JPH04140280A

JPH04140280A - 循環式自動シート供給装置

Info

Publication number: JPH04140280A
Application number: JP26533690A
Authority: JP
Inventors: Katsunori Masai; 克典正井; Toshio Yoshiyama; 吉山　敏雄; Akihiro Kondo; 昭浩近藤
Original assignee: Mita Industrial Co Ltd
Current assignee: Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Priority date: 1990-10-02
Filing date: 1990-10-02
Publication date: 1992-05-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、トレイに積載されたシートの上側から、その
シートを１枚づつ順次、複写機などのシ−ト使用装置へ
供給し、そのシート使用装置での使用済みシートを、１
枚づつ順次、前記積載されたシートの下側に送り込む下
給紙上戻し方式の循環式自動シート供給装置に間するも
のである。

［従来の技術］従来、複写機などでは、循環式自動原稿供給装置（ｒｅ
ｃｉｒｃｕｌａｔ、ｉｎｇ　ａｕｔｏｍａｔｉｃ　ｄｏ
ｃｕｍｅｎｔ　ｆｅｅｄｅｒ）が用いられている。この
装置は、原稿を積載したトレイから、原稿を１枚づつ複
写機のコンタクトガラス上へ供給し、また、複写し終わ
った原稿を１枚づつ再度トレイ上の積載原稿の中へ戻す
ことが行われている。

その循環の仕方としては、積載された原稿の下側から１
枚づつ、コンタクトガラス上へ送り込み、また、複写し
終わった原稿を、１枚づつ積載されている原稿の上側へ
送り込む、いわゆる下給紙上戻し方式のものと（ＵＳＰ
　４１６９，６７４号公報参照）、積載された原稿の上
側から１枚づつ、コンタクトガラス上へ送り込み、また
、複写し終わった原稿を、１枚づつ積載されている原稿
の下側へ送り込む、いわゆる下給紙上戻し方式のもの（
特開平！−２５６４２９号公報参照）が知られている。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、上記下給紙上戻し方式のものは、上戻し
の点はよいが、下絵紙の際不都合が起こる。

すなわち、多い枚数の原稿を複写する場合、その積載重
量が大きくなるので、下側の原稿を抜き出そうとすると
、重送や無給紙などのトラブルが生し易い。そのトラブ
ルを避けるためには、原稿のセット枚数を少なくするか
、あるいはどうしても多くしたい場合は、真空吸引装置
なとの特別な機構を付加しなければならないという課題
がある。

また、上記下給紙上戻し方式のものは、主給紙の点はよ
いが、下戻しの際の工夫において、複雑等の課題がある
。

本発明は、このような従来の循環式自動原稿供給装置の
課題を解消した、下給紙上戻し方式の循環式自動シート
供給装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］本発明は、トレイに積載されたシートの上側から、その
シートを１枚づつ順次、シート使用装置へ供給し、その
シート使用装置での使用済みシートを積載されたシート
の下側に送り込む循環式自動シート供給装置において、
積載されたシートの上側から、そのシートを１枚づつ順
次、シート使用装置へ供給するシート供給手段と、シー
ト使用装置から搬送され、戻ってきた使用済みシートの
先端部の進行状態に応じて、その進行方向に沿って移動
しながら、積載されたシートの下側から、それら積載さ
れたシートを持ち上げ、さらに、戻ってきた使用済みシ
ートが積載されたシートの下側に送り込まれた後、それ
らシートを降下させ、その後進行方向の反対方向に移動
して、元の位置へ戻るシート戻し部材を有するシート戻
し手段とを備えた循環式自動シート供給装置である。

［作用］本発明は、シート供給手段によって、積載されたシート
の上側から、そのシートを１枚づつ順次、シート使用装
置へ供給し、シート使用装置から搬送され、戻ってきた
使用済みシートの先端部の進行状態に応し・で、その進
行方向乙こ沿って、シート戻し部材を移動させながら、
積載されたシートの下側から、それら積載されたシート
を持ち上げ、さらに、戻ってきた使用済みシートが積載
されたシートの下側に送り込まれた後、それらシートを
降下させ、その後進行方向の反対方向に移動させて、元
の位置へ戻しておく。

［実施例］以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は、本発明の一実施例にかかる循環式自動シート
供給装置を複写機の上部に取り付けた状態を示す略本断
面図である。

同図において、１００は、複写機上部であって、１００
ａは原稿が複写のため載置されるコンタクトガラスであ
る。

この複写機上部１００に取り付けられた循環式自動シー
ト供給装置は、右側に、原稿を反転し、あるいは、排出
トレイ２上に排出するための原稿反転部１を有し、中央
に、その排出トレイ２及び、原稿を搬送するための搬送
部３を有し、左側に、原稿を積載し、コンタクトガラス
１００ａ上に供給する循環式原稿供給部４を有している
。

その搬送部３は、搬送ベルト３１、搬送ローラ３２など
から構成されている。また、反転部１は、搬送ベルト３
１によって、送り出されてきた原稿を反転させるか、排
出トレイ２へ排出するかを切り替える切り替え爪１１、
反転ローラ１２、排出ローラ１３などから構成されてい
る。

第２図は、原稿供給部４の拡大断面図であり、第３図は
その原稿供給部４の部分的平面図である。

同図において、原稿７は、平板状箱体である原稿載置ト
レイ５上に積載されるようになっている。

１５は、その原稿７を横から挟むためのカーソルである
。この原稿載置トレイ５の内部には、原稿７の移動方向
に沿って、プーリ１８．１９に張架されたチェーン１７
が配設されている。その一方のプーリ１９は、駆動モー
タ１２によって回転するようになっている。

更に、その原稿載置トレイ５の内部には、レール１６が
２本そのチェーン１７に平行に配設され、その２本のレ
ール１６には、シート戻し部材としてのローラ２０を回
転且つ上下動可能に支持している箱２１がスライド可能
に懸架されている。２２はその支持軸である。すなわち
、この箱２１には、第４図に示すように、電磁ソレノイ
ド２３が固定され、そのロッド２３１には、高い位置に
形成された軸受は湾曲部２４１と、低い位置に形成され
た軸受は湾曲部２４２を有する軸受は部材２４が取り付
けられている。そして、同図に示すように、そのロッド
２３１が引っ込んでいる場合は、軸２２はその高い位置
の軸受は湾曲部２４１で回転可能に支持され、ローラ上
部２０１は箱２１から突出し、第５図に示すように、ロ
ッド２３１が突き出た状態では、軸受は部材２４が右寄
りに移動して、軸２２は、その低い位置の軸受は湾曲部
２４２で支持され、ローラ上部２０１は箱２１内に納ま
るようになっている。

この箱２１の下部には、上記チェーン１７が固定され、
そのチェーン１７の移動によって、図面上左右方向、（
原稿進行方向）に移動するようになっている。また、原
稿載置トレイ５のＬ面５ｏには、左右方向に細長い切り
欠き窓５１が形成され、ローラ２０の上部２０１がその
上面５ｏより上方へ突出可能になっている。

原稿載置トレイ５の上面５ｏの右端縁は、コンタクトガ
ラス１００ａに傾斜面２５によって連接されている。こ
の傾斜面２５の中程には、第３図に示すように、搬送ベ
ルト８が４カ所に分かれて露出して設けられている。ま
た、傾斜面２５の中央部には、原稿のその位置における
存在を検知するためのフォトセンサ１３が設けられてい
る。更に、傾斜面２５に対向する位置には切り替え爪１
ｏが設けられている。１０１はその切り替え爪】０を回
動させるための軸である。

また、第２図に示すように、同じく傾斜面２５に対向す
る位置に、所定間隔の戻り搬送路を形成する搬送板２６
、そして搬送ローラＩｌａが配設されている。更に、こ
の搬送板２６の上方には、所定間隔の供給搬送路を形成
する上側搬送板２７が配設されている。またその上側搬
送板２７には、搬送ローラｌｌａに対向して、搬送ロー
ラＩｌｂが設けられている。この一対の搬送ローラｌｌ
ａ、１１ｂによって、原稿がコンタクトガラス１ｏｏａ
ｈへ送り込まれるようになっている。

更に、その上側搬送板２７の中央付近には、窓２７ａが
切り欠き形成されている。そして、その窓２７ａの右側
即ちコンタクトガラス１００ａ側には、左右移動可能な
支持部材６が配置されている。この支持部材６は、第３
図に示すように、中央位置に、少し間隔をおいて２本の
棒６１，６２を有している。そして、窓２７ａを通して
、左側へ移動し、原稿載置トレイ５の上面５ｏ付近まで
突き出ることが出来るようになっている。

更に、第２図に示すように、それら上側搬送板２７や支
持部材６の上方には、下方へ回動可能な、先端にローラ
９】を備えた原稿供給アーム９が設けられている。なお
、２８は、排出トしイ２の延長にあるカバーである。

次に、本実施例の動作を説明する。

原稿供給部４を用いて、循環して原稿を供給する場合に
ついて述へる。

積載原稿７を上側から１枚づつ、順次コンタクトガラス
１００ａに送り出す場合は、次のようにして行われる。

第６図に示すように、予め、切り替え爪１０を下方に切
り替えておく。そして、アーム９を下方に回動し、積載
原稿７の上にローラ９１を当接し、そのローラ９１を反
時計方向に回転する。それによって、−容土の原稿７１
が図に示すように、上側搬送板２７と、下側搬送板２６
０間に送り込まれ、更に搬送ローラｌｌａ、ｌｌｂ及び
搬送ベルト３１によって、コンタクトガラス１００ａ上
に送り込まれる。なお、アーム９はその後、上方へ回動
して次の原稿７１の供給まで待機する。

このようにして、コンタクトガラス１００ａ上りこ送り
込まれた原稿７１は、光を照射されるなとして、複写が
行われる。

複写が終了すると、今度は原稿７１は、積載原稿７の下
側へ収納される。次にその様子を説明する。

第７図に示すように、先ず予め切り替え爪１０を上方へ
切り替えておく。そして、積載原稿７の右端に存在して
いるローラ２０を上昇させる。すなわち、第５図に示す
ような状態にあったローラ２０を、第４図に示すように
、電磁ソレノイド２３を駆動して、軸受は部材２４を引
っ込め、軸２２を高い位置の湾曲部２４１へ移動させる
。その結果、その軸２２に支持されたローラ２０も高い
位置に来るので、ローラ上部２０１は、箱２１から出て
、原稿配置トレイ上面５０の窓５１から突出する。

その結果、第８図に示すように、そのローラ上部２０１
の突出によって、積載原稿７の右端が持ち上がる。第９
図は、その積載原稿７の持ち上がり状態を搬送ベルト側
からみた図である。図から分かるように、積載原稿７は
その中央部のみが一ヒに大きく持ち上けられ、両端側は
垂れて、全体として湾曲した状態となっている。

そのような積載原稿７の持ち上がり状態において、支持
部材６がその積載原稿７の下側に移動してきて、その積
載原稿７の中央部を、第８図、第９図に示すように、支
持する。

次に、コンタクトカラス１００ａ上にあった原稿７１を
搬送ヘルド３１、搬送ベルト８を利用して、その積載原
稿７の持ち上げられて出来た隙間に送り込む。

さらに、ローラ２０を上昇させた状態で、原稿７１の進
行方向に沿って、第１０図に示すように移動させる。即
ち、第２．３図に示すように、モータ１２を駆動するこ
とによって、チェーン１７を回転し、それにより箱２１
を左の方へ移動させる。その結果、ローラ２０も左方向
へ移動していく。それに伴い、積載原稿７は、順次右か
ら左へその中央部が持ち上けられ、湾曲状態となってい
く。しかも、積載原稿７の右端は、支持部材６が支持し
ているので、積載原稿７は、そのローラ２０の移動によ
って垂れてこない。さらに、積載原稿７の中央部が持ち
上げられて湾曲状態となっているため、ローラ２０がい
くら左端の方へ移動しても、積載原稿７が垂れて原稿載
置トレイ上面５０に載置してしまう心配が無い。

このようにして、ローラ２０の進行にともない、戻され
てきた原稿７１がその出来た隙間にスムースに入り込ん
でいく。

そして、ローラ２０が積載原稿７の左端まで移動し終わ
り、フォトセンサ１３が戻り原稿７１の後端を検知して
、戻り原稿７１がその積載原稿７の下に送り込まれ終わ
ったことを認識した後、ローラ２０は、第１１図に示す
よう乙こ降下する。即ち、第４図に示す状態から、電磁
ソレノイド２３を駆動して、ロット２３１を伸ばす。そ
れによって、軸受は部材２４が移動して、第５図に示す
ように、軸２２は低い位置の湾曲部２４２で受けられる
ようになる。その結果、ローラ上部２０１は引っ込み、
原稿載置トレイ上面５ｏから突出しなくなる。また、支
持部材６も後退させる。

それから、ローラ２０を、第１２図に示すように、元の
方向へチェーン１７を利用して戻していく。なお、その
戻し過程で、次の原稿７１の供給を始める。

このようにして、原稿７を順次循環させる。

なお、本発明のシートは、上記実施例では、原稿であっ
たが、その他のものであっても勿論良い。

また、本発明のシート使用装置は、上記実施例では複写
機であったが、それに限らず、ファクシミリなと他の装
置でも勿論よい。

また、本発明のシート供給手段は、上記実施例では、搬
送ヘルド８．３１なとであったが、他の手段によってシ
ートを供給できるものであってもよい。

また、本発明のシート戻し部材は、上記実施例では、ロ
ーラであったが、これに限らず、積載シートを持ち上げ
ることが出来るものであれば他の手段でも勿論よい。

また、本発明のシート戻し部材は、上記実施例では、シ
ートの中央をローラて、持ち上げるようになっているが
、シートの両側を持ち上げて湾曲させるようになってい
てもよい。その場合は、支持部材もシートの右端の両側
を支持するようにすればよい。その場合もシートは、シ
ート進行方向に交叉する方向に湾曲するので、垂れる心
配がなくなる。

また、本発明のローラは、本実施例では、積載原稿７を
持ち上げながら、スムーズに移動できるように、能動的
に時計方向に回転できるようになっているが、必ずしも
その必要はなく、従動的に回転するものであってもよい
。

また、本発明のシート戻し手段は、シート戻し部材を操
作するため、電磁ソレノイド、モータ、チェーン等を用
いていたが、それらの手段に限られないことは言うまで
もない。

［発明の効果］以上説明したところから明らかなように、本発明は、シ
ート使用装置から搬送され、戻ってきた使用済みシート
の先端部の進行状態に応じて、その進行方向に沿って移
動しながら、積載されたシートの下側から、それら積載
されたシートを持ち上げ、さらに、戻ってきた使用済み
シートが積載されたシートの下側に送り込まれた後、そ
れらシート全体を降下させ、その後進行方向の反対方向
に移動して、元の位置へ戻るシート戻し部材を有するシ
ート戻し手段を備えているので、上側からの給紙は当然
スムースに行うことが出来、また、下側戻しも、シート
戻し手段によってシート先端が案内されながらスムーズ
に戻って行くので、積載原稿と下戻しされる原稿間にほ
とんど摩擦がなく、簡単な構造で、確実にスムーズにシ
ートを積載シートの下側に戻すことが出来るという長所
を有する。

また、戻し部材としてローラを用いた場合は、持ち上げ
移動の過程で、積載シートを引きする心配が無い。

更に、そのローラを上昇させて移動する際、シート使用
装置側へ能動的に適度に回転させることによって、積載
シートの引きずりを完全に防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明にかかる循環式自動シート供給装置の
一実施例を示す断面図、第２図は、同実施例の一部断面
図、第３図は、同実施例の一部平面図、第４図及び、第
５図は、同実施例のローラ部分を中心とする断面図、第
６図〜第１２図は、同実施例の動作を説明するための略
本断面図である。１・・・反転部、３・・・搬送部、４・・・原稿供給部
、５・・・原稿載置トレイ、６・・・支持部材、７．７
１・・・原稿（シート）、８．９・・・シート供給手段
、１７・・・チェーン、２０・・・ローラ（シート戻し
部材）、２１・・・箱、２３・・・電磁ソレノイド、２
４・・・軸受は部材、３１・・・搬送ベルト、１００・
・・複写機（シート使用装置）、１００ａ・・・コンタ
クトカラス。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）トレイに積載されたシートの上側から、そのシー
トを１枚づつ順次、シート使用装置へ供給し、そのシー
ト使用装置での使用済みシートを、前記積載されたシー
トの下側に送り込む循環式自動シート供給装置において
、前記積載されたシートの上側から、そのシートを１枚
づつ順次、前記シート使用装置へ供給するシート供給手
段と、前記シート使用装置から搬送され、戻ってきた使
用済みシートの先端部の進行状態に応じて、その進行方
向に沿って移動しながら、前記積載されたシートの下側
から、それら積載されたシートを持ち上げ、さらに、前
記戻ってきた使用済みシートが前記積載されたシートの
下側に送り込まれた後、それらシートを降下させ、その
後前記進行方向の反対方向に移動して、元の位置へ戻る
シート戻し部材を有するシート戻し手段とを備えたこと
を特徴とする循環式自動シート供給装置。
（２）前記シート戻し部材は、前記積載されたシートに
接触し持ち上げるローラを有するものであることを特徴
とする請求項１記載の循環式自動シート供給装置。
（３）前記ローラは、前記積載されたシートの中央部又
は両側部を持ち上げるようになっており、そのローラが
、前記積載されたシートの、前記シート使用装置側の端
部を持ち上げた際、その持ち上げられたシートの中央部
又は両側部を下側から支持し、前記戻ってきたシートが
送り込まれ、シートが降下する際、その中央部又は両側
部の支持をやめる支持部材が更に設けられていることを
特徴とする請求項２記載の循環式自動シート供給装置。