JP2586751B2 - 装飾塗装法 - Google Patents
装飾塗装法Info
- Publication number
- JP2586751B2 JP2586751B2 JP3042409A JP4240991A JP2586751B2 JP 2586751 B2 JP2586751 B2 JP 2586751B2 JP 3042409 A JP3042409 A JP 3042409A JP 4240991 A JP4240991 A JP 4240991A JP 2586751 B2 JP2586751 B2 JP 2586751B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base coat
- concave portion
- metallic base
- coat
- primer
- Prior art date
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の樹脂製マーク、
エムブレム等に好適な装飾塗装法に関する。
エムブレム等に好適な装飾塗装法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来の金属光輝工法と呼ば
れる装飾塗装法は、図2に示されるように、ABS樹脂
等からなる基材01の表面上にプライマー02、金属蒸着層
03、クリヤコート04がこの順に積層されるが、この塗膜
は剥離、摩耗により金属光輝が消失するという問題があ
った。
れる装飾塗装法は、図2に示されるように、ABS樹脂
等からなる基材01の表面上にプライマー02、金属蒸着層
03、クリヤコート04がこの順に積層されるが、この塗膜
は剥離、摩耗により金属光輝が消失するという問題があ
った。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は塗膜の剥離、摩
耗を防止するとともに金属光輝が奥まり、かつ、微妙な
色相を呈することができる装飾塗装法を提供しようとす
るものであって、その要旨とするところは、樹脂からな
る基材の表面に任意形状のほぼ均一で浅い凹部を形成し
た後、上記表面及び上記凹部にそれぞれプライマーを塗
布し、次いで、凹部のみに金属蒸着層を形成し、その
後、凹部以外のプライマー上に通常のメタリックベース
コートを塗布し、次いで、上記金属蒸着層及び上記メタ
リックベースコート上にそれぞれ顔料濃度の低い第2の
メタリックベースコートを塗布し、しかる後、この第2
のメタリックベースコート上に上記凹部がなくなるまで
クリヤコートを塗布することを特徴とする装飾塗装法に
ある。
耗を防止するとともに金属光輝が奥まり、かつ、微妙な
色相を呈することができる装飾塗装法を提供しようとす
るものであって、その要旨とするところは、樹脂からな
る基材の表面に任意形状のほぼ均一で浅い凹部を形成し
た後、上記表面及び上記凹部にそれぞれプライマーを塗
布し、次いで、凹部のみに金属蒸着層を形成し、その
後、凹部以外のプライマー上に通常のメタリックベース
コートを塗布し、次いで、上記金属蒸着層及び上記メタ
リックベースコート上にそれぞれ顔料濃度の低い第2の
メタリックベースコートを塗布し、しかる後、この第2
のメタリックベースコート上に上記凹部がなくなるまで
クリヤコートを塗布することを特徴とする装飾塗装法に
ある。
【0004】
【実施例】本発明を図1に示す実施例を参照しながら具
体的に説明する。ABS樹脂等からなる基材1の表面2
にマーク、文字等の任意の形状を有する均一深さの浅い
凹部3を彫刻する。次いで、表面2及び凹部3の全体に
プライマー4を塗装する。しかる後、凹部3以外の表面
2をマスキング5によって覆った状態でスパッター法、
蒸着法等によって厚さが 500〜 800Å程度の金属蒸着層
6を形成する。(イ)参照。次いで、マスキング5を除
去し、凹部3の金属蒸着層6をマスキング7で覆った状
態で、通常のメタリックベースコート8(顔料濃度10数
%)を塗布する。(ロ)参照。次いで、マスキング7を
除去し、凹部3及び表面2の全体に亘って金属蒸着層6
及びメタリックベースコート8を覆うように顔料濃度が
2〜3%で低い第2のメタリックベースコート9を塗布
し、その上に凹部3の凹みがなくなるまでクリヤコート
10を塗布する。
体的に説明する。ABS樹脂等からなる基材1の表面2
にマーク、文字等の任意の形状を有する均一深さの浅い
凹部3を彫刻する。次いで、表面2及び凹部3の全体に
プライマー4を塗装する。しかる後、凹部3以外の表面
2をマスキング5によって覆った状態でスパッター法、
蒸着法等によって厚さが 500〜 800Å程度の金属蒸着層
6を形成する。(イ)参照。次いで、マスキング5を除
去し、凹部3の金属蒸着層6をマスキング7で覆った状
態で、通常のメタリックベースコート8(顔料濃度10数
%)を塗布する。(ロ)参照。次いで、マスキング7を
除去し、凹部3及び表面2の全体に亘って金属蒸着層6
及びメタリックベースコート8を覆うように顔料濃度が
2〜3%で低い第2のメタリックベースコート9を塗布
し、その上に凹部3の凹みがなくなるまでクリヤコート
10を塗布する。
【0005】
【発明の効果】本発明においては、凹部内に金属蒸着層
が形成され、この金属蒸着層は第2のメタリックベース
コート及びクリヤコートによってこの順で覆われるの
で、金属蒸着層が剥離、摩耗することはないとともに金
属光輝が奥まってその立体感が向上する。また、金属蒸
着層及び通常のメタリックベースコートはいずれも顔料
濃度の低い第2のメタリックベースコート及びクリヤコ
ートによって覆われるので、通常のメタリックベースコ
ート及び第2のメタリックベースコートの色と金属光輝
とが相まって微妙な色相を呈する装飾塗装が得られる。
が形成され、この金属蒸着層は第2のメタリックベース
コート及びクリヤコートによってこの順で覆われるの
で、金属蒸着層が剥離、摩耗することはないとともに金
属光輝が奥まってその立体感が向上する。また、金属蒸
着層及び通常のメタリックベースコートはいずれも顔料
濃度の低い第2のメタリックベースコート及びクリヤコ
ートによって覆われるので、通常のメタリックベースコ
ート及び第2のメタリックベースコートの色と金属光輝
とが相まって微妙な色相を呈する装飾塗装が得られる。
【図1】本発明の各工程を示す部分的拡大断面図であ
る。
る。
【図2】従来の装飾塗装の部分的拡大断面図である。
1 基材 3 凹部 4 プライマー 6 金属蒸着層 8 通常のメタリックベースコート 9 第2のメタリックベースコート 10 クリヤコート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 5/06 101 B05D 5/06 101A
Claims (1)
- 【請求項1】 樹脂からなる基材の表面に任意形状のほ
ぼ均一で浅い凹部を形成した後、上記表面及び上記凹部
にそれぞれプライマーを塗布し、次いで、凹部のみに金
属蒸着層を形成し、その後、凹部以外のプライマー上に
通常のメタリックベースコートを塗布し、次いで、上記
金属蒸着層及び上記メタリックベースコート上にそれぞ
れ顔料濃度の低い第2のメタリックベースコートを塗布
し、しかる後、この第2のメタリックベースコート上に
上記凹部がなくなるまでクリヤコートを塗布することを
特徴とする装飾塗装法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3042409A JP2586751B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 装飾塗装法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3042409A JP2586751B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 装飾塗装法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04358565A JPH04358565A (ja) | 1992-12-11 |
JP2586751B2 true JP2586751B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=12635270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3042409A Expired - Lifetime JP2586751B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 装飾塗装法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586751B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-15 JP JP3042409A patent/JP2586751B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04358565A (ja) | 1992-12-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961015 |