JP2002233724A - エアフィルタ用ろ材 - Google Patents
エアフィルタ用ろ材Info
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- JP2002233724A JP2002233724A JP2001029405A JP2001029405A JP2002233724A JP 2002233724 A JP2002233724 A JP 2002233724A JP 2001029405 A JP2001029405 A JP 2001029405A JP 2001029405 A JP2001029405 A JP 2001029405A JP 2002233724 A JP2002233724 A JP 2002233724A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- beads
- air
- filter
- filter medium
- filtering material
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ビード用の樹脂資源を節約でき、かつ、軽く
て取り扱いが容易なエアフィルタ用ろ材を提供すること
である。 【解決手段】 エア流入方向に向き、隣接するプリーツ
同士が風圧により押し広げられるろ材１の表面側で、ビ
ード３ａの間隔を裏面側のビード３ｂの間隔よりも広く
して、その形成本数を少なくすることにより、ビード用
の樹脂資源を節約し、かつ、ろ材１を軽量化してその取
り扱いを容易とした。
て取り扱いが容易なエアフィルタ用ろ材を提供すること
である。 【解決手段】 エア流入方向に向き、隣接するプリーツ
同士が風圧により押し広げられるろ材１の表面側で、ビ
ード３ａの間隔を裏面側のビード３ｂの間隔よりも広く
して、その形成本数を少なくすることにより、ビード用
の樹脂資源を節約し、かつ、ろ材１を軽量化してその取
り扱いを容易とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリーツ状に折
り曲げ加工して形成されるエアフィルタ用ろ材に関する
ものである。
り曲げ加工して形成されるエアフィルタ用ろ材に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】ビルや工場等の空調、換気用のエアフィ
ルタには、不織布等のシート状の素材を、プリーツ状に
折り曲げ加工して形成されたろ材を用いるものがある。
この種のろ材では、隣接するプリーツ同士の密着による
エアろ過面の減少を防止するために、ろ材の表裏面に、
プリーツと直角方向に延びるビードを、所定の間隔で形
成したものが多く使用される。
ルタには、不織布等のシート状の素材を、プリーツ状に
折り曲げ加工して形成されたろ材を用いるものがある。
この種のろ材では、隣接するプリーツ同士の密着による
エアろ過面の減少を防止するために、ろ材の表裏面に、
プリーツと直角方向に延びるビードを、所定の間隔で形
成したものが多く使用される。
【０００３】通常、前記ビードの形成にはホットメルト
樹脂が用いられ、これらのビードは、折り曲げ加工前の
素材段階で、表裏面の同じ位置に形成されている。ビー
ド形成後の折り曲げ加工を容易にするために、プリーツ
状の折り曲げ部の内側で、ビードに不連続部を設けた
り、ホットメルト樹脂に発泡剤を混入して、ビードに柔
軟性を持たせたりしたものもある。
樹脂が用いられ、これらのビードは、折り曲げ加工前の
素材段階で、表裏面の同じ位置に形成されている。ビー
ド形成後の折り曲げ加工を容易にするために、プリーツ
状の折り曲げ部の内側で、ビードに不連続部を設けた
り、ホットメルト樹脂に発泡剤を混入して、ビードに柔
軟性を持たせたりしたものもある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のエアフ
ィルタ用ろ材は、表裏面の同じ位置に同じ所定の間隔で
ビードが多数に形成されるので、ビード形成用の樹脂を
多量に必要とする。このため、これらの樹脂のコストが
高くなり、かつ、ろ材は使用後に廃棄されるので、樹脂
資源の無駄使いともなる。
ィルタ用ろ材は、表裏面の同じ位置に同じ所定の間隔で
ビードが多数に形成されるので、ビード形成用の樹脂を
多量に必要とする。このため、これらの樹脂のコストが
高くなり、かつ、ろ材は使用後に廃棄されるので、樹脂
資源の無駄使いともなる。
【０００５】また、樹脂は比重が大きいのでろ材が重く
なり、交換時等の取り扱いに大きな労力を必要とする問
題もある。
なり、交換時等の取り扱いに大きな労力を必要とする問
題もある。
【０００６】そこで、この発明の課題は、ビード用の樹
脂資源を節約でき、かつ、軽くて取り扱いが容易なエア
フィルタ用ろ材を提供することである。
脂資源を節約でき、かつ、軽くて取り扱いが容易なエア
フィルタ用ろ材を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、シート状の素材がプリーツ状に折り
曲げ加工され、その表裏面に、プリーツと直角方向に延
びるビードを所定の間隔で形成したエアフィルタ用ろ材
において、前記ろ材のエア流入側に向く表面側のビード
の間隔を、エア流出側に向く裏面側のビードの間隔より
も広くした構成を採用したものである。
めに、この発明は、シート状の素材がプリーツ状に折り
曲げ加工され、その表裏面に、プリーツと直角方向に延
びるビードを所定の間隔で形成したエアフィルタ用ろ材
において、前記ろ材のエア流入側に向く表面側のビード
の間隔を、エア流出側に向く裏面側のビードの間隔より
も広くした構成を採用したものである。
【０００８】すなわち、エアフィルタのエア流入側で
は、隣接するろ材のプリーツ同士が風圧により押し広げ
られ、逆にエア流出側では、ろ材の隣接するプリーツ同
士が流入側の風圧で接近する。このため、エア流入側に
向くろ材の表面側では、ビードの間隔を裏面側より広く
しても、プリーツ同士が密着する心配はなく、この表面
側でのビード形成用樹脂を節約できるとともに、ろ材を
軽量化することができる。
は、隣接するろ材のプリーツ同士が風圧により押し広げ
られ、逆にエア流出側では、ろ材の隣接するプリーツ同
士が流入側の風圧で接近する。このため、エア流入側に
向くろ材の表面側では、ビードの間隔を裏面側より広く
しても、プリーツ同士が密着する心配はなく、この表面
側でのビード形成用樹脂を節約できるとともに、ろ材を
軽量化することができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、図１乃至図３に基づき、こ
の発明の実施形態を説明する。このエアフィルタ用ろ材
１は、図１に示すように、不織布２をプリーツ状に折り
曲げ加工して形成され、図中に矢印で示すエア流入方向
に向く表面と、エア流出側の裏面とに、それぞれプリー
ツと直角方向に延びるビード３ａ、３ｂがホットメルト
樹脂で形成されている。このホットメルト樹脂には、発
泡剤を混入してもよい。
の発明の実施形態を説明する。このエアフィルタ用ろ材
１は、図１に示すように、不織布２をプリーツ状に折り
曲げ加工して形成され、図中に矢印で示すエア流入方向
に向く表面と、エア流出側の裏面とに、それぞれプリー
ツと直角方向に延びるビード３ａ、３ｂがホットメルト
樹脂で形成されている。このホットメルト樹脂には、発
泡剤を混入してもよい。
【００１０】前記裏面側のビード３ｂは約５０ｍｍの間
隔で形成され、表面側のビード３ａは、裏面側のビード
３ｂの２本おきの位置に合致させて、約１５０ｍｍの間
隔で形成されている。
隔で形成され、表面側のビード３ａは、裏面側のビード
３ｂの２本おきの位置に合致させて、約１５０ｍｍの間
隔で形成されている。
【００１１】図２に示すように、前記各ビード３ａ、３
ｂは、隣接するプリーツ間に隙間を形成して、プリーツ
同士の密着によるエアろ過面の減少を防止するようにな
っている。なお、各ビード３ａ、３ｂは、プリーツ状の
折り曲げ部の内側で不連続に形成されている。
ｂは、隣接するプリーツ間に隙間を形成して、プリーツ
同士の密着によるエアろ過面の減少を防止するようにな
っている。なお、各ビード３ａ、３ｂは、プリーツ状の
折り曲げ部の内側で不連続に形成されている。
【００１２】前記エアが流入するろ材１の表面側は、ビ
ード３ａの間隔が広いが、隣接するプリーツ同士が風圧
で押し広げられる方向に撓もうとするので、プリーツ同
士が密着することはない。一方、隣接するプリーツ同士
がエア流入側の風圧で接近するように撓むろ材１の裏面
側は、ビード３ｂの間隔を狭くして、この撓みを防止す
るようになっている。
ード３ａの間隔が広いが、隣接するプリーツ同士が風圧
で押し広げられる方向に撓もうとするので、プリーツ同
士が密着することはない。一方、隣接するプリーツ同士
がエア流入側の風圧で接近するように撓むろ材１の裏面
側は、ビード３ｂの間隔を狭くして、この撓みを防止す
るようになっている。
【００１３】図３は、上述したろ材１を用いたエアフィ
ルタを示す。このエアフィルタは、前後面が通気用に開
口し、その四周が側板４で囲まれた直方体形状のケース
の上側板４ａが着脱されて、ろ材１がプリーツを上下方
向に向けて上方から挿入されたものである。ろ材１は、
前記ビード３ａの間隔が広い表面側を、図中に矢印で示
すエア流入方向に向けて挿入されている。なお、ケース
のエア流出側には、ろ材１の後面側を支える桟部材５が
取り付けられ、各側板４の内面には、シール部材（図示
省略）が貼り付けられている。
ルタを示す。このエアフィルタは、前後面が通気用に開
口し、その四周が側板４で囲まれた直方体形状のケース
の上側板４ａが着脱されて、ろ材１がプリーツを上下方
向に向けて上方から挿入されたものである。ろ材１は、
前記ビード３ａの間隔が広い表面側を、図中に矢印で示
すエア流入方向に向けて挿入されている。なお、ケース
のエア流出側には、ろ材１の後面側を支える桟部材５が
取り付けられ、各側板４の内面には、シール部材（図示
省略）が貼り付けられている。
【００１４】上述した実施形態では、裏面側のビード間
隔を一定とし、表面側のビードを裏面側ビードの２本お
きの位置に合致させて形成したが、表裏面のビード間隔
は必ずしも一定ととする必要はなく、かつ、表裏面のビ
ード形成位置も必ずしも合致させなくてもよい。
隔を一定とし、表面側のビードを裏面側ビードの２本お
きの位置に合致させて形成したが、表裏面のビード間隔
は必ずしも一定ととする必要はなく、かつ、表裏面のビ
ード形成位置も必ずしも合致させなくてもよい。
【００１５】なお、本発明に係るエアフィルタ用ろ材
は、実施形態に示したケースに限定されることはなく、
各種のケースに収納して使用される。
は、実施形態に示したケースに限定されることはなく、
各種のケースに収納して使用される。
【００１６】
【発明の効果】以上のように、この発明のエアフィルタ
用ろ材は、エアフィルタのエア流入側となり、隣接する
プリーツ同士が風圧により押し広げられる表面側で、ビ
ードの間隔を裏面側よりも広くし、その形成本数を少な
くしたので、ビード用の樹脂資源を節約でき、かつ、ろ
材を軽量化して取り扱いの容易なものとすることができ
る。
用ろ材は、エアフィルタのエア流入側となり、隣接する
プリーツ同士が風圧により押し広げられる表面側で、ビ
ードの間隔を裏面側よりも広くし、その形成本数を少な
くしたので、ビード用の樹脂資源を節約でき、かつ、ろ
材を軽量化して取り扱いの容易なものとすることができ
る。
【図１】エアフィルタ用ろ材の実施形態を示す一部省略
外観斜視図
外観斜視図
【図２】図１のII−II線に沿った断面図
【図３】図１のろ材を組み込んだエアフィルタを示す外
観斜視図
観斜視図
１ ろ材 ２ 不織布 ３ａ、３ｂ ビード ４、４ａ 上側板 ５ 桟部材
Claims (1)
- 【請求項１】 シート状の素材がプリーツ状に折り曲げ
加工され、その表裏面に、プリーツと直角方向に延びる
ビードを所定の間隔で形成したエアフィルタ用ろ材にお
いて、前記ろ材のエア流入側に向く表面側のビードの間
隔を、エア流出側に向く裏面側のビードの間隔よりも広
くしたことを特徴とするエアフィルタ用ろ材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001029405A JP2002233724A (ja) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | エアフィルタ用ろ材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001029405A JP2002233724A (ja) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | エアフィルタ用ろ材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002233724A true JP2002233724A (ja) | 2002-08-20 |
Family
ID=18893759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001029405A Pending JP2002233724A (ja) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | エアフィルタ用ろ材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002233724A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021035681A (ja) * | 2018-06-29 | 2021-03-04 | 日東電工株式会社 | エアフィルタユニット |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57204022U (ja) * | 1981-06-16 | 1982-12-25 | ||
| JPH0199423U (ja) * | 1987-12-22 | 1989-07-04 | ||
| JPH03217210A (ja) * | 1990-01-22 | 1991-09-25 | Sanyo Electric Co Ltd | エアフィルタ |
| JP2000084333A (ja) * | 1998-09-10 | 2000-03-28 | Toray Ind Inc | フィルタ |
-
2001
- 2001-02-06 JP JP2001029405A patent/JP2002233724A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57204022U (ja) * | 1981-06-16 | 1982-12-25 | ||
| JPH0199423U (ja) * | 1987-12-22 | 1989-07-04 | ||
| JPH03217210A (ja) * | 1990-01-22 | 1991-09-25 | Sanyo Electric Co Ltd | エアフィルタ |
| JP2000084333A (ja) * | 1998-09-10 | 2000-03-28 | Toray Ind Inc | フィルタ |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021035681A (ja) * | 2018-06-29 | 2021-03-04 | 日東電工株式会社 | エアフィルタユニット |
| JP7324739B2 (ja) | 2018-06-29 | 2023-08-10 | 日東電工株式会社 | エアフィルタユニット |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080129 |
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080422 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20080422 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100217 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100223 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100629 |