JPH04139440A - ハロゲン化銀乳剤の製造方法 - Google Patents

ハロゲン化銀乳剤の製造方法

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JPH04139440A
JPH04139440A JP26334190A JP26334190A JPH04139440A JP H04139440 A JPH04139440 A JP H04139440A JP 26334190 A JP26334190 A JP 26334190A JP 26334190 A JP26334190 A JP 26334190A JP H04139440 A JPH04139440 A JP H04139440A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ハロゲン化銀粒子からなる感光性微粒子乳剤
の製造方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、感光材料として用いられるハロゲン化銀乳剤の調
製法としては、分散媒にハロゲン化物を含む反応器に硝
酸銀等の可溶性銀塩溶液を導入して、直接両者を反応さ
せてそのまま成長させる、いわゆるシングルジェット法
、及び可溶性の銀塩とハロゲン化物を別個の管を通じて
分散媒を含む反応器に同時導入して該反応器中で反応さ
せて成長させる、いわゆるダブルジェット法が主流であ
り、これらの方法に関してはT、H,ジェームス編“T
he Theory of Photographic
 Process、”第4版、Macn+1llan 
、1977年等に詳しく紹介されている。また一方にお
いて、V、L、Zeltkman  S。
阿几evi著” Making and Coatin
g PhotographicEmulsions、”
Focal Press、 P、  219 (196
4)等にも紹介されている様に、銀塩とハロゲン化物の
固溶液及びゼラチン等の保恒剤を含む溶液の3者を同時
に反応溶液中に導き、生成物を連続的に取り出す、いわ
ゆる連続法等の方法も知られている。或いは最近公開さ
れた特開平1−183,417号公報に開示されている
様に、予め保恒剤溶液を含む小タンク中で可溶性根塩と
ハロゲン化物溶液をダブルジェット法でハロゲン化銀微
粒子を調製し、これを連続的に反応器に導き、反応器中
で該微粒子を再溶解して反応器内の粒子の成長のf@質
源とする方法が知られている。
しかしながら、シングルジェント法を用いて異種ハロゲ
ンを含むハロゲン化銀固溶体粒子を調製する場合、粒子
内、粒子間のハロゲン分布や粒子内歪の制御は本質的に
困難である。これに対してダブルジェット法や連続法の
場合は粒子内、粒子間のハロゲン分布制御は比較的容易
に行えるが、既存粒子の特定部位または全表面上に、よ
り溶解度の低い異種のハロゲン化銀等をエピタキシャル
成長させる場合、高濃度の異種ハロゲンイオンが直接的
に既存粒子を攻撃する効果が裂けられない為に、基盤と
その上に成長した部分の間に格子の不整合が起こり、成
長部分に転位を生む結果になることが知られている(特
開平1−183417、同1−183644、同1−1
83645号公報等)。一方、反応前室を設け、高速攪
拌下に超微粒子(以下溶質源粒子と称する)を調製し、
この溶質源粒子を反応器に導入する方法は異種のハロゲ
ンイオンによる既存粒子との直接的な反応は回避できる
が、攪拌を施すに必要な最小限のスペースと反応前室か
ら反応器の有効攪拌域へ溶質源粒子を導く為の配管を必
要とする為に、溶質源粒子はその滞留時間中に自分自身
の成長や結晶の完全化がおこり、溶質源粒子としての溶
解活性が成る程度低下することは避けられない。特に反
応器中の溶液の温度は一般に高温の為、該溶液中の配管
に溶質源粒子が滞留している間の活性低下が問題となる
。その上、この種の装置の場合、溶質源粒子を安定に調
製するには高性能の攪拌機その他の付帯設備が必要であ
り、更にこれをスケールアップする場合、小スケールの
場合と同様の均一攪拌を実現することは困難である。
従って、より簡便に高活性の溶質源粒子を調製する方法
が待望される。
従来法のこれらの欠点を解消する方法として、銀塩溶液
とハロゲン化物等を含む溶液を反応器溶液の有効攪拌域
近くまで管で導き、そこではしめて両者をT字管または
Y字管を用いて反応させ、生成超微粒子を直ちに溶液中
に放出する方法も考えられるが、この様な方法では両反
応液の均一混合が困難であり、特にスケールを大きくし
た時に著しい、また、混合の均一性を向上させる目的で
銀イオンとハロゲンイオンの混合部分の管の口径を小さ
くすると、今度は新たに凝集粒子による管の目詰まりの
問題を生ずる。
特に銀塩及びハロゲン塩水溶液濃度が高いとこの問題が
大きな障碍になる。
一方、米国特許4.434,226、同4.414.3
10、同4,433,048、同320899、同43
1,864、同4.414.306、同4,490.4
58、同4.413.053、同320.908、同4
29.403、同320.898、同431,455、
特開昭58−113.926、同5B−95,337、
同58111.933号明細書や公報等に開示されてい
る様に、平板状の二重双晶粒子は個々の粒子の受光面積
が大である為に感度的に有利であり、しかも体積に対す
る表面積が大である為に分光増感色素を多く吸着させる
ことができて分光感度も向上させることができる。また
光散乱が小さい為に鮮鋭度の劣化が防止できる。現像銀
を直接画像として用いる黒白写真の場合には単位塗布銀
量あたりの光学濃度が高い為に省銀が可能である。この
様に様々な利点を有する平板粒子ではあるが通常の方法
で調製するとサイズ分布が拡大しやすい(T、Sugi
moto、Photogr、Sci、Eng、 28巻
、137頁、1984年)ので画像の高いコントラスト
が得にくい欠点を有する。臭化銀又は沃臭化銀を基本と
するこれらの平板状粒子は大部分が平行二重双晶であり
、調製の際はその側面の成長活性が極めて高い為に核生
成初期に生成した極く一部の二重双晶核は同時生成した
他の大部分の正常異核の再溶解で放出される臭化銀溶質
を受けて平行二重双晶のみが選択的に生き残るオストワ
ルド熟成過程を利用する。その後、この平板の種粒子に
比較的高pBrで硝酸銀と臭素イオンを主体とするハロ
ゲン溶液をダブルジェット法で成長させると種粒子のサ
イズ分布を維持または縮小させることができる。従って
高度に分布の狭い平板粒子を調製するには、まず平板種
晶段階でサイズ分布を狭くすることが望まれる。それに
は最初に生成する平行二重双晶核の生成確率を上げオス
トワルド熟成後の平板種晶の平均サイズを出来るだけ低
く抑える必要があり、これに関しては微量のヨードイオ
ンを予め反応容液中に加えておき、ダブルジェット法で
臭化銀核を生成させる際の双晶確率を上げる方法が攪案
されている(特開昭62−151840号公報)。
しかし、特にヨードイオンを用いずとも、簡便に同等以
上の双晶生成確率を達成しうる方法があれば更に好まし
い。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は比較的簡便な手段で、しかも凝集粒子に
よる目詰まり等の問題がなく瞬間均一混合によるハロゲ
ン化銀の溶質源粒子を調製し、通常のダブルジェット法
等では実現できなかった歪のないエピタキシャル成長や
特定の部位にエピタキシャル成長したハロゲン化銀粒子
を含む乳剤を調製する方法を提供するとともに、双晶確
率の高い該溶質源粒子の特徴を生かして、平板粒子の形
成の核として利用しうる方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の上記の目的は、以下の様な方法で達成される。
ハロゲン化銀乳剤の製造工程の少なくともその一部にお
いて、可溶性の銀塩溶液及びハロゲン化物溶液を各々別
経路で多重同軸ノズルに導き、最外周の管の出口と、そ
れより内側の管の出口との間で直接混合反応させ、生成
したハロゲン化銀超微粒子を分散媒を含む反応器に放出
して、核生成および/または成長のための溶質源にする
ことを特徴とするハロゲン化銀乳剤の製造方法。
本発明の事例を第1図を用いて説明する。
まず、可溶性の銀塩溶液1とハロゲン化物溶液2を別個
の管により二重の同軸ノズル3に導く。
この二重同軸ノズル3は内軸管4と外周管5から成り、
内輪管の出口6は外周管の出ロアより一定の距離だけ奥
に設定されており、外周管を通ってきた一方の溶液と内
輪管を通ってきた他方の溶液は内輪管の出口で始めて出
会うことになる。更に外周管と内輪管の各断面積に差を
つけ、これによる流出溶液の線速度の差に基く剪断力を
利用して両者を均一混合し、外周管の出口までに少なく
とも大部分の反応を完了させ、反応生成物8を放出する
。これにより、目詰まり等の問題もなく溶解活性の高い
溶質源粒子が調製され、平板粒子形成における双晶生成
確率を上昇させたり、エピタキシャル成長等を円滑に行
うことができる。但しここで言う難溶性銀化合物とは溶
解度積にしてlo−6以下の化合物を言う。
本発明の調製方法において、複数のハロゲン溶液を用い
たり、ハロゲン化銀溶剤や成長抑制剤、分光増感色素等
を同時混合する目的で二重以上の多重同軸ノズルにして
も差し支えない。
また、本発明の調製方法において、内輪管の先端を封じ
、代りに先端近くに小孔を多数あけて出口を分散すると
、スケールアップの際の混合の均一性を保つのに特に有
効である。
可溶性の銀塩としては硝酸銀、過塩素酸銀等が用いられ
るが、特に硝酸銀が好ましい。可溶性のハロゲン化物と
しては塩化物、臭化物、沃化物等のアルカリ金属塩やア
ンモニウム塩等が好ましく用いられる。
そして、これらは溶媒に溶解する限り如何なる濃度で用
いてもよいが、溶質源粒子の凝集を防止する意味では0
.5μ以下が好ましく、特に0゜1μ以下であれば更に
好ましい。また溶媒としては水が最も好ましい。
また、銀イオンの相手となる可溶性の塩化物、臭化物、
沃化物等は単独で用いても、混合物で用いても、或いは
二重前以上の多重管同軸ノズルへ別個に導入してもよい
。銀イオンの添加速度に対するこれらのハロゲン化物の
添加速度は銀イオンと当量であってもよいし、過不足が
あってもよいが、感光材料のカブリを防止する意味で、
生成したハロゲン化銀超微粒子が最終的に反応器の溶液
に導入された段階に於て、溶液中の銀イオンの溶解量が
これら対イオンの溶解量以下となる様に調節することが
望ましい。
本発明に用いられる可溶性のハロゲン化物溶液や銀塩i
9液等の一部又はすべてにゼラチンや水溶性ポリマー等
の保恒剤や、界面活性剤を加えることにより、溶質源粒
子の凝集防止を回ることが望ましい。しかも、多くの場
合、溶質源粒子の粒径を小さくし、溶解活性を高める為
その調製は室温またはそれ以下の低温で行われるので、
保恒剤としてゼラチンを使用する場合は室温でセットし
ない分子量5万以下の低分子量ゼラチンが好ましく用い
られる。溶質粒子乳剤に含まれる保恒剤の濃度は任意で
あるが、通常は0.5重量%以上、10重量%以下で使
用されることが好ましい。
同軸ノズルの置かれる位置は特に制限はなく、反応液中
でも液外でもよいが溶質源粒子の生成後直ちに反応液中
に放出分散させる意味では反応液中が好ましく、中でも
攪拌羽根近傍が特に好ましい。
本発明の方法はホスト粒子と異なる構造組成の結晶をエ
ピタキシャル成長させる時に特に有効であるが、この方
法を最初から用いて粒子形成を行ってもよい。後者の場
合は溶質源粒子の一部が成長の核として働くことになり
、特に臭化銀の場合、この溶質源粒子は一般に双晶確率
が通常のダブルジェット法における核生成より高いので
、サイズ分布の狭い双晶粒子を選択的に調製する際には
特に好ましく用いられる。従って、目的によっては粒子
形成の初期だけに末法を用いてもよい。勿論、同軸ノズ
ル添加と同時に通常のダブルジェットやシングルジェッ
トを行ってもよいし、末法を用いたのち、通常のダブル
ジェット法やシングルジェット法に移行してもよい。
本発明の同軸ノズル法でエピタキシャル成長を行う場合
、溶質源粒子の導入速度が速く、その添加時間内に溶質
源粒子の全てが再溶解してゲスト結晶になりきらない場
合は適当な物理熟成の時間をとる必要がある。その時間
は溶質源粒子の導入速度や添加量、ホスト溶液系の温度
、溶剤の有無等によって異なるが、例えば65°C乃至
75°C程度の温度で無溶剤の場合は略々30分以内で
完了する。勿論導入速度が十分低く、再溶解速度とバラ
ンスする場合には物理熟成時間を特にとる必要はない。
本発明の方法によるハロゲン化銀粒子の製造時に、必要
に応してハロゲン化銀溶剤を用いることにより、粒子サ
イズ粒子の形状(直径/厚み比)、粒子のサイズ分布、
粒子の成長速度をコントロールできる。溶剤の使用量は
反応溶液の10−’〜1゜O重置%、特に10−”〜1
0−1重量%が好ましい。
しばしば用いられるハロゲン化銀溶剤としては、チオシ
アン酸塩、アンモニア、チオエーテル、チオ尿素類など
を挙げることが出来る。
例えばチオシアン酸塩(米国特許第2,222゜264
号、同第2,448,534号、同第3゜320.06
9号など)、アンモニア、千オi−チル化合物(例えば
米国特許第3,271,157号、同第3,574.6
28号、同第3704.130号、同第4,297,4
39号、同第4.276.347号など)、千オン化合
物(例えば特開昭53−144319号、同53−82
408号、同55−77737号など)、アミン化合物
(例えば特開昭54−10071’7号など)などを用
いることができる。
ハロゲン化銀粒子形成または物理熟成の過程において、
カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジウム
塩またはその錯塩、ロジウム塩またはその錯塩、鉄塩ま
たは鉄錯塩などを共存させてもよい。
本発明の調製方法において、可溶性銀塩溶液および可溶
性ハロゲン化物溶液の添加の方法は下記のいかなる方法
でもよい。
すなわち、各溶液は一定速度で添加してもよいし、また
粒子成長を速めるために可溶性銀塩溶液および/または
可溶性ハロゲン化物溶液の添加速度、添加量、添加濃度
を上昇させる方法を用いてもよい。
これらの方法に関しては例えば英国特許第1335.9
25号、米国特許筒3,672,900号、同第3.6
50,757号、同第4,242.445号、特開昭5
5−142329号、同55−158124号等の記載
を参考にすることが出来る。
また、各溶液は連続的に添加してもよいし、また断続的
に添加してもよい。
また、酸性法、中性法、アンモニア法のいずれを用いて
粒子形成を行なってもよい。
本発明の方法によって調製されたハロゲン化銀粒子は、
必要により化学増感をすることが出来る。
化学増感のためには、例えばH,Fr1eser 編D
ie Grundlagen der Photogr
aphischen Prozessewit Sil
berhalogeniden (Akademisc
heνerlagsgesellschaft、 l 
968 ) 675〜734頁に記載の方法を用いるこ
とができる。
すなわち、活性ゼラチンや銀と反応し得る硫黄を含む化
合物(例えば、チオ硫酸塩、チオ尿素類、メルカプト化
合物類、ローダニン類)を用いる硫黄増感法;還元性物
質(例えば、第一すず塩、アミン類、ヒドラジン誘導体
、ホルムアミジンスルフィン酸、シラン化合物)を用い
る還元増感法;貴金属化合物(例えば、金錯塩のほか、
Pt。
Ir、Pdなとの周期律表■族の金属の錯塩〕を用いる
貴金属増感法、セレン増感法などを単独または組合せて
用いることができる。
これらの具体例は、硫黄増感法については米国特許筒1
,574.944号、同第2.410689号、同第2
,278,947号、同第2゜728.668号、同第
3,656,955号等、還元増感法については米国特
許筒2,983,609号、同第2,419,974号
、同第4. 054.458号等、貴金属増感法につい
ては米国特許筒2.399.083号、同第2,448
゜060号、英国特許第618,061号等の各明細書
に記載されている。
特に本発明の製造方法によるハロゲン化銀粒子には金増
感又は硫黄増感、或いはこれらの併用が好ましい。
本発明の方法における写真乳剤の保恒剤(結合剤または
保護コロイド)としては、ゼラチンを用いるのが有利で
あるが、それ以外の親水性コロイドも用いることができ
る。
たとえばゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分子とのグ
ラフトポリマー、アルブミン、カゼイン等の蛋白質;ヒ
ドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、セルローズ硫酸エステル類等の如きセルロース誘導
体、アルギン酸ソーダ、澱粉誘導体などの糖誘導体;ポ
リビニルアルコール、ポリビニルアルコール部分アセタ
ール、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリアクリル酸、
ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビニルイ
ミダゾール、ポリビニルピラゾール等の単一あるいは共
重合体の如き多種の合成親水性高分子物質を用いること
ができる。
ゼラチンとしては石灰処理ゼラチンのほが酸処理ゼラチ
ンやBull、Soc、Sci、Phot、Japan
、 No、 16.30頁(1966)に記載されたよ
うな酵素処理ゼラチンを用いてもよく、又ゼラチンの加
水分解物や酵素分解物も用いることができる。ゼラチン
誘導体としては、ゼラチンにたとえば酸ハライド、酸無
水物、イソシアナート類、ブロモ酢酸、アルカンサルト
ン類、ビニルスルホンアミド類、マレインイミド化合物
類、ポリアルキレンオキシド類、エポキシ化合物類等積
々の化合物を反応させて得られるものが用いられる。
本発明に用いる分散媒としては、具体的にはリサーチ・
ディスクロージャー(RESEARCHD I 5CL
O3URE)第176巻、Nα17643(1978年
12月)の■項に記載されている。
本発明の方法によって製造される写真乳剤には、感光材
料の製造工程、保存中あるいは写真処理中のカブリを防
止し、あるいは写真性能を安定化させる目的で、種々の
化合物を含有させることができる。すなわちアゾール類
、例えばベンゾチアゾリウム塩、ニトロイミダゾール類
、ニトロベンズイミダゾール類、クロロヘンズイミダゾ
ール類、ブロモベンズイミダゾール類、メルカプトチア
ゾール類、メルカプトへンゾチアゾール類、メルカプト
ベンズイミダゾール類、メルカプトチアジアゾール類、
アミノトリアゾール類、ヘンシトリアゾール類、ニトロ
ヘンシトリアゾール類、メルカプトテトラゾール類(特
に1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール)など;
メルカプトピリミジン類;メルカプトトリアジン類;た
とえばオキサドリンチオンのようなチオケト化合物;ア
ザインデン類、たとえばトリアザインデン類、テトラア
ザインデン類(特に4−ヒドロキシ置換(13,3a、
7)テトラアザインデン類)、ペンタアザインデン類な
ど;ベンゼンチオスルフォン酸、ベンゼンスルフィン酸
、ヘンインスルフオン酸アミド等のようなカブリ防止剤
または安定剤として知られた、多くの化合物を加えるこ
とができる。
これらの更に詳しい具体例およびその使用方法について
は、たとえば米国特許3,954.474号、同3,9
82.947号、特公昭52−28.660号に記載さ
れたものを用いることができる。
本発明を用いて作られる感光材料の写真乳剤層または他
の親水性コロイド層には塗布助剤、帯電防止、スベリ性
改良、乳化分散、接着防止及び写真特性改良(例えば、
現像促進、硬調化、増感)等積々の目的で、種々の界面
活性剤を含んでもよい 例えばサポニン(ステロイド系)、アルキレンオキサイ
ド誘導体(例えばポリエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール/ポリプロピレングリコール縮合物、ポリ
エチレングリコールアルキルエーテル類又はポリエチレ
ングリコールアルキルアリールエーテル類、ポリエチレ
ングリコールエステル類、ポリエチレングリコールソル
ビタンエステル類、ポリアルキレングリコールアルキル
アミン又はアミド類、シリコーンのポリエチレンオキサ
イド付加物!り、グリシドール誘導体(例えばアルケニ
ルコハク酸ポリグリセリド、アルキルフェノールポリグ
リセリド)、多価アルコールの脂肪酸エステル類、糖の
アルキルエステル類などの非イオン性界面活性剤;アル
キルカルボン酸塩、アルキルスルフォン酸塩、アルキル
ベンゼンスルフォン酸塩、アルキルナフタレンスルフォ
ン酸塩、アルキル硫酸エステル類、アルキルリン酸エス
テル類、N−アシル−N−アルキルタウリン類、スルホ
コハク酸エステル類、スルホアルキルポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンア
ルキルリン酸エステル類などのような、カルボキシ基、
スルホ基、ホスホ基、硫酸エステル基、リン酸エステル
基等の酸性基を含むアニオン界面活性剤;アミノ酸類、
アミノアルキルスルホン酸類、アミノアルキル硫酸又は
リン酸エステル類、アルキルヘタイン類、アミンオキシ
ド類などの両性界面活性剤;アルキルアミン塩類、脂肪
族あるいは芳香族第4級アンモニウム塩類、ピリジニウ
ム、イミダゾリウムなどの複素環第4級アンモニウム塩
類、及び脂肪族又は複素環を含むホスホニウム又はスル
ホニウム塩類などのカチオン界面活性剤を用いることが
できる。
本発明には、含沸素系化合物を帯電防止、接着防止、す
べり性改良、塗布助剤などの目的のために用いることが
できる。具体的化合物としては、特開昭49−1072
2号、同50−16525号、同53−84712号、
同54−48520号、同54−14224号、同56
−43636号、同57−26719号、同57−14
6248号、同56−1149’45号、同5B−19
6544号、同5B−200235号、特願昭5923
63901号、英国特許第1.259.398号、同1
,417.915号等に記載されている低分子化合物、
又米国特許第4.175,969号、同4,087,3
94号、同4,016゜125号、同3,676.12
3号、同3.679.411号、同4,304,852
号、特開昭52−129520号、同54−15822
2号、同55−57842号、同57−11342号、
同57−19735号、同57−179837号、特願
昭60−202438号、「化学総説隘27、新しいフ
ッ素化学」 (日本化学会線、1980年)里用著「機
能性含フツ素高分子」 (日刊工業新聞社、1982年
)等に記載の高分子化合物又は特開昭60−16565
0号に記載の無機化合物等が挙げられる。
本発明を用いて作られる写真感光材料の写真乳剤層には
感度上昇、コントラスト上昇、または現像促進の目的で
、たとえばポリアルキレンオキシドまたはそのエーテル
、エステル、アミンなどの誘導体、千オニーチル化合物
、チオモルフォリン類、四級アンモニウム塩化合物、ウ
レタン誘導体、尿素誘導体、イミダゾール誘導体、3−
ピラゾリドン類等を含んでもよい。
本発明を用いて作られる写真感光材料には、写真乳剤層
その他の親水性コロイド層に寸度安定性の改良などの目
的で、水不溶又は難溶性合成ポリマーの分散物を含むこ
とができる。例えばアルキル(メタ)アクリレート、ア
ルコキシアルキル(メタ)アクリレート、グリシジル(
メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、ビニル
エステル(例えば酢酸ビニル)、アクリロニトリル、オ
レフィン、スチレンなどの単独もしくは組合せ、又はこ
れらとアクリル酸、メタクリル酸、α、β−不飽和ジカ
ルボン酸、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、
スルホアルキル(メタ)アクリレート、スチレンスルホ
ン酸等の組合せを単量体成分とするポリマーを用いるこ
とができる。
本発明を用いた写真乳剤は、増感色素によって比較的長
波長の青色光、緑色光、赤色光または赤外光に分光増感
されてもよい、増感色素として、シアニン色素、メロシ
アニン色素、コンプレックスシアニン色素、コンプレッ
クスメロシアニン色素、ホロポーラ−シアニン色素、ス
チリル色素、ヘミシアニン色素、オキソノール色素、ヘ
ミオキソノール色素等を用いることができる。
これらの増感色素は、ハロゲン化銀乳剤の開存感度を実
質的に落さない程度の色素濃度で用いるのが有利である
。ハロゲン化銀1モル当り増感色素の約1.0X10−
’〜約5X10−3モル、とくにハロゲン化1!1モル
当り増感色素の約4X10−’〜2X10−’モルの濃
度で用いることが好ましい。
本発明によって製造された写真乳剤に用いられる増感色
素とLテハRESEARC)l  DISCLO3UR
E 176巻 1tem17643 1V項 P、23
(1978年12月)に記載されたものを挙げることが
できる。
ここで、増感色素は、写真乳剤の製造工程のいかなる工
程に存在させて用いることもできるし、製造後塗布直前
までのいかなる段階に存在させることもできる。前者の
例としては、ハロゲン化銀粒子形成工程、物理熟成工程
、化学熟成工程などである。
本発明によって製造された乳剤には以下の如き色像形成
カプラー、即ち、発色現像処理において芳香族1級アミ
ン現像薬(例えば、フェニレンジアミン誘導体や、アミ
ノフェノール誘導体など)との酸化カップリングによっ
て発色しうる化合物と含有してもよい、カプラーは分子
中にバラスト基とよばれる疎水性基を有する非拡散性の
もの、またはポリマー化されたものが望ましい。カプラ
ーは、銀イオンに対し4当量性あるいは2当量性のどち
らでもよい、又、色補正の効果をもつカラードカプラー
、あるいは現像にともなって現像抑制剤を放出するカプ
ラー(いわゆるDIRカプラー)を含んでもよい。又、
カップリング反応の生成物が無色であって、現像抑制剤
を放出する無呈色DIRカップリング化合物を含んでも
よい。
例えばマゼンタカプラーとして、5−ピラゾロンカプラ
ー、ピラゾロベンツイミダゾールカプラーシアノアセチ
ルクマロンカプラー、開鎖アシルアセトニトリルカプラ
ー等があり、イエローカブラーとして、アシルアセトア
ミドカプラー(例えばベンゾイルアセトアニリド類、ピ
バロイルアセトアニリド類)、等があり、シアンカプラ
ーとして、ナフトールカプラー、及びフェノールカプラ
ー等がある。
本発明を用いて得られる写真感光材料には、写真乳剤層
その他の親水性コロイド層に無機または有機の硬膜側を
含有してもよい。例えばクロム塩(クロムミョウバン、
酢酸クロムなど)、アルデヒド類、(ホルムアルデヒド
、グリオキサール、ゲルタールアルデヒドなど)、N−
メチロール化合物(ジメチロール尿素、メチロールジメ
チルヒダントインなと)、ジオキサン誘導体(2,3ジ
ヒドロキシジオキサンなど)、活性ビニル化合物(1,
3,5−)リアクリロイル−へキサヒト0−3−トリア
ジン、1.3−ビニルスルホニル−2−プロパツールな
ど)、活性ハロゲン化合物(2,4−ジクロル−6−ヒ
ドロキシ−8−トリアジンなど)、ムコハロゲン酸類(
ムコクロル酸、ムコフェノキシクロル酸など)、などを
単独または組み合わせて用いることができる。
本発明の製造法による乳剤には、前述の種々の添加剤が
用いられるがこれらについては詳しくは、RESEAR
CHDISCLO5IIRE  第176巻、Item
17643、P、23〜P、28 (1978年12月
)、同第187巻、Item18716、P。
648〜P、650 (1979年11月)に記載され
ている。
また、これらのRESEARCHDISCLO5URE
に記載された他の添加剤も用いることができる。
本発明の製造法によるハロゲン化銀乳剤は必要により他
の乳剤と共に支持体上に一層もしくはそれ以上(例えば
2層、3層)設けることができる。
また、支持体の片側に限らず両面に設けることもできる
。また、異なる感色性の乳剤として重層することもでき
る。
本発明の製造法によるハロゲン化銀乳剤は、黒白ハロゲ
ン化銀写真感光材料(例えば、Xレイ感材、リス型感材
、黒白撮影用ネガフィルムなど)やカラー写真感光材料
(例えば、カラーネガフィルム、カラー反転フィルム、
カラーペーパーなど)に用いることができる。更に拡散
転写用感光材料(例えば、カラー拡散転写要素、銀塩拡
散転写要素)、熱現像感光材料(黒白、カラー)などに
も用いることができる。
実施例I Q、  2moj!の平均球相当径0.86μmの単分
散八面体臭化銀粒子、KB r 10−”mo 1、ゼ
ラチン20gを含む65°Cに保たれた11の水溶液に
対し、撹拌羽根の下にとりつけられた第1図の様な二重
管の同軸ノズル(内軸管は内径III1ml、外径2閣
、外周管は内径2.2m、外径3. 2m+であり、内
輪管の出口は外周管のそれより211Iffl奥に設定
)の内輪管には0.05Nの2w、L%の分子量2万の
ゼラチンを含むKI温溶液外管には同じく0゜05Nの
AgN0.溶液を各分速100dで1分間の同時添加を
行ったのち、15分藺物理熟成を行うと第2図に見られ
る様に選択的にコーナ一部分に新たな結晶が生成する(
乳剤I −A)この新たにコーナ一部に生成した結晶は
7−Ag1であることは第3図のCuKdl線のX線回
折プロフィールより明らかである。
比較例としては、同軸ノズルを用いずに通常の同時添加
を行い、他は同一条件で得た粒子(乳剤1−B)第4図
に見られるようにコーナ一部分のみでなく、エツジ部分
にもAglが生成し、部位選択性が低下することが判る
。また硝酸銀を添加せずKl溶液のみを同様に添加した
場合(乳剤IC)の粒子写真は第5図の様になり、Ag
lはエツジ部分のみに生成する。この様に濃厚なヨード
イオンで直接AgBr粒子の一部をAglに変換すると
エピタキシャル成長するAgl相の二次元核生成はAg
Brのエツジ上で起こることを示している。従って同軸
ノズルを用いないダブルジェット法は丁度Kl単独によ
る変換法と同軸ノズル法の中間にあたり、コーナーにも
エツジにもAgl上の二次核生成がおこることが判る。
実施例2 5mofの平均球相当径0.80μmの単分散八面体臭
化銀、KBro、25moj2、ゼラチン500gを含
む65°Cに保たれた25j2の水溶液に対し、第6図
に示す様な同軸ノズル(内軸管は内径4m、外径8WI
、外周管は内径10m+、外径は14閣であり、内輪管
の先端は閉じており、代わりに図に示した様に径1m+
の孔が合計12個あけられている)の内輪管に0.05
Nの2wt%の分子量2万のゼラチンを含むKl溶液、
外周管に同しく0.05NのAgN0!溶液を各分速2
50011で1分間の同時添加を行ったのち15分間の
物理熟成を行うと第2図と全く同様のコーナー選択性の
Agl/AgBrエピタキシャル粒子が得られた。
実施例3 平均球相当径2.OI1m、平均厚み0.3μmの六角
平板状臭化銀粒子0.42moCKBrl、5g、ゼラ
チン40gを含む1200moj2の水溶液に対し、実
施例1と同じ同軸ノズルを用いて、外管には11あたり
100gのAgN0゜を含む水溶液(A液)を毎分12
.5moj2の速度で導入し、内管には11!、あたり
分子量2万のゼラチン20g、Kl 10.2g、KB
r61g含む水溶液(B液)と11あたり分子量2万の
ゼラチン20g、KBr47.6gを含む水溶液(C液
)の混合液を導入する。但し、B液は定量12゜5m/
分で送液されるが、C液は反応器溶液のpBrが2.0
に保たれる樺に銀電極制御を行いながら送液速度を調節
し、B液とC液は同軸ノズルに入る前に予めT字管で混
合した。ここでA液の添加総量は1000100O分間
の添加)であった。この場合新たに成長したAgBr1
相はAgBr平板粒子の側面から均等に成長し、そのヨ
ード比率は10mo42%である(乳剤I[[−A) 
得られた乳剤m−Aの二重構造平板粒子の電子顕微鏡に
よる直接観察では転位を含む粒子は全く観察されなかっ
た。
乳剤111−Aと同様の調製法であるが、B液としては
KBrを含めず、Inあたり分子量2万のゼラチン20
gとK110.2gを含む溶液を用い、C液はゼラチン
を含まず、11あたりKB r 80gを含む溶液を用
い、硝酸銀溶液とB液のみ各12、 5ml!/分で同
軸ノズルに導入し、C液は別個に反応器の溶液中に直接
添加してpBr2.0に保つようにした(乳剤III−
B) 、その結果乳剤■−Bは乳剤1[[−Aと同様に
転位線を含む粒子は全く観察されなかった。
これに対して、比較用として乳剤111−Bと調製法は
同様であるが、同軸ノズルを用いず、硝酸銀溶液もB液
も12.5d/分で直接反応器溶液に同時添加し、C液
にてpBr2.0に保つように通常のトリプルジェット
法で粒子成長を行った(乳剤III−C) 、この様に
して得られた乳剤■Cの粒子には第7図に示す様にAg
Br相とAgBr1相の境界から、外周側面に向って転
位線を含む粒子が、数にして全体の約3%はど観察され
た。
実施例4 KB r 10−”mo l、ゼラチン20gを含む7
5°Cに得られたl!の水溶液に対し、攪拌羽根の下に
とりつけられた実施例1で用いたのと同じ二重管の同軸
ノズルを用い、内輪管には1wt%の通常のゼラチンを
含む2.2NのKBr溶液、外周管には2NのAgN0
.溶液を各々1分間に亘って等速で各10jdを添加し
、その20秒後にIN  KBrを8H1添加し、その
後20分間物理熟成を行った(乳剤IV−A)、一方間
軸ノズルを用いずに通常のダブルジェット法すなわち硝
M銀溶液とKBrを直接反応器溶液に同時添加する方法
で全く同様の操作を行って得た乳剤壱乳剤IV−Bとす
る。また、KB r 10−”mo flを含むゼラチ
ン溶液にKrlOmmofを予め添加した反応器溶液に
通常のダブルジェット法を用い、同様の操作で得た乳剤
を乳剤IV−Cとする。各乳剤rV−A。
B、Cにおいて、等速添加終了後10秒の時点で反応器
内溶液を4iサンプリングし、直ちに0゜1%の1−フ
ェニル−5−メルカプトテトラゾールのメタノール溶液
と混合して成長を停止した試料を各々試料A−(1)、
B−(1)、C−(1)とする。また、20分間の物理
熟成の終点で同様にサンプリングし、1−フェール−5
−メルカプトテトラゾールで成長を止めた乳■〜A、B
、Cの試料を試料A −(2)、B−(2)、C−(2
)とする。
そして各乳剤の試料(1)と(2)の一部を等量混合し
て得た試料を各々試料A−(3)、B−(31、C−(
3)とする。
試料A −(2)、B−(2)、C−(2)並びに試料
A −(3)、B −(3+、C−(3]を900Or
pmで20分間遠心分離して、上澄みを捨て、沈澱物の
一部を再分散して、カーボンレプリカを作り電子顕微鏡
写真を撮った。試料A −(2)、B−(2)、C−(
2)は大部分成長した平行多重双晶であったが、掻く一
部、物理熟成でも消失せず残留した非平行双晶、−重双
晶、正常晶が含まれていた。試料A −(3)、B−(
3)、C−(3)は各乳剤■の試料(1)に由来する非
常に微細な多数の粒子と、これらと明瞭に区別できる試
料(2)に由来する成長した平行多重双晶その他を含ん
でいた。いま、各試料(3)の電子顕微鏡写真中で試料
(])に由来する微細粒子の数をNとし、成長した平板
粒子の数をTとし、T/ (N−T)なる量を求め、こ
れを各乳剤の試料(1)に元来台まれていた平行多重双
晶核の存在確率の目安とした。
表1はその結果である。
表1より明らかに本発明による乳剤Aの平行多重双晶の
存在確率が高く、この乳剤を種粒子として用いることに
より最終的にサイズ分布の狭い平板粒子乳剤を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図はそれぞれ下記を示す。 第1図:実施例1で用いた同軸ノズル。 第2図:同軸ノズル法で得られた乳剤1−Aの粒子構造
の電子顕微鏡写真。 第3図:乳剤I−Aの接合粒子のX線回折プロフィール
(CuKat線)。 第4図:乳剤1−Bの粒子構造の電子顕微鏡写真。 第5図:乳剤1−Cの粒子構造の電子顕微鏡写真。 第6図:実施例2で用いた同軸ノズル。 第7図:乳剤■−C中に含まれる転位線の入った平板粒
子の構造の電子顕微鏡写真。 第1図および第6図の番号は下記を意味する。 1:可溶性の銀塩溶液 2:ハロゲン化物溶液 :二重同軸ノズル コ内軸管 :外周管 :内軸管の出口 :外周管の出口 :反応生成物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ハロゲン化銀乳剤の製造工程の少なくともその一部にお
    いて、可溶性の銀塩溶液及びハロゲン化物溶液を各々別
    経路で多重同軸ノズルに導き、最外周の管の出口と、そ
    れより内側の管の出口との間で直接混合反応させ、生成
    したハロゲン化銀超微粒子を分散媒を含む反応器に放出
    して、核生成および/または成長の為の溶質源にするこ
    とを特徴とするハロゲン化銀乳剤の製造方法。
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US7297179B2 (en) 2002-09-30 2007-11-20 Fujifilm Corporation Method of producing metal particles, and metal oxide obtained from the particles

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