JPH04137513A - 同軸型ロータリートランスの製造方法 - Google Patents

同軸型ロータリートランスの製造方法

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JPH04137513A
JPH04137513A JP2258548A JP25854890A JPH04137513A JP H04137513 A JPH04137513 A JP H04137513A JP 2258548 A JP2258548 A JP 2258548A JP 25854890 A JP25854890 A JP 25854890A JP H04137513 A JPH04137513 A JP H04137513A
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coil
magnetic powder
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wound
wound coil
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Takeshi Okada
剛 岡田
Kazumasa Chitani
千谷 和正
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Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ1発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオテープレコーダや、ディジタルオーディ
オテープに使用する同軸型ロータリートランスの、外側
の磁性コア(以下ローターコアと称す)への巻コイルの
組立方法に関するものである。
〔従来の技術〕
同軸型ロータリートランスは円筒状をし、第4図の正面
断面図に示す如く、内側のステーターコア2と外側のロ
ーターコア1により構成され、各チャンネル1 20a
、チャンネル220b、チャンネル320c、チャンネ
ル420dは同軸上の数に対応して任意の数を有する。
第4図では4チヤンネルの場合を示す。
従来この種のロータリートランスの各チャンネルに挿入
する巻コイルは、第5図(a)に示す如くマグネットワ
イヤーをトロイダル状に加工した巻コイル5により構成
される。
第4図に示す内側のステーターコア2に於てはコイル組
立ては特に問題はないが、外側のローターコアでは第5
図(b)に示す様に内側に変形させた巻コイル6を第4
図に示すローターコア1のコイル溝21内に挿入し、コ
イル溝位置に於て治具等により機械的な力を加え、第5
図(c)に示す如く巻コイル7をコイル溝内に押し伸ば
してコイルをコイル溝21に固定する為、マグネットワ
イヤーの表面の絶縁皮膜に、キズやピンホールや打痕等
を生じさせ、電気絶縁性の劣化、巻コイルのばらけ等、
製品の品質に欠陥を発生するという問題があった。また
、マグネットワイヤーをトロイダル状に巻線加工してか
らローターコア1内に、しかも各チャンネルごとに挿入
する事などから、組立作業性が非常に悪い欠点があった
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明はこれらの欠点を除去する為、ポリエステル材シ
ートにペースト状の高い透磁率特性を有するNi−Zn
磁性粉末を塗布処理した厚さが約30〜50μmの磁性
粉シートを使用し、磁性粉シートに設けた非磁性帯上の
粘着層上にマグネットワイヤーを巻線して巻コイルを形
成し、磁性粉シートごとローターコアの内壁のコイル溝
に巻コイルを挿入し貼り付は組立てる方法により、組立
性の良好な同軸型ロータリートランスを提供することを
目的とする。
口1発明の構成 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、従来の同軸型ロータリートランスに於ける外
周側のローターコアの内径側のコイル溝に巻コイルを装
着するのに、1チヤンネル毎に巻コイルを巻いて、巻コ
イルを変形させてコイル溝に巻コイルを装着するのでは
なく、片面に粘着層を設けたポリエステル材のシートに
、ローターコアの巻コイルを巻回する部分を帯状に非磁
性帯に残し、他の部分には高い比透磁率特性を有するN
i−Znの磁性粉末を塗布処理し、ポリエステル材シー
トを粘着層を上面にして円筒状の巻治具に巻きつけ、非
磁性帯の粘着層の上面にマグネットワイヤーをローター
コアのコイル溝位置に対応して巻回し、予め焼結成形し
たローターコアの内面のコイル溝に対応した位置に巻コ
イルを装着するよう粘着層により粘着し、ローターコア
に巻線コイルを装着するように構成したもので、同軸型
ロータリートランスのローターコアの巻コイルの形成を
容易にする。
即ち本発明は、同軸型ロータリートランスのローターコ
アの内径側コイル溝に巻コイルを実装する方法に於て、
予め片面に接着層を設けた樹脂フィルムの非接着層上に
、前記ローターコアのコイル溝に対応した位置に、前記
同軸型ロータリートランスのチャンネル数に対応した非
磁性帯層を設け、非磁性帯層を除く部分にNi−Znフ
ェライトから成るペースト状磁性粉末を塗布して磁性粉
シートを形成し、前記同軸型ロータリートランスの内径
と同一径の巻治具に磁性粉シートを接着層を外周側にし
て巻回し、さらに非磁性帯層に巻コイルを形成して複数
巻の円筒状巻コイルを形成し、前記ローターコアの内側
に、接着層及び巻コイルを外周にして前記円筒状巻コイ
ルを挿入し、巻コイル部分を前記コイル溝に挿入位置出
しをし、円筒状巻コイルをローターコアの内側に接着し
形成したことを特徴とする同軸型ロータリートランスの
製造方法である。
〔作用〕
ポリエステル材シートの非磁性帯の裏面の粘着層に巻コ
イルを形成しであるので、ローターコアと対面するステ
ーターコアに巻回される巻コイルとは、従来のロータリ
ートランスと同様な磁気的な結合が容易にはかられ、一
方ローターコアに挿入実装するポリエステル材シート上
に巻回された巻コイルは、一体でローターコアのコイル
溝に装着され、ベースとなっているポリエステル材の持
つ弾力によりコイル溝への挿入、及び巻コイルの変形も
巻コイルのみの時に比べて容易に復旧し易く実装は容易
である。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら詳
細に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すローター側の縦断面斜
視図である。第1図では4チヤンネルを例として説明す
る。第2図(b)に示す如く、円筒状の簡易巻治具16
の外周に、Ni−Znフェライトを樹脂バインダーにね
り込んだ磁性粉シート10をロール状にし巻付ける。磁
性粉シート10は第2図(a)に示すように磁性粉シー
ト10にはローターコアのコイル溝に対応した寸法の非
磁性部分15を設け、第2図(b)に示す簡易巻治具1
6に磁性粉シート10を第2図(a)の磁性粉シート拡
大断面図Bに示すように粘着層を外側にして巻付けた後
、粘着層を有する非磁性部分15にマグネットワイヤー
を規定巻数だけ巻回し、ローター側巻コイル11を構成
する。非磁性部分15は、第1図のローターコア8のコ
イル溝幅Aと同じ寸法で構成されており、その他の部分
はペースト状のNi−Zn磁性粉末を塗布処理した磁性
粉部分14にて構成されている。第2図(a)のBは磁
性粉シート拡大断面図であるが、磁性粉シート10の表
面にはポリエステルフィルムの表面に接着層10aを有
しているので、非磁性部分15にマグネットワイヤーを
巻線した場合、ワイヤーは強固に円筒状巻コイルに固定
され、ローター側巻コイル11のばらけの恐れは無い。
本発明の実施例では磁性粉シート10に4チャンネル分
の巻線を固定した後は、第5図の従来のロータリートラ
ンスにおける巻コイルのアセンブリ例と同様にして、第
1図、及び第3図に示すように、円筒状に成形し非磁性
帯に巻コイルを巻回した磁性粉シート10ごと内側に変
形させローターコア内に挿入し、コイル溝位置にて押し
伸ばし接着層10aの接着効果を利用し、ローターコア
内径に接着固定する様構成する。本発明の巻コイルの挿
入方法はローターコアのコイル溝に挿入される巻コイル
自体に外力は加わらない為、絶縁皮膜にキズ等をつける
事はない。
又、引き出し線の処理については第2図に示す様に、引
き出し線方向や巻いていくチャンネルの順番を考慮すれ
ば、ステーターコアと同じ要領で巻線が出来る為、従来
の巻線に比較し巻コイルの成形作業に於て大幅に巻線効
率を向上出来る。
次に設計時、注意すべき点について、第3図を用い説明
する。
通常、同軸型ロータリートランスでは、ローターコアと
ステーターコアとの間に数μmの空隙が設けられている
が、本発明の場合、約30〜50μmの磁性粉シート1
0をローターコア8の内壁に貼りつける為、その磁性粉
シート10の厚み分りだけローターコア8の内壁を広げ
ておく必要があり、ステーターコア9と組合せた状態に
於て、規定空隙寸法になる様ステーターコアとローター
コアの空隙の間隔を考慮する。
又、コイル溝深さHも磁性粉シート10の厚み分りを考
慮した深さに設計しておくことにより、従来設計と同等
の特性を得る事が可能となる。なお本発明の実施例では
、粘着層を形成した樹脂フィルムはポリエチレンシート
の例で説明したが、ポリエチレンシートに限定するもの
ではなく、他の可撓性樹脂フィルムであれば何れのフィ
ルムシートを用いてもよい。又磁性粉層はポリエチレン
シート上に形成した例で示したが、ポリエチレンシート
に磁性層を形成する部分を段付きにし、ポリエチレンシ
ートの厚さを非磁性帯形成部分より磁性粉層形成部を薄
く形成し、ポリエチレンの薄く形成した凹部に磁性粉層
を形成する様構成してもよい。
ハ0発明の効果 〔発明の効果〕 以上に述べた如く、本発明のローターコアの構造、及び
巻コイルの組立方法を用いることにより、従来の組立方
法で問題となっていたマグネットワイヤーの表面の電気
絶縁皮膜に生じた、キスや、ピンホールや、打痕等によ
る電気絶縁性の劣化、及び巻コイルのばらけ等の製品品
質上の欠点を防止出来る。
又、全てのチャンネルを同時に巻線でき、粘着層により
コイルの固定も出来る構造である事から組立性が大幅に
改善され、極めて良好な同軸型ロータリートランスを提
供する事が可能となる。
尚、本発明ではマグネットワイヤーを巻回して作った巻
コイルによる組立性の向上について説明したが、同様の
原理により接着層性のプリントコイルでも本発明と同様
な同軸型ロータリートランスの製造方法に適用出来る事
はいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるロータリートランスのローターコ
ア側の縦断面斜視図。 第2図は本発明による磁性粉シート及び巻コイル形成手
順を示す図で、第2図(a)は磁性粉シートを展開した
斜視図、第2図(b)は簡易巻治具に磁性粉シートを巻
回し、非磁性帯に巻コイルを形成した斜視図。 第3図は本発明によるロータリートランスの構造断面図
である。 第4図は従来の同軸型ロータリートランスコアの縦断面
図である。 第5図は従来のロータリートランスにおけるマグネット
ワイヤー使用時のコイル組立ての例であす、第5図(a
)は円形に巻コイルを形成した斜視図、第5図(b)は
コイル溝にコイルを収める前の変形した斜視図、第5図
(C)はコイル溝に巻コイルを収め元の形に戻した斜視
図。 1.8・・・ローターコア、2,9・・・ステーターコ
ア、3,11・・・ローター側巻コイル、4,12・・
・ステーター側巻コイル、5.6.7・・・巻コイル、
10・・・磁性粉シート、10a・・接着層、13・・
・ステーター巻コイル接着剤、14・・・磁性粉部分、
15・・・非磁性部分、16・・・簡易巻治具、20a
・・・チャンネル1.20b・・・チャンネル2.20
c・・・チャンネル3.20d・・・チャンネル4.2
1・・・コイル溝、A・・・コイル溝巾、B・・・磁性
粉シート拡大断面図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.同軸型ロータリートランスのローターコアの内径側
    コイル溝に巻コイルを実装する方法に於て、予め片面に
    接着層を設けた樹脂フィルムの非接着層上に、前記ロー
    ターコアのコイル溝に対応した位置に、前記同軸型ロー
    タリートランスのチャンネル数に対応した非磁性帯層を
    設け、非磁性帯層を除く部分にNi−Znフェライトか
    ら成るペースト状磁性粉末を塗布して磁性粉シートを形
    成し、前記同軸型ロータリートランスの内径と同一径の
    巻治具に磁性粉シートを接着層を外周側にして巻回し、
    さらに非磁性帯層に巻コイルを形成して複数巻の円筒状
    巻コイルを形成し、前記ローターコアの内側に、接着層
    及び巻コイルを外周にして前記円筒状巻コイルを挿入し
    、巻コイル部分を前記コイル溝に挿入位置出しをし、円
    筒状巻コイルをローターコアの内側に接着し形成したこ
    とを特徴とする同軸型ロータリートランスの製造方法。
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