JP3462800B2 - カメラの照明付き操作部材 - Google Patents

カメラの照明付き操作部材

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JP3462800B2
JP3462800B2 JP17596899A JP17596899A JP3462800B2 JP 3462800 B2 JP3462800 B2 JP 3462800B2 JP 17596899 A JP17596899 A JP 17596899A JP 17596899 A JP17596899 A JP 17596899A JP 3462800 B2 JP3462800 B2 JP 3462800B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、カメラの操作部材、特に
露出モードなどを設定するモードダイヤルに適した照明
付きの操作部材に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】カメラのシャッタダイヤ
ルや、複数のプログラム露出モードなどのモードの中か
ら一つのモードを選択するモードダイヤルにおいて、選
択されたシャッタ速度、モードを示す位置に照明部材が
設けられたものがある。つまり、照明部材が点灯する位
置に、選択したいシャッタ速度やモードを示す数字、絵
などの絵文字を合わせる回転操作部材が知られている。
しかし、従来の照明部材は1箇所にしか設けられておら
ず、複数の位置の絵文字を照明することはできなかっ
た。
【0003】
【発明の目的】本発明は、上記従来のカメラの操作部材
の問題に鑑みてなされたもので、異なる位置にある絵文
字などを、複数位置において照明できるカメラの照明付
き操作部材を提供することを目的とする。
【0004】
【発明の概要】この目的を達成する本発明は、カメラに
固定された、複数の絵文字が表示された表示部材と、前
記表示部材に対して移動自在に形成され、停止位置で前
記複数の絵文字の一つを指し示す指標を備えた可動部材
と、前記可動部材の指標によって指し示された絵文字を
照明する照明手段と、前記指標が絵文字を指し示す位置
で前記可動部材を停止させる停止機構とを備え、前記表
示部材は円板状であって、前記絵文字は、該表示部材に
所定間隔で略同一円周に沿って配置された、透光性を有
する絵文字および透光性を有しない絵文字とを含み、前
記照明手段は、前記表示部材の背後に配置された円形の
照明保持盤、および該照明保持盤に装着された、前記透
光部の絵文字を照明する発光手段を含み、前記可動部材
は、前記円形の照明保持盤および表示板を収容する有底
の円筒部を有し、前記停止機構によって停止した位置で
前記絵文字の一つを指し示す指標を円筒部の端面に備
え、前記照明保持盤は、背面中央に、前記回転部材の底
部中央に形成された軸穴を貫通してカメラボディ内の固
定部材に固定され、前記ベゼルを回動自在に支持する軸
部を備え、前記表示部材は、背面中央に、前記照明保持
盤の軸に形成された軸穴に挿入されて照明保持盤に対し
て固定される軸部を備え、前記停止機構は、前記ベゼル
の底部表面に、同心円上に所定間隔で形成されたクリッ
ク穴と、前記照明保持盤の軸部に一端部が固定され、前
記表示部材の透光性を有しない絵文字と対向する位置に
形成されたクリックばね収容穴に自由端部が位置するク
リックばねと、該クリックばねの自由端部に形成された
クリックボール支持穴に保持されて前記ベゼルの底部に
押圧され、前記クリック穴に嵌合したときに前記回転部
材を停止させるクリックボールとを備えていること、に
特徴を有する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明を説明
する。図1は、本発明を適用したAF(自動焦点)一眼
レフカメラのカメラボディの実施の形態の外観を示す斜
視図である。カメラボディ101の上飾り板103上に
は、カメラボディ101に向かって左側にレリーズボタ
ン105が設けられ、その後方にメインスイッチボタン
107、撮影枚数、シャッタ速度、絞り値などの撮影情
報を表示する外部LCD109が設けられ、ほぼ中央の
ペンタ部には内蔵フラッシュの発光部111が設けら
れ、その後方にアクセサリーシュー113が設けられて
いる。発光部111は、詳細は図示しないが、反射傘、
クセノン管およびフレネルレンズを備えた発光部筐体が
ペンタプリズム上部にポップアップ機構によって支持さ
れていて、このポップアップ機構により、図1の収納位
置と、ペンタプリズム上方であって、発光部面が被写体
方向を向くポップアップ位置(発光位置)とに移動可能
である。なお、ポップアップ機構は、発光部111を常
時ポップアップ方向に移動付勢するばね部材と、発光部
111が収納位置に移動したときにばね部材の付勢力に
抗して発光部111を収納位置に係止する係止機構を備
えている。
【0006】さらに上飾り板103の右側には、複数の
露出モードの中から一つのプログラムモードを選択操作
する操作手段としてモードダイヤル121が設けられて
いる。カメラボディ101の正面には、撮影レンズを装
着するボディマウント115、装着された撮影レンズ6
1のCPU63との間で通信を実行してレンズ情報、例
えば開放絞り値、焦点距離などの情報を入力するボディ
接点群117が設けられている。
【0007】モードダイヤル121は、上飾り板103
に対して固定された、複数の絵文字が表示された円形の
モード盤(表示板)123と、そのモード盤123の外
周に回転自在に装着されたベゼル125を備えている。
このベゼル125には指標127が設けられていて、こ
の指標127は、モード盤123の表面に設けられた絵
文字群123a、123bの一つを指し示す位置で停止
するように形成されていて、指標127が指し示す絵文
字に対応するモードが選択される。一方の絵文字群12
3aは半透明に形成されていて、指標127で指し示さ
れた絵文字を、モード盤123の背面(ボディ内側)か
ら発光素子によって照明し、明るく光らせることに特徴
を有する。他方の絵文字群123bは照明を有していな
い。
【0008】このカメラボディ101の制御系の構成に
ついて、図2および図3に示したブロック図を参照して
より詳細に説明する。カメラボディ101は、カメラの
動作を統括的に制御するCPU11を備えている。CP
U11は、カメラの機能に関するプログラム等が書き込
まれたROMおよび各種パラメータ、レンズ情報などを
一時的に記憶するRAMを内蔵している。さらにCPU
11には、撮影枚数や、各種書き換え可能なパラメー
タ、モードを書き込むEEPROM39が接続されている。C
PU11には、カメラボディ101のバッテリ室(図示
せず)に装填されたバッテリ13の電圧が電圧レギュレ
ータ15を介して定電圧として供給される。CPU11
は、電圧レギュレータ15から供給された定電圧によっ
て発振子17を作動させ、発振子17から出力されるク
ロックパルスに同期して動作する。
【0009】CPU11には、スイッチ手段として、メ
インスイッチSWM、測光スイッチSWS、レリーズス
イッチSWR、強制ポップアップスイッチSWPu、ポ
ップアップ検知スイッチSWPud、ベゼル125に連
動するモードダイヤルスイッチSWModが接続されて
いる。
【0010】メインスイッチSWMはスイッチボタン1
07に連動するスイッチであって、スイッチボタン10
7がオン操作されてメインスイッチSWMがオンすると
CPU11が起動する。そしてCPU11は、周辺部材
に電力供給するとともに、操作されたスイッチに応じた
処理を開始する。
【0011】測光スイッチSWSおよびレリーズスイッ
チSWRはそれぞれレリーズボタン105に連動し、レ
リーズボタン105の半押し、全押しでそれぞれオンす
るスイッチである。測光スイッチSWSがオンするとC
PU11は、測光用IC41から測光信号を入力して被
写体輝度を求め、選択された露出モードで最適なシャッ
タ速度および絞り値を算出するAE演算を実行し、さら
に位相差方式のAF用CCD33から被写体像のビデオ
信号を入力してデフォーカス量を演算し、モータドライ
バIC27を介してAFモータ29を駆動して、撮影レ
ンズ61の焦点調節レンズ群Lを合焦位置まで移動させ
るAF処理を実行する。AFモータ29の回転は、ジョ
イント30を介して撮影レンズ61のジョイント66に
伝達され、このジョイント66を介して焦点調節機構6
7を駆動して焦点調節レンズ群Lを合焦位置に移動させ
る。焦点調節レンズ群Lの移動量は、AFモータ29の
回転に連動してAFパルスを出力するAF用フォトイン
タラプタ31のパルス数として求め、AF用フォトイン
タラプタ31が出力AFパルス数によってAFモータ2
9の駆動量を制御する。なお、測光用IC41はいわゆ
る分割測光センサを備えていて、撮影範囲を複数のエリ
アに分割して各測光エリア毎に分割測光ができる。
【0012】レリーズスイッチSWRがオンするとCP
U11は、ミラーをアップさせるとともに、AE演算で
設定した絞り値に基づいて絞り制御回路37を作動させ
て撮影レンズ61の絞りを絞り込み、シャッタ速度に基
づいてシャッタ回路35を作動させて露出する。露出が
終了すると、モータドライバIC19を介してメカチャ
ージモーター21を作動させて、ミラーをダウンさせ、
シャッタ機構の先幕、後幕走行ばねをチャージさせる。
さらにCPU11は、モータドライバIC23を介して
フィルムモータ25を作動させてフィルムを1コマ分巻
き上げる。
【0013】強制ポップアップスイッチSWPuは、カ
メラボディ101の発光部111近傍に設けられた強制
ポップアップボタン(図示せず)に連動するスイッチで
ある。強制ポップアップスイッチSWPuがオンすると
CPU11は、スイッチングトランジスタTr1をオンし
てポップアップマグネットPuMgに通電し、発光部1
11を係止している係止機構の係止を解除させる。する
と発光部111は、不図示のばね部材の付勢力によって
発光位置までポップアップする。CPU11は、発光部
111が発光位置までポップアップしたときにオンする
ポップアップ検知スイッチSWPudを介して、発光部
111が発光位置までポップアップしたことを検知す
る。ポップアップ検知スイッチSWPudは、発光部1
11がポップアップ位置から収納位置方向に移動してい
るときはオフする。
【0014】また、本発明の実施の形態は、CPU11
が測光用IC41から得た被写体輝度データ、フィルム
ISO感度データ等に基づいて被写体が低輝度であると判
断したときは、ポップアップマグネットPuMgに通電
して発光部111をポップアップさせて、フラッシュを
自動発光させることができる。なお、アクセサリーシュ
ー113に外部フラッシュ71が装着されているとき
は、発光部111をポップアップさせると発光部111
が外部フラッシュ71に衝突する可能性があるので発光
部111はポップアップさせずに、外部フラッシュ71
を内蔵フラッシュ同様に発光制御する。
【0015】モードダイヤルスイッチSWModは、ベ
ゼル125の回転停止位置に応じてオン/オフする、4
ビットのコードスイッチであって、CPU11は、その
オン/オフの組合せでベゼル125の停止位置、つまり
選択されたモードを検知する。
【0016】CPU11には、撮影情報など、撮影に必
要な情報を表示する表示手段として、外部LCD109
およびファインダ内LCD45が接続されている。CP
U11は、メインスイッチボタン107と連動するメイ
ンスイッチSWMがオフした状態では、ファインダ内L
CD45には何も表示せず、外部LCD109には撮影
前に必要な情報を表示する。撮影前に必要な情報とは、
例えば、フィルムが装填されているか否か、装填されて
いなときはその旨、装填されているときは正常に巻き上
げられているか否か、ローディング中はローディング状
態、正常に巻き上げているときは撮影枚数、撮影終了し
て巻き戻しているときはその巻き戻し状態、巻き戻しが
完了したときは巻き戻し完了状態があり、それぞれの状
態に応じた表示をする。メインスイッチSWMがオンし
た状態では、外部LCD109には撮影枚数の他、選択
されたシャッタ速度、モードなどを表示し、ファインダ
内LCD45には、測光スイッチSWSが半押しされた
とき、またはモードダイヤル121が操作され、AE演
算処理が実行されるまで何も表示しない。AE演算処理
後は、外部LCD109およびファインダ内LCD45
に演算された最適シャッタ速度、絞り値など撮影に有用
な情報を表示する。
【0017】ファインダ内LCD45は、そのLCDが
表示した情報を照明する照明手段として緑色LED47
aおよび赤色LED47bを備えている。CPU11
は、通常の撮影状態では緑色LED47aを発光させる
が、撮影者に警告した方がよいとき、例えばシャッタ速
度が手ブレ限界速度よりも遅いときなど、所定の警告時
には赤色LED47bの方を発光させて赤色表示し、照
明色の変化によって撮影者に注意を促す。
【0018】さらにCPU11には、モードダイヤル1
21の絵文字を光らせる照明手段としてのピクチャーモ
ード表示LED51(ピクチャーモード表示LED51
a〜51h)を独立して駆動するトランジスタTrが接続
されている。本発明の実施の形態では、メインスイッチ
SWMがオンしたときや、ベゼル125によっていずれ
かのプログラムモードが選択されたときなどに、それぞ
れ対応する形態でトランジスタTrをオンして各ピクチ
ャーモード表示LED51a〜51hを点灯して選択さ
れたモードを表示する。
【0019】カメラボディ101にレンズCPU63を
備えた撮影レンズ61が装着されているときは、CPU
11はレンズCPU63との間でレンズデータ通信を実
行し、焦点距離、撮影レンズ61がズームレンズの場合
は現在の焦点距離、撮影距離(焦点調節レンズ群Lの位
置)、開放絞り値などのレンズデータを入力する。レン
ズCPU63は、焦点距離コード板64を介して焦点距
離を検知し、距離コード板65を介して撮影距離(焦点
調節レンズ群Lの位置)を検知し、カメラボディ101
のCPU11に通信する。
【0020】『モードダイヤル121の構成』モードダ
イヤル121の構成について、図4、図5、図6および
図7を参照してより詳細に説明する。図4の(A)、
(B)、(C)は、モードダイヤル121を構成する主
要部品の正面(平面)図、図5はモードダイヤル121
の分解斜視図、図6はカメラボディ101に搭載された
モードダイヤル121をほぼ中央で横方向に縦断してカ
メラボディ後方から見た断面図、図7はカメラボディ1
01に搭載されたモードダイヤル121をほぼ中央で前
後方向に縦断してカメラボディ横方向から見た断面図で
ある。
【0021】二つの絵文字群123a(124a〜12
4h)、123b(124i〜124m)が形成された
モード盤123と、モード盤123の周囲を回転可能
に、上飾り板103に対して回転自在に装着されたベゼ
ル125とを備えたモードダイヤル121であって、モ
ード盤123は、ベゼル125の底部126とモード盤
123の間に配置されて上飾り板103に固定されたL
ED盤135の表面に固定され、LED盤135には、
一方の絵文字群123aの各絵文字と対向する位置に各
絵文字を照明するLED51が配置され、他の絵文字群
123bと対向する位置には、ベゼル125の底部12
6に臨むクリックばね収容穴135jが形成され、この
クリックばね収容穴135jに、クリックばね131を
収納してクリックばね131の一端部がLED盤135
に固定され、ベゼル125の底部126に同一円周上所
定間隔でクリック穴125aが形成され、この底部12
6とクリックばね131のクリックボール穴131aと
の間にクリックボール133が装着され、クリックボー
ル133がクリック穴125aに嵌合したときにベゼル
125が停止するようにした。つまり、123b(12
4i〜124m)の下に、クリックストップ機構が設け
られている。
【0022】モード盤123の表面には、光る絵文字群
123aとして(アイコン)124a〜124hが形成
され、光らない絵文字群123bとして絵文字124i
〜124mが形成されている。このモード盤123は、
半透明、例えば乳白色の合成樹脂盤で形成し、表面に黒
塗装を施し、レーザ加工によって黒塗装をとばして光が
通る絵文字(アイコン)124a〜124hをほぼ同心
円上に沿って所定間隔で形成してある。さらに絵文字1
24a〜124hの下部に、黒塗装の上に印刷によって
光を透過しない絵文字124i〜124mをほぼ同心円
上に沿って所定間隔で形成してある。本実施例では、8
個のプログラム露出モードを透光性の絵文字124a〜
124hで表示し、5個のシャッタ優先モード、絞り優
先モード、マニュアル露出モード、ISO感度設定モード
および合焦音有り/無し設定モードを遮光性の絵文字1
24i〜124mで表示するように形成されている。両
端の絵文字124a、124hが発光禁止オートピクチ
ャーモード(発光禁止自動選択撮影モード)、オートピ
クチャーモード(自動選択撮影モード)を、その間の絵
文字124b〜124gがそれぞれ、夜景モード、動体
モード、近接モード、風景モード、人物モードおよび標
準モードを表示している。また、絵文字124hは、オ
ートピクチャーモードを識別するAUTO/PICTの白抜き文
字124h1が透光性部分で形成され、これを囲む枠1
24h2が印刷によって形成されている。なお、オート
ピクチャーモードとは、CPU11がレンズCPU63
から入力したレンズデータに基づき所定の演算を行い自
動的にピクチャーモード(プログラム露出モード)を設
定するモードである。
【0023】一方、ベゼル125は、その指標127が
各絵文字124a〜124mを指し示す位置で停止でき
るクリックストップ機構が設けられている。そしてこの
ベゼル125が指し示す絵文字124a〜124mに対
応するモードが選択されるように、ベゼル125に連動
するモードダイヤルスイッチSWModが設けられてい
る。
【0024】ここで、オートピクチャーモードとは、動
体モード、近接モード、風景モード、人物モードおよび
標準モードの中から所定条件に適合したプログラム露出
モードを選択するモードであり、このオートピクチャー
モードによって選択されたプログラム露出モードでは、
被写体低輝度時などの場合には内蔵フラッシュ53を自
動発光させる。発光禁止オートピクチャーモードとは、
プログラム露出モードの選択に関してはオートピクチャ
ーモードと同一であるが、選択したプログラム露出モー
ドにおいて内蔵フラッシュのオートポップアップ、自動
発光を禁止する点が相違する。
【0025】モード盤123は、絵文字124a〜12
4hを照明する発光素子としてのLED51a〜51h
を保持するLED盤135の表面に固定される(図6、
7)参照)。LED盤135には、各絵文字124a〜
124hに対向する位置にピット135a〜135hが
形成されていて、各ピット135a〜135h内に、フ
レキシブルプリント基板137上に直付けされたLED
51a〜51hが配置されている。フレキシブルプリン
ト基板137はLED盤135の背面に固定され、リー
ド部がカメラボディ101内に引き回され、制御回路
(CPU11)に接続されている。なお、LED盤13
5の背面にはLED盤135の軸穴135iを共通軸穴
とする軸部136が一体に形成されている。
【0026】さらにLED盤135には、軸穴135i
から、ピット135a〜135hを有さない領域に広が
る扇形のクリックばね収容穴135jが形成されてい
る。このクリックばね収容穴135jに、ベゼル125
のクリックストップ機構を構成する、クリックばね(板
ばね)131が収納され、クリックばね131の一端部
が軸部136の上端面にねじ161によって固定されて
いる(図7参照)。クリックばね131の一端部には一
対の位置決め穴131bが形成され、クリックばね収容
穴135j内に位置する軸部136の端面にはこれらの
位置決め穴131bが嵌合する一対の位置決めピン13
6aが突設されている。位置決め穴131bを位置決め
ピン136aに嵌合させることで、クリックばね131
の位置決めおよび固定を容易にしている。このように本
実施例では、LED盤135のピット135a〜135
hを有さない領域にクリックばね131の装着を可能に
したので、モード表示LED51とクリックばね131
を略同一平面に位置させることが可能になり、省スペー
スを図ることが可能になった。
【0027】ベゼル125は、中心に軸穴126aを有
する底部126を備えた有底の円筒状に形成されてい
る。そして底部126の上面に、複数のクリック穴12
5aが同一円周上に所定間隔で形成されている。このク
リック穴125aと、クリックばね131に形成された
クリックボール穴131aとの間に、クリックボール1
33が装着される(図7参照)。
【0028】底部126の下面には、ベゼル125の外
径よりも細い細軸部126bが突出形成されている。こ
の細軸部126bとベゼル125の底面周縁部とで形成
される段部が、上飾り板103に形成された装着穴10
3aに回動自在に嵌合される(図6、7参照)。装着穴
103aからボディ内に臨む細軸部126bの下端面に
は、抜け止め用のベゼル親板141およびブラシ143
が、カメラボディ101内方から細軸部126bの下端
面にねじ込まれるねじ165によって固定される。ベゼ
ル125は、ベゼル親板141によって上飾り板103
から抜け止めされた状態で、装着穴103aの中心を軸
心として自在に回転する。
【0029】ベゼル125の下方には、上面にコード板
147が固定されたコード板台149が固定される。コ
ード板台149の上面にはコード部148が固定されて
いて、このコード部148を、ベゼル125に固定され
たブラシ143の接触片143a、143bが弾性的に
接触し、ベゼル125が回転すると摺接する。
【0030】そしてベゼル125内に、カメラボディ1
01外側から、環状の絶縁スペーサ139を介してLE
D盤135が装着される(図6、7参照)。したがっ
て、いずれかのクリック穴125aにクリックボール1
33を乗せた状態で、クリックばね131のクリックボ
ール穴131aからクリックボール133を見ながら位
置合わせし、クリックばね131を固定したLED盤1
35の軸部136を軸穴126aに挿入できるので、ク
リックばね131およびクリックボール133の装着作
業が容易になった。しかも、クリックばね131の付勢
力は、ベゼル125とLED盤135とを離反させる方
向、つまり、ベゼル125を上飾り板103に押えつけ
る方向に働くので、ベゼル125と上飾り板103との
隙間が開き難く、ガタも防止される。
【0031】LED盤135は、上飾り板103に対す
る位置決めがされた後、軸部136の端面136aにボ
ディの内方からコード板台149の穴149aを貫通し
てねじ込まれたねじ163によって、コード板台149
に固定される(図6参照)。
【0032】モード盤123には、背面中央に軸部12
3cが一定に形成されている。モード盤123は、カメ
ラボディ101の外方から、この軸部123cをLED
盤135の軸穴135iを貫通させてLED盤135上
に、絵文字124a〜124hとピクチャーモード表示
LED51a〜51hとが位置決めされた状態で乗せら
れる。そして、LED盤135の軸筒136端面を貫通
してモード盤123の軸部123cにねじ167がねじ
込まれ、このねじ167によってモード盤123がLE
D盤135に対して固定される。
【0033】以上の構成により、ベゼル135は、カメ
ラボディ101の構造部材である上飾り板103に対し
てコード板台149を介して固定されたモード盤123
およびLED盤135の周囲を回転する。ここで、コー
ド板台149の上面にはコード板147が固定されてい
る。このコード板147は、同心円状のコード部148
を備えていて、このコード部148上を、ブラシ143
の接触片143a、143bが摺接する。接触片143
a、143bは中心角で約90度離反されている。コー
ド部148は、3種類の異なる半径の導通部分を有し、
これらが円周方向に所定間隔、所定の中心角範囲で分割
されている。接触片143a、143bは、それぞれ異
なる半径上に位置する3個の接触片を備えている。コー
ド部148の一つは共通グランドであって、この共通グ
ランドと他の4個のコード部とを接触片143a、14
3bによって導通させることで、4ビットの信号を形成
している。つまり、コード部148の複数の導通部を接
触片143a、143bによって導通させてコード部1
48の各コードに電位差を発生させ、コード部148の
電位差の組合せで接触片143a、143bの位置、つ
まりLED盤135の停止位置を検知できるように形成
してある。本実施例では、ブラシ143とコード部14
8とで4ビットのモードダイヤルスイッチSWModを
構成している。なお、クリックばね131、クリックボ
ール133およびクリック穴125aからなるクリック
ストップ機構は、指標127が絵文字124a〜124
mのいずれかを指し示す位置にクリックストップするよ
うに形成され、かつそれぞれのクリックストップ位置に
おいてコード部148が異なる組合せの4ビット信号を
生成するように形成されている。CPU11は、この4
ビット信号を検知して、対応するピクチャーモード表示
LED51a〜51hを点灯させる。このコード部14
8およびブラシ143が、モードダイヤルスイッチSW
Modを構成している。
【0034】以上は、露出モードを選択することを主要
機能とするモードダイヤル121の一例であるが、本発
明は、シャッタ速度をマニュアル設定するいわゆるシャ
ッタダイヤルに適用することができる。その表示の一実
施例を図8に示した。この実施例ではモード表示盤12
3′上に、シャッタ速度の逆数のシャッタ速度群124
sを透光性部として形成し、シャッタ速度オート、フラ
ッシュ(X接点)同調速度Xおよびバルブの文字群12
4tを印刷によって形成してある。ベゼル125′の指
標127′をシャッタ速度群124sの数字に合わせる
と、指標127′で指し示された数字のバックライト
(LED)が点灯して数字が明るく光り、または浮き上
がって見えるように構成されている。指標127′を文
字群124tのシャッタ速度オートに合わせると、シャ
ッタ速度群124sの数字のバックライトのうちCPU
11によりAE演算結果に基づいて設定されシャッタ速
度に対応するものが点灯して設定されたシャッタ速度を
視認することができる。この実施例では、文字群124
tの背後に、クリックストップ機構としてクリックばね
131およびクリックボール133が配置される。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り本発明は、
ベゼルの底部のいずれかのクリック穴にクリックボール
を乗せた状態で、クリックばねのクリックボール穴から
クリックボールを見ながら位置合わせし、クリックばね
を固定した照明保持盤の軸部をベゼルの底部に形成され
た軸穴に挿入できるので、クリックばねおよびクリック
ボールの装着作業が容易になりる。しかも、クリックば
ねの付勢力は、ベゼルと照明保持盤とを離反させる方向
に働くので、ベゼルはカメラボディの固定部材側に押圧
されてカメラボディとの隙間が開き難く、ガタも防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した一眼レフカメラのカメラボ
ディの一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】 同一眼レフカメラの制御系の回路構成の一実
施例をブロックで示す図である。
【図3】 同一眼レフカメラに撮影レンズを装着した状
態の主要構成部材をブロックで模式的に示す図である。
【図4】 同カメラボディに搭載されたモードダイヤル
の一実施例の主要構成部品を分解して(A)、(B)、
(C)に示す正面(平面)図である。
【図5】 同モードダイヤルの分解斜視図である。
【図6】 同カメラボディに装着されたモードダイヤル
をほぼ中央で横方向に縦断してカメラボディ後方から見
た断面図である。
【図7】 同カメラボディに搭載されたモードダイヤル
をほぼ中央で前後方向に縦断してカメラボディ横方向か
ら見た断面図である。
【図8】 本発明をシャッタダイヤルに適用した実施例
を示すシャッタダイヤルの正面(平面)図である。る。
【符号の説明】
51 ピクチャーモード表示LED 51a〜51h ピクチャーモード表示LED 101 カメラボディ 103 上飾り板 103a 装着穴 105 レリーズボタン 107 メインスイッチボタン 109 外部LCD 111 発光部(外飾枠) 113 アクセサリーシュー 115 ボディマウント 117 ボディ接点群 121 モードダイヤル 123 モード盤(表示板) 124a〜124h 124i〜124m 絵文字 125 ベゼル(可動部材) 125a クリック穴 126 底部 126a 135i 軸穴 126b 細軸部 127 指標 131 クリックばね 131a クリックボール穴 131b 位置決め穴 133 クリックボール 135 LED盤(照明保持盤) 135a〜135h ピット 135j クリックばね収容穴 136 軸部 136a 位置決めピン 139 絶縁スペーサ 141 ベゼル親板 143 ブラシ 147 コード板 148 コード部 149 コード板台 161 163 165 167 ねじ SWM メインスイッチ SWS 測光スイッチ SWR レリーズスイッチ SWPu 強制ポップアップスイッチ SWPud ポップアップ検知スイッチ SWMod モードダイヤルスイッチ PuMg ポップアップマグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/02,17/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラに固定された、複数の絵文字が表
    示された表示部材と、 前記表示部材に対して移動自在に形成され、停止位置で
    前記複数の絵文字の一つを指し示す指標を備えた可動部
    材と、 前記可動部材の指標によって指し示された絵文字を照明
    する照明手段と、前記指標が絵文字を指し示す位置で前記可動部材を停止
    させる停止機構とを備え、 前記表示部材は円板状であって、前記絵文字は、該表示
    部材に所定間隔で略同一円周に沿って配置された、透光
    性を有する絵文字および透光性を有しない絵文字とを含
    み、 前記照明手段は、前記表示部材の背後に配置された円形
    の照明保持盤、および該照明保持盤に装着された、前記
    透光部の絵文字を照明する発光手段を含み、 前記可動部材は、前記円形の照明保持盤および表示板を
    収容する有底の円筒部を有し、前記停止機構によって停
    止した位置で前記絵文字の一つを指し示す指標を円筒部
    の端面に備え、 前記照明保持盤は、背面中央に、前記回転部材の底部中
    央に形成された軸穴を貫通してカメラボディ内の固定部
    材に固定され、前記ベゼルを回動自在に支持する軸部を
    備え、 前記表示部材は、背面中央に、前記照明保持盤の軸に形
    成された軸穴に挿入されて照明保持盤に対して固定され
    る軸部を備え、 前記停止機構は、前記ベゼルの底部表面に、同心円上に
    所定間隔で形成されたクリック穴と、前記照明保持盤の
    軸部に一端部が固定され、前記表示部材の透光性を有し
    ない絵文字と対向する位置に形成されたクリックばね収
    容穴に自由端部が位置するクリックばねと、該クリック
    ばねの自由端部に形成されたクリックボール支持穴に保
    持されて前記ベゼルの底部に押圧され、前記クリック穴
    に嵌合したときに前記回転部材を停止させるクリックボ
    ールとを備えていること、 を特徴とするカメラの照明付
    き操作部材。
  2. 【請求項2】 前記照明保持盤の表面には、照明手段と
    しての複数の発光ダ イオードが、前記表示部材の透光性
    の絵文字と対向する位置に配置され、該発光ダイオード
    が配置されていない部分に前記クリックばね収容穴が形
    成されている請求項1記載のカメラの照明付き操作部
    材。
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