JPH0414233Y2 - - Google Patents

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JPH0414233Y2
JPH0414233Y2 JP8777584U JP8777584U JPH0414233Y2 JP H0414233 Y2 JPH0414233 Y2 JP H0414233Y2 JP 8777584 U JP8777584 U JP 8777584U JP 8777584 U JP8777584 U JP 8777584U JP H0414233 Y2 JPH0414233 Y2 JP H0414233Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
plating
writing instrument
uneven pattern
silver
decorative
Prior art date
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JP8777584U
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JPS612972U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は貴金属によつて装飾を施した筆記具の
改良に関するものである。
「従来技術」 従来の、この種の筆記具の表面に施されている
装飾めつきは、筆記具に防錆性、耐摩耗性等を与
えると共に、外観的な美的効果を得るために装飾
的に施されている。
しかしながら、従来の筆記具の装飾めつきは、
例えば、金、銀、銅、ニツケル等の単一種類の金
属で一面的に被覆されているのみであつた。この
ために筆記具の表面はある程度の装飾とは出来る
ものの、その装飾効果は十分なものとは言えなか
つた。
また、このような従来の装飾めつきでは、筆記
具を長い間にわたつて使用したときには、未だ筆
記具自体の筆記性能には差し支えないが、使用頻
度の多い筆記具の表面の一部分だけのめつきが摩
擦により剥れてしまい、その表面が見苦しくなる
ことが多々あつた。
このような原因は、筆記具の表面に適当な模様
をデザインする場合、印刷インキを用いてマスキ
ングするのであるが、これに使用する印刷インキ
の耐めつき液性が悪いために、印刷インキを用い
ることが出来ず、従つて、単一の金属でしか被覆
することが出来なかつたことにある。
「問題点を解決するための手段」 本考案は上記のような欠点を解決するために成
されたもので、銀・銅・黄銅等から構成される筆
記具の素地1の表面に耐めつき液性の強いエポキ
シ系の印刷インキで種々模様のマスキング2を施
し、銅めつき及び/又はニツケルめつきで肉付め
つき3をし、凹部印刷インク、凸部めつきの一次
凹凸模様を形成し、金、銀、ロジウム等の貴金属
めつきをすることにより凸部のみ装飾めつき部4
を施した二次凹凸模様を形成し、二次凹凸模様の
上面をオーバーコート5することにより、美的装
飾効果の高い筆記具を提供せんとするものであ
る。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の実施例に係る筆記具の拡大断
面図で、第2図は同筆記具の製造工程の説明図で
ある。
上記の図面において、1は銀又は、銅・黄銅等
から構成される筆記具の素地で、該素地1の表面
には適当な模様をデザインするためにエポキシ系
の印刷インキによりマスキング2を行う。マスキ
ングとは分析結果に誤差を与えるイオンを封じる
ことであり、本件考案の場合、素地1の表面に任
意の模様やデザインを施すために、部分的にポキ
シ系印刷インキを塗布して、次工程の肉付めつき
により、めつき部分と被めつき部分とを区画する
凹凸模様を形成して筆記具表面に、適当な模様を
デザインするためのものである。
まず、素地1の表面にエポキシ系の印刷インキ
を用いて適当な模様状にマスキング2を施す。
模様状にマスキング2を施した素地1を銅めつ
き、ニツケルめつきすることにより凹凸模様状に
肉付めつき3を施す。つまり、この時、素地1の
表面のマスキング2をした部分は、耐めつき液性
の強いエポキシ系の印刷インキであるため、この
部分にはめつきがされることがない。また、マス
キング2を施した素地1には、銅めつき又はニツ
ケルめつきのどちらか一方により肉付めつき3を
施しても良く、或は、銅めつきの後に更にニツケ
ルめつきにより肉付めつき3を施すことにより、
素地1に対して凹凸模様が明確となり立体感のあ
る模様となる。
従つて、マスキング2がなされていない部分に
のみメツキがされて、その分だけ肉付めつき3が
され、凹凸模様が形成されることとなる。
その後、この凹凸模様の形成された筆記具上に
更に金、銀、ロジウム等により貴金属めつきを施
して装飾めつき部4を形成する。この場合も前記
肉付めつき3と同様にマスキング2をしてある素
地1上にはめつきがなされないので、先に肉付け
された凸部表面に重ねて装飾めつき部4が肉付け
がされることとなる。
そして、その上面の筆記具全体にめつきを保護
被覆するためにオーバーコート5を施す。このオ
ーバーコート5によりめつきが保護されるととも
に、模様にそつた貴金属めつきの持つ美しさが強
調される。
このようにして、筆記具の素地の表面に凹凸模
様をともなった貴金属による装飾メッキ部4が形
成されている美しい筆記具6が完成する。
「考案の効果」 叙上のように、本考案に係る筆記具は、銀・
銅・黄銅等から構成される筆記具の素地1の表面
に耐めつき液性の強いエポキシ系の印刷インキで
種々模様のマスキング2を施し、銅めつき及び/
又はニッケルめつきで肉付めつき3をし、凹部印
刷インク、凸部めつきの一次凹凸模様を形成し、
金、銀、ロジウム等の貴金属めつきをすることに
より凸部のみ装飾めつき部4を施した二次凹凸模
様を形成し、二次凹凸模様の上面をオーバーコー
ト5したものである。
したがって、第一に、完成した筆記具は、マス
キング2をしたうえで、肉付めつき3の一次凹凸
模様と装飾めつき部4の二次凹凸模様によって素
地1上に立体的な凹凸模様をともなった装飾を作
るものであり、素地1のマスキング2をした部分
は耐めつき液性の強いエポキシ系の印刷インキで
あるため、この部分にはめつきがされることはな
い。したがって、素地1と装飾めつき部4とそれ
ぞれ銀で構成した場合には凹凸感と高級感のある
筆記具を得ることができる。
一方、上記以外の場合、すなわち、素地1を銀
で構成し装飾めつき部4を銀以外で構成した場
合、素地1を銀以外で構成し装飾めつき部4を銀
で構成した場合や、素地1と装飾めつき部4とを
それぞれ銀以外で構成した場合には、二種類の材
質差を強調したぜいたくで立体感と高級感のある
筆記具を得ることができる。
第二に、このようにして完成した筆記具は、二
次凹凸模様の上面をオーバーコートしたものであ
り、オーバーコートによりめつきを保護するの
で、長い間にわたって使用した場合でも、使用頻
度の多い筆記具の表面の一部分だけのめつきが摩
擦により剥れてしまうことはなく、その表面が見
苦しくなることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る筆記具の正面図で、第2
図は同筆記具の一部拡大断面図で、第3図は本考
案に係る筆記具の製造工程を示す。 1……素地、2……マスキング、3……肉付め
つき、4……装飾めつき部、5……オーバーコー
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 銀・銅・黄銅等から構成される筆記具の素地1
    の表面に耐めつき液性の強いエポキシ系の印刷イ
    ンキで種々模様のマスキング2を施し、 銅めつき及び/又はニツケルめつきで肉付めつ
    き3をし、凹部印刷インク、凸部めつきの一次凹
    凸模様を形成し、 金、銀、ロジウム等の貴金属めつきをすること
    により凸部のみ装飾めつき部4を施した二次凹凸
    模様を形成し、 二次凹凸模様の上面をオーバーコート5したこ
    とを特徴とする筆記具。
JP8777584U 1984-06-13 1984-06-13 筆記具 Granted JPS612972U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8777584U JPS612972U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 筆記具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8777584U JPS612972U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 筆記具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS612972U JPS612972U (ja) 1986-01-09
JPH0414233Y2 true JPH0414233Y2 (ja) 1992-03-31

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ID=30640303

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JP8777584U Granted JPS612972U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 筆記具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013023763A (ja) * 2011-07-26 2013-02-04 Mitsubishi Pencil Co Ltd 塗布具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS612972U (ja) 1986-01-09

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