JPH09197463A - ダイアル式操作部材 - Google Patents

ダイアル式操作部材

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JPH09197463A
JPH09197463A JP8005120A JP512096A JPH09197463A JP H09197463 A JPH09197463 A JP H09197463A JP 8005120 A JP8005120 A JP 8005120A JP 512096 A JP512096 A JP 512096A JP H09197463 A JPH09197463 A JP H09197463A
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JP8005120A
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Ichiro Taguchi
一郎 田口
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 ダイアルの周囲にマークを形成するスペ
ースを確保する必要がなく、ダイアルの内側に形成され
たマークの向きを揃えることができるダイアル式操作部
材を提供する。 【構成】ダイアル2は、エンコーダを構成する押さえ基
板6と一体に、カメラ筐体1に対して回転する。このダ
イアル2のリム部2aの内側に設けられた表示部材3
は、カメラ筐体1に対して固定されている。この表示部
材3の表面には、ダイアル2の各回転位置においてエン
コーダから出力される信号に応じたマークが、描かれて
いる。この表示部材3の内側に設けられた指標部材4
は、ダイアル2と一体に回転する。この指標部材4の表
面には、ダイアル2の各回転位置においてエンコーダか
ら出力される信号に応じた特定のマークを指し示す指標
が描かれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定部材に対して
回転するダイアルを備えるとともに、この固定部材及び
ダイアルの一方に形成したマークと他方に形成した指標
によって操作内容を示すダイアル式操作部材に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のダイアル式操作部材は、様々な
機器の操作部材として用いられている。例えば、カメラ
においては、自動露出モード設定,フラッシュ発光モー
ド設定,シャッター速度設定,等のための操作部材とし
て用いられている。従来におけるこの種のダイアル式操
作部材を、カメラの主電源投入用兼フラッシュ発光モー
ド設定用操作部材を例にとって、図4及び図5に示す。
【0003】図4に示した操作部材は、カメラ筐体20
上に指標23を形成するとともに、ダイアル21の各回
転位置において設定されるモードの種類を示すマーク2
2を、その回転位置において指標23によって指し示さ
れるダイアル21周縁上部位に、形成したものである。
【0004】また、図5に示した操作部材は、ダイアル
31上に指標33を形成するとともに、ダイアル31の
各回転位置で設定されるモードの種類を示すマーク32
を、その回転位置において指標33によって指し示され
る固定部材30表面上部位に、形成したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示した操作部材においては、各マーク22が形成された
ダイアル21自体が回転するので、各マーク22が指標
23によって指し示される位置に在る時に各々正位置を
向くようにするには、全てのマーク22の形成方向をダ
イアル21の中心に向けなければならない。従って、操
作者が同時に全てのマーク22を正位置にて視認するこ
とはできなかった。そのため、操作者がこの操作部材に
よる操作内容の全てを瞬時に認識することは難しかっ
た。
【0006】また、図5に示した操作部材においては、
全てのマーク32の形成方向を一定に揃えることが可能
であるが、ダイアル21の周囲に多数のマーク32を形
成するスペースを確保する必要がある。従って、スペー
ス確保のためにダイアル21が小径なものに制限され、
操作性が犠牲になることが多かった。
【0007】本発明は、従来のダイアル式操作部材にお
ける以上の問題点に鑑みてなされたものであり、ダイア
ルの周囲にマークを形成するスペースを確保する必要を
なくすとともに、ダイアルの内側に形成されたマークの
向きを揃えることができるダイアル式操作部材を提供す
ることを、課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるダイアル式
操作部材は、その回転位置に応じて所定の機能を果たす
ダイアルを基部に対して回転自在に設けたダイアル式操
作部材であって、周縁部を有するとともに所定の回転軸
を中心に回転するダイアルと、外部からその表面が視認
可能な状態で前記ダイアルの周縁部の内側において前記
基部に対して回動不能に配置された表示部材と、この表
示部材の表面上における前記回転軸の周囲に形成された
前記機能に対応するマークと、前記ダイアルと一体に回
転して前記ダイアルが前記機能を果たす回転位置におい
て前記マークを指し示す指標とを、備えたことを特徴と
する(請求項1に対応)。
【0009】ダイアルは、所定の回転軸を中心に回転自
在でありさえすれば良いので、その周縁形状が円形であ
るものには限られない。また、この回転軸とは、ダイア
ルの回転中心を意味するのみであるので、ダイアル自体
が軸又は軸受けを有していなくても良い。例えば、この
ダイアルが、円形のレールに沿って回転する環状部材で
あっても良い。このダイアルの各回転位置に応じて果た
される機能とは、このダイアルが設けられている機器に
対する何らかの入力機能とすることができる。例えば、
電気的な信号入力や、機械的な状態変化とすることがで
きる。
【0010】表示部材は、ダイアルの上に重ねるように
配置しても良いし、ダイアルが環状部材である場合には
このダイアル内に填め込むように配置しても良い。ま
た、ダイアルの中心部が透明部材で構成されている場合
にはこのダイアルの内部に配置しても良い。この表示部
材の形状には特に限定がないので、その上面形状を円形
や方形とすることができる。
【0011】マークとは、文字であっても良いし、数字
及び絵文字を含む記号であっても良い。また、複数個の
マークを形成する場合には、これらマークを周方向に並
べることが望ましい。
【0012】指標は、ダイアル自体に形成されていても
良いが、ダイアルと一体に回転する別部材状に形成され
ても良い。例えば、表示部材を環状部材とするととも
に、その中央にダイアルと一体に回転するように連結さ
れた部材を設け、この部材の表面に指標を形成するよう
に、構成することができる。マークが複数ある場合に
は、複数の指標を設けても良いし、全ての指標に共通す
る一個の指標のみを設けても良い。
【0013】請求項2によるダイアル式操作部材は、外
部からその表面が視認可能な状態で、前記表示部材の中
心において、前記ダイアルと一体に回転可能に配置され
た指標部材を更に備えるとともに、この指標部材の表面
上に前記指標が形成されていることで、特定したもので
ある。
【0014】請求項3によるダイアル式操作部材は、請
求項1又は2の表示部材が前記ダイアルに重ねられて配
置されていることで、特定したものである。請求項4に
よるダイアル式操作部材は、請求項2の表示部材の中心
に断面円形の貫通孔が形成されているとともに、この貫
通孔内に前記指標部材が配置されていることで、特定し
たものである。
【0015】請求項5によるダイアル式操作部材は、請
求項1のダイアルの周縁が円形であることで、特定した
ものである。請求項6によるダイアル式操作部材は、請
求項1乃至5の何れかにおける表示部材の周縁が円形で
あることで、特定したものである。
【0016】請求項7によるダイアル式操作部材は、請
求項1の表示部材の表面には夫々別種類の機能に対応す
る複数種類のマークが形成されているとともに、一つの
前記指標によってこれら複数種類のマークのうち一つが
指し示されることで、特定したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。この実施の形態は、本発明によ
るダイヤル式操作部材をカメラの主電源投入用兼フラッ
シュ発光モード設定用操作部材に適用した例を、示すも
のである。 (構成)図2はこの操作部材の平面図であり、図1は図
2におけるI−I線に沿った縦断面図である。また、図
3は、この操作部材を構成する部品を示す分解図であ
る。 〔カメラ筐体〕図1に示すように、この操作部材が設け
られる基部としてのカメラ筐体1は、この操作部材を構
成するダイアル2が直接取付られる筐体本体10と、こ
の筐体本体10に組み合わされるカバー11とから、構
成されている(図3においては、このカバー11の図示
を省略した。)。この筐体本体10とカバー11とを組
み合わせた図1の状態においては、カメラ筐体1表面に
円形の凹部1aが形成される。この凹部1aの周縁は、
筐体本体10側において高く形成され、カバー11側に
おいて低く形成されている。この凹部1aの底の周縁部
近傍には、筐体本体10及びカバー11の双方にわた
り、凹部1a自体の軸lと同軸の環状溝1bが穿たれて
いる。なお、この環状溝1bの内側は、筐体本体10の
一部として構成されており、その中心には軸穴1cが形
成されている。また、この軸穴1cから筐体本体10側
にオフセットした位置には、貫通孔1dを挟んで、二つ
のダボ1e,1eが形成されている。一方、カバー11
側においては、環状溝1bに被さるように凹部1aの内
方に膨出した内方フランジ1fが、凹部1aの半周にわ
たって形成されている。
【0018】〔ダイアル〕このカメラ筐体1の凹部1a
には、ダイアル2が嵌合する。このダイアル2は、図1
に示すように、その周面と表面にローレットが刻まれた
環状のリム部(周縁部)2a,このリム部2aの内側に
形成された円盤状のディスク部2b,このディスク部2
bの中心から裏側(図1における下側)に突出した軸部
2c,及び、リム部2aの裏側から同軸に突出形成され
た筒状突起2dから、構成されている。そして、このダ
イアル2の表側(図1における上側)には、リム部2a
とディスク部2bとから構成される凹部が形成され、そ
の裏側には、筒状突起2dとディスク部2bとから構成
される凹部が形成される。
【0019】この筒状突起2dの先端には、カメラ筐体
1の環状溝1bと同径の外方フランジが形成されてい
る。従って、この外方フランジが環状溝1bに嵌り込む
ことで、ダイアル2の位置決めがなされるのである。こ
のように位置決めされた状態では、リム部2aは、その
表面が筐体本体10側の周縁から僅かに突出するととも
に、その裏面がカバー11側の周縁(内方フランジ1
f)上に乗り上げるようにして凹部1aに嵌っている。
但し、この状態においては、カバー11の内方フランジ
1fと筒状突起2dの外方フランジとが嵌り合うので、
リム部2aの抜けが防止されている。
【0020】一方、軸部2cは、基部から先端に向けて
2段階に細くなるように形成されている。そして、この
軸部2cの中間部分の外径は、カメラ筐体1の軸孔1c
と略同径となっており、その長さは、軸孔1cの深さよ
りも僅かに長くなっている。また、この軸部2cの基端
側部分の長さは、ダイアル2が上述したようにして位置
決めされた状態における凹部1aの底面までの距離と、
同じ長さとなっている。従って、軸部2cの中間部分が
軸穴1cに嵌入し、且つ、基端側の段差が凹部1aの底
面に当接した状態で、ダイアル2が軸l(所定の回転
軸)を中心に回転することとなる。なお、この軸部2c
には、その中心軸に沿って、ダイアル2の表側において
大径となり裏側において小径となる段差付きの貫通孔2
eが形成されている。この貫通孔2eの大径部分の内周
面の一部には、軸方向に沿ったキー突起2fが形成され
ている。
【0021】また、ディスク部2bには、図3に示すよ
うに、軸部2cと同軸の円弧状貫通溝2gが、この軸部
2cを取り囲むように穿たれている。また、ディスク部
2bの裏面には、多数のクリック溝2hが軸部2cを中
心とした放射状に刻まれている。 〔表示部材〕ダイアル2の表面側に形成された凹部に
は、円盤状の表示部材3が嵌り込む。ダイアル2の凹部
に嵌り込んだ状態においては、この表示部材3の表面
は、ダイアル2のリム部2aの表面と略面一となってお
り、全体として略球面をなしている。
【0022】また、この表示部材3の裏面には、ダイア
ル2の円弧状貫通溝2gと略同幅且つ同径の円弧状に円
弧状突起3aが突出形成されている。この円弧状突起3
aの端面には、カメラ筐体1のダボ1e,1eに対応し
た穴(図示略)が形成されている。従って、(同様な形
態でクリック板5に形成された孔5a,5aを介して)
ダボ1e,1eが円弧状突起3aの穴に嵌入することに
より、表示部材3が、凹部1aと同軸となる位置に位置
決めされる。また、この円弧状突起3aの端面には、上
述のようにして位置決めされた状態においてカメラ筐体
1の貫通孔1dと同軸となるネジ穴3cが、形成されて
いる。従って、カメラ筐体1(筐体本体10)の裏面側
から貫通孔1d(及び、クリック板5に形成された孔5
b)を貫通した雄ねじ8がこのネジ孔3cに螺合するこ
とにより、表示部材3がカメラ筐体1に回転不能に固定
される。なお、円弧状突起3aの高さ(厚さ)は、この
ように固定された状態で表示部材3の裏面がダイアル2
から僅かに離間する高さ(厚さ)に設定され、その中心
角は、円弧状貫通溝2gの中心角よりも小さく設定され
ている。このように固定された表示部材3は、ダイアル
2の抜け止めにも寄与している。
【0023】また、表示部材3の中心には、表側におい
て大径となり裏側において小径となる段差付きの貫通孔
3bが形成されている。但し、この貫通孔3bの小径部
分の内径は、ダイアル2の貫通孔2eよりも大径であ
る。 〔クリック板〕クリック板5は、図3に示すように、ダ
イアル2の軸部2cの基端側部分の外径よりも大径の内
径と筒状突起2dの内径よりも小径の外径を有する略輪
状の形状を有している。そして、このクリック板5にお
ける孔5a,5bが形成された部位から最も離れた位置
には、このクリック板5の径方向に沿った山状の曲折部
5cが形成されている。また、孔5a,5bが形成され
た部位と屈曲部5cとの間は、谷状に曲げられている。
従って、このクリック板5がカメラ筐体1の凹部1aと
表示部材3の円弧状突起3aとの間に挟まれて固定され
た状態では、その屈曲部5cがダイアル2のクリック溝
2hに係合するので、ダイアル2の回転にクリック感が
与えられる。 〔指標部材〕表示部材3の貫通孔3b及びダイアル2の
貫通孔2eには、頭部4aと軸部4bとからなる指標部
材4が挿入されている。この指標部材4の軸部4bの外
径は、ダイアル2の貫通孔2eの大径部の内径とほぼ同
径であり、その長さは、貫通孔2eの大径部の深さと同
じである。この軸部4bの周面には、貫通孔2eに形成
されたキー突起2fに係合するキー溝4cが刻まれてい
る。従って、これらキー突起2f及びキー溝4cを係合
させた状態で軸部4bを貫通孔2eに挿入すると、この
指標部材4がダイアル2と一体に回転し、相互の回転が
不能となる。また、この軸部4bの中心には、その端部
側からネジ孔4dが形成されている。
【0024】一方、この指標部材4の頭部4aは、円形
状の表面を有し、表示部材3の貫通孔3bの形状に対応
した段状の外径を有している。この頭部4bの各部の寸
法は、この頭部4bと貫通孔3bとが僅かに離間すると
ともにその表面が表示部材3の表面と面一となった状態
でこの貫通孔3b内に嵌り込む様に、設定されている。
【0025】この指標部材4の頭部4aの表面には、図
2に示すように、その中心から径方向を指し示す指標P
が描かれている。 〔押さえ基板〕ダイアル2の軸部2cの末端側部分は、
図3に示すような円盤型の押さえ基板6の中心に形成さ
れた孔6aに嵌入している。この押さえ基板6の裏面
(図1における下側面)には、その周方向に沿ってアブ
ソリュート方式のコード板が形成されている。このコー
ド板は、図示せぬカメラの内部回路に接続されたブラシ
と接触することによってエンコーダを構成しているの
で、ダイアル2の回転位置が図示せぬカメラの内部回路
によって識別されることになる。この図示せぬカメラの
内部回路は、識別したダイアル2の回転位置に応じて、
主電源の投入/切断,オートフラッシュモードの設定,
強制発光モードの設定,発光禁止モードの設定,夜景モ
ードの設定,フラッシュ発光なしバルブモードの設定,
フラッシュ発光ありバルブモードの設定を行う。
【0026】〔止めネジ〕止めネジ7は、ダイアル2の
貫通孔2eを貫通して、指標部材4のネジ孔4dに螺合
している。この止めネジ7の頭部は、ダイアル2の軸部
2cの末端部分の外径,及び、押さえ基板6の孔6aの
内径よりも、大径である。従って、この止めネジ7のネ
ジ孔4dへの螺合により、指標部材4及び押さえ基板6
の抜け止めがなされている。
【0027】〔マーク〕表示部材3の表面には、その周
方向に沿って、複数のマークMが描かれている。即ち、
上記エンコーダが主電源の切断を示す信号を出力する際
において指標Pが指し示す位置には、マークM1が描か
れている。同様に、上記エンコーダがオートフラッシュ
モード設定を示す信号を出力する際において指標Pが指
し示す位置には、マークM2が、強制発光モード設定を
示す信号を出力する際において指標Pが指し示す位置に
は、マークM3が、発光禁止モード設定を示す信号を出
力する際において指標Pが指し示す位置には、マークM
4が、夜景モード設定を示す信号を出力する際において
指標Pが指し示す位置には、マークM5が、フラッシュ
発光なしバルブモード設定を示す信号を出力する際にお
いて指標Pが指し示す位置には、マークM6が、フラッ
シュ発光ありバルブモード設定を示す信号を出力する際
において指標Pが指し示す位置には、マークM7が、夫
々描かれている。これら各マークMは、全て同じ方向
(図2の向きを正位置とする方向)を向いて描かれてい
る。
【0028】(組立手順)本実施形態によるダイアル式
操作部材を組み立てるには、先ず、カバー11を組み合
わせていない状態において、筐体本体10のダボ1e,
1eにクリック板5の孔5a,5aを嵌め込む。次に、
軸部2cを軸孔1cに挿入するとともに筒状突起2dの
外方フランジを環状溝1bに嵌め込むようにして、ダイ
アル2を筐体本体10の凹部1a内にセットする。次
に、円弧状貫通溝2gを貫通させた円弧状突起3aの図
示せぬ穴をダボ1e,1eに嵌め込むようにして、表示
部材3を、ダイアル2の表面側に形成された凹部内にセ
ットする。次に、筐体本体10の裏側から、貫通孔1d
及び、クリック板5に形成された孔5bを介して、円弧
状突起3aのネジ孔3cに雄ねじ8をねじ込む。これに
より、クリック板5及び表示部材3が筐体本体10に固
定されるとともに、ダイアル2の抜け止めがなされる。
【0029】次に、表示部材3の貫通孔3bを介して、
指標部材4をダイアル2の貫通孔2eに挿入するととも
に、ダイアル2の軸部2cの末端に押さえ基板6を嵌め
込む。次に、この押さえ基板6の孔6a及びダイアル2
の貫通孔2eを介して、止めネジ7を指標部材4のネジ
穴4dにねじ込む。これにより、指標部材4及び押さえ
基板6の抜け止めがなされる。
【0030】最後に、ダイアル2の筒状突起2dの外方
フランジと内方フランジ1fとを嵌め合わせて、カバー
11を筐体本体10に組み合わせる。以上のようにし
て、本実施形態によるダイアル式操作部材の組み立てが
なされるのである。 (実施形態による作用)次に、以上のように構成される
本実施形態によるダイアル式操作部材の作用を説明す
る。いま、図2に示すように、指標PがマークM1を指
し示しているとする。この状態では、この操作部材が設
けられたカメラへは、主電源が切断されている。
【0031】この状態からカメラに主電源を投入するに
は、操作者は、ダイアル2の周囲を摘むか、カバー11
側からダイアル2の周面に指の腹を当てて、ダイアル2
を回転させる。すると、その表面に指標Pが描かれた指
標部材4が、ダイアル2と一体に回転する。そして、指
標PがマークM2を指し示すようになると、ダイアル2
の回転位置は、上記エンコーダがオートフラッシュモー
ド設定を示す信号を出力する位置となる。同様に、指標
PがマークM3を指し示すようになると、ダイアル2の
回転位置は、上記エンコーダが強制発光モード設定を示
す信号を出力する位置となる。この間、表示部材3は不
動のままであるので、その表面上に描かれた各マークM
1〜M7の向きも不動のままである。従って、カバー1
1側に居る操作者は、常に、全てのマークM1〜M7を
正位置にて視認することができる。
【0032】なお、これらマークM1〜M7が表面上に
描かれている表示部材3は、ダイアル2のリム部2aの
内側に位置している。従って、ダイアル2の周囲におけ
るカメラ筐体1表面上に、マークMを描くスペースを確
保する必要がない。そのため、ダイアル2が小径なもの
に制限されることもないので、ダイアル2の径を可能な
限り大径にすることができる。よって、ダイアル2の操
作性が低下することがない。
【0033】
【発明の効果】以上のように構成した本発明のダイアル
式操作部材によると、ダイアルの周囲にマークを形成す
るスペースを確保する必要がないので、ダイアルの外径
が小径なものに制限されることがない。しかも、ダイア
ルの回転に応じてマークの形成位置が変化しないので、
マークの向きを、操作者が常に正位置で視認できる向き
に揃えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態によるダイアル式操作部
材の縦断面図
【図2】 図1のダイアル式操作部材の平面図
【図3】 図1のダイアル式操作部材の分解図
【図4】 従来のダイアル式操作部材の平面図
【図5】 従来のダイアル式操作部材の平面図
【符号の説明】 1 カメラ筐体 2 ダイアル 3 表示部材 4 指標部材 6 押さえ基板 M マーク P 指標

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その回転位置に応じて所定の機能を果たす
    ダイアルを基部に対して回転自在に設けたダイアル式操
    作部材であって、 周縁部を有するとともに所定の回転軸を中心に回転する
    ダイアルと、 外部からその表面が視認可能な状態で、前記ダイアルの
    周縁部の内側において、前記基部に対して回動不能に配
    置された表示部材と、 この表示部材の表面上における前記回転軸の周囲に形成
    された、前記機能に対応するマークと、 前記ダイアルと一体に回転し、前記ダイアルが前記機能
    を果たす回転位置において前記マークを指し示す指標と
    を備えたことを特徴とするダイアル式操作部材。
  2. 【請求項2】外部からその表面が視認可能な状態で、前
    記表示部材の中心において、前記ダイアルと一体に回転
    可能に配置された指標部材を更に備えるとともに、 この指標部材の表面上に前記指標が形成されていること
    を特徴とする請求項1記載のダイアル式操作部材。
  3. 【請求項3】前記表示部材は前記ダイアルに重ねられて
    配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    ダイアル式操作部材。
  4. 【請求項4】前記表示部材の中心には断面円形の貫通孔
    が形成されているとともに、 この貫通孔内に前記指標部材が配置されていることを特
    徴とする請求項2記載のダイアル式操作部材。
  5. 【請求項5】前記ダイアルの周縁が円形であることを特
    徴とする請求項1記載のダイアル式操作部材。
  6. 【請求項6】前記表示部材の周縁が円形であることを特
    徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のダイアル式操
    作部材。
  7. 【請求項7】前記表示部材の表面には夫々別種類の機能
    に対応する複数種類のマークが形成されているととも
    に、 一つの前記指標によってこれら複数種類のマークのうち
    一つが指し示されることを特徴とする請求項1記載のダ
    イアル式操作部材。
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JP (1) JPH09197463A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6341202B1 (en) 1999-06-22 2002-01-22 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Operation dial with an illuminator for a camera
US6427051B1 (en) 1999-06-24 2002-07-30 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Controller for controlling a camera having a built-in flash
DE10030420B4 (de) * 1999-06-22 2006-06-01 Pentax Corp. Kamera mit einer Bedienvorrichtung
DE10066306B4 (de) * 1999-06-22 2006-08-31 Pentax Corp. Bedienvorrichtung für eine Kamera

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