20に見かけ上一体となる程にその窪部21
に装着されても、露出モードの切換えのための表示板反
転操作が容易となる。
なお、表示板30を平面形状とし、窪部21の底部21aを
凸の球面形状にしても、同様に表示板30の取り出しが容
易に行なえる。
次ぎに、第1の露出モードと第2の露出モードの電気
的な切換え信号を得る信号切換え機構と、ダイヤル本体
20の回転に応じて電気的な撮影情報信号を発生する撮影
情報入力部について、第1図及び第2図に基づき説明す
る。
90はカメラ本体Cに固定されたダイヤル地板で、前記
した取付けビス40と同軸上に中空軸100が貫通固定さ
れ、また上面には該中空軸100の軸心と同心に位相検出
基板80が固定されている。この位置検出板80の表面には
カメラ本体の制御用マイクロコンピュータに接続される
電気的な撮影情報信号を発生するパターン部81が設けら
れている。70はパターン部81に対向して中空軸100に回
転可能に取付けられた切片座で、下面にこのパターン部
81に接触する導電切片をなすブラシ72が固定されてい
て、中空軸100に設けられたバネ性を有するスラスト部
材73により位相検出基板80に向けて押圧付勢されてい
る。また、切片座70の上面側には、係合ピン71が突設さ
れていて、前記したクリックバネ60の他端部に形成した
係合部62に係合し、ダイヤル本体20の回転と一体となっ
て切片座70を回転させる。
一方、ダイヤル地板90の裏面側で中空軸100の下端部
には、GND切片101が固定され、またダイヤル地板90の裏
面側には該GND切片101と接触可能であり且つ先端部が中
空軸100の孔部位置まで延びるバネ性を有する切換えス
イッチ可動片120が設けられ、この切換えスイッチ可動
片120とGND切片101とにより第1の露出モードと第2の
露出モードとの切換え信号を得るための常閉型のモード
切換えスイッチを構成している。そして、このモード切
換えスイッチのオン、オフの切換えは、中空軸100の中
空軸部に下方から軸方向移動自在に挿入貫通した切換え
ピン110によって行なわれる。切換えピン110はその下端
頭部110aが切換えスイッチ可動片120の先端部に常時当
接し、そのバネ力によってスイッチ可動片120がGND切片
101と接触する位置まで押し上げられるようになってい
る。その際、切換えピン110の先端はダイヤル本体20の
貫通孔24内に若干挿入さた位置(以下押し上げ位置と称
す)に位置しており、この切換えピン110をスイッチ可
動片120のバネ力に抗して下方へ押し下げると、モード
切換えスイッチがオフする。
本実施例において、この切換えピン110の作動を表示
板30を固定するための取付けビス40により行なってお
り、前述したように表示板30の第1の表示面32を上向き
にする第1の露出モードの場合、第1図に示すように、
取付けビス40の下端が位置する第1の押込み位置を、切
換えピン110の押し上げ位置よりも上方の位置とし、ま
た表示板30の第2の表示面33を上向きにする第2の露出
モードの場合、第4図に示すように、取付けビス40の下
端が位置する第2の押込み位置を入り変えピン110の押
し上げ位置よりも下方の位置としている。
したがって、第1の露出モードの場合は、取付けビス
40により切換えピン110は押し下げられることはないの
で、モード切換えスイッチは閉成状態にあり、第1の露
出モードを示すオンの信号を上記のマイクロコンピュー
タに入力し、また第2の露出モードの場合は、取付けビ
ス40により切換えピン110は押し下げられてモード切換
えスイッチは開成状態となり、第2の露出モードを示す
オフの信号を該マイクロコンピュータに入力する。
シャッター優先である第1の露出モードの設定の際
は、取付けビス40によって切換えピン110が押し下げら
れることがなく、モード切換えスイッチは閉成状態にあ
るので、取付けビス40を螺着していない場合でもモード
切換えスイッチは閉成状態である第1の露出モードを示
すオン信号を出力する。このため、本実施例ではダイヤ
ル本体20の窪部21の底面に、第1の露出モードの情報を
示す表示板30の第1の表示面32に表示している表示と同
じ表示を第2図に示すように設けている。
すなわち、シャッター秒時優先の第1の露出モードを
多く使用する場合には、表示板30をダイヤル本体20に装
着する必要がなく、ダイヤル本体20の窪部21の底部に表
示されている設定値を見てシャッター秒時の設定を行な
うことができる。
なお、本実施例は情報の設定をシャッター秒時と絞り
値とし、これらのモード切換えを選択する場合を例とし
ているが、シャッター秒時優先、絞り優先に限らず、カ
メラを制御する各種の制御モード、例えば撮影被写体別
にプログラム線図を持つプログラム設定モード等であっ
てもよい。
第8図は本実施例による情報入力装置の信号が入力さ
れ、各種装置を駆動制御するカメラの制御装置の一例を
示す図である。
第8図において201はマイクロコンピュータ、202はプ
ルアップ抵抗、203はモード切換えスイッチである。ス
イッチ203はダイヤルをシャッタ優先秒時側にした時に
はオン状態となり、絞り優先側にした時にはオフ状態と
なる開閉スイッチである。
スイッチ203の信号はマイクロコンピュータ201の入力
P1に接続され、スイッチ203がオン状態の時にはロウ信
号が、オフ状態の時にはハイ信号がマイクロコンピュー
タ201に入力され、マイクロコンピュータ201はこの入力
ポートP1を読み取ることにより、ダイヤルがシャッタ優
先となっているのか、絞り優先となっているのかを判別
することが可能となる。
80はカメラのダイヤルの回転に連動して回転する接片
72により回転を検出する位相検出基板で、ダイヤルの位
置に対応した4ビットの位置信号がマイクロコンピュー
タ201の入力ポートP3,P4,P5,P6に入力される。208,209,
210,211はそれぞれ検出用のプルアップ抵抗であり、P3,
P4,P5,P6の各入力ポートには接続されるブラシが位相検
出基板の導通部分に触れている時にはロウ信号が入力さ
れ、非導通部分に触れている時にはハイ信号が入力す
る。第11図は、シャッタ優先時、絞り優先時それぞれの
優先値を選択している場合のP3,P4,P5,P6の各入力ポー
トへの信号の入力状態を示すものであり、図の「0」は
ロウレベルの入力信号、「1」はハイレベルの入力信号
を意味している。
第11図において、P3,P4,P5,P6の全ての入力ポート
が、ロウ信号入力となっている場合は、シャッタ優先
時、絞り優先時とも不図示の電源の電圧をチェックし、
電圧に対応した警告音を発し、246は警告音を発するた
めの発音体であり、マイクロコンピュータ201の出力ポ
ートP18に接続され、マイクロコンピュータ201により駆
動される。
第11図において出力ポートP3,P4,P5,P6の入力状態が
「0,0,0,1」となっている場合には、シャッタ優先時、
絞り優先時ともセルフタイマの動作モードとなる。
同様に第11図において入力ポートP3,P4,P5,P6の入力
状態が「0,0,1,0」となっている場合にはシャッタ優先
時、絞り優先時ともレリーズ動作を禁止した状態とな
り、レリーズボタンを押し込んでもレリーズ動作が行わ
れないポジションとなっている。
また入力ポートP3,P4,P5,P6の入力状態が「0,0,1,1」
となっている場合にはシャッタ優先時、絞り優先時と
も、どちらもシャッタ優先、絞り優先の動作を行なわ
ず、シャッタ秒時と、絞り値が輝度の変化により、同時
に変化して適正露出を得る。プログラム自動露出モード
に切り換わる。この時の自動露出モードのシャッタ秒時
と、絞り値の関係の一例を第10図に示している。
その他の場合はそれぞれシャッタ優先時、絞り優先時
とも第11図に従がってそれぞれ優先設定値を求めること
になる。
例えばシャッタ優先を行なっている場合で、入力ポー
トP3,P4,P5,P6の入力状態が「0,1,0,0」となっている場
合には1/2000秒が優先秒時として設定される。同様に絞
り優先を行なっている場合で、入力ポートP3,P4,P5,P6
の入力状態が「1,0,1,1」となっている場合には、F2.8
が優先絞り値として設定されることになる。
212はレリーズボタンに連動したスイッチで、カメラ
のレリーズボタンを押し込むことにより、オン状態とな
る。スイッチ212はマイクロコンピュータ201の入力ポー
トP7に入力し、マイクロコンピュータ201がレリーズボ
タンの状態を読み取れるようになっている。
239は測光用のシリコンフォトダイオード、240はシリ
コンフォトダイオード239から出力される測光値をAD変
換するAD変換器で、バスライン241を介してマイクロコ
ンピュータ201に測光情報を伝える。
242,243は電源電池の電圧を分圧するための抵抗、244
は分圧された電圧をAD変換するためのAD変換器で、バス
ライン245を介して、マイクロコンピュータ201に電圧情
報を伝える。
214は撮影レンズの絞り223の開閉駆動を行なうための
モータ(M1)である。
215,216はPNPトランジスタ、217,218はNPNトランジス
タである。
PNPトランジスタ215,216のコレクタはそれぞれモータ
M1の両端に接続され、NPNトランジスタ217,218のコレク
タもそれぞれモータM1の両端に接続されている。またPN
Pトランジスタ215,216のエミッタはどちらも不図示の電
源の+側に接続され、NPNトランジスタ217,218のエミッ
タはどちらも不図示の電源の−側に接続されている。
PNPトランジスタ215,216のベースはそれぞれ抵抗219,
220を介してマイクロコンピュータ201の出力ポートP8,P
9に接続されている。
またNPNトランジスタ217,218のベースはそれぞれ抵抗
221,222を介してマイクロコンピュータ1の出力ポートP
10,P11に接続されている。
以上構成により、モータM1の正転・逆転はマイクロコ
ンピュータ201により任意に制御されることになる。
224は正転で不図示の撮影フィルムの給送を行ない、
逆転で主ミラーの昇降動作とシャッタバネのチャージを
行なうためのモータ(M2)である。
225,226はPNPトランジスタ、227,228はNPNトランジス
タである。
PNPトランジスタ225,226のコレクタはそれぞれモータ
M2の両端に接続され、NPNトランジスタ227,228のコレク
タもそれぞれモータM2の両端に接続されている。またPN
Pトランジスタ225,226のエミッタはどちらも不図示の電
源の+側に接続され、NPNトランジスタ227,228のエミッ
タはどちらも不図示の電源の−側に接続されている。PN
Pトランジスタ225,226のベースはそれぞれベース抵抗22
9,230を介してマイクロコンピュータ201の出力ポートP1
2,P13に接続されている。
またNPNトランジスタ227,228のベースはそれぞれ抵抗
231,232を介してマイクロコンピュータ201の出力ポート
P14,P15に接続されている。
この構成によりモータM2の正転・逆転はマイクロコン
ピュータ201により任意に制御される。
233は不図示のシャッタ先幕の走行の係止を解除する
ためのマグネット、234は不図示のシャッタ後幕の走行
の係止を解除するためのマグネットである。
マグネット233はNPNトランジスタ235のコレクタに接
続され、マグネット234はNPNトランジスタ236のコレク
タに接続されている。
NPNトランジスタ235,236のベースはそれぞれベース抵
抗237,238を介してマイクロコンピュータ201の出力ポー
トP16,P17に接続されている。
この構成により、シャッタの先幕、後幕の制御はマイ
クロコンピュータ201により任意に行なわれることにな
る。
次に以上のように構成された電気回路の動作を第9図
のマイクロコンピュータ201の動作フローチャートに従
って説明する。
カメラに電池が投入されると、マイクロコンピュータ
201はステツプ1から動作を開始する。
[ステップ1]入力ポートP3,P4,P5,P6の入力信号を読
み取り、レリーズ動作禁止状態、すなわち「0,0,1,0」
の状態かどうかを判別する。レリーズ禁止状態なら以下
のステップには進まずステップ1へ戻る。レリーズ禁止
状態でなければ、ステップ2に移行する。
[ステップ2]入力ポートP3,P4,P5,P6の入力信号を同
様に読み取り、電源電圧のチェックを行なうかどうか、
すなわち「0,0,0,0」の状態かどうかを判別する。
電源電圧のチェックを行なう場合は、ステップ19へ、
行なわない場合はステップ3に移行する。
[ステップ19]バスライン245を介してAD変換器244と通
信を行ない、電源電圧をチェックし、その結果により、
出力ポートP18を駆動する。電源電圧が充分にある時に
は8Hzなど早い周期で発音体を鳴らし、電圧が低い時に
は2Hzなどの遅い周期で発音体を鳴らす。
[ステップ3]レリーズボタンに連動したスイッチ212
の状態をポートP7から読み取る。ポートP7の入力信号が
ロウレベルなら、レリーズボタンが押し込まれている状
態なので、レリーズ動作を開始すべくステップ4へ移行
する。ポートP7の入力信号がハイレベルなら、ステップ
1へ戻り、レリーズボタンが押し込まれるまで上記ステ
ップ1からステップ3までの処理をくり返す。
[ステップ4]バスライン241を介してAD変換器240を通
信を行ない、測光情報を入力する。
[ステップ5]ダイヤルがシャッタ優先側になっている
か、絞り優先側になっているかを判別するスイッチ3の
状態をポートP1から読み取る。ポートP1の入力信号がロ
ウレベルなら、ダイヤルはシャッタ優先側になっている
ため、シャッタ優先の演算処理をすべくステップ6へ分
岐し、ポートP1の入力信号がハイレベルならダイヤルは
絞り優先側になっているため、ステップ8へ分岐する。
[ステップ6]入力ポートP3,P4,P5,P6の入力信号から
シャッタ優先値を第11図に従って求める。
[ステップ7]入力した測光情報とシャッタ優先値よ
り、適正露出となるための絞り値を演算により求める。
ただしプログラム自動露出モード時は第10図に示したプ
ログラム線図に従がってシャッタ秒時と、絞り値を求め
る。その後ステップ10へ分岐する。
[ステップ8]ダイヤルが絞り優先側になっている場合
にも、入力ポートP3,P4,P5,P6の入力信号から絞り優先
値を第11図に従がって求める。
[ステップ9]入力した測光情報と絞り優先値より、適
正露出となるためのシャッタ秒時を、演算により求め
る。ただしシャッタ優先時と同様に、プログラム自動露
出モードでは、第10図に示したプログラム線図に従がっ
てシャッタ秒時と、絞り値を求める。その後ステップ10
へ分岐する。
[ステップ10]セルフタイマ作動モードなら10秒時間が
経過するのを待つ。セルフタイマ作動モードでない場合
はステップ11へ即座に移行する。
[ステップ11]出力ポートP12からロウレベルの信号を
出力し、PNPトランジスタ225をオンする。また、出力ポ
ートP13からハイレベルの信号を出力し、PNPトランジス
タ226をオフする。また出力ポートP14からロウレベルの
信号を出力し、NPNトランジスタ227をオフする。また出
力ポートP15からハイレベルの信号を出力し、NPNトラン
ジスタ228をオンする。この結果モータM2には左から右
方向へ電流が流れ、モータM2を逆転させる。これにより
カメラの主ミラーをはね上げ、撮影準備状態にする。
[ステップ12]出力ポートP8からハイレベルの信号を出
力し、PNPトランジスタ215をオフする。また出力ポート
P9からロウレベルの信号を出力し、PNPトランジスタ216
をオンする。また出力ポートP10からハイレベルの信号
を出力し、PNPトランジスタ217をオンする。また出力ポ
ートP11からロウレベルの信号を出力し、NPNトランジス
タ218をオフする。
この結果モータM1には右から左方向へ電流が流れ、モ
ータM1は正転する。これにより、カメラの絞りは絞り込
まれる方向に駆動される。所定位置まで絞り込まれたと
ころで、出力ポートP8,P9,P10,P11の全てをハイレベル
にしてモータM1を停止させる。
[ステップ13]出力ポートP16からハイレベルの信号を1
0ミリ秒間出力する。この結果シャッタ先膜の走行の係
止が解除され、シャッタ先膜の走行が開始する。
[ステップ14]シャッタの開口時間の終了を待つ。この
時間はシャッタ優先の場合には優先設定値であり、絞り
優先の場合には設定絞り値に対して適正露出を得るため
の演算結果として得られたシャッタ秒時である。ただ
し、シャッタ優先時のバルブ撮影の場合はカメラ側のレ
リーズボタンが放されるまでステップ14にとどまり、レ
リーズボタンが放された後ステップ15に移行する。レリ
ーズボタンの操作は前述した様に入力ポートP1の入力信
号から判断可能である。
[ステップ15]出力ポートP17からハイレベルの信号を1
0ミリ秒間出力する。この結果シャッタ後幕の走行の係
止が解除され、シャッタ後幕の走行が開始する。
[ステップ16]出力ポートP12からロウレベルの信号を
出力し、PNPトランジスタ225をオンする。また出力ポー
トP13からハイレベルの信号を出力し、PNPトランジスタ
226をオフする。また出力ポートP14からロウレベルの信
号を出力し、NPNトランジスタ227をオフする。また出力
ポートP15からハイレベルの信号を出力し、NPNトランジ
スタ228をオンする。
この結果モータM2には左から右方向へ電流が流れ、モ
ータM2を逆転させる。
これによりカメラの主ミラーははね上げられている状
態から、今度は先幕と後幕の双方のシャッタバネのチャ
ージを同時に行ないながら、ダウンすることになる。
[ステップ17]出力ポートP8からロウレベルの信号を出
力し、PNPトランジスタ215をオンする。また出力ポート
P9からハイレベルの信号を出力し、PNPトランジスタ216
をオフする。また出力ポートP10からロウレベルの信号
を出力し、NPNトランジスタ217をオフする。また出力ポ
ートP11からハイレベルの信号を出力し、NPNトランジス
タ218をオンする。
この結果モータM1には左から右方向へ電流が流れ、モ
ータM1を逆転させる。
これにより、カメラの絞りは開放状態となる。
[ステップ18]出力ポートP12からハイレベルの信号を
出力し、PNPトランジスタ225をオフする。また出力ポー
トP13からロウレベルの信号を出力し、PNPトランジスタ
226をオンする。また出力ポートP14からハイレベルの信
号を出力し、NPNトランジスタ227をオンする。また出力
ポートP15からロウレベルの信号を出力し、NPNトランジ
スタ228をオフする。
この結果モータM2には右から左方向へ電流が流れ、モ
ータM2を正転させる。これにより、露光済みの撮影フィ
ルムの一駒分の給送を行ない、一連のレリーズ動作を終
了する。この後ステップ1へ戻り、上記した動作をくり
返すことになる。
実施例2 第12図乃至第18図は本発明によるカメラの情報入力装
置の実施例2を示す。
本実施例2は、実施例1のように取付けビス40を用い
ずに、実施例1の表示板30と同様の表示が行なわれてい
る表示板300をダイヤル本体20の窪部21に取り外し可能
に固定する点と、取付けビス40の不使用に伴い、モード
切換えスイッチのオン、オフの作動を変更した点が異な
るのみで、他の構成は実施例1と同様なため、変更した
点のみを説明し、他の構成の説明は省略する。
300は第14図(a)、(b)、(c)に示すように、
両面の中央部が平坦で、周端に向かうにしたがって厚み
が漸減する円盤形状の表示板で、実施例1のようにドー
ナツ形状には形成されておらず、第1の露出モードの表
示が周面に施された第1の表示面320側の中央部(以下
第1の受面と称す)340及び、第2の露出モードの表示
が周面に施された第2の表示面330側の中央部(以下第
2の受面)350は共に平坦面に形成され、窪部21の底部2
1aに当接する。
第1の受面340及び第2の受面350は磁性を有してい
て、またこれら受面340、350と当接する窪部21の底部21
aには不図示の磁石が埋設され、磁力によって表示板300
を窪部21に吸着保持するようにしている。
一方、取付けビス40を用いないことにより、モード切
換えのスイッチ機構は、切換えピン110をダイヤル本体2
0の貫通孔24を貫通させ、その貫通先端を表示板300に直
接当接可能とするように窪部21の底部21aよりも若干上
方位置まで突出させている。
上記の実施例1では、第1の露出モードの選択時、す
なわち第1の表示面320を上向きにした場合にモード切
換えスイッチは閉成状態を保持し、マイクロコンピュー
タ201にオンの信号を入力しているが、本実施例におい
ても同様の信号を入力するように、表示板300の第2の
受面350の中心部に切換えピン110の先端と当接しない凹
部360を凹設している。
したがって、第16図(a)に示す第1の露出モードの
選択時においては、第12図に示すように、表示板300の
第2の表示面330が下向きになり、その凹部360によって
突出している切換えピン110が押込まれることがないた
め、第1の露出モードを示すオンの信号がコンピュータ
に入力される。
また、第2の露出モードに切換える場合は、上記した
実施例と同様に第17図及び第18図に示す如く指により表
示板300を押込んで取り出し、反転して切欠き部310を位
置決め凸部22に合わせて再装着すれば、第16図(b)に
示すようになる。その際、表示板300は第15図に示す如
く第1の表示面320が下向きとなるので、この場合は第
1の受面340が切換えピン110の先端と干渉し、切換えピ
ン110が下方へ押込まれてモード切換えスイッチが開成
し、マイクロコンピュータへ第2の露出モードを示すオ
フの信号を入力する。
実施例3 第19図乃至第25図は本発明によるカメラの情報入力装
置の実施例3を示している。
上記した実施例1、2はいずれも第1の露出モードと
第2の露出モードのモード切換えを、表示板30、300の
反転操作に応じて作動する機械的なスイッチ機構を用い
て行なっているが、本実施例3は、光学的なスイッチ機
構を用いて非接触的に行なっている。なお本実施例は、
上記した実施例2における機械的なモード切換えスイッ
チ機構を除き、これに代わり光学的なスイッチ機構を付
加した点が主たる変更点で、他の構成は実施例2と同様
なため、変更した点のみを説明し、他の構成の説明は省
略する。
400は受光素子であるフォトインタラプター403と発光
ダイオード404とから成る投受光素子で、中空軸100の上
部に内装されていて、第26図に示す制御装置にて駆動さ
れる発光ダイオード404からのLED光を、ダイヤル本体20
の貫通孔24を通して表示板300に投光し、その反射光を
フォトインタラプター403にて受光するようになってお
り、フォトインタラプター403からの信号が該制御装置
のマイクロコンピュータに伝えられる。この場合、表示
板300の第1の受面340と第2の受面350とが夫々投受光
素子400とダイヤル本体20の貫通孔24を通して対向する
ことになるが、第1の受面340と第2の受面350との反射
率が同じであると、どちらのモードを選択してもフォト
インタラプター403からの信号は同じ信号となり、モー
ド切換えの判別が行なえなくなる。
そこで、本実施例では表示板300の第1の受面340と第
2の受面350との光学的反射率を変えており、第21図
(a)、(b)、(c)に示す如く、第1の表示面320
の第1の受面340を高反射率の面とし、第2の表示面330
の第2の受面350を黒色の低反射性塗料等にて低反射率
の面としている。
したがって、表示板300の第1の表示面320を上向きに
する第23図(a)に示す第1の露出モードを選択した場
合、第19図に示す如く低反射率の第2の受面350が投受
光素子400と対向することになり、発光ダイオード404か
らのLED光はこの第2の受面350にて僅かに反射するか或
は殆ど反射しないので、フォトインタラプター403はLED
光を殆ど検出せず、第1の露出モードを示す非検出の信
号をマイクロコンピュータに入力する。勿論、表示板30
0をダイヤル本体20から取り去った状態では、フォトイ
ンタラプター403はLED光を受光しないので、上記した実
施例1、2の場合と同様に、表示板を取り去った状態で
の使用を第1の露出モードとしている。
また、第2の露出モードに変える場合は、第24図及び
第25図に示すように指で表示板300を押すことによって
取り出し、反転して再度ダイヤル本体20に装着すること
により、第23図(b)に示す如く第2の表示面330が上
を向いた状態で磁力にてダイヤル本体20に吸着保持され
る。この場合、表示板300の第1の表示面320は第23図に
示す如く下向きなので、高反射率の面である第1の受面
340が投受光素子400と対向する。したがって、発光ダイ
オード404からのLED光はこの第1の受面340で反射し、
フォトインタラプター403はLED光を受光することとな
り、第2の露出モードの信号をマイクロコンピュータに
入力する。
第26図は投受光素子400等を含むカメラの制御装置
で、実施例1において説明した第8図の制御装置にける
モード切換えスイッチとこの投受光素子400を代えた
点、及び信号を反転させるためのインバータ247を追加
した点を除けば同様の構成を有している。
フォトインタラプター403はLED光を受光するとオン状
態となり、フォトインタラプター403の信号が入力され
ているマイクロコンピュータ201の入力ポートP1にはイ
ンバータ247にて反転されたハイレベルの信号が印加さ
れ、またフォトインタラプター403はLED光を受光しない
とオフ状態となり、マイクロコンピュータ201の入力ポ
ートP1にはプルアップ抵抗202によりプルアップされた
ハイレベルの信号が同様にインバータ247にてロウレベ
ルの信号に反転されて印加され、上記した実施例1の場
合と同様に、入力ポートP1がローレベルならシャッター
秒時優先モードとし、入力ポートP1がローレベルなら絞
り優先モードとしている。
したがって、シャッター秒時優先である第1の露出モ
ードを選択すべく表示板300をその第1の表示面320を上
向きにしてダイヤル本体20に装着すると、表示板300の
低反射率面である第2の受面350が下向きとなり、フォ
トインタラプター403はLED光を受光しないので、フォト
インタラプタ203はオフ状態になり、マイクロコンピュ
ータ201の入力ポートP1には、プルアップ抵抗202により
プルアップされたハイレベルの信号がインバータ247に
てロウレベルの信号に反転されて印加される。
また、絞り優先モードである第2の露出モードを選択
すべく表示板300をその第2の表示面330を上向きにして
ダイヤル本体20に装着すると、表示板300の高反射率面
である第1の受面340が下向きとなり、フォトインタラ
プター403はLED光を受光するので、フォトインタラプタ
ー403はオン状態となり、マイクロコンピュータ201の入
力ポートP1には、ロウレベルの信号がインバータ247に
てハイレベルの信号に反転されて印加される。
第26図に示す制御装置の動作は、実施例1において説
明した第9図の動作を示すフローチャートと同様の動作
を行ない、第9図のステップ5で、実施例1ではポート
P1でモード切換えスイッチ403の信号を読み取っていた
が、本実施例ではフォトインタラプター403の信号を読
み取るだけの点が相違するだけである。
なお本実施例では、表示板300の第1の受面340と第2
の受面350の光の反射率に差を設け、2階調の情報をマ
イクロコンピュータ201に入力するようにしているが、
投受光素子400をコントラストが検出可能なものとする
ことにより、2つのモードの検出だけでなく、複数(3
階調以上)の反射率の違いにより、複数のモード(3モ
ード以上)の検出ができるようにすることも可能であ
る。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、例えば円
盤形状の撮影情報部材を保持部材に装着するだけで、保
持部材上に表示されているモードの選択が自動的に行な
える。そして選択したモードの情報は全て表示され、撮
影者は一目で全ての情報を確認することができ、他のモ
ードの表示は、撮影情報部材を反転することによって同
様に一目で全ての情報を確認することができる。
また、撮影情報部材の片面には単一モードのダイヤル
と同様に1つのモードにおける情報を表示することがで
きるので、表示スペースが十分に確保でき、すっきりと
したデザインが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明によるカメラの情報入力装置
の実施例1を示し、第1図は第1の露出モードの設定状
態を示す断面図、第2図は分解斜視図、第3図(a)、
(b)、(c)は表示板の一方の面の平面図、他方の面
の平面図、断面図、第4図は第2の露出モードの設定状
態を示す断面図、第5図(a)、(b)は第1の露出モ
ード及び第2の露出モードの設定状態を示す外観上面
図、第6図及び第7図は表示板の取り出し操作を説明す
るための図、第8図はカメラの制御ブロック図、第9図
はその動作を説明するフローチャート、第10図は露出制
御線図、第11図は入力信号と設定値との対応を示す図で
ある。 第12図乃至第18図は本発明によるカメラの情報入力装置
の実施例2を示し、第12図は第1の露出モードの設定状
態を示す断面図、第13図は分解斜視図、第14図(a)、
(b)、(c)は表示板の一方の面の平面図、他方の面
の平面図、断面図、第15図は第2の露出モードの設定状
態を示す断面図、第16図(a)、(b)は第1の露出モ
ード及び第2の露出モードの設定状態を示す外観上面
図、第17図及び第18図は表示板の取り出し操作を説明す
るための図である。第19図乃至第26図は本発明によるカ
メラの情報入力装置の実施例3を示し、第19図は第1の
露出モードの設定状態を示す断面図、第20図は分解斜視
図、第21図(a)、(b)、(c)は表示板の一方の面
の平面図、他方の面の平面図、断面図、第22図は第2の
露出モードの設定状態を示す断面図、第23図(a)、
(b)は第1の露出モード及び第2の露出モードの設定
状態を示す外観上面図、第24図及び第25図は表示板の取
り出し操作を説明するための図、第26図はカメラの制御
ブロック図である。第27図(a)、(b)は自動復帰機
構を示す図でる。 10:カメラ外装カバー 20:ダイヤル本体、30、300:表示板 40:取付けビス、50:クリック板 60:クリックバネ、70:切片座 80:位相検出基板、90:ダイヤル地板 100:中空軸、110:切換えピン 120:スイッチ可動片、400:投受光素子。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の撮影モードに関する情報を一方の面
    に記すと共に、該一方の面と反対の面に第2の撮影モー
    ドに関する情報を記した撮影情報部材と、該撮影情報部
    材をそのいずれの面を上向きにしても保持可能とし、該
    撮影情報部材の情報をカメラの制御手段に入力する保持
    部材と、該撮影情報部材が該保持部材に装着された状態
    でその一方の面又は他方の面を検知して第1の撮影モー
    ド又は第2の撮影モードを判別するモード判別手段とか
    ら構成したことを特徴とするカメラの情報入力装置。
  2. 【請求項2】モード判別手段は、機械的なスイッチ機構
    で構成したことを特徴とする請求項1に記載のカメラの
    情報入力装置。
  3. 【請求項3】モード判別手段は、撮影情報部材を保持部
    材に固定する固定部材との相対位置が、該撮影情報部材
    の第1の撮影モード表示状態と第2の撮影モード表示状
    態とで差を有することによってオン、オフすることを特
    徴とする請求項2に記載のカメラの情報入力装置。
  4. 【請求項4】モード判別手段は、そのスイッチ作動部材
    が、撮影情報部材の第1の撮影モード表示状態と第2の
    撮影モード表示状態とで干渉するか否かによってオン、
    オフすることを特徴とする請求項2に記載のカメラの情
    報入力装置。
  5. 【請求項5】モード判別手段は、撮影情報部材を反射面
    とし、該撮影部材へ投光する投光部材と、該撮影部材か
    らの反射光を受光する受光部材とから構成したことを特
    徴とする請求項1に記載のカメラの情報入力装置。
  6. 【請求項6】撮影情報部材は、モード判別手段に対向す
    る第1の撮影モードの表示側の面と第2の撮影モード表
    示側の面とで光の反射率が異なることを特徴とする請求
    項5に記載のカメラの情報入力装置。
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