JP2600882Y2 - ダブルプリーツ型エアフィルタ - Google Patents

ダブルプリーツ型エアフィルタ

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JP2600882Y2
JP2600882Y2 JP1992078065U JP7806592U JP2600882Y2 JP 2600882 Y2 JP2600882 Y2 JP 2600882Y2 JP 1992078065 U JP1992078065 U JP 1992078065U JP 7806592 U JP7806592 U JP 7806592U JP 2600882 Y2 JP2600882 Y2 JP 2600882Y2
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lattice
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文男 中島
健 山口
仁 新沼
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Nippon Muki Co Ltd
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Nippon Muki Co Ltd
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、空気清浄装置に使用さ
れるエアフィルタに関するもので、更に詳しくは中央空
調方式から個別分散方式に到る種々のエアコンディショ
ナに最適なコンパクトであるダブルプリーツ型エアフィ
ルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ひだ形成されたろ材を更にV字型
に折ったダブルプリーツ型エアフィルタには、ろ材の最
上流部および/または最下流部を風圧に対して補強する
ために補強体として開口率約70%の金属製ラス網が使
用されているのが通常である。ラス網は剛性があり、ろ
材の補強には過分な強度を有するが、以下のような問題
を有している。即ち、組立挿入時に変形しやすく、また
取扱いが困難なため、作業性や資材歩留の低下につなが
り、また、ろ材と接触する端面が平滑でないために、組
立挿入時にろ材を傷つけてしまい、エアフィルタ本来の
性能を低下させてしまい、更には、焼却時に補強体のみ
が減容しないという不都合を有する。
【0003】このような、不都合を有する金属製ラス網
に代わるものとして、例えば実公平4−14097号に
開示されるように、合成樹脂製平板に多数の孔を設けた
補強体が提案されている。しかしながら、このような合
成樹脂製平板に多数の孔を設けた補強体では、補強体は
孔以外の部分ではろ材と密着してしまい、このため通気
性を阻害し、圧力損失が高くなるという不都合を有す
る。本考案は前記従来の不都合を解消したダブルプリー
ツ型エアフィルタを提供することを目的とする。
【0004】本考案のダブルプリーツ型エアフィルタ
は、前記目的を達成するために、ひだ折りされたろ材を
V字型にしたダブルプリーツ型エアフィルタにおいて、
ろ材との接触面側において表面段差を備えた合成樹脂格
子体からなる補強体で、ろ材の最上流部および/または
最下流部を補強したことを特徴とする。また、請求項2
記載のダブルプリーツ型エアフィルタは、前記補強体
は、線状格子部材を直交させて格子状にし、ろ材との接
触面側において前記線状格子部材の交点にのみ突起を設
けることにより表面段差を備えるようにした合成樹脂格
子体からなる補強体であることを特徴とする。
【0005】
【作用】本考案のダブルプリーツ型エアフィルタによれ
ば、ろ材との接触面側において表面段差を備えた合成樹
脂格子体からなる補強体を用いたために、該表面段差に
よりろ材と補強体が密着してしまうことを防止できる。
しかも補強体は合成樹脂格子体に構成されるので、補強
体は強度を維持しつつ、しかも焼却により減容される。
【0006】
【実施例】次に本考案ダブルプリーツ型エアフィルタの
実施例を図面に基づき説明する。図1は、本考案ダブル
プリーツ型エアフィルタの一実施例の斜視図を示すもの
で、ひだ形成されて更にV字型に折った所謂ダブルプリ
ーツ型のろ材10を枠体20内に収容してある。
【0007】図2は前記ろ材10の最上流部および最下
流部に補強体30を配置した状態を示したもので、該補
強体30は図3及び図4に示すように、タテ方向の線状
格子部材31とヨコ方向の線状格子部材32を直行させ
て重ね合わせるようにして一体成形した合成樹脂補強体
として構成してある。図示のものでは開口率は57%程
度となっている。開口率は補強体30の強度により約1
0〜90%のものを適宜選択できる。尚、前記補強体3
0はその端部を枠体20の上下板21,21に固着する
ことにより固定するようにした。
【0008】前記実施例では、補強体30はろ材10の
最上流部および最下流部の両方に配置したが、最上流部
のみに、或いは最下流部のみに配置しても構わない。ま
た、必要があれば、ろ材10の最上流部および最下流部
以外の場所に配置してろ材10を更に補強しても構わな
い。
【0009】尚、前記補強体30は、例えば、図5及び
図6に示すように、一方向に並列する線状格子部材33
に、他方向に並列する線状格子部材34を斜交させて重
ね合わせ菱形状の格子体として一体成形した合成樹脂補
強体に構成してもよい。このように、斜交させ、菱形状
の格子体とした場合は、前記実施例のものが剛構造によ
りろ材10を補強するものとすれば、菱形状の格子体に
より柔軟な構造となり、風圧によるろ材10の変形に補
強体30が追随しやすくなる。
【0010】また、前記補強体30を、図7及び図8に
示すように、線状格子部材35を直行させて格子状に
し、ろ材10との接触面側において前記線状格子部材3
5の交点にのみ突起36を設けることにより、ろ材10
との接触面積をより小さくし、しかも補強体30とろ材
10との間全体を気流が回り込めるようにできる。
【0011】前記補強体30は、焼却して減容できると
ともに補強体30としての必要強度を備える必要がある
ため、ABS樹脂やポリプロピレン等の合成樹脂が好ま
しく、特に大きな強度を必要とる場合は、合成樹脂にガ
ラス繊維やタルク等を充填したものを用いるのが好まし
い。
【0012】また、補強体30を構成する線状格子部材
の表面を成形時に平滑になるように製造しておけば、ろ
材10との接触によっても、ろ材10に傷を付ける恐れ
がなく、組付け時の作業性を向上できると共にフィルタ
性能の低下を抑えることができる。
【0013】また、前記補強体30と同様に枠体20も
合板や、合成樹脂等の焼却可能な部材で形成しておけば
フィルタ全体が減容率の非常に大きなものとなる。ま
た、前記補強体30のタテ方向両端の線状格子部材3
1,33,34,35と上下板21,21とはホットメ
ルト系接着剤等の接着手段により面接着され強固に固定
されるため、気流によるろ材10の脹らみ等の変形を防
止できる。
【0014】
【考案の効果】このように、本考案のダブルプリーツ型
エアフィルタによれば、補強体は従来の合成樹脂板と同
等の強度を維持しつつ、しかも圧力損失を低下させるこ
とがなく、処理効率に優れ、しかも減容率も大きいダブ
ルプリーツ型エアフィルタを提供できるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ダブルプリーツ型エアフィルタの一実施
例の斜視図
【図2】前記実施例のろ材と補強体の配置を示す説明図
【図3】前記実施例の補強体の平面図
【図4】図3のIV−IV断面図
【図5】補強体の他実施例を示す平面図
【図6】図5のVI−VI断面図
【図7】補強体の更なる他実施例を示す平面図
【図8】図7のVIII−VIII断面図
【符号の説明】
10 ろ材 20 枠体 21 上下板 30 補強体 31 線状格子部材 32 線状格子部材 33 線状格子部材 34 線状格子部材 35 線状格子部材 36 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 46/52 F24F 13/28

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ひだ折りされたろ材をV字型にしたダブ
    ルプリーツ型エアフィルタにおいて、ろ材との接触面側
    において表面段差を備えた合成樹脂格子体からなる補強
    体で、ろ材の最上流部および/または最下流部を補強し
    たことを特徴とするダブルプリーツ型エアフィルタ。
  2. 【請求項2】 前記補強体は、線状格子部材を直交させ
    て格子状にし、ろ材との接触面側において前記線状格子
    部材の交点にのみ突起を設けることにより表面段差を備
    えるようにした合成樹脂格子体からなる補強体であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のダブルプリーツ型エアフ
    ィルタ。
JP1992078065U 1992-10-15 1992-10-15 ダブルプリーツ型エアフィルタ Expired - Fee Related JP2600882Y2 (ja)

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JP7058149B2 (ja) * 2017-06-08 2022-04-21 タキロンシーアイシビル株式会社 プリーツ型成形体

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