JPH0414103Y2 - - Google Patents

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JPH0414103Y2
JPH0414103Y2 JP1987193545U JP19354587U JPH0414103Y2 JP H0414103 Y2 JPH0414103 Y2 JP H0414103Y2 JP 1987193545 U JP1987193545 U JP 1987193545U JP 19354587 U JP19354587 U JP 19354587U JP H0414103 Y2 JPH0414103 Y2 JP H0414103Y2
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JP1987193545U
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、空気清浄用のフイルタに関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来のこの種フイルタには、第7図及び第8図
示のようにガラス繊維などからなる帯状の材1
を気流2の上流側と下流側へジグザグ状に折曲
し、この材1の各折曲端3,4と直交する方向
に連なり、かつ材1の両面で対向する位置にお
いて各折曲端3,3間の隙間5と各折曲端4,4
間の隙間6に挿入接着されたスペーサー7,8
を、材1の両面の間隔9をおいた箇所ごとに設
けてなるフイルタ部材10をフレーム11にシー
ル材などを介して気密にはめ込んでなるフイルタ
が多く使用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の空気清浄用フイルタは、それを多風
量処理型の空気清浄機などに使用しようとする
と、フイルタ部材10の上流側に大きな風圧が加
わり、この風圧によつて材1の上流側の各折曲
端3,3間の隙間5のうちスペーサー7が挿入接
着されていない部分が第8図中の点線で示すよう
にそれぞれ膨脹して、材1の下流側の各折曲端
4,4間の隙間6のうちスペーサー8が挿入接着
されていない部分を圧迫するので、フイルタの圧
力損失が増すとともに、材1の下流側の塵埃捕
集面積が縮少され、塵埃の捕集効率が低下すると
いう問題点があつた。
本考案は、上記従来の問題点を解消しうる空気
清浄用フイルタを提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
以下図面第1図ないし第6図にもとづいて本考
案を詳細に説明すると、12はガラス繊維などか
らなる帯状の材で、気流13の上流側と下流側
へジグザグ状に折曲してある。14は上流側のス
ペーサー、15は下流側のスペーサーで、これら
のスペーサー14,15は、材12の各折曲端
16,17と直交する方向に連なり、かつ材1
2の両面で対向する位置において各折曲端16,
16間の隙間18と、各折曲端17,17間の隙
間19とに挿入接着してなる。このスペーサー1
4とスペーサー15は、材12の両面の間隔2
0をおいた箇所ごとに設ける。21は補強スペー
サーで、下流側の各スペーサー15の間隔20ご
とに、材12の各折曲端17と直交する方向に
連なり、かつ各折曲端17,17間の隙間19に
挿入してなる。22は以上の構成よりなるフイル
タ部材、23はこのフイルタ部材22をシール材
を介して気密にはめ込んだフレームである。
〔実施例〕
スペーサー14,15と補強スペーサー21
は、粘性を有する樹脂材などで材12の各隙間
18,19に挿入接着することにより設けてもよ
く、またスペーサー14,15を粘性を有する樹
脂材などで材12の各隙間18,19に予め挿
入接着し、その後において補強スペーサー21を
隙間19に挿入することにより設けてもよい。こ
の後者の設け方においては、第2図及び第3図示
のように材12の下流側の各折曲端17,17
の隙間19において、それらの入口24から上流
側の各折曲端16に接する位置または接近する位
置まで挿入する形状を有する各スペーサー片25
とそれらを連結する連結片26とをプラスチツク
などの板片で一体成形してなる補強スペーサー2
1Aを用いることもあり、また第4図及び第5図
示のように断面が丸形又は角形の針金などの線材
を用い、材12の下流側の各折曲端17,17
の隙間19において、それらの入口24から上流
側の各折曲端16に接する位置または接近する位
置まで挿入する形状に屈曲した各スペーサー部分
27とそれらを連結する連結部分28とを一連に
成形してなる補強スペーサー21Bを用いること
もある。この補強スペーサー21Bにおいては、
各スペーサー部分27を材12の各隙間19の
ピツチの変化や各隙間19の変形に対応して自由
に変形させながら挿入でき、従つて機械による自
動挿入が可能になる利点がある。また補強スペー
サー21Bにおいては、第6図示のように各連結
部分28のうち両端寄りの連結部分など適当位置
の連結部分を延長してつまみ部分29を設け、こ
のつまみ部分29を手などでつかんで補強スペー
サー21Bを支えながら、各スペーサー部分27
の各隙間19への挿入を容易に行えるようにする
こともある。
補強スペーサー21は、下流側の各スペーサー
15の間隔20において1箇所に設けてもよく、
複数箇所に設けてもよい。
なお、同じフレーム23にはめ込むフイルタ部
材22であつても、材12の折り方によつて折
曲端16,17の数に差がある場合に備えて、
材12の一端側又は両端側の隙間18,19のい
くつかにスペーサーの挿入が省略できる補強スペ
ーサーを使用することもある。
〔考案の効果〕
本考案は、叙上のように構成したから、材の
上流側に大きな風圧が加わつても、補強スペーサ
ーにより材の下流側の各折曲端間の隙間が圧迫
されるのを防止でき、フイルタの圧力損失を増大
させず、材の下流側の塵埃捕集面積を十分に確
保して、塵埃の捕集効率の低下を防止できるた
め、多風量処理型の空気清浄機などに適したフイ
ルタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図ないし第6図は本考案の実施例を示
すもので、第1図はフイルタ部材をフレームには
め込んだ状態の断面図、第2図は補強スペーサー
を材に挿入する直前の状態を示す図、第3図は
同補強スペーサーを材に挿入した状態を示す
図、第4図は別の補強スペーサーを材に挿入す
る直前の状態を示す図、第5図は同補強スペーサ
ーを材に挿入した状態を示す図、第6図は補強
スペーサーの一部変形例を示す図、第7図は従来
品の斜視図、第8図は第7図の横断面図である。 12……材、14……上流側スペーサー、1
5……下流側スペーサー、16,17……折曲
端、18,19……隙間、21……補強スペーサ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 材を気流の上流側と下流側へジグザグ状に折
    曲し、この材の各折曲端と直交する方向に連な
    り、かつ上記材の両面で対向する位置において
    上記各折曲端の間の隙間に挿入接着されたスペー
    サーを、上記材の両面の間隔をおいた箇所ごと
    に設けてなるフイルタ部材において、上記スペー
    サーのうち、下流側の各スペーサーの間隔ごと
    に、上記材の各折曲端と直交する方向に連な
    り、かつ上記各折曲端の間の隙間に挿入された補
    強スペーサーを設けることを特徴とする空気清浄
    用フイルタ。
JP1987193545U 1987-12-22 1987-12-22 Expired JPH0414103Y2 (ja)

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JP1987193545U JPH0414103Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22

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JPH0199423U JPH0199423U (ja) 1989-07-04
JPH0414103Y2 true JPH0414103Y2 (ja) 1992-03-31

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ID=31484331

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JPH0199423U (ja) 1989-07-04

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