JP3629166B2 - フラッシュを内蔵したカメラの制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、フラッシュを内蔵したカメラの露出制御装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
フラッシュ内蔵の一眼レフカメラでは、低輝度時に自動的に内蔵フラッシュの発光部をポップアップさせて発光させる自動発光モードを備えたものが知られている。
しかし、この種のカメラでは、使用者が予期しないときに内蔵フラッシュの発光部がポップアップしてしまい、また内蔵フラッシュが発光してしまい、使用者が意図しない撮影がなされてしまうことがあった。フラッシュを発光させないようにするためには、フラッシュ発光モードをフラッシュ発光禁止モードに設定することで可能であるが、カメラボディ外面に設けられた表示パネルを見ながら、モード操作部材を操作しなければならず、煩わしかった。
【0003】
【発明の目的】
本発明は、フラッシュを内蔵したカメラにおいて、複数の撮影モードの選択および選択した撮影モードにおけるフラッシュの自動発光禁止を簡単な操作でなせる制御装置を提供することを目的とする。
【0004】
【発明の概要】
この目的を達成する本発明は、発光部、該発光部を支持してカメラボディと一体化する収納位置とカメラボディから離反した発光位置とに移動する、収納位置から発光位置方向にばね付勢された支持機構、前記発光部を収納位置に係止する係止機構、および該係止機構の係止を解除する電動解除手段を有するフラッシュを内蔵したカメラにおいて、複数の撮影モード、該撮影モードの中から所定の撮影条件に適合する撮影モードを選択して選択した撮影モードにおいて内蔵フラッシュの自動発光が可能な自動選択撮影モード、および前記複数の撮影モードの中から所定の撮影条件に適合する撮影モードを選択して選択した撮影モードにおいて内蔵フラッシュの自動発光が禁止される発光禁止自動撮影モードを含み、これの撮影モードのいずれかを、操作手段の操作を受けて選択する制御手段と、外部操作を受けたときに、前記制御手段が前記電動解除手段を作動させて前記係止機構の係止を解除して前記発光部が発光位置に移動するのを許容する強制発光操作手段とを備え、前記制御手段は、前記自動選択撮影モードを選択しているときにフラッシュを自動発光させるときは、前記電動解除手段を作動させて前記係止機構の係止を解除し、前記発光禁止自動撮影モードが選択されているときは、前記強制発光操作手段が操作されても前記電動解除手段を作動させないこと、に特徴を有する。
この構成によれば、フラッシュの自動発光/発光禁止および撮影モードの選択が単一の選択操作により同時にできる。しかも、発光禁止自動撮影モードが選択されているときは、強制発光操作手段が操作されても電動解除手段が作動しないので、発光禁止モードが選択されていることを容易に認識できる。
前記複数の撮影モード、自動選択撮影モードおよび発光禁止自動選択撮影モードのいずれかを選択する操作手段は、カメラボディに設けられたモードダイヤルによって実現できる。
前記発光禁止自動撮影モードを選択しているときには、前記発光部が発光位置にあってもフラッシュを発光させないことが望ましい。
外部フラッシュの制御も可能な場合は、前記発光禁止自動撮影モードが選択されているときは、外部フラッシュの発光も禁止する。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明を説明する。図1は、本発明を適用したAF(自動焦点)一眼レフカメラのカメラボディの実施の形態の外観を示す斜視図である。
カメラボディ101の上飾り板103上には、カメラボディ101に向かって左側にレリーズボタン105が設けられ、その後方にメインスイッチボタン107、撮影枚数、シャッタ速度、絞り値などの撮影情報を表示する外部LCD109が設けられ、ほぼ中央のペンタ部には内蔵フラッシュ53(図2、3参照)の発光部111が設けられ、その後方にアクセサリーシュー113が設けられている。発光部111は、詳細は図示しないが、反射傘、クセノン管およびフレネルレンズを備えた発光部筐体がペンタプリズム上部にポップアップ機構によって支持されていて、このポップアップ機構により、図1の収納位置と、ペンタプリズム上方であって、発光部面が被写体方向を向くポップアップ位置(発光位置)とに移動可能である。なお、ポップアップ機構は、発光部111を常時ポップアップ方向に移動付勢するばね部材と、発光部111が収納位置に移動したときにばね部材の付勢力に抗して発光部111を収納位置に係止する係止機構を備えている。
【0006】
さらに上飾り板103の右側には、複数の露出モードの中から一つのプログラムモードを選択操作する操作手段としてモードダイヤル121が設けられている。カメラボディ101の正面には、撮影レンズを装着するボディマウント115、装着された撮影レンズ61のレンズCPU63との間で通信を実行してレンズ情報、例えば開放絞り値、焦点距離などの情報を入力するボディ接点群117が設けられている。
【0007】
モードダイヤル121は、上飾り板103に対して固定された、複数の絵文字が表示された円形のモード盤(表示板)123と、そのモード盤123の外周に回転自在に装着されたベゼル125を備えている。このベゼル125には指標127が設けられていて、この指標127は、モード盤123の表面に設けられた絵文字群123a、123bの一つを指し示す位置で停止するように形成されていて、指標127が指し示す絵文字に対応するモードが選択される。一方の絵文字群123aは半透明に形成されていて、指標127で指し示された絵文字を、モード盤123の背面(ボディ内側)から発光素子によって照明し、光らせることに特徴を有する。他方の絵文字群123bは照明を有していない。
【0008】
このカメラボディ101の制御系の構成について、図2および図3に示したブロック図を参照してより詳細に説明する。カメラボディ101は、カメラの動作を統括的に制御するCPU11を備えている。CPU11は、カメラの機能に関するプログラム等が書き込まれたROMおよび各種パラメータ、レンズ情報などを一時的に記憶するRAMを内蔵している。さらにCPU11には、撮影枚数や、各種書き換え可能なパラメータ、モードを書き込むEEPROM39が接続されている。CPU11には、カメラボディ101のバッテリ室(図示せず)に装填されたバッテリ13の電圧が電圧レギュレータ15を介して定電圧として供給される。CPU11は、電圧レギュレータ15から供給された定電圧によって発振子17を作動させ、発振子17から出力されるクロックパルスに同期して動作する。
【0009】
CPU11には、スイッチ手段として、メインスイッチSWM、測光スイッチSWS、レリーズスイッチSWR、強制ポップアップスイッチSWPu、ポップアップ検知スイッチSWPud、ベゼル125に連動するモードダイアルスイッチSWModが接続されている。
【0010】
メインスイッチSWMはメインスイッチボタン107に連動するスイッチであって、スイッチボタン107がオン操作されてメインスイッチSWMがオンするとCPU11が起動する。そしてCPU11は、周辺部材に電力供給するとともに、操作されたスイッチに応じた処理を開始する。
【0011】
測光スイッチSWSおよびレリーズスイッチSWRはそれぞれレリーズボタン105に連動し、レリーズボタン105の半押し、全押しでそれぞれオンするスイッチである。測光スイッチSWSがオンするとCPU11は、測光用IC41から測光信号を入力して被写体輝度を求め、選択された露出モードで最適なシャッタ速度および絞り値を算出するAE演算を実行し、さらに位相差方式のAF用CCD33から被写体像のビデオ信号を入力してデフォーカス量を演算し、モータドライバIC27を介してAFモータ29を駆動して、撮影レンズ61の焦点調節レンズ群Lを合焦位置まで移動させるAF処理を実行する。AFモータ29の回転は、ジョイント30を介して撮影レンズ61のジョイント66に伝達され、このジョイント66を介して焦点調節機構67を駆動して焦点調節レンズ群Lを合焦位置に移動させる。焦点調節レンズ群Lの移動量は、AFモータ29の回転に連動してAFパルスを出力するAF用フォトインタラプタ31のパルス数として求め、AF用フォトインタラプタ31が出力するAFパルス数によってAFモータ29の駆動量を制御する。なお、測光用IC41はいわゆる分割測光センサを備えていて、撮影範囲を複数のエリアに分割して各測光エリア毎に分割測光ができる。
【0012】
レリーズスイッチSWRがオンするとCPU11は、ミラーをアップさせるとともに、AE演算で設定した絞り値に基づいて絞り制御回路37を作動させて撮影レンズ61の絞りを絞り込み、シャッタ速度に基づいてシャッター回路35を作動させて露出する。露出が終了すると、モータドライバIC19を介してメカチャージモーター21を作動させて、ミラーをダウンさせ、シャッタ機構の先幕、後幕走行ばねをチャージさせる。さらにCPU11は、モータドライバIC23を介してフィルムモータ25を作動させてフィルムを1コマ分巻き上げる。
【0013】
強制ポップアップスイッチSWPuは、カメラボディ101の発光部111近傍に設けられた強制ポップアップボタン(図示せず)に連動するスイッチである。強制ポップアップスイッチSWPuがオンするとCPU11は、スイッチングトランジスタTr1をオンしてポップアップマグネットPuMgに通電し、内蔵フラッシュ53の発光部111を係止している係止機構の係止を解除させる。すると発光部111は、不図示のばね部材の付勢力によって発光位置までポップアップする。CPU11は、発光部111が発光位置までポップアップしたときにオンするポップアップ検知スイッチSWPudを介して、発光部111が発光位置までポップアップしたことを検知する。ポップアップ検知スイッチSWPudは、発光部111がポップアップ位置から収納位置方向に移動しているときはオフする。
【0014】
また、本発明の実施の形態は、CPU11が測光用IC41から得た被写体輝度データ、フィルムISO感度データ等に基づいて被写体が低輝度であると判断したときは、ポップアップマグネットPuMgに通電して発光部111をポップアップさせて、内蔵フラッシュ53を自動発光させることができる。なお、アクセサリーシュー113に外部フラッシュ71が装着されているときは、発光部111をポップアップさせると発光部111が外部フラッシュ71に衝突する可能性があるので発光部111はポップアップさせずに、外部フラッシュ71を内蔵フラッシュ同様に発光制御する。
【0015】
モードダイアルスイッチSWModは、ベゼル125の回転停止位置に応じてオン/オフする、4ビットのコードスイッチであって、CPU11は、そのオン/オフの組合せでベゼル125の停止位置、つまりベゼル125の指標127が指し示す一つの絵文字群123a、123bの絵文字に対応するモード、機能またはパラメータを選択する。
【0016】
CPU11には、撮影情報など、撮影に必要な情報を表示する表示手段として、外部LCD109およびファインダ内LCD45が接続されている。CPU11は、メインスイッチボタン107と連動するメインスイッチSWMがオフした状態では、ファインダ内LCD45には何も表示せず、外部LCD109には撮影前に必要な情報を表示する。撮影前に必要な情報とは、例えば、フィルムが装填されているか否か、装填されていなときはその旨、装填されているときは正常に巻き上げられているか否か、ローディング中はローディング状態、正常に巻き上げているときは撮影枚数、撮影終了して巻き戻しているときはその巻き戻し状態、巻き戻しが完了したときは巻き戻し完了状態があり、それぞれの状態に応じた表示をする。メインスイッチSWMがオンした状態では、外部LCD109には撮影枚数の他、選択されたシャッタ速度、モードなどを表示し、ファインダ内LCD45には、測光スイッチSWSが半押しされたたとき、またはモードダイヤル121が操作され、AE演算処理が実行されるまで何も表示しない。AE演算処理後は、外部LCD109およびファインダ内LCD45に演算された最適シャッタ速度、絞り値など撮影に有用な情報を表示する。
【0017】
ファインダ内LCD45は、その液晶パネルが表示した情報を照明する照明手段として緑色LED47aおよび赤色LED47bを備えている。CPU11は、通常の撮影状態では緑色LED47aをオンするが、使用者に警告した方がよいとき、例えばシャッタ速度が手ブレ限界速度よりも遅いときなど、所定の警告時には赤色LED47bの方をオンして赤色表示し、照明色の変化によって使用者に注意を促す。
【0018】
さらにCPU11には、モードダイヤル121の絵文字を光らせる照明手段としてのピクチャーモード表示LED51(ピクチャーモード表示LED51a〜51h)を独立して駆動するトランジスタTrが接続されている。本発明の実施の形態では、メインスイッチSWMがオンしたときや、ベゼル125によっていずれかのプログラムモードが選択されたときなどに、それぞれ対応する形態でトランジスタTrをオンして各ピクチャーモード表示LED51a〜51hを点灯して選択されたモードを表示する。
【0019】
カメラボディ101にレンズCPU63を備えた撮影レンズ61が装着されているときは、CPU11はレンズCPU63との間でレンズデータ通信を実行し、焦点距離、撮影レンズ61がズームレンズの場合は現在の焦点距離、撮影距離(焦点調節レンズ群Lの位置)、開放絞り値などのレンズデータを入力する。レンズCPU63は、焦点距離コード板64を介して焦点距離を検知し、距離コード板65を介して撮影距離(焦点調節レンズ群Lの位置)を検知し、カメラボディ101のCPU11に通信する。
【0020】
『モードダイヤル121の構成』
モードダイヤル121の構成について、図4を参照してより詳細に説明する。図4の(A)、(B)は、モードダイヤル121を構成する主要部品の正面(平面)図、である。
【0021】
モード盤123の表面には、光る絵文字群123aとして絵文字(アイコン)124a〜124hが形成され、光らない絵文字群123bとして絵文字124i〜124mが形成されている。絵文字モード盤123は、半透明、例えば乳白色の合成樹脂盤で形成し、表面に黒塗装を施し、レーザ加工によって黒塗装をとばして光が通る絵文字124a〜124hをほぼ同心円上に沿って所定間隔で、ほぼ半分の領域に形成してある。モード盤123の表面にはさらに、絵文字124a〜124hの下部に、黒塗装の上に印刷によって光を透過しない絵文字124i〜124mをほぼ同心円上に沿って所定間隔で形成してある。本実施例では、8個のプログラム露出モードを透光性の絵文字124a〜124hで表示し、5個のシャッタ優先モード、絞り優先モード、マニュアル露出モード、ISO感度設定モードおよび合焦音有り/無し設定モードを遮光性の絵文字124i〜124mで表示するように形成されている。両端の絵文字124a、124hが発光禁止オートピクチャーモード(発光禁止自動選択撮影モード)、オートピクチャーモード(自動選択撮影モード)を表示し、その間の絵文字124b〜124gがそれぞれ、夜景モード、動体モード、近接モード、風景モード、人物モードおよび標準モードを表示している。また、絵文字124hは、オートピクチャーモードを識別するAUTO/PICTの白抜き文字124h1が透光性部分で形成され、これを囲む枠124h2が印刷によって形成されている。
【0022】
一方、ベゼル125は、その指標127が各絵文字124a〜124mを指し示す位置で停止するように、クリックストップ機構が設けられている。そしてこのベゼル125が指し示す絵文字124a〜124mに対応するモードが選択されるように、ベゼル125に連動するモードダイヤルスイッチSWModが設けられている。
【0023】
ここで、オートピクチャーモードは、動体モード、近接モード、風景モード、人物モードおよび標準モードの中から所定条件に適合したプログラム露出モードを選択するモードであり、このオートピクチャーモードによって選択されたプログラム露出モードでは、被写体低輝度時などの場合には内蔵フラッシュ53、または外部フラッシュ71が装着されている場合は外部フラッシュ71を自動発光させる。発光禁止オートピクチャーモードは、プログラム露出モードの選択に関してはオートピクチャーモードと同一のモードであるが、選択したプログラム露出モードにおいて内蔵フラッシュ53のオートポップアップ、自動発光および外部フラッシュ71の自動発光を禁止する点が相違するモードである。
【0024】
モード盤123は、絵文字124a〜124hを照明する発光素子としてのLED51a〜51hを保持するLED盤135の表面に固定される(図4(B)参照)。LED盤135は、各絵文字124a〜124hに対向する位置にピット135a〜135hが形成されていて、各ピット135a〜135h内に、プリント基板137上に直付けされたLED51a〜51hが配置されている。プリント基板137はLED盤135の背面に固定され、リード部がカメラボディ101内に引き回され、制御回路(CPU11)に接続されている。
【0025】
ベゼル125は、クリックストップ機構によって指標127が各絵文字124a〜124hを指し示す位置で停止するようにクリックストップ機構を備えている。そしてこのモードダイヤル121は、ベゼル125の指標127が指し示す絵文字124a〜124hに対応するプログラム露出モード、その他のモードを識別する信号を生成するモードスイッチSWModを備えている。
【0026】
また、図示実施例では表示部材としてのモード盤123の周囲を操作部材としてのベゼル125が回転する構成であるが、本発明はこれに限定されず、例えばベゼルの125の外側を囲むように絵文字124a〜124mを設けてもよい。また、光る絵文字群123a(絵文字124a〜124h)はそれぞれ、LEDの射出面に直接描いてもよい。さらに、照明手段はLEDに限定されない。
【0027】
モードダイヤル121を備えた一眼レフカメラ(カメラボディ101)の動作について、図5から図14に示したフローチャートを参照してより詳細に説明する。これらのフローチャートは、CPU11が、内蔵ROMに書き込まれたプログラムによって制御する処理である。
【0028】
『メイン処理』
図5は、カメラボディ101のメイン処理であって、バッテリが装填されているときの処理である。バッテリ室にバッテリ13が装填され、バッテリ蓋が閉じられると、CPU11は各入出力ポート、内蔵RAMなどを初期化し(S11)、各入出力ポートに接続された周辺回路を初期化し(S13)、基準タイマをスタートさせる(S15)。以上の処理は、バッテリが装填されたときに入るが、バッテリが装填されている状態では、以下の処理を繰り返す。
【0029】
まず、250ms(ミリ秒)インターバルタイマをスタートさせ(S17)、各スイッチのオン/オフ状態を入力してメインスイッチSWMがオンしているかどうかをチェックする(S19、S21)。250msインターバルタイマは、メインスイッチSWMがオンしたかどうかをCPU11が定期的にチェックする周期を設定するタイマである。
【0030】
メインスイッチSWMがオフしているときは(S21;N)、外部LCD109に電源オフ時の表示をし、ピクチャーモード表示LED51を消灯させる(S23、S25)。そして250ms経過するのを待ち(S27)、経過したら(S27;Y)、S17に戻って再び250msインターバルタイマをスタートさせてS19〜S27の処理を繰り返す。以上のS17〜S27の処理を、メインスイッチSWMがオフしている間繰り返す。
【0031】
メインスイッチSWMがオンすると(S21;Y)、前回メインスイッチSWMがオフしていたかどうかをチェックし(S29)、前回オフしていたら、つまりメインスイッチSWMがオンされて1回目の処理のときは、ピクチャーモード表示LED51の点灯によるオープニング表示処理を実行する(S29;Y、S31)。オープニング表示処理は、ピクチャーモード表示LED51の各LED51a〜51hを所定のアルゴリズムで順番に点灯させ、消灯する(最後にベゼル125で選択されているプログラムモードに対応するピクチャーモード表示LED51のみを点灯させる)表示処理である。メインスイッチSWMが前回オフしていなければオープニング表示処理をスキップしてS33に進む(S29;N、S33)。
【0032】
S33のステップでは、内蔵フラッシュポップアップ処理を実行する。内蔵フラッシュポップアップ処理とは、詳細は後述するが、ここでは、強制ポップアップスイッチSWPuがオンしていればポップアップトランジスタTr1をオンしてポップアップマグネットPuMgに通電し、内蔵フラッシュ53の発光部111をポップアップさせる処理である。
【0033】
ポップアップ検知スイッチSWPudがオンしていたら、つまり発光部111がポップアップしていたら、内蔵フラッシュ充電処理を実行してS39に進み(S35;Y、S37、S39)、ポップアップ検知スイッチSWPudがオンしていなければ充電処理をスキップしてS39に進む(S35;N、S39)。
【0034】
S39のステップでは、電源オン時のLCD表示処理を実行する。電源オン時のLCD表示処理では、外部LCD109には、設定されたシャッタ速度などの撮影に有用な情報を表示し、ファインダ内LCD45には何も表示しない。
【0035】
そして、測光スイッチSWS、レリーズスイッチSWRがオンしているかどうかをチェックする(S41、S43)。いずれのスイッチもオンしていなければ(S41;N、S43;N)、モードダイヤルスイッチSWModの状態が変化したかどうかをチェックし(S45)、変化していなければS27に戻る(S45;N、S27)。
【0036】
測光スイッチSWSまたはレリーズスイッチSWRがオン、若しくはモードダイヤルスイッチSWModの状態が変化していれば、S49に進む(S41;Y、S49、またはS43;Y、S49、若しくはS45;Y、S49)。
【0037】
S49のステップでは、測光タイマ設定処理を実行する。この測光タイマ設定処理は、250msインターバルタイマよりも短いインターバルでスイッチチェック処理などを実行しながらレリーズスイッチSWRがオンするのを待ち、所定回数スイッチチェック処理を実行してもレリーズスイッチSWRがオンしないときにS17のステップに戻るための、インターバルタイマおよびチェック回数を設定する処理である。本実施例のインターバルタイマは125msインターバルタイマであり、チェック回数は80回であり、チェック回数はカウンター(COUNTER)にセットされる。
【0038】
測光タイマ設定処理を実行したら(S49)、125msインターバルタイマをスタートさせる(S51)。そして、各スイッチのオン/オフ状態を入力してメインスイッチSWMがオンしているかどうかをチェックする(S53、S55)。メインスイッチSWMがオフしているときは、S89に抜けて発光禁止フラグをクリアし、ファインダ内LCDバックライトを消灯し(S91)、ピクチャーモード表示LED51を消灯して(S93)、S17に戻る。メインスイッチSWMがオンしているときは、以下の処理を実行する。
【0039】
まず、撮影レンズ61から、開放F値、現在の焦点距離、内蔵フラッシュケラレ情報などのレンズデータを入力する(S57)。測光IC41から測光値(被写体輝度Bv)を入力し(S59)、設定絞り値を入力する(S61)。設定絞り値は、撮影レンズ61の絞り環によって設定された絞り値を、絞り値検出ボリューム43の抵抗値から検出する。撮影レンズ61の絞り環がオート(A)位置の場合は、絞り値検出ボリューム43の抵抗値の情報は用いず、次のステップS63で実行されるAE演算処理において絞り値Avを演算する。
【0040】
次に、AE演算処理によってシャッタ速度Tvおよび絞り値Avを演算する(S63)。AE演算処理では、詳細は後述するが、測光値、フィルム感度、露出補正値に基づいて、選択された露出モードに応じたアルゴリズムによって適正なシャッタ速度Tv、絞り値Avを演算し、設定する。
【0041】
設定したシャッタ速度Tvおよび絞り値Avに基づいて、内蔵フラッシュポップアップ処理を実行する(S65)。内蔵フラッシュポップアップ処理は、詳細は後述するが、内蔵フラッシュ53の発光部111をポップアップするかどうか判断し、ポップアップする場合はポップアップマグネットPuMgに通電して発光部111をポップアップさせる処理である。次に内蔵フラッシュ53の発光部111がポップアップしたかどうかをチェックし(S67)、ポップアップしていれば内蔵フラッシュ53に充電処理を実行させてS71に進み(S67;Y、S69、S71)、ポップアップしていなければ充電処理をスキップしてS71に進む(S67;N、S71)。
【0042】
S71のステップでは、ファインダ内LCD45、外部LCD109の表示処理を実行する。このLCD表示処理では、外部LCD109には、設定されたシャッタ速度などの撮影に有用な情報を表示し、ファインダ内LCD45には、合焦状態、設定されたシャッタ速度や、手ブレ警告、フラッシュ発光モードなど、使用者がファインダを介して被写体を観察しているときに有用な情報を表示する。
【0043】
そして、ファインダ内LCDバックライト点灯処理を実行する(S73)。この点灯処理では、詳細は後述するが、通常の撮影条件のときは緑色LED47aを点灯し、手ブレ警告、合焦できないときなど、警告を要するときは赤色LED47bを点灯する。
さらに、ピクチャーモード表示点灯処理を実行する(S75)。この表示点灯処理では、詳細は後述するが、オートピクチャーモード、または発光禁止オートピクチャーモードが選択されていた場合に、S63のAE演算処理で選択されたプログラムモードに対応するピクチャーモード表示LED51を点灯する処理である。
【0044】
点灯処理が終了すると、CCD33を駆動して被写体像のビデオ信号を入力してAFモータ29の駆動方向および駆動量を求めてAFモータ29を駆動し、撮影レンズ61の焦点調節レンズ群Lを合焦位置まで移動させるAF処理を実行する(S77)。
【0045】
次に、レリーズスイッチSWRがオンしているかどうかをチェックし(S79)、オンしていればレリーズ処理を実行してS49に戻る(S79;Y、S95、S49)。レリーズスイッチSWRがオンしていなければ(S79;N)、125ms経過したかどうか(125msインターバルタイマがタイムアップしたかどうか)をチェックし(S81)、125ms経過するのを待つ。125ms経過したら(S81;Y)、カウンター(COUNTER)が0になったかどうかをチェックし(S83)、0になっていなければカウンターを1デクリメントしてS53に戻る(S83;N、S85、S53)。つまり、メインスイッチSWMがオンでレリーズスイッチSWRがオフの間は、初期値80のカウンターの値が0になるまでS53〜S85の処理を80回繰り返すのである。なお、80回繰り返すと、10秒(125(ms)×80=10(sec.))経過する。
【0046】
カウンターの値が0になったら(S83;Y)、測光スイッチSWSがオンしているかどうかをチェックし(S87)、測光スイッチSWSがオンしていたらS53に戻る(S87;Y)。つまり、10秒経過しても、測光スイッチSWSがオンの間は、S53〜S83、S87、S53の処理を繰り返すのである。測光スイッチSWSがオンしていなかったら(S87;N)、発光禁止フラグをクリアし(S89)、ファインダ内LCDバックライトを消灯し(S91)、ピクチャーモード表示LED51を消灯してS17に戻る(S93、S17)。ピクチャーモード表示LED51の消灯とは、オートピクチャーモードまたは発光禁止オートピクチャーモードを選択している場合に、AE演算処理(S63)で選択され、ピクチャーモード表示点灯処理(S75)で点灯したプログラム露出モードに対応するピクチャーモード表示LED51を消灯する処理である。
【0047】
『内蔵フラッシュポップアップ処理』
メイン処理のS33またはS65のステップで実行される内蔵フラッシュポップアップ処理に詳細について、図6に示したフローチャートを参照してより詳細に説明する。
この処理は、フラッシュの発光を禁止する発光禁止オートピクチャーモード以外のモードが選択されていて、かつ内蔵フラッシュ発光条件が整ったときに、トランジスタTr1をオンしてポップアップマグネットPuMgに通電し、発光部111を発光位置にポップアップさせる処理である。そして、一旦自動ポップアップさせたが使用者などによって強制的に収納位置に収納されたときは、測光タイマがタイムアップするまでは自動ポップアップを禁止していることに、特徴の一つがある。
【0048】
内蔵フラッシュポップアップ処理に入ると、先ず、モードダイアルスイッチSWModによって発光禁止オートピクチャーモードが選択されているかどうかをチェックし(S201)、このモードが選択されている場合はフラッシュを発光させないのでリターンする(S201;Y)。
【0049】
発光禁止オートピクチャーモード以外のモードが選択されているときは(S201;N)、発光禁止フラグに1がセットされているかどうかをチェックし(S203)、発光禁止フラグに1がセットされていないときは(S203;N)、内蔵フラッシュ53がポップアップしているかどうかをチェックする(S205)。ただし、発光禁止フラグは、フラッシュの発光を禁止するときに1がセットされ、デフォルトでは0がセットされている。発光禁止フラグに1がセットされているとき(S203;Y)、またはすでに内蔵フラッシュ53がポップアップしているとき(S205;Y)はリターンする。内蔵フラッシュ53がポップアップしていないときは(S205;N)、オートポップアップフラグに1がセットされているかどうかをチェックする(S207)。オートポップアップフラグは、デフォルトでは0がセットされている。
【0050】
オートポップアップフラグに1がセットされていなければ(S207;N)、強制ポップアップ処理を実行し(S213)、オートフラッシュ許可フラグに1がセットされているかどうかをチェックして、許可されていれば自動ポップアップ処理を実行してリターンし(S215;Y、S217)、許可されていなければそのままリターンする(S215;N)。
オートポップアップフラグに1がセットされていれば(S207;Y)、発光禁止フラグに1をセットし(S209)、オートポップアップフラグをクリア(0をセット)してリターンする(S211)。
【0051】
『強制ポップアップ処理』
内蔵フラッシュポップアップ処理(図6)のS213で実行される強制ポップアップ処理では、、そのフローチャートを図7に示したように、強制ポップアップスイッチSWPu(強制発光スイッチ)がオンしているときに(S231;Y)、ポップアップマグネットPuMgに所定時間(5ms間)通電して発光部係止機構の係止を解除し(S233、S235、S237)、ばね部材の弾性復元力によって発光部111をポップアップさせる。発光部111がポップアップすると、ポップアップ検知スイッチSWPudがオンするので、このスイッチのオンによりCPU11は発光部111がポップアップしたことを検知できる。強制ポップアップスイッチSWPuがオンしていないときは(S231;N)、何もしないでリターンする。
【0052】
『自動ポップアップ処理』
S217の自動ポップアップ処理は、そのフローチャートを図8に示したように、内蔵フラッシュ53の発光部111がポップアップしていないときは、所定条件が整ったときにポップアップさせる処理である。この自動ポップアップ処理に入ると、まず、内蔵フラッシュ53がポップアップしているかどうかをポップアップ検知スイッチSWPudがオンしているかどうかでチェックする(S241)。ポップアップ検知スイッチSWPudがオンしていたらそのままリターンする(S241;Y)。オンしていなければ、オートポップアップ許可フラグがセットされているかどうか、かつ測光スイッチSWSがオンしているかどうかをチェックする(S241;N、S243)。
【0053】
オートポップアップ許可フラグは、AE演算処理(自動発光判断処理)でフラッシュを発光したほうがよいと判断されたときに内蔵フラッシュ53がポップアップしていなければ、セットされる。オートポップアップ許可フラグがクリアされているか、または測光スイッチSWSがオンしていなければそのままリターンする(S243;N)。オートポップアップ許可フラグがセットされていて、かつ測光スイッチSWSがオンしていたら、ポップアップマグネットPuMgに5ms間通電して係止を解除し(S243;Y、S245、S247、S249)、発光部111をばね部材の弾性復元力によってポップアップさせる。そして、オートポップアップフラグに1をセットしてリターンする(S251)。
【0054】
メイン処理(図5)のS65のステップで実行される自動ポップアップ処理において発光部111をポップアップさせたら、ポップアップ検知スイッチSWPudがオンし、オートポップアップフラグに1がセットされるので、その後、内蔵フラッシュポップアップ処理に入ったときに、S205からこの処理を抜ける。一方、自動ポップアップさせた発光部111が使用者によって収納位置まで押し下げられると、ポップアップ検知スイッチSWPudがオフするので、オフしてから1回目の内蔵フラッシュポップアップ処理でS207からS209に進み、発光禁止フラグに1をセットし、S211でオートポップアップフラグをクリアしてこの処理を抜ける。したがって、その後測光スイッチSWSをオンしている間、および測光スイッチSWSをオフして測光タイマ時間が経過するまでは発光禁止フラグに1がセットされている。そして、メイン処理(図5)のS65のステップで内蔵フラッシュポップアップ処理(図6)に入ってもS203のステップからリターンするので、オートポップアップ許可フラグがセットされていてかつ測光スイッチSWSをオンしていても発光部111が自動的にポップアップすることがない。測光タイマ時間が経過すると、メイン処理(図5)のS89のステップにおいて発光禁止フラグがクリアされるので、その後内蔵フラッシュポップアップ処理(図6)に入ったときに、オートポップアップ許可フラグがセットされていてかつ測光スイッチSWSがオンしていれば、発光部111が自動的にポップアップする。
【0055】
『AE演算処理』
メイン処理(図5)のS63のステップで実行されるAE演算処理について、図9を参照してより詳細に説明する。
このAE演算処理に入るとまず、手ぶれ速以下フラグ等AE演算処理に関係するフラグをすべてクリアする(S301)。CPU11は、レンズCPU63との間で、所定のレンズ通信をステップS57で実行しており、開放絞り値、最小絞り値等のレンズデータを用いて補正を行う(S303)。次に、測光IC41から入力した測光信号に基づいて、各測光エリア毎に被写体輝度を算出し(S305)、分割測光アルゴリズムによって露出値Lv´を算出する(S307)。そして、フィルム感度Sv、露出補正値Xv、露出値Lv´に基づいて、制御用露出値Lvを算出する(S309)。
【0056】
そして、詳細は後述するが、モードダイヤル121によって選択された露出モードを設定するピクチャーモード設定処理を実行する(S311)。さらに、内蔵フラッシュ53のケラレ情報および外部フラッシュ71のケラレ情報と、装着された撮影レンズ情報とに基づいて、それぞれフラッシュ光がレンズ鏡筒によってケラレるかどうかを判定する(S313)。ここでケラレとは、フラッシュ光の一部が、装着されたレンズ鏡筒により遮られてしまい、撮影画面の中央下部にフラッシュ光が届かず、レンズ鏡筒の影が出てしまうことをいう。本実施の形態では、このような失敗を防ぐために、外部フラッシュ71、内蔵フラッシュ53についてケラレを生じると判定したときは、外付ケラレ、内ケラレが有る旨をCPU11の内蔵RAMに設定し、後述の自動発光判断処理において、フラッシュを発光させないようにする。
【0057】
次に、自動発光判断処理を実行する(S315)。詳細は後述するが、自動発光判断処理においてオートフラッシュ発光許可フラグがセットされると、プログラム演算処理においてCPU11が所定条件に基づいてフラッシュを発光させるか否か判断して、フラッシュを発光させると判断したときには、レリーズ処理(S95)の際に内蔵フラッシュ53または外部フラッシュ71を発光させる。
【0058】
オートフラッシュ発光許可フラグがセットされていないときは、フラッシュを発光させない定常光プログラム演算を実行してシャッタ速度および絞り値を求め(S317;N、S321)、オートフラッシュ発光許可フラグがセットされているときは、所定の条件を満たしたときにフラッシュを発光させるフラッシュプログラム演算処理を実行して適正シャッタ速度および絞り値を求め(S317;Y、S319)、手ぶれ速以下判定処理を実行する。
【0059】
手ぶれ速以下判定処理では、定常光プログラム演算処理またはフラッシュプログラム演算処理で求めたシャッタ速度が手ぶれ限界速度より遅いかどうかを判定する。シャッタ速度が手ぶれ限界速度より遅い場合には、S73のファインダ内LCDバックライト点灯処理で赤色LED47bを点灯させる。
【0060】
『オートピクチャー設定処理』
AE演算処理(図9)のS311のステップで実行されるオートピクチャー設定処理について、図10に示したフローチャートを参照して詳細に説明する。この処理は、モードダイヤルスイッチSWModによってオートピクチャーモードまたは発光禁止オートピクチャーモードが選択されている場合に、被写体輝度、撮影距離、撮影倍率、および動体検知情報に基づいて、人物モード、風景モード、近接モードおよび動体モードの中から最適なプログラムモード(プログラムライン)を選択する処理である。本実施の形態では、夜景モードはシャッタ速度が手ぶれ限界速度以下になるので、手ぶれ防止のため選択しない構成としてある。なお、ここで、撮影距離は、メイン処理(図5)のS53のレンズデータ入力処理で得た撮影レンズ61の焦点調節レンズ群L位置から求めた値、撮影倍率は撮影レンズ61の焦点距離および撮影距離(焦点調節レンズ群Lの位置)から求めた値である。
本実施形態の撮影レンズ61は、焦点調節レンズ群Lの位置を、最短撮影位置から無限遠撮影位置までの間を複数の領域に分割して検出し、カメラボディ101のCPU11に出力し、CPU11は、入力した領域を至近距離領域から無限遠領域までの8個の距離コード(dvcode)0〜7に変換するなお、dvcodeはコード板147、148の構成から以下のように設定されている。
距離コード
7 近
6 ・
4 ・
5 ・
1 ・
0 ・
2 ・
3 無限遠
【0061】
動体検知情報は、メイン処理(図5)のS77のAF処理において、CCD33を介して検出した被写体のデフォーカス量に基づいて演算した合焦位置まで焦点調節レンズ群Lを移動しても合焦しない状態が複数回連続したときに被写体が移動していると判定する情報である。
本実施形態では、被写体輝度、撮影距離、撮影倍率を、アペックスシステム値であるBv、Dv、Mv値に変換して処理している。
【0062】
オートピクチャー設定処理に入ると、まず、オートピクチャーモードまたは発光禁止オートピクチャーモードのいずれかが選択されているかどうかをチェックする(S401)。いずれも選択されていなければリターンする(S401;N)。いずれかが選択されていたら(S401;Y)、まず、ピクトモードに標準モードを選択する0を設定する(S403)。本実施形態では、標準モード、人物モード、風景モード、近接モードおよび動体モードそれぞれにピクトモード(pictmode)0、1、2、3、4を割り振ってある。
【0063】
次に、装着された撮影レンズがレンズCPUを備えたレンズ(オートピクチャーモードに対応したレンズ)であるかどうかをチェックし(S405)、レンズCPUを備えていないレンズであればピクトモードは標準モードを選択する0のままリターンする(S405;N)。レンズCPUを備えたレンズであれば(S405;Y)、レンズデータ入力処理で入力したレンズデータに基づいて、撮影倍率Mv、距離コード(dvcode)を算出する(S407)。
なお、撮影倍率Mvは、log(撮影距離/焦点距離)によって求まる値である。
【0064】
そして、距離コード(dvcode)が7かどうか(S409)、つまり最短撮影距離領域に焦点調節レンズ群Lが位置しているかどうかをチェックし、最短撮影距離領域に位置していたらピクトモード(pictmode)に近接撮影モードを選択する3を設定してリターンする(S409;Y、S411)。
【0065】
dvcodeが7でなければ(S409;N)、撮影倍率Mvが4未満であるかどうかをチェックし(S413)、4未満でなければ(S413;N)、動体検知しているかどうかをチェックし(S415)、動体である旨を検知していれば(S415;Y)ピクトモード(pictmode)に動体モードを選択する4を設定してリターンする(S419)。
【0066】
撮影倍率Mvが4未満であるか(S413;Y)、動体検知していなければ(S415;N)、dvcodeが3かどうか(S421)、つまり被写体が無限遠領域に位置しているかどうかをチェックする。そして、距離コード(dvcode)が3であれば、ピクトモード(pictmode)に風景モードを選択する2を設定してリターンする(S421;Y、S423)。
【0067】
距離コード(dvcode)が3でなければ(S421;N)、撮影倍率Mvが6以上であるかどうかをチェックし(S425)、6以上であれば距離コード(dvcode)が2であるかどうかをチェックする(S425;Y、S427)。距離コード(dvcode)2は、無限遠領域の一つ手前の遠距離領域である。距離コード(dvcode)2であればピクトモード(pictmode)に風景モードを選択する2を設定してリターンし(S427;Y、S429)、距離コード(dvcode)2でなければピクトモードは標準モードを選択する0のままリターンする(S427;N)。
【0068】
撮影倍率Mvが6を越えていなければ(S425;N)、撮影倍率Mvが4以上6以下であるかどうかをチェックし(S431)、撮影倍率Mvがこの範囲内にあればピクトモード(pictmode)に人物モードを選択する1を設定してリターンし(S431;Y、S433)、この範囲内になければピクトモードは標準モードを選択する0のままリターンする(S431;N)。
【0069】
以上の処理によって、撮影条件に応じて標準モード、近接モード、動体モード、風景モード、人物モードおよびそれ以外の標準モードのいずれかのプログラム露出モード(ピクトモード)が選択される。なお、各モードのアルゴリズム、プログラム線図は図示しないが、標準モードに対して、動体モードではシャッタ速度を高速化するなどの特徴を有する。
そして、選択されたピクトモード(pictmode)によって、S321の定常光プログラム演算またはS319のフラッシュプログラム演算処理がなされ、適正なシャッタ速度および絞り値が設定される。
【0070】
『自動発光判断処理』
AE演算処理(図9)S315のステップで実行される自動発光判断処理について、図11に示したフローチャートを参照してより詳細に説明する。この処理に入ると先ず、モードダイアルスイッチSWModの状態により発光禁止オートピクチャーモードが選択されているかどうかをチェックする(S341)。発光禁止オートピクチャーモードが選択されている場合は、内蔵フラッシュ53および外部フラッシュ71の発光を禁止しているので、そのままリターンする(S341;Y)。発光禁止オートピクチャーモード以外の撮影モードが設定されている場合は、自動発光モードであるかどうかをチェックする(S341;N、S343)。
【0071】
自動発光モードではないとき、つまり、強制発光モードであるときはS345へ進み(S343;N、S345)、外部フラッシュ71の充電電圧が充電完了レベルに達しているかどうかチェックする(S345)。
【0072】
外部フラッシュ71の充電が完了しているときは(S345;Y)、自動発光モードであるかどうかをチェックし(S346)、自動発光モードであるときはS313のステップで判定した外付ケラレ(外部フラッシュ光がケラレる)か否かをチェックし(S346;Y、S347)、外付ケラレのときはフラッシュの発光を許可しないでリターンする(S347;Y)。外付ケラレでないときは(S347;N)、レリーズ処理(S95)の際にフラッシュ光の自動発光を許可するオートフラッシュ発光許可フラグをセットしてリターンする(S355)。自動発光モードでないときは、オートフラッシュ発光許可フラグをセットしてリターンする(S346;N、S355)
【0073】
外部フラッシュ71の充電が完了していないとき(外部フラッシュ71が装着されていないときも含む)は(S345;N)、自動発光モードであるかどうかをチェックし(S348)、自動発光モードであるときは内ケラレ(内蔵フラッシュ光がケラレる)か否かをチェックし(S348;N、S349)、内ケラレのときはフラッシュの発光を許可しないでリターンする(S349;Y)。
自動発光モードでないとき、または内ケラレでないときは、内蔵フラッシュポップアップ検知スイッチSWPudにより内蔵フラッシュ53の発光部111がポップアップしているかどうかをチェックする(S348;NまたはS349;N、S350)。
【0074】
発光部111がポップアップしているときは、内蔵フラッシュ53の充電電圧が充電完了レベルに達しているかどうかをチェックする(S349;Y、S351)。内蔵フラッシュ53の充電が完了しているときは、オートフラッシュ発光許可フラグをセットしてからリターンする(S351;Y、S355)。充電が完了していないときはそのままリターンする(S351;N)。
発光部111がポップアップしていないときは、発光部111が収納位置にあるか、途中までポップアップしているが正常な向きではないので、オートポップアップ許可フラグをセットしてリターンする(S350;N、S353)。
【0075】
オートポップアップ許可フラグがセットされると、測光スイッチSWSがオンされていることを条件に、S217の自動ポップアップ処理においてS243からS245に進み、内蔵フラッシュ53が自動的にポップアップされる。
【0076】
自動発光モードのときは(S343;Y)、レンズデータ通信で得た撮影距離が所定距離よりも近いかどうか判断し(S357)、近距離の場合はそのままリターンする(S357;Y)。撮影距離が近すぎると、フラッシュの自動調光機能が有効に働かず、露出オーバーになる場合があるからである。本実施形態では、撮影距離のアペックス換算値が−1(約70cm)以下の場合を近距離としてこの場合はフラッシュの自動発光は行わない。
【0077】
撮影距離が所定距離よりも長い場合は(S357;N)、プログラムモードであるかどうかをチェックする(S359)。プログラムモードでない場合(S359;N)、つまり絞り優先モード、シャッタ速度優先モード、マニュアルモード等であるときは、各使用者の判断に任せるため、そのままリターンする(S359;N)。
【0078】
プログラムモードが設定されているときは、定常光プログラム演算処理を実行する(S361)。そして、演算したシャッタ速度が手ぶれ限界速度以下であるかどうか(S363)、および逆光かどうかを判断する(S365)。演算したシャッタ速度が手ぶれ限界速度以下でなく、かつ逆光撮影でもないときは、そのままリターンする(S363;N、S365;N)。演算したシャッタ速度が手ぶれ限界速度以下であるとき(S363;Y)、または逆光撮影であるときは(S365;Y)、フラッシュを発光させるためにS345に進む。
【0079】
『ピクチャーモード表示点灯処理』
メイン処理(図5)のS75のステップで実行されるピクチャーモード表示点灯処理について、図12に示したフローチャートを参照してより詳細に説明する。この処理は、ベゼル125(ピクチャーモードスイッチ)で選択されたプログラム露出モードがオートピクチャーモード、発光禁止オートピクチャーモード、標準モード、人物モード、風景モード、近接モード、動体モード、夜景モードのいずれかであればそれぞれ対応するピクチャーモード表示LED51h、51a、51g、51f、51e、51d、51c、51bを点灯させる。さらにオートピクチャーまたは発光禁止オートピクチャーが選択されている場合は、オートピクチャー選択モードで選択されたプログラム露出モードに対応するピクチャーモード表示LED51を点灯させることに特徴を有する。なお、絞り優先露出モード、シャッタ速度優先露出モード、マニュアル露出モードのいずれかが選択された場合は、本実施形態では点灯させない。また、本実施形態では、発光禁止オートピクチャーモード表示LED51aと、オートピクチャーモード表示LED51hと、他の表示LED51b〜51gとは、異なる発光色のLEDを使用して識別性を向上させている。特に発光禁止オートピクチャーモード表示LED51aは、発光禁止である旨を警告する色、例えば赤色が適していて、オートピクチャーモード表示LED51hは緑色、オートピクチャーモードで選択されない夜景モード表示LED51bは橙色、他の表示LED51c〜51gは黄色、などの色が適しているが、この配色に限定されない。
【0080】
ピクチャーモード表示点灯処理に入ると、モードダイヤルスイッチによって選択されているモードがオートピクチャーモード、発光禁止オートピクチャーモード、標準モード、人物モード、風景モード、近接モード、動体モード、夜景モードのいずれであるかを順番にチェックする(S501、S505、S511、S515、S519、S523、S527、S531)。
【0081】
オートピクチャーモードが選択されているときはオートピクチャーモード表示LED51hを点灯させ(S501;Y、S503)、さらにAE演算結果によって選択されたピクチャーモード(プログラム露出モード)を選択し(S509)、選択したピクチャーモードに対応するピクチャーモード表示LED51c〜51gを点灯させてリターンする(S513、S517、S525、S529、S533)。
【0082】
同様に発光禁止オートピクチャーモードが選択されているときは発光禁止オートピクチャーモード表示LED51aを点灯させ(S505;Y、S507)、さらにAE演算結果によって選択されたピクチャーモード(プログラム露出モード)を選択し(S509)、選択したピクチャーモードに対応するLED51c〜51gを点灯させてリターンする(S513、S517、S525、S529、S533)。
【0083】
以上の処理によって、オートピクチャーモード、または発光禁止オートピクチャーモードが選択されている場合は、オートピクチャーモード表示LED51hまたは発光禁止オートピクチャーモード表示LED51aと、実際に選択されたプログラム露出モードを示すLED51c〜51gの2個のLEDが点灯するので、使用者は自動選択されたプログラム露出モードを絵文字124a、124c〜124hの点灯状態によって知ることができる。
【0084】
また、オートピクチャーモードまたは発光禁止オートピクチャーモードが選択されていなくベゼル125により標準モードが選択されている場合は標準モード表示LED51gを点灯させてリターンし(S511;Y、S513)、人物モードが選択されているときは人物モード表示LED51fを点灯させてリターンし(S515;Y、S517)、風景モードが選択されているときは風景モード表示LED51eを点灯させてリターンし(S519;Y、S525)、近接モードが選択されているときは近接モード表示LED51dを点灯させてリターンし(S523;Y、S533)、動体モードが選択されているときは動体モード表示LED51cを点灯させてリターンし(S527;Y、S529)、夜景モードが選択されているときは夜景モード表示LED51bを点灯させてリターンし(S531;Y535)、以上のモードのいずれも選択されていないときは全てのモード表示LED51a〜51hを消灯させてリターンする(S531;N、S537)。
【0085】
『レリーズ処理』
メイン処理のS95で実行されるレリーズ処理について、図13に示したフローチャートを参照してより説明する。
【0086】
レリーズ処理に入ると、先ず、ミラー係止解除マグネット(図示せず)に通電してミラー係止を解除し、ミラーをミラーアップばねの復元力によってアップさせるとともに、絞り制御回路37を作動させて、ミラーアップに連動して絞り込まれる絞り込み機構を、設定した絞り値で停止させる(S601)。
ミラーアップが完了したことをミラーアップ検知スイッチ(図示せず)によって検知したら、詳細は後述するが、シャッター制御回路35を作動させて、設定したシャッタ速度でフォーカルプレーンシャッタ装置を作動させる露光処理を実行する(S603)。
【0087】
シャッタ装置の動作が終了したらメカチャージモータ21を作動させてミラーをダウンさせるとともにミラーチャージばねをチャージするミラーチャージ処理、およびシャッタ幕を作動開始位置まで移動させるとともシャッタチャージばねをチャージするシャッタチャージ処理を実行し、さらにフィルムモータ25を作動させてフィルムを1コマ分巻き上げるフィルム巻上げ処理を実行する(S605)。そして、発光禁止フラグをクリアしてリターンする(S607)。
【0088】
『露光処理』
レリーズ処理(図13)のS603のステップで実行される露光処理について、さらに詳細に図14に示したフローチャートを参照してより詳細に説明する。
【0089】
露光処理に入ると、先ず、AE演算処理で設定したシャッタ速度(露出時間)をシャッタタイマに設定してシャッタタイマをスタートさせ(S621)、先幕をスタート(走行)させる(S623)。
【0090】
次に、設定したシャッタ速度がフラッシュ同調速度以下かどうかをチェックする(S625)。フラッシュ同調速度以下でなければフラッシュを発光させないので、シャッタタイマがタイムアップしたかどうかをチェックし(S625;N、S639)、タイムアップしたら後幕をスタートさせてリターンする(S639;Y、S641)。
【0091】
設定したシャッタ速度がフラッシュ同調速度以下であれば(S625;Y)、先幕の走行が完了するのを待ち(S627)、先幕の走行が完了したことを検知したら(S627;Y)、発光禁止オートピクチャーモードが選択されているかどうかをチェックする(S629)。発光禁止オートピクチャーモードが選択されていればフラッシュは発光させないのでS639に進み(S629;N、S639)、選択されていなければフラッシュ発光が可能かどうか(発光禁止フラグがセットされていないかどうか)をチェックする(S629;Y、S631)。フラッシュ発光可でなければ(発光禁止フラグがセットされていれば)S639に進み(S631;N、S639)、フラッシュ発光可であれば、アクセサリーシュー113に装着された外部フラッシュ71に発光信号を送信して外部フラッシュ71を発光させる外部フラッシュ発光処理を実行する(S631;Y、S633)。
【0092】
そして、内蔵フラッシュ53の発光部111がポップアップしているかどうかをポップアップ検知スイッチSWPudがオンしているかどうかでチェックする(S635)。発光部111がポップアップしていたら(S635;Y)、内蔵フラッシュ発光処理を実行してS635に進む(S637、S639)。内蔵フラッシュ53がポップアップしていなければ内蔵フラッシュ53を発光させずにS639に進む(S635;N、S639)。アクセサリーシュー113に外部フラッシュ71が装着されているときは、発光部111をポップアップさせないので、S639に進む。
なお、通常、内、外フラッシュ発光処理では、図示しないTTL調光用測光センサによってフィルム面の受光光量を測定し、受光光量が演算した露光量に達したら発光停止信号を内、外フラッシュ53、71に出力して発光を停止させる。
【0093】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り本発明は、複数の撮影モードの中から所定の撮影条件に適合する撮影モードを選択する撮影モードであって、選択した撮影モードにおいてフラッシュを自動発光させる自動選択撮影モードと、選択した撮影モードにおいてフラッシュの発光を禁止する発光禁止自動選択撮影モードとを備えたので、フラッシュの発光禁止を撮影モードの選択によって同時に選択できるので、発光禁止モードを設定する煩わしさから解放される。しかも、撮影条件に適した撮影モードの自動選択もなされるので、操作が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一眼レフカメラのカメラボディの一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同一眼レフカメラの制御系の回路構成の一実施例をブロックで示す図である。
【図3】同一眼レフカメラに撮影レンズを装着した状態の主要構成部材をブロックで模式的に示す図である。
【図4】同カメラボディに搭載されたモードダイヤルの一実施例の主要構成部品を分解して(A)、(B)に示す正面(平面)図である。
【図5】同一眼レフカメラのカメラ動作に関するメイン処理の一実施例をフローチャートで示す図である。
【図6】同一眼レフカメラの内蔵フラッシュポップアップ処理をフローチャートで示す図である。
【図7】同一眼レフカメラの強制ポップアップ処理をフローチャートで示す図である。
【図8】同一眼レフカメラの自動ポップアップ処理をフローチャートで示す図である。
【図9】同一眼レフカメラのAE演算処理をフローチャートで示す図である。
【図10】同一眼レフカメラのオートピクチャ設定処理をフローチャートで示す図である。
【図11】同一眼レフカメラの自動発光判断処理をフローチャートで示す図である。
【図12】同一眼レフカメラのピクチャーモード表示点灯処理をフローチャートで示す図である。
【図13】同一眼レフカメラのレリーズ処理をフローチャートで示す図である。
【図14】同一眼レフカメラの露光処理をフローチャートで示す図である。
【符号の説明】
11 CPU
15 電圧レギュレータ
17 発振子
19 23 27 モータドライバIC
21 メカチャージモータ
25 フィルムモータ
29 AFモータ
31 AF用フォトインタラプタ
33 CCD
35 シャッタ回路
37 絞り制御回路
39 EEPROM
41 測光用IC
45 ファインダ内LCD
47a 緑色LED
47b 赤色LED
51 ピクチャーモード表示LED
51a〜51h ピクチャーモード表示LED
53 内蔵フラッシュ
63 レンズCPU
101 カメラボディ
103 上飾り板
105 レリーズボタン
107 メインスイッチボタン
109 外部LCD
111 発光部(外飾枠)
113 アクセサリーシュー
115 ボディマウント
117 ボディ接点群
121 モードダイヤル
123 モード盤(表示板)
124a〜124h 絵文字
124i〜124m 絵文字
125 ベゼル
135 LED盤
135a〜135h ピット
SWM メインスイッチ
SWS 測光スイッチ
SWR レリーズスイッチ
SWPu 強制ポップアップスイッチ
SWPud ポップアップ検知スイッチ
SWMod モードダイアルスイッチ
PuMg ポップアップマグネット

Claims (4)

  1. 発光部、該発光部を支持してカメラボディと一体化する収納位置とカメラボディから離反した発光位置とに移動する、収納位置から発光位置方向にばね付勢された支持機構、前記発光部を収納位置に係止する係止機構、および該係止機構の係止を解除する電動解除手段を有するフラッシュを内蔵したカメラにおいて、
    複数の撮影モード、該撮影モードの中から所定の撮影条件に適合する撮影モードを選択して選択した撮影モードにおいて内蔵フラッシュの自動発光が可能な自動選択撮影モード、および前記複数の撮影モードの中から所定の撮影条件に適合する撮影モードを選択して選択した撮影モードにおいて内蔵フラッシュの自動発光が禁止される発光禁止自動撮影モードを含み、これの撮影モードのいずれかを、操作手段の操作を受けて選択する制御手段と、
    外部操作を受けたときに、前記制御手段が前記電動解除手段を作動させて前記係止機構の係止を解除して前記発光部が発光位置に移動するのを許容する強制発光操作手段とを備え、
    前記制御手段は、前記自動選択撮影モードを選択しているときにフラッシュを自動発光させるときは、前記電動解除手段を作動させて前記係止機構の係止を解除し、前記発光禁止自動撮影モードが選択されているときは、前記強制発光操作手段が操作されても前記電動解除手段を作動させないこと、を特徴とするフラッシュを内蔵したカメラの制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記複数の撮影モードの一つ、自動選択撮影モードおよび発光禁止自動選択撮影モードのいずれかを、カメラに装着された、操作手段としてのモードダイヤルの操作を受けて選択する請求項1記載のフラッシュを内蔵したカメラの制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記発光禁止自動撮影モードを選択しているときは、前記発光部が発光位置にあってもフラッシュを発光させない請求項1または2記載のフラッシュを内蔵したカメラの制御装置。
  4. 前記カメラは外部フラッシュ制御機能を有し、前記発光禁止自動撮影モードが選択されているときは、外部フラッシュの発光も禁止する請求項1からのいずれか一項記載のフラッシュを内蔵したカメラの制御装置。
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