JP2002370007A - エアフィルタ用ろ材 - Google Patents

エアフィルタ用ろ材

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JP2002370007A
JP2002370007A JP2001180304A JP2001180304A JP2002370007A JP 2002370007 A JP2002370007 A JP 2002370007A JP 2001180304 A JP2001180304 A JP 2001180304A JP 2001180304 A JP2001180304 A JP 2001180304A JP 2002370007 A JP2002370007 A JP 2002370007A
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JP
Japan
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filter medium
pleats
filter
bead
air filter
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Pending
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JP2001180304A
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English (en)
Inventor
Asataro Nishikawa
浅太郎 西川
Shoji Miyoshi
正二 三好
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AKUSHII KK
AQC Corp
Original Assignee
AKUSHII KK
AQC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ろ材洗浄時の水切り性が優れたビード方式の
ろ材を提供することである。 【解決手段】 ろ材1の表裏面に付着させた各ビード2
a、2bに、プリーツの谷折り部分とは別に、各折り山
毎に片側2箇所ずつの不連続部3を設けることにより、
プリーツを縦向きにして洗浄槽やリンス槽からろ材1を
取り出す際に、プリーツの各折り山間で水が容易に流下
し、優れた水切り性が得られるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリーツ折りし
たシート状ろ材の折り山間隔を、その表裏面に付着させ
たビードにより保持したエアフィルタ用ろ材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】エアフィルタ用ろ材には、シート状ろ材
をプリーツ折りしたものが多く用いられている。このプ
リーツ折りタイプのろ材は、プリーツを縦向きにしてフ
レームに収納され、ろ材の有効濾過面積を確保するため
に、プリーツの折り山間に所定の間隔を形成するセパレ
ート手段が設けられている。
【0003】このセパレート手段の代表的なものとして
は、シート状ろ材の表裏面にプリーツと直交する樹脂ビ
ードを付着するビード方式、櫛歯状の厚紙製スタビライ
ザをプリーツと直交させて差し込むスタビライザ方式、
波状に形成したアルミニウム箔製のセパレータをプリー
ツの折り山間に挿入するセパレータ方式等がある。
【0004】ビード方式のろ材は、予めプリーツ折り用
の折り目線を入れた長尺のろ材シートに、この折り目線
と直交するビードを表裏面に付着し、このビードを付着
したろ材シートを折り目線に沿ってプリーツに畳み込み
したのち、所望の長さ寸法に切断する方法で量産でき、
製造コストも安価であるので最も多く採用されている。
【0005】一方、最近のエアフィルタでは、ろ材を洗
浄して再使用できるように、洗浄可能なろ材に対する要
望が高まっている。このろ材洗浄は、粗洗浄から仕上げ
洗浄まで、ろ材を数回以上洗浄槽に浸漬して行われ、仕
上げ洗浄には超音波洗浄等が採用される。仕上げ洗浄後
のろ材をリンス槽に浸漬し、抗菌処理を行うこともあ
る。これらの洗浄槽やリンス槽へのろ材の浸漬は、プリ
ーツを縦向きにしてフレームに収納したまま行われる。
【0006】前記スタビライザ方式やセパレータ方式の
ろ材は、厚紙のスタビライザやアルミニウム箔のセパレ
ータと一体に組み立てられているので、超音波洗浄に適
さない。これに対して、ビード方式のろ材は、ビードが
樹脂材料で形成されているので、そのまま超音波洗浄す
ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のビード
方式のろ材のビードは、プリーツと直交方向に連続的に
延び、プリーツ折りで対向する樹脂ビード同士が融着し
たものが多いので、ろ材洗浄時にプリーツを縦向きにし
て洗浄槽やリンス槽に浸漬する際に水切り性が悪く、乾
燥時間が長くなる問題がある。一部には、プリーツ折り
が阻害されないように、プリーツの谷折り部分でビード
に不連続部を設けたものもあるが、プリーツの折り山高
さが70mm以上となるような折り山高さの高いろ材
は、この谷折り部分の不連続部のみでは、十分な水切り
性を確保することができない。
【0008】そこで、この発明の課題は、ろ材洗浄時の
水切り性が優れたビード方式のろ材を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、プリーツ折りしたシート状ろ材の表
裏面に、プリーツと直交方向に延びる樹脂ビードを付着
させて、プリーツの折り山間隔を保持したエアフィルタ
用ろ材において、前記ろ材の表裏面に付着させた各ビー
ドに、前記プリーツの谷折り部分以外の部位で、前記各
折り山毎に少なくとも1箇所の不連続部を設けた構成を
採用したものである。
【0010】すなわち、ろ材の表裏面に付着させた各ビ
ードに、プリーツの谷折り部分とは別に、各折り山毎に
少なくとも1箇所の不連続部を設けることにより、プリ
ーツを縦向きにして洗浄槽やリンス槽からろ材を取り出
す際に、プリーツの各折り山間で水が容易に流下するよ
うにし、優れた水切り性が得られるようにした。
【0011】また、このエアフィルタ用ろ材は、ビード
に不連続部を設けた分だけビード用の樹脂材料を節約で
きるとともに、ろ材の軽量化と濾過面積の増加も期待で
きる付帯効果を有する。
【0012】上述したエアフィルタ用ろ材は、プリーツ
の折り山高さが70mm以上のものに好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、この発明の
実施形態を説明する。このエアフィルタ用ろ材は、図1
および図2に示すように、プリーツ折りしたシート状ろ
材1の表裏面に、プリーツと直交方向へ延びる複数列の
樹脂ビード2a、2bを付着させたものである。
【0014】前記ろ材1は不織布で形成され、プリーツ
の折り山高さは130mmとなっている。また、各樹脂
ビード2a、2bはホットメルト樹脂で形成され、ろ材
1の表裏面の同じ位置に付着されて、プリーツ折りで対
向するもの同士は互いに融着している。
【0015】前記各ビード2a、2bは、プリーツの谷
折り部分の不連続部3aの他に、各折り山毎に片側2箇
所ずつの不連続部3が設けられている。これらの不連続
部3は各折り山の両側で対称な位置に設けられ、プリー
ツ折りで対向する不連続部3同士が同じ位置に来るよう
になっている。
【0016】図3は、このエアフィルタ用ろ材をフレー
ム3に収納した状態を示す。フレーム4は前後面が通気
用に開口し、その四周が側板5で囲まれた直方体形状の
ものであり、図中に矢印で示すエア流入方向に対して、
ろ材1の後面側を支える桟部材6が取り付けられてい
る。図示は省略するが、各側板5の内面には、ろ材1の
四周をシールするシール部材が設けられている。
【0017】前記エアフィルタ用ろ材はプリーツを縦向
きにしてフレーム4に収納されており、ろ材洗浄の際に
はフレーム4ごと洗浄槽やリンス槽に繰り返し浸漬さ
れ、水切り乾燥されて再使用される。
【0018】図4は、上述したエアフィルタ用ろ材につ
いて、JIS B 9908形式2に基づいてエアフィルタ性能試
験を行った結果を示す。比較例として前記不連続部3を
設けないエアフィルタ用ろ材についても、同じエアフィ
ルタ性能試験を行った。
【0019】実施例および比較例のろ材の寸法は、縦6
10mm、横610mm、奥行(プリーツの折り山高
さ)130mmとし、表裏面のビード間隔は50mmと
した。また、エアに混入する試験粉塵は JIS Z 8901 1
5種とし、試験風速は2.5m/秒とした。
【0020】実施例のろ材を用いたエアフィルタは、粉
塵の捕集量の増加に伴う圧力損失の増大傾向が、比較例
のものよりも緩やかであり、圧力損失が限界値となるろ
材交換時期までに、より多くの粉塵を捕集できることが
わかる。これは、前述したように、ビードに不連続部を
設けた分だけろ材の濾過面積が増加したためと考えられ
る。
【0021】上述した実施形態では、表裏面の各ビード
を同じ位置に同じ本数だけ付着したが、これらのビード
はろ材の表裏面で異なる位置に付着してもよく、その本
数も異なるものとしてもよい。
【0022】また、ビードの不連続部をプリーツの谷折
り部分の他に、各折り山毎に片側2箇所ずつ対称な位置
に設けたが、これらの不連続部は必ずしも折り山の両側
で対称である必要はなく、かつ、その箇所数も2箇所に
限定されることはない。各折り山の片側のみに不連続部
を設けてもよい。なお、谷折り部分の不連続部は必須の
ものではない。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明のエアフィルタ
用ろ材は、ろ材の表裏面に付着させた各ビードに、プリ
ーツの谷折り部分とは別に、各折り山毎に少なくとも1
箇所の不連続部を設けたので、プリーツを縦向きにして
洗浄槽やリンス槽からろ材を取り出す際に、プリーツの
各折り山間で水が容易に流下し、優れた水切り性を有す
る。
【0024】また、このエアフィルタ用ろ材は、ビード
に不連続部を設けた分だけビード用の樹脂材料を節約で
きるとともに、ろ材の軽量化と濾過面積の増加も期待で
きる付帯効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアフィルタ用ろ材の実施形態を示す一部省略
外観斜視図
【図2】図1の平面断面図
【図3】図1のろ材をフレームに組み込んだ状態を示す
外観斜視図
【図4】エアフィルタ性能試験における粉塵の捕集量と
圧力損失の関係を示すグラフ
【符号の説明】
1 ろ材 2a、2b ビード 3、3a 不連続部 4 フレーム 5、5a 側板 6 桟部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D019 AA01 BA13 BB03 BD06 CA02 CB09 4D058 JA14 KA08 KA23 KA25

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリーツ折りしたシート状ろ材の表裏面
    に、プリーツと直交方向に延びる樹脂ビードを付着させ
    て、プリーツの折り山間隔を保持したエアフィルタ用ろ
    材において、前記ろ材の表裏面に付着させた各ビード
    に、前記プリーツの谷折り部分以外の部位で、前記各折
    り山毎に少なくとも1箇所の不連続部を設けたことを特
    徴とするエアフィルタ用ろ材。
  2. 【請求項2】 前記プリーツの折り山高さが70mm以
    上のものである請求項1に記載のエアフィルタ用ろ材。
JP2001180304A 2001-06-14 2001-06-14 エアフィルタ用ろ材 Pending JP2002370007A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008212781A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Nippon Muki Co Ltd エアフィルタ
JP2010058037A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Yunipakku:Kk フィルタ装置
JP2010058038A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Yunipakku:Kk プレ・メイン一体型フィルタ装置
JP2013503735A (ja) * 2009-09-07 2013-02-04 マン ウント フンメル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 流体濾過用フィルタ

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