JPH04140264A - 画像記録装置における用紙排出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、複写機、プリンタ等の画像記録装置における
用紙排出装置に係り、特に、記録後の用紙をフェイスア
ップもしくはフェイスダウンに選択的に排出する技術に
関する。

［従来の技術］ 従来、複写機やプリンタ等においては、複写または印刷
（以下、印刷とのみ記す）された用紙を、印刷面を下向
きにして印刷の順序に従って順次積み重ねて、印刷後の
用紙を印刷した順序通りに取り出すことができるように
排出を行う、いわゆるフェイスダウン方式と、印刷後の
用紙を上向きに排出して順次その上に積み重ねていく、
いわゆるフェイスアップ方式の２通りの排出手段を有す
るものがある。

後者のフェイスアップ方式は、前者のフェイスダウン方
式にて排出を行っている途中で、混入させたくない内容
を印刷する、いわゆる割り込みを行いたい場合や、フェ
イスダウンとは異なるトレイに排出したい場合や、印刷
を行いたい用紙がカールを嫌う例えばＯＨＰフィルムや
封筒や葉書などの場合に主として使用される。

なお、定着後の用紙の搬送をフェイスアップとフェイス
ダウンとに切換え案内するための構成としては、第６図
に示すようなものかある。同図において、後述する本実
施例と同等の部材には同符号を付している。搬送方向を
切換え案内するための手段として用紙案内部材１３が設
けられており、７リフタ１０本体に収納可能なフェイス
アップ方式により排出された用紙１１を受は取るトレイ
１２を開放することにより、トレイ１２に設けた突起１
２ａが用紙案内部材１３に設けたレバー１３ａを押し上
げて用紙案内部材１３を変位させるようになっている。

また、用紙案内部材１３は、トレイ１２を閉じた際に用
紙をフェイスダウン方向に導くよう変位した状態にある
が、排出される用紙に押されて変位してしまうために紙
詰まりを起こすことがある。

これを防ぐために、用紙案内部材１３をフェイスダウン
方向に導くよう変位した状態を保てるように付勢部材に
より付勢しているものがある。

５発明か解決しようとする課題］ ところで、このようにフェイスアップとフェイスダウン
との２通りの排出方式のいずれかをユーザは任意に設定
するようになっている。ところが、用紙の中でも厚みの
ある用紙はフェイスダウン方式ではカールし易く、しわ
が生じ易い傾向を有する。それに対して、使用者は用紙
の厚さの仕様まで気に留めないことか多いため、印刷後
の用紙にカール等が発生していることにより初めて仕様
外の用紙であることに気付き、再び印刷をやり直すとい
った手間を要していた。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、用紙の厚さを検知して自動的に適切な排出方
式が選択されるようにして厚紙のカールやしわ等が発生
するのを未然に防止することができる画像記録装置にお
ける用紙排出装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために本発明は、画像記録後の用紙
を、該記録面を上向きに排出するフェイスアップもしく
は下向きに排出するフェイスダウンのいずれかに選択的
に切換えて排出可能とする排出手段を有した画像記録装
置ににおける用紙排出装置において、用紙の厚さを検知
する用紙厚検知手段と、前記用紙厚検知手段により検知
した用紙の厚さに応じて、前記排出手段を選択し切換え
る駆動及び制御手段とを備えたものである。

［作用］ 上記の構成により、用紙厚検知手段により用紙の厚さを
検知し、検知した用紙の厚さに応じて、駆動及び制御手
段は、排出手段を、フェイスアップもしくはフェイスダ
ウンのいずれかに選択的に切換える。

［実施例］ 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。

第１図は本実施例による用紙排出装置のブロック構成を
示す、この排出装置は、排出経路をフェイスアップ又は
フェイスダウンに切換える排出経路切換え機１１１１０
２と、排出経路の設定状態を認識する認識機構１０３と
、用紙厚を検出する用紙厚検出機構１０１と、前記の各
機構を制御する制御機構１００とから構成されている。

第２図は本用紙排出装置の排出経路を選択し切換える動
作を示すフローチャートである。ます、排出経路つまり
用紙の排出されるトレイの設定状態を調べ（Ｓｌ）、フ
ェイスアップとなっているときはそのまま印字を行い（
Ｓ２）、フェイスダウンとなっているときは、上述した
理由から、用紙厚に応じて排出経路を切換えるようにな
っている。すなわち、用紙か所定の基準値よりも厚い時
は、フェイスアップに切換えて（Ｓ４）、印字する（Ｓ
５）。用紙か前記基準値よりも薄い時はフェイスダウン
のまま印字する（Ｓ６）。

なお、制御機構１００は周知のマイクロコンピュータか
ら構成され、前記基準値はマイクロコンピュータのＲＯ
Ｍに記憶されている。

第３図は本用紙排出装置を搭載した画像記録装置の一例
としてプリンタ（又は複写機）を示す。

プリンタ１０は、フェイスアップとフェイスダウンの２
通りの排出方式を有し、用紙１１は用紙挿入トレイ２１
より給紙ローラ２２により挿入され、用紙厚検知部７０
（後述）に到達し、用紙厚が検知される。その後、用紙
１１は用紙搬送路６０を通って、所望の像を形成する画
像形成部２３まで搬送される。画像形成部２３では、画
ＯＡ信号処理部を含んだ光学装置２４により感光体ドラ
ム２３ａに静電潜像か形成され、トナーを付着させるこ
とにより、静電潜像は可視像とされ、転写帯電器２３ｂ
により用紙１１にトナーを転写する。

トナーを転写された用紙１１は用紙搬送路２５を通り定
着器２６において熱と圧力によりトナーを用紙１１に定
着する。定着後の用紙１１は、定着器２６内に設けられ
た定着排出ローラ２６ａにより排出部に搬送される。

排出部の排出機構としては、用紙１１をフェイスダウン
とフェイスアップに切換える用紙案内部材１３が設けら
れている。この用紙案内部材１３を変位させることによ
り、用紙をフェイスアップ方向１４、あるいはフェイス
ダウン方向１５に切換えることができる。フェイスアッ
プ方向１４の先にはトレイ軸２００の回りに回動して開
放されるトレイ１２が、フェイスダウン方向１５の先に
は本体上面のフェイスダウン用トレイｌｌａが位置して
いる。

第４図（ａ）（ｂ）は用紙厚検知部７０の具体例での動
作状態を示す。用紙厚検知部７０は用紙厚に応じて回動
する用紙厚センサ５１と、このセンサ５１の作動により
オン、オフする用紙厚スイッチ５０とからなる。そして
、用紙１１か用紙厚センサ５１を通過することにより、
用紙厚スイッチ５０をオン或はオフする。搬送されてく
る用紙１１の厚さがある一定厚さ以上であると、第４図
（ａ）に示すように、用紙厚スイッチ５０の接点５１か
オンすることにより、用紙厚が検知できるようになって
いる。これらの構成は第１図の用紙厚検知機構１０１に
相当する。

第５図は排出機構の周辺の詳細構成を示す。

本体側面には、フェイスアップ用のトレイ１２の開閉を
検出することにより、フェイスアップ、ダウンを認識す
る認識スイッチ３００が設けられている。この認識スイ
ッチ３００は、第１図の認識機構１０３に相当するもの
で、トレイ１２を開放したフェイスアップ状態でオフと
なり、トレイ１２を閉じたフェイスダウン状態でオンと
なる。

また、トレイ１２はトレイ軸２００の回りに回動自在で
、このトレイ１２を駆動するためにトレイ軸２００はベ
ルト２０１によりトレイ駆動モータ２０２に連結されて
いる。これらの構成は第１図の切換え機構１０２に相当
する。用紙案内部材１３の切換え作用は前述した通りで
ある。

いま、トレイ１２が閉じてフェイスダウン状態にあると
き、用紙１１が用紙厚検知部７０を通過して一定以上の
用紙厚さを検知した場合には、フェイスアップ、ダウン
認識スイッチ３００がオンとなっているので、制御機構
１００（第１図）は、トレイ駆動モータ２０２を矢印２
０２ａ方向に回転させてベルト２０１に伝達し、トレイ
軸２００を駆動してトレイ１２を開放させて、排出機構
をフェイスアップ状態とする。用紙１１は排出機構の用
紙案内部材１３に案内されて、トレイ１２にフェイスア
ップ状態で排出される。一方、トレイ１２が開放されて
フェイスアップ状態にあるときは、用紙厚に無関係に、
用紙１１は排出機構を通り、トレイ１２にフェイスアッ
プ状態で排出される。また、用紙厚が一定以下の時は通
常の排出動作を行なう。

なお、本発明は上記実施例構成に限られず種々の変更が
可能で、例えば、用紙厚検知部７ｏの用紙厚センサ５１
は用紙の厚みに応じて回動し、スイッチをオン、オフす
るものを示したが、回動する角度を検知することにより
用紙厚を検知するものであってもよい。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、用紙厚検知手段により検
知した用紙の厚さに応じて、フェイスアップ方式もしく
はフェイスダウン方式のいずれかの排出手段を選択し切
換えるようにしているので、用紙の厚みに応じて適正な
排出方式が自動的に選択される。従って、用紙の厚みも
しくは種類によって排出方式が適切でなく、例えば厚紙
にカールやしわなどが生じるといったことを未然に防止
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による用紙排出装置のブロッ
ク構成図、第２図は本装置の動作のフローチャート、第
３図は画像記録装置の概略構成図第４図（ａ）（ｂ）は
用紙厚検知機構の一例を示す図、第５図は排出機構を示
す図、第６図は従来の排出機構を示す図である。 １００・・・制御機構、１０１・・・用紙厚検出機構、
１０２・・・排出経路切換え機構、１０３・・・認識機
構１３・・・用紙案内部材、７０・・・用紙厚検知部。 出願人　　　　ブラザー工業株式会社 代理人　　　　　弁理士　板　谷　康　夫第 図 ら２

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）画像記録後の用紙を、該記録面を上向きに排出す
   るフェイスアップもしくは下向きに排出するフェイスダ
   ウンのいずれかに選択的に切換えて排出可能とする排出
   手段を有した画像記録装置ににおける用紙排出装置にお
   いて、 用紙の厚さを検知する用紙厚検知手段と、 前記用紙厚検知手段により検知した用紙の厚さに応じて
   、前記排出手段を選択し切換える駆動及び制御手段とを
   備えたことを特徴とする画像記録装置における用紙排出
   装置。